JP7503609B2 - 工作機械の運転支援装置および工作機械の運転支援方法 - Google Patents

工作機械の運転支援装置および工作機械の運転支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7503609B2
JP7503609B2 JP2022162402A JP2022162402A JP7503609B2 JP 7503609 B2 JP7503609 B2 JP 7503609B2 JP 2022162402 A JP2022162402 A JP 2022162402A JP 2022162402 A JP2022162402 A JP 2022162402A JP 7503609 B2 JP7503609 B2 JP 7503609B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
executed
bending
unit
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022162402A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2024055457A (ja
Inventor
秀樹 釼持
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2022162402A priority Critical patent/JP7503609B2/ja
Priority to PCT/JP2023/035754 priority patent/WO2024075659A1/ja
Publication of JP2024055457A publication Critical patent/JP2024055457A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7503609B2 publication Critical patent/JP7503609B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D5/00Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
    • B21D5/02Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves on press brakes without making use of clamping means
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/409Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by using manual data input [MDI] or by using control panel, e.g. controlling functions with the panel; characterised by control panel details or by setting parameters
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Description

本発明は、工作機械の運転支援装置および工作機械の運転支援方法に関する。
工作機械を使用する際、作業者は通常、手動作業を伴って加工作業を進めるため、作業者の両手が手動作業のためにふさがっていることが多い。例えば、板金(ワーク)を曲げ加工するためにプレスブレーキを使用する際には、作業者がワークを両手で把持したり、計測器を用いたりしながら作業を進めることがある。そのため、作業を次工程に進めるための手動によるボタン操作、または制御装置の表示部に表示された作業に関する提供情報の確認がし辛くなる場合がある。
これに鑑み、作業者からの作業に関する発話を音声認識し、認識した内容に基づいて工作機械を動作させたり、作業者に提供する情報を音声で出力させたりする制御装置がある(特許文献1参照)。このような制御装置を用いることで、作業者の両手が加工作業のためにふさがっていても、容易に作業に関する情報を認識し、次工程に進めるための指示を工作機械に与えることができる。
特開2020-42420号公報
ところが、作業者による作業に関する内容の発話に要する時間は、ボタン操作に要する時間よりも長くなる場合が多い。また、作業者による発話の内容を音声認識してこれに対応する提供情報を特定し、特定した提供情報を音声出力することに要する時間は、作業者が表示部に移動して、表示部に表示された提供情報を視認する時間よりも長くなる場合が多い。
そのため、音声情報のやりとりを利用して工作機械での作業を進めるようにすると、作業者の手動操作や移動の回数を低減させることが可能になる一方で、各処理に要する時間が長くなり、結果として生産性が低下するという問題がある。これに鑑み、作業者が簡易且つ効率良く工作機械で行う作業を実行できるよう支援することが望まれている。
1またはそれ以上の実施形態の一態様の工作機械の運転支援装置は、制御対象の工作機械に対する動作指示内容ごと、および前記工作機械が実行する作業工程ごとに予め設定された、前記工作機械を操作する作業者の作業を支援するための支援情報を記憶する支援情報記憶部と、前記作業者からの発話内容を認識する発話内容認識部と、前記工作機械が実行する複数の作業工程の中で、現在実行対象としている作業工程の情報を取得する工程情報取得部と、前記発話内容認識部により、前記作業者からの発話内容として前記工作機械に対する動作指示が認識されると、認識された動作指示の内容および前記工程情報取得部で取得された作業工程の情報に対応する支援情報を前記支援情報記憶部から取得する支援情報取得部と、前記支援情報取得部が取得した支援情報に基づいて、前記工作機械または前記作業者が前記工作機械の操作のために用いる装置を動作させる動作制御部とを備える。
1またはそれ以上の実施形態の一態様の工作機械の運転支援方法は、工作機械の運転支援装置が、制御対象の工作機械に対する動作指示内容ごと、および前記工作機械が実行する作業工程ごとに予め設定された、前記工作機械を操作する作業者の作業を支援するための支援情報を記憶し、前記工作機械が実行する複数の作業工程の中で、現在実行対象としている作業工程の情報を取得し、前記作業者からの発話内容として前記工作機械に対する動作指示を認識すると、認識した動作指示の内容および取得した作業工程の情報に対応する支援情報を記憶した中から取得し、取得した支援情報に基づいて、前記工作機械または前記作業者が前記工作機械の操作のために用いる装置を動作させる。
