JPH0113616Y2 - - Google Patents

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JPH0113616Y2
JPH0113616Y2 JP15775580U JP15775580U JPH0113616Y2 JP H0113616 Y2 JPH0113616 Y2 JP H0113616Y2 JP 15775580 U JP15775580 U JP 15775580U JP 15775580 U JP15775580 U JP 15775580U JP H0113616 Y2 JPH0113616 Y2 JP H0113616Y2
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vehicle
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valve
opening
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車輛走行時に発生する車輛側面の負
圧を利用して、室内の空気を積極的に排出させる
ようにした車輛室内換気装置に関するものであ
る。
これまで、乗用車のフロントドアには、ドアガ
ラスの前端下部コーナーに強い負圧が生じている
にも拘らず、それを積極的に利用する試みがなか
つた。そのため、走行中において、車室内の空気
はベンチレーシヨンを開くかまたはフアンを廻す
ことによつて、徐々に排出されるにすぎず、排気
を積極的に行なうためには、急激に高まる風切音
と、侵入してくる雨を我慢してドアガラスを若干
下げるよりほかに方法がなかつた。
本考案の目的は、フロントドアガラス前端下部
コーナーに開閉機構を設けることにより、車室外
の負圧を積極的に利用し、車室内の汚れた空気
(特に運転席、助手席で吸われたたばこの煙)を
速やかに排出させるようにした車輛室内換気装置
を提供するにある。
このような目的を達成するために、本考案の車
輛室内換気装置は、室内開口を有する室内側壁と
室外開口を有する室外側壁とをフロントガラスの
前端下部に車幅方向に離間配置して、室内外を連
通する空気通路を設けた車両室内換気装置におい
て、前記両開口を車両側面視にて互いに変位して
配置するとともに、前記両側壁を車幅方向に仕切
つて、前記空気通路を室内開口側画室と室外開口
側画室とに区画する仕切体を設け、該仕切体に前
記両開口側画室を連通する連通孔を穿つととも
に、該連通孔を開閉する開閉弁を前記空気通路内
に車幅方向の軸に回動自在に支持した構成になつ
ている。
上記の構成によると、車輛走行時に開閉弁を操
作し、仕切体の連通孔を開放して室内と室外を空
気通路を介して連通させると、フロントドアガラ
スの前端下部に生じた負圧により車室内の空気
は、室内開口から空気通路に吸い込まれた後、仕
切体の連通孔を通して室外開口から車室外に排出
され、車室内の換気が行なわれる。前記開閉弁
は、室内側壁と室外側壁との間に配設され、外部
に露出していないため、空気抵抗の影響を全く受
けず、車両の空気力学上有利となるばかりでな
く、泥などの異物の侵入・付着によつて弁機能を
損なうことなくなり、常に確実な換気が保証され
る。また開閉弁および仕切体は両側壁に直交する
ように配設されているため、前記両部材の縦寸
法、すなわち両側壁に平行な方向の寸法が任意に
選択できるから、両側壁の間隔を開閉弁が組み込
めるに必要な最小の寸法に設計することができ
る。
以下、図に示す実施例を用いて本考案の詳細を
説明する。
第1図は本考案車輛室内換気装置を備えてなる
自動車の側面図、第2図は本考案車輛室内換気装
置の拡大正面図、第3図は第2図の要部側断面
図、第4図は第2図の−線断面図である。第
1図に示した自動車1においては、フロントドア
ガラスの前端下部コーナーに、エア抜き装置の本
体となる亜鉛ダイキヤスト製の三角形状のブラケ
ツト3が配設されている。このブラケツト3は第
2図に示す3個所の取付部4乃至6においてフロ
ントドアに装着されており、室内側と室外側の2
つの側壁7,8を備えてなる。そして、室内側壁
7には、2個所の室内開口部9,10が設けられ
ると共に、室外側壁8には前記室内開口部9,1
0より下方に位置する1個所の室外開口部11が
設けられている。また、該室内側壁7と室外側壁
8とで形成されるブラケツト3の内部空間12内
には前記室内側壁7と室外側壁8に略直交しかつ
これら両側壁7,8とをつなぐ仕切体としての仕
切壁13が配設されており、前記室内開口部9,
10と室外開口部11とは、該仕切壁13によつ
て仕切られた構成となつている。仕切壁13には
空気を通過させるための室内外連通孔14が穿設
されている。また、第4図に示すよう、前記ブラ
ケツト3の前辺部は、ピラー側ウエザストリツプ
15によつて覆われているとともに、後辺部は、
該後辺部に取付けられたゴム製のチヤンネル24
がフロントドアガラス2を気密的に挾み込むこと
によつて、該フロントドアガラス2に固着された
状態となつている。さらに、ブラケツト3の両側
壁7,8間に横架された第1の支軸16には、該
第1の支軸16を中心として回動して室内外連通
孔14を開閉する開閉弁17が取付けられてお
り、この開閉弁17は、室内側壁7の外側面に立
設された第2の支軸18に回動可能に支持されて
なるレバー19と連動するよう構成されている。
すなわち、開閉弁17は上述したよう第1の支軸
16に対して回動可能に装着されているが、この
開閉弁17と一体化された第1のアーム部20
と、前記レバー19に一体化された第2のアーム
部21とは、第1のアーム部20に立設されたピ
ン22が、第2のアーム部21に穿設した長孔
(図示せず)内にはまり込むことによつて、前記
レバー19と連動関係にあり、例えばレバー19
を第2図および第3図に矢印A,Bで示すよう
開、閉操作した場合において、前記開閉弁17は
矢印C,Dで示すよう開、閉操作するよう構成さ
