JPH01142186A - 外開きの側面吊り開き戸又は開き窓の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は外開きの開き戸又はフランス窓用の揺動パネル
の制御装置に関する。上記の制御装置は固定枠の下枠に
取付けられかつ作動アームの回動を制御するためにクラ
ンクによって作動する作動機構を収容するように形成さ
れていて、作動ア−ルと係合するローラが設けられてい
る。

本発明は住宅産業に使用されるもので、例えばフランス
窓と呼ばれる外開きの開き戸又は開き窓に使用されるこ
とが好ましい。

〔従来の技術〕

開き戸又は開き窓の揺動パネルの開閉を固定枠側から制
御する装置は主として年中の或期間に大気湿度が殊に高
い国々において使用される。このような条件下において
住民は全窓面に防蚊綱を張って飛翔昆虫が家屋内に侵入
するのを防止せねばならない。しかしフランス窓は外側
に開くので、そのような防蚊網は戸又は窓の内側に取付
けねばならない。一般に防蚊綱は空気を流通させるが網
を通しての飛翔昆虫の侵入を防止するように比較的に空
気を通す織物で作られた幕を備えている。

他方この幕は戸又は窓の固定枠に取付けた補助枠にピン
と張られている。

これらの防蚊綱の使用は年中の一期間に限られているの
で、多くの場合その都度、戸又は窓から取り外される。

しかしその都度防蚊網を取付けたり取外したりするのを
避けるためには開き窓の揺動パネルを開閉し、例えば固
定枠の下枠に設けて揺動パネルを遠隔操作する制御装置
を設ける必要がある。又、飛翔昆虫が発生しやすい季節
には、防蚊網を常設しておくことが好ましい。さもない
と大群の昆虫が急に屋内に侵入することがある。

外開きの側面吊り開き戸又は開き窓の制御装置が上述し
た構成要素を含むことは公知である。この公知の制御装
置は戸枠又は窓枠の下枠に取付けた固定形のケーシング
を備え、該ケーシング内で回動しかつ戸又は窓の揺動パ
ネルに連結された作動アームの回動制御機構が上記のケ
ーシング内に収容されている。この機構はクランクによ
って回動駆動されかつケーシング内の作動アームの端部
に形成された歯と係合する長いねじを備える。ケーシン
グが固定枠の下枠に取付けられているので、この制御装
置の長いねじの回動軸線を水平面に対して約３０°傾け
てクランクの操作を容易にしている。従って下枠がこの
クランクの回動作用を干渉することがない。

この型式の制御装置は固定枠又は揺動パネルのしゃくり
溝内に配設された数組のコンパスアームを協働するので
、揺動パネルは該揺動パネルの後部たて枠に沿って延び
た垂直軸線の周りに回動するだけでなく、固定枠の面を
含む平面に平行に並進運動することができる。上記の二
つの運動（回転運動及び並進運動）の組合わせから得ら
れる利点は、固定枠に対する戸又は窓の揺動パネルの横
方向の移動で、これによって窓の外側開口面に接近し得
る自由空間が得られる。この特長は窓が地面からかなり
高い位置に設けられていてそのため窓開口面の清掃が困
難な場合には殊に利益がある。

〔発明が解決しようとする課題〕 上述したようにこの公知の制御装置の興味のある特長に
も拘らず、この制御装置には多くの不都合な点がある。

固定枠から防蚊網を取り除くと機構、殊にこの制御装置
の作動アームに対する接近が極めて容易になる。この接
近性の良さは、例えば使用者の不注意に基づいて指その
他を挾む等の災難の怖れを甚だしく増大する。

上記の不都合を避けるために、基本原理は上述の装置に
基づいたものであるが、機構及び制御アームを固定枠及
び側面吊りの揺動パネルのしゃくり溝内に収容した制御
装置が提案されている。しかしこの種の制御装置は各種
の機械的構成要素を収容するためにしゃくり溝を付加的
に加工する必要があるので比較的に高価である。

上記の公知の制御装置の別の不都合性は、押込み強盗が
あった場合に安全性の見地である種の弱点があることで
ある。内開きの開き戸又は開き窓では、揺動パネルは強
盗に対する最小限の安全性を維持しながらパネルを少し
開けておくことのできる揺動金具を備えている。これに
反して外開きの開き戸又は゛開き窓では、パネルを少し
開けておく時に制御装置をパネルに連結している手段は
作動アームだけである。このような条件下において、し
かも作動アームのレバー長がかなり長いことを考えると
、制御装置の抵抗力にはある限度があり、揺動パネルの
前部たて枠が襲われた場合には容易にこわされるもので
ある。

