JPH01103715A - 制御弁装置 - Google Patents
制御弁装置Info
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- JPH01103715A JPH01103715A JP17781788A JP17781788A JPH01103715A JP H01103715 A JPH01103715 A JP H01103715A JP 17781788 A JP17781788 A JP 17781788A JP 17781788 A JP17781788 A JP 17781788A JP H01103715 A JPH01103715 A JP H01103715A
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Landscapes
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
- Flow Control (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、駆動装置を用いて流体の制御を行う制御弁装
置に関するものである。
置に関するものである。
従来の技術
従来この種の制御弁装置には、第5図及び第6図に示す
ようなものがあった。
ようなものがあった。
第5図は湯水混合装置を示すもので、湯入口1、水入口
2及び混合湯出口3を有する弁框体4の内部には、湯側
弁体5及び水側弁体6が設けられており、湯と水の量を
反比例的に制御して混合比を調節している。
2及び混合湯出口3を有する弁框体4の内部には、湯側
弁体5及び水側弁体6が設けられており、湯と水の量を
反比例的に制御して混合比を調節している。
この湯側弁体5及び水側弁体6は、軸7に固定して設け
られており、この軸7は、外部のねし機構8及び歯車9
を介して直流型のモータ1oにより駆動される。
られており、この軸7は、外部のねし機構8及び歯車9
を介して直流型のモータ1oにより駆動される。
混合湯の温度は、温度検出器11で検出され、温度設定
器12との温度偏差を制御装置13で求め、モータ10
が温度偏差に応じ正逆転し、温度設定器12で設定した
混合湯温か得られるように制御が行われていた。
器12との温度偏差を制御装置13で求め、モータ10
が温度偏差に応じ正逆転し、温度設定器12で設定した
混合湯温か得られるように制御が行われていた。
第6図はこの従来例の制御方法の概念を示すものである
。温度偏差がプラス、マイナス側とも大きい領域(八)
においては、モータ回転数は温度偏差に無関係に一定と
なっている。温度偏差が中位の領域(B)においては、
温度偏差に比例して駆動が行われる。また温度偏差が小
さい、すなわち目標温度に近い領域(C)においては、
モータ10の回転は停止される。この制御方法の考え方
は、温度検出器11で検出する温度が、温度設定器12
で設定した目標温度に近づくに従って、モータ10の回
転数を下げ、ゆっくり駆動することにより、目標値前後
で温度がふらつくいわゆるハンティングを防止している
。領域(A)は、所定の駆動力を得るために回転数に上
限を設けるものであり、また領域(C)は目標値近傍の
所定範囲においては、外乱による温度変動を許容し、制
御動作が鋭敏になりすぎてモータ10が連続的に修正動
作を行うことを防止するためである。この第6図の温度
偏差とモータ回転数の関係は、理想的な状態を示すもの
であり、実際の場合は湯圧と水圧の圧力差や弁位置によ
り必要駆動力が違うため、条件により差違を生ずるもの
である。
。温度偏差がプラス、マイナス側とも大きい領域(八)
においては、モータ回転数は温度偏差に無関係に一定と
なっている。温度偏差が中位の領域(B)においては、
温度偏差に比例して駆動が行われる。また温度偏差が小
さい、すなわち目標温度に近い領域(C)においては、
モータ10の回転は停止される。この制御方法の考え方
は、温度検出器11で検出する温度が、温度設定器12
で設定した目標温度に近づくに従って、モータ10の回
転数を下げ、ゆっくり駆動することにより、目標値前後
で温度がふらつくいわゆるハンティングを防止している
。領域(A)は、所定の駆動力を得るために回転数に上
限を設けるものであり、また領域(C)は目標値近傍の
所定範囲においては、外乱による温度変動を許容し、制
御動作が鋭敏になりすぎてモータ10が連続的に修正動
作を行うことを防止するためである。この第6図の温度
