JP7502058B2 - リアクトル - Google Patents

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Description

本発明は、リアクトルに関する。
リアクトルに使用されるコアとして、メタルコンポジットコア(以下、MCコアという)と呼ばれるコアがある。このようなコアは、金属磁性粉末と樹脂を混合して固化させることにより製造される。MCコアに、導体を巻回したコイルを埋設したリアクトルは、コアにコイルを巻き付けるトロイダルタイプのリアクトルよりも小型であることや、コアにフェライトを用いた積層タイプのリアクトルと比べて、高温域で磁気飽和し難い。
国際公開第2016-031993号
リアクトルのコアに流れる磁束は、コイルの内側となる内脚部においてコイルの巻軸方向に沿って流れるが、コイルに近い位置に集中するため、コアの上下のヨーク部よりも流れ難い。このため、リアクトルを薄型化すること、つまりコイルの巻軸方向の高さを低くして低背化することにより、磁束が流れ難い内脚部の磁路を低減して、全体として磁束を流れやすくすることが行われている。
ここで、電子機器を構成する各種の部品については、軽量化と低コスト化が求められている。低背化は、コア材料の低減による軽量化と低コスト化につながる。しかしながら、さらなる低背化によってコア材料を減らし、軽量化、低コスト化を図ることは、全体の磁路が削減されることになるため、リアクトルに要求される高いインダクタンス値を維持することが困難となる。
本発明は、上記のような課題を解決するために提案されたものであり、インダクタンス値を維持しつつ、軽量化と低コスト化を図ることのできるリアクトルを提供することを目的とする。
本発明のリアクトルは、コアと、前記コアの内部に埋設され、導体を巻回して成るコイルと、前記コイルの内周に位置する前記コアに形成された中穴と、を有し、前記コアは、前記コイルの軸方向の平均磁路長が、前記軸方向に直交する方向の平均磁路長よりも短い扁平形状であり、前記コイルの内周を覆う前記コアの中脚部及び前記中穴の前記軸方向に直交する端面の形状は、長手方向及び短手方向を含む形状であり、前記中脚部の短手方向の辺の長さに対して、前記中穴の短手方向の辺の長さの割合が、33%~76%であり、前記中脚部の長手方向の辺の長さに対して、前記中穴の長手方向の辺の長さの割合が、42%~61%である
本発明によれば、インダクタンス値を維持しつつ、軽量化と低コスト化を図ることのできるリアクトルを提供することができる。
実施形態のリアクトルの斜視図 実施形態のリアクトルのコイルを示す斜視図 実施形態のリアクトルの長手方向の断面図(A)、短手方向の断面図(B) 実施形態のリアクトルの水平断面図 中穴をトラック形状とした例(A)、長方形状とした例(B) 短手穴幅/短手中脚幅の相違とL/g値の関係を示すグラフ 長手穴幅/長手中脚幅の相違とL/g値の関係を示すグラフ 中穴の他の態様を示す断面図 外脚の他の態様を示す水平断面図
実施形態のリアクトルを、図面を参照して説明する。図1はリアクトル1の外観斜視図であり、コア2の外観でもある。図2はコア2内に埋め込まれているコイル3の斜視図である。図中、コイル3の巻軸に平行な方向を軸方向、軸方向に直交する方向を水平方向とする。図3(A)はリアクトル1の長手方向の断面図、つまり、図1のA-Aのラインに沿って軸方向に切断した断面図である。図3(B)はリアクトル1の短手方向の断面図、つまり、図1のB-Bのラインに沿って軸方向に切断した断面図である。図4は、リアクトル1の各部の寸法を説明するための水平方向断面図である。
[リアクトルの形状]
本実施形態のリアクトル1は、図1及び図2に示すように、コア2、コイル3及び成形品4を有する。コア2は、軸方向に直交する端面が角丸長方形状の柱状体である。角丸長方形状とは、角が丸みを帯びた長方形状である。角丸長方形状には、トラック形状を含む。トラック形状とは、一対の同一形状の部分円を、凸側を相反する方向として離隔して配置して、それぞれの両端を、互いに平行で同一長の2直線で結んだ形状である(図4参照)。成形品4は、コイル3を収容し、コア2とコイル3との間に介在する絶縁性の樹脂部材である。つまり、成形品4は、コイル3が収容された状態でコア2に埋設され、コア2とコイル3とを絶縁するボビンとして機能する。
