JP7501999B2 - 塗装用スプレーガン支持装置 - Google Patents

塗装用スプレーガン支持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7501999B2
JP7501999B2 JP2019111632A JP2019111632A JP7501999B2 JP 7501999 B2 JP7501999 B2 JP 7501999B2 JP 2019111632 A JP2019111632 A JP 2019111632A JP 2019111632 A JP2019111632 A JP 2019111632A JP 7501999 B2 JP7501999 B2 JP 7501999B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
spray gun
supply passage
air supply
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019111632A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020203245A (ja
Inventor
俊博 西川
光 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takubo Engineering Co Ltd
Original Assignee
Takubo Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takubo Engineering Co Ltd filed Critical Takubo Engineering Co Ltd
Priority to JP2019111632A priority Critical patent/JP7501999B2/ja
Publication of JP2020203245A publication Critical patent/JP2020203245A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7501999B2 publication Critical patent/JP7501999B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)

Description

本発明は塗装用スプレーガン支持装置に係り、より詳しくは、塗装の際の塗料の色替えを容易に行うことを可能にした塗装用スプレーガン支持装置に関する。
従来から、塗装装置においては、被塗装物(以下「ワーク」という。)に塗料を噴射するためのスプレーガンと、塗料ホースを介してスプレーガンに塗料を供給するための塗料供給手段を有しており、塗料供給手段からスプレーガンに塗料を供給しながら、この供給された塗料をスプレーガンよりワークに向けて噴射しているが、ワークの塗装において塗料の色を替える場合には、スプレーガンを替えることなく、1個のスプレーガンのみで、供給する塗料の色替えを行いながらスプレーガンに塗料を供給する方法が採用されていた。
ここで、従来の塗料の色替えの方法ついて説明すると、図9は、従来の塗料の色替えの方法を説明するための概念図であり、図において、51がスプレーガン、53がマニホールド、及び52がスプレーガン51に塗料を供給するための塗料ホースである。
そして、図9では、互いに色の異なる塗料A及び塗料Bを、マニホールド53を介してスプレーガン51に供給システムとしている。即ち、図9において、54が塗料あるいは洗浄剤を蓄えたタンクであり、54aが塗料A用のタンク、54bが塗料B用のタンク、及び54cが洗浄剤用のタンクであり、塗料タンク54a及び54b内にはそれぞれ、塗料A用の供給路55a及び塗料B用の供給路55bの基端が配置されており、洗浄剤用のタンク54c内には、洗浄剤用の供給路55cの基端が配置されている。
また、塗料A用の供給路55a、塗料B用の供給路55b及び洗浄剤用の供給路55cの先端はそれぞれ、前記マニホールド53内において、前記塗料ホース52に連結されている。
更に、塗料A用の供給路55a、塗料B用の供給路55b、及び洗浄剤用の供給路55cの経路にはそれぞれ、ポンプ56a、56b、56c及び開閉バルブ57a、57b、57cが介在されている。
そしてこの構成により、塗料Aで塗装を行う場合には、塗料B用の供給路55bの開閉バルブ57b、及び洗浄剤用の供給路55cの開閉バルブ57cを閉じ、塗料A用の供給路55aの開閉バルブ57aを開放し、塗料A用の供給路55aのポンプ56aを駆動する。そうすると、塗料A用のタンク54a内の塗料Aがスプレーガン51に供給され、これにより塗料Aによってワークの塗装を行うことができる。
