JPH01134185A - 製氷機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は大形角氷から錐先の突刺による破砕を行って得
る「かち割り氷」に近似した形の氷塊を量産することが
可能な製氷機に関する。

（従来の技術） レストラン、食堂、喫茶店、バー等で冷飲料に投じて使
用する小氷塊を多量に必要とするところでは、例えば実
開昭６２−１７７６７号公報等によって公知の製氷機を
使用して直方体をなす角氷を量産し、この角氷を従来の
かち割り氷に替えて利用している。

（発明が解決しようとする問題点） ところで従来の製氷機で製造した角氷は直方体をなして
いて画一的な形状であるのと、機械で量産したことが一
目瞭然で軽薄な感じを与え易いのとによって、普及には
限界があり、従来手作業で作っていたかち割り氷と同じ
形の氷塊が機械的かつ量産により得られる装置の出現が
斯界において要望されているが、かち割り氷は元来、不
規則でしかも一つとして同じ形状でない点に特徴がある
のに対して、自動製氷機は画一的な形状の氷を得る構造
であるところから根本的に無理であるとされて現在にま
で至っている。

このような事実に対処して本発明は従来技術的に不可能
とされていたかち割り氷の機械的な量産を実現し得る製
氷機を発明するに至ったものであって、特に、製氷板及
び散水装置に特有の構成を持たせた点を特徴とし、人手
によって得られたと同じ重厚感を客に与えることによっ
て、イメージアップの増進を期させようとするものであ
る。

（問題点を解決するための手段） しかして本発明は添付図面に示す例により明らかな如く
、円錐面、角錐面等の先細で先端が尖った錐面を有する
複数個の凹部α蜀、α濁が同じ側に分散して凹設されて
なる製氷板αυを、各四部α■、α湯が下方に突出する
配置で設けると共に、各凹部α湯。

α濁内に冷却管（４）を夫々添設せしめる一方、水を凹
部（１３）の外周壁に均散布し得る散水装置（２）を各
凹部α刃、α濠に囲繞し付設せしめて製氷機を構成した
ものである。

（作　用） 下向き錐面をなす凹部α濁の製氷面に散水装置（２）で
水を当てると、必然的に散水量が多少不均一になり、し
かも錐面に沿って流下する動態も変化することから錐面
に沿った氷結部の形１層厚みが不定となり、位置によっ
て夫々異なってくる。

さらに不定形態がいったん生じると不規則に流れる水流
下面に沿って氷が厚くなって、従って氷が厚い個所に集
まるように、かつ、水が低い方に流れる結果、山脈の筋
のように厚いところと薄いところの変化が生じ、かくし
て凹部α尋から離脱した氷塊は不規則な形でかち割り氷
に近似した外形となる。

この氷塊は円錐、角錐等の錐体を核としながら外形は製
氷の都度異なり不定であるので不規則な形の氷塊が得ら
れる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する
。

第１図及び第２図は本発明の１実施例に係る要部構造を
、第３図は同じく全体構造の概要を夫々示しており、圧
縮機（１）、空冷式の凝縮器（２）、膨張弁（３）、蒸
発器として作用する冷却器（４）、アキュムレータ（５
）、それ等機器をサイクリックに接続せしめた冷媒配管
２Ｍ氷氷雪電磁弁７）を介設して有し凝縮器（２）と膨
張弁（３）との直列回路に並列接続せしめた離氷用バイ
パス回路（６）を付設して有する冷凍装置と、水タンク
（８）、該水タンク（８）に貯溜する氷層原水を汲上げ
圧送する水ポンプ（９）、この水ポンプ（９）が汲上げ
た氷層原水を後述する散水装置（２）に送り込ませるた
めの氷用原木管０のからなる水用原水供給装置と、製氷
板αＤと、散水装置０とによって製氷機が構成されるも
のであって、第３図に示す通りである。

前記製氷板αυは複数個のかち割り氷に似た氷塊を同時
に生成せしめる部分であって、例えば銅板。

アルミニウム板の伝熱性が良好な金属平板を素材となし
て、これをプレス加工等によって錐面を有する複数個の
凹部α３）、　Ｕが同じ面側に分散して一体的に凹設さ
れてなる型板に形成したものである。