上述した工作機械の運転支援装置および工作機械の運転支援方法は、作業者に対し、工作機械で行う作業を簡易且つ効率良く実行するための支援を行うことができる。
1またはそれ以上の実施形態の工作機械の運転支援装置および工作機械の運転支援方法によれば、作業者が工作機械で行う作業を簡易且つ効率良く実行するための支援を行うことができる。
1またはそれ以上の実施形態の工作機械の運転支援装置としてのNC装置を用いた板金加工システムの構成を示す全体図である。 1またはそれ以上の実施形態の工作機械の運転支援装置としてのNC装置を用いた板金加工システムの構成を示すブロック図である。 1またはそれ以上の実施形態の工作機械の運転支援装置としてのNC装置に予め記憶された、所定板金Wの曲げ加工作業に関する動作内容ごとおよび実行中の曲げ工程ごとの動作例(1)の支援情報の一例を示すテーブルである。 1またはそれ以上の実施形態の工作機械の運転支援装置としてのNC装置が、板金Wの曲げ加工を行う際に実行する処理を示すフローチャートである。 1またはそれ以上の実施形態の工作機械の運転支援装置としてのNC装置に予め記憶された、所定板金Wの曲げ加工作業に関する動作内容ごとおよび実行中の曲げ工程ごとの動作例(2)の前処理情報の一例を示すテーブルである。 1またはそれ以上の実施形態の工作機械の運転支援装置としてのNC装置に予め記憶された、所定板金Wの曲げ加工作業に関する動作内容ごとおよび実行中の曲げ工程ごとの動作例(2)の支援情報の他の例を示すテーブルである。 1またはそれ以上の実施形態の工作機械の運転支援装置としてのNC装置が動作例(2)の曲げ加工において実行する支援処理の一例を示すフローチャートである。 1またはそれ以上の実施形態の工作機械の運転支援装置としてのNC装置が動作例(2)の曲げ加工において実行する支援処理の他の例を示すフローチャートである。
以下、1またはそれ以上の実施形態による工作機械である曲げ加工機(プレスブレーキ)の運転支援装置としての機能を有するNC装置を用いた板金加工システム、およびプレスブレーキの運転支援方法について、添付図面を参照して説明する。
〈1またはそれ以上の実施形態による板金加工システムの構成〉
図1は、1またはそれ以上の実施形態の工作機械の運転支援装置としてのNC装置を用いた板金加工システム1の構成を示す全体図である。図1において、板金加工システム1は、プレスブレーキ10と、NC装置20と、作業者が利用するヘッドセット装置30とを備える。
プレスブレーキ10は、上部テーブル11と、下部テーブル12とを備える。上部テーブル11には上部金型ホルダ13が取り付けられ、下部テーブル12には下部金型ホルダ14が取り付けられている。上部テーブル11は、左右に設けた油圧シリンダ15Lおよび15Rによって、上下動するように構成されている。
上部金型ホルダ13には上部金型であるパンチTp1~Tp3よりなる3つのパンチTpが装着され、下部金型ホルダ14には下部金型であるダイTd1およびTd2よりなる2つのダイTdが装着されている。図1に示すパンチTpおよびダイTdの種類および個数、上部金型ホルダ13および下部金型ホルダ14に対するパンチTpおよびダイTdの装着位置は単なる一例である。
上部テーブル11および下部テーブル12の後方には、バックゲージ16が設けられている。バックゲージ16は、ストレッチ18に沿って左右方向に移動する突き当て部材17Lおよび17Rを備える。突き当て部材17Lおよび17Rは高さ方向および前後方向にも移動するように構成されている。
作業者が板金WをダイTd上に配置して板金Wを曲げる前に、突き当て部材17Lおよび17RはダイTdと対応する位置に移動する。作業者は、板金Wの奥側の端部を突き当て部材17Lおよび17Rに突き当てるようにしてダイTd上に配置する。即ち、突き当て部材17Lおよび17Rは、板金WをダイTd上に配置するときの板金Wの前後方向の位置を決めるよう作用する。
NC装置20には、第1表示部51と、第1表示部51の表面側に装着された第1タッチパネル52と、複数の操作ボタンを含む操作部53とを有する操作ペンダント50が接続されている。第1タッチパネル52も操作部として機能する。第1タッチパネル52または操作部53による操作入力はNC装置20に供給される。操作ペンダント50には、上部テーブル11の移動量や突き当て部材17Lおよび17Rの位置等を調整するハンドル操作器60が接続されている。
またNC装置20には、上部テーブル11を下降させる閉フットスイッチ71と上部テーブル11を上昇させる開フットスイッチ72とを有するフットスイッチ70が接続されている。
以上のように構成されているプレスブレーキ10において、作業者は、図1に示すように、加工対象の板金WをダイTd上に配置する。そして作業者が閉フットスイッチ71を踏んで上部テーブル11を下降させると、板金WはパンチTpとダイTdとによって挟まれて曲げられる。作業者が開フットスイッチ72を踏めば、上部テーブル11を上昇させることができる。
図2は、1またはそれ以上の実施形態の板金加工システム1の構成を示すブロック図である。図2を用いて、NC装置20およびヘッドセット装置30の機能的な構成例について説明する。NC装置20は、支援情報記憶部21と、第1通信部22と、第2通信部23と、第1CPU24とを有する。
支援情報記憶部21は、制御対象のプレスブレーキ10に対する動作指示内容ごと、およびプレスブレーキ10が実行する作業工程ごとに予め設定された、プレスブレーキ10を操作する作業者の作業を支援するための支援情報を記憶する。第1通信部22は、ヘッドセット装置30と無線で互いに通信する。第2通信部23は、プレスブレーキ10と有線で互いに通信する。第1通信部22とヘッドセット装置30とが有線で通信してもよい。第2通信部23とプレスブレーキ10とが無線で通信してもよい。
第1CPU24は、発話内容認識部241、工程情報取得部242、支援情報取得部243、動作制御部244を備える。発話内容認識部241は作業者からの発話内容を認識する。工程情報取得部242は、プレスブレーキ10が実行する複数の作業工程の中で、現在実行対象としている作業工程の情報を取得する。支援情報取得部243は、発話内容認識部241により、作業者からの発話内容としてプレスブレーキ10に対する動作指示が認識されると、認識された動作指示内容および工程情報取得部242で取得された作業工程の情報に対応する支援情報を支援情報記憶部21から取得する。動作制御部244は、支援情報取得部243が取得した支援情報に基づいて、プレスブレーキ10または作業者がプレスブレーキ10の操作のために用いる装置を動作させる。また、動作制御部244は、支援情報取得部243で取得した支援情報を、作業者の作業を支援するために第1通信部22に供給する。