偏差とモータ回転数の関係は、理想的な状態を示すもの
であり、実際の場合は湯圧と水圧の圧力差や弁位置によ
り必要駆動力が違うため、条件により差違を生ずるもの
である。
発明が解決しようとする課題
しかし、上述のごとき従来の制御弁装置によれば次のよ
うな課題を有していた。
うな課題を有していた。
(1)温度偏差に比例してモータ回転数を制御してはい
たが、湯や水などの流れにも慣性があり、かつ混合弁の
場合湯と水の量が同時に変わるため、弁感度としては2
倍になったと同様となり特に温度設定を大きく変えた場
合などに、流量の変化も大きくなるため依然ハンティン
グが生ずる可能性があり、領域(C)を広く取るか、あ
るいは温度偏差に対するモータ回転数の比例定数を小さ
くする必要があった。
たが、湯や水などの流れにも慣性があり、かつ混合弁の
場合湯と水の量が同時に変わるため、弁感度としては2
倍になったと同様となり特に温度設定を大きく変えた場
合などに、流量の変化も大きくなるため依然ハンティン
グが生ずる可能性があり、領域(C)を広く取るか、あ
るいは温度偏差に対するモータ回転数の比例定数を小さ
くする必要があった。
(2) このため、領域(C)を広く取ることにより
制御しない領域が広がることとなり、設定された目標温
度とのズレが大きくなったり、外乱を受けても修正がか
からないため、温度変動が大きくなった。
制御しない領域が広がることとなり、設定された目標温
度とのズレが大きくなったり、外乱を受けても修正がか
からないため、温度変動が大きくなった。
(3)また、比例定数を小さくすると、駆動スピードが
遅(なるため、特に設定温度を変更した場合など、目標
温度に到達するのに時間がかかるという欠点を招来して
いた。
遅(なるため、特に設定温度を変更した場合など、目標
温度に到達するのに時間がかかるという欠点を招来して
いた。
以上のように従来の制御弁装置は、ハンティングがなく
、かつ応答性も良いという制御弁装置の理想的な制御状
態を満足するものでなかった。
、かつ応答性も良いという制御弁装置の理想的な制御状
態を満足するものでなかった。
本発明はこのような従来の課題を解消した制御弁装置を
提供するものであり、ハンティングを防止した上で応答
性にも優れた制御弁装置を提供することを目的としてい
る。
提供するものであり、ハンティングを防止した上で応答
性にも優れた制御弁装置を提供することを目的としてい
る。
課題を解決するための手段
この目的を達するために本発明は、弁と、駆動装置と、
これを制御する制御装置と、流体の状態を検出する検出
器と、流体の状態を設定する設定器をもって制御弁装置
を構成し、制御装置は検出器と設定器との偏差信号と駆
動装置による弁の操作量との関係を表す特性を複数個有
して成るものである。また、制御の安定後はゲインの小
さい特性を選ぶものである。
これを制御する制御装置と、流体の状態を検出する検出
器と、流体の状態を設定する設定器をもって制御弁装置
を構成し、制御装置は検出器と設定器との偏差信号と駆
動装置による弁の操作量との関係を表す特性を複数個有
して成るものである。また、制御の安定後はゲインの小
さい特性を選ぶものである。
作用
本発明は上記した構成により、偏差信号の状況によって
特性を切り替え、ハンティングを防止して応答性も良く
するという相反する要求を双方とも満たしているもので
ある。
特性を切り替え、ハンティングを防止して応答性も良く
するという相反する要求を双方とも満たしているもので
ある。
実施例
次に本発明の実施例について第1図から第4図を用いて
説明する。
説明する。
第1図は本発明の一実施例である湯水混合弁装置を、給
湯システムに適用した例を示すものである。
湯システムに適用した例を示すものである。
21は流体を制御する混合弁であり、水道22から導入
される水を、バーナ23と熱交換器24から構成される
熱源機25側の湯側流路26と、水側流路27に振り分
けている。熱交換器24を経て加熱された湯は、水側流
路27からの水と合流され混合が行われる。混合した湯
は混合渦流路28を経て端末の蛇口29に送られ、給湯
が行われる。混合湯は混合渦流路28に設けた温度を検
出する検出器であるサーミスタ30により温度が検出さ
れる。サーミスタ30の信号は、蛇口29の近傍に設け
た混合湯温を設定する設定器である温度設定器31で設
定された信号と共に、制御装置32に取り込まれる。制
御装置32は、混合弁21を制御する。ここで混合弁2
