JPH01146843A - スクアリリウム化合物の製造方法 - Google Patents

スクアリリウム化合物の製造方法

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JPH01146843A
JPH01146843A JP62305857A JP30585787A JPH01146843A JP H01146843 A JPH01146843 A JP H01146843A JP 62305857 A JP62305857 A JP 62305857A JP 30585787 A JP30585787 A JP 30585787A JP H01146843 A JPH01146843 A JP H01146843A
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squarylium compound
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JP62305857A
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Yutaka Akasaki
赤崎 豊
Akihiko Tokida
明彦 常田
Kaoru Torigoe
薫 鳥越
Akira Imai
彰 今井
Hidemi Sudo
須藤 秀美
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、スクアリリウム化合物の改良製造法に関す歳
従来の技術 電子写真感光体などの光導電材料、とじて、無機及び有
機の数多くの物質が報告されている。このうち、有機系
の光導電材料としては、ビスアゾ系顔料、トリスアゾ系
顔料、フタロシアニン系顔料、シアニン類、ピリリウム
類等が知られており、又、近年ある種のスクアリリウム
化合物が優れた光導電特性を示すことが報告されている
スクアリリウム化合物としては、四員環の左右が同一な
対称スクアリリウム化合物及び左右が異なる非対称スク
アリリウム化合物が知られており、これ等は下記一般式
(I[I)で示される。
(式中、R1、R2、R5及びR6は、互いに独立した
ものであって、各々置換されてもよいアルキル基、置換
されてもよいフェニル基、又は置換されでもよいベンジ
ル基を表わし、R3、R4、R及びR8はそれぞれ、水
素原子、置換されてもよいアルキル基、ハロゲン原子、
水酸基、カルボキシル基、置換されていてもよいアルキ
ル基又はフェニル基置換カルボンアミド基、又は置換さ
れていてもよいアルキル基又はフェニル基置換スルホン
アミド基を表わす) 一般に対称スクアリリウム化合物は、スクアリック酸と
相当するアニリン誘導体とをアルコール中で反応させる
ことによって合成される。
一方非対称スクアリリウム化合物は、下記に示す反応に
よって合成される。即ち、スクアリック酸を塩化チオニ
ル等の塩素化剤により塩素化し、次にこれをアニリン誘
導体と反応させ、クロロシクロブテンジオン誘導体とし
、次いでこの誘導体を加水分解してヒドロキシシクロブ
テン誘導体とし、これに先に示したものと異なるアニリ
ン誘導体を反応させて非対称スクアリリウム化合物を合
成する。
又、スクアリリウム化合物の改良合成法とじては、スク
アリック酸と芳香族アニリン、フェノール類、フェノー
ルスクアリリウム類からなる群より選ばれた化合物を反
応させる方法(特開昭60−176750号公報)、ス
クアリック酸の半エステルを酸触媒の存在下、アニリン
誘導体と反応させる方法(特開昭60−202849号
公報)、脂肪族アミンの存在下、スクアリック鼠と芳香
族アニリンとを反応させる方法(特開昭80−2083
61号公報)、又、スクアリック酸と芳香族アニリン及
びフルオロアニリンを反応させる方法(特開昭61−8
7647号公報)等が知られている。
発明が解決しようとする問題点 ところで、これ等の改良合成法は、不純物を減らすよう
な反応条件を設定するか、或いは逆に、種々の不純物を
合成時に混在させて反応させるものであって、得られた
スクアリリウム化合物を電子写真感光体の光導電材料と
して用いた場合における電子写真特性の改善を目的とし
