JPH01101471A - 接点寿命検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電磁接触器などにおける接点の消耗状況を接点
に通電中に検出する接点寿命検出装置に関する。

電磁接触器のような負荷を開閉する機械的な接点は、こ
の接点間に発生するアークなどにより使用するに従って
消耗し、遂にほこの接点の交換を要する。

〔従来の技術〕

電磁接触器などにおける接点寿命を検出する装置として
第３図に示すものが知られている。第３図は固定、可動
両接点が閉成し、通電している状態を示し、固定接点台
１には固定接点２が接合され、この固定接点２に対向°
する可動接点３は可動接点台４に接合されている。可動
接点台４の背部には表示棒５が可動接点台４の移動する
方向に長く取り付けられ、この表示棒５は両接点２．３
が消耗していないときは第３図に示すように両接点台１
．　４を収納するケース６の穴から外部に突出している
。しかし両接点２．３が消耗すると表示棒５の突出量は
次第に減少し、遂には第４図に示すようにケース６の穴
から突出しなくなるからこの状態から接点の消耗量が検
出でき、この接点の寿命限界などを決定することができ
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述の接点寿命検出装置は接点のワイプ量を検出し、そ
の消耗量を機械的に表示している。したがって視覚に頼
ることが多（精度が悪いという問題点があり、さらに電
磁接触器の取り付は場所でかつ取り付は位置に接近しな
ければこれを確認できないという問題点があった。

本発明の目的は接点の消耗量を接点に通電中に、人為的
判断に頼らず、遠方からも容易に監視できる接点寿命検
出装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上述の問題点を解決するため、監視されるべき
接点と、この接点に連動しかっこの接点より所定時間遅
れて閉成するように設定された基たちので、設定消耗量
をこの接点の寿命限界とすることも、寿命警戒限界とす
ることもできる。またそれぞれ閉成時間の異なる複数の
基準接点を設けることもできる。

〔作用〕

基準接点には閉成時間測定用の小電流を通電するだけで
、この接点の消耗は無視でき、これらの接点を閉成する
電磁コイルの通電量の相異が接点の動作速度に若干影響
するが監視されるべき接点と基準接点との閉成時間差に
は余り影響しないことに着目し、監視されるべき接点の
使用開始当初に電磁コイルに通電したときこの接点が閉
成した後、予め理論的または実験的に求めた所定時間だ
け遅れて基準接点が閉成するように設定しておけば接点
が消耗した寸法だけ閉成時間が次第に長くなり、結果的
には両接点の閉成時間差が次第に縮小し、さらに反転す
る点を利用し、両接点が同時に閉成したときすなわち時
間差０のときをこの接点の寿命限界とするかまたは寿命
警戒限界とする。

さらに例えば開成時間の異なるＳ、、　Ｓ！両基準接点
を設け、接点とＳｌ基準接点とが同時に閉成したとき寿
命警戒限界とし、これより遅れて接点と８２基準接点と
が同時に閉成したとき寿命限界とする。

〔実施例〕

第１図は本発明による接点寿命検出装置の一実施例を示
すブロック図で、監視されるべき接点１１と基準接点１
２は一体的に連結され、電磁コイル１３の励磁・釈放に
連動して開閉される。接点１１は電源１４と負荷１５と
の間に接続されその閉成により負荷１５に給電する。接
点寿命検出装置は基準接点１２と、接点開成検出［１６
と、基準接点閉成検出部１７と、時間差検出部１８と、
表示部１９とを備え、接点１１と基準接点１２は連動し
基準接点１２の閉動作は接点１１が使用開始当初接点１
１より所定時間遅れるように設定されている。接点閉成
検出部１６は接点１１と負荷１５との間に接続され、接
点１１の閉動作を検出する。基準接点閉成検出部１７は
基準接点１２の閉動作を検出するように接続されている
。時間差検出部１８は接点閉成検出部１６と基準接点閉
成検出部１７の両出力端がそれぞれ接続され、接点１１
と基準接点１２との間の閉成時間差を検出し、この時間
差を表示部１９で表示する。

