JPH01157366A - マイクロ波加熱殺菌方法 - Google Patents

マイクロ波加熱殺菌方法

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JPH01157366A
JPH01157366A JP9517088A JP9517088A JPH01157366A JP H01157366 A JPH01157366 A JP H01157366A JP 9517088 A JP9517088 A JP 9517088A JP 9517088 A JP9517088 A JP 9517088A JP H01157366 A JPH01157366 A JP H01157366A
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heating
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善博 中川
Kiichiro Hirose
喜一郎 広瀬
Yukie Sato
佐藤 幸枝
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、食品を充填した包装体をマイクロ波透過可能
な材料からなる支持体に収納し、マイクロ波を照射して
殺菌処理するマイクロ波加熱殺菌方法の改良に関するも
のである。
〈従来の技術〉 食品を充填した包装体にマイクロ波を照射して加熱殺菌
処理することは、従来から試みられている。そして食品
を充填した包装体を殺菌処理する際、マイクロ波照射に
より加熱され、包装体が破袋するのを防止するため、包
装体をマイクロ波透過可能な材料からなる支持体に収納
して行っている。この場合マイクロ波は、支持体を透過
し、包装体の食品を直接加熱し、支持体は加熱しない。
そのためマイクロ波の照射の仕方を工夫しても加熱が進
むにつれて、食品と支持体との温度差がひろがり、食品
の温度が包装体の表面から支持体へ急速に奪われ、その
結果、食品の支持体と接触する面に近い部分の昇温が不
十分な部分が生じ、殺菌不良となることがあった。
く解決しようとする課題〉 本発明は、食品を充填した包装体をマイクロ波透過可能
な材料からなる支持体に収納し、マイクロ波を照射して
殺菌処理を行う際、包装体と支持体とが接触する接触面
の昇温が不十分とならない殺菌方法を提供することであ
る。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、マイクロ波透過可能な材料からなり、包装体
を収納する収納部の全体または一部にマイクロ波の照射
により発熱する発熱材を設けた支持体の前記収納部に包
装体を収納後、マイクロ波を照射することを特徴とした
マイクロ波加熱殺菌方法である。 また、マイクロ波透
過可能な材料からなり、包装体を収・納する収納部を有
する支持体の、前記収納部に全体または一部にマイクロ
波の照射により発熱する発熱材を設けた包装体を収納後
、マイクロ波を照射することを特徴としたマイクロ波加
熱殺菌方法である。
本発明について更に説明すると、まず第1の発明は、包
装体の加熱中に放熱が大きい部分あるいは昇温が遅れる
部分と接触する支持体の収納部にマイクロ波の照射によ
り発熱する発熱材を設けることにより解決したもので、
前記支持体を図面を用いて説明する。第1図は周辺部に
発熱材2を貼った袋用の支持体に用いる加熱殺菌用支持
板1の説明図であり、第2図は第1回の支持板1を2枚
重ね合わせて包装体3を支持体イに収納した時の断面図
であり、内側に包装体3を収納する収納部5を有する。
また包装体として成形トレイを用いる場合は第3図に示
すようにトレイ4aの蓋材4bと接する支持板1全面に
発熱材2を貼ってなる支持体口を用いればよい。
支持体を構成する支持板1としては、マイクロ波を透過
する、耐熱性及び曲げ強度を有した材料であればよく、
例えばガラスフィラー充填シリコン、カラスフィラー充
填ポリフェニレンサルファイド、シリコン含浸ガラスク
ロス積層品等の強化プラスチックが適当である。
