JPH0113141Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は浴室内壁面に、風呂釜、給湯器などを
コントロールする制御部を設けた浴室ユニツトに
関する。

従来例の構成とその問題点 浴室内から風呂釜、給湯器などをコントロール
できるよう、その制御部を浴室内壁面に設けた浴
室ユニツトはすでに周知である。

しかし、従来の浴室ユニツトは第１図に示すよ
うに、制御部１を浴槽２の中心Ｏと相対する浴室
内壁面３部分に設けているため、洗い場４側から
の操作が困難であるという欠点を有していた。す
なわち中心Ｏと相対する位置に設けられた制御部
１は洗い場４から遠ざかるため、洗い場４側から
の操作は無理な姿勢を強いられることとなつてい
た。

また近年においては、浴室内を単に身体洗浄の
場にとどめるのではなく、心理的快適性を得られ
る場とすることも要求されてきている。

考案の目的 本考案は前記欠点及び要求に着目し、浴槽、洗
い場の両側から操作部を容易に操作できるととも
に、心理的快適性をも得られる浴室ユニツトを提
供しようとするものである。

考案の構成 前記目的を達成するため、本考案の浴室ユニツ
トは浴槽より上方であつて、かつ洗い場と浴槽の
連設部近くに位置する浴室内壁面に制御部を設け
るとともに、前記制御部の上方に縦長状の収納用
凹部を設け、この収納空間にラジオ、インターフ
オンなどの通信機器を配設してなる構成であり、
これによれば浴槽及び洗い場の両側から制御部を
容易に操作できるとともに、心理的快適性をも得
られるという効果がある。

実施例の説明 以下本考案の実施例を第２図〜第５図により説
明する。

風呂釜、給湯器（図示せず）をコントロールす
る制御部５は、点火制御つまみ５ａ、温度制御つ
まみ５ｂを備えているとともに、浴槽６より上方
であつて、かつ洗い場７と浴槽６の連設部Ｔ近く
の浴室内壁面８部分に形成した凹所９内に設けら
れている。１０は凹所９の前面開口を開閉する蓋
体であり、これを閉成しておけば、各つまみ５
ａ，５ｂに湯などがかからないようになつてい
る。１１は制御部５上方の浴室内壁面８に凹設し
た縦長状の収納用凹部であり、この収納用凹部１
１は制御部５の縦中心軸線Ａ−A′上に、同列に
設けられ、かつ一端を制御部５近くに位置させ、
他端を浴室内の天井１２付近まで至らせて形成し
てある。

収納用凹部１１内には所望の通信機器、例えば
ラジオユニツト１３、インターフオンユニツト１
４などを順次積み重ねて入れるものである。１３
ａ，１４ａは前記ラジオユニツト１３、インター
フオンユニツト１４の操作つまみを示す。

前記のように収納用凹部１１があり、この収納
用凹部１１内にラジオユニツト１３、インターフ
オンユニツト１４を配設しているので、浴室内に
てラジオを聞け、また浴室外の人と話ができるな
どの心理的快適性を満たすことができるものであ
る。さらに制御部５及びラジオユニツト１３、イ
ンターフオンユニツト１４は洗い場７と浴槽６の
連設部Ｔ近くの壁面に設定されているから、その
各つまみ５ａ，５ｂ，１３ａ，１４ａの操作は、
洗い場７及び浴槽６の両側から、無理な姿勢を強
いられることなく、容易に行えるものである。

考案の効果 以上のように本考案の浴室ユニツトは、制御部
を洗い場と浴室の両側から容易に操作できるとと
もに、通信機器によつて、浴室内における心理的
快適感を満たすことができかつ、通信機器は収納
用凹部により突出量が軽減され、入浴者の体が触
れるのを低減できるという種々の利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の浴室ユニツトを示す斜視図、第
２，３図は本考案の浴室ユニツトを示す斜視図、
第４図は同要部縦断面図、第５図は同水平断面図
である。 ５……制御部、６……浴槽、７……洗い場、８
……浴室内壁面、１１……収納用凹部、１３……
ラジオユニツト、１４……インターフオンユニツ
ト、Ｔ……連設部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 浴槽より上方であつて、かつ洗い場と浴槽の連
   設部近くに位置する浴室内壁面に、風呂釜、給湯
   器などをコントロールする制御部を設けるととも
   に、前記制御部の上方に縦長状の収納用凹部を設
   け、この収納用凹部内にラジオ、インターフオン
   などの通信機器を配設してなる浴室ユニツト。