JPH01150617A

JPH01150617A - 容器の分岐整列装置

Info

Publication number: JPH01150617A
Application number: JP30737787A
Authority: JP
Inventors: Michinobu Higuchi; 樋口　通暢
Original assignee: Kirin Brewery Co Ltd
Current assignee: Kirin Brewery Co Ltd
Priority date: 1987-12-07
Filing date: 1987-12-07
Publication date: 1989-06-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は容器の分岐整列装置に係り、特に複数列で搬送
されてくる壜等の容器を２列に分岐して整列させるため
の容器の分岐整列装置に関する。

〔従来の技術〕

壜等の容器の欠陥を検出する検査機や、容器に内容物を
充填するフィラーや、容器にラベルを貼付するラベラー
等に連続的に容器を供給するには、−列に整列した状態
で行う必要がある。そのなめ、複数列又は非整列の状態
で搬送されてきた壜等の容器を一列に整列させる装置か
従来から種々提案されている。

斯かる装置の一種として、例えば特開昭５６−１６１２
１６号公報に記載の装置を第１６図及び第１７図を参照
して説明する。

第１６図及び第１７図において、装置は壜を供給する幅
の広い供給路３１と、互に平行に延びる多数のコンベア
ベルト３３からなるコンベア部分３２と、幅の狭い供給
路３４とを備え、供給路３１．３４及びコンベア部分３
２上には第１案内面３５と第２案内面３６とが立設され
ている。そして、コンベア部分３２の搬送面は、第１７
図に示されるように第１案内面３５から第２案内面３６
の方向に若干傾斜して設けられており、開場はこの傾斜
面上を転がって捕集容器３７に回収されるようになって
いる。一方、直立した場３８はコンベア部分３２のコン
ベアベルト３３により搬送されるとともに第１．第２案
内面３５．３６に案内されてほぼ単列に集合整列される
。

〔発明が解決しようとする問題点〕しかしながら、上述した従来の装置においては、複数列
のコンベアベルトは一方向にしか傾斜していないなめ、
複数列又は非整列状態で搬送されてきた壜等の容器は単
列又はこれに近い状態にのみ集合整列される。したがっ
て、複数列又は非整列の状態で搬送されてきた容器を二
方向に分岐する場合には、別途分岐装置を設けなければ
ならないという問題点がある。

また、従来の装置ではコンベア部分を一方向に傾斜させ
ることにより開場等の倒れた容器はコンベア部分の傾斜
面に沿って転がって捕集客器に回収されるようになって
いるが、直立した容器の内側に倒れこの直立容器により
捕集容器側に転勤することを遮ぎられな容器（第１７図
において開場３８ａ）は排除できない状態で搬送されて
いくという問題点がある。

本発明は上述の事情に鑑み創案されたもので、その目的
とする処は、複数列で搬送されてくる容器を２方向に分
岐するとともに単列に集合整列させ、同時に倒れた容器
を除去することができる容器の分岐整列装置を提供する
ことにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上・述した問題点を解決するため本発明は並列された複
数列の搬送コンベアを、長手方向中央部が高く同両側部
が低くなるようにそれぞれ中央部から左右両側部にかけ
て下り傾斜の傾斜搬送面に形成して振り分けコンベアを
構成し、該振り分けコンベアの上面に臨んでガイド部材
を設け、上記振り分けコンベアＥに供給された多列の容
器を２列に分岐整列させるようにしたことを特徴とする
ものである。

〔作用〕

本発明は上記手段により、複数列又は非整列の状態で搬
送されてきた容器は、振り分けコンベアにおける長手方
向中央部から左右両側部にかけて下り傾斜に形成された
山形状の傾斜搬送面により２方向に分岐されるとともに
転倒容器除去が行われ、この２方向に分岐された容器は
、振り分けコンベア上面に臨んで設けられたガイド部材
によりそれぞれ徐々に単列に整列されながら搬送される
。

〔実施例〕

以下、本発明に係る容器の分岐整列装置の実施例を第１
図乃至第１５図を参照して説明する。

第１図は容器の分岐整列装置の全体を示す概略平面図で
あり、容器の分岐整列装置は並列された複数列の搬送コ
ンベア２からなる振り分けコンベアーと、この振り分け
コンベア１の上面に臨んで設けられたガイド部材３と、
振り分けコンベア１の両側部及び下流側中央部に設けら
れた転倒容器受台４，５．６とから構成されている。振
り分けコンベア１を構成する各搬送コンベア２は、駆動
スプロケット８と従動スプロケット９間に巻架された無
端状コンベアベルトからなり、これらコンベアベルトは
ガイドレール１１により支持案内されている。駆動スプ
ロケット８は駆動モータＭ１〜Ｍ５を備えた駆動軸８１
〜Ｓ１１に連結固定されている。そして、各駆動軸Ｓ　
〜Ｓ１１の回転速度は異なっており、複数列の搬送コン
ベア２は中央部から両側部にゆくに従い次第に搬送速度
か速くなるように設定されている。

