JPH01146225A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、容易に発光輝度１発光効率の向上を図ること
ができ、放電セルのアクセス時間を短かくでき、かつ真
空排気や放電ガスの封入が容易にできる面放電型プラズ
マディスプレイパネル（以下単にＦＤＰと記述する）に
関するものである。

［従来の技術］ 従来の面放電型ＦＤＰは、前面板と背面板を対向して設
け、前面板の対向面側に表示用の放電セル群の放電空間
を形成するための誘電体からなる仕切り壁を設け、背面
板の対向面側に放電面が背面板面に平行な放′ＦＬ電極
を対峙して設け、□この対峙した放電電極間で表示用の
放電を行っていた。

［発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、上述のような従来の面放電型ＰＤＰでは
、カラークロストークなどを防止するための仕切り壁が
誘電体で形成されていたので、この仕切り壁が放電時に
発生した荷電粒子を吸収したり、放電時に発生したイオ
ンが蛍光体層を損傷したりして発光輝度９発光効率の向
上を図ることができないという問題点があった。また放
電セルのアクセス時間が長く、真空排気や放電ガスの封
入が困難であるという問題点があった。

本発明は上述の問題点に鑑みなされたもので。

１　　容易に発光輝度、発光効率の向上を図ることがで
き、放電セルのアクセス時間を短かくでき、かつ真空排
気や放電ガスの封入が容易にできる面放電型ＦＤＰを提
供することを目的とするものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、前面板と背面板を対向して設け、前記前面板
の対向面側に表示用の放電セル群の放電空間を形成する
仕切り壁を設け、前記背面板の対向面側に、対峙して表
示用の放電を行うそれぞれの放電面が前記背面板面に平
行な放電電極を設けてなるプラズマディスプレイパネル
において、前記仕切り壁を、導体板に放電セル群のそれ
ぞれの放電空間を穿設した形状の電極体で形成し、この
電極体に前記放電セル群の放電空間を連通ずるための連
通溝を形成してなることを特徴とするものである。

［作用コ 表示用の放電セル群の放電空間を形成する仕切り壁は、
導体板に放電セル群のそれぞれの放電空間を穿設した形
状の電極体で形成されているので、容易に作成できると
ともに、放電時に発生した荷電粒子を吸収しない。また
、電極体には放電セル群の放電空間を連通ずるための連
通溝が形成されているので、種火放電によって発生した
荷電粒子が放電セル群のそれぞれの放電空間内に容易に
到達し放電セルのアクセス時間を短かくでき、かつ真空
排気や放電ガスの封入が容易となる。さらに、電極体に
常にプラスの電位を与えることによって放電時に発生し
たイオンが蛍光体層に衝突する量を少なくするように制
御できる。

［実施例］ 第１図、第２図および第３図は本発明をＡＣ９ｌｉ！動
方式の面放電型ＦＤＰに利用した一実施例を示すもので
、これらの図において（１）と（２）は対向して設けら
れたガラスの前面板と基板としての背面板である。前記
前面板（１）の対向面側には蛍光体層（３）が塗布され
ている。前記背面板（２）の対向面側には、導体ペース
トを厚膜印刷することによって、または薄膜蒸着法によ
って、複数列のＹｍ。

