JPH01147780A - 画像読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はイメージセンサを用いて原稿画像を読み取る画
像読取装置に関し、特にその読取濃度の補正に閏する。

（従来の技術） 従来、この種の画像読取装置における画像読み取りの白
濃度及び黒濃度は、用途に応じである一定値に設定さ４
ている。この場合、近年の画像読取装置の様に読み取る
原稿画像（以下、原画と称する）が多種にわたり、かつ
表現している濃度レンジも第６図に示す様に原画の種類
によりそれぞれ異なっている場合には、例えば読み取り
濃度を印刷物の濃度に合わせると、印刷物の濃度もしく
は印刷物の画像の濃度レンジは、第６図に示すように銀
塩写真のそれに比べて狭くなる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このため、この印刷物の濃度に合せた状態で銀塩写真を
読み取ると、第７図に示す様Ｃ１印刷物濃度範囲内では
原画濃度に対してイメージセンサの（ｇ号についてのり
ニアリティ（直線＋ｉ）は存在するが、印刷物濃度範囲
外では、銀塩写真の原画に濃度の変化があるにもかかわ
らず、その濃度変化を読み取ることができず、画像がつ
ぶれてしまうということとなる。また、その逆に読み取
り濃度な銀塩写真の濃度に合わせると、画像の濃度レン
ジは銀塩写真であるので広くなる。この濃度設定で印刷
物を読み取ると、第８図に示す様に印刷物の濃度範囲が
銀塩写真のそれに比べて小さいので、リニアリティはあ
るが、銀塩の画像濃度が広いので、今度は細かい階調整
が得られなくなってしまうなどの問題点があった。

そこで、本発明は、読取対象の原画（原稿画像）の種類
にかかわらず、その原画の表現しである階調性を失うこ
となく再現性を向上させることができ、かつ階調性の少
なく濃度範囲の狭い原画を読み取る場合においてもその
濃度変化を正確に読み取れるだけでなく、ある濃度範囲
のものだけを読み取ることもでき、それにより濃度によ
る階調のマスクも可能とした濃度補正手段を有する画像
読取装置を提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） かかる目的を達成するため、本発明は光電変換手段を用
いて原画の画像を読み取る画像読取装置において、読み
取り対象の原画の種類または読み取り濃度の範囲を指定
する指定手段と、指定手段で指定された原画の種類また
は読み取り濃度の範囲に対応する所定の白濃度と黒濃度
の基準濃度を濃度補正板を介して発生する濃度発生手段
と、光電変換手段を用いて読み取った基準濃度のデータ
があらかじめ定めた所定の基準値と一致するように出力
画像信号のレベルを調整することにより、原画の読み取
り範囲を対応する所定の濃度範囲に補正する濃度補正手
段とを具備したことを特徴とする。

〔作用〕

本発明では、読み取る原画の種類を指定することにより
、原画の種類に応じた適切な白濃度及び黒濃度の濃度レ
ベルに可変に設定できるようにしたので、原画の種類に
かかわらず原画の表現しである階調性を失うことなく再
現性を向上させることができ、かつ、読み取り濃度範囲
をどの禄にも容易に設定できるようにしたので、階調性
が少なく濃度範囲の狭い原画を読み取る場合においても
正確に読み取れるだけでなく、さらにある濃度範囲のも
のだけを読み取ることもでき、それにより濃度による階
調のマスクも可能となる。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。

第１図は本発明実施例の基本構成を示す。本図において
、ａは指定手段であり、読み取り対象の原画の種類また
は読み取り濃度の範囲を指定する。ｂは濃度発生手段で
あり、指定手段ａで指定された原画の種類または読み取
り濃度の範囲に対応する所定の白濃度と黒濃度の基準濃
度を濃度補正板を介して発生する。Ｃは光電変換手段で
あり、原画の画像および濃度補正板からの反射光を読み
取り電気信号（画像信号）に変換する。ｄは濃度補正手
段であり、光電変換手段Ｃを用いて読み取った基準濃度
のデータがあらかじめ定めた基準値と一致するように出
力画像信号のレベルを調整することにより、原画の読み
取り範囲を対応する所定の濃度範囲に補正する。

