JPH01129538A - 同期通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野］ 本発明は、例えばポケットベルやページャ−などの呼び
出し装置、情報カード、トランシーバ等に利用され、こ
れらの受信装置または送受信装置が送信側と省電力で通
信できるようにした同期通信装置に関するものである。

［発明の概要コ 本発明は、受信装置等に使用される同期通信装置におい
て、 時間合せ手段で送信側に時間合せした計時手段を使用し
て、送信側のタイミングに同期させた周期でクロックを
カウントし、そのカウント値が予め設定した値と一致し
たとき受信用電源を投入して、送信側の信号を受信可能
にし、送信側と受信側が互いに時間窓を決めて通信する
ことにより、極限まで小さいデユーティで信号の送受信
を行うことを可能にし、省電力化を図ったものである。

［従来の技術］ 従来より、トランシーバを常に受信可能状態（スタンバ
イ）で使用する場合、省電力化する手段として、５ＯＮ
Ｙ製ＩＣＥ７０７に見られるように必要最小限のフロン
トエンドのみをオンさせておくものや、間歇的に電源を
投入するものが知られている。

また、特開昭５９−１１８４−９７号公報においては、
太陽電池による蓄電電源の節電のために、無線受信手段
のみをスタンバイにしておいて、受信した送信側の特定
の制御情報に基づいてのみ無線出力手段の電源をオンに
し、設定情報を出力する交信機能を持つ情報カードが提
案されている。

さらに、ポケットベルやページャ−（呼び出し装置）に
おいては、呼び出される頻度が少ないにもかかわらず、
いつ呼び出されるかわからないために、常にスタンバイ
状態にしておく必要があるが、このときも省電力を図る
ためフロントエンドだけをスタンバイとしておく手法が
採られている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、」二記従来の技術におけるトランシーバ
−９情報カード、ポケットベル等の受信装置または送受
信装置では、より一層の省電力化が問題点になっている
。

ポケットベルやページャ−などの形態は、携帯性を考え
ると最終的には小型薄型なカード状になると予想される
が、その際電池や蓄電手段も小型になるため、より−層
の省電力化がポイントになる。ところがフロントエンド
のみのスタンバイでも小型の電池にとっては消耗が激し
く、また間歇的な電源投入においては送信がいつ行われ
るかわからないためデユーティを任意に小さく設定する
ことができない。このため、例えば、カード状のポケッ
トベルに２０ｍＡｈのペーパーリチウム電池を用いた場
合、デユーティＩ／Ｉ　Ｏで間歇スタンバイを行ったと
しても、電池寿命は１集稈度しか持たない。この電池の
電力は、はとんど報知用ブザーなどに使用したいことや
、簡単な送信（応答）を可能にするためには、さらに効
率のよいスタンバイが望まれている。

本発明は、上記問題点を解決するために創案されたもの
で、ポケットベル等の呼び出し装置等の小型薄型化に対
応し、またそれらに使用する電池寿命等を延ばすために
、省電力で通信可能とした同期通信装置を提供すること
を目的とする。

［問題点を解決するだめの手段］ 上記の目的を達成するための本発明の同期通信装置の構
成は、 所定間隔のクロックを発生しそのクロックを周期的にカ
ウントする計時手段と、 送信側の時間合せ信号を間歇的に受信して上記周期の時
間合せを行う時間合せ手段と、上記計時手段のカウント
値と予め設定した値の一致を検出する検出手段とを有し
、 上記検出手段の検出出力により送信側の信号を受信し解
析するための受信用電源を投入することを特徴とする。

［作用］ 本発明は、時間合せ手段により、計時手段のクロックお
よびそのクロックのカウント周期を送信側に同期させ、
そのカウント値が設定値に一致する間受信用電源を投入
し、送信側の信号を受信可能にする。これを利用して受
信側と送信側が互いに同期して通信する時間窓を設ける
ことにより、＝４− その時間窓の所定時間内に確実に通信できるようにし、
上記クロックのカウント周期を任意とし、その時間窓も
受信に必要な最小時間として、受信用電源の投入のデユ
ーティを小さくすることを可能にする。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。こ
の実施例は、呼び出し機能を有する情報カードに適用し
た場合を示している。本実施例は、アンテナＩおよび受
信部２．同期制御部３．電源部４．メイン回路５から成
り、メイン回路５は報知ブザー５Ｉおよびメモリ５２１
表示部５３などから構成される。

