JP7501402B2 - 制御システムおよび制御方法 - Google Patents

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Description

本開示は、制御システムに関し、より特定的には、制御システムの指令へのフィードバック技術に関する。
レーザ加工機またはルータ等のCNC(Computer Numerical Control)加工機、検査機、または、その他の任意の装置において、複数のアクチュエータを制御して、動作命令を実行するための技術が必要とされている。
アクチュエータの制御に関し、例えば、特開2000-078875号公報(特許文献1)は、サーボ制御装置を開示している。当該サーボ制御装置は、「制御対象に対する指令信号を発する指令部、制御対象の運動状態に係る位相情報を得るための位相検出部、この両者による信号間の位相比較により位相差信号を得る位相比較部を設ける。そして、位相検出器の精度誤差に起因するリップル成分のパターン情報を学習・記憶する学習モード時において、制御対象に対して櫛形フィルタを直列接続し、定速度制御指令下において櫛形フィルタ出力のリップル成分が無くなったときに得られる位相誤差の補正用情報を位相検出部からの信号に同期して記憶部に記憶させる。実際の動作モード時には、櫛形フィルタを外した上で上記補正用情報を位相検出部からの信号に同期して記憶部から読み出し、当該情報に基づいて位相比較部の出力信号又は位相検出部による位相検出信号に対して補正する」ものである。([要約]参照)。
特開2000-078875号公報
特許文献1に開示された技術によると、アクチュエータの実際の駆動量に基づいて、次のアクチュエータへの指令に対してフィードバックをかけることができない。したがって、アクチュエータの実際の駆動量に基づいて、次のアクチュエータへの指令に対してフィードバックをかけるための技術が必要とされている。
本開示は、上記のような背景に鑑みてなされたものであって、ある局面における目的は、アクチュエータの実際の駆動量に基づいて、次のアクチュエータへの指令に対してフィードバックをかけるための技術を提供することにある。
本開示の一例に従えば、制御システムが提供される。制御システムは、作業位置に関する指令を生成するためのプログラムを格納するメモリと、プログラムを実行するための制御部と、第1の駆動部に駆動信号を出力する第1の出力部と、第2の駆動部に別の駆動信号を出力する第2の出力部と、第1の駆動部の駆動量を計測する計測部とを備える。制御部は、指令に含まれる低周波成分を抽出し、低周波成分を第1の出力部に伝送し、第1の駆動部の駆動量を示す信号に基づいて、指令に含まれる高周波成分を補正し、高周波成分を第2の駆動部に伝送する。
この開示によれば、第1の駆動部の駆動量を示す信号に基づいて、指令に含まれる高周波成分を補正することができる。
上記の開示において、制御システムは、第1の駆動部と、第2の駆動部とをさらに含む。
この開示によれば、指令に含まれる低周波成分に基づいて第1の駆動部を駆動させ、指令に含まれる高周波成分に基づいて第2の駆動部を駆動させることができる。
上記の開示において、指令に含まれる高周波成分を補正することは、信号に基づいて、低周波成分に第1の駆動部の位置偏差を加算することと、指令から、加算処理後の低周波成分を減算することとを含む。
この開示によれば、第1の駆動部の位置偏差に基づいて、高周波成分を補正することができる。
上記の開示において、制御部は、さらに、位置偏差をPID(Proportional-Integral-Differential)制御により調節する。
この開示によれば、高周波成分に過度な補正がかかることを抑制することができる。
上記の開示において、制御部は、さらに、位置偏差に制限をかける。
この開示によれば、高周波成分に過度な補正がかかることを抑制することができる。
上記の開示において、制御部は、さらに、位置偏差に基づいて、低周波成分および高周波成分の分離比率を変更する。
この開示によれば、位置偏差に基づいて、低周波成分および高周波成分の分離比率を調節することができる。
上記の開示において、位置偏差に基づいて、低周波成分および高周波成分の分離比率を変更することは、分離比率を変更することを繰り返すことと、分離比率ごとの位置偏差を比較することと、最も位置偏差が小さい分離比率を選択することとを含む。
この開示によれば、位置偏差が最小となる低周波成分および高周波成分の分離比率を選択することができる。
本開示の別の一例に従えば、制御方法が提供される。制御方法は、作業位置に関する指令を生成するステップと、指令に含まれる低周波成分を抽出するステップと、低周波成分に基づいて、機器の第1の駆動部を駆動させるステップと、第1の駆動部の駆動量を示す信号に基づいて、指令に含まれる高周波成分を補正するステップと、高周波成分に基づいて、機器の第2の駆動部を駆動させるステップとを含む。
