JPH01180263A

JPH01180263A - 洗浄装置

Info

Publication number: JPH01180263A
Application number: JP63003489A
Authority: JP
Inventors: Kazumi Suenaga; 末永　和三; Katsushi Sadamitsu; 貞光　克志; Masaaki Fujimura; 藤村　政昭; Masao Hironaka; 廣中　正夫; Kenji Kato; 加藤　憲嗣
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1988-01-11
Filing date: 1988-01-11
Publication date: 1989-07-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は被洗浄部材、特に塗装ガンの洗浄装置に関する
。

（従来の技術）近年、自動車車体はロボットアームの先端に塗装ガンを
備えた塗装ロボットによって塗装されている。

車体はタクト搬送されるので、塗装工程には塗装休止期
間がある。休止中の塗装ガンは、放置するとそのノズル
等に塗料が凝固する。

この不具合に対処すべく、例えば実開昭６０−１３６７
６３号公報記載の洗浄装置が提案されている。

この洗浄装置は塗装ガンの吹出口の斜前方にエアバイブ
の吹出口を配置し、エア吹出口からのエアでガン吹出口
の塗料を吹き飛ばすようにしたものである。

しかし、この洗浄装置は、ガンの吹出口の形状が簡単で
あれば有効であるが、回転カップ式のように、軸方向に
伸長した塗装ガンに対しては、洗浄効果は薄い。即ち、
回転カップ式ガンは軸方向に伸長するカップの奥に塗料
を供給する小孔があフて、圧縮空気でいくら吹いても、
その残塗料を吹き飛ばすことは難しい。

のって、従来回転カップ式ガンなどガン吹出口が複雑な
ものには、塗料供給弁を閉じ、この供給弁の二次側の塗
料供給管ヘシンナを投入し、このシンナにて塗料供給管
及びガン吹出口を洗浄するようにしている。

（発明が解決しようとする問題点）しかし、上記技術によっても、塗料吹出口から離れた部
分、例えばカップの外側面は、洗浄し難い。

高頻度で塗装する塗装ガン先端には、供給塗料のみなら
ず、吹付けた塗料の跳ね返りや、浮遊塗料霧滴が積層す
る。

これら積層塗料は、放置すると乾燥、剥離して落下し、
被塗装面に付着するので、時々、人手にて塗装ガン先端
周りを溶剤を用いて、洗浄する必要があり、塗装ライン
の生産性向上の妨げとなっている。

溶剤は作業員の健康に影響するので、洗浄の無人化をも
求められている。

（問題点を解決するための手段）上記した問題点を解決すべく、本発明は、被洗浄部材の
軸方向に往復する洗浄リングに、洗浄液供給装置をつな
ぎ、前記洗浄リングに複数の扁平形噴射ノズルを設けて
洗浄装置を構成する。

（作　用）被洗浄部材を囲む扁平ノズルから洗浄液を噴射し、これ
らノズルを洗浄リングとともに軸方向に往復することに
より被洗浄部材の外面を広範囲に洗浄する。

（実施例）以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。

第１図は本発明に係る洗浄装置を備えた塗装ロボット図
である。

塗装ロボット１は、基板１ａに揺動自在に枢着された第
１のアーム１ｂと、この第１のアーム１ｂの先端に揺動
自在に枢着された第２のアームＩＣと、これら第１・第
２のアーム１ｂ、１ｃを夫々揺動するシリンダユニット
ｌｄ、ｌｅと、前記第２のアームＩＣ先端に回転自在に
枢着された第３のアーム１ｆと、このアーム１ｆに固着
された塗装ガン２とからなる。

塗装ガン２は、回転カップ型ガンと称するもので、第２
図に示す如く、第３のアーム１ｆにねじ込み固定したガ
ン外筒３と、この外筒３に回転自在に嵌入された回転筒
４と、この回転筒４の先端に固着されたカップ５とから
成る。