Ｙｍ、□・・・からなるＸ電極群が設けられている。前
記Ｘ電極群の上面には、ガラス絶縁体ペーストで印刷形
成された第１の誘電体層（４ａ）が設けられ。

この第１誘電体Ｍ　（４ａ）には、後述する表示用の放
電セル群Ｓ、Ｓ、・・・の列方向の２つの放電セルＳ。

Ｓに１個の割合で接続導体用の窓孔（５）・・・が穿設
されている。前記第１誘電体層（４ａ）の上面には。

放電面が前記背面板（２）面と平行であって、前記Ｘ電
極群とマトリックス状に交叉して配列され。

この交叉部を表示用の放電セルＳ、Ｓ、・・・とする複
数行のＸ　ｎ、　Ｘ　ｎ　、８、・・・からなるＸ電極
群が導体ペーストの厚膜印刷によって、または薄膜蒸着
法によって形成されている。前記第１誘電体層（４ａ）
の上面には、さらに、放電面が前記背面板（２）面に平
行であって、放電セル群Ｓ、Ｓ、・・・の各列の隣り合
う２つの放電セルＳ、Ｓに対応した２つのＸ電極の放電
面と表示用の放電を行うことの可能な個別放電電極（６
）、（６）、・・・が導体ペーストの厚膜印刷によって
、または薄膜蒸着法によって形成され、これらの個別放
電電極（６）、（６）、・・・は、前記放電セル群Ｓ、
Ｓ、・・・の各列について、前記第１誘電体層（４ａ）
の窓孔（５）、（５）・・を貫通する接続導体（７）、
（７）、・・・によって前記Ｘ電極群の対応したＹ電極
に電気的に結合されている。前記第１誘電体層（４ａ）
、Ｘ電極群および個別数ｆｔＬ電極（６）、（６）、・
・・の上面には、ガラス！ｌ！縁体ペーストで印刷形成
された第２の誘電体層（４ｂ）が設けられている。前記
第２誘電体層（４ｂ）の上面には、表示用の放電セル群
Ｓ、Ｓ、・・・のそれぞれの放電空間（８）（８）・・
・を形成する仕切り壁としての電極体（９）が設けられ
、この電極体（９）は、金属薄膜のエツチング等によっ
て、複数行の導体（１０）　（１０）・・・と複数列の
導体（１１）（１１）・・・とを一体に交叉した格子形
状に形成されている。前記複数列の導体（１１）　（１
１）・・・の下面には前記放電セル群Ｓ、Ｓ、・・・の
放電空間（８）（８）・・・を連通するための連通溝（
１２）（１２）・・・が形成されている。前記連通溝（
１２）（１２）・・・は、例えば前記複数列の導体（１
１）（１１）・・・の交叉部を含めた肉厚を前記複数行
の導体（１０）　（１０）・・・の肉厚より小さくする
ことによって形成され、これによって前記複数列の導体
（１１）（１１）・・・の下面と前記第２誘電体層（４
ｂ）の上面との間に連通路（１３）・・・が形成される
。

なお、前記連通溝は上述の場合に限るものでなく、第２
誘電体層の上面との間または蛍光体層の間に放電セル群
Ｓ、Ｓ、・・・の放電空間（８）　（８）・・・を連通
ずる連通路を形成するものであればよい。

前記前面板（１）と背面板（２）の周縁は側面板（図示
せず）によって封止され、真空排気後放電ガスを封入す
ることによって面放電型ＦＤＰが形成される。この面放
電型ＦＤＰを駆動する場合、電極体（９）に放電維持電
圧を、Ｘ電極群とＹ電極群の一方（例えばＸ電極群）に
順次走査パルスを、他方（例えばＹ電極群）に表示パル
スを印加すると、電極体（９）とＸ電極（例えばＸｎ電
極）またはＹ電極群の個別放電電極（６）　（６）・・
・どの間で種火放電が行なわれ、ついで放電電圧が印加
したＸ電極（例えばＸｎ電極）とＹ電極群（例えばＹｍ
、　Ｙｍ＋□・・・電極）の個別放電電極（６）、（６
）・・・どの間で表示用の放電が行われ、対応した放電
セルＳ、Ｓ、・・・が放電発光する。このとき、電極体
（９）とＸｆｆ１極またはＹ電極群の個別放電電極（６
）（６）・・・どの間の種火放電で発生した荷電粒子は
連通溝（１２）（１２）・・・によって形成された連通
路（１３）　（１３）・・・を介して放電セル群Ｓ、Ｓ
、・・・の放電空間（８）　（８）・・・に容易に到達
するので、放電セルＳのアクセス時間を短かくすること
ができる。また、表示を維持するために隣り合ったＸｎ
１とＸｎ、３電極、Ｘｎ、、とｘｎ６電極、・・・に印
加するサスティン電圧を同相にすれば、Ｘｎ、２とＸｎ
、。

間、Ｘｎ＋４とＸｎや５間、・・・の静電容量による電
力損失が少なくなる。さらに、表示用の放電セルＳに対
応してＸ電極とＹ電極の間隔を広くしても表示画素の面
積に影響を与えないので、このＸ、Ｙ電極間の間隔を広
くして静電容量による電力損失を少なくできる。その上
、連通溝（１２）（１２）・・・によって形成された連
通路（１３）・・・は、放電セル群Ｓ、Ｓ、・・・の放
電空間（８）　（８）・・・を連通しているので、真空
排気および放電ガスの封入を容易に行うことができる。