この開示によれば、第1の駆動部の駆動量を示す信号に基づいて、指令に含まれる高周波成分を補正することができる。
上記の開示において、指令に含まれる高周波成分を補正するステップは、信号に基づいて、低周波成分に第1の駆動部の位置偏差を加算するステップと、指令から、加算処理後の低周波成分を減算するステップとを含む。
この開示によれば、第1の駆動部の位置偏差に基づいて、高周波成分を補正することができる。
上記の開示において、制御方法は、位置偏差をPID制御により調節するステップをさらに含む。
この開示によれば、高周波成分に過度な補正がかかることを抑制することができる。
上記の開示において、制御方法は、位置偏差に制限をかけるステップをさらに含む。
この開示によれば、高周波成分に過度な補正がかかることを抑制することができる。
上記の開示において、制御方法は、位置偏差に基づいて、低周波成分および高周波成分の分離比率を変更するステップをさらに含む。
この開示によれば、位置偏差に基づいて、低周波成分および高周波成分の分離比率を調節することができる。
上記の開示において、位置偏差に基づいて、低周波成分および高周波成分の分離比率を変更するステップは、分離比率を変更することを繰り返すステップと、分離比率ごとの位置偏差を比較するステップと、最も位置偏差が小さい分離比率を選択するステップを含む。
この開示によれば、位置偏差が最小となる低周波成分および高周波成分の分離比率を選択することができる。
ある実施の形態に従うと、アクチュエータの実際の駆動量に基づいて、次のアクチュエータへの指令に対してフィードバックをかけることが可能である。
この開示内容の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解される本開示に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
ある実施の形態に係る制御システム1の構成例を示す模式図である。 ある実施の形態に係る制御システム1の主要なハードウェア構成例を示す模式図である。 ある実施の形態に係る制御システム1の主要なソフトウェア構成例を示す第1の模式図である。 ある実施の形態に係る制御システム1のXYステージポジションエラー検出器360の周辺の構成例を示す模式図である。 ある実施の形態に係る制御システム1の主要なソフトウェア構成例を示す第2の模式図である。 ある実施の形態に係る制御システム6の構成例を示す模式図である。 ある実施の形態に係る制御システム6の主要なソフトウェア構成例を示す模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示に係る技術思想の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<A.適用例>
まず、本発明が適用される場面の一例について説明する。
図1は、本実施の形態に係る制御システム1の構成例を示す模式図である。図1には、典型例として、レーザ加工システムの例を示すが、本発明を適用するアプリケーションは、何ら限定されるものではない。ある局面において、本発明を適用するアプリケーションは、CNC加工機、3Dプリンタ、ピッキング装置、および、検査装置等の任意のアプリケーションを含み得る。また、制御システム1は、単体の装置、または複数の装置の組み合わせによって実現されてもよいし、他の装置と連携するための1または複数の装置であってもよい。
制御システム1は、XYステージ20上に配置されたワーク4に対して、穴あけ、切断、マーキング等のレーザ加工を行う。より具体的には、制御システム1は、制御装置10と、XYステージ20と、レーザ30と、ガルバノミラー40とを含む。
ワーク4に対するレーザ加工は、XYステージ20によるワーク位置の調整と、レーザ30が発生するレーザ光をガルバノミラー40による照射位置の調整とを組み合わせる。XYステージ20によるワーク4の位置の調整は、変位量は相対的に大きく、かつ、応答時間は相対的に長い。これに対して、ガルバノミラー40による照射位置の調整は、変位量は相対的に小さく、かつ、応答時間は相対的に短い。
制御装置10は、主制御ユニット100と、軸インターフェイスユニット200と、レーザ制御ユニット300とを含む。
主制御ユニット100は、アプリケーションプログラム110(図2参照)を実行する演算部に相当する。アプリケーションプログラム110は、制御対象の機構およびワーク4等に応じて任意に作成される。主制御ユニット100がアプリケーションプログラム110を実行して得られる実行結果は、軸インターフェイスユニット200およびレーザ制御ユニット300における制御信号の生成に用いられる。