1は、第4図に示すように構成されている。混合弁21
は弁部33と駆動部34より構成される。弁部33の内
部には、水道22からの水を、湯側流路26と水側流路
27に振り分ける、湯側弁体34と水側弁体35が設け
られている。
される水を、バーナ23と熱交換器24から構成される
熱源機25側の湯側流路26と、水側流路27に振り分
けている。熱交換器24を経て加熱された湯は、水側流
路27からの水と合流され混合が行われる。混合した湯
は混合渦流路28を経て端末の蛇口29に送られ、給湯
が行われる。混合湯は混合渦流路28に設けた温度を検
出する検出器であるサーミスタ30により温度が検出さ
れる。サーミスタ30の信号は、蛇口29の近傍に設け
た混合湯温を設定する設定器である温度設定器31で設
定された信号と共に、制御装置32に取り込まれる。制
御装置32は、混合弁21を制御する。ここで混合弁2
1は、第4図に示すように構成されている。混合弁21
は弁部33と駆動部34より構成される。弁部33の内
部には、水道22からの水を、湯側流路26と水側流路
27に振り分ける、湯側弁体34と水側弁体35が設け
られている。
この湯側弁体34と水側弁体35は、軸36により図に
おいて左右に並行移動し、湯側と水側への流量の比率を
反比例的に変えている。軸36は、外部の駆動部34の
構成要素であるねじ機構37とギヤボックス38を介し
てステップモータ39により駆動される。40はマイク
ロスイッチであり、湯側弁体34と水側弁体35の位置
検出を行っている。
おいて左右に並行移動し、湯側と水側への流量の比率を
反比例的に変えている。軸36は、外部の駆動部34の
構成要素であるねじ機構37とギヤボックス38を介し
てステップモータ39により駆動される。40はマイク
ロスイッチであり、湯側弁体34と水側弁体35の位置
検出を行っている。
この湯水混合弁装置は、第3図のブロック線図に示すよ
うに制御される。サーミスタ30で検出した混合湯温と
、温度設定器31で設定された混合湯温の差は、制御装
置32で演算された駆動部34へ時間当りの駆動パルス
数として信号伝達される。
うに制御される。サーミスタ30で検出した混合湯温と
、温度設定器31で設定された混合湯温の差は、制御装
置32で演算された駆動部34へ時間当りの駆動パルス
数として信号伝達される。
駆動部34では、ステップモータ39が駆動され、結果
的に弁部33を駆動制御し、混合湯温を設定値に到達す
る迄連続的に駆動を行う。
的に弁部33を駆動制御し、混合湯温を設定値に到達す
る迄連続的に駆動を行う。
温度偏差と駆動パルス数(結果的にモータ回転数)の関
係は、第4図に示すような関係になっている。
係は、第4図に示すような関係になっている。
温度偏差と駆動パルス数の関係は、ゼロ点を中心として
点対称となっているため、温度偏差の絶対値の大きい範
囲から小さい範囲に順に説明する。
点対称となっているため、温度偏差の絶対値の大きい範
囲から小さい範囲に順に説明する。
制御は、温度偏差にかかわらず混合弁21の操作量であ
る駆動パルス数を一定とした第1の領域と、温度偏差と
駆動パルス数が比例する第■の領域と、温度偏差と駆動
パルス数の比例定数を第■の領域とは段階的に異ならせ
た第■の領域と、温度偏差にかかわらず駆動パルス数を
ゼロとした第■の領域をもって構成している。また、温
度偏差の小さい範囲から大きい範囲に向かっては、第■
の領域を広げた第■゛の領域、また第■の領域をずらし
た第■゛の領域で示すように、温度偏差が大なる状態か
ら少なる状態に向かう場合と、その反対に小なる状態か
ら大なる状態に向かう場合とで2個の特性を設はヒステ
リシスを持たせている。
る駆動パルス数を一定とした第1の領域と、温度偏差と
駆動パルス数が比例する第■の領域と、温度偏差と駆動
パルス数の比例定数を第■の領域とは段階的に異ならせ
た第■の領域と、温度偏差にかかわらず駆動パルス数を
ゼロとした第■の領域をもって構成している。また、温
度偏差の小さい範囲から大きい範囲に向かっては、第■
の領域を広げた第■゛の領域、また第■の領域をずらし
た第■゛の領域で示すように、温度偏差が大なる状態か
ら少なる状態に向かう場合と、その反対に小なる状態か
ら大なる状態に向かう場合とで2個の特性を設はヒステ
リシスを持たせている。
このように制御される混合弁21の動作を説明する。ま
ず、仮に各領域の範囲は、第4図に記入した数値(単位
d e g)の範囲で表されるものとする。
ず、仮に各領域の範囲は、第4図に記入した数値(単位