次に、塗装Aによる塗装が完了した後に、塗料Bで塗装を行う場合には、まず、塗料A用の供給路55aの開閉バルブ57a、及び塗料B用の供給路55bの開閉バルブ57bを閉じ、洗浄剤用の供給路55cの開閉バルブ57cを開放し、洗浄剤用の供給路55cのポンプ56cを駆動する。そしてこれにより、スプレーガン51に洗浄剤を供給し、塗料ホース52及びスプレーガン51内を洗浄する。
そしてその後に、塗料A用の供給路55aの開閉バルブ57a、及び洗浄剤用の供給路55cの開閉バルブ57cを閉じ、塗料B用の供給路55bの開閉バルブ57bを開放し、塗料B用の供給路55bのポンプ56bを駆動する。そうすると、塗料B用のタンク54b内の塗料Bがスプレーガン51に供給され、塗料Bによってワークの塗装を行うことができる。
従って、この方法によれば、複数の色の塗料をスプレーガン51に供給することができ、1個のスプレーガンによって、複数の塗料による塗装を行うことが可能となる。
特開2015-211937号公報 特開2015-223549号公報 特開平10-066909号公報 特開平10-156239号公報 特開平10-000400号公報
しかしながら、このような方法を採用した場合には、塗料の色替えを行うたびごとに、スプレーガン、及び塗料ホースを洗浄しなければならず、煩わしさに耐えず、また、作業効率の低下を招いてしまっていた。
また、塗料の色替えのたびごとにスプレーガン及び塗料ホースを洗浄する場合には、ホース内に残っている塗料が無駄になってしまうとともにシンナー等の洗浄溶剤が必要であり、無駄が多かった。特に、近年は多品種少量生産のワークが増加しているために、従来の方法では、このような洗浄作業による作業効率の低下、残塗料の無駄や洗浄溶剤の使用は、コストの増加にもつながっていた。
この点、塗料の色替えの際に、スプレーガンを塗装機から取り外して交換する交換する方法も考えられ、この方法によれば、塗料の色替えのたびごとにスプレーガン及び塗料ホースを洗浄する必要が無いが、この方法では、スプレーガンの着脱作業が大変であり作業効率が悪いという問題点が考えられる。
そこで、本発明は、塗装の際の塗料の色替えを行う場合に、スプレーガン及び塗料ホースの洗浄を不要にするとともに、色替え作業を短時間で容易に行うことが可能な塗装用スプレーガン支持装置を提供することを課題としている。
本発明の塗装用スプレーガン支持装置は、
複数個のスプレーガンを支持した状態で塗装機に装着される塗装用スプレーガン支持装置であって、
長尺かつ長手方向へ移動自在とした塗装機のアームに連結される本体部と、
該本体部に回動自在に取り付けられた支持部と、を具備して、
前記本体部には前記塗装機のアームに本体部を連結するためのジョイント部が形成されており、前記塗装機のアームとジョイント部を連結することで、スプレーガン支持装置は塗装機に装着されることとしており、
前記支持部は、
前記本体部内に回動自在に固定される基端部と、
該基端部に連設されるとともに外周側にギヤが周設された、本体部内に位置した中間部と、
該中間部における反基端部側に本体部から突出して連設されるとともに、本体部の外側において、横方向に向けて、それぞれの先端にスプレーガンが連結される一対の支持アームを有するアーム部と、を具備するとともに、
前記支持部内には、一対の支持アームのそれぞれの先端に装着されたスプレーガンに、塗料、塗料の吐出量を調整するためのニードル稼働用エアー、塗料を霧化するための霧化エアー、塗料の噴霧パターンを調整するためのパターンエアーを供給するための、塗料供給路、ニードルエアー供給路、霧化エアー供給路、パターンエアー供給路が、それぞれ、別々に、一対ずつ形成されるとともに、塗料供給路、ニードルエアー供給路、霧化エアー供給路、パターンエアー供給路はそれぞれ、支持アームの先端において、支持アームに連結されたスプレーガンにおける塗料受け入れ口、ニードル稼働エアー供給路、霧化エアー供給路、パターンエアー供給路に連結され、
前記本体部(2)内において前記基端部の背面の端面側には、前記塗料供給路、ニードルエアー供給路、霧化エアー供給路、パターンエアー供給路のそれぞれに連通した、塗料用ジョイント、ニードルエアー用ジョイント、霧化エアー用ジョイント、パターンエアー用ジョイントが一対ずつ形成され、
前記本体部内には、前記支持部を回動するための駆動手段としてロータリーアクチュエーターを配置し、該ロータリーアクチュエーターの回転軸の周囲にギヤを周設するとともにギヤを前記中間部の外周に周設されたギヤに歯合し、ロータリーアクチュエーターを駆動することで前記支持部を回転して前記支持アームの先端に装着されたスプレーガンを入れ替えることを可能にした、ことを特徴としている。
本発明の塗装用スプレーガン支持装置は、塗装機に装着される本体部と、この本体部に回動自在に取り付けられる支持部を有しており、支持部は、それぞれの先端部にスプレーガンが連結される一対の支持アームを有している。