軸インターフェイスユニット200は、制御線52を介して、XYステージ20と接続されており、XYステージ20を駆動するためのステージ制御信号520を出力する。XYステージ20は、ワーク4が配置されるプレート22と、プレート22とを駆動するサーボモータ24およびサーボモータ26とを含む。図1に示す例では、サーボモータ24がプレート22をX軸方向に変位させ、サーボモータ26がプレート22をY軸方向に変位させる。軸インターフェイスユニット200からのステージ制御信号520は、サーボモータ24およびサーボモータ26を駆動するサーボドライバ23およびサーボドライバ25(図2参照)に与えられる。ある局面において、軸インターフェイスユニット200は、1以上の任意の数のサーボモータを制御してもよい。
レーザ制御ユニット300は、一種の通信装置であり、制御線53を介して、レーザ30と接続されており、レーザ30に対して、オン/オフを指示するレーザ制御信号530を出力する。また、レーザ制御ユニット300は、通信線54を介して、ガルバノミラー40と接続されており、ガルバノミラー40に対して、光学経路を指示するミラー制御信号540を出力する。ガルバノミラー40は、X軸走査ミラー43と、Y軸走査ミラー45と、レンズ47とを含む。レーザ30から照射された光は、レンズ47、Y軸走査ミラー45、X軸走査ミラー43の順に伝搬して、XYステージ20上に投射される。
X軸走査ミラー43の反射面の各度は、X軸走査モータ42によって調整され、Y軸走査ミラー45の反射面の各度は、Y軸走査モータ44によって調整される。レンズ47とレーザ30との相対距離は、Z軸走査モータ46によって調整される。
ここで、ステージ制御信号520およびレーザ制御信号530の実体は、パルス信号等の電気信号であり、信号を受けるXYステージ20およびレーザ30は、パルス信号のレベル(電位あるいは電圧)またはレベル変化に応じて動作する。これに対して、ミラー制御信号540は、通信信号であり、ミラー制御信号540の実体は、任意のデータが変調された信号である。
本実施の形態に係る制御システム1は、サーボモータ24,26により、大きい負荷であるXYステージ20を動作させる。そのため、制御システム1がXYステージ20を動作させると、実際のワークの加工位置が、主制御ユニット100からの指令に対して追従できずに、位置偏差(Following Error)が生じる場合がある。
以上、制御システム1がレーザ加工機である場合を例に、各モータの駆動によって変化する位置(レーザ加工機等の機器の作業位置)をワークの加工位置として説明したが、これは一例である。他の例として、本発明を適用するアプリケーションが検査装置であれば、各モータの駆動によって変化する位置は、ワークの検査位置になる。また、本明細書に開示された技術思想が適用されるアプリケーションがピッキング装置であれば、各モータの駆動によって変化する位置は、ワークの把持位置になる。その他、当該技術思想が適用されるアプリケーションが3Dプリンタであれば、各モータの駆動によって変化する位置は、造形位置になる。
指令は、主制御ユニット100がアプリケーションプログラム110を実行して得られる実行結果として出力される。指令は、一例として、ワークの加工位置等の移動命令または位置命令等である。
一方で、制御システム1がX軸走査ミラー43およびY軸走査ミラー45の角度だけで、主制御ユニット100からの指令を実行する場合(加工位置を移動させる場合)、X軸走査モータ42およびY軸走査モータ44の負荷が少ないため、位置偏差は殆ど生じない。
そこで、制御システム1は、低速でモータへの負荷が高いXYステージ20の駆動により生じた位置偏差(遅れ)に基づいて、レーザ30側の動作成分を補正することで、位置制御精度を向上させる。こうすることで、制御システム1は、負荷の少ないX軸走査モータ42およびY軸走査モータ44を用いて、XYステージ20の位置偏差を補正し得る。その結果、指令値に対する各モータの動作遅れは少なくなり、制御システム1の位置制御精度は、簡単かつ効果的に向上し得る。
<B.制御システム1のハードウェア構成例>
次に、本実施の形態に係る制御システム1のハードウェア構成例について説明する。
図2は、本実施の形態に係る制御システム1の主要なハードウェア構成例を示す模式図である。上述したように、制御装置10は、主制御ユニット100と、軸インターフェイスユニット200と、レーザ制御ユニット300とを含む。
主制御ユニット100は、主たるコンポーネントとして、プロセッサ102と、メインメモリ104と、ストレージ106と、バスコントローラ112とを含む。
ストレージ106は、SSD(Solid State Disk)やフラッシュメモリ等で構成される。一例として、ストレージ106は、基本的なプログラム実行環境を提供するためのシステムプログラム108と、ワーク4に応じて任意に作成されるアプリケーションプログラム110とを格納する。