れている。今、第2図における開閉弁17の状態
は、「閉」状態にある(なお、第2図に2点鎖線
で示す開閉弁17′の位置は「開」の状態を示
す。)。また、前記レバー19とピン22には、ト
ーシヨンスプリング23の各一端部が装着されて
おり、該トーシヨンスプリング23のターンオー
バーによつてレバー19の開、閉操作時に節度感
をもたせるとともに、該トーシヨンスプリング2
3の弾性力によつて、開閉弁17の「開」もしく
は「閉」の状態を保持するよう構成される。な
お、第2図においては、トーシヨンスプリング2
3の弾性力は、前記開閉弁17を閉じる方向に作
用しており、該開閉弁17はその閉状態を保持さ
れ、一方、第2図において2点鎖線で示す位置に
きたときのトーシヨンスプリング23′の弾性力
は、開閉弁17を開く方向に作用しており、該開
閉弁17はその開状態を保持される。以上の開閉
弁17、レバー19、第1のアーム部20、第2
のアーム部21、トーシヨンスプリング23等に
よつて弁操作機構は構成される。なお、25はド
アベルトラインを示す。
次に、以上のように構成されたエア抜き装置の
作用について説明する。車輛走行時にレバー19
を手動によつて開操作させて、開閉弁17を第2
図に示すよう開くと、自動車のフロントドアガラ
ス2の前端下部コーナーに生じた負圧により車室
内のたばこの煙等汚れた空気は、第3図に矢印E
で示すよう室内側壁7に設けた室内開口部9,1
0からエア抜き装置の本体であるブラケツト3内
に導かれ、さらに室内外連通孔14、室外開口部
11を順に通つて車室外に排出されることにな
る。この場合において、運転者または助手席乗員
の喫煙による煙は車室内を循環することなく直ち
に車室外に吸い出されるため、後席乗員に嫌煙者
がいたとしても不快感を与えることがない。また
車輛走行時においては、室内開口部9,10が室
外開口部11より上方に位置しており、しかもフ
ロントドアガラス2の前端下部コーナーの車室外
側が常に負圧となつているため、降雨時において
も雨が車室内に入るようなことはない。
上述のとおり、本考案によれば、車輛走行時に
フロントドアガラスの前端下部に生ずる負圧を利
用して車室内の換気を行なうようにしたので、従
来のドアガラスの開放による換気のように高い風
切音の発生、風の巻き込み、および悪天候走行時
の雨、雪などの吹き込みがなくなり、静粛かつ快
適な車室環境が確保される。また、弁機構が外部
に露出されていないため、使用中に泥などの異物
が侵入・付着して弁機能を損なうことがなくな
り、常に安定した弁操作ができ、確実な換気が保
証されるとともに、車輛外壁からの突出部分をな
くすことができるから、空気抵抗の影響を全く受
けることがなくなり、車輛の空気力学上の設計自
由度が増大する。また、開閉弁および仕切体が室
内側壁と室外側壁に対して直交するように配設さ
れているため、両側壁の間隔を狭めても換気に必
要な流路面積、すなわち仕切体の連通孔の開口面
積が両側壁に平行な縦寸法によつて任意に設定す
ることができるから、換気装置の車幅方向の厚み
設計の自由度が増大する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案車輛室内換気装置を備えた自動
車の側面図、第2図は本考案車輛室内換気装置の
一実施例を示す拡大正面図、第3図は第2図の要
部側断面図、第4図は第2図の−線断面図で
ある。 2……フロントドアガラス、3……ブラケツ
ト、7……室内側壁、8……室外側壁、9,10
……室内開口部、11……室外開口部、13……
仕切壁、14……室内外連通孔、17……開閉
弁、19……レバー、23……トーシヨンスプリ
ング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 室内開口を有する室内側壁と室外開口を有する
    室外側壁とをフロントガラスの前端下部に車幅方
    向に離間配置して、室内外を連通する空気通路を
    設けた車両室内換気装置において、前記両開口を
    車両側面視にて互いに変位して配置するととも
    に、前記両側壁を車幅方向に仕切つて、前記空気
    通路を室内開口側画室と室外開口側画室とに区画
    する仕切体を設け、該仕切体に前記両開口側画室
    を連通する連通孔を穿つとともに、該連通孔を開
    閉する開閉弁を前記空気通路内に車幅方向の軸に
    回動自在に支持したことを特徴とする車両室内換
    気装置。
JP15775580U 1980-11-04 1980-11-04 Expired JPH0113616Y2 (ja)

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JP15775580U JPH0113616Y2 (ja) 1980-11-04 1980-11-04

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JP15775580U JPH0113616Y2 (ja) 1980-11-04 1980-11-04

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JPS5780310U JPS5780310U (ja) 1982-05-18
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6261820A (ja) * 1985-09-10 1987-03-18 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd コ−ナ−ピ−スグラスラン

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JPS5780310U (ja) 1982-05-18

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