受信部２はフロントエンド部２１および中間周波増幅回
路２２．検波回路２３．デコーダ２４などから成り、ア
ンテナ１で受信した送信側の信号をフロントエンド部２
１で高周波増幅し中間周波に変換した後に、中間周波増
幅回路２２で増幅し、検波回路２３で検波してデコーダ
２４に出力する。

デコーダ２４は復調した信号を解析し、送信側と同期を
取るための時間合せ信号即ちアジャスト用パルスの検出
や呼び出しコードまたは業務コードの識別を行う。これ
らの検出や識別を行うための認識コードは予めマニアル
で設定したりまたは製造段階で組み込まれる。またデコ
ーダ２４は、自己の呼び出しコードを識別すると報知ブ
ザー５１を鳴動させ、業務コードを識別するとあとに続
く情報をメモリ５２にストアし、液晶表示器等の表示部
５３にその情報を表示させる。

同期制御部３は、クロック発生部３１ａおよびそのクロ
ックを周期的に所定数カウントするカウンタ３１ｂから
成る計時手段３１と、アジャスト用パルスによりクロッ
ク発生部３１ａを同期スタートさせるとともにカウンタ
３１ｂをクリアする時間合せ部３２と、カウンタ３１ｂ
のカウント値が設定値と一致したことを検出する検出部
３３と、その一致検出出力でオンに制御される電源供給
スイッチ３４などから成る。検出部３３の設定値は、マ
ニアルで設定可能にしても良いし、製造段階で組み込ん
でも良い。電源供給スイッチ３４は、電源部４と受信部
２の間に介設される。メイン回路５への電源供給は、図
示しないが、デコーダ２４のコード識別結果により必要
な期間、タイマー制御等によって供給すれば良い。同期
制御部３は０ＭＯ３等で省電力に構成され、電源部４か
ら常時電源供給を受ける。電源供給スイッチ３４は、時
間合せ部３２からも、アジャスト用パルス受信の引き込
み動作時にオン？こ制御される。

第２図は、第１図の情報カードを用いた通信システムの
概略構成図である。送信側である送信機６は、キーポー
１６１２表示部６２．ホイップアンテナ６３および閃絡
の送信回路を備え、例えば０〜１０００または１０００
０程度までの呼び出し番号あるいは氏名等によるディレ
クトリ−を設定可能とし、それらのうちキーボード６Ｉ
から特定したものをコード化した後、アジャスト用パル
スを基準に、各呼び出し番号等に固有に設定されたタイ
ミングの時間窓で送信する。情報カード７は、例えば厚
さ１〜３ｍｍ程度に形成され、その厚みの中に前記した
アンテナｌ、受信部２．同期制御部３．電源部４．メイ
ン回路５等が収容されて、引き込み動作でアジャスト用
パルスを受信し、送信信号解析のための受信可能な時間
窓を送信機６に同期させて呼び出し番号等を受信する。

以上の構成の実施例の作用を述べる。第３図は、実施例
の動作説明用のタイミングチャートである。

各時間窓は、アジャスト用パルスＡＤＪを基準に一定時
間幅に設定される。例えばアジャスト用パルスＡＤＪの
周期を１０秒に設定した場合、１０００等分してｌ０ｍ
５を１つの時間窓とし、そこへ１０個の呼び出し番号を
割り付ければ、９９９９までの呼び出しが可能になる。