そのため、一対の支持アームの先端に連結されたスプレーガンに供給される塗料を異なった色にすることで、支持アームを回転することのみで、使用するスプレーガンを交換して塗料の色替えを行うことができ、色替えを短時間で容易に行うことが可能である。
また、本発明の塗装用スプレーガン支持装置では、塗料の色替えのたびごとにスプレーガン及び塗料ホースを洗浄する必要が無いために、塗料や、シンナー等の洗浄溶剤を無駄にすることが無くなった。
本発明の塗装用スプレーガン支持装置の実施例を説明するための斜視図である。 本発明の塗装用スプレーガン支持装置の実施例を説明するための斜視図である。 本発明の塗装用スプレーガン支持装置の実施例の内部構造を説明するための一部断面図である。 本発明の塗装用スプレーガン支持装置の実施例の内部構造を説明するための斜視図である。 本発明の塗装用スプレーガン支持装置の実施例におけるジョイントを説明するための図である。 本発明の塗装用スプレーガン支持装置の実施例におけるスプレーガンを説明するための断面図である。 本発明の塗装用スプレーガン支持装置の実施例を塗装ロボットに装着した状態を示す斜視図である。 本発明の塗装用スプレーガン支持装置の実施例を塗装ロボットに装着した状態を示す斜視図である。 従来の色替えの方法の概略を説明するための図である。
本発明のスプレーガン支持装置は複数個のスプレーガンを支持した状態で塗装機に装着されるスプレーガン支持装置であって、塗装機に連結される本体部を有しており、この本体部には、支持部が回動自在に取り付けられている。
そして、支持部は、本体部に回動自在に連結される基端部を有しており、この基端部には、外周側にギヤが周設された中間部が連設され、中間部には、一対の支持アームが連設されており、この一対の支持アームの先端にはそれぞれ、スプレーガンが連結されることとしている。
また、支持部には、一対の支持アームのそれぞれの先端に連結されたスプレーガンにエアー及び塗料を供給するためのエアー供給路及び塗料供給路が形成されている。
更に、支持部には、エアー供給路にエアーホースを連結するためのエアー供給用ジョイント、及び塗料供給路に塗料ホースを連結するための塗料供給用ジョイントが備えられている。
一方本体部の内部には、支持部を回動するための駆動手段としてロータリーアクチュエーターを配置しており、このロータリーアクチュエーターの回転軸の周囲にギヤを周設するとともにこのギヤを中間部の外周に周設されたギヤに歯合し、ロータリーアクチュエーターを駆動することで支持部を回転して前記支持アームの先端に装着されたスプレーガンを入れ替えることを可能にしており、これにより、容易に支持部を回動すること可能としている
本発明の塗装用スプレーガン支持装置(以下単に「スプレーガン支持装置」と言う。)の実施例について図を参照して説明すると、図1乃至図4は、本実施例のスプレーガン支持装置を説明するための図であり、図1は正面側から示した斜視図、図2は背面側から示した斜視図、図3は内部構造を示した一部断面図、図4は内部構造の一部を示した状態の斜視図であり、図において1が本実施例のスプレーガン支持装置である。
そして、本実施例のスプレーガン支持装置1は、本体部と、この本体部に回動自在に取り付けられた支持部を有しており、支持部に2個のスプレーガンを支持した状態で、塗装機のアームに装着されるものとしている。
即ち、図において2が本体部であり、本実施例においては、この本体部2を、据え置き型の塗装ロボットのアームに装着することとしている。この関係を説明すると、図において35が塗装ロボットのアームの一部であり、図に示したアームは、長手方向へ移動自在であるとともに回動自在としたボールネジスプラインとしている。
一方、図において3は、塗装ロボットのアーム35に本体部2を連結するためのジョイント部であり、このジョイント部3は前記本体部2に形成されている。即ち、本実施例におけるスプレーガン支持装置1は、塗装ロボットのボールネジスプライン35とジョイント部3を連結することで、塗装ロボットに装着することとしている。但し、本発明のスプレーガン支持装置が装着される塗装機は、必ずしも据え置き型の塗装ロボットのアームには限定されず、その他、レールに移動自在に連結される天吊り型の塗装機のアームに装着しても良い。
次に、図において9が支持部であり、この支持部9は、基端部10と、この基端部10に連設された中間部11と、この中間部11に連設されたアーム部12とを有している。そして、アーム部12は一対の支持アーム13を有しており、この一対の支持アーム13の先端部にそれぞれ、スプレーガン21が装着されることとしている。
