JPH01115526A - トレイ供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、トレイ供給装置に係り、特に装置の占有スペ
ースを縮少し、しかも部品取り出し作業の停止時間を大
幅に短縮するために好適なトレイ供給装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、トレイに収納された部品の供給、取り出し装置と
しては、第６図に示す装置と、ｗｃＩ図および第８図に
示す装置とがある。

そのうちの、第６図に示す装置において、Ａ部では部品
が入りているトレイ１を積み重ねて一時貯蔵する。Ｂ部
では、積み重ねられたトレイ１を１個ずつ分離し、次の
０部に送り出す。０部では、トレイ１から部品を１個ず
つ取り出して加工機等へ供給する。Ｄ部では、使用済み
の空トレイを再び積み重ねる。Ｆ部では、積み重ねられ
たトレイ群を一時貯蔵する。

この第６図に示す装置の場合、トレイ１から部品を取り
出す０部以外に、トレイの貯蔵も含めてＡ、Ｂ、Ｄおよ
びＥ部がある。

また、Ｗ、７２右よび第８図に示す装置では、ストツカ
Ｆに積載された部品が入ったトレイ１が上から順に作業
ステーションＧに送られる。この作業ステーションＧで
トレイ１から１個ずつ部品が取り出される。部品が取り
出された空トレイは、第８図に矢印で示すように、垂直
に下降して再びストッカＦの最下部に押し込まれる。

この第７図および第８図に示す装置の場合、ストッカＦ
に積載したトレイ１の全てが空になった後、これを排出
し、新たなトレイ群をストッカＦに供給することになる
。この交換作業は、通常１０〜３０秒かかり、その間部
品の供給作業がストップする。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前記第６図に示す装置では、空トレイはＥ部にストック
され、これを排出する場合も部品取り出し作業を停止さ
せることなく行うことができるが、部品の取り出しを行
う０部以外に、Ａ、Ｂ、ＤおよびＥ部を有するため、装
置全体が大きくなり、占有スペースが広くなる問題があ
る。

一方、第７図および第８図に示す装置では、占有スペー
スを縮少することができるが、各トレイが全て空になっ
た後に排出し、新たなトレイ群と交換することになる。

この交換作業に通常は１０〜３０秒かかり、その間部品
取り出し作業を停止させなければならず、このような供
給装置を生産ライン等に設置した場合、トレイ交換中は
ライン全体が停止することになり、作業時間の損失が太
きいという問題がある。

本発明の目的は、前記従来技術の問題を解決し、部品取
り出し作業の停止時間を大幅に短縮でき、しかも装置全
体の占有スペースを縮少し得るトレイ供給装置を提供す
ることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

前記目的は、水平面上に、互いに間隔をおいて第１．第
２の位置を設定し、第１の位置には部品を入れたトレイ
を積み重ねるとともに、この第１の位置に積み重ねられ
たトレイの最上段のトレイを把持して設定高さまで持ち
上げる第１のエレベータを設置し、前記第１の位置まで
第１のエレベータにより持ち上げられたトレイを受け取
って第２の位置へ水平に搬送する搬送手段を配置し、第
２の位置には前記搬送手段により搬送されて来たトレイ
から部品を取り出す部品取り出し装置と、前記搬送手段
から空トレイを受け取り、その空トレイを引き卸して積
み重ねる第２のエレベータとを設置したことにより、達
成される。

〔作用〕

本発明では、第１の位置に、部品が入ったトレイを積み
重ねておく。

そして、第１のエレベータを下降させ、この第１のエレ
ベータにより、積み重ねられかつ部品が入った最上段の
トレイを把持し、設定高さまで持ち上げる。

ついで、空の搬送手段を第２の位置から第１の位置へ移
動させる。ここで、搬送手段は第１のエレベータから部
品が入ったトレイを受け取り、第２の位置へ移動する。

前記搬送手段により部品が入ったトレイを第２の位置へ
搬送した後、この第２の位置で部品取り出し装置により
トレイから部品を取り出し、加工機等に供給する。

この部品取り出し作業中、第１のエレベータを再び下降
させ、この第１のエレベータにより部品が入った最上段
のトレイを把持し、設定高さまで持ち上げておき、次に
空の搬送手段が移動して来るまで待機させる。また、こ
の部品取り出し作業中に、第２のエレベータを設定高さ
まで上昇させておき、１個のトレイが空になるまで待機
させておく。