たものである。
しかしながら、これ等の改良合成法にについては、生成
するスクアリリウム化合物の電子写真特性に影響を及ぼ
している要因が不明でおり、又、合成条件のわずかな変
化により、得られたスクアリリウム化合物を電子写真感
光体の光導電材料として用いた場合、その電子写真特性
が変化するという事情があり、良好な電子写真特性を示
す電子写真感光体を得るのに使用できるスクアリリウム
化合物を常に安定して製造することが困難であった。
本発明は、上記のような問題点に鑑みて成されたもので
ある。
本発明の目的は、高感度で、しかも帯電性がよく、暗減
衰が小さく、残留電位が小さく、繰返し使用に対する安
定性に優れた電子写真感光体を製造するのに適したスク
アリリウム化合物を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明者等は、鋭意検討を重ねた結果、スクアリリウム
化合物の合成反応において、反応の中間段階で生成する
ヒドロキシシクロブテン誘導体が、スクアリリウム化合
物に不純物として混在し、これを用いて電子写真感光体
を製造した場合、この不純物が、その電子写真感光体の
帯電性、暗減衰、繰り返し安定性等に影響を与えること
が分かった。
特に、非対称スクアリリウム化合物、の合成においては
、出発物質がヒドロキシブテン誘導体となり、この誘導
体は、反応溶媒系べの溶解度が低く、そのため合成時に
生成物の結晶中に混入してくることが液体クロマトグラ
フィー分析により確認された。。
本発明のスクアリリウム化合物の改良合成法は、下記一
般式(I>で示されるアリールヒドロキシシクロブテン
ジオン塩を溶媒に溶解してなる溶液を、下記一般式(n
)で示されるアニリン誘導体及び酸性物質を含有する脂
肪族アルコールよりなるか又は脂肪族アルコール含有反
応溶媒中に滴下しつつ反応を行なうことを特徴とする。
(式中、R1、R2、R5及びR6は、互いに強めした
ものであって、゛各々置換されてもよいアルキル基、置
換されてもよいフェニル基、又は置換されてもよいベン
ジル基を表やし、R3、R4、R7及びR8は、互いに
独立したものであって、各々水素原子、置換されていて
もよいアルキル基、ハロゲン原子、水酸基、カルボキシ
ル基、置換されていてもよいアルキル基又はフェニル基
置換カルボンアミド基、又は置換されていてもよいアル
キル基又はフェニル基置換スルホンアミド基を表わし、
M+はアルカリ金属イオン、テトラアルキルアンモニウ
ムイオン、トリアルキルアンモニウムイオン、置換され
ていてもよいピリジニウムイオン又は置換されていても
よいキノリニウムイオンを表わす。) 本発明において製造されるスクアリリウム化合物は、一
般式(II)で示される。
(式中、RないしR8は前記したと同一のものを意味す
る) 本発明、によれば、高純度のスクアリリウム化合物を製
造することができ、得られたスクアリリウム化合物は、
高感度で、しかも帯電性がよく、暗減衰が小さく、残留
電位が小ざく、繰り返し使用に対する安定性に優れた電
子写真感光体を製造するのに適したものである。
以下、本発明について詳記する。本発明において出発原
料として用いる上記一般式(I>で示されるアリールヒ
ドロキシシクロブテンジオン塩は、一般式(IV)で示
されるアリールヒドロキシシクロブテンジオンを塩基で
処理することによって得(式中、R1ないしR4は、上
記と同じ意味を表わす) 上記一般式(IV >で示されるアリールヒドロキシシ
クロブテンジオンの代表的なものを例示すると、例えば
次のものをあげることができる。
使用できる塩基としては、アルカリ金属水酸化物、2級
脂肪族アミン、例えばトリエチルアミン、トリ(n−ブ
チル)アミン等の3級脂肪族アミン、ピリジン、メチル
ピリジン等のピリジン類、キノリン、メチルキノリン等
のキノリン類をあげることができる。
上記一般式(1)で示されるアリールヒドロキシシクロ
ブテンジオン塩は、溶媒に溶解して溶液を製造するが、
溶媒としては、1−ブタノール、1−ヘプタツール、1
−オクタツール、等の炭素数4〜8の脂肪族アルコール
、又は炭素数4〜8の脂肪族アルコールとベンゼン、ト
ルエン、等の芳香族炭化水素との混合溶媒が好ましく使
