JPH01101540A

JPH01101540A - 画像情報読取装置

Info

Publication number: JPH01101540A
Application number: JP62259116A
Authority: JP
Inventors: Yuichi Hosoi; 雄一細井; Satoru Arakawa; 哲荒川; Kenji Takahashi; 健治高橋
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1987-10-14
Filing date: 1987-10-14
Publication date: 1989-04-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、画像情報が記録された記録媒体に読取光を照
射し、それにより該記録媒体から発する発光光、反射光
あるいは透過光を光電的に検出して上記画像情報を読み
取る画像情報読取装置に関し、特に詳細には読取光を記
録媒体上に走査させる一方、光検出をラインセンサによ
って行なうようにした画像情報読取装置に関するもので
ある。

（従来の技術）ある種の蛍光体に放射線（Ｘ線、α線、β線、γ線、電
子線、紫外線等）を照射すると、この放射線のエネルギ
ーの一部が蛍光体中に蓄積され、その後この蛍光体に可
視光等の励起光を照射すると、蓄積されているエネルギ
ーに応じて蛍光体が輝尽発光を示すことが知られており
、このような性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体（輝尽性
蛍光体）と呼ばれる。

この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体の放射線
画像情報を一旦蓄積性蛍光体からなる層を有するシート
（以下、「蓄積性蛍光体シート」あるいは単に「シート
」と言う。）に記録し、この蓄積性蛍光体シートにレー
ザ光等の励起光を照射して輝尽発光光を生ぜしめ、得ら
れた輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号を得、こ
の画像信号を処理して診断適性の良い被写体の放射線画
像を得る放射線画像情報記録再生方法が提案されている
（例えば特開昭５５−１２４２９号、同５５−１１６３
４０号、同５５−１６３４７２号、同５６−１１３９５
号、同５６−１０４６４５号など）。

従来上記のような放射線画像情報記録再生方法において
、輝尽発光光の読取りは大別して２つの方法により行な
うことができることが知られている。

すなわちその一方は、画素分割を励起光走査側において
行ない、輝尽発光光の検出は広い受光面を有する光電変
換手段（例えば光電子増倍管や光導電素子等）により行
なうものであり、他方は、画素分割を光電変換手段（例
えば２次元固体撮像素子や半導体ラインセンサ等）にお
いて行ない、電気回路によって時系列画像信号を形成す
るものである。

（発明が解決しようとする問題点）しかし前者の方法においては、大きな光電子増倍管や、
そこに輝尽発光光を導くための複雑な集光体が必要とな
って、読取装置が大型で重くなりやすいという問題があ
る。一方後者の方法においては、微弱な輝尽発光光を各
画素毎、すなわちラインセンサの各受光素子毎に検出す
るので、前者の方法と比べると読取画像信号の検出効率
が劣るという問題がある。

以上、蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光を
読み取る場合を例に挙げて説明したが、画像情報が記録
された記録媒体に読取光を照射し、それにより該記録媒
体から発する微弱な反射光あるいは透過光を検出して画
像情報を読み取る装置においても、上記の問題は同様に
生じる。

そこで本発明は、小型軽量に形成可能で、しかも検出効
率の高い読取画像信号を得ることができる画像情報読取
装置を提供することを目的とするものである。

（問題点を解決するための手段）本発明の画像情報読取装置は、画像情報が記録されてい
る記録媒体上に読取光を主走査させる主走査手段と、記
録媒体を読取光に対して、主走査の方向と略直角な方向
に相対移動させる副走査手段と、読取光の照射を受けた
記録媒体の箇所から生じる発光光、反射光あるいは透過
光を検出する光検出手段とを有する画像情報読取装置に
おいて、上記の光検出手段を、記録媒体上の読取光主走
査ラインに対向し該ラインに沿って延びるラインセンサ
と、このラインセンサの各受光素子の出力を加算する加
算回路と、この加算回路の出力を読取光の主走査と同期
した信号に基づいて所定時間毎に積分する読取回路とか
ら構成したことを特徴とするものである。

（作　　用）上記の構成においては、光検出手段を構成する光電変換
手段として、読取装置の小型軽量化の上で有利なライン
センサを用いているが、その各受光素子毎に光検出を行
なうことはせず、それらの各出力を加算して読取信号と
している。つまりこの構成においては、前述の光電子増
倍管等と同様に比較的広い受光面を有する充電変換手段
を用いた形となり、検出効率の高い読取画像信号を得る
ことができる。