ここで、図3において、前記本体部2は、隔壁5を介して、メイン室4とギヤ室6が隣り合わせに配置されており、前記支持部9は、基端部10が、メイン室4内にベアリングを介して回動自在に固定されるとともに、隔壁5を貫通しつつ、アーム部12が本体部2から突出した状態で、本体部2に連結されている。そして、中間部11はギヤ室6に位置しており、その外周側にはギヤ14が周設されている。
また、前記中間部11における反基端部側にはアーム部12が連設されており、このアーム12は、前述したように本体部2から突出しており、本体部2の外側において、両横方向に向けて連設された一対の支持アーム13を有し、この一対の支持アーム13の先端にそれぞれ、スプレーガン21が装着されることとしている。
一方、前記メイン室4内には、前記支持部9を回動するための駆動手段としてロータリーアクチュエータ7が配置され、このロータリーアクチュエータ7の回転軸は、前記ギヤ室6内に延長されるとともに、その周囲にはギヤ8が周設されており、このギヤ8はギヤ室6内において、前記中間部11の外周に周設されたギヤ14と歯合されている。そしてこれにより、ロータリーアクチュエータ7を駆動することで、前記支持部9を回転し、支持アーム13の先端に装着されたスプレーガンを入れ替えることを可能にしている。なお、本実施例において前記基端部10及び中間部11は円筒状としているが、形状は特に限定されない。
ここで、前記一対の支持アーム13に装着されるスプレーガンについて図6を参照して説明すると、図6は前記スプレーガンの構造を説明するための断面図であり、図において21がスプレーガンである。そして前記スプレーガン21は、塗料供給路が内部に形成され、塗料供給手段から供給された塗料を受け入れ、この受け入れた塗料を噴射可能としている。
即ち、図において22が塗料供給路であり、この塗料供給路22は、塗料を受け入れる塗料受け入れ口22aと、この塗料受け入れ口22aから受け入れた塗料をワークに向けて噴射するための塗料噴射口22bを有しており、塗料受け入れ口22aはスプレーガン21の側壁側で開口とされ、塗料噴射口22bは、スプレーガン21の先端面で開口とされている。
次に、図6において23は、前記塗料噴射口22bを開閉するためのニードルであり、このニードル23は、ニードル稼働手段によって、スプレーガン21の前後方向に移動自在とされ、前進することで前記塗料噴射口22bを閉鎖し、後退することで前記塗料噴射口22bを開放することとしている。
ここで、前記ニードル稼働手段について説明すると、本実施例において前記塗料供給路22は、前記塗料噴射口22bからスプレーガン21の後方側へ任意の距離だけ伸びた後に、スプレーガン21の側壁方向へ向けて進路を変えて進み、スプレーガン21の側壁において塗料受け入れ口22aが開口している。
一方、前記ニードル23は、スプレーガン21内において、スプレーガン21の中心部分を貫通して配設され、先端側は前記塗料供給路22内に位置し、基端側は、スプレーガン21内において、前記塗料供給路22内から外れて塗料供給路22から突出し、突出した部分には、スプレーガン21内に先後方向へ移動自在としたピストン24が固定されている。そして、ピストン24は、バネ25によってスプレーガン21の先端方向へ付勢され、これにより通常は、前記ニードル23は、ピストン24とともにスプレーガン21の先端方向へ移動し、先端部分で塗料噴射口22bを閉鎖している。
次に、前記スプレーガン21の内部には、ピストン24の反バネ側にエアー室26が形成されるとともに、基端側がスプレーガン21の側壁で開口とされて先端側が前記エアー室26に連結された、ニードル稼動用エアー供給路27が形成されている。そしてこのニードル稼働用エアー供給路27の基端側の開口には、エアー供給手段(図示せず)が連結され、エアー供給手段からエアーが供給されることで、ニードル稼動用エアー供給路19を介して前記エアー室26内にエアーが供給され、ピストン24がスプレーガン21内の基端側へ押圧され、それに伴って、ニードル23がスプレーガン21の基端側へ移動し、ニードル23の先端による塗料噴射口22bの閉鎖が解除される。従って、エアー室26にエアーを供給し、あるいは供給しているエアーを抜くことにより、ニードル23を稼動して塗料噴射口22b開閉することが可能である。但し、本発明に用いるスプレーガンは、必ずしも前述のような構成でニードル23を稼働する必要は無く、ニードル23をスプレーガン21の前後方向に移動することで塗料噴射口22bを開閉自在であれば、いずれの構成としてもよい。
次に、図において28は、霧化エアー供給路である。即ち、本実施例に用いるスプレーガン21には、塗料噴射口22bから吐出された塗料を霧化してワークに向けて噴射するための霧化エアー供給路28が形成されている。そして、この霧化エアー供給路28は、先端部が前記塗料噴射口22bの周囲の任意の箇所で開口とされており、基端側は、霧化エアー供給手段(図示せず)に連結され、エアーが供給されると、霧化エアー供給路28を介して塗料噴射口22bの周囲に霧化エアーが供給され、塗料噴射口22bより吐出された塗料を霧化することを可能としている。