用される。上記溶媒は、続いて行われる反応に際して使
用する反応溶媒と同一のものであってもよく、文具なっ
ていてもよい。更に又、反応を阻害しないものであれば
、他の不活性溶媒を単、独で又は混合して使用してもよ
い。
一方、アリールヒドロキシシクロブテンジオン塩と反応
させる上記一般式(I[>で示されるア二リン誘導体と
しては、例えば次のものをめげるここれ等のアニリン誘
導体は酸性物質と共に、反応溶媒に溶解させる。酸性物
質としては、無機酸及び有機酸のいずれを用いることも
できる。例えば硫酸、トルエンスルホン酸、トリクロロ
酢酸、モノクロロ酢酸、燐酸、しゅう酸、酒石酸、安息
香酸、酢酸等のρKa<5の無機酸又は有機版が好まし
く、特に硫酸が好ましく用いられる。又、比較的反応性
の高い系においてはしゅう酸が好ましく用いられる。こ
れ等酸性物質は、アリールヒドロキシシクロブテンジオ
ン塩に対して当量以上、好ましくは1.1〜3当量用い
る。
反応溶媒としては、1−ブタノール、1−ヘプタツール
、1−オクタツール、等の炭素数4〜8の脂肪族アルコ
ール、又は炭素数4〜8の脂肪族アルコールとベンゼン
、トルエン、等の芳香族炭化水素との混合溶媒が好まし
く使用される。
本発明においては、上記アリールヒドロキシシクロブテ
ンジオン塩の溶液を、アニリン誘導体及び酸性物質を含
む反応溶媒中に滴下することによって反応を行うことが
必要である。
反応は、反応混合物を溶剤中で加熱するのみで充分進行
するが、必要ならばディーンスタークトラップや脱水剤
の使用、或いは減圧下で加熱し、生成してくる水を除去
しながら行うのが好ましい。
反応温度は、約り0℃〜約140℃が好ましく、反応時
間は、1〜50時間程度である。
アリールヒドロキシシクロブテンジオン塩の溶液の滴下
速度は、実用的な範囲において遅いほうが好ましく、実
際には十分に攪拌された反応溶媒中に10分〜10時間
、より好ましくは1〜5時間をかけて滴下する。アリー
ルヒドロキシシクロブテンジオン塩の滴下速度としては
、0.01ミリモル/分〜10ミリモル/分、より好ま
しくは、1ミリモル/分以下である。
反応系の酸強度は、一定に保持することが好ましいが、
その為には、上記酸性物質と共に、相当する塩又は塩基
を含有させて緩衝溶液の形態にすればよい。使用できる
塩としては、例えば、しゆう酸/シゆう酸リチウム、し
ゆう醸/トリエチルアミン、リン鍍/トリブチルアミン
、酢酸/酢酸ナトリウム、酢酸/トリエタノールアミン
等の系が用いられる。
本発明によって製造される上記一般式(I[[)で示さ
れるスクアリリウム化合物の具体例として、以下のもの
をあげることができる。
〇− F   O FO 本発明によれば、高純度のスクアリリウム化合物を製造
することができ、得られたスクアリリウム化合物は、電
子写真感光体における光導電材料として適したものであ
る。電子写真感光体の感光層が電荷発生層と電荷輸送層
とに機能分離された積層構造の場合には、このスクアリ
リウム化合物は、電荷発生剤として電荷発生層に含ませ
ることができる。それにより、高感度で、しがも帯電性
がよく、暗減衰が小さく、残留電位が小さく、繰返使用
に対する安定性に優れた電子写真感光体が形成される。
実施例 以下、本発明を実施例によって説明する。
実施例1 3−ヒドロキシ−4−(4’ −ジメチルアミノフェニ
ル)−1−シクロブテン−1,2−ジオン(例示化合物
IV−1>  2.29 (10ミリモル)をメタノー
ル 50IIJ1に分散し、トリエチルアミン2d(1
4ミリモル)を加え、完全に溶解させた後、溶媒を減圧
除去し、得られた固体をヘキサンで洗浄、乾燥し、下記
構造式(I−1>で示されるトリエチルアンモニウム・
4−(4’ −ジメチルアミノフェニル)−1−シクロ
ブテン−1,2−ジオン−3−オレート3.29 (収
率:98%)を橙色粉末として得た。融点83〜85℃ リ 元素分析: C(χ)  H(%)  N($) 計算値  67.90  B、23  8.80実測値
  67.72 8.11  8.84次に、N、N−
ジメチル−m−アミノフェノール(例示化合物n−3>
 1.379(10ミリモル)及びしゆう酸0.9g(
10ミリモル)を1−ブタノール50mfl中に溶解し