上記凹部■は第１図及び第２図に例示する円錐面を有す
る先細で先端が尖った形状を成していて、この凹部０を
同じ面側に揃えて突出するように凹設せしめている。

なお、凹部０３は円錐面の他に第４図に示す三角錐面で
もよく、その他機断面異形錐面であっても勿論着支えな
い。

上記構造の製氷板αυは、各凹部α湯、α湯の内方に冷
却管（４）を夫々添設せしめていて、氷点下の低温に冷
却されるようになっているが、冷却管（４）はリング状
、コイル状に形成して凹部α湯の内壁に密着させ固定せ
しめればよい。

なお、製氷板αυを２枚板の合わせ構造となして、凹部
α蜀の内側の合わせ板に冷媒流通用の凹溝を形成してな
る冷却管一体形のものであっても良い。

一方、散水装置（２）は、第１図及び第２図に例示され
てなる如く、凹部（ｌの外周壁に囲繞させて適宜径を有
するリング状の管を設けて、この管の等分散した複数個
所にノズルαａを介設して該ノズルα荀の噴水方向を凹
部（２）外周壁の上方部に指向させてなる構造であって
、リング状をなす前記管を本川原水管αｌの先端に接続
せしめている。

本発明に係る製氷機は以上述べた構成になるが次に運転
の態様を説明する。

前記冷凍装置を圧縮機（１）及び凝縮器（２）用ファン
の駆動により運転し、水ポンプ（９）の駆動による水用
原水供給装置の運転を同時に行わせて製氷運転を開始す
る。

製氷板０υの各凹部Ｑ３１．αｊは冷却管（４）によっ
て製氷可能な低温に冷却され、一方、散水装置＠の各ノ
ズルａａ、αａからは水用原水が噴出し凹部α湯、α違
の外周壁に均散布される。

この散布原水は上記外周壁を上方部から伝って流下する
間に次第に氷結してゆき、氷結しない原水は下方に垂れ
落ちる（第５図参照）。

かくして凹部αｊの外周壁に氷が生長して第６図図示状
態になり、前述するように不規則な形で十分な厚みを有
する氷塊が外周壁に密着生成する。

この氷塊の生成完了をタイマ等の検知器により検知し、
この検知信号で凝縮器（２）用ファン及び水ポンプ（９
）を停止し、離氷用電磁弁（７）を開弁させる。

かくして圧縮機（１）を出たホットガスは離氷用バイパ
ス回路（６）を通り冷却管（４）に流れ込み、製氷板ａ
υの凹部α濁壁の温度を上昇せしめる結果、壁用に付着
していた氷塊は付着面の溶解によって離氷し、第７図に
示す形態で落下し受水槽（図示せず）内に堆積する。

この離脱した氷塊は第８図に断面示するように、氷厚が
厚い部分と薄い部分とがあるのでかち割り氷に似た外形
状のものが得られる。但し、内部に錐体状の空洞が存す
ることになる。

（発明の効果） 本発明は下向き錐面を有する凹部α１の外面に氷層原水
を散布して氷塊を生成するようにしたものであって、生
成した氷塊はかち割り氷に近似した形状で重厚感を有し
て、自動的に量産する製氷機を使用しながら人工的に作
られたと同じ氷塊を得ることができる。

しかも製氷機で機械的に作りながらも、製氷の都度形状
が夫々不規則で異なるものが得られ、却ってバラエティ
−に冨み、普及を進める点で多大の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の実施例に係る一部切欠示要
部斜視図、同じく断面図、全体構造概要図、第４図は本
発明の他実施例に係る製氷板要部斜視図、第５図乃至第
７図は製氷と離氷の過程を順序的に示す説明図、第８図
は第７図のＡ−Ａ線矢視断面図である。 （４）・・・冷却管、　ａυ・・・製氷板、０２）・・
・散水装置、　α■・・・凹部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、円錐面、角錐面等の先細で先端が尖った錐面を有す
   る複数個の凹部（１３）、（１３）が同じ側に分散して
   凹設されてなる製氷板（１１）を、各凹部（１３）、（
   １３）が下方に突出する配置で設けると共に、各凹部（
   １３）、（１３）内に冷却管（４）を夫々添設せしめる
   一方、水を凹部（１３）の外周壁に均散布し得る散水装
   置（１２）を各凹部（１３）、（１３）に囲繞し付設せ
   しめたことを特徴とする製氷機。