次に、図において29はパターンエアー供給路である。即ち、本実施例に用いるスプレーガン21には、霧化エアーにより霧化された塗料の噴出パターンを任意のパターンに変更するためのパターンエアー供給路29が形成されている。そして、このパターンエアー供給路29は、先端部は、前記霧化エアー供給路28の先端部開口部よりも外側で開口2901とされており、基端側はパターンエアー供給手段(図示せず)に連結され、エアーが供給されると、パターン供給路29を介して、前記霧化エアー供給路28の先端部開口部の周囲にパターンエアーが供給され、霧化エアーにより霧化された塗料の噴出パターンを変更することを可能としている。
そして、前記支持部9内には、一対の支持アーム13のそれぞれの先端部に装着されたスプレーガン21に、塗料、ニードル稼動用エアー、霧化エアー、パターンエアーを供給するための、塗料供給路、ニードルエアー供給路、霧化エアー供給路及びパターンエアー供給路が形成されており、これらの、塗料供給路、ニードルエアー供給路、霧化エアー供給路及びパターンエアー供給路はそれぞれ、別々とされ、即ち、一対ずつ形成されている。
次に、図4において、前記基端部10の背面の端面側には、前記スプレーガン21に塗料、エアーを供給するためのジョイントが具備されている。このジョイントについて説明すると、図5は、前記本体部2の内部を背面側から示した図であり、図において、基端部10の端面には、塗料用ジョイント15、ニードルエアー用ジョイント16、霧化エアー用ジョイント17及びパターンエアー用ジョイント18が、一対ずつ形成されている。
そして、これらのジョイントは、それぞれ、前記支持部9内に形成した塗料供給路、ニードルエアー供給路、霧化エアー供給路及びパターンエアー供給路(いずれも図示せず)に連通されており、支持部9内に形成した前記塗料供給路、ニードルエアー供給路、霧化エアー供給路及びパターンエアー供給路は、支持アーム13の先端において、支持アーム13に連結されたスプレーガン21における塗料受け入れ口22a、ニードル稼働エアー供給路27、霧化エアー供給路28、及びパターンエアー供給路29に連結されている。
また、これらのジョイントには、使用に際しては、塗料ホースやエアーホースが連結され、これらの塗料ホースやエアーホースから塗料やエアーを供給することで、スプレーガンに塗料及び各種エアーを供給することが可能である。
次に、このように構成される本実施例の塗装用スプレーガンの使用方法について説明すると、図7及び図8は、本実施例のスプレーガン支持装置1を、支持アーム13にスプレーガン21を支持した状態で、塗装ロボットのボールネジスプラインに装着した状態を示した図である。
そして、図において31が塗装ロボットであり、この塗装ロボット31は、本体ピラー32を有しており、本体ピラー32には第1アーム33が、上下方向へ回動自在に連結され、第1アーム33には第2アーム34が、上下方向へ回動自在に連結されている。また、第2アーム34の先端部分には、長尺のボールネジスプライン35が連結されており、このボールネジスプライン35は、第2アーム34の幅方向、即ち、左右方向へ移動自在であるとともに、円周方向に沿って回動自在としている。
そして、本実施例のスプレーガン支持装置1は、塗装ロボット31におけるボールネジスプライン35の両端に装着されて使用される。即ち、一対の支持アーム13のそれぞれにスプレーガン21が装着された状態で、ボールネジスプライン35の両端に本体部2が連結される。そして、基端部10の端面側に具備された塗料用ジョイント15、ニードルエアー用ジョイント16、霧化エアー用ジョイント17及びパターンエアー用ジョイント18のそれぞれに、塗料ホース、ニードルエアー供給用ホース、霧化エアー供給用ホース、及びパターンエアー供給用ホースが連結される。
そして、支持アーム13の一方に支持したスプレーガンでワークの塗装を行い、その後に、色替えを行う場合には、前記ロータリーアクチュエータ7を作動させて、支持部9を約180度回転させる。そうすると、ワークの塗装が可能なスプレーガン21が交換され、それにより、異なった色の塗料でワークの塗装を行うことが可能となる。
このように、本実施例のスプレーガン支持装置では、支持部を回転させることのみでスプレーガンを交換することができるので、塗料の色替えを短時間で容易に行うことが可能である。
また、塗料の色替えのたびごとにスプレーガン及び塗料ホースを洗浄する必要が無いために、塗料の色替えの際に塗料や洗浄溶剤を無駄にすることが無くなった。
更に、支持部の背面側の端面に塗料ホースや各種エアーホースを連結するジョイントを設けているので、スプレーガンを交換するために支持部を回転させた場合でも、ホースが絡まってしまうことが無く、回転を容易に行うことが可能である。