動作制御部244は、第1タッチパネル52、操作部53、ハンドル操作器60、閉フットスイッチ71、または開フットスイッチ72から入力された操作情報に基づいて、プレスブレーキ10に第2通信部23を介して所定の動作を実行させる。工程情報取得部242は、動作制御部244から、現在実行中の作業工程の情報を取得する。
ヘッドセット装置30は、作業者がプレスブレーキ10の操作のために頭部に装着して用いる装置であり、収音部31と、スピーカ部32と、第3通信部33とを有する。収音部31は、作業者が発話した音声を収音する。収音部31はマイクロホンによって構成される。スピーカ部32は、NC装置20から取得した音声情報を出力する。第3通信部33は、NC装置20と無線または有線で互いに通信する。
〈1またはそれ以上の実施形態による板金加工システムの動作〉
1またはそれ以上の実施形態における板金加工システム1が、製品Pを作成するために板金Wに対して複数の曲げ工程[1]、[2]・・・を実行する場合の動作例(1)および(2)について、説明する。
[動作例(1)]
動作例(1)では、作業者がプレスブレーキ10の所定動作に関する指示を発話したときに、NC装置20が該当する指示を受け付けるとともに、作業者が該当する動作に関する作業を行う際に有効な情報または注意すべき事項の情報を作業者に提供することで、作業者の作業を支援する。
動作例(1)において、NC装置20の支援情報記憶部21に予め記憶されている支援情報について説明する。図3は、支援情報記憶部21に予め記憶されている、板金Wの曲げ加工作業に関する動作内容ごとおよび実行中の曲げ工程ごとの動作例(1)の支援情報の一例を示すテーブルである。図3に示すテーブルには、動作指示内容と、実行中の曲げ工程と、音声V1とが対応付けられている。
図3のテーブルには、例えば、工程[1]の加工開始指示に対する支援情報である音声V1の情報として、指示内容を受け付けたことを示す情報「(i) 運転を開始します。」および作業者に提供する付加情報「(ii) 短辺曲げです。」が格納されている。
同様にして、図3のテーブルには、工程[2]の加工開始指示に対する音声V1の情報として、「(i) 運転を開始します。」および「(ii) 突き当て位置は2段目です。」が格納されている。工程[3]の加工開始指示に対する音声V1の情報として、「(i) 運転を開始します。」および「(ii) 逆追従曲げです。」が格納されている。工程[4]の加工開始指示に対する音声V1の情報として、「(i) 運転を開始します。」および「(ii) 目標角度は135°です。」が格納されている。工程[1]の補正指示に対する音声V1の情報として、「(i) 補正します。」および「(ii) 目標角度は90°で公差は0.5°です。」が格納されている。工程[2]の補正指示に対する音声V1の情報として、「(i) 補正します。」および「(ii) 目標寸法は30mmで公差は0.2mmです。」が格納されている。
作業者が板金Wの曲げ加工を行う際に、NC装置20が図3のテーブルを用いて実行する処理について説明する。図4は、NC装置が板金Wの曲げ加工を行う際に実行する処理を示すフローチャートである。
まず、NC装置20が最初の曲げ工程[1]を処理対象としている状態で、作業者がヘッドセット装置30を装着し、曲げ工程[1]を開始させるために音声「加工開始」を発話すると、収音部31は発話された音声を収音し、第3通信部33は収音部31が収音した音声に基づく音声情報をNC装置20に送信する。
NC装置20の発話内容認識部241は、第1通信部22を介して、ヘッドセット装置30から送信された音声情報を取得する(S1の「YES」)。発話内容認識部241は、取得した音声情報を解析して作業者からの発話内容「加工開始」を認識する(S2)。
次に、支援情報取得部243が、認識した発話内容が板金Wの加工作業に関する指示であるか否かを判定する(S3)。支援情報取得部243は、認識した発話内容が支援情報記憶部21に記憶された「動作指示内容」のいずれかに該当すれば、当該発話内容は板金Wの加工作業に関する指示であると判定する。
ここでは支援情報取得部243は、認識した発話内容「加工開始」が支援情報記憶部21に記憶された動作指示内容「加工開始」に該当し、当該発話内容は板金Wの加工作業に関する指示であると判定する(S3の「YES」)。
次に支援情報取得部243は、現在NC装置20が現在処理対象としている作業内容として作業工程の情報「工程[1]」を工程情報取得部242から取得する(S4)。支援情報取得部243は、認識した動作指示の内容「加工開始」および工程情報取得部242から取得した作業工程の情報「工程[1]」に対応する支援情報として、音声V1の情報「(i) 運転を開始します。」および「(ii) 短辺曲げです。」を支援情報記憶部21から取得する。
続けて、動作制御部244は、支援情報取得部243が取得した音声V1の情報を、作業者に提供するために第1通信部22を介してヘッドセット装置30に送信することで支援処理を実行する(S5)。ヘッドセット装置30は、NC装置20から送信された音声V1の情報を、第3通信部33を介して取得し、スピーカ部32から音声「運転を開始します。短辺曲げです。」を出力する。
この場合作業者は、出力された音声を聴くことで、該当する工程[1]の加工開始時に加工に関するシミュレーション動画を視聴する等の確認作業を行うことなく、長方形の板金Wのどちらの辺を曲げるかを認識することができ、作業の効率を向上させることができる。
同様の処理により、NC装置20が、作業者からの発話内容「加工開始」を認識し、現在処理対象としている作業工程の情報「工程[2]」を取得したときには、NC装置20から送信される情報に基づいてヘッドセット装置30のスピーカ部32から、音声「運転を開始します。突き当て位置は2段目です。」が出力される。
この場合作業者は、出力された音声を聴くことで、該当する工程[2]の加工開始時に加工に関するシミュレーション動画を視聴する等の確認作業を行うことなく、板金Wを突き当て部材17Lおよび17Rにおけるどこの位置に突き当てるべきかを認識することができ、作業の効率を向上させることができる。