コイル3は、図2に示すように、導体の巻回部分を有し、巻回部分の外周31及び内周32が角丸長方形状となっている。なお、図2では、コイル3の巻回部分の形状のみを示し、コイル3の巻き始めの端部又は巻き終わりの端部である直線状の引出端は省略している。成形品4及びコア2には、引出端が引き出されて外部に露出するための孔が形成されているものとする。
コイル3は、図3(A)、(B)に示すように、コア2の内部に埋設されている。コア2は、コイル3の内周32に位置する中穴21を有している。中穴21は貫通穴であり、中穴21は水平方向の断面が、長方形状又は角丸長方形状である。なお、本実施形態の中穴21は、コイル3の内周32の形状の中心と同心に形成されている。
コイル3を覆うコア2は、一体的に、つまり共通の材料により連続して一続きに形成された中脚部22、外脚部23、第1のヨーク部24、第2のヨーク部25を有する。図3(A)、(B)において、中脚部22、外脚部23、第1のヨーク部24、第2のヨーク部25が形成する長方形状の断面は、中穴21を挟んで、左右対称に現れる。
この中脚部22、第1のヨーク部24、外脚部23、第2のヨーク部25に、環状の磁路が形成される。つまり、中脚部22は、コイル3の内周32を覆い、軸方向の磁路を形成する。外脚部23は、コイル3の外周31を覆い、軸方向の磁路を形成する。第1のヨーク部24、第2のヨーク部25は、コイル3の巻回部分の相反する水平面を覆い、水平方向の磁路を形成する。
ここで、コア2は、扁平形状により低背化されている。扁平形状とは、軸方向の平均磁路長が、軸方向に直交する方向の平均磁路長よりも短いことをいう。つまり、第1のヨーク部24又は第2のヨーク部25の平均磁路長よりも、中脚部22又は外脚部23の平均磁路長が短い。平均磁路長は、磁束が通る部分の平均的な長さである。
このような平均磁路長を模式的に示すと、図3(A)、(B)の点線に示すようになる。つまり、図3(A)に示すように、コア2の長辺方向の断面において、中穴21を挟んで現れる左右の長方形状の断面のうち、一方の第1のヨーク部24又は第2のヨーク部25の外側の水平方向の長さをLMとし、内側、つまりコイル3側の水平方向の長さをlMとする。また、中脚部22又は外脚部23の外側の軸方向の長さをLN、内側、つまりコイル3側の軸方向の長さをlNとする。
すると、軸方向の平均磁路長は(LN+lN)/2、軸方向に直交する方向の平均磁路長は(LM+lM)/2となり、両者の大小関係は(LM+lM)/2>(LN+lN)/2となる。なお、これは平均磁路長の一部の大小関係であるが、平均磁路長の全長に亘っても同様の関係が成立する。
同様に、図3(B)に示すように、コア2の短辺方向の断面においても、第1のヨーク部24又は第2のヨーク部25の外側の水平方向の長さをLmとし、内側の水平方向の長さをlmとする。中脚部22又は外脚部23の外側の軸方向の長さをLnとし、内側の軸方向の長さをlnとする。すると、(Lm+lm)/2>(Ln+ln)/2となっている。
また、図1及び図4に示すように、コア2の中脚部22及び中穴21の軸方向に直交する端面(断面も同様)の形状は、長手方向及び短手方向を有する形状である。長手方向及び短手方向を有する形状は、直交する方向の長さが相違する形状である。本実施形態では、中脚部22の端面形状はトラック形状である。中穴21の端面形状は長方形状である。
そして、中脚部22の短手方向の辺の長さをDとし、中穴21の短手方向の辺の長さをdとすると、Dに対するdの割合(百分率)が、30%~85%である。また、中脚部22の長手方向の辺の長さをW、中穴21の長手方向の辺の長さをwとすると、Wに対するwの割合が、40%~62%である。ここでいう短手方向の辺、長手方向の辺とは、直線部分である。長方形状又はトラック形状の場合、短手方向の辺の長さは、対向する長手方向の2辺の間隔であり、短手方向の長さと同じである。