上述の問題は揺動パネルの前部たて枠に対して制御装置
を極力接近して配設しそれによって作動アームを極力短
くすることにより解決される。しかしこのようにすると
、制御装置による揺動パネルの回動角は大いに限定され
、いずれの場合も９０°、を越えることがない。本発明
の目的は上述した種々の不都合性を避けることである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は外開きの戸又は窓の揺動パネルを計画するに当
って従来存在していた問題を適正に解決するものである
。本発明の制御装置は、戸又は窓の固定枠の下枠に取付
けたケーシングを備え、該ケーシングは作動アームの回
動を制御するクランクによって作動される作動機構を収
容し、この作動アームの一端には揺動パネルに固着した
案内レールに係合するローラが設けられ、又制御装置は
、戸又は窓の開閉移動の開始及び終了時に、作動アーム
に近づくことを防止する保護装置を備えると共に、固定
枠に対して任意の所望の角度的位置に揺動パネルを錠止
する錠止装置を備える。

本発明から生ずる本質的な利点は、戸又は窓を操作中に
起る指を挾む等のすべての事故の怖れを保護装置によっ
てなくすことである。他方鑵よ手段を設けることによっ
て、戸又は窓の前部たて枠に力をかけた時に結果的に生
ずる制御装置の如何なる逆転も避けることができる。さ
らに揺動パネルを前部たて枠に極めて接近さすことがで
きるので、錠止装置にかける力の大きさをかなり減小辛
せることができ、しかも揺動パネルを９０°以上の角度
に亘って回動させることができる。

〔実施例〕

第１図を参照すると、本発明の制御装置ｌは、殊に外開
きの側面吊り開き戸又は開き窓に使用される。

第１図は固定枠３を有する窓２を示し、固定枠３の下枠
に本型式の制御装置を設ける。この制御装置１の機能は
仲介物を必要としないで家屋の内側から揺動パネルを作
動させることにある。

制御装置１はクランク（図示せず）によって作動する作
動機構を収容したケーシング６を備え、該作動機構によ
って揺動パネル５に連結した作動アーム７の回動を制御
する。ケーシング６は戸枠又は窓枠３の下枠４に適宜固
着される。このように形成すると下枠４のしゃくり溝及
び開き戸又は開き窓の揺動パネル５の下枠８のしゃくり
溝を機械加工して設ける必要がない。

制御装２１の作動機構は当該業界において公知なので添
付図面には図示しない。この作動機構はビニオンを介し
て又は直接に回動駆動させる長いねじと、例えばケーシ
ング６に端部が挿入されたラックによって直接に駆動さ
れる作動アーム７とを備える０図示せぬクランクは長い
ねじを作動するのに使用される。このためにケーシング
６はカバー９状に形成され、カバー９には孔１１を有ス
る突起部１０が設けられ、液孔１１を通して長いねじの
一端が突設され、該ねじに適宜の手段で前述のクランク
が取付けられる。揺動パネル５の作動中にこのクランク
（回転中の）が窓の下枠に干渉しないように長いねじの
回転軸線は水平面に対して約３０°傾いている（第、２
．３図参照）。

揺動パネル５はローラ１３を介して作動アーム７に連結
され、該ローラ１３は作動アーム７の端部に担持される
と共に揺動パネル５の下枠８に取付けた案内レール１５
内に摺動自在に係合している。

第１図に示すように、制御装置殊にケーシング６は固定
枠３及び揺動パネル５の夫々の後部たて枠１６　、１７
の付近に夫々配設されている。このように配設すると、
制御装置１によって約９０°に亘って揺動パネル５を回
動させることが可能となる。