また同様の処理により、NC装置20が、作業者からの発話内容「加工開始」を認識し、現在処理対象としている作業工程の情報「工程[3]」を取得したときには、NC装置20から送信される情報に基づいてヘッドセット装置30のスピーカ部32から、音声「運転を開始します。逆追従曲げです。」が出力される。
この場合作業者は、出力された音声を聴くことで、該当する工程[3]の加工開始時に曲げ方向が通常と異なる逆追従方向であることを認識することができ、曲げ加工時に板金Wの支え位置に注意を払って安全に作業を行うことができる。
また同様の処理により、NC装置20が、作業者からの発話内容「加工開始」を認識し、現在処理対象としている作業工程の情報「工程[4]」を取得したときには、NC装置20から送信される情報に基づいてヘッドセット装置30のスピーカ部32から、音声「運転を開始します。目標角度は135°です。」が出力される。
この場合作業者は、出力された音声を聴くことで、該当する工程[4]の加工開始時に曲げ角度が通常と異なることを認識することができ、曲げ加工時に板金Wの支え位置に注意を払って安全に作業を行うことができる。
また同様の処理により、NC装置20が、作業者からの発話内容「補正」を認識し、現在処理対象としている作業工程の情報「工程[1]」を取得したときには、NC装置20から送信される情報に基づいてヘッドセット装置30のスピーカ部32から、音声「補正します。(ii)目標角度は90°で交差は0.5°です。」が出力される。
この場合作業者は、出力された音声を聴くことで、該当する工程[1]の補正時に図面などを確認することなく目標角度および公差を認識することができ、角度補正作業の効率を向上させることができる。
また同様の処理により、NC装置20が、作業者からの発話内容「補正」を認識し、現在処理対象としている作業工程の情報「工程[2]」を取得したときには、NC装置20から送信される情報に基づいてヘッドセット装置30のスピーカ部32から、音声「補正します。目標寸法は30mmで交差は0.2mmです。」が出力される。
この場合作業者は、出力された音声を聴くことで、該当する工程[1]の補正時に図面などを確認することなく、目標寸法および公差を認識することができ、寸法補正作業の効率を向上させることができる。
[動作例(2)]
動作例(2)では、作業者がプレスブレーキ10の所定動作に関する指示を発話したときに、NC装置20が該当する指示を受け付けるとともに、作業者が該当する動作に関する作業を行い易くするようにするための前処理の情報を支援情報として特定し、特定した前処理を実行する。動作例(2)では、該当する支援情報を特定する際に、作業者との対話処理を利用する。
動作例(2)においては、NC装置20の支援情報記憶部21は支援情報として、プレスブレーキ10に対する動作指示内容ごとおよびプレスブレーキ10が実行する作業工程ごとに予め設定された、プレスブレーキ10の所定動作の前処理に関する前処理情報を予め記憶する。図5および図6は、支援情報記憶部21に記憶された、所定板金Wの曲げ加工作業に関する動作内容ごとおよび実行中の曲げ工程ごとの動作例(2)の支援情報の一例を示すテーブルである。図5および図6に示すテーブルには、動作指示内容と、実行中の曲げ工程と、所定項目の判定結果と、実行順序と、音声V2と、応答内容と、音声V3と、実行する前処理内容とが対応付けられている。
図5に示すテーブル内には、工程[1]の角度補正指示に対する支援情報として、該当する曲げ加工の目標角度が90°であり、公差が0.5°である情報が格納されている。テーブル内には、測定値が公差内であった場合に、次の作業に関する意向を作業者との対話処理により確認するために出力する音声V2の情報「公差内です。次の工程を加工しますか?」、この音声V2の出力に応答して作業者が発話した内容が「はい」であった場合に出力する音声V3の情報「次の工程をスタートします。」および実行する前処理内容「工程切替」の情報が格納されている。テーブル内には、音声V2の出力に応答して作業者が発話した内容が「いいえ」であった場合に出力する音声V3の情報「ストップします。」および実行する処理内容「ストップ」の情報が格納されている。
テーブル内には、測定値が公差外であった場合に1番目の処理として実行する前処理内容「測定値を基に、曲げプログラムを補正」、2番目の処理として出力する音声V2の情報「補正しました。突き直ししますか?」、音声V2の出力に応答して作業者が発話した内容が「はい」であった場合に出力する音声V3の情報「突き直しのため、再スタートします。」の情報が格納されている。テーブル内には、プレスブレーキ10を突き直しに応じた状態にしてスタートするために実行する前処理内容として、「一時的に突き当て部材を退避させ、曲げ加工速度を低速化するように設定を変更し、再加工可能な状態にする」の情報が格納されている。また、音声V2の出力に応答して作業者が発話した内容が「いいえ」であった場合に出力する音声V3の情報「ストップします。」および実行する処理内容「ストップ」の情報が格納されている。
図6に示すテーブル内には、製品Pの生産結果確認指示に関し、該当する製品Pの生産計画枚数がy枚である情報が格納されている。テーブル内には、生産枚数が生産計画枚数に達していない場合に出力する音声V2の情報「不良分の再加工を行いますか?」、この音声V2の出力に応答して作業者が発話した内容が「はい」であった場合に出力する音声V3の情報「不良分の再加工を行います。」および実行する前処理内容「運転枚数に不足分の枚数を設定して再スタート可能な状態にする」の情報が格納されている。テーブル内には、音声V2の出力に応答して作業者が発話した内容が「いいえ」であった場合に出力する音声V3の情報「ストップします。」および実行する処理内容「ストップ」の情報が格納されている。
テーブル内には、生産枚数が生産計画枚数に達していた場合に出力する音声V2の情報「次の製品の加工を行いますか?」、この音声V2の出力に応答して作業者が発話した内容が「はい」であった場合に出力する音声V3の情報「次の製品の加工を準備します。」および実行する前処理内容「次の製品の加工データを呼び出して金型を交換し、スタート可能な状態にする」の情報が格納されている。テーブル内には、音声V2の出力に応答して作業者が発話した内容が「いいえ」であった場合に出力する音声V3の情報「ストップします。」および実行する処理内容「ストップ」の情報が格納されている。