（実　施　例）以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１図は本発明の第１実施例による画像情報読取装置を
示すものである。この画像情報読取装置は一例として、
前述したような蓄積性蛍光体シートに記録された放射線
画像情報を読み取るように構成されたものである。例え
ば被写体を透過した放射線を照射する等により、この被
写体の放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シ
ートｌＯは、エンドレスベルト等のシート移送手段１１
により、励起光副走査のために矢印Ｙ方向に搬送される
。またレーザ光源１２から射出された励起光としてのレ
ーザビーム１３は、ガルバノメータミラー等の光偏向器
１４によって偏向され、蓄積性蛍光体シート１０上を副
走査方向Ｙと略直角な方向Ｘに主走査する。こうしてレ
ーザビーム１３が照射された蓄積性蛍光体シート１０の
箇所からは、蓄積記録されている放射線画像情報に応じ
た光量の輝尽発光光１５が発散される。

この輝尽発光光１５は、例えば多数のフォトダイオード
等の受光素子が１列に並べられてなるラインセンサ１７
によって光電的に検出される。このラインセンサ１７は
、上記受光素子が蓄積性蛍光体シートＩＯ上のレーザビ
ーム主走査ラインに対向し、かつ該ラインに沿って延び
るように配置されている。また第２図に詳しく示される
ように、上記上。

走査ラインとラインセンサ１７との間には、ラインセン
サ１７に沿って延びるシリンドリカルレンズ１８が配設
されている。蓄積性蛍光体シート１０がら発散された輝
尽発光光１５は、レーザビーム主走査方向つまり受光素
子１７ａの並び方向には収束されないが、それと直角な
方向には上記シリンドリカルレンズ１８によって収束さ
れ、受光素子上に効率良く集光される。

ラインセンサ１７の各受光素子１７ｇの出力は、加算回
路１９において加算される。この加算された信号Ｓ１は
、レーザビーム１３の照射位置における蓄積性蛍光体シ
ートＩＯの記録情報に応じて変化するものであ′す、読
取回路２０に入力されて増幅、対数変換等の処理を受け
る。またこの信号Ｓ１は、レーザビーム１３の走査と同
期した同期信号Ｓ２に基づいて所定期間毎に積分処理さ
れ、それにより読取回路２０からは画素分割された時系
列のアナログ読取画像信号Ｓ３が出力される。この読取
画像信号Ｓ３は例えばＡ／Ｄ変換器２１によってディジ
タル化された後、画像処理回路２２において階調処理、
周波数処理等の信号処理（画像処理）を受けてからＣＲ
Ｔ、プリンター等の画像再生装置２３に入力され、蓄積
性蛍光体シー）１０に記録されていた放射線画像の再生
に供せられる。

次に第３図を参照して、本発明の第２実施例について説
明する。なおこの第３図において、第１図中の要素と同
等の要素には同番号を付し、それらについての説明は特
に必要の無い限り省略する。

この実施例においては、特に幅の広い蓄積性蛍光体シー
）１Ｇに対応するために、２つのラインセンサ１７Ａ、
１７Ｂが主走査方向に並べて設けられている。そして各
ラインセンサ１７Ａ、１７Ｂの出力はそれぞれ別個の加
算回路１９Ａ、　１９Ｂに入力されるようになっており
、これらの加算回路１９Ａ、　１９Ｂの出力は、スイッ
チング回路５０に入力される。

レーザビーム１３は、一方のラインセンサ１７Ａの外端
に近い部分から、他方のラインセンサ１７Ｂの外端に近
い部分までに亘って主走査される。そしてこの主走査と
同期した同期信号Ｓ２は、上記のスイッチング回路５０
に人力される。スイッチング回路５０はこの同期信号Ｓ
２に基づいて、レーザビーム主走査位置が一方のライン
センサ１７Ａに近い位置にある期間中は一方の加算回路
１９Ａの出力Ｓ１ａを、一方レーザビーム主走査位置が
他方のラインセンサ１７Ｂに近い位置にある期間中は他
方の加算回路１９Ｂの出力Ｓｌｂを読取回路２０に送る
ように出力を切り換える。このようにして読取回路２０
には、１主走査期間内で上記出力ＳｌａとＳ１ｂが切り
換えられてなる信号Ｓ１が入力される。