成形品4は、内部にコイル3を収容するトラック形状の環状空間が形成されている。成形品4は、例えば、上面の開口からコイル3が収容され、蓋体によって封止される。なお、コイル3を収容した成形品4は、図示しない容器に収容され、コア2の材料が充填されることにより、コア2にコイル3が埋設される。このような容器は、リアクトル1の外装として用いることもできるし、取り外してコア2が露出したリアクトル1とすることもできる。
[各部の構成要素]
リアクトル1の各部の構成材料について、詳述する。
[コア]
コア2は、軟磁性粉末である第1粉末と第2粉末とを混合し、それを樹脂によって硬化させたMCコアである。硬化の方法としては、例えば、予め混合粉末と未硬化の樹脂を混合して、それを容器内に配置したコイル3の周囲に注入・固化させるものと、混合粉末を容器内に配置したコイル3の周囲に充填し、その状態で容器に振動を与えた後、混合粉末に未硬化の樹脂を含浸させて、硬化させるものがある。
(第1粉末)
第1粉末としては、Fe-6.5Si及びFe-3.5Siが好ましいが、その他の軟磁性粉末、例えば、純鉄、Fe-Si、Fe-Ni、Fe-Al、Fe-Co、Fe-Cr、Fe-N、Fe-C、Fe-B、Fe-P、Fe-Al-SiなどのFe基合金粉末、あるいは希土類金属粉末、非晶質金属粉末、フェライト粉末などが利用できる。
第1粉末の平均粒子径は、100μm以上が好ましく、100μ~300μmがより好ましい。第1粉末が大きすぎると、必然的に円形度が悪くなり、小さすぎると透磁率が低くなるからである。平均粒子径が300μmを超えると、粒子間の空隙が増加して、第2粉末がその空隙を埋めきることができず、軟磁性複合材料の密度が低下する。100μmに満たない場合には、粒子間の空隙を埋める第2粉末との粒径差が小さくなり、第1粉末と第2粉末との空隙が増加して、密度が低下する。平均粒子径を前記の範囲とすることに加えて、500メッシュの篩にかけることで、500メッシュを越える粒子の第1粉末を除去し、粒子径の均一化を図ることが好ましい。
第1粉末の平均円形度は0.895以上が好ましい。円形度がこれ以上低いと、第1粉末の表面の凹凸と、第2粉末との間に空隙が生じ、密度が低下する。第1粉末としては、ガスアトマイズ法や水アトマイズ法あるいは水ガスアトマイズ法で製造されたものを使用することができるが、ガスアトマイズ法による軟磁性粉末は、ほぼ球状の粒子であることから、そのまま使用することが可能である。水アトマイズ法で製造された軟磁性粉末は、その表面に凹凸が形成された非球状の粒子であることから、ボールミルなどで粉砕して球状に形成した後、表面改質装置を用いて平均円形度を0.895以上とする。この点、以下に述べる第2粉末も同様である。
第1粉末としては、表面に絶縁被膜を形成したものと、形成しないもののいずれも使用することができる。絶縁被膜としては、粒子径が7n~500nmのMgO、AlО、TiО、CaO、SiOなどの無機絶縁粉末にシランカップリング剤を添加してなる絶縁被膜や、加熱硬化型のシリコーン樹脂被膜、フッ素系樹脂などが使用できる。
(第2粉末)
第2粉末としては、第1粉末と同一の材料を使用することができるが、異なる材料としても良い。第2粉末の平均粒子径は5μ~12μmが好ましい。平均粒子径が12μmを超えると、100μ~300μmの大きさを有する第1粉末に比較して粒径が大き過ぎ、第2粉末が第1粉末間に形成される空隙を埋めきることができず、軟磁性複合材料の密度が低下する。5μmに満たない場合には、第2粉末の製造が困難になると共に、容器を振動した場合に第2粉末が容器底部に集中して、得られた軟磁性複合材料の密度が不均一になる。
第2粉末の平均円形度は0.895以上で、特に、0.908以上が好ましい。円形度は、第1粉末と第2粉末とで等しくする必要はない。第2粉末の円形度がこれ以上低いと、第1粉末の表面と第2粉末との間に空隙が生じ、密度が低下する。第2粉末として、ガスアトマイズ法や水アトマイズ法あるいは水ガスアトマイズ法で製造されたものを使用することができる点は、第1粉末と同様である。