作業者が曲げ加工の工程[1]の角度補正を行う際に、NC装置20が図5のテーブルの情報を用いて実行する処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、NC装置20が最初の曲げ工程[1]を処理対象とし、曲げ加工が完了している状態で、作業者が加工した曲げ角度を計測し、装着したヘッドセット装置30から曲げ角度の補正を行うために角度計測値x°の情報とともに「角度補正、x°」を発話すると、収音部31は発話された音声を収音し、第3通信部33は収音部31が収音した音声に基づく音声情報をNC装置20に送信する。
NC装置20の発話内容認識部241は、第1通信部22を介して、ヘッドセット装置30から送信された音声情報を取得し(S1の「YES」)、取得した音声情報を解析して作業者からの発話内容「角度補正、x°」を認識する(S2)。
次に、支援情報取得部243は、認識した発話内容が板金Wの加工作業に関する指示であるか否かを判定する(S3)。支援情報取得部243は、認識した発話内容が支援情報記憶部21に記憶された「動作指示内容」のいずれかに該当すれば、当該発話内容は板金Wの加工作業に関する指示であると判定する。
ここでは支援情報取得部243は、認識した発話内容のうち「角度補正」が支援情報記憶部21に記憶された動作指示内容「角度補正」に該当し、当該発話内容は板金Wの加工作業に関する指示であると判定する(S3の「YES」)。
次に支援情報取得部243は、NC装置20が現在処理対象としている作業内容として作業工程の情報「工程[1]」を工程情報取得部242から取得する(S4)。支援情報取得部243は、認識した動作指示の内容「角度補正」および工程情報取得部242から取得した作業工程の情報「工程[1]」に対応する支援情報を支援情報記憶部21から取得する。
動作制御部244が、支援情報取得部243が取得した情報に基づいて支援処理を実行する(S5)。図7は、動作制御部244が実行する支援処理を示すフローチャートである。
支援情報取得部243は、取得した情報に基づいて作業者の発話から角度補正指示および角度測定値x°を認識すると(S11の「YES」)、取得した測定値x°と目標角度90°との差分が、設定された公差0.5°を超える、つまり公差外であるか否かを判定する(S12)。
測定値x°と目標角度90°との差分が公差内であった場合には(S12の「NO」)、支援情報取得部243は、図5の支援情報の中の公差内の音声V2「公差内です。次の工程を加工しますか?」の情報を取得する。動作制御部244は、取得した音声V2の情報を、第1通信部22を介してヘッドセット装置30に送信し、スピーカ部32から出力させる(S13)。
この音声が出力されたことに応答して、作業者が「いいえ」を発話すると、発話された音声がNC装置20に無線送信される。
NC装置20では、ヘッドセット装置30から送信された音声情報を、第1通信部22を介して発話内容認識部241が取得して発話内容「いいえ」を認識する(S14の「NO」)。次に、支援情報取得部243が発話内容「いいえ」に対応する音声V3「ストップします。」の情報を取得し、動作制御部244が取得した情報をヘッドセット装置30に送信してスピーカ部32から出力させる(S15)。また動作制御部244は、発話内容「いいえ」に対応する処理として、プレスブレーキ10の運転をストップする指示をプレスブレーキ10に送信する(S16)。
ステップS13で出力された音声に応答して、作業者が「はい」を発話すると、発話された音声がNC装置20に無線送信され、発話内容認識部241がこの発話内容「はい」を認識する(S14の「YES」)。支援情報取得部243は、発話内容「はい」に対応する音声V3「次の工程をスタートします。」の情報を取得し、動作制御部244が取得した情報をヘッドセット装置30に送信し、スピーカ部32から出力させる(S17)。また動作制御部244は、発話内容「はい」に対応する処理として、プレスブレーキ10の処理対象を次の工程に切り替える(S18)。
また、ステップS12において測定値x°と目標角度90°との差分が公差外であった場合には(S12の「YES」)、支援情報取得部243は、図5の支援情報の中の公差外の1番目の処理内容「測定値を基に、曲げプログラムを補正」の情報を取得する。動作制御部244は、取得した情報に基づいて、測定値x°を基に曲げプログラムを補正する(S19)。
次に、支援情報取得部243は、図5の支援情報の中の公差外の2番目の処理に対応する音声V2「補正しました。突き直しますか?」の情報を取得する。動作制御部244は、取得した音声V2の情報をヘッドセット装置30に送信し、スピーカ部32から出力させる(S20)。
この音声が出力されたことに応答して、作業者が「いいえ」を発話すると、発話された音声がNC装置20に無線送信される。
NC装置20では、ヘッドセット装置30から送信された音声情報を、第1通信部22を介して発話内容認識部241が取得して発話内容「いいえ」を認識する(S21の「NO」)。次に、支援情報取得部243が発話内容「いいえ」に対応する音声V3「ストップします。」の情報を取得し、動作制御部244が取得した情報をヘッドセット装置30に送信してスピーカ部32から出力させる(S22)。また動作制御部244は、発話内容「いいえ」に対応する処理として、プレスブレーキ10の運転をストップする指示をプレスブレーキ10に送信する(S23)。
ステップS20で出力された音声V2に応答して、作業者が「はい」を発話すると、発話された音声がNC装置20に無線送信され、発話内容認識部241がこの発話内容「はい」を認識する(S21の「YES」)。支援情報取得部243は、発話内容「はい」に対応する音声V3「突き直しのため、再スタートします。」の情報を取得し、動作制御部244が取得した情報をヘッドセット装置30に送信し、スピーカ部32から出力させる(S24)。
また動作制御部244は、発話内容「はい」に対応する処理として、一時的に突き当て部材17L及び17Rを退避させ、曲げ加工速度を低速化するように設定を変更し、再加工可能な状態にする指示をプレスブレーキ10に送信する(S25)。既に曲げ加工を行った箇所を突き直す際には、突き当て部材17Lおよび17Rは作業の妨げとなるため所定位置に退避させることで、作業者が突き直しの作業をし易くなる。また、突き直しの作業においては、既に曲げ加工を行った箇所に金型を慎重に合わせる必要があるため、曲げ加工速度を低速にする、具体的には作業者が閉フットスイッチ71を踏んだ際の上部テーブル11の下降速度を低速にすることで、作業者が再加工のための突き直しの作業をし易くなる。