上記振り分けコンベア１は上流側振り分けコンベアＩＡ
と下流側振り分けコンベアＩＢとで構成され、これら上
下流側振り分けコンベアＩＡ。

ＩＢの両側部に沿って転倒容器受台４．５が設けられて
いる。１流側振り分けコンベアＩＡは、第２図にその側
面図か示されるように長手方向中央部か高く同両側部か
低くなるようにそれぞれ中央部から左右両側部にかけて
下り傾斜の傾斜搬送面ｌａ、ｌａを有するように複数列
の搬送コンベア２を配設することにより構成されている
。即ち、上流側振り分けコンベアＩＡは第３図に示され
るように始端からａ位置まで平担な搬送面を形成してい
るが、第４図乃至第６図に示されるようにａ位置からｄ
位置にかけて傾斜角が次第に大きくなる山形状の傾斜搬
送面１ａ、ｌａを形成している。

又、ｄ位置からｆ位置までは約９°の最大傾斜角を有し
た山形の傾斜搬送面１ａ、Ｉａが連続し、そして第７図
乃至第９図に示されるようにｆ位置からｉ位置にかけて
山形の傾斜搬送面１ａ、ｌａはその傾斜角が次第に小さ
くなるように形成され、ｉ位置からコンベアＩＡの終端
までは平担な搬送面を形成している。

また、第４図乃至第６図に示されるように上流　　−側
振り分けコンベアＩＡにおける山形の傾斜搬送面１ａ、
ｌａの頂部には、ａ位置からｆ位置に亘って半円柱状の
すべり部材１０が設けられており、このすべり部材１０
により搬送傾斜面の頂部に容器が乗り上げてずベリ落ち
なくなることを防止するとともに頂部に異物が侵入する
ことを防止している。

一方、下流側振り分けコンベアＩＢは長手方向中央部に
転倒容器受台６を備え、左右両側部に、長手方向中央部
か高く同両側部が低くなるように、それぞれ中央部から
左右両側部にかけて下り傾斜の一対の傾斜搬送面１ｂ、
ｌｂ；ｌｃ、ｌｃを有するように上流側振り分けコンベ
アＩＡより連接された複数列の搬送コンベア２を配設す
ることにより構成されている。即ち、下流側振り分けコ
ンベアＩＢは、第１０図に示されるように始端からｊ位
置まで平担な搬送面を形成しているが、第１１図及び第
１２図に示されるようにＪ位置から１位置にかけて傾斜
角が次第に大きくなる山形状の傾斜搬送面１ｂ、ｌｂ　
（ｌｃ、ｌｃ）を形成している。又、１位置からｍ位置
までは約６°の最大傾斜角を有した山形の傾斜搬送面ｉ
ｂ、ｔｂ（ｌｃ、ｌｃ）か連続し、そしてｍ位置からＯ
位置にかけて山形の傾斜搬送面１ｂ、Ｉｂ　（ｌｃ。

ｌｃ）はその傾斜角が次第に小さくなるように形成され
、０位置から終端まで平担な搬送面を形成している。

また、振り分けコンベア１の上面に臨んで設けられるガ
イド部材３は、振り分けコンベア１の左右両側部に上流
側始端から下流側終端に亘って設けられた外側カイト部
材３ａ、３ｂと、振り分けコンベア１の中央部近傍に設
けられた内側ガイド部材３ｃ、３ｄとから構成されてい
る。これらガイド部材３ａ〜３ｄは振り分けコンベア１
の搬送面から若干間隙を有するように設けられており、
転倒容器７ａがこの間隙から通過して転倒容器受台４，
５．６に回収されるようになっている。

次に、前述のように構成された本発明に係る容器の分岐
整列装置の動作を第１３図乃至第１５図を参照して説明
する。

第１３図に示すように上流側搬送コンベアＩＡ上を複数
列又は非整列の状態で搬送されてきた容器７は外側ガイ
ド部材３ａ、３ｂにより案内されてＣ位置までほぼ直進
する。そして、上流側振り分けコンベアＩＡはＣ位置か
らＣ位置にかけて傾斜搬送面１ａ、ｌａの傾斜角が大き
くなり、かつ外側ガイド部材３ａ、３ｂはＣ位置からＣ
位置にかけて両側部側に傾斜して広がっているため、複
数列又は非整列状態の容器７は外側ガイド部材３ａ、３
ｂに沿ってコンベアＩＡの両側部側に滑り落ちてゆき２
方向に分岐される。このとき、上流側振り分けコンベア
ＩＡを構成する各搬送コンベア３は中央部から両側部に
ゆくに従い次第に搬送速度が速くなるように設定されて
いるため、非整列のかたまり状態にある容器７はＣ位置
からＣ位置に搬送されるまでの間に次第に２方向に分岐
して各方向が単列に近い状態に集合整列される。