第２図は本発明の第１の実施例の構成を示す。

本図において、１０１は明るい色（例えば、白）から口
ｎい色（例えば黒）までの間に複数段階に順次濃度を変
えた連続階調の読み取りレンジ補正板、１０２は原稿（
図示しない）および補正板１０１を照らす光源、１０３
は原稿および補正板１０１からの画像光（反射光）を集
光するレンズ、１０４はレンズ１０３を通った画像光を
画像信号に変換するＣＣＯ（電荷結合素子）の如きイメ
ージセンサである。１０５はイメージセンサ１０４から
得られる画像信号のレベルをクランプするクランプ回路
、１０６はクランプ回路１０５から出力した画像信号を
増幅する増幅器、１０７は増幅器１０６から出力したア
ナログ画像信号をデジタル信号に変換する＾／Ｄ（アナ
ログ・デジタル）変換器である。１０８はＡ／Ｄ変換器
１０７から出力した画像データをあらかじめ定めた基準
値と比較して制御信号をクランプ回路１０５および増幅
器１０６および後述の千−夕１１０へ送出する演算装置
、１０９は演算装置１０８へ原画の種類を指定する指定
信号を送出する操作部である。また、レンズ１０３およ
びイメージセンサ１０４は図示しないキャリッジに搭載
されて、そ−夕１１０により一定方向に移動可能となっ
ている。

以上の構成において、演算装に１０８には、原画の種類
に応じた白濃度の値及び黒濃度値をあらかじめ記憶させ
ておく、操作者（使用者）が操作部１０９により読み取
る原画の種類を選択指定すると、その指定信号は演算装
置１０８に送られ、演算装置ｔｏａはその指定信号を読
み出しアドレスとして指定された原画に応じた白濃度値
及び黒濃度値を選択抽出する。一方、読み取り補正板１
０１は、複数の原画に対応した複数の異なる濃度の白濃
度及び黒濃度の補正小板からなるので、レンズ１０３お
よびイメージセンサｌＱ４のユニット（キャリッジ）を
演算装置１０８からの抽出した濃度値に対応の制御信号
によりモータ１１０を介して駆動して読み取り補正板１
０１の選択した原画に対応する明るさの濃度の位置にＢ
勤させる。

その際まず、画像信号の黒レベルを確定するために、レ
ンズ１０３およびイメージセンサ１０４のユニットを濃
度板１０１の所定の黒濃度域に移動した後、その濃度板
ｌｏｔを光源１０２により照らし、その反射光をイメー
ジセンサ１０４で画像信号に変換する。このイメージセ
ンサ１０４から得られる画像信号は選択した原画に対応
の所定の黒濃度板の信号であるので、原画の最も暗い画
像信号に一致する。

次に、クランプ回路１０５、増幅器１０６を経由してＡ
／Ｄ変換器１０７でデジタル画像データに変換された濃
度値をこの読取装置での最小濃度値と定めることにより
、読み取り濃度レンジが最適となるので、演算装置１０
８において、このデジタル画像データを本装置のあらか
じめ定めた最小画像データと比較してその最小画像デー
タの値と一致する柱にクランプ回路１０６のクランプ量
を調整する。

また、黒濃度の設定が終った後は、次に白レベルを確定
する必要があるので、演算装置１０８の制御１８号によ
りモータ１１０を介して黒レベルを確定した時と同様に
レンズ１０３およびイメージセンサ１０４のユニット（
キャリッジ）を補正板１０１上の所定の白濃度域に移動
した後、光源１０２によりこの補正板１０１を照らし、
その反射光をイメージセンサｔＯａで受光して画像信号
に変換する時のイメージセンサ１０１からのこの画像信
号は、所定の白濃度板の信号であるので、原画の最も明
るい画像４８号に一致する。

次に、クランプ回路１０５を経由して増幅器１０６で増
幅され、さらにＡ／Ｄ変換器１０７でデジタル画像デー
タに変換された値は演算装置１０８でこの読取装置の最
大濃度値と定めることにより、読み取り濃度レンジが最
適となるので、演算装置１０８により画像データを本装
置のあらかじめ定めた最大画像データと比較して、その
最大画像データの値と一致する様に増幅器１０６の増幅
率を調整する。

以上の動作により、原画の濃度レンジが異なる原稿を読
み取る場合でも、原画の最適なレンジに読み取り系を調
整（濃度補正）するので、原画の種類にかかわらず階調
性を損うことなく原Ｉｎ画像を読み取ることができる。

第３図は本発明の第２の実施例の構成を示す。

本図において２０１は濃度補正板どしての単一濃度の白
濃度基準板、２０８は演算装置である。演算装置２０Ｂ
からの制御信号により光源１０２の照度を変えて基準板
２０１からの反射光の濃度を変更する。

その他の構成は上述した第１の実施例と同様である。

本実施例では、第１の実施例の様に複数板からなる濃度
読み取りレンジ補正板（１０１）を持つ必要がなく、一
つの濃度の基準板２０１を備え、光源２０２の光量を演
算装置２０８の制御信号により変えることにより、第１
の実施例と同様に複数の濃度補正板を持ったと同様の作
用効果が生じ、原画の種類に応じて画像信号を同様に補
正することがで鮒る。

第４図は本発明の第３の実施例の構成を示す。

本図において、３１０はクランプ回路１０５および増幅
器１０６を制御する制御装置、３０８は制御装置３１０
と制御信号の授受を行う演算装置であり、その他の構成
は上述の第２の実施例とほぼ同様である。