また上述したように、作業者との対話処理を行い、作業者の意向を考慮して実行対象の前処理を特定することで、簡易且つ精度良く、適正な前処理を特定することができる。
次に、作業者が製品Pの生産結果確認を行う際に、NC装置20が図6のテーブルの情報を用いて実行する処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、NC装置20が複数枚の板金Wの加工を完了して複数の製品Pの生産が完了している状態で、作業者が加工した中で加工不良と認めた板金Wの枚数を計数し、生産結果確認を行うために「生産結果、不良枚数z枚」を発話すると、発話された音声を収音部31が収音し、第3通信部33を介してNC装置20に無線送信する。
NC装置20では、ヘッドセット装置30から送信された音声情報を、第1通信部22を介して発話内容認識部241が取得し(S1の「YES」)、取得した情報を解析して作業者からの発話内容「生産結果、不良枚数z枚」を認識する(S2)。
次に、支援情報取得部243が、認識した発話内容が板金Wの加工作業に関する指示であるか否かを判定する(S3)。支援情報取得部243は、認識した発話内容が支援情報記憶部21に記憶された「動作指示内容」のいずれかに該当すれば、当該発話内容は板金Wの加工作業に関する指示であると判定する。
ここでは支援情報取得部243は、認識した発話内容のうち「生産結果」が支援情報記憶部21に記憶された動作指示内容「生産結果確認」に該当し、当該発話内容は板金Wの加工作業に関する指示であると判定する(S3の「YES」)。
支援情報取得部243は、NC装置20が現在処理対象の作業工程の情報として、対象製品「製品P」の加工済み枚数の情報を工程情報取得部242から取得する(S4)。そして、支援情報取得部243は、対象製品の情報「製品P」に対応する支援情報として、「生産計画枚数y枚」を支援情報記憶部21から取得する。そして、支援情報取得部243は、認識した動作指示の内容「生産結果確認」および対象製品「製品P」の情報に基づいて、対応する支援情報を支援情報記憶部21から取得する。
動作制御部244が、支援情報取得部243が取得した情報に基づいて支援処理を実行する(S5)。図8は、動作制御部244が実行する支援処理を示すフローチャートである。
支援情報取得部243は、取得した情報に基づいて作業者の発話から生産結果確認指示および不良枚数z枚を認識すると(S31の「YES」)、製品Pの加工済み枚数から不良枚数z枚を差し引いた数が、生産計画枚数y枚に達しているか否かを判定する(S32)。
製品Pの加工済み枚数から不良枚数z枚を差し引いた数が、生産計画枚数y枚に達している場合には(S32の「YES」)、支援情報取得部243は、図6の支援情報の中の音声V2「次の製品の加工を行いますか?」の情報を取得する。動作制御部244は、取得した音声V2の情報をヘッドセット装置30に送信し、スピーカ部32から出力させる(S33)。
この音声が出力されたことに応答して、作業者が「いいえ」を発話すると、発話された音声がNC装置20に無線送信される。
NC装置20では、ヘッドセット装置30から送信された音声情報を、第1通信部22を介して発話内容認識部241が取得して発話内容「いいえ」を認識する(S34の「NO」)。次に、支援情報取得部243が発話内容「いいえ」に対応する音声V3「ストップします。」の情報を取得し、動作制御部244が取得した情報をヘッドセット装置30に送信してスピーカ部32から出力させる(S35)。また動作制御部244は、発話内容「いいえ」に対応する処理として、プレスブレーキ10の運転をストップする指示を、第2通信部23を介してプレスブレーキ10に送信する(S36)。
ステップS33で出力された音声に応答して、作業者が「はい」を発話すると、発話された音声がNC装置20に無線送信され、発話内容認識部241がこの発話内容「はい」を認識する(S34の「YES」)。次に、支援情報取得部243が、発話内容「はい」に対応する音声V3「次の製品の加工を準備します。」の情報を取得し、動作制御部244が取得した情報をヘッドセット装置30に送信し、スピーカ部32から出力させる(S37)。また動作制御部244は、発話内容「はい」に対応する処理として、次の製品の加工データを呼び出して、金型を交換してスタート可能な状態にする指示をプレスブレーキ10に送信する(S38)。
ステップS32において製品Pの加工済み枚数から不良枚数z枚を差し引いた数が、生産計画枚数y枚に達していない場合には(S32の「NO」)、支援情報取得部243は、図6の支援情報の中の音声V2「不良分の再加工を行いますか?」の情報を取得する。動作制御部244は、取得した音声V2の情報をヘッドセット装置30に送信し、スピーカ部32から出力させる(S39)。
この音声が出力されたことに応答して、作業者が「いいえ」を発話すると、発話された音声がNC装置20に無線送信される。
NC装置20では、ヘッドセット装置30から送信された音声情報を、第1通信部22を介して発話内容認識部241が取得して発話内容「いいえ」を認識する(S40の「NO」)。次に、支援情報取得部243が発話内容「いいえ」に対応する音声V3「ストップします。」の情報を取得し、動作制御部244が取得した情報をヘッドセット装置30に送信してスピーカ部32から出力させる(S41)。また動作制御部244は、発話内容「いいえ」に対応する処理として、プレスブレーキ10の運転をストップする指示をプレスブレーキ10に送信する(S42)。
また、ステップS39で出力された音声に応答して、作業者が「はい」を発話すると、発話された音声がNC装置20に無線送信され、発話内容認識部241がこの発話内容「はい」を認識する(S40の「YES」)。次に、支援情報取得部243が、発話内容「はい」に対応する音声V3「不良分の再加工を行います。」の情報を取得し、動作制御部244が取得した情報をヘッドセット装置30に送信し、スピーカ部32から出力させる(S43)。
また動作制御部244は、発話内容「はい」に対応する処理として、運転枚数に不足分の枚数を設定して、再スタート可能な状態にする指示をプレスブレーキ10に送信する(S44)。
以上の実施形態によれば、プレスブレーキ10を用いて曲げ加工を行う作業者は、提供される支援情報に基づいて、簡易且つ効率良く加工作業を行うことができる。
具体的には、上述した動作例(1)のように作業者がプレスブレーキ10の所定動作に関する指示を発話したときに、NC装置20が作業を行う際に有効な情報や注意すべき事項の音声情報を作業者に提供することで、作業者は簡易且つ効率良く加工作業を行うことができる。
