JPH01152172A - 鋼板用塗料組成物 - Google Patents

鋼板用塗料組成物

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JPH01152172A
JPH01152172A JP30997487A JP30997487A JPH01152172A JP H01152172 A JPH01152172 A JP H01152172A JP 30997487 A JP30997487 A JP 30997487A JP 30997487 A JP30997487 A JP 30997487A JP H01152172 A JPH01152172 A JP H01152172A
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JP
Japan
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coating
binder
coating film
polyolefin
compsn
Prior art date
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Pending
Application number
JP30997487A
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English (en)
Inventor
Shoichi Tanaka
正一 田中
Yasuhiko Haruta
泰彦 春田
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規な鋼板用塗料組成物に関するものである。
(従来の技術) 塗膜を形成せしめた抜挿々の用途に応じて切断加工され
て使用される着色カラー鋼板いわゆるプレコート鋼板は
、昭和30年代から建材用として使用されはじめ、近年
はさらに家電用その他の用途を広げつつある。かかる情
勢に加えて消費者の高級化志向や嗜好の多様化から塗料
組成物及び塗装法に種々工夫が施されたプレコート鋼板
が提案されている。しかしながら、プレコート鋼板は高
速塗装されることや実際に使用される市場においては異
った塗装ロッ) (Lot)の塗装板が混合使用(いわ
ゆる貼り合せ使用)されることから塗装ロフト間の色調
、外観を一致させることが厳しく要求されるため新規の
プレコート鋼板が提案されても実用的に市販されること
は少ないのが実情である。
前記した消費者の高級化志向や嗜好を満足させるプレコ
ート鋼板用塗料組成物として、例えば従来から用いられ
ているプレコート用塗料に高分子量で不活性、非弾性、
高耐摩耗性のポリアミド系の有機微粒子を配合したもの
が提案され、このものが凹凸のある塗料外観を与え、硬
度、耐摩耗性等を改良することが示されている(特開昭
57−168967号公報参照)。
しかしながら、かかる塗料組成物を用いた場合には、近
年の消費者の嗜好であるつや消し状の凹凸があって、し
かも均一な光沢外観を示す塗膜が得られないという問題
がある。
(発明が解決しようとする問題点) このため、この塗料組成物に対して無機質系ツヤ消削を
配合して均一な仕上り外観とすることが特開昭62−7
4970に開示されている。しかしながら、このものは
、初期には凹凸があって均一で良好な塗面外観を示すが
、塗料貯蔵中にポリアミド等の有機微粒子の一部膨潤や
粒子の凝集が発生し、夏場(30〜40″C)における
1ケ月の貯蔵後では塗面の光沢変化や粒子の固まり、い
わゆる°“ブツ°°が発生したりする問題がある。
(問題点を解決するための手段) そこで、本発明者らは、かかる前記欠点を解消したプレ
コート鋼板用塗料組成物を得るべく鋭意研究を重ねた結
果、本発明を完成するに至った。
かくして、本発明に従えば、 (A)塗膜形成性有機バインダー、 (B)塗nり形成温度において前記(A)と完全にして
含有することを特徴とする鋼板用塗料組成物が提供され
る。
本発明で使用される塗膜形成性有機バインダー(A)と
しては、通常着色カラー鋼板に使用される塗料バインダ
ーであればいずれも使用可能であるが就中ポリエステル
系樹脂、シリコンポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂
を主成分とする塗料バインダーが好適である。
本発明において使用されるポリオレフィン微粒子(B)
は混用する塗膜形成性バインダー(A)の塗膜形成温度
(すなわち、実用塗装ラインにおける塗膜硬化温度)に
おいて(A)成分と完全には溶融及び/又は混和しない
平均粒子径15〜80JLのポリオレフィン微粒子であ
れば本発明で使用可能である。ここで、「完全には溶融
及び/又は混和しない」とは、有機微粒子が(A)成分
と完全に溶融も混和もしないことは勿論、部分的に溶融
して個々の微粒子の周囲表面が部分的溶融物で覆われる
状態をも意味する。このようなポリオレフィン微粒子の
代表例としてポリプロピレン樹脂などの微粒子を挙げる
ことができる。
該ポリオレフィン微粒子(B)の平均粒子径は、15〜
80ル、好適には30〜50ILである。平均粒子径が
15w以下の場合にはその塗装膜厚にもよるが、塗膜が
平滑化しすぎ、優雅な凹凸感が得られない。他方80ル
以上では特にロール塗装において、均一な塗膜が得られ
ず不適である。但し、15p以下もしくは80JL以上
の有機微粒子であっても外観調整のために使用すること
は構わない。
は特に規定されるものではないが、特に本発明の効果を
発揮するためにはポリオレフィン微粒子(B)は塗膜形
成性バインダー(A)100重量部(固形分)に対して
1〜100重量部、好ましくは2〜50重量部である。
有機微粒子(B)の添加量が1重量部未満では有機微粒
子(B)による塗膜外観の改質が十分でなく、他方10
0重量部を超えると塗膜形成性バインダー(A)による
有機微粒子(B)の固着効果が十分でない。
本発明の塗料組成物においては、前記した(A)、(B
)成分の他に、タルク、クレー、シリカ粉、マイカ、ア
ルミナ等の体質顔料や充填剤、着直顔料、添加剤、溶剤
等従来から鋼板用塗料に使用されている公知の材料も使
用することができる。
本発明の塗料組成物を塗装する被塗装鋼板類としては冷
延鋼板、溶融亜鉛メツキ鋼板、電気亜鉛メツキ鋼板、合
金メツキ鋼板、アルミニウム板、ステンレス鋼板、銅板
、銅メツキ鋼板、錫メツキ鋼板等すべてに対して適用可
能であり、その塗装形態はカーテン塗装もしくはロール
塗装が可能であれば長尺のコイルであっても短尺のシー
ト状切板であってもかまわない。さらに、塗装する場合
に被塗装材表面が油導汚染物質で汚染されていなければ
そのまま塗装してもかまわないが、塗膜との間の付着性
、耐食性を改善するために公知による金属表面処理を施
すのが望ましい。これら公知の表面処理方法としてはリ
ン酸塩系表面処理、クロム酸塩系表面処理、さらにはク
ロム酸系塗装剤による塗布処理が挙げられる。また、塗
膜品質の高度化を必要とする場合には、金属表面処理の
後にプライマー塗装を施した上で本発明の塗料組成物を
塗装するのが好ましい、適用しうるプライマーは現在着
色カラー鋼板に用いられる公知のプライマーが適用でき
、被塗装鋼材の種類、金属表面処理の種類によって適宜
選択されるが、特にエポキシ系および/又はポリエステ
ル系プライマーおよびそれらの変性プライマーが好適で
あり、加工性が特に要求される場合はポリエステル系プ
ライマーが好適である。
本発明の塗料組成物を塗装する場合、その塗装方法に制
限はないがプレコート鋼板塗装の経済性からカーテン塗
装法およびロール塗装法が推奨される。特に大粒径の微
粒子を含有する塗料の場合にはカーテン塗装法が好適で
ある。ロール塗装法を適用する場合には塗面の均一性を
最良のものにするため3本ロールによるトップフィード
もしくはボトムフィード方式が推奨されるが実用的には
イ 通常の2本ロールによるポトムフ・−ド方式でも良い。
鋼板に塗装された塗料組成物は、次いで硬化されるが、
加熱硬化温度(塗膜形成温度)は塗膜形成性バインダー
の加熱硬化温度が適用され、通常素材到達最高温度18
0〜270°Cで15〜60秒の範囲が適当である。
(作用および効果) 本発明において、微粒子としてポリオレフィン樹脂粉末
を使用することによって凹凸があって均一で良好な塗面
外観を初期塗料および貯蔵後の塗料においても示す。こ
の理由について本発明者らは、ポリオレフィン樹脂粉末
が極性の低いものであるため、ポリアミド樹脂粉末のよ
うな極性の比較的大きな樹脂粉末に比較して凝集しにく
いこと、また、極性溶剤に対するポリオレフィン樹脂の