前記部品取り出し装置により１個のトレイから全部の部
品を取り出した後、搬送手段より第２のエレベータに空
トレイを引き渡す。

前記第２のエレベータは、その空トレイを受け取って下
降し、第２の位置に空トレイを積み重ねる。

その間、待機中の第１のエレベータから部品が入ってい
るトレイを受け取るべく、搬送手段を第１の位置へ水平
移秦させる。

前述のごとく、本発明では第２の位置で部品が入ってい
るトレイから部品取り出し装置により部品を取り出し後
、トレイが空になった時、その空トレイを搬送手段より
第２のエレベータに引き渡し、搬送手段を第１の位置へ
移動させ、この第１の位置で待機中の第１のエレベータ
より搬送手段へ部品が入ったトレイを引き渡し、搬送手
段を第１の位置から第２の位置へ移動させるようにして
いるので、部品取り出し作業の停止時間を大幅に短縮す
ることができる。

また、本発明では装置全体をｗｃｌのエレベータの面積
と、第２のエレベータの面積とを合わせた面積より若干
上回る程度の面積に抑えることができ、したがって占有
スペースを縮少することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面により説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は同じ
く一部破断正面図、第３図は同じく右側面図、第４図は
トレイの斜視図、第５図はトレイの溝部と、第１．第２
のエレベータに設けられたチャック用の爪とその付属部
材との関係を示す拡大図である。

９１ニドレイ この実施例では、第４図に示すように、トレイｌの両側
部にそれぞれ２個ずつ、チャック用の溝部２が設けられ
ている。また、このトレイ１には部品（図示せず）を多
数区画して収納し得るようになっている。

Ｉ２ニドレイ供給装置の主要構成部材 第１図〜第３図に示す実施例のトレイ供給装置は、第１
図、第２図に示すように、フレーム３と、第１．第２の
台座５ａ、５ｂと、第１．第２のエレベータ６ａ　、６
ｂと、トレイの搬送手段２１と、部品取り出し袋室四と
を備えて構成されている。

１３：フレーム 前記フレーム３の上部には、第１図に示すように、色々
な部材を支えるプレート状のブラケット４が取り付けら
れている。

前記フレーム３内の下部には、第１図、第２図に示すよ
うに、第１．第２の位置（ａ）　＋　（ｂ）が設定され
ている。前記第１．第２の位置（ａ）　、　（ｂ）は、
トレイｌの幅の２倍よりも若干長い間隔をおいて設けら
れている。

ＩＩ４：第１．第２の台座 前記第１の台座５ａは、第１の位置（ａ）に設置されて
おり、この第１の台座５ａには部品が入ったトレイを積
み重ねておくようになっている。

前記第２の台座５ｂは、第２の位置（ｂ）に設置されて
おり、この第２の台座５ｂには空トレイを積み重ねるよ
うになっている。

なお、第１図および第２図中では部品が入っていてｖＪ
ｌの台座５ａ上に積み重ねられているトレイを符号１ａ
〜１ｃで示し、搬送手段２１により第２の位置（ｂ）の
上方に搬送されているトレイを符号１ｄで示し、第２の
台座５ｂ上に積み重ねられている空トレイを符号１ｅ、
ｉｆで示している。

１ｌＩ５：第１のエレベータ 前記第１のエレベータ６ａは、第１図、第２図に示すよ
うに、第１の位置（ａ）に設置されている。

この第１のエレベータ６ａは、第１図〜第３図に示すよ
うに、トレイの幅方向と間隔をおいて２本平行に、垂直
に固定されたガイドバー７ａ、７３′と、これに昇降可
能に支持されたエレベータプレー）８ａと、これの前面
側に２本平行に、水平に取り付けられたエレベータアー
ム９ａ、９ａ’と、両エレベータアーム９　ａ　、　９
　ａ’の内側にそれぞれ２個ずつ設けられたトレイ用の
チャック１０　ａと、エレベータ用の駆動部１６　ｇと
を備えて構成されている。