前記実施例では、個別放電電極をＸ電極群の２行のＸ電
極に対して１行、の割合で設け、Ｙ電極群の各電極を放
電セル群Ｓ、Ｓ、・・・の各行に１本とし、Ｙ電極群の
数を少なくするとともに邸動回路の構成を簡単にするよ
うにしたが１本発明はこれに限るものでなく、例えば個
別放電電極の各行をＸｎ、　Ｘｎゆ１、・・・電極の１
行について１行の割合で設け、個別放電電極の各列につ
いて２本のＹ電極を互いに異なるように接続導体で結合
してもよい。

前記実施例では電極体は複数行の導体と複数列の導体と
を一体に交叉した格子形状に形成したが、本発明はこれ
に限るものでなく１例えば千鳥格子形状に形成したもの
でもよい。

前記実施例では１個別放電電極を設け、第２誘電体層に
窓孔を設け、この窓孔を貫通する接続導体によって個別
放電電極とＹ電極とを結合して書き込み電極ＷＱを省略
した面放電型ＦＤＰについて本発明を利用した場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限るものでなく、放電
面が背面板に平行な複数行のＸ電極とＹ電極とを交互に
配列し。

このＸ、Ｙ電極と交叉する複数列の書き込み電極ＷＱを
形成した面放電型ＦＤＰについても利用することができ
る。この場合、電極体とＸ、Ｙ電極の一方（例えばＸ電
極）とを陽極（プラス）とし、他方（例えばＹ電極）を
陰極（マイナス）として放電を行うことにより電界の集
中が起こり、放電開始電圧の低下および放電開始遅れ時
間の短縮を図ることができる。

前記実施例ではＡＣＣ駆動方式面放電型ＦＤＰに利用し
た場合について説明したが本発明はＤＣ駆動方式の面放
電型ＦＤＰに利用できること勿論である。

［発明の効果コ 本発明によるＦＤＰは、上記のように、表示用の放電セ
ル群の放電空間を形成する仕切り壁を、導体板に放電セ
ル群のそれぞれの放電空間を穿設した形状の電極体で形
成したので、仕切り壁の作成が容易になるとともに、放
電時に発生した荷電粒子を吸収せず発光輝度および発光
効率の向上を図ることができる。その上、電極体を常に
プラスの電位に保つことによって放電時に発生したイオ
ンが蛍光体層に衝突する量を少なくして蛍光体層の損傷
を少なくするように制御できる。さらに、電極体に放電
セル群の放電空間を連通ずるための連通溝を形成したの
で、種火放電によって発生した荷電粒子が放電セル群の
それぞれの放電空間内に容易に到達し、放電セルへのア
クセス時間を短かくでき、かつ真空排気や放電ガスの封
入が容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図までは本発明の一実施例を示すもので
、第１図は分解斜視図、第２図は第１図のＹ電極群に沿
った断面であって第３図のＢ−Ｂ線断面図、第３図は第
２図のＡ−Ａ線断面図である。 （１）・・・前面板、（２）・・・背面板（基板）、　
（６）・・・個別放電電極、（８）・・・放電空間、（
９）・・・電極体（仕切り壁）、（１２）−・・連通溝
、（１３）・・・連通路、Ｘｎ、Ｘｎ＋１−Ｘ電極群（
放電電極）、　Ｙｍ、　Ｙｍ、１・・・Ｙ電極群（書き
込み電極）、Ｓ・・・放電セル。 出願人　　株式会社富士通ゼネラル 第　　３　　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）前面板と背面板を対向して設け、前記前面板の対
   向面側に表示用の放電セル群の放電空間を形成する仕切
   り壁を設け、前記背面板の対向面側に、対峙して表示用
   の放電を行うそれぞれの放電面が前記背面板面に平行な
   放電電極を設けてなるプラズマディスプレイパネルにお
   いて、前記仕切り壁を、導体板に放電セル群のそれぞれ
   の放電空間を穿設した形状の電極体で形成し、この電極
   体に前記放電セル群の放電空間を連通するための連通溝
   を形成してなることを特徴とするプラズマディスプレイ
   パネル。
2. （２）電極体は、複数行の導体と複数列の導体とを一体
   に交叉した格子形状としてなり、連通溝は前記複数行の
   導体と前記複数列の導体の交叉部を含めた一方の肉厚を
   交叉部を含めない他方の肉厚より小さくすることによっ
   て形成してなる特許請求の範囲第１項記載のプラズマデ
   ィスプレイパネル。