第1粉末と第2粉末の配合比率は、第1粉末が50~100wt%、第2粉末が0~50wt%である。なお、第2粉末が0wt%、つまり第2粉末を含まないものも本発明の一態様である。好ましくは第1粉末を60~80wt%、第2粉末を20~40wt%とすると良い。第1粉末と第2粉末の平均粒子径と平均円形度によると、両者の配合比率がこの範囲を大小いずれの方向に外れても、得られた軟磁性複合材料の密度が低下する。
第2粉末としては、第1粉末と同様に、表面に絶縁被膜を形成したものと、形成しないもののいずれも使用することができる。絶縁被膜としては、MgO、Al、TiО、CaO、SiOなどの無機絶縁粉末にシランカップリング剤を添加してなる絶縁被膜や、加熱硬化型のシリコーン樹脂被膜、フッ素系樹脂などが使用できる。
第1粉末及び第2粉末は、全体が均質に混合されていることが好ましく、そのようにすると、混合粉末に樹脂を添加してできあがった軟磁性複合材料の密度が均質になり、透磁率などの性能のばらつきが生じない利点がある。
軟磁性複合材料を構成する粉末は、第1粉末と第2粉末を含んでいれば、3種類以上でも良い。その場合、3つ以上の粉末の粒子径をそれぞれ変えたものを使用する。これにより、粉末間の隙間をなくし、密度を上げることができる。3種類以上の粉末を使用する場合、同じ種類の軟磁性粉末を使用しても良いし、別の種類の軟磁性粉末を使用しても良い。言い換えると、軟磁性粉末の粒度分布のピークが2つあると良く、3つ以上あっても良い。この場合、第1粉末と第2粉末の粒子径は、前記の平均粒子径の範囲に限定されないもので、3つ以上の粉末を混合させた場合に、最も密度が高くなる平均粒子径を選択することが望ましい。
(樹脂)
樹脂は、第1粉末と第2粉末を均質に混合した状態で保持するものである。この樹脂としては、熱硬化性樹脂や紫外線硬化性樹脂や熱可塑性樹脂が使用できる。熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂などが使用できる。紫外線硬化性樹脂としては、ウレタンアクリレート系、エポキシアクリレート系、アクリレート系、エポキシ系の樹脂を使用できる。熱可塑性樹脂としては、ポリイミドやフッ素系樹脂などの耐熱性に優れた樹脂を使用することが好ましい。硬化剤を添加することにより硬化するエポキシ樹脂は、硬化剤の添加量などによってその粘度を調整できることから、本発明に適している。
樹脂には、Al、BN、AlNなどの高熱伝導率材料を添加することができる。また、粘度調整材料として、SiO、Al、Fe、BN、AlN、ZnО、TiOなどを使用することができる。フィラーの平均粒子径は、第2粉末の平均粒子径以下、好ましくは1/3以下が良い。フィラーの粒子径が大きいと、得られた軟磁性複合材料の密度が低下するからである。
混合粉末と樹脂を混合する場合に、軟磁性粉末との混合時における樹脂の粘度が50m~5000mPa・sであることが好ましい。粘度が50mPa・s未満であると、混合時において樹脂が軟磁性粉末に絡みつくことがなく、容器内に注入した軟磁性複合材料の低層部分に片寄ってしまい、軟磁性複合材料の密度や強度にバラツキが生じる。粘度が5000mPa・sを超えると、粘度が高くなりすぎ、平均粒子径が小さい第2粉末が平均粒子径の大きな第1粉末の隙間に円滑に入り込むことができなくなり、得られた軟磁性複合材料の密度が低下する。
含浸の場合は、樹脂の種類にもよるが、混合粉末への含浸時における粘度が、3350mPa・s以下が好ましく、100mPa・s以下が更に良く、20m~100mPa・sがそれよりも良い。粘度が3350mPa・sを超えると、粘度が高くなりすぎ、樹脂が混合粉末の隙間に円滑に含浸されなくなり、得られた軟磁性複合材料の密度が低下する。混合粉末に対する浸透時間を考えると、樹脂がアクリル樹脂またはシリコーン樹脂の場合は、混合粉末への含浸時における粘度が100mPa・s以下が好ましく、樹脂がエポキシ樹脂の場合は、混合粉末への含浸時における粘度が3350mPa・s以下が好ましいが、浸透時間に制限がない場合には、アクリル樹脂またはシリコーン樹脂でも3350mPa・s以下であれば良い。