、還流下に攪拌しながら、前記トリエチルアンモニウム
・4−(4’ −ジメチルアミノフェニル)−1−シク
ロブテン−1,2−ジオン−3−オレート 2.559
 (8ミリモル)を1−ブタノール 2(7に溶解させ
た溶液を、約2時間で滴下した。滴下終了後、混合物を
更に2時間還流した。析出した濃青色の結晶を濾別し、
洗浄、乾燥して前記例示化合物■−32゜409 (収
率:89%)を得た。融点:292℃(分解)実施例1
によって合成された例示化合物lll−31重量部にポ
リビニルブチラール樹脂[積水化学TIA:l3XL(
登録商標)] 11重量部シクロへキサノン 40重量
部を加え、ボールミルで4時間粉砕、混合した。得られ
た分散液をバーコータを用いてアルミニウムを蒸着した
ポリエステルフィルム[東し製:メタルミー(登録商標
)]上に塗布し、乾燥して、厚さ0.2mの電荷発生層
を形成した。
この電荷発生層上に、N、N’ −ジフェニル−N、N
’−ビス(3−メチルフェニル)−[1゜1′−ビフェ
ニル]−4.4’−ジアミン1重量部、ポリカーボネー
ト樹脂「帝人製:パンライト(登録商標)] 11重量
部びテトラヒドロフラン10重量部からなる均一溶液を
、バーコータを用いて塗布し、乾燥して、厚ざ15II
mの電荷輸送層を形成し、電子写真感光体を作成した。
次に、得られた電子写真感光体について、静電複写紙試
験装置(用日電機製:エレクロロスタティク・ペーパー
アナライザー、5P−428)を用いて、−6KVのコ
ロナ放電を施して負帯電させた後、2秒間暗所に放置し
、続いてタングステンランプを用い、表面の照度が5ル
ツクスになるように感光層に光照射を施した。
帯電直後の電位をvO12秒間暗所放置゛後の電位をV
[)OP、表面電位がV [)DPの172になる露光
量をE1/2.5ルツクスの光を10秒間照射した後の
表面電位をVRPとし、同様の測定を20回繰り返して
行った。   ′ その結果を第1表に示す。
比較例1 N、N−ジメチル−m−アミノフェノール1.23g(
9ミリモル)と3−ヒドロキシ−4−(4′−ジメチル
アミノフェニル)−1−シクロブテン−1,2−ジオン
(例示化合物IV−1>1.739(8ミリモル)とを
1−ブタノール 50d中に加え、攪拌下に4時間還流
した。放冷後、析出した結晶を濾別し、洗浄、乾燥して
例示化合物[−32,509゛(収率:93%)を得た
以上のようにして得られた例示化合物ll−3を用い、
実施例1におけると同様にして電子写真感光体を作成し
、同様に評価した。その結果を第2表に示す。
第2表 実施例2 N、N−ジベンジルアニリン(例示化合物■−4)2.
739 (10ミリモル)を1−ブタノール/トルエン
(2/1)混合溶媒1ooiに溶解し、濃硫10.5d
を、加え、ディーンスタークトラップを付けた反応容器
中で、撹拌のもとに還流させながら、実施例1における
と同様にして得られたトリエチルアンモニウム・4−(
4’ −ジメチルアミノフェニル)−1−シクロブテン
−1,2−ジオン−3−オレート 2.559 (8ミ
リモル〉を1−ブタノール20dに溶解して得られた溶
液を、約2時間で滴下した。滴下終了後、ざらに20時
間還流を続けた後、空温まで放冷し、析出した結晶を濾
別し、洗浄、乾燥して例示化合物111−4 1.25
g(収率:33%)を得た。融点=250℃(分解) 以上のようにして得られた例示化合物11i4を用い、
実施例1におけると同様にして電子写真感光体を作成し
、同様に評価した。その結果を第3表に示す。
第3表 比較例2 N、N−ジメチル−m−アミンフェノール1.239(
9ミリモル)と3−ヒドロキシ−4−(4′−ジメチル
アミノフェニル)−1−シクロブテン−1,2−ジオン
 1.73g(8ミリモル〉及びN、N−ジベンジルア
ニリン 2.739 (107りを、1−ブタノール/
トルエン(2/1)混合溶媒100 d中に加え、ディ
ーンスタークトラップで溜出する水を除去しながら、3
0時間、還流下撹拌した。放冷後、析出した結晶を濾別
し、洗浄、乾燥して例示化合物1[1−40,989(
収率:26%)を得た。
以上のようにして得られた例示化合物m−4を用い、実
施例1におけると同様にして電子写真感光体を作成し、