プロセッサ102は、典型的には、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)等で構成され、ストレージ106に格納されたシステムプログラム108およびアプリケーションプログラム110を読み出して、メインメモリ104に展開して実行することで、制御システム1の全体的な制御を実現する。
主制御ユニット100は、内部バス114を介して、軸インターフェイスユニット200およびレーザ制御ユニット300と電気的に接続されている。バスコントローラ112は、内部バス114によるデータ通信を仲介する。
なお、プロセッサ102がプログラムを実行することで必要な処理が提供される構成例を示したが、当該処理の一部または全部は、専用のハードウェア回路(例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)等)を用いて実装されてもよい。
軸インターフェイスユニット200は、サーボドライバ23およびサーボドライバ25に与えられるステージ制御信号520を生成および出力する。より具体的には、軸インターフェイスユニット200は、軸制御演算部210と、出力インターフェイス回路220とを含む。
軸制御演算部210は、主制御ユニット100がアプリケーションプログラム110を実行することで算出される演算値(指令値)に従って、サーボドライバ23およびサーボドライバ25に与えるべき指令を生成する。軸制御演算部210は、例えば、プロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせを用いて構成される演算回路によって実現される。
出力インターフェイス回路220は、アプリケーションプログラム110の実行結果に従って、ステージ制御信号520(第1の制御信号)を出力する信号出力部に相当する。より具体的には、出力インターフェイス回路220は、軸制御演算部210によって生成された指令に従って、サーボドライバ23およびサーボドライバ25に与えるステージ制御信号520を生成する。ステージ制御信号520としては、各制御周期における変位量、速度、角速度等の情報をPWM(Pulse Width Modulation)により変調した信号が用いられてもよい。すなわち、出力インターフェイス回路220は、送信すべき情報をPWMにより変調してステージ制御信号520を生成してもよい。あるいは、変位量、速度、角速度等の情報をパルス数として変調した信号が用いられてもよい。ある局面において、軸インターフェイスユニット200は、1以上の任意の数のサーボモータを制御してもよい。この場合、出力インターフェイス回路220は、3以上のサーボドライバに接続されてもよい。
なお、軸制御演算部210および出力インターフェイス回路220は、単一のASICまたはFPGAで実現され得る。
指令は、主制御ユニット100がアプリケーションプログラム110を実行して得られる実行結果として出力される。指令は、一例として、ワークの加工位置の移動命令、または次の加工位置を指定する位置命令等である。ある局面において、指令は、ワークの加工位置の移動速度または加速度の情報を含んでいてもよい。実際のワークの加工位置の移動は、各サーボモータの駆動およびミラーの角度の調節により実現される。
サーボモータ24の付近にはエンコーダ27が、サーボモータ26の付近には、エンコーダ28が各々設けられている。一例として、エンコーダ27,28は、機械式エンコーダ、光学式エンコーダ、磁気式エンコーダ、または、電磁誘導式エンコーダであってもよい。ある局面において、各サーボモータおよび各エンコードは、一体型であってもよいし、別々の装置であってもよい。
エンコーダ27は、サーボモータ24の軸またはサーボモータ24の回転を伝達する機械部品の回転数を示す信号をサーボドライバ23に出力する。サーボドライバ23は、当該回転数を示す信号を軸制御演算部210またはプロセッサ102に出力する。ある局面において、エンコーダ27は、回転数を示す信号を軸制御演算部210またはプロセッサ102に直接出力してもよい。
エンコーダ28は、サーボモータ26の軸またはサーボモータ26の回転を伝達する機械部品の回転数を示す信号をサーボドライバ25に出力する。サーボドライバ25は、当該回転数を示す信号を軸制御演算部210またはプロセッサ102に出力する。ある局面において、エンコーダ28は、回転数を示す信号を軸制御演算部210またはプロセッサ102に直接出力してもよい。