本実施例では上述の第１および第２の実施例と同様に原
画によって白濃度値と黒濃度値を設定するが、その設定
にあたり、制御装置３１０を用いることにより、演算装
置３０８およびへ／Ｄ変換器１０７を用いなくても済む
ので、へ／口変換器！０７および演算装置３０８による
時間損失が少なくなる利点がある。第５−図にその制御
装置３１０の回路構成例を示す。

第５図に示すように、演算装置３０８からの制御信号（
クリア信号）により、カウンタ４０２，４０４はクリア
されると共に、一方のカウンタ４０２はカウント動作を
行ない、そのカウント値をＤ／八へ換器４０３によりア
ナログ値に変換してクランプ回路１０５に与えるクラン
プ制御信号を得る。そのクランプ回路１０５および増幅
器１０６を経て得られた画像信号がコンパレータ４０６
で黒基準電位と一致したらストップ信号を発生してカウ
ンタ４０２のカウント動作を終了すると共に、他方のカ
ウンタ４０４を動作させ、クランプ制御信号作成時と同
様に、そのカウント値をＤ／＾変換器４０３によりアナ
ログ値に変換して増幅器１０Ｂに与えるゲイン制御信号
を得る。これによって増幅器１０６から得られた画像信
号がコンパレータ４０７で白基準７Ｈ位と一致したら、
カウンタ４０４のカウント動作を終了させると共に、演
算装置３０８に対して制御信号（エンド信号）を発生さ
せる。

この回路系により、第３の実施例は第１および第２の実
施例と同様に画像信号を補正することができ、同様な効
果を得る。

なお、上述の第１、第２）第３の実施例では画像信号を
増幅する増幅器の増幅度を補正しているが、この代りに
＾１０変換器の基準電圧に補正を加えても同様な結果を
得ることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、読み取り原画の
種類または読み取り濃度範囲の指定に応じて読み取り濃
度レンジを調整するようにしたので、原画の種類が変わ
っても原画の階調性を失うことなく原画を良好に読み取
ることがで舘る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本構成を示すブロック図、 第２図は本発明の第１の実施例の構成を示すブロック図
、 第３図は本発明の第２の実施例の構成を示すブロック図
、 第４図は本発明の第３の実施例の構成を示すブロック図
、 第５図は本発明の第３の実施例の制御装置の構成を示す
ブロック図、 第６図は原画の種類と濃度レンジの関係を示す線図、 第７図および第８図はそれぞれ従来装置の特性を示す線
図である。 ｌｏｔ・・・読取りレンジ補正板、 １０２・・・光源、 １０４・・・イメージセンサ、 １０５・・・クランプ回路、 １０６・・・増幅器、 １０７・・−Ａ／Ｄ変換器、 １０８．２０８．３０８・・・演算装置、１０９・・・
操作部、 ３１０・・・制御装置、 ４０１・・・同期信号発生器（Ｏ，Ｓ、Ｃ）、４０２．
４０４・・・カウンタ、 ４０３．４０５・・・Ｄ／八へ換器、 ４０６．４０７・・・コンパレータ。 濃度 原虫イの種弁と濃度レンジの関係１７７′、す国策６図 イ〆−″；をンサのイ盲号 従采裂■の狩・１速を示す図 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ａ）光電変換手段を用いて原画の画像を読み取る画
   像読取装置において、 ｂ）読み取り対象の原画の種類または読み取り濃度の範
   囲を指定する指定手段と、 ｃ）該指定手段で指定された前記原画の種類または読み
   取り濃度の範囲に対応する所定の白濃度と黒濃度の基準
   濃度を濃度補正板を介して発生する濃度発生手段と、 ｄ）前記光電変換手段を用いて読み取った前記基準濃度
   のデータがあらかじめ定めた所定の基準値と一致するよ
   うに出力画像信号のレベルを調整することにより、前記
   原画の読み取り範囲を対応する所定の濃度範囲に補正す
   る濃度補正手段と を具備したことを特徴とする画像読取装置。 ２）特許請求の範囲第１項記載の装置において、 前記濃度補正板は明から暗へ変わる複数の基準濃度板か
   らなり、 前記濃度発生手段は前記指定手段の指定に応じて該基準
   濃度板と前記光電変換手段とを相対移動することにより
   、前記基準濃度が当該光電変換手段に読み取られるよう
   にすることを特徴とする画像読取装置。 ３）特許請求の範囲第１項記載の装置において、 前記濃度補正板は単色の濃度基準板からな り、 前記濃度発生手段は前記指定手段の指定に応じて該濃度
   基準板を照明する原画照明光源の光量を可変に調整する
   ことにより前記基準濃度を発生することを特徴とする画
   像読取装置。