同様に評価した。その結果を第4表に示す。
実施例3 3−ヒドロキシ−4−(4’ −ジメチルアミノ−2′
 −フルオロフェニル)−1−シクロブテン=1.2−
ジオン(例示化合物IV−3> 1.88g(8ミリモ
ル)に1−ブタール 20d及トリエチルアミン1.2
d (9ミリモル)を加え、溶解させて溶液を得た。次
に、N、N−ジメチル−m−アミノフェノール(例示化
合物ll−3) 1.379 (10ミリモル)及びし
ゆう1m 2.2S? (24ミリモル)及びトリエチ
ルアミン1.11r11(8d)を1−ブタノール50
威中に溶解した溶液を、還流下に攪拌しながら、前記の
溶液を、約2時間で滴下した。滴下終了後、混合物を更
に5時間還流した。析出した青緑色の結晶を濾別し、洗
浄、乾燥して前記例示化合物■−101,699(収率
:60%)を得た。融点:290℃(分解) 以上のようにして得られた例示化合物[)−10を用い
、実施例1にあけると同様にして電子写真感光体を作成
し、同様に評価した。その結果を第5表に示す。
第5表 比較例3 比較例1におけると同様な方法で例示化合物■−10を
合成した。収量:1.61g  (収率:57%)以上
のようにして得られた例示化合物ll−10を用い、実
施例1におけると同様にして電子写真感光体を作成し、
同様に評価した。その結果を第6表に示す。
第6表 実施例4 3−ヒドロキシ−4−(4’−ジメチルアミノ−2′ 
−フルオロフェニル)−1−シクロブテン−1,2−ジ
オン(例示化合物IV−3) 1.889 (8ミリモ
ル)に1−ブタール 2(7及トリエチルアミン1.2
d (9ミリモル)を加え、溶解させて溶液を得た。
次に、N−メチル−N−(p−クロロベンジル)−アニ
リン(例示化合物n−5> 2.329 (10ミリモ
ル)を1−ブタノール/トルエン(2/1)混合溶媒1
00 mllに溶解し、濃硫酸0.5dを加え、ディー
ンスタークトラップを付けた反応容器中で還流下撹拌し
ながら、前記の溶液を、約2時間で滴下した。
滴下終了後、混合物を更に17時間還流した。析出した
結晶を濾別し、洗浄、乾燥して前記例示化合物lll−
121,609(収率:45%)を得た。融点=250
″C(分解) 以上のようにして得られた例示化合物■−12を用い、
実施例1におけると同様にして電子写真感光体を作成し
、同様に評価した。その結果を第7表に示す。
比較例4 比較例2におけると同様な方法で例示化合物■−12を
合成した。収量: 2.64g(収率ニア3%)以上の
ようにして得られた例示化合物■−12を用い、実施例
1におけると同様にして電子写真感光体を作成し、同様
に評価した。その結果を第8表に示す。
実施例5 3−ヒドロキシ−4−(4’ −ジメチルアミノ−2′
 −フルオロフェニル)−1−シクロブテン−1,2−
ジオン(例示化合物IV−3) 1.889 (8ミリ
モル)に1−プタール/トルエン(2/1)  25威
及トリ(m−ブチル)アミン2.47 (10ミリモル
)を加え、溶解させて溶液を得た。
次に、N−メチル−N−(p−クロロベンジル)−m−
アミンフェノール(例示化合物ll−6>2.489(
10ミリモル)、シゅう酸2.29 (24ミリモル)
及トリ(m−ブチル)アミン1.9rd (8ミリモル
)を1〜ブタノール/トルエン(2/1)混合溶媒10
0dに溶解した溶液を、ディーンストークトラップを付
けた反応溶液中で、還流下撹拌しながら、前記の溶液を
、約2時間で滴下した。滴下終了後、混合物を更に4時
間速流した。析出した結晶を濾別し、洗浄、乾燥して前
記例示化合物■−132,969(収率:80%)を得
た。融点:268℃(分解) 以上のようにして得られた例示化合物■−13を用い、
実施例1におけると同様にして電子写真感光体を作成し
、同様に評価した。その結果を第9表に示す。
第9表 比較例5 比較例2におけると同様な方法で例示化合物■−13を
合成した。収量:2.53Q  (収率:68%)以上
のようにして得られた例示化合物1[1−13を用い、
実施例1におけると同様にして電子写真感光体を作成し
、同様に評価した。その結果を第10表に示す。
第10表 発明の効果 本発明は、上記の構成を有するから、製造されたスクア