軸制御演算部210が各サーボモータの回転数を示す信号を取得した場合、軸制御演算部210は、各サーボモータの回転数を示す信号に基づいて、実際のワークの加工位置を算出して、当該実際のワークの加工位置をプロセッサ102に出力する。プロセッサ102が各サーボモータの回転数を示す信号を取得した場合、プロセッサ102は、各サーボモータの回転数を示す信号に基づいて、実際のワークの加工位置を算出する。
プロセッサ102は、実際のワークの加工位置に基づいて、レーザ制御演算部310に出力する指令値を補正する。こうすることで、制御システム1は、X軸走査ミラー43およびY軸走査ミラー45の角度の調節により、XYステージ20の位置偏差を補正することができる。
レーザ制御ユニット300は、レーザ30に与えられるレーザ制御信号530、および、ガルバノミラー40に与えられるミラー制御信号540を生成および出力する。より具体的には、レーザ制御ユニット300は、レーザ制御演算部310と、出力インターフェイス回路314と、通信インターフェイス回路316とを含む。
レーザ制御演算部310は、主制御ユニット100がアプリケーションプログラム110を実行することで算出される演算値(指令値)に従って、レーザ30およびガルバノミラー40に与えるべき指令を生成する。レーザ制御演算部310は、例えば、プロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組み合わせ等を用いて構成される演算回路によって実現される。
出力インターフェイス回路314は、レーザ制御演算部310によって生成された指令に従って、レーザ30に与えるレーザ制御信号530を生成する。レーザ制御信号530としては、オン/オフの2レベルを有する信号が用いられてもよい。
通信インターフェイス回路316は、アプリケーションプログラム110の実行結果に従って、クロック信号を直接的または間接的に用いる任意の通信方式でミラー制御信号540(第2の制御信号)を送信する通信部に相当する。具体的には、通信インターフェイス回路316は、ガルバノミラー40と通信を行って、レーザ制御演算部310によって生成された指令をガルバノミラー40に送信する。通信インターフェイス回路316とガルバノミラー40との間の通信は、例えば、XY2-100プロトコル(走査角度範囲を16ビットの精度で指定する方式)、または、SL2-100プロトコル(走査角度範囲を20ビットの精度で指定する方式)等を用いることができる。なお、本実施の形態は、このようなガルバノミラーあるいはガルバノスキャナに特有の通信プロトコルに限らず、クロック信号を直接的または間接的に用いる任意の通信方式に適用可能である。
なお、レーザ制御演算部310、出力インターフェイス回路314および通信インターフェイス回路316は、単一のASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせ等により実現されてもよい。
<C.制御システム1のソフトウェア構成例>
次に、本実施の形態に係る制御システム1のソフトウェア構成例について説明する。
図3は、本実施の形態に係る制御システム1の主要なソフトウェア構成例を示す第1の模式図である。ある局面において、図3に示す構成の一部または全ては、図2に示すハードウェア上で動作するソフトウェアとして実現されてもよい。この場合、図3に示す構成は、ソフトウェアコンポーネントとして、プロセッサ102上で動作し得る。また、図3に示す構成の一部は、ソフトウェアコンポーネントとして、軸制御演算部210上で動作してもよい。
他の局面において、図3に示す構成の一部または全ては、例えば、プロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせを用いて構成される演算回路によって実現されてもよい。この場合、プロセッサ102が図3に示す構成をハードウェアの機能として備えていてもよい。また、軸制御演算部210およびレーザ制御ユニット300は、図3に示す構成の一部をハードウェアの機能として備えていてもよい。
制御システム1は、主たる構成として、コマンドポジション生成器350と、キネマティクス変換器351と、ローパスフィルタ(Low-pass filter)352と、サーボドライバ353と、逆キネマティクス変換器354と、キネマティクス変換器355と、レーザドライバ356と、XYステージポジションエラー検出器360と、加算機361と、減算器362とを備える。
コマンドポジション生成器350は、ワークの加工位置に関する指令値を生成する。コマンドポジション生成器350によって生成される指令値は、ワークの加工位置、ワークの加工位置の移動方向、または、移動速度等を含む。コマンドポジション生成器350が生成する指令値は、ベクトル値として表現されてもよい。ある局面において、コマンドポジション生成器350によって生成される指令値は、ワークの加工位置の加速度を含んでいてもよい。