樹脂の添加量は、第1粉末と第2粉末からなる混合粉末に対して3~7wt%であることが好ましい。3wt%未満であると、軟磁性粉末の接合力が不足し、得られた軟磁性複合材料の強度が低下する。7wt%を超えると、第1粉末間に形成された隙間に樹脂が入り込み、その隙間を第2粉末が埋めることができなくなり、軟磁性複合材料の密度が低下する。含浸の場合は、含浸した樹脂が、容器内に充填した混合粉末の表面まで行き渡るような量が必要である。混合粉末と樹脂量が容器の同一レベルにまで充填された状態において、その樹脂量は、樹脂の種類にもよるが、混合粉末の質量(第1粉末と第2粉末との合計質量)の3wt%以上が好ましい。3wt%未満であると、軟磁性粉末の接合力が不足し、得られた軟磁性複合材料の強度が低下する。樹脂の添加量を多くすることで、容器内における混合粉末が充填された高さよりも高い位置まで樹脂を充填することにより、軟磁性複合材料の表面に樹脂の保護層を形成することができる。ただ、混合粉末に対して必要以上の樹脂を添加すると混合粉末に浸透しきれなかった樹脂が上澄みとなって現れ、保護層が厚くなり過ぎる。また、10wt%を超えると軟磁性複合材料の密度が低下することが考えられる。これらを考慮すると、含浸の場合には、樹脂の添加量は混合粉末に対し、3~10wt%が好ましい。
[コイル]
コイル3は、銅線などの導体に絶縁被覆を形成したものを使用する。導体としては、丸線や平角線などの表面にポリイミド樹脂などの絶縁ワニスを形成したものを使用することが好ましい。コイル3は、容器の内部に成形品4であるコイルケースを収納し、このコイルケース内にコイル3を配置した状態で、容器の周囲に絶縁樹脂を注入・固化したものでも良いし、シリコーン樹脂などの絶縁樹脂内に予め埋設したものを使用しても良い。外装ケース内部にコイルケースを収納し、このコイルケース内にコイル3を配置した状態で、コイル3の周囲に絶縁樹脂を注入・固化したものでも良い。コイル3を絶縁樹脂で被覆する場合には、導体の表面に絶縁ワニスなどをコーティングしなくても良い。本実施形態では、特に、平角線から成る導体をエッジワイズ巻にて巻回することで、リアクトル1内におけるコイル3の見掛けの断面積を小さくして、リアクトル1の小型化を図ると共に、導体径の長辺に当たる線幅を冷却面と並行にすることでコイル3の放熱性向上を可能としている。
本発明はコイル3の巻き数や層数や断面形状には限定されない。コイル3としては、エッジワイズ巻きしたα巻きのコイル3や、フラットワイズ巻きしたα巻きのコイル3を使用できる。コイル3をα巻きとして、偶数層にすることで余分なスペースを生じさせることなく、コイル3の引出をコイル3の外周31から行えるため、コイル3の低背化が可能となる。また、コイル3の断面を四角形とすることにより、導体同士を密接させて、放熱性の向上を図っている。また平角線以外の導体も使用可能で、丸線を数回巻回して上下や左右に積層したコイル3も使用可能である。比較的小電流である場合には丸線を用いても良く、丸線を用いることで費用を抑えることができる。また、断面形状が小さな丸線を使った場合は、より小型化することができるといった利点もある。
[成形品及び容器]
成形品4及び容器の主材料としては、例えば、不飽和ポリエステル系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、BMC(バルクモールディングコンパウンド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の絶縁性の樹脂を用いることができる。
なお、容器については、全部または一部に、アルミニウムやマグネシウムなどの熱伝導性の高い金属を使用することができる。これらの金属と容器内のコア2とを直接接触させることで、放熱性の向上を図ることができる。容器の形状は、製造するリアクトル1の形状に合わせて各種の形状の容器を使用することができる。容器をそのままリアクトル1の外装ケースとして使用することも可能である。容器を外装ケースとして使用すれば、コア2の硬化後に容器を取り外す必要がない利点がある。
[リアクトルの製造方法]
以上のような本実施形態のリアクトル1の製造方法の一例を説明する。まず、コイル3は、導体である銅線の表面に絶縁ワニスをコーティングした2本の平角線を、それぞれ巻回部分がトラック形状となるようにα巻として、重ね合わせる。コイル3の両端部は、図示はしないが、コイル3の巻回部分の一方の短辺側に、コイル3の最外周部分を延長する方向に引き出されている。