この信号Ｓ１は、前記第１実施例におけるのと同様の処
理を受けて、蓄積性蛍光体シートｌＯに記録されていた
放射線画像の再生に供せられる。

以上述べたように加算回路１９Ａ、　１９Ｂの出力Ｓｌ
ａ、Ｓｌｂを切り換えると、レーザビーム照射位置に近
い方のラインセンサ１７Ａあるいは１７Ｂの出力、すな
わちレーザビーム照射位置の放射線画像情報により正し
く対応した輝尽発光光量を示す出力のみが利用されるよ
うになり、レーザビーム照射位置から遠い方のラインセ
ンサ１７Ｂあるいは１７Ａが受光したフレア光等の影響
を排除可能となる。なお、レーザビーム主走査位置が、
ラインセンサ１７Ａに近い位置から１７Ｂに近い位置へ
移行する前後では、ＳｌａとＳｌｂ両者の出力を位置に
対応した割合で重み付けして加算するのが好ましい。ま
た特にラインセンサ１７Ａと１７Ｂの境界部に限らず、
主走査位置のほぼ全域に亘って上述のような重み付は加
算処理を行なうようにしても構わない。この場合、例え
ば主走査位置がラインセンサ１７Ａの最外部付近にある
ようなときは、出力Ｓ１ａの重み付は係数を１として出
力Ｓｌｂの重み付は係数を０（ゼロ）とする等してもよ
いことは勿論である。これは、以下に述べる実施例にお
いても同様である。

次に第４図を参照して本発明の第３実施例について説明
する。本例においては第２実施例と同様に２つのライン
センサ１７Ａ、　１７Ｂが設けられ、それぞれに対応さ
せて加算回路１９Ａ、　１９Ｂが設けられている。また
各加算回路１９Ａ、１９Ｂの出力Ｓ１ａ　ＳＳ　１　ｂ
は、それぞれ別個の読取回路２ＯＡ、　２０Ｂに人力さ
れ、これらの読取回路２ＯＡ、　２０Ｂおいて前述と同
様の処理を受ける。こうして各読取回路２ＯＡ、　２０
Ｂから出力されるアナログ読取画像信号Ｓ３ａ、Ｓ３ｂ
は、それぞれＡ／Ｄ変換器２ＬＡ。

２１Ｂにおいてディジタル化される。各Ａ／Ｄ変換器２
１Ａ、　２１Ｂから出力されるディジタル読取画像信号
ＤａＳＤｂは、信号処理回路６０に入力される。

この信号処理回路ＢＯは、１枚の蓄積性蛍光体シート１
０に関する２系列の画像信号Ｄａ、Ｄｂを−たん内部メ
モリにすべて記憶させ、その後、各画素の画像信号とし
て信号ＤａＳＤｂのうちより適当な方の信号を読み出し
、１枚の放射線画像を担う画像信号りとして出力する。

このことを説明するため、上記画像信号を記憶したメモ
リを概念的に第５図に示す。この図において、記号Ａで
示す領域に画像信号Ｄａが、一方記号Ｂで示す領域に画
像信号Ｄｂが記憶されているものとする。画像信号Ｄａ
は、第１主走査ラインについての信号Ｄａ１から、最終
の第ｎ主走査ラインについての信号Ｄａｎまですべて記
憶され、画像信号Ｄｂについても同様である。まｈ１主
走査ラインについての画素数をｍとすると、各ラインに
ついての信号は、第１画素についての信号から第ｍ画素
についての信号まで合計量側の信号から構成される。こ
こで例えば、蓄積性蛍光体シート１０上の主走査方向第
１画素から第（ｍ／２）画素までがラインセンサ１７Ａ
に対向していて、第（ｍ／２＋１）画素から第ｍ画素ま
でがラインセンサ１７Ｂに対向しているとすると、信号
処理回路ＢＯは、第１画素から第（ｍ／２）画素までに
関する画像信号Ｄａ　１（図中記号して示す領域の信号
）を読み出し、それに続けて第（ｍ／２＋１）画素から
第ｍ画素まで関する画像信号Ｄｂ　１　（図中記号Ｒで
示す領域の信号）を読み出し、これらの信号を第１主走
査ラインについての画像信号として出力する。この場合
にも、ラインセンサ１７Ａから１７Ｂへ移行する前後の
近くでは、Ｄａ　１とＤｂ　１のデータを適当な割合で
重み付けして加算するのが好ましい。以下、第２主走査
ラインから第ｎ主走査ラインについても同様に画像信号
が読み出されて、画像１枚分のディジタル画像信号りが
前記画像処理回路２２に送られる。この画像信号りは、
前述と同様にして放射線画像の再生に供せられる。