リリウム化合物は、電子写真感光体にあける光導電材料
として用いるのに優れたものとなる。即ち、このスクア
リリウム化合物を用いて形成された電子写真感光体は、
高感度で、しかも帯電性がよく、暗減衰が小さく、残留
電位が・小さく、繰返使用に対する安定性に優れたもの
となる。
特許出願人  富士ゼロックス株式会社代理人    
弁理士  渡部 剛

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )で示されるアリールヒドロキ
    シシクロブテンジオン塩 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1及びR_2は、互いに独立したものであ
    つて、各々置換されてもよいアルキル基、置換されても
    よいフェニル基、又は置換されてもよいベンジル基を表
    わし、R_3及びR_4は、互いに独立したものであつ
    て、各々水素原子、置換されてもよいアルキル基、ハロ
    ゲン原子、水酸基、カルボキシル基、置換されていても
    よいアルキル基又はフェニル基置換カルボンアミド基、
    又は置換されていてもよいアルキル基又はフェニル基置
    換スルホンアミド基を表わし、M^+はアルカリ金属イ
    オン、テトラアルキルアンモニウムイオン、トリアルキ
    ルアンモニウムイオン、置換されていてもよいピリジニ
    ウムイオン又は置換されていてもよいキノリニウムイオ
    ンを表わす。) を溶媒に溶解してなる溶液を、下記一般式(II)で示さ
    れるアニリン誘導体 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R_5及びR_6は互いに独立したものであつ
    て、各々置換されていてもよいアルキル基、置換されて
    いてもよいフェニル基、又は置換されていてもよいベン
    ジル基を表わし、R_7及びR_8は、それぞれ水素原
    子、置換されていてもよいアルキル基、ハロゲン原子、
    水酸基、カルボキシル基、置換されていてもよいアルキ
    ル基又はフェニル基置換カルボンアミド基、又は置換さ
    れていてもよいアルキル基又はフェニル基置換スルホン
    アミド基を表わす。) 及び酸性物質を含有する脂肪族アルコールよりなるか又
    は脂肪族アルコール含有反応溶媒中に滴下しつつ反応を
    行なうことを特徴とする下記一般式(III)で示される
    スクアリリウム化合物の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R_1ないしR_8は前記したと同一のものを
    意味する)
  2. (2)反応溶媒が、炭素数4〜8の脂肪族アルコールよ
    りなるか、又は炭素数4〜8の脂肪族アルコールを含有
    する混合溶媒である特許請求の範囲第1項に記載のスク
    アリリウム化合物の製造方法。
  3. (3)アリールヒドロキシシクロブテンジオン塩を溶解
    させる溶媒が、炭素数4〜8の脂肪族アルコールよりな
    るか、又は炭素数4〜8の脂肪族アルコールを含有する
    混合溶媒である特許請求の範囲第1項に記載のスクアリ
    リウム化合物の製造方法。
  4. (4)アリールヒドロキシシクロブテンジオン塩が、ト
    リアルキルアンモニウム塩である特許請求の範囲第1項
    に記載のスクアリリウム化合物の製造方法。
  5. (5)酸性物質が無機酸又は有機酸である特許請求の範
    囲第1項に記載にスクアリリウム化合物の製造方法。
  6. (6)反応溶媒中に酸性物質と共に塩又は塩基が含有さ
    れる特許請求の範囲第1項に記載のスクアリリウム化合
    物の製造方法。
  7. (7)反応溶媒中に酸性物質と共に3級脂肪族アミンが
    含有される特許請求の範囲第1項に記載のスクアリリウ
    ム化合物の製造方法。
  8. (8)酸性物質が硫酸、またはしゆう酸である特許請求
    の範囲第1項に記載のスクアリリウム化合物の製造方法
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