本発明の塗装用スプレーガン支持装置は、スプレーガンを支持したアームを回転することのみで使用するスプレーガンの交換を行うことが可能であるために、塗料の色替えを必要とする塗装装置の全般に適用可能である。
1 スプレーガン支持装置
2 本体部
3 ジョイント部
4 メイン室
5 隔壁
6 ギヤ室
7 ロータリーアクチュエータ
8 ロータリーアクチュエータ側ギヤ
9 支持部
10 基端部
11 中間部
12 アーム部
13 支持アーム
14 支持部側ギヤ
15 塗料用ジョイント
16 ニードルエアー用ジョイント
17 霧化エアー用ジョイント
18 パターンエアー用ジョイント
21 スプレーガン
22 塗料供給路
22a 塗料受け入れ口
22b 塗料噴射口
23 ニードル
24 ピストン
25 バネ
26 エアー室
27 ニードル稼働エアー供給路
28 霧化エアー供給路
29 パターンエアー供給路
31 塗装ロボット
32 本体ピラー
33 第1アーム
34 第2アーム
35 ボールネジスプライン

Claims (3)

  1. 複数個のスプレーガン(21)を支持した状態で塗装機(31)に装着される塗装用スプレーガン支持装置であって、
    長尺かつ長手方向へ移動自在とした塗装機(31)のアームに連結される本体部(2)と、
    該本体部(2)に回動自在に取り付けられた支持部(9)と、を具備して、
    前記本体部(2)には前記塗装機(31)のアームに本体部(3)を連結するためのジョイント部(3)が形成されており、前記塗装機(31)のアームとジョイント部(3)を連結することで、スプレーガン支持装置(1)は塗装機(31)に装着されることとしており、
    前記支持部(9)は、
    前記本体部(2)内に回動自在に固定される基端部(10)と、
    該基端部(10)に連設されるとともに外周側にギヤ(14)が周設された、本体部(2)内に位置した中間部(11)と、
    該中間部(11)における反基端部(10)側に本体部(2)から突出して連設されるとともに、本体部(2)の外側において、横方向に向けて、それぞれの先端にスプレーガン(21)が連結される一対の支持アーム(13)を有するアーム部(12)と、を具備するとともに、
    前記支持部(9)内には、一対の支持アーム(13)のそれぞれの先端に装着されたスプレーガン(21)に、塗料、塗料の吐出量を調整するためのニードル稼働用エアー、塗料を霧化するための霧化エアー、塗料の噴霧パターンを調整するためのパターンエアーを供給するための、塗料供給路、ニードルエアー供給路、霧化エアー供給路、パターンエアー供給路が、それぞれ、別々に、一対ずつ形成されるとともに、塗料供給路、ニードルエアー供給路、霧化エアー供給路、パターンエアー供給路はそれぞれ、支持アーム(13)の先端において、支持アーム(13)に連結されたスプレーガン(21)における塗料受け入れ口(22a)、ニードル稼働エアー供給路(27)、霧化エアー供給路(28)、パターンエアー供給路(29)に連結され、
    前記本体部(2)内において前記基端部(10)の背面の端面側には、前記塗料供給路、ニードルエアー供給路、霧化エアー供給路、パターンエアー供給路のそれぞれに連通した、塗料用ジョイント(15)、ニードルエアー用ジョイント(16)、霧化エアー用ジョイント(17)、パターンエアー用ジョイント(18)が一対ずつ形成され、
    前記本体部(2)内には、前記支持部(9)を回動するための駆動手段としてロータリーアクチュエーター(7)を配置し、該ロータリーアクチュエーター(7)の回転軸の周囲にギヤ(8)を周設するとともにギヤ(8)を前記中間部(11)の外周に周設されたギヤ(14)に歯合し、ロータリーアクチュエーター(7)を駆動することで前記支持部(9)を回転して前記支持アーム(13)の先端に装着されたスプレーガン(21)を入れ替えることを可能にした、ことを特徴とする塗装用スプレーガン支持装置。
  2. 前記塗装機が据え置き型の塗装ロボットであることを特徴とする請求項1に記載の塗装用スプレーガン支持装置。
  3. 前記塗装機が天吊り型の塗装ロボットであることを特徴とする請求項1に記載の塗装用スプレーガン支持装置。
JP2019111632A 2019-06-15 2019-06-15 塗装用スプレーガン支持装置 Active JP7501999B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019111632A JP7501999B2 (ja) 2019-06-15 2019-06-15 塗装用スプレーガン支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019111632A JP7501999B2 (ja) 2019-06-15 2019-06-15 塗装用スプレーガン支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020203245A JP2020203245A (ja) 2020-12-24