アジャスト用パルスＡＤＪは呼び出し番号１〜９の時間
窓における呼び出し番号０に割り当てる。

各情報カード７においては、時間合せ部３２によりアジ
ャスト用パルスＡＤＪが送出される時間窓においても電
源供給スイッチ３４をオンに制御して、アジャスト用パ
ルスＡＤＪを受信し、絶えず時間合せを行う。初期にお
いてまたは上記においてアジャスト用パルスをＡＤＪを
見失ったときは、時間合せ部３２が引き込み動作を行う
。引き込み動作は、アジャスト用パルスＡＤＪが受信さ
れるまで連続して電源供給スイッチ３４をオンに制御し
、受信後目動的に時間合せし通常の動作に復帰して終了
する。上記における時間合せは、１ｏ−８程度の精度を
有する水晶振動子を用いてクロックを発生ずれば、１０
００秒に１回程度で十分であり、その場合はタイマー等
を使用して引き込み動作を１０００秒に１回程度の頻度
で起動すれば良い。

１つの時間窓における通信は、各情報カード７が自己の
呼び出し番号（例えば２８とする）の割り当てられてい
る時間窓（２０〜２９）になったことを、検出部３３に
よりカウンタ３１ｂのカウント値から検出し、受信部２
に電源を供給して受信状態にする。１つの時間窓におい
ては、スタートシグナルＳＩＧに続き、割り当てられた
呼び出し信号の１つが送信され、表示情報があれば続い
て送信される。情報カード７は自己の呼び出し信号（２
８）であることを識別すると、あとに続く情報をメイン
回路５を動作させてメモリ５２にストアし、表示部５３
に表示などを行う。

以」二のように、送信側と受信側が互いに同期した時間
窓を持つことができ、その時間だけ受信可能にすれば良
いので、原理的には時間窓の周期を任意に設定すること
ができ、さらに時間窓の時間幅も必要最小限にすること
ができる。このため送受信のデユーティを極限まで小さ
くすることが可能になり、それに比例して電力を節減す
ることができる。もちろん同期制御部３は常時給電しな
ければならないが、０ＭＯ３等の論理回路で構成可能な
ため、消費電力は極めて小さくできる。例えば電源部に
ペーパーリチウム電池を用いた場合でも、３〜５年の寿
命が得られる。

なお、上記実施例のように情報カードをＩＯ個単位のグ
ループに振り分けることは、ポケットベルのように呼び
出し数や呼び出し頻度が多い場合に効率的であるが、１
００人くらいまでのシステムであれば、アジャスト用パ
ルス部分に続いて■Ｄ（認識）コードを送るだけの１つ
の時間窓で構成することもてきる。この場合、計時手段
のカウンタや検出手段は簡単なものになり、安価になる
。

また、アジャスト用パルスの周期内を２分割して各々に
同一の時間窓を設け、前半を呼び出しに使用し、後半を
業務用の通信に用いることもできる。

業務用の通信では、指令内容別や目的別に情報カード側
から必要な時間窓に合せて受信することも考えられ、効
率化を図ることができる。その場合には、マニアルで時
間窓を設定するために、入カキ−を設ける。さらに上記
後半に情報カード側から送信する機能を持たせることも
可能である。この場合には多重化を避け、１つの時間窓
には１つの送受信のチャンネルを割り当てるのが、送受
信側とも複雑化せず好適である。

本発明は、トランシーバ−など他の受信装置や送受信装
置にも適用可能であることは言うまでもなく、また情報
カードから他の情報カードへの交信にもある程度の到達
距離で適用することができる。このように、本発明はそ
の主旨に沿って種々に応用され、種々の実施態様を取り
得るものである。

［発明の効果］ 以」二の説明で明らかなように、本発明の同期通信装置
によれば、電源の省電力化を実現することができ、ペー
ジャ−やポケットベル等の呼び出し装置やトランシーバ
−を小型薄型化してカード化することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
本実施例を用いた通信システムの概略構成図、第３図は
実施例の動作説明用のタイミングヂャートである。 ２・・・受信部、４・・・電源部、３１・・・計時手段
、３２・・・時間合せ部、３３・・・検出部（検出手段
）、３４・・・電源供給スイッチ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 所定間隔のクロックを発生しそのクロックを周期的にカ
   ウントする計時手段と、 送信側の時間合せ信号を間歇的に受信して上記周期の時
   間合せを行う時間合せ手段と、 上記計時手段のカウント値と予め設定した値の一致を検
   出する検出手段とを有し、 上記検出手段の検出出力により送信側の信号を受信し解
   析するための受信用電源を投入することを特徴とする同
   期通信装置。