また、上述した動作例(2)のように作業者がプレスブレーキ10の所定動作に関する指示を発話したときに、NC装置20が、作業者が該当する動作に関する作業を行い易くするようにするための前処理を実行することで、作業者は簡易且つ効率良く加工作業を行うことができる。
本発明は以上説明した1またはそれ以上の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 板金加工システム
10 プレスブレーキ
11 上部テーブル
12 下部テーブル
13 上部金型ホルダ
14 下部金型ホルダ
15L、15R 油圧シリンダ
16 バックゲージ
17L、17R 突き当て部材
18 ストレッチ
20 NC装置
21 支援情報記憶部
22 第1通信部
23 第2通信部
24 第1CPU
30 ヘッドセット装置
31 収音部
32 スピーカ部
33 第3通信部
50 操作ペンダント
51 第1表示部
52 第1タッチパネル
53 操作部
60 ハンドル操作器
70 フットスイッチ
71 閉フットスイッチ
72 開フットスイッチ
241 発話内容認識部
242 工程情報取得部
243 支援情報取得部
244 動作制御部

Claims (4)

  1. 制御対象の板金の曲げ加工機を操作する作業者の作業を支援するための情報として、所定の作業工程における曲げ加工の角度補正指示に関する前処理情報である、前記曲げ加工機を再加工のための突き直しに応じた状態にするための情報を含む支援情報を記憶する支援情報記憶部と、
    前記作業者からの発話内容を認識する発話内容認識部と、
    前記曲げ加工機が実行する複数の作業工程の中で、現在実行対象としている作業工程の情報を取得する工程情報取得部と、
    前記発話内容認識部が前記作業者からの発話内容として曲げ加工の角度補正指示を認識し、前記工程情報取得部が現在実行対象としている作業工程の情報として前記所定の作業工程の情報を取得すると、前記支援情報記憶部から、前記曲げ加工機を再加工のための突き直しに応じた状態にするための支援情報を取得する支援情報取得部と、
    前記支援情報取得部が取得した支援情報に基づいて、前記曲げ加工機を動作させる動作制御部とを備えた工作機械の運転支援装置。
  2. 制御対象の板金の曲げ加工機を操作する作業者の作業を支援するための情報として、所定の作業工程における曲げ加工の生産枚数が生産計画枚数に達していない場合に実行する前処理情報である、不足分の枚数を設定して再スタート可能な状態にするための情報、および生産枚数が生産計画枚数に達している場合に実行する前処理情報である、次の製品の加工データを呼び出して金型を交換し、スタート可能な状態にするための情報を記憶する支援情報記憶部と、
    前記作業者からの発話内容を認識する発話内容認識部と、
    前記曲げ加工機が実行する複数の作業工程の中で、現在実行対象としている作業工程の情報を取得する工程情報取得部と、
    前記発話内容認識部が前記作業者からの発話内容として曲げ加工の生産結果確認指示を認識し、前記工程情報取得部が現在実行対象としている作業工程の情報として前記所定の作業工程の情報を取得すると、前記曲げ加工機による加工済みの製品の生産枚数が現在実行対象としている作業工程の生産計画枚数に達しているか否かを判定し、判定結果に応じた前処理情報を前記支援情報記憶部から取得する支援情報取得部と、
    前記支援情報取得部が取得した前処理情報に基づいて、前記曲げ加工機を動作させる動作制御部とを備えた工作機械の運転支援装置。
  3. 工作機械の運転支援装置が、
    制御対象の板金の曲げ加工機を操作する作業者の作業を支援するための情報として、所定の作業工程における曲げ加工の角度補正指示に関する前処理情報である、前記曲げ加工機を再加工のための突き直しに応じた状態にするための情報を含む支援情報を記憶し、
    前記曲げ加工機が実行する複数の作業工程の中で、現在実行対象としている作業工程の情報を取得し、
    前記作業者からの発話内容として曲げ加工の角度補正指示を認識し、現在実行対象としている作業工程の情報として前記所定の作業工程の情報を取得すると、記憶した中から、前記曲げ加工機を再加工のための突き直しに応じた状態にするための支援情報を取得し、
    取得した支援情報に基づいて前記曲げ加工機を動作させる、工作機械の運転支援方法。
  4. 工作機械の運転支援装置が、
    制御対象の板金の曲げ加工機を操作する作業者の作業を支援するための情報として、所定の作業工程における曲げ加工の生産枚数が生産計画枚数に達していない場合に実行する前処理情報である、不足分の枚数を設定して再スタート可能な状態にするための情報、および生産枚数が生産計画枚数に達している場合に実行する前処理情報である、次の製品の加工データを呼び出して金型を交換し、スタート可能な状態にするための情報を記憶し、
    前記曲げ加工機が実行する複数の作業工程の中で、現在実行対象としている作業工程の情報を取得し、
    前記作業者からの発話内容として曲げ加工の生産結果確認指示を認識し、現在実行対象としている作業工程の情報として前記所定の作業工程の情報を取得すると、前記曲げ加工機による加工済みの製品の生産枚数が現在実行対象としている作業工程の生産計画枚数に達しているか否かを判定し、判定結果に応じた前処理情報を記憶した中から取得し、
    取得した前処理情報に基づいて前記曲げ加工機を動作させる、工作機械の運転支援方法。
JP2022162402A 2022-10-07 2022-10-07 工作機械の運転支援装置および工作機械の運転支援方法 Active JP7503609B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022162402A JP7503609B2 (ja) 2022-10-07 2022-10-07 工作機械の運転支援装置および工作機械の運転支援方法
PCT/JP2023/035754 WO2024075659A1 (ja) 2022-10-07 2023-09-29 工作機械の運転支援装置および工作機械の運転支援方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022162402A JP7503609B2 (ja) 2022-10-07 2022-10-07 工作機械の運転支援装置および工作機械の運転支援方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2024055457A JP2024055457A (ja) 2024-04-18