制御システム1は、当該指令値に基づいて、サーボモータ24,26と、X軸走査モータ42と、Y軸走査モータ44とを駆動させることにより、ワークの加工位置を移動させる。
キネマティクス変換器351は、コマンドポジション生成器350によって生成された指令値(ベクトル値)を物理量の指令値(各機構またはアクチュエータ等の単位時間当たりの移動量等)に変換する。そして、キネマティクス変換器351は、当該物理量の指令値をサーボドライバ353に出力する。キネマティクス変換器351が出力する物理量の指令値は、高周波成分および低周波成分を含む。高周波成分とは、単位時間当たりの移動量が大きい成分である。低周波成分とは、単位時間当たりの移動量が小さい成分である。
ローパスフィルタ352は、キネマティクス変換器351が出力する物理量の指令値の中から、低周波成分のみをサーボドライバ353に出力する。ある局面において、プロセッサ102は、サーボモータ24,26の応答速度に基づいて、ローパスフィルタ352のフィルタリングの閾値を決定してもよい。当該閾値は、物理量の指令値を低周波成分および高周波成分に分離するための閾値である。この場合、プロセッサ102は、ローパスフィルタ352のパラメータまたは設定を適宜変更し得る。
サーボドライバ353は、サーボドライバ23,25に相当する。サーボドライバ353は、ローパスフィルタ352が出力する低周波成分の物理量の指令値を取得する。また、サーボドライバ353は、当該低周波成分の物理量の指令値に対応する駆動信号をサーボモータ24,26に出力する。
XYステージポジションエラー検出器360は、実際のワークの加工位置と、コマンドポジション生成器350が出力する指令値に含まれるワークの加工位置との差分(位置偏差)を検出する。より具体的には、XYステージポジションエラー検出器360は、エンコーダ27,28から得られた回転数に基づいて、XYステージ20の実際の位置を算出する。また、XYステージポジションエラー検出器360は、ローパスフィルタ352が出力する低周波成分の物理量の指令値に基づいて、XYステージ20の目標位置を算出する。XYステージポジションエラー検出器360は、XYステージ20の実際の位置と、XYステージ20の目標位置との差分(位置偏差)を算出することで、位置偏差の有無を検出する。さらに、XYステージポジションエラー検出器360は、差分(位置偏差)を加算機361に出力する。
加算機361は、ローパスフィルタ352が出力する低周波成分の物理量の指令値に、XYステージポジションエラー検出器360から入力された差分(位置偏差)を加算する。加算機361は、差分(位置偏差)により補正された低周波成分の物理量の指令値を逆キネマティクス変換器354に出力する。
逆キネマティクス変換器354は、物理量の指令値をベクトル値の指令値に変換する。より具体的には、逆キネマティクス変換器354は、差分(位置偏差)により補正された低周波成分の物理量の指令値をコマンドポジション生成器350が生成する指令値のフォーマット(ベクトル値)に変換する。また、逆キネマティクス変換器354は、変換後の指令値を減算器362に出力する。
減算器362は、コマンドポジション生成器350によって生成された指令値から、逆キネマティクス変換器354から入力された指令値を減算する。また、減算器362は、減算後の指令値をキネマティクス変換器355に出力する。減算後の指令値は、高周波成分の指令値である。
キネマティクス変換器355は、減算器362から入力された減算後の指令値(高周波成分のベクトル値の指令値)を物理量の指令値(高周波成分の物理量の指令値)に変換する。また、キネマティクス変換器355は、当該物理量の指令値をレーザドライバ356に出力する。
レーザドライバ356は、レーザ制御演算部310に相当する。レーザドライバ356は、キネマティクス変換器355から、高周波成分の物理量の指令値を取得する。そして、レーザドライバ356は、当該高周波成分の物理量の指令値に対応する駆動信号をX軸走査モータ42およびY軸走査モータ44に出力する。
上述のように、制御システム1は、コマンドポジション生成器350が生成した指令値(高周波成分および低周波成分の両方を含む)から、補正後の低周波成分を減算する。また、制御システム1は、減算後の指令値をレーザドライバ356に向けて出力する。こうすることで、制御システム1は、XYステージ20の位置偏差を修正するように、X軸走査モータ42およびY軸走査モータ44を制御し得る。
ある局面において、XYステージポジションエラー検出器360は、ローパスフィルタ352から取得した低周波成分の物理量の指令値に、XYステージポジションエラー検出器360から入力された差分(位置偏差)を加算した値を逆キネマティクス変換器354に直接出力してもよい。この場合、制御システム1は、加算機361を備えていなくてもよい。