コイル3は成形品4内に収容され、さらに、成形品4が容器に収容される。成形品4は、位置決め用の突起等によって支持されることにより、成形品4の周囲に、コア2の材料が充填される間隙が形成されている。さらに、容器には、中穴21を形成するための柱状部分が、成形品4の内周を貫通するように設けられている。
コア2の材料として、磁性粉末と樹脂とを混合した混合粉末を作成しておく。本実施形態の磁性粉末は、上記のように、平均粒子径の異なる第1粉末と第2粉末という2種類の磁性粉末から構成される。この場合、例えば、第1粉末と第2粉末とを混合して磁性粉末を構成し、磁性粉末に対して樹脂を添加することにより、磁性粉末と樹脂とを混合する。この混合工程により、磁性粉末と樹脂との粘土状の混合物(以下、複合磁性材料ともいう)を得ることができる。
このように、予め用意した複合磁性材料を、容器内における容器と成形品4との隙間に充填することにより成型する。なお、容器に、磁性粉末と樹脂とを充填して混合することにより、混合工程とともに成型しても良い。そして、容器内に充填した複合磁性材料を硬化させる。硬化は、乾燥雰囲気中において、所定時間乾燥させることにより行う。また、樹脂として熱硬化性樹脂や紫外線硬化樹脂などを使用した場合には、充填後に所定の温度に加熱したり、紫外線照射を行うことで、樹脂を硬化する。なお、容器に充填された複合磁性材料を、押圧部材で押圧することにより、見かけ密度を向上させてもよい。つまり、容器に複合磁性材料を充填後、加圧しなくてもよいし、加圧してもよい。
[作用効果]
(1)本実施形態のリアクトル1は、コア2と、コア2の内部に埋設され、導体を巻回して成るコイル3と、コイル3の内周32に位置するコア2に形成された中穴21とを有し、コア2は、コイル3の軸方向の平均磁路長が、軸方向に直交する方向の平均磁路長よりも短い扁平形状である。
このようにコア2に中穴21が形成されているため、コア2の材料を減らして、軽量化を図ることができる。また、コイル3の内周32の領域においては、コア2を流れる磁束は、コイル3に近い位置に集中する。このため、この領域に中穴21を形成したとしても、磁束の流れが影響を受けにくく、インダクタンス値を維持できる。
発明者は、扁平形状のコア2のさらなる材料の削減、軽量化は困難であるところ、コア2の中央、つまりコイル3の内周32の領域においては、磁束の流れがコイル3に近い位置に集中し、中心では磁束がほとんど流れないことに着目した。そして、鋭意検討した結果、コア2のコイル3の内周32の領域に対応する位置に、コイル3が露出しない程度の穴を形成しても、穴の周囲のコア材料の残存部分に磁束が流れるため、インダクタンス値に影響を与え難いことを見出した。そして、後述するように、材料の削減に対するインダクタンス値の維持の新たな指標として、コア2の質量に対するインダクタンス値を示すL/gの値、短手穴幅/短手中脚幅、長手穴幅/長手中脚幅を用いて、所望のL/gの値を得るために適した穴の寸法と形状を検証した。
(2)コイル3の内周32を覆うコア2の中脚部22及び中穴21の軸方向に直交する端面の形状は、長手方向及び短手方向を有する形状であり、中脚部22の短手方向の辺の長さに対して、中穴21の短手方向の辺の長さの割合が、30%~85%である。これにより、コア2の質量に対するインダクタンス値の割合(百分率)を49%以上に維持することができる。
(3)コア2の中脚部22及び中穴21の軸方向に直交する端面の形状は、長手方向及び短手方向を有する形状であり、中脚部22の長手方向の辺の長さに対する中穴21の長手方向の辺の長さの割合が、40%~62%である。これにより、コア2の質量に対するインダクタンス値の割合を49%以上に維持することができる。
(4)中穴21の軸方向に直交する面は、角丸長方形状である。これにより、インダクタンス値を維持しつつ、曲線部分において、矩形とするよりもコア2の材料を削減できる。