膨潤が少ないことによるものと考えている。
本発明の塗料組成物を塗布して得られたプレコート鋼板
は表面が優雅な凹凸感を表わし、落ち着いた重厚なつや
消し光沢を示す。しかも本発明の塗料組成物は通常のプ
レコート塗装において塗装速度、塗装膜厚の変化に影響
されることなく均一な塗膜(有機微粒子の偏在のない塗
膜)を容易に形成することができる。
以下、本発明を実施例によってさらに詳細に説明する。
実施例1〜6及び比較例1〜3 下記第1表に示す配合で原材料をペブルミルで分散させ
て本発明及び比較例に相当する塗料組成物を調製した。
なお配合量は重量部で示した。
なお、第1表における原材料(注1)〜(注13)は下
記のとおりである。
(注1) フタルキッド813−70A:日立化成社製
ポリエステル樹脂、固形分70% (注2) ニーパン20SE:三井東圧社製、ブチル化
メラミン樹脂、固形分60% (注3)  7AyマテックスXV−KT −5813
:三井東圧社製アクリル樹脂、固形分50%(注4) 
スーパーベッカミンJ−820−60:大日本インキ社
製メラミン樹脂、固形分60% (注5)、(注6)および(注7)はいずれもジャムロ
ックケミカル社製、ポリプロピレン微粒子である。
(注5)  TEXTURE 5378 : 平均粒径
約25ミクロン(注8)  TEXTURE 5380
 :平均粒径約40ミクロン(注7)  TEXTUR
E 5382 : 平均粒径約55ミクロン(注8)ナ
イロン12:アトeシミー社(仏)製、商品名“オルガ
ンール2002”、平均粒径約50ミクロン (注9)ナイロン11:アト・シミー社(仏)製、商品
名“オルガンール1002”、平均粒径約40ミクロン (注10)サイロイド308:富士デビソン社製二酸化
ケイ素 (注目)チタン白:帝国化工社製、商品名 JR(注1
2)カーボンMA:三菱化成社製、カーボンブラック (注13)スフゾール1500:コスモ石油社製、石油
系芳香族溶剤 前記実施例及び比較例で得られた塗料組成物および該塗
料配合の組成物を40″Cで30日間貯蔵した塗料組成
物をリン酸亜鉛処理した亜鉛メツキ鋼板(日新製鋼社製
、商品名:゛ペンタイトB゛°、厚さ0.35mm)に
KPカラー8410プライマー(関西ペイント社製エポ
キシ樹脂系プライマー、商品名)を5w塗装し素材到達
温度200″Cで30秒焼付けた塗板に、乾燥膜厚15
gになるようにロールコータ−塗装を行なった。なお、
焼付乾燥はポリエステル系ほかアクリル系塗料組成物で
は230℃で45秒、シリコンポリエステル系塗料組成
物では250℃で45秒行なった。かくして得られた塗
装鋼板について仕上り外観の比較試験を行ない、その結
果を第1表に示す。
第1表における試験は下記に従って行なった。
(注14)凹凸の均一性 塗面(30ca+X30c+m)を肉眼で観察し、次の
基準で評価した。
■ 凹凸感の偏りがなく、反射光が均一なもの O反射光が周囲と異なる場所が1〜4ケ所あるもの Δ 同上場所が5〜10ケ所のもの × 同上場所が10ケ所以上のもの

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)塗膜形成性有機バインダー、 (B)塗膜形成温度において前記(A)と 完全には溶融及び/又は混和しない平 均粒子径15〜80μのポリオレフィン 微粒子 を必須成分として含有することを特徴とする鋼板用塗料
    組成物。
JP30997487A 1987-12-08 1987-12-08 鋼板用塗料組成物 Pending JPH01152172A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59187027A (ja) * 1983-04-06 1984-10-24 Mitsubishi Chem Ind Ltd ポリオレフイン微粒子およびポリオレフイン微粒子よりなる塗料用補助剤

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59187027A (ja) * 1983-04-06 1984-10-24 Mitsubishi Chem Ind Ltd ポリオレフイン微粒子およびポリオレフイン微粒子よりなる塗料用補助剤

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