ガン外筒３には、図示する如く、エア通路３ａと塗料通
路３ｂとが穿設され、これら通路３ａ。

３ｂの入口側には夫々、エアチューブ３Ｃと塗料チュー
ブ３ｄとがチューブ継手３ｅを介して連結されている。

そして、エア通路３ａの他端は、ガン外筒３の先端に前
向きに開口しカップ５を囲んで配置するエア噴出孔３　
ｆ−・・につながっている。一方、塗料通路３ｂの他端
は、カップ５の背面空間５ａに向って開口している。

カップ５は、内側面５ｂと外側面５Ｃとからなり、内側
面５ｂの奥には背面空間５ａに連通ずる複数の小孔５ｄ
−・・が穿設されている。

このような構成の塗装ガン２には塗料などを供給する気
液供給装置６が付属している。

気液供給装置６は、エア供給管６ａと、塗料容器６ｂに
挿入されて塗料を圧送する塗料供給管６ｃと、シンナ容
器６ｄに挿入されてシンナを圧送するシンナ供給管６ｅ
と、シンナとエアを混合するミキサ６ｆとからなる。

エア供給管６ａは前記エアチューブ３ｃに、塗料供給管
６ｃは塗料チューブ３ｄに夫々連結し、ミキサ６ｆの出
口は塗料供給管６Ｃの途中でかつポンプＰ及び供給弁Ｖ
の二次側に接続されている。

塗装ガン２の下方には、本発明に係る洗浄装置７が配置
されている。

洗浄装置７は、第３図に示す如く、パイプをドーナツ状
に曲げて形成した洗浄リング７ａと、このリング７ａか
ら内側へ立設してリング７ａ内の洗浄液を噴射する噴射
ノズル７ｂ・・・と、前記リング７ａを水平に空中に保
持する支柱７Ｃと、この支柱７Ｃを支承するとともに所
定ストローク進退させるロッドレスシリンダユニット（
以下第１シリンダと記す）７ｄと、この第１シリンダ７
ｄを支承し且つ所定ストローク進退せしめるロッドレス
シリンダユニット（以下第２シリンダと記す）７ｅとか
らなる。更に、洗浄リング７ａには、洗浄液供給装置８
が連結している。

洗浄液供給装置８は、エア供給管８ａと、シンカ容器８
ｂに差し込まれてシンカを吸引供給するシンカ供給管８
Ｃと、これらシンカとエアを混合するミキサ８ｄと、洗
浄液供給ホース８ｅとからなる。

前記噴射ノズル７ｂ・・・は、第４図及び第５図に示す
如く、扁平ノズルであって、その短径りを洗浄リング７
ａの径方向直角方向に位置せしめ、もって、隣り合うノ
ズル７ｂ・・・同士のスプレＳが切れ目なく塗装ガン２
の外周に当るようにしている。

以上の構成からなる塗装ロボット及び洗浄装置の作動を
以下に述べる。

第２図に示す塗装ガン２において、塗料は塗料容器６ｂ
−塗料供給管６Ｃ→塗料チユ一ブ３ｄ→塗料通路３ｂの
順路を経て、カップの背面空間５ａに注がれる。カップ
５は回転筒４の作用にて高速回転し、前記塗料はカップ
の小孔５ｄ・・・をって、カップ内側面５ｂに至り、内
側面５ｂの斜面に沿って前方ヘミストとなって噴出する
。

一方、エアはエア供給管６ａ→工アチユーブ３ｃ→エア
通路３ａ→エア噴出孔３ｆ・・・の順路を経てガン外筒
３の先端から噴出する。

噴出エアは、平行して噴出された塗料ミストを加速し飛
距離を延ばす作用を為す。

塗装が進行するにつれ、被塗装面からの跳ね返りや浮遊
塗料ミストが、ガン外筒３に付着物Ｄ１を、カップの外
側面５Ｃに付着物Ｄ２を積層形成する。

塗装休止指令に基づき、塗料容器６ｂからの塗料の供給
を停止するとともに、第１・第２・第３のアームｌｂ、
ｌｃ、ｉｆを揺動若しくは回転して、第６図に示す如く
、塗装ガン２を下に向け、洗浄装置７の洗浄リング７ａ
の中心に臨ませる。