前記チャック１０　ａは、第５図に示すように、正面か
ら見てはばつ型に形成されかつエレベータアーム９　ａ
　、　９　ａ’の内側にピン１２を介して回動可能に設
けられた爪１１と、この爪１１をトレイ１の溝部２に係
合し、トレイ１を把持する方向に付勢する引っ張りばね
１３と、前記爪１１をトレイ１の溝部２から外し、トレ
イ１を解放する方向に制御するシリンダ１４と、爪１１
がトレイ１を解放した時にこれを検出するスイッチ１５
とを有して構成されている。

そして、このチャック１０　ａは第１のエレベータ６ａ
が下降するに伴い、第１の台座５ａ上に積み重ねられた
トレイ１ａ〜１ｃの最上段のトレイ１ａに爪１１が当接
すると、この爪１１がいったん第５図に仮想線で示す方
向に回動した後、引っ張りばね１３の作用で引き戻され
、第５図に実線で示すように、トレイ１の溝部２に係合
し、最上段のトレイ１ａを把持する。また、第１のエレ
ベータ６ａが上昇し、搬送手段２１が第１の位置（ａ）
へ移動し、その位置に停止した時点で、シリンダ１４に
より爪１１を第５図に仮想線で示す姿勢に回動させ、ト
レイ１の溝部２から外し、トレイ１を解放し、搬送手段
２１に引き渡すようになっている。

前記エレベータ用の駆動部１６　ａは、第１図〜第３図
に示すように、ボールねじ１７と、エレベータプレー）
８ｇの内部に設けられかつ前記ボールねじ１７にねじ嵌
合されたボールナツト１８と、ボールねじ１７の回転駆
動源１９と、これの動力をボールねじ１７に伝達する伝
動部材加とを有して構成されている。このエレベータ用
の駆動部１６　ａは、回転駆動源１９を順方向に回転さ
せると、その動力が伝動部材２０を通じてボールねじ１
７に伝達され、ボールねじ１７とポールナツト１８のね
じ作用で第１のエレベータ６ａを上昇させる。また、回
転駆動源１９を逆方向に回転させると、前記伝動部材２
０．ボールねじ１７およびポールナツト１８の作用で第
１のエレベータ６ａを下降させるように構成されている
。

ｉ６：第２のエレベータ 前記第２のエレベータ６ｂは、第１図、第２図に示すよ
うに、第２の位置（ｂ）に設置されている。

この第２のエレベータ６ｂは、第１図、第２図に示すよ
うに、トレイの幅方向に間隔をおいて２本平行に、垂直
に固定されたガイドバー７ｂ、７ｂ′と、これに昇降可
能に支持されたエレベータプレート８ｂと、これの前面
側に２本平行に、水平に取り付けられたエレベータアー
ム９ｂ、９ｂ′と、両エレベータアーム９　ｂ　、　９
　ｂ’の内側にそれぞれ２個ずつ設けられたトレイ用の
チャック１０　ｂと、エレベータ用の駆動部１６　ｂと
を備えて構成されている。

前記チャック１０　ｂは、第１のエレベータ６ａのチャ
ック１０　ａと同じ構造に構成されている。そして、こ
のチャック１０　ｂは第２のエレベータ６ｂが上昇する
に伴い、搬送手段２１に搭載されている空トレイ１ｄに
爪１１が当接し、この爪１１がいったん外れる方向に回
動した後、引っ張りばね１３の作用によりトレイ１の溝
部２に係合し、空トレイ１ｄを把持して受け取る。つい
で、第２のエレベータ６ｂが下降し、第２の台座５ｂま
たはこれの上に積み重ねられた空トレイｌｅ、ｉｆの最
上段の空トレイ１ｆ上に、第２のエレベータ６ｂにより
運んで来た空トレイを積み重ねた時点で、シリンダ１４
により爪１１を第５図に仮想線で示す姿勢に回動させ、
トレイ１の溝部２から外し、トレイ１を解放するように
なっている。