(5)コア2が、軟磁性粉末と樹脂を混合して、容器内に充填して硬化させたものである。このため、高価な型や高い圧力による加圧が必要となる圧粉磁心等に比べて、中穴21の形成、寸法の調整等を容易に行うことができる。
[実施例]
本発明の実施例を、上記の図1~図4に加えて、表1~表3及び図5~図7を参照して説明する。以下の実施例、比較例は、コア2、コイル3、成形品4及び容器として、共通の材料、共通の製造方法で、中穴21の寸法を変えて作製したリアクトル1である。
(コアの寸法)
図4及び図5に示すように、コア2の外形はトラック形状である。コア2の外形寸法は、長手方向の長さX=150mm(半円部の半径R×2=50mm×2、直線部分の辺Xsの長さ50mm)、短手方向の長さY=100mmである。なお、コア2の厚さ、つまり巻軸方向の長さは18mmである。
短手穴幅/短手中脚幅は、中脚部22の短手方向の長さDに対する中穴21の短手方向の長さdの割合である。長手穴幅/長手中脚幅は、中脚部22の長手方向の辺の長さWに対する中穴21の長手方向の辺の長さwの割合である。
(コイルの寸法)
コイル3の巻回部分の形状も、トラック形状である。コイル3の外形寸法は、長手方向の長さx=141mm(半円部の半径r×2=45.5mm×2、直線部分の辺の長さxs=50mm)、短手方向の長さy=91mmである。コイル3のトラック形状の内周32の寸法は、長手方向の長さ73mm(直線部の長さ50mm、半円部の半径11.5mm)、短手方向の長さ23mmである。なお、単一のコイル3の厚さ、つまり巻軸方向の長さは3.6mmであり、これが2つ重ねられている。
(測定値)
密度は、コア2の質量を体積で除して算出した見かけ密度である。L値は、電流値30Aでのインダクタンス値であり、L/gは、インダクタンス値Lをコア2の質量で除した値である。質量の測定は、秤(AS PRO ASP123F)を用いた。インダクタンス値Lは、コイル3が48ターン、コア2の透磁率が30の場合の解析値である。
(短手穴幅を変えた場合の比較)
中脚部22の短手方向の長さD=21mm、中穴21の長手方向の長さw=36mmを固定とする。そして、表1に示すように、中穴21の短手方向の長さd、短手穴幅/短手中脚幅については、実施例1は7mm、33%、実施例2は14mm、67%、実施例3は15mm、71%、実施例4は16mm、76%とした。
比較例1は、中穴21が無い場合で0%、比較例2は短手方向の長さdが19mmで90%である。比較例3は短手方向の長さdが21mmで100%、つまり中穴21の直線部分にコア2材料が無い場合である。
(表1)
Figure 0007502058000001
表1及び図6に示すように、実施例1~4は、0.49以上のL/g値が得られている。比較例1はL/g値が0.47802であり、実施例1はL/g値が0.49059であることから、図6の比較例1から実施例1への変化率を考慮すると、短手穴幅/短手中脚幅が30%以上あれば、L/g値が0.49以上となると考えられる。また、実施例4はL/g値が0.49729であり、比較例2はL/g値が0.48341であることから、実施例4から比較例2への変化率を考慮すると、短手穴幅/短手中脚幅が85%以下であれば、L/g値が0.49以上となると考えられる。従って、短手穴幅/短手中脚幅は、30%以上、85%以下が好ましい。33%以上、76%以下であれば、0.49より大きなL/g値が得られるために、より好ましい。70%~72%であれば、0.50以上のL/g値が得られると考えられるために、さらに好ましい。
(中穴の円弧部分の有無)
表2、図5(A)、(B)に示すように、中穴21の水平断面が長方形状である場合と、トラック形状である場合とを比較した。中穴21の長手方向の辺の長さwは36mm、短手方向の長さdは15mm、トラック形状の半円部分(円弧部分)の半径は7.5mmである。すると、両者のL/g値は、ほぼ同様の0.5以上であった。このため、コア2に形成する中穴21をトラック形状として、材料を低減しても特性が低下しないことがわかる。
(表2)
Figure 0007502058000002
(長手穴幅を変えた場合の比較)