d e g)の範囲で表されるものとする。
今、温度設定器31で低温35℃が設定されていて、指
示通りの温度の混合湯が蛇口29から供給されているも
のとする。この状態から、高温が必要になり温度設定器
31の設定値を35℃から60℃に変更すると、温度設
定器31と現在サーミスタ30で検出している温度偏差
は、6〇−35=25degとなり、温度偏差はプラス
側の第■の領域内に入る。このため、ステップモータ3
9は第1の領域で定められた高速の定パルス数で正方向
に回転する。この結果、湯側弁体34は湯側流路26を
開成し、水側弁体35は水側流路27を閉成して行く。
示通りの温度の混合湯が蛇口29から供給されているも
のとする。この状態から、高温が必要になり温度設定器
31の設定値を35℃から60℃に変更すると、温度設
定器31と現在サーミスタ30で検出している温度偏差
は、6〇−35=25degとなり、温度偏差はプラス
側の第■の領域内に入る。このため、ステップモータ3
9は第1の領域で定められた高速の定パルス数で正方向
に回転する。この結果、湯側弁体34は湯側流路26を
開成し、水側弁体35は水側流路27を閉成して行く。
第1の領域では定パルス数で駆動する理由は、あまりパ
ルス数を上げると駆動トルクが落ちるため、安全率を見
込んだ所定駆動力を確保するためである。温度偏差がl
Qdeg以下になると、第■の領域に入る。このため
、駆動パルス数が温度偏差に比例した値を取るようにな
り、目標温度の60℃に近づくに従って、次第にスピー
ドがゆるめられる。そして、2688以内に温度偏差が
なると、第■の領域に入るため、駆動パルス数は2de
gを境に急速に減じられ、温度偏差2degからlde
gの範囲においては、一定の低パルス数でステップモー
タ39は駆動されることになる。この領域で、今迄急速
に湯側弁体34があけられ、水側弁体35が絞られ、変
化してきた湯と水の流れの慣性は、いわば−旦仮にブレ
ーキがかけられたと同様な効果により、減じられる結果
となる。このため、第■の領域においては比例定数を大
きく取ることが可能となる。そして、温度偏差がlde
g以下の第■の領域に到ると、駆動パルス数は零となり
、ステップモータ39の駆動は停止される。この状態か
ら再び元の35℃へ温度設定器31で設定変更すると、
温度偏差は335−6O−−25deとなるため、今度
はモータが逆方向に回転し、湯の量を減らし水を増やし
ていく制御を行う。以下領域に応じて上記と同様の制御
を行う。
ルス数を上げると駆動トルクが落ちるため、安全率を見
込んだ所定駆動力を確保するためである。温度偏差がl
Qdeg以下になると、第■の領域に入る。このため
、駆動パルス数が温度偏差に比例した値を取るようにな
り、目標温度の60℃に近づくに従って、次第にスピー
ドがゆるめられる。そして、2688以内に温度偏差が
なると、第■の領域に入るため、駆動パルス数は2de
gを境に急速に減じられ、温度偏差2degからlde
gの範囲においては、一定の低パルス数でステップモー
タ39は駆動されることになる。この領域で、今迄急速
に湯側弁体34があけられ、水側弁体35が絞られ、変
化してきた湯と水の流れの慣性は、いわば−旦仮にブレ
ーキがかけられたと同様な効果により、減じられる結果
となる。このため、第■の領域においては比例定数を大
きく取ることが可能となる。そして、温度偏差がlde
g以下の第■の領域に到ると、駆動パルス数は零となり
、ステップモータ39の駆動は停止される。この状態か
ら再び元の35℃へ温度設定器31で設定変更すると、
温度偏差は335−6O−−25deとなるため、今度
はモータが逆方向に回転し、湯の量を減らし水を増やし
ていく制御を行う。以下領域に応じて上記と同様の制御
を行う。
ここで、■、■゛及び■、■゛領域おける同一の温度偏
差に対し複数個の特性を設け、ヒステリシスを持たせた
点について説明する。−旦、設定変更した温度が目標値
に到達し、混合湯温が設定値を中心として第■の領域内
に収まっているものとする。ここで、湯と水の混合が十
分に行われていないような場合に、平均温度的には設定
通りの混合湯温が得られていても、サーミスタ30の検
出湯温は変動する場合がある。このような状態では、サ
ーミスタ30のある局所的温度変動が、第■の領域を越
えたからといって修正動作をかけると、かえって平均温
度的に変動を生じる結果となる。ヒステリシスは、これ
を防止するため設けているものであり、−旦、目標値に
到達した後は領域をずらし、誤動作をなくしている。