接点１１と基準接点１２がそれぞれ閉成すると、これら
の閉成を検出した接点閉成検出ａＢ１６と基準接点開成
検出部１７の百出力が時間差検出部１８に人力し、両接
点１１．１２の閉成したときの時間差がこの時間差検出
部１８で検出され、その出力が表示部１９に送られ、こ
の時間差を表示する。そしてこの時間差は接点１１が閉
成、開離を繰り返す間に次第に縮小し、遂にＯになり、
さらに反転する。このときを接点Ｉｆの寿命限界とする
ことも寿命警戒限界とすることもできる。またこれらの
限界を警報するように構成してもよい。

このような構成の接点寿命検出装置による接点１１の消
耗量検出状態を接点１１の動作をＡ１基準接点１２の動
作をＢ２電磁コイル１３の動作をＣとして第２図に示す
タイムチャートにより説明する。

まず電磁コイル１３に通電したとき、接点１１の使用開
始当初の接点１１の閉動作の遅れと、この接点が多数回
閉成、開離を繰り返し所定消耗量に達したときの閉動作
の遅れとの時間差Ｔ１を理論的または実験的に求めてこ
の時間差Ｔ、を設定する。すなわち接点１１の使用開始
当初の時刻ｔ。に電磁コイル１３に通電すると時間Ｔ０
後の時刻ｔ、に基準接点１２が閉成する。しかしこれ以
前の時刻ｔ１に既に接点１１が閉成している。そしてこ
の時刻ｔ１と時刻ｔ２との時間差は設定時間差Ｔ、であ
る。次に、この接点１１が多数回開成、開離を繰り返し
所定消耗量に達すると、時刻ｔ、に電磁コイル１３に通
電したとき、これより時間Ｔ。後の時刻ｔ４に接点１１
と基準接点１２が同時に閉成する。すなわち接点１１と
基準接点１２との閉成時間差は０になり、接点１１がさ
らに消耗すると閉成時間差は逆転する。この時間差が０
のときを接点１１の寿命限界とするか、寿命警戒限界と
する。

なお電磁コイル１３に通電してから閉動作するまでの時
間が時間Ｔ０より短い基準接点１２ａと、この時間が時
間Ｔ。より長い基準接点１２ｂとを設け、接点１１と基
準接点１２Ｈの開成時間差が０に達したときを寿命警戒
限界とし、接点１１の消耗がさらに進行し、接点１１と
基準接点１２ｂとの開成時間差が０に達したときを寿命
限界とすることもできる。また基準接点１２は常開接点
でも常閉接点でもよく、さらに接点と機械的に連動する
無接点スイッチであってもよい。また表示部は表示だけ
でなく、設定値に達したとき警報を発するようにしても
よい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、監視されるべき接点と連動する基準接
点を設け、この基準接点の閉動作が監視されるべき接点
の閉動作よりも所定時間遅くなるように設定し、この両
接点が同時に閉動作したときに接点の寿命限界または寿
命警戒限界であるように設定し、この閉成時間差を電気
的に検出するようにしたから接点消耗の状況を低コスト
で正確に検出でき、この接点の残寿命は勿論、接点の寿
命予告（寿命警戒限界〉、または寿命限界に来たことの
表示または警報することができる。また基準接点を複数
段ければ寿命予告と寿命限界など２以上の接点消耗量を
表示または警報することも可能である。さらに遠方から
の監視もでき保守点検上の効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明による接点寿命検出装置の
一実施例を示し、第１図はブロック図、第２図は第１図
の接点の動作を示すタイムチャート、第３図および第４
図はそれぞれ従来の接点寿命検出装置の一例を示す原理
図である。 １１　　監視されるべき接点、１２−基準接点。 ］ Ｚ　１　図 ｒ　２　図 第　３　図　　　　　　石　４　閉

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）監視されるべき接点と、この接点に連動し、かつこ
   の接点より所定時間遅れて閉成するように設定された基
   準接点と、この基準接点と前記接点との閉成時間差によ
   り前記接点の寿命を検出する検出手段とを具備してなる
   接点寿命検出装置。 ２）特許請求の範囲第１項記載の接点寿命検出装置にお
   いて、設定消耗量を接点の寿命限界としたことを特徴と
   する接点寿命検出装置。 ３）特許請求の範囲第１項記載の接点寿命検出装置にお
   いて、設定消耗量を接点の寿命警戒限界としたことを特
   徴とする接点消耗量検出装置。 ４）特許請求の範囲第１項記載の接点寿命検出装置にお
   いて、それぞれ閉成時間の異なる複数の基準接点を設け
   たことを特徴とする接点寿命検出装置。