本発明によれば、制御装置１は、揺動パネル５の開閉移
動の開始時及び終了時に作動アーム７に近づかないよう
に保護装置１８を備える。

本発明の第１実施例を示す第１〜３図において、保護装
置１８は横方向に開口し、垂直辺部２２で互に連結され
た二つの水平状翼部２０　、２１からなるチャンネル形
部材１９を備える。このチャンネル形部材１９を固定枠
３の下枠４の内面２３に取付けると垂直辺部２２は窓２
に向き合う、又上部翼部２０は案内レール１５を通る水
平面２４におおいかぶさる。このチャンネル形部材１９
の上部翼部２０の幅２５が下部翼部２１の幅２６より大
であって、側面吊り開き戸又は開き窓を閉じた時に上記
案内レール１５を完全に包むように形成されていると好
都合である。チャンネル形部材１５の上記の構造によっ
て、作動機構の構成要素と作動アーム７は、側面吊り開
き戸の揺動パネル５が危険な移動をした時にも使用者や
その他の人が接近するのを防止する。上記の危険な移動
は各可動部品が相互に密接している時、殊に上記揺動パ
ネル５の開閉移動の夫々開始時及び終了時に発生し、使
用者が指を挾む危険或は作動機構内に間違って物品や工
具が入って制御装置１を破損することがある。保護装置
１８を構成するＵ字状のチャンネル形部材１９が、固定
枠３の下枠４の略全長に亘って延びてケーシング６をお
おっていると都合がよい。このためにチャンネル形部材
１９の上部翼部２０に切り欠き２７を形成して、ケーシ
ング６のカバー９上に形成した突起部１０を収容する。

上記のＵ字状のチャンネル形部材１９を、ねじ、クリッ
プ其他の適宜締結装置を用いて所定の位置において固定
枠３に取付ける。他方Ｕ字状チャンネル形部材１９の開
放端２８　、２９を端面板３０　、３１によって密閉す
ると共にこの端面板３０　、３１を下枠４に固着する。

上記の端面板３０　、３１にはチャンネル形部材１９に
取付けるための締結部材を備える。

第２図において、固定枠３の下枠４の形状は制御装置１
を該下枠の内面２３に直接取付けられるように形成され
ている。しかしある場合には内側の出っばり３３の厚さ
３２によって上記の下枠４の形状が変わる。第２図と類
似の第３図において、下枠４は上方に持揚げられた厚さ
３４の比較的薄い出っばり３３を有する。この場合、下
枠４に制御装置１を取付けるにはスペーサ３５を使用し
て所望の厚さ寸法が得られるように内側の出っばり３３
の厚さを実質的に増加させる必要がある。

上述の実施例にかかる保護装置１８は揺動パネル５の揺
動移動に亘って作動アーム７を完全におおうことはでき
ない。この不都合をさけるために第４図に示す別の実施
例では、Ｕ字状チャンネル部材１９の上部翼部２０を二
つの部分３６　、３７に分割し、第１部分３６を揺動パ
ネル５の前部たて枠４４と、着脱自在に設けた突起部１
０との間に配設し、この第１部分３６を案内レール１５
の上方において上記揺動パネル５の下枠８に取付ける。

このように形成すると揺動パネル５の全移動中に作動ア
ーム７を完全におおうことができる。

第５図において、制御装置１は揺動パネル５の角度的位
置に無関係に揺動パネル５の錠止する錠止手段３８を備
える。制御装置ｌのこの特別な構造によって、揺動パネ
ル５にかけられた作力はケーシング６に収容された機構
には伝達されずに錠止手段３８に伝達される。

上記の錠止手段３８は、揺動パネル５にアームの一端４
０を蝶着し、Ｕ字状チャンネル部材１９に固着した錠止
装置４２に摺動状に取付けたアーム３９を備える。上記
錠止手段３８を固定枠３及び揺動パネル５の夫々の前部
たて枠４３及び４４に取付けることが望ましい。

第５図の実施例によれば、−錠止装置４２はＵ字状チャ
ンネル部材１９の上部翼部２０に取付けられ、ケース４
６を有してアーム３９と協働する回動塵４５を備える。

このケース４６は筒状に形成される。又本発明によれば
二〇錠止装置４２をＵ字状チャンネル部材１９の内部に
挿入し、回動塵４５を上部翼部２０の裏面４７に取付け
ることができる。その場合、Ｕ字状チャンネル部材１９
の垂直辺部に水平状溝を形成して、揺動パネルの回動中
にアーム３９の後端４１が通過できるようにすることが
望ましい。