上記の実施例でL/g値について良好な結果が得られた中脚部22の長手方向の長さW=71mm、中穴21の短手方向の長さd=15mmで固定する。そして、中穴21の長手方向の長さw、長手穴幅/長手中脚幅について、実施例5は30mm、42%、実施例6は33mm、46%、実施例7は36mm、51%、実施例8は40mm、56%、実施例9は43mm、61%とした。比較例5は、長手方向の長さw、長手穴幅/長手中脚幅は、50mm、70%とした。
(表3)
Figure 0007502058000003
表3及び図7に示すように、実施例5~9は、0.49以上のL/g値を得ることができた。実施例5~7へのL/g値の変化率を考慮すると、長手穴幅/長手中脚幅は40%以上あれば、0.49以上となると考えられる。実施例9はL/g値が0.49971であり、比較例5はL/g値が0.48673であり、実施例9から比較例5への変化率を考慮すると、62%以下であれば、L/g値が0.49以上となると考えられる。従って、長手穴幅/長手中脚幅は、40%以上、62%以下が好ましい。42%以上、61%以下であれば、0.49より大きなL/g値が得られるために、より好ましい。42%以上、56%以下であれば、0.50以上の大きなL/g値が得られるために、さらに好ましい。
[他の実施形態]
本発明は、以上の実施形態に限定されるものではない。以上の実施形態は例として提示したものであって、その他の様々な形態で実施されることが可能である。発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲、要旨、その均等の範囲に含まれる。下記は、その一例である。
(1)中穴21、中脚部22の軸に直交する断面又は端面の形状は、長手方向及び短手方向を含む形状であればよく、楕円形であっても、六角形などの多角形であってもよい。また、中穴21は、貫通穴でなくてもよい。つまり、磁路を阻害せず、コア2材料の低減を図ることができれば、凹形状、窪み形状であってもよい。さらに、図8に示すように、コア2の内部が中空となるように形成された中穴21としてもよい。
(2)コア2に埋設しているコイル3は1つでも、2つ以上でもよく、複数のコイル3を、上下に重ねても、左右に並べてもよい。
(3)外脚部23は、コイル3の外周31の一部のみに配置してもよい。例えば、図9(A)に示すように、コイル3の四隅に外脚部23を設けてもよいし、図9(B)に示すように、コイル3の長手方向に沿って一対の外脚部23を設けてもよいし、図9(C)に示すように、コイル3の短手方向に沿って一対の外脚部23を設けてもよい。なお、図9の例に示すように、コア2の外形の形状についても、角丸長方形状には限定されず、長方形状などの角を有する形状であってもよい。
1 リアクトル
2 コア
3 コイル
4 成形品
21 中穴
22 中脚部
23 外脚部
24 第1のヨーク部
25 第2のヨーク部
31 外周
32 内周

Claims (3)

  1. コアと、
    前記コアの内部に埋設され、導体を巻回して成るコイルと、
    前記コイルの内周に位置する前記コアに形成された中穴と、
    を有し、
    前記コアは、前記コイルの軸方向の平均磁路長が、前記軸方向に直交する方向の平均磁路長よりも短い扁平形状であり、
    前記コイルの内周を覆う前記コアの中脚部及び前記中穴の前記軸方向に直交する端面の形状は、長手方向及び短手方向を含む形状であり、
    前記中脚部の短手方向の辺の長さに対して、前記中穴の短手方向の辺の長さの割合が、33%~76%であり、
    前記中脚部の長手方向の辺の長さに対して、前記中穴の長手方向の辺の長さの割合が、42%~61%であることを特徴とするリアクトル。
  2. 前記中穴の前記軸方向に直交する端面が、角丸長方形状であることを特徴とする請求項1記載のリアクトル。
  3. 前記コアは、容器内に充填されて硬化した軟磁性粉末と樹脂の混合物によって構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のリアクトル。
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