差に対し複数個の特性を設け、ヒステリシスを持たせた
点について説明する。−旦、設定変更した温度が目標値
に到達し、混合湯温が設定値を中心として第■の領域内
に収まっているものとする。ここで、湯と水の混合が十
分に行われていないような場合に、平均温度的には設定
通りの混合湯温が得られていても、サーミスタ30の検
出湯温は変動する場合がある。このような状態では、サ
ーミスタ30のある局所的温度変動が、第■の領域を越
えたからといって修正動作をかけると、かえって平均温
度的に変動を生じる結果となる。ヒステリシスは、これ
を防止するため設けているものであり、−旦、目標値に
到達した後は領域をずらし、誤動作をなくしている。
また、給湯の開始時や流量の変更時等に生じる過渡的な
温度変動等に伴い、混合湯温が安定した状態から大きく
変動して■゛を越える場合は速くモータ39を動かす特
性に移行する。そして、モータ39を動かした結果、温
度偏差が少なくなり第■の領域になった状態になると、
ゆっくりとモータ39を動かす特性に戻る。このように
制御語。
温度変動等に伴い、混合湯温が安定した状態から大きく
変動して■゛を越える場合は速くモータ39を動かす特
性に移行する。そして、モータ39を動かした結果、温
度偏差が少なくなり第■の領域になった状態になると、
ゆっくりとモータ39を動かす特性に戻る。このように
制御語。
置32は、特定の偏差を越えた段階で特性が切り替わり
、速くモータ39を動かす特性に移行し、偏差が小さい
状態に向かう状態で別の特定偏差以下に下った時点で遅
くモータ39を動かす特性に切り替えている。
、速くモータ39を動かす特性に移行し、偏差が小さい
状態に向かう状態で別の特定偏差以下に下った時点で遅
くモータ39を動かす特性に切り替えている。
以上の例は複数個の特性を一部に有し、かつヒステリシ
ス特性を持たせたものであるが、この他、第rvi]域
以外ですべて複数個の特性を有するとが、第■領域も含
めて複数個の特性を有するなど他にも多くの方法がある
。要は、同一偏差信号に対して弁の操作量を複数個有し
ている部分が有り、特定の温度偏差で特性間の移行を行
っているということであり、特に水等の流体を制御する
弁の場合、流体の慣性や、圧力、温度等の条件により、
1個の特性で良好な制御をかけることが困難なことが多
いが、ある切替条件を設定して複数個の特性を使い分け
た方が良好な特性が得られるということである。
ス特性を持たせたものであるが、この他、第rvi]域
以外ですべて複数個の特性を有するとが、第■領域も含
めて複数個の特性を有するなど他にも多くの方法がある
。要は、同一偏差信号に対して弁の操作量を複数個有し
ている部分が有り、特定の温度偏差で特性間の移行を行
っているということであり、特に水等の流体を制御する
弁の場合、流体の慣性や、圧力、温度等の条件により、
1個の特性で良好な制御をかけることが困難なことが多
いが、ある切替条件を設定して複数個の特性を使い分け
た方が良好な特性が得られるということである。
また、複数個の特性を有しているため、全く制御状況が
異なる場合にも対応が可能である。
異なる場合にも対応が可能である。
実例を挙げるならば、ガス瞬間湯沸器と組み合わされる
電気的混合弁の場合、通常的な温度偏差に応じて混合弁
の温調するモータ速度を一つの特性を使用して混合弁を
制御し、冬季のガス瞬間湯沸器の入水温度が下がり出湯
温度が混合設定温度を下回る場合に、混合弁の混合比率
を保ちつつ全体流量を絞り出湯温度を維持する制御に他
の特性を使用する例がある。
電気的混合弁の場合、通常的な温度偏差に応じて混合弁
の温調するモータ速度を一つの特性を使用して混合弁を
制御し、冬季のガス瞬間湯沸器の入水温度が下がり出湯
温度が混合設定温度を下回る場合に、混合弁の混合比率
を保ちつつ全体流量を絞り出湯温度を維持する制御に他
の特性を使用する例がある。
なお、第■の領域はこの実施例においては、ステップモ
ータ39の駆動パルス数を温度偏差にかかわらず一定と
しているが、温度偏差に比例したものとしてもよい。ま
た第■の領域は1次比例となっているが、例えば2次と
か3次とか他の比例関係でもよい。
ータ39の駆動パルス数を温度偏差にかかわらず一定と
しているが、温度偏差に比例したものとしてもよい。ま
た第■の領域は1次比例となっているが、例えば2次と
か3次とか他の比例関係でもよい。
また、上記の実施例は、温度偏差に応じて混合弁を制御
する例を用いたが、本発明は通常の制御弁にも適用でき