JP7503609B2 true JP7503609B2 (ja) 2024-06-20

Family

ID=90608410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022162402A Active JP7503609B2 (ja) 2022-10-07 2022-10-07 工作機械の運転支援装置および工作機械の運転支援方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7503609B2 (ja)
WO (1) WO2024075659A1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004181564A (ja) 2002-12-02 2004-07-02 Fanuc Ltd 産業用ロボット
JP2008030110A (ja) 2006-07-31 2008-02-14 Icgb Co Ltd プレスブレーキ用操作補助装置
JP2015043203A (ja) 2013-08-14 2015-03-05 アルティス ゲーエムベーハーARTIS GmbH 産業用ロボットの監視機能の自動化された構成のための方法及び装置
WO2020050415A1 (ja) 2018-09-07 2020-03-12 株式会社牧野フライス製作所 工作機械の制御装置
US20210151050A1 (en) 2018-07-30 2021-05-20 Chien-Hung Liu Voice Control System for Operating Machinery
JP2021530794A (ja) 2018-07-17 2021-11-11 アイ・ティー スピークス エル・エル・シーiT SpeeX LLC インテリジェントアシスタントおよび産業機械とのやり取りのための方法、システム、および、コンピュータプログラム製品

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004181564A (ja) 2002-12-02 2004-07-02 Fanuc Ltd 産業用ロボット
JP2008030110A (ja) 2006-07-31 2008-02-14 Icgb Co Ltd プレスブレーキ用操作補助装置
JP2015043203A (ja) 2013-08-14 2015-03-05 アルティス ゲーエムベーハーARTIS GmbH 産業用ロボットの監視機能の自動化された構成のための方法及び装置
JP2021530794A (ja) 2018-07-17 2021-11-11 アイ・ティー スピークス エル・エル・シーiT SpeeX LLC インテリジェントアシスタントおよび産業機械とのやり取りのための方法、システム、および、コンピュータプログラム製品
US20210151050A1 (en) 2018-07-30 2021-05-20 Chien-Hung Liu Voice Control System for Operating Machinery
WO2020050415A1 (ja) 2018-09-07 2020-03-12 株式会社牧野フライス製作所 工作機械の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2024055457A (ja) 2024-04-18
WO2024075659A1 (ja) 2024-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6227022B1 (en) Apparatus for bending operations
JP7503609B2 (ja) 工作機械の運転支援装置および工作機械の運転支援方法
JP4743688B2 (ja) 曲げ加工装置
JP7493005B2 (ja) 工作機械制御装置および工作機械制御方法
JP2007203310A (ja) 曲げ加工装置
DE102020110626B4 (de) Roboter-lehrvorrichtung
CN111736535A (zh) 机床和管理***
JP2008030110A (ja) プレスブレーキ用操作補助装置
KR101535618B1 (ko) 너클밴딩 제어를 위한 롤 프레스 장비의 구동환경 설정시스템
US20010049953A1 (en) Apparatus for preparing data for manufacturing products with a pre-determined shape, having a memory storing a bending order information
JP2016155158A (ja) ヘミング加工方法
JP2006297424A (ja) 曲げ加工におけるワーク位置決め装置及びその方法
WO2023047261A1 (en) Improved bending press
JP2000015340A (ja) 曲げ加工方法及びその装置
CN109201793B (zh) 弯边机***
JP2810480B2 (ja) 折曲げ加工機のデータ入力装置
US20240152117A1 (en) Cell controller
JP7023133B2 (ja) 曲げ加工機および金型開口量決定方法
JP4488341B2 (ja) 板金加工方法及び板金加工システム
JP2000254728A (ja) 曲げ加工機における金型取付方法及び曲げ加工システム
JP4094191B2 (ja) パンチプレスの制御方法及びその制御装置
WO2017010153A1 (ja) プレス機械
JPH03184640A (ja) 数値制御加工装置のプログラム検討装置
JP2002361327A (ja) 曲げ加工装置及びその方法
JPH06106248A (ja) プレスブレーキの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230929

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240610

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7503609

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150