前記エレベータ用の駆動部１６ｂは、第１図、第２図に
示すように、第１のエレベータ６ａにおけるエレベータ
用の駆動部１６　ａと同様、ボールねじ１７と、エレベ
ータプレート８ｂの内部に設けられかつ前記ボールねじ
１７にねじ嵌合されたポールナツト１８と、ボールねじ
１７の回転駆動源１９と、これの動力をボールねじ１７
に伝達する伝動部材２０とを有して構成されている。こ
のエレベータ用の駆動部１６　ｂは、回転駆動源１９を
順方向に回転させると、その動力が伝動部材２０を通じ
てボールねじ１７に伝達され、ボールねじ１７とポール
ナツト１８のねじ作用、で第２のエレベータ６ｂを下降
させる。また、回転駆動源１９を逆方向に回転させると
、前記伝動部材２０　、ボールねじ１７およびポールナ
ツト１８の作用を介して第２のエレベータ６ｂを上昇さ
せるように構成されている。

１７：搬送手段 前記搬送手段２１は、第１図、第２図に示すように、フ
レーム３の上部に、第１．第２のエレベータ６ｇ　、６
ｂを上昇させた時の高さに対応させて設置されている。

また、前記搬送手段２１は水平方向に２本平行に架設さ
れたガイドバー２２と、互いに一定の間隔をおいて配置
されかつ前記ガイドバー２２に沿ってスライド可能に支
持された２個一対のスライドブロック四と、両スライド
ブロックお上に取り付けられた搬送プレート２４と、シ
リンダ２５と、このシリンダ２５により駆動される摺動
体２６と、この摺動体２６とスライドブロック四とを連
結している金具２７とを有して構成されている。

そして、この搬送手段２１は第１の位置（、）で第１の
エレベータ６ａから搬送プレートス上に、部品が入った
トレイ１ｄを受け取った後、シリンダ２５により第１の
位置（ａｌから第２の位置（ｂｌに向かって移動操作さ
れ、部品が入ったトレイ１ｄを第２の位置（ｂ）へ搬送
するようになっている。さらに、この搬送手段２１は第
２の位置（ｂ）で第２のエレベータ６ｂに空トレイを引
き渡した後、シリンダ２５により第２の位置（ｂ）から
第１の位置（、）に向かって移動操作され、窒の状態で
第１の位置（ａ）に戻されるように構成されている。

１ｉ１８：部品取り出し装置 前記部品取り出し装置路は、第１図、第２図に示すよう
に、第２の位置（ｂ）に対応させて設置されている。

また、この部品取り出し装置２８は旋回体２９と、ヘッ
ド用のシリンダ３０と、このシリンダ３０により操作さ
れるヘッド３１と、このヘッド３１に取り付けられた部
品用のチャック３２とを備えて構成されている。

この部品取り出し装置部は、搬送手段２１により搬送さ
れて来た部品が入ったトレイ１ｄから第２の位置価）上
で、シリンダ３０によりヘッド３１およびチャック３２
が下降操作され、チャック３２が部品１個を把持した後
、シリンダ３０によりヘッド３１およびチャック３２が
上昇操作され、ついで旋回体２９によりヘッド３１およ
びチャック３２が部品の引き渡し位置に旋回操作され、
この位置で加工機等に部品を引き渡した後、旋回体四お
よびシリンダ３０によりヘッド３１およびチャック３２
を原位置へ戻すように構成されている。

＄９：この実施例の作用 この実施例のトレイ供給装置では、第１の台座５ａ上に
、部品が入ったトレイｌａ、ｌｂ、・・・を予め積み重
ねておく。

ついで、第１のエレベータ６ａにおけるエレベータ用の
駆動部１６　ａを作動させ、第１のエレベータ６ａを下
降させ、これに設けられたチャック１０ａにより最上段
のトレイ１ａを把持する。