るものであり、偏差も温度偏差の他に流量偏差、圧力偏
差を使った弁の制御も同様な考え方で制御性が向上でき
るものである。
する例を用いたが、本発明は通常の制御弁にも適用でき
るものであり、偏差も温度偏差の他に流量偏差、圧力偏
差を使った弁の制御も同様な考え方で制御性が向上でき
るものである。
上記の実施例の要点を述べると、制御装置32は特定の
偏差を越えた時点で特性を切り替えているため、通常の
温度制御範囲を越えた大きな過渡的な温度変動を生じた
場合のみ速くモータ39を動かしているので、通常の遅
い特性でよい状態で速い特性に移行し、逆にハンチング
の原因となる、いわゆる定常的な微少な温度変動を拾っ
て増幅するようなことがない。
偏差を越えた時点で特性を切り替えているため、通常の
温度制御範囲を越えた大きな過渡的な温度変動を生じた
場合のみ速くモータ39を動かしているので、通常の遅
い特性でよい状態で速い特性に移行し、逆にハンチング
の原因となる、いわゆる定常的な微少な温度変動を拾っ
て増幅するようなことがない。
また、偏差の小さい状態から大きい状態に向かう場合に
速くモータ39を動かす特性に切り替える偏差の値は、
偏差が大きい状態から小さい状態に向かう場合に遅くモ
ータ39を動かす特性に切り替える偏差の値よりも大き
く設定しているため、ヒステリシスを有する結果となっ
ており、局所的な温度変動によって平均温度の変動を生
ずることをなくしている。
速くモータ39を動かす特性に切り替える偏差の値は、
偏差が大きい状態から小さい状態に向かう場合に遅くモ
ータ39を動かす特性に切り替える偏差の値よりも大き
く設定しているため、ヒステリシスを有する結果となっ
ており、局所的な温度変動によって平均温度の変動を生
ずることをなくしている。
また湯と水の量を反比例的に変える混合弁などの場合、
通常の弁とは弁感度が2倍になったと同様の結果となり
鋭敏なものであるが、本実施例のように制御することに
より安定した混合湯温を得ることが可能となる。
通常の弁とは弁感度が2倍になったと同様の結果となり
鋭敏なものであるが、本実施例のように制御することに
より安定した混合湯温を得ることが可能となる。
発明の効果
以上述べたように本発明の制御弁装置は構成されている
ため、以下のような効果を有している。
ため、以下のような効果を有している。
(1)検出器と設定器の偏差信号と駆動装置による弁の
操作量との関係を表す特性を複数個有しているため、制
御条件によって複数の操作量が選べ、的確な制御が行え
る。
操作量との関係を表す特性を複数個有しているため、制
御条件によって複数の操作量が選べ、的確な制御が行え
る。
(2)検出器と設定器との温度偏差が大きい状態から所
定の偏差内に入った後は、複数個の特性のゲインが小さ
い方の特性を選ぶことにより一旦安定した状態で小さな
外乱にまどわされて、制御が不安定になることがない。
定の偏差内に入った後は、複数個の特性のゲインが小さ
い方の特性を選ぶことにより一旦安定した状態で小さな
外乱にまどわされて、制御が不安定になることがない。
第1図は本発明の制御弁装置の一実施例を用いた給湯シ
ステム図、第2図は同システムに用いた混合弁の断面図
、第3図は同システムに用いた制御5 御方法を示すブロック線図、第4図は同システムの制御
特性図、第5図は従来の弁装置の構成を示す断面図、第
6図は従来の弁装置の制御特性図である。 21・・・・・・混合弁、30・・・・・・サーミスタ
(検出器)、31・・・・・・温度設定器(設定器)、
32・・・・・・制御装置、33・・・・・・弁部(弁
)、34・・・・・・駆動部(駆動装置)。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名へ
町へ) 恢 Qコ 恢 第5図 第6図 +
ステム図、第2図は同システムに用いた混合弁の断面図
、第3図は同システムに用いた制御5 御方法を示すブロック線図、第4図は同システムの制御
特性図、第5図は従来の弁装置の構成を示す断面図、第
6図は従来の弁装置の制御特性図である。 21・・・・・・混合弁、30・・・・・・サーミスタ
(検出器)、31・・・・・・温度設定器(設定器)、
32・・・・・・制御装置、33・・・・・・弁部(弁
)、34・・・・・・駆動部(駆動装置)。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名へ
町へ) 恢 Qコ 恢 第5図 第6図 +
Claims (2)