発熱材2としては、マイクロ波により発熱するものであ
ればよく、例えばフィライト混合ゴム、フェライト混合
樹脂、アルミニウム蒸着フィルム等が使用できる0発熱
温度あるいは包装体接触面の温度はフェライトの場合は
フェライトの種類や混合比で、アルミニウム蒸着ファル
ムの場合は蒸着厚さやアルミニウム蒸着ファルムに積層
する耐熱性フィルムの厚みにより調製できる。
そして、第2の発明の場合は、包装体を構成する袋、成
形トレイの少なくとも放熱が大きい箇所に前記のマイク
ロ波の照射により発熱する発熱材を設ければよい。この
発熱材しては、マイクロ波により発熱する材料を含むイ
ンキ、接着剤、フィルム、シートのいずれでもよい。
包装体に発熱材6を設ける構成としては、第4図に示す
ように最外層および第5図に示すように中間層に設ける
ことができる。この発熱材6は、−層だけでなく多層構
成としてもよい。
発熱材6が印刷層の場合は厚みが薄くなり、また接着剤
層の場合は接着効果の面からフェライト含量が低くなり
、場合によっては厚みも薄(なるため、マイク電波によ
る発熱効果を高めるため、キューリー温度の高いフェラ
イトを使用することが好ましい。 発熱材6がプラスチ
ック層の場合は、加工、成形性の点からフェライト含量
が重量比で60%以下であることが好ましく、またプラ
スチックとしてはポリエステル、ナイロン、ポリプロピ
レン等の耐熱性樹脂が使用できる。容器が袋の場合はプ
ラスチックフィルムの厚みが薄いため、フェライト含量
を高くするかあるいはキューリー温度の高いフェライト
を使用する必要がある。しかし容器がトレーの場合は発
熱材6の厚みをある程度まで厚くできるため、フェライ
トの種類や含量の選定が容易に行える。
発熱材6は内容物からの放熱を防止することが目的であ
るため、特に放熱の著しい部分にのみ設ければよい。例
えば袋の場合には厚みが薄くなる周辺部、トレーの場合
は蓋材と本体のシール部近辺に設ければよい。また容器
全面に発熱材6を設けてもよ(、その場合でもマイクロ
波が全てフェライトに吸収されて内容物が加熱されない
ということはない。
フェライトは色が茶色ないし黒色であるため、食品用容
器の色としては適していないが、発熱材6の内面または
および外面に印刷層や着色プラスチック層を設けること
によりフェライトの色を隠すことができる。またその場
合に印刷層に示温性インキを用いることにより殺菌済あ
るいは調理済などの文字を変色させインジケーターとす
ることもできる。
く作用〉 本発明は、支持体の包装体と接触し、包装体の放熱の大
きい箇所に発熱材を設けることにより、マイクロ波照射
中における包装体からの放熱を防止し、逆にその部分を
加熱することができる。
また、包装体に発熱材を設けることにより前記と同様、
放熱が大きい部分におけるマイクロ波照射中の放熱を防
止することができる。
〈実施例1〉 支持板1として、第1図に示し、この支持板1を2枚合
わせた、第2図に示した形状のガラスフィラー充填シリ
コン製の支持体を用い、発熱材を貼付したものとしてい
ないものを比較した。発熱材としてはアルミニウム蒸着
ポリエチレンテレフタレート(蒸着層の厚み200人)
を用い、蒸着層側に更にポリイミドを積層した。
包装体3としては延伸ナイロンフィルム(25μ)/無
延伸ポリプロピレンフィルム(70μ)からなる袋を用
い、ホワイトソース180gを充填し、第6図に示した
出力1.3に−のマイクロ波発振装置(三洋電機■製S
MG−130)から導波管の照射口がコンベアの下方に
近接に位置する第1加熱室を2つ備え、かつ前記と同じ
マイクロ波発振装置から導波管の照射口が上壁面に位置
する第2加熱室を2つ備え、これら加熱室を横切るコン
ベアにより連続的に搬送する装置で加熱し、第2図に示
したA〜Dの4点の温度を光フアイバー温度計(重石電
機製3Z4D)で連続的に測定した。マイクロ波照射条
件は1袋あたり出力600−5総加熱時間4分とし、2
分30秒で前記装置を通過し、加熱した後に一度、反転
を行ない、次に、前記装置を1分30秒で通過させ、加
熱殺菌を行った。