しかし上部翼部２０が二つの部分３６及び３７に分離さ
れ、前部部分３６が揺動パネル５に取付けられている場
合には上記の錠止装置４２を上部翼部に取付けることが
できない、この場合には錠止装置４２の回動部材４５の
下にスペーサを取付けた組立体をチャンネル部材１９の
下部翼部２１上に担持させる。又垂直辺部２２の上縁４
８と上部翼部２０の部分３６との間に隙間を残してアー
ム３９の後端４１が通過できるようにする必要がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例にかかる制御装置を有する
側面吊り開き戸又は開き窓を錠止手段を除いて破断して
示した分解斜視図、第２図は本発明の第１実施例にかか
り、固定枠の下枠に取付けた第１図の制御装置の縦断面
図、第３図は本発明の変形態様にかかり、固定枠の下枠
に取付けた制御装置を示す第２図と類似の図、第４図は
本発明にかかる制御装置の別の実施例で形成した開き戸
又は開き窓を錠止手段を除いて上方から見た部分破断平
面図、第５図は第１図に示す制御装置を備えた開き戸又
は開き窓の部分破断平面図で、錠止手段が含まれたもの
である。 ３・・・固定枠、　　　　４・・・下枠、５・・・揺動
パネル、　　　６・・・ケーシング、７・・・作動アー
ム、　　　９・・・カバー、１０・・・突起部、　　　
　１３胃ローラ、１４・・・−］、　　　　　１５・・
・案内レール、１８・・・保護装置、　　１９・・・Ｕ
形断面部材、２０・・・上部翼部、　　２１・・・下部
翼部、２２・・・垂直辺部、　　２３・・・内面、２７
・・・切り欠き、　　　３５・・・スペーサ、３６　、
３７・・・部分、　　　３８・・・錠止手段、３９・・
・アーム、　　　　４０・・・一端、４１・・・他端、
　　　　４２・・・錠止装置、４３・・・たて枠、　　
　　４４・・・たて枠、４５・・・回動塵、　　　　４
６・・・ハウジング、４７・・・内面、　　　　４８・
・・上縁。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、外開きの側面吊り開き戸又は開き窓用揺動パネル（
   ５）の制御装置であって、固定枠（３）の下枠（４）の
   内面に取付けられかつ作動アーム（７）の回転を制御す
   るクランク作動機構を収容するケーシング（６）を備え
   、上記作動アーム（７）の一端（１４）には上記揺動パ
   ネル（５）に取付けた案内レール（１５）内に摺動自在
   に係合するローラ（１３）を備えたものにおいて、上記
   制御装置が、上記揺動パネル（５）の開閉移動の開始及
   び終了時に上記作動アーム（７）に近づくことを防止す
   る保護装置（１８）を備え、上記保護装置（１８）は、
   垂直辺部（２２）で互に連結されかつ相互に間隔をあけ
   た二つの水平状翼部（２０、２１）からなりかつ横方向
   に開放されたＵ形断面部材（１９）を備え、上記Ｕ形断
   面部材（１９）は上記下枠（４）の内面（２３）に直接
   に又はスペーサ（３５）を介して取付けられ、上記Ｕ形
   断面部材（１９）の上部翼部（２０）は、上記揺動パネ
   ル（５）に取付けた上記案内レール（１５）を完全にお
   おう丈の幅を有し、上記ケーシング（６）は、該ケーシ
   ングのカバー（９）に形成した突起部（１０）と係合す
   る切り欠き（２７）を備えるか或いは該ケーシング（６
   ）が二つの部分（３６、３７）に分割されていて、その
   第１部分（３６）が、上記案内レール（１５）の上方に
   おいて上記突起部（１０）と上記揺動パネル（５）の前
   部たて枠（４４）との間に設けられたことを特徴とする
   外開きの側面吊り開き戸又は開き窓の制御装置。 ２、上記固定枠（３）に対する角度的位置に無関係に上
   記揺動パネル（５）を錠止する錠止手段（３８）を備え
   、上記錠止手段（３８）はアームの一端（４０）を上記
   揺動パネル（５）に枢着するアーム（３９）を備え、上
   記アーム（３９）の他端（４１）は錠止装置（４２）に
   摺動自在に係合され、上記錠止装置（４２）は筒状等の
   ハウジング（４６）を有して上記アーム（３９）を収容
   する回動座（４５）を備え、上記回動座（４５）は上記
   Ｕ形断面部材（１９）の上部翼部（２０）に取付けられ
   るか或いは上記Ｕ形断面部材（１９）内に収容されかつ
   上記上部翼部（２０）の内面（４７）に取付けられるか
   又は下部翼部（２１）上に設けたスペーサを介して支承
   され、このうち後の二つの場合に第１部分（３６）の一
   部を構成する上部翼部と垂直辺部の上縁（４８）間に隙
   間を残して、上記アーム（３９）の後端（４１）が通過
   できるようにし、さらに上記錠止手段（３８）を上記固
   定枠（３）の前部たて枠（４３）と上記揺動パネル（５
   ）の前部たて枠（４４）に夫々取付けた請求項１記載の
   制御装置。