- (1)流体を制御する制御弁と、弁を駆動する駆動装置
と、流体の状態を検出する検出器と、流体の状態を設定
する設定器と、前記検出器と前記設定器の偏差信号と前
記駆動装置による弁の操作量との関係を表す特性を同一
の偏差において複数個有し特性間の移行を行う制御装置
とを備えた制御弁装置。 - (2)検出器と設定器との温度偏差が大きい状態から所
定の偏差内に入った後は、複数個の特性のゲインが小さ
い方の特性を選んだ特許請求の範囲第1項記載の制御弁
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17781788A JPH01103715A (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 制御弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17781788A JPH01103715A (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 制御弁装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11213583A Division JPS603705A (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | 制御弁装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01103715A true JPH01103715A (ja) | 1989-04-20 |
Family
ID=16037617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17781788A Pending JPH01103715A (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 制御弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01103715A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006336991A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 貯湯式給湯装置 |
JP2006342983A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 貯湯式給湯装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5247689B2 (ja) * | 1972-04-28 | 1977-12-05 | ||
JPS57141707A (en) * | 1981-02-27 | 1982-09-02 | Toshiba Corp | Split controller |
-
1988
- 1988-07-15 JP JP17781788A patent/JPH01103715A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5247689B2 (ja) * | 1972-04-28 | 1977-12-05 | ||
JPS57141707A (en) * | 1981-02-27 | 1982-09-02 | Toshiba Corp | Split controller |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006336991A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 貯湯式給湯装置 |
JP4529801B2 (ja) * | 2005-06-06 | 2010-08-25 | パナソニック株式会社 | 貯湯式給湯装置 |
JP2006342983A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 貯湯式給湯装置 |
JP4529803B2 (ja) * | 2005-06-07 | 2010-08-25 | パナソニック株式会社 | 貯湯式給湯装置 |
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