前記第１のエレベータ６ａのチャック１０　ａによりト
レイを把持した後、前記エレベータ用の駆動部１６　ａ
により第１のエレベータ６ｍを上昇させ、部品が入った
トレイを設定高さまで持ち上げる。

ついで、搬送手段２１のシリンダ四により空の搬送手段
２１を第２の位置（ｂ）から第１の位置（ａ）へ移動さ
せる。

前記搬送手段２１が第１の位置（ａｌに到達後、第１の
エレベータ６ａのチャック１０　ａのシリンダ１４を作
動させ、チャック１０　ａの爪１１を、トレイを解放す
る方向に回動させる。これにより、第１のエレベータ６
ａから搬送手段２１に部品が入ったトレイを引き渡す。

この時、チャック１０　ａの爪１１が第５図に仮想線で
示す姿勢に回動するに伴い、スイッチ１５を押すことに
よって、第１のエレベータ６ａから搬送手段２１にトレ
イが引き渡されたことを確認することができる。

前記搬送手段２１が第１のエレベータ６ａから部品が入
ったトレイを受け取った後、搬送手段２１のシリンダ５
により搬送手段２１を第１の位置（ａ）から第２の位置
（ｂ）へ移動させる。

前記搬送手段２１により部品が入ったトレイ１ｄを第２
の位置（ｂｌに搬送した後、部品取り出し装置あのシリ
ンダ３０によりヘッド３１右よびチャック３２を下降さ
せ、チャック３２によりトレイ１ｄから部品１個を把持
し、ついでシリンダ３０によりヘッド３１およびチャッ
ク３２を上昇させ、旋回体四を作動させ、チャック３２
に把持されている部品を加工機等に供給する。部品を供
給後、旋回体２９およびシリンダ３０によりヘッド３１
およびチャック３２を原位置に戻す。この動作を繰り返
して行い、トレイ１ｄから部品を１個ずつ取り出して供
給する。

この部品の取り出し作業中に、第１のエレベータ６ａに
おけるエレベータ用の駆動部１６　ａにより空の第１の
エレベータ６ａを下降させ、チャック１０　ｇにより最
上段の部品が入ったトレイを把持し、前記駆動部１６　
ａにより第１のエレベータ６ａを上昇させ、前記部品が
入ったトレイを設定高さに持ち上げて待機させておく。

さらに、＃ｃ２のエレベータ６ｂにおけるエレベータ用
の駆動部１６　ｂにより空の第２のエレベータ６ｂを上
昇させ、待機させておく。

１個のトレイ内の部品を全部取り出した後、駆動部１６
　ｂにより第２のエレベータ６ｂを下降させ、その途中
でチャック１０　ｂにより搬送手段２１に載置されてい
る空トレイを把持して受け取り、さらに下降させる。こ
の第２のエレベータ６ｂにより下降して来た空トレイが
第２の台座５ｂ上、またはこれに積み重ねられた最上段
のトレイに当接した時点で、第２のエレベータ６ｂのチ
ャック１０　ｂのシリンダ１４により爪１１を、空トレ
イを解放する方向に回動させる。この時も、爪１１が第
５図に仮想線で示す姿勢に回動し、スイッチ１５を押す
ことによりて、チャック１０　ｂが空トレイを解放した
ことを確認することができる。

その間、空の搬送手段２１を再び第２の位置（ｂ）から
第１の位置（ａ）へ移動させ、また空の第２のエレベー
タ６ｂを上昇させ、待機させておく。

以上の動作を繰り返し行うことによって、第１の位置（
、）に積み重ねられた部品が入っているトレイを自動的
に最上段のものから１個ずつ順次取り出し、第１のエレ
ベータ６ａから搬送手段２１に引き渡し、部品が入った
トレイを搬送手段２１により第１の位置（ａ）から第２
の位置（ｂ）へ搬送し、この位置で部品取り出し袋室拐
により部品を１個ずつ取り出し、空トレイを搬送手段２
１から第２のエレベータ６ｂに引き渡し、この空トレイ
を第２のエレベータ６ｂにより第２の位置（ｂ）に積み
重ねて行くことができる。