次いで、第２シリンダ７ｅを進動させ、洗浄リング７ａ
を図示Ｐ１に移動し、このリング７ａへ洗浄液供給装置
８からシンカとエアとを混合した洗浄液をホース８ｅを
介して供給する。

洗浄液は、第７図に示す如く、噴射ノズル７ｂ・・・か
ら扁平スプレＳとなって中心に位置する塗装ガン２へ噴
出する。この状態にて、第１シリンダ７ｄを前後進させ
る。

洗浄リング７ａは塗装ガン２の軸方向に、位置Ｐ１とＰ
２（第６図参照）の間を往復し、ガン外筒３の付着物Ｄ
１とカップ外側面５ｃの付着物Ｄ２とを洗い落す。

以上の洗浄作用と並行して、第２図の気液供給装置６で
は、ミキサ６ｆにてシンカとエアを混合し、この洗浄液
を塗料供給管６Ｃの供給弁■の二次側へ供給する。洗浄
液は塗料供給管６Ｃ→塗料チユ一ブ３ｄ→塗料通路３ｂ
−カップ背面空間５ａ→小孔５ｄ・・・の順路を経てカ
ップ内側面５ｂに至り、これら塗料の通路を洗浄する。

以上に述べた如くして、塗装ガン２の内外面を洗浄液に
て十分に洗浄し、次の塗装工程に備える。

第８図は、本発明の別実施例を示し、第１図で説明した
別置き式の洗浄装置７を塗装ロボットの第３のアーム１
ｆに付設したものである。

第３のアーム１ｆに洗浄リングの支柱７ｃとガイドロッ
ド７ｆを貫通し、支柱７ｃの基端部は第３アーム１ｆに
固設したロッドレスシリンダ７ｇに係着するようにして
いる。

偽って、洗浄工程においては、第８図想像線に示す如く
、塗装ガン２を下に向け、シリンダ７ｇを進退させるこ
とによって、既述の洗浄装置７と同様に、この洗浄リン
グ７ａにて塗装ガン２の内外面を洗浄する。

尚、本実施例で洗浄液をシンカとエアの混合物としたが
これに限るものでなく、塗料用溶剤であればよい。

また、第７図に示す如く、洗浄液をガン外ｒｔＪ３に傾
斜してスプレすると、付着物Ｄｉ、Ｄ２の剥離を促すこ
とができる。

そして、本発明の洗浄装置は塗装ガンの如く略円筒で軸
方向に長い被洗浄部材に好適である。

（発明の効果）以上に述べた如く、本発明によれば、カップ型塗装ガン
の如きノズル形状の複雑な軸方向に長い被洗浄部材を、
複数の扁平ノズルを往復動させつつ、洗浄するので被洗
浄部材は清浄に保たれ、ワークを汚す虞れが無くなり塗
装面の品質を向上させる。

また、洗浄工程を無人化したので、作業員の健康を損ね
ることなく、且つ生産性の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る洗浄装置を備えた塗装ロボット図
、第２図は塗装ガン拡大図、第３図は洗浄装置斜視図、
第４図は洗浄リング拡大図、第５図は噴射ノズル拡大図
、第６図及び第７図は第１図の作用図、第８図は第１図
の別実施例を示す図である。尚、図面中、１は塗装ロボット、２は被洗浄部材である
塗装ガン、７は洗浄装置、７ａは洗浄リング、７ｂは噴
射ノズル、８は洗浄液供給装置である。特　許　出　願　人　　本田技研工業株式会社　　　゛
代理人　　弁理士　　　下　　１）容−即問　　　　弁
理士　　　　大　　橋　　邦　　度量　　　弁理士　　
　小　　山　　　　有量　　　弁理士　　　野　　１）
　　　茂第３図第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）被洗浄部材の軸方向に往復動するとともに洗浄液
供給装置につながる洗浄リングと、この洗浄リングに径
方向内方へ向けて取付けた複数の噴射ノズルとからなる
ことを特徴とする洗浄装置。
（２）前記噴射ノズルは扁平ノズルであって、この扁平
の短径を洗浄リングの移動方向に配設したことを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の洗浄装置。