最終的にはB、Dが下側となる。測定結果の平均を表−
1に示した。
表−1 表−1から明らかなように発熱材を用いることにより包
装体のシール部分のある周辺部での放熱を防止し、全体
がほぼ均一に加熱された。
〈実施例2〉 支持体として第3図に示した形状のシリコン含浸ガラス
クロス積層品の支持体を用い、マンガン−マグネシウム
系フェライト粉末を混合したシリコン樹脂を発熱材2と
して蓋側の支持板に取りつけたもの(実施例2)、およ
び発熱材のないもの(比較例2)と比較した。
包装体4としてはポリプロピレン(500μm)/エチ
レンー酢酸ビニル共重合体ケン化物(50μm)/ポリ
プロピレン(500μm)からなる成形トレイ4aにミ
ックスベジタブルを280 g充填し、無延伸ナイロン
(15μm)/ポリ塩化ビニリデン(20μm)/無延
伸ポリプロピレン(70μm)/からなる蓋材4bで密
封したものを用い、実施例1と同様の装置を用い加熱及
び温度測定を行った。
測定点第3図のASB、C,Dの4点である。加熱条件
はlトレー当りの出力600W 、総加熱時間6分とし
、4分で装置内を通過させた後に1度反転を行ない、蓋
材側が最終的に下に来るようにして前記装置内を2分で
通過させ、加熱殺菌を行った。
測定結果を表−2に示す。
表−2 表−2のより発熱材により蓋材側よりの放熱が防止でき
ることがわかる。トレー側に厚みがあり、放熱が抑えら
れる。
〈実施例3〉 実施例2において支持体の蓋側に設けた発熱材を支持体
に設けず、実施例2で用いた包装体の蓋側表面に設けた
他は、実施例2と同様の構成として、実施例2と同様の
条件で加熱殺菌を行った。
その測定結果を表−3に示す。
表−3 〈発明の効果〉 発熱材を設けた支持体を用いることにより、マイクロ波
加熱殺菌中の包装体からの放熱による周辺部の加熱不足
が解消でき、逆に発熱材の発熱による放熱部分の加熱が
可能となり、包装体の周辺部と中心部との温度差が小さ
い。均一な加熱ができ、殺菌不良の事故が防止できる。
また、発熱材を支持体に設けるかわりに、包装体に設け
ても前記と同様、包装体の周辺部と中心部との温度差が
小さい均一な加熱が可能となった。
さらに、包装体に発熱材を設ける際、発熱材の内面また
は/および外面に印刷層や着色層を設けることにより美
観が劣るおそれがなく、かつ前記印刷層として示温性イ
ンキを用いれば、殺菌済等の表示、インジケーター機能
も付加するこことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は発明に用いる支持体の支持板の一例を示す説明
図、第2図、第3図はそれぞれ袋用、トレー用支持体へ
の包装体収納状態を示す断面図、第4図および第5図は
、本発明で用いる包装体の材料を示す断面図、第6図は
、実施例で使用したマイクロ波加熱殺菌装置の説明図で
ある。 1・・・・・・支持体 2.6・・・・・・発熱材 3・・・・・・包装体(袋) 4a、 4b・・・・・・包装体(トレー)5・・・・
・・収納部 イ、口・・・支持体 特  許  出  願  人 凸版印刷株式会社 代表者 鈴木和夫

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マイクロ波透過可能な材料からなり、包装体を収
    納する収納部の全体または一部にマイクロ波の照射によ
    り発熱する発熱材を設けた支持体の前記収納部に包装体
    を収納後、マイクロ波を照射することを特徴としたマイ
    クロ波加熱殺菌方法。
  2. (2)マイクロ波透過可能な材料からなり、包装体を収
    納する収納部を有する支持体の、前記収納部に全体また
    は一部にマイクロ波の照射により発熱する発熱材を設け
    た包装体を収納後、マイクロ波を照射することを特徴と
    したマイクロ波加熱殺菌方法。
  3. (3)包装体の表面に示温性インキからなる印刷層を、
    設けた請求項(2)のマイクロ波加熱殺菌方法。
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