また、転倒容器７ａは第１４図に示されるようにＣ位置
からＣ位置に搬送される間に傾斜搬送面ｌａ、ｌａを転
勤して外側ガイド部材３ａ、３ｂを通過して転倒容器受
台４．５に回収される。さらに、容器７はＣ位置を通過
してｉ位置に搬送されるまでの間に真直なガイド部材３
ａ、３ｂに沿って完全に単列に集合整列されるとともに
、転倒容器７ａはほぼ完全に（約９５％程度）除去され
る。

単列に整列した状態で下流側振り分けコンベアＩＢに搬
送されてきた容器７は、外側ガイド部材３ａ、３ｂが１
位置からに位置まで次第に中央部側に傾斜して設けられ
ているため最外側の搬送コンベア２から隣接する内側の
搬送コンベア２Ｆに移送される。このとき、ｋ位置から
ｎ位置まではコンベアＩＢは山形の傾斜搬送面１ｂ、ｌ
ｂを形成しているため、第１５図に図示されるように単
列に整列した容器７の中央部側にある転倒容器７ｂは傾
斜搬送面ｌｂ上を転勤して内側カイト部材３Ｃを通過し
て内側転倒容器受台６に回収される。このように下流側
振り分けコンベアＩＢにおいて、長手方向中央部に転倒
容器受台６を設け、この転倒容器受台６に隣接する両側
の搬送コンベア２を転倒容器受台６側に傾斜させて傾斜
搬送面ｌｂ、ｌｃを形成したため、単列に整列した容器
７の中央部側にある転倒容器７ｂは傾斜搬送面ｌｂ、ｌ
ｃにより完全に除去され（９９，９％以上）転倒容器受
台６に回収される。そして、単列に整列した容器７は下
流側振り分けコンベアＩＢの終端より排出され、次の工
程に送られる。

〔発明の効果〕

以上、実施例の説明から明らかなように本発明は複数列
又は非整列の状態で搬送されてきた容器は、振り分けコ
ンベアにおける長手方向中央部から左右両側部にかけて
下り傾斜に形成された山形状の傾斜搬送面により２方向
に分岐されるとともに転倒容器除去が行われ、この２方
向に分岐された容器は、振り分けコンベア上面に臨んで
設けられたガイド部材によりそれぞれ徐々に単列に集合
整列されながら搬送される。即ち、本発明の装置によれ
ば、多数列又は非整列の状態の容器を２列に分岐させる
とともに、各々単列に集合整列させることができ、同時
に転倒容器を除去することができる。

また、本発明によれば、従来排除することができなかっ
た単列に整列した容器の内側にある転倒容器をも排除す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る容器の分岐整列装置の実施例を示
す平面図、第２図は同容器の分岐整列装置の側面図、第
３図は第１図の■−■線断面図、第４図は第１図のＩＶ
−ＴＶ線断面図、第５図は第１図のｖ−Ｖ線断面図、第
６図は第１図の■−■線断面図、第７図は第１図の■−
■線断面図、第８図は第１図の■−■線断面図、第９図
はＩＸ　−ＴＸ線断面図、第１０図はＸ−Ｘ線断面図、
第１１図は第１図のＸＩ−ＸＩ線断面図、第１２図は第
１図のＸＩ−ＸＩ線断面図、第１３図乃至第１５図は同
容器の分岐整列装置の動作説明図、第１６図は従来の容
器の分岐整列装置の平面図、第１７図は第１６図のＸ■
−Ｘ■線断面図である６１・・・振り分けコンベア、２
・・・搬送コンベア、３・・・ガイド部材、４，５．６
・・・転倒容器受台、７・・・容器、８・・・駆動スプ
ロケット、９・・・従動スプロケット、１０・・・すべ
り部材、１１・・・ガイドレール、Ｍ・・・駆動モータ
、Ｓ・・・駆動軸。出願人代理人　　石　　川　　泰　　男第　　３　　図
　　　　　　　　　　　　第　　４　　図第　　７　　
図１］第１０図第　　５　　図　　　　　　　　　　　　第　　６　　
図第　　８　　図　　　　　　　　　　　　第　　９　
　図第１１図　　第１２図

Claims

【特許請求の範囲】１、並列された複数列の搬送コンベアを、長手方向中央
部が高く同両側部が低くなるようにそれぞれ中央部から
左右両側部にかけて下り傾斜の傾斜搬送面に形成して振
り分けコンベアを構成し、該振り分けコンベアの上面に
臨んでガイド部材を設け、上記振り分けコンベア上に供
給された多列の容器を２列に分岐整列させるようにした
ことを特徴とする容器の分岐整列装置。２、上記振り分けコンベアを構成する複数列の搬送コン
ベアは中央部から両側部にゆくに従い搬送速度が速くな
るように設定されていることを特徴とする特許請求の範
囲第１項記載の容器の分岐整列装置。３、上記振り分けコンベアの両側部には、転倒容器を回
収するための転倒容器受台が設けられていることを特徴
とする特許請求の範囲第１項記載の容器の分岐整列装置
。４、上記振り分けコンベアは下流側において長手方向中
央部に転倒容器受台を備え、この転倒容器受台に隣接す
る両側の搬送コンベアを転倒容器受台側に傾斜させたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の容器の分岐
整列装置。