しかも、この実施例では部品取り出し作業中に第１のエ
レベータ６ａで部品が入ったトレイを設定高さまで持ち
上げて待機させ、また空の第２のエレベータ６ｂを上昇
させ、搬送手段２１から空トレイを受け取るべく待機さ
せておくことができるので、部品取り出し作業の停止時
間を大幅に短縮することができる。

さらに、第１．第２のエレベータ６ａ　、６ｂとも、チ
ャック１０ａ、１０ｂがトレイを解放した時に、爪１１
とスイッチ１５の作用でトレイの解放を確認することが
できるので、各部を確実に連係動作させることが可能と
なる。

また、装置全体のスペースを第１のエレベータ６ａの面
積と、第２のエレベータ６ｂの面積とを合わせた面積よ
りも若干広い程度に抑えることができるので、占有スペ
ースの縮少を図ることができる。

〔発明の効果〕

以上説明した本発明によれば、水平面上に、互いに間隔
を詔いて第１．第２の位置を設定し、第１の位置には部
品を入れたトレイを積み重ねるとともに、この第１の位
置に積み重ねられたトレイの最上段のトレイを把持して
設定高さまで持ち上げるに１のエレベータを設置し、前
記第１の位置まで第１のエレベータにより持ち上げられ
たトレイを受け取って第２の位置へ水平に搬送する搬送
手段を配置し、第２の位置には前記搬送手段により搬送
されて来たトレイから部品を取り出す部品取り出し装置
と、前記搬送手段から空トレイを受け取り、その空トレ
イを引き卸して積み重ねる第２のエレベータとを設置し
ており、第２の位置で部品が入っているトレイから部品
取り出し装置により部品を取り出し後、トレイが空にな
った時、その空トレイを搬送手段より第２のエレベータ
に引き渡し、搬送手段をＷＸｌの位置へ移動させ、この
第１の位置で待機中の第１のエレベータより搬送手段へ
部品が入ったトレイを引き渡し、搬送手段を第１の位置
から第２の位置へ移動させるようにしているので、部品
取り出し作業の停止時間を大幅に短縮し得る効果がある
。

また、本発明によれば、装置全体を第１のエレベータの
面積と、第２のエレベータの面積とを合わせた面積より
若干上回る程度の面積に抑えることができ、したがって
占有スペースの縮少を図り得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は同一
部破断正面図、第３図は同じく右側面図、第４図はトレ
イの斜視図、第５図はトレイの溝部と、第１．第２のエ
レベータに設けられたチャッり用の爪とその付属部材と
の関係を示す拡大図、第６図は従来技術を示す斜視図、
第７図は他の従来技術を示す斜視図、第８図は第７図に
示す従来技術におけるトレイの移動経路の説明図である
。 （ａｌ　、　（ｂ）・・・第１．第２の位置１・・・ト
レイ　　　　　　　２・・・トレイの溝部３・・装置の
フレーム ６ａ　、６ｂ・・・第１．第２のエレベータ１０ａ、１
０ｂ・・・トレイ用のチャック２１・・・搬送手段　　
　　　詔・・・部品取り出し装置３２・・・部品用のチ
ャック 第３図 第４０ 第５園 １　トレイ　　１２　　ピン　　１４シリシタ゛Ｚ　溝
部　　　１ラ　スイッチ １１爪　　１３引っ張りは゛わ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、水平面上に、互いに間隔をおいて第１、第２の位置
   を設定し、第１の位置には部品を入れたトレイを積み重
   ねるとともに、この第１の位置に積み重ねられたトレイ
   の最上段のトレイを把持して設定高さまで持ち上げる第
   １のエレベータを設置し、前記第１の位置まで第１のエ
   レベータにより持ち上げられたトレイを受け取りて第２
   の位置へ水平に搬送する搬送手段を配置し、第２の位置
   には前記搬送手段により搬送されて来たトレイから部品
   を取り出す部品取り出し装置と、前記搬送手段から空ト
   レイを受け取り、その空トレイを引き卸して積み重ねる
   第２のエレベータとを設置したことを特徴とするトレイ
   供給装置。