JP7501999B2 true JP7501999B2 (ja) 2024-06-18

Family

ID=73838260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019111632A Active JP7501999B2 (ja) 2019-06-15 2019-06-15 塗装用スプレーガン支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7501999B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010179284A (ja) 2009-02-09 2010-08-19 Ransburg Ind Kk 調整部材を備えたスプレー装置
JP2015208729A (ja) 2014-04-28 2015-11-24 東芝機械株式会社 スプレーユニットおよび塗装システム
CN204953192U (zh) 2015-08-19 2016-01-13 昆山资诚机器人有限公司 快速换色喷涂装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH044840Y2 (ja) * 1986-05-31 1992-02-12

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010179284A (ja) 2009-02-09 2010-08-19 Ransburg Ind Kk 調整部材を備えたスプレー装置
JP2015208729A (ja) 2014-04-28 2015-11-24 東芝機械株式会社 スプレーユニットおよび塗装システム
CN204953192U (zh) 2015-08-19 2016-01-13 昆山资诚机器人有限公司 快速换色喷涂装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020203245A (ja) 2020-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11878317B2 (en) Coating device with printhead storage
JP4428973B2 (ja) 回転霧化塗装装置および塗装方法
US4830882A (en) Method of and apparatus for cleaning paint spray guns
JP4955709B2 (ja) エア霧化型塗装装置
RU2429919C2 (ru) Устройство для нанесения покрытия
WO2008096453A1 (ja) 塗装システム
JPH08229446A (ja) 回転霧化静電塗装装置
JP7501999B2 (ja) 塗装用スプレーガン支持装置
CN107262464B (zh) 清洗水输送工具、洒水清洗装置以及涂料回收路的清洗方法
JP2010051891A (ja) 塗装用ロボット
JP4347036B2 (ja) 回転霧化塗装装置
JP2007000826A (ja) ベル型塗装装置
JP3338580B2 (ja) 粉体塗料用多色静電塗装機
JP7430552B2 (ja) 塗装装置用スプレーガン支持装置
JP2013013866A (ja) 塗料供給システム及び塗料供給方法
JP3415458B2 (ja) 回転霧化頭型塗装装置
JP4398662B2 (ja) 塗装用スプレーガン
JP7187275B2 (ja) 塗装用スプレーガン装置
KR200345377Y1 (ko) 관 내부용 도장장치
JP2008000649A (ja) ユニットタイプのスプレー装置
JP2007050336A (ja) 多色塗装機
JPH07185405A (ja) 静電塗装機
WO2022220091A1 (ja) 塗装装置、カートリッジ、塗装ガン本体及び混合液の噴射方法
KR20050054121A (ko) 관 내부용 도장장치
JPH01180263A (ja) 洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230926

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240226

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20240304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240606