本実施例の装置においては、上記のように−たんメモリ
に記憶させた画像信号Ｄ　ａ　ｓ　Ｄ　ｂを抽出して読
み出すことにより、前記第２実施例において加算回路１
９Ａ、　１９Ｂの出力Ｓｌａ、Ｓｌｂを切り換えること
により得られる効果と同様の効果が得られる。

なおこの第３実施例においては、励起光主走査手段とし
て、多数のＬＥＤ　（発光ダイオード）が蓄積性蛍光体
シートｌＯ側を向いた状態で主走査方向に１列に並べら
れてなるＬＥＤアレイ６１と、このＬＥＤアレイ６１の
各ＬＥＤを順次１つずつ点灯させることにより励起光６
３を主走査させる点順次駆動回路Ｂ２とからなるものが
用いられている。このような主走査手段を用いれば、光
偏向器を用いて光ビームを偏向させる場合よりもさらに
読取装置を小型化できる。

以上説明した第２および第３実施例においては、２つの
ラインセンサ１７ＡＳ１７Ｂが用いられているが、ライ
ンセンサは読取幅に応じて３つ以上設けられてもよい。

その場合においても、第２実施例で行なわれているよう
に加算回路の出力を切り換えたり、あるいは第３実施例
で行なわれているように、メモリに−たん記憶させた画
像信号を選択して読み出すようにしてもよいことは勿論
である。

また以上、蓄積性蛍光体シートｌＯから放射線画像情報
を読み取る装置として形成された実施例について説明し
たが、本発明はこの種の放射線画像情報読取装置に限ら
ず、記録媒体に読取光を走査させ、それによって該記録
媒体から発する発光光、反射光あるいは透過光をライン
センサで検出するようにした画像情報読取装置すべてに
対して適用可能である。

（発明の効果）以上詳細に説明した通り本発明の画像情報読取装置にお
いては、光検出手段を構成する光電変換手段としてライ
ンセンサを用いているので、小型軽量化が可能である。

また本発明の画像情報読取装置においては、ラインセン
サの多数の受光素子の出力を加算して読取信号を得るよ
うにしているから、検出効率の高い読取画像信号が得ら
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の画像情報読取装置を示す
概略斜視図、第２図は上記画像情報読取装置の要部を拡大して示す側
面図、第３図と第４図はそれぞれ、本発明の第２実施例、第３
実施例の画像情報読取装置を示す概略斜視図、第５図は上記第３実施例の画像情報読取装置におけるメ
モリへの画像信号記憶と読出しを説明するための説明図
である。１０・・・蓄積性蛍光体シート１１・・・シート移送手
段１２・・・レーザ光源　　　　　１３・・・レーザビ
ーム１４・・・光偏向器　　　　　　１５・・・輝尽発
光光１７．１７ＡＳ１７Ｂ・・・ラインセンサ　１７ａ
・・・受光素子１８・・・シリンドリカルレンズ１９．１９Ａ、　１９Ｂ・・・加算回路２０．２０Ａ、
２０Ｂ・・・読取回路２１．２１Ａ、　２１Ｂ・・・Ａ／Ｄ変換器５０・・・
スイッチング回路　　６０・・・信号処理回路８１・・
・ＬＥＤアレイ　　　　６２・・・点順次駆動回路６３
・・・励起光

Claims

【特許請求の範囲】

（１）画像情報が記録されている記録媒体上に読取光を
主走査させる主走査手段と、前記記録媒体を読取光に対して、前記主走査の方向と略
直角な方向に相対移動させる副走査手段と、前記読取光の照射を受けた記録媒体の箇所から生じる発
光光、反射光あるいは透過光を検出する光検出手段とを
有する画像情報読取装置において、前記光検出手段が、
記録媒体上の読取光主走査ラインに対向し該ラインに沿
って延びるラインセンサと、このラインセンサの各受光素子の出力を加算する加算回
路と、この加算回路の出力を前記読取光の主走査と同期した信
号に基づいて所定時間毎に積分する読取回路とから構成
されていることを特徴とする画像情報読取装置。