他の局面において、XYステージポジションエラー検出器360は、ローパスフィルタ352から取得した低周波成分の物理量の指令値に、XYステージポジションエラー検出器360から入力された差分(位置偏差)を加算した値をベクトル値に変換し、当該ベクトル値を減算器362に直接出力してもよい。この場合、制御システム1は、加算機361および逆キネマティクス変換器354を備えていなくてもよい。
図4は、本実施の形態に係る制御システム1のXYステージポジションエラー検出器360の周辺の構成例を示す模式図である。図4に示す構成は、XYステージポジションエラー検出器360の出力値をPID制御すると共に、リミットを設けることで、レーザドライバ356の指令値に急激な補正がかかることを抑制する。
ある局面において、図4に示す構成の一部または全ては、図2に示すハードウェア上で動作するソフトウェアとして実現されてもよい。この場合、図4に示す構成は、ソフトウェアコンポーネントとして、プロセッサ102上で動作し得る。また、図4に示す構成の一部は、ソフトウェアコンポーネントとして、軸制御演算部210上で動作してもよい。
他の局面において、図4に示す構成の一部または全ては、例えば、プロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせを用いて構成される演算回路によって実現されてもよい。この場合、プロセッサ102が図4に示す構成をハードウェアの機能として備えていてもよい。また、軸制御演算部210およびレーザ制御ユニット300は、図4に示す構成の一部をハードウェアの機能として備えていてもよい。
制御システム1は、P制御部451と、I制御部452と、K制御部453と、加算機454と、リミッタ455とを備える。ある局面において、制御システム1は、PID制御部(P制御部451、I制御部452およびK制御部453)またはリミッタ455の片方のみを備えていてもよい。
P制御部451は、XYステージポジションエラー検出器360の出力(位置偏差)に対して比例制御を行う。I制御部452は、XYステージポジションエラー検出器360の出力(位置偏差)に対して積分制御を行う。K制御部453は、XYステージポジションエラー検出器360の出力(位置偏差)に対して微分制御を行う。
加算機454は、P制御部451、I制御部452およびK制御部453の出力値を加算し、加算後の出力値(PID制御後の位置偏差)をリミッタ455に出力する。
リミッタ455は、加算機454から取得した入力値(PID制御後の位置偏差)が、予め定められた閾値以上であることに基づいて、当該入力値を閾値以下の値にする。また、リミッタ455は、変換後の値(閾値以下の値となった位置偏差)を加算機361に出力する。入力値(PID制御後の位置偏差)が予め定められた閾値未満である場合、リミッタ455は、当該入力値をそのまま加算機361に出力する。
制御システム1は、図4に示す構成を備えることで、レーザドライバ356に過度に大きく補正された指令値を出力しなくなる。これにより、制御システム1は、X軸走査モータ42およびY軸走査モータ44が予期せぬ動作を行うことを抑制し得る。
図5は、本実施の形態に係る制御システム1の主要なソフトウェア構成例を示す第2の模式図である。図5の示す構成は、図3に示す構成と異なり、ローパスフィルタ352に対するフィードバック機能を備える。
ある局面において、図5に示す構成の一部または全ては、図2に示すハードウェア上で動作するソフトウェアとして実現されてもよい。この場合、図5に示す構成は、ソフトウェアコンポーネントとして、プロセッサ102上で動作し得る。また、図5に示す構成の一部は、ソフトウェアコンポーネントとして、軸制御演算部210上で動作してもよい。
他の局面において、図5に示す構成の一部または全ては、例えば、プロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせを用いて構成される演算回路によって実現されてもよい。この場合、プロセッサ102が図5に示す構成をハードウェアの機能として備えていてもよい。また、軸制御演算部210およびレーザ制御ユニット300は、図5に示す構成の一部をハードウェアの機能として備えていてもよい。
制御システム1は、図3に示す構成に加えて、チューニングツール550をさらに備える。チューニングツール550は、XYステージポジションエラー検出器360から得られた差分(位置偏差)に基づいて、ローパスフィルタ352のパラメータを調節する。
より具体的には、チューニングツール550は、第1の処理として、コマンドポジション生成器350に指令を出力し、コマンドポジション生成器350に特徴的な動作の指令値を出力させる。当該指令を取得したコマンドポジション生成器350は、台形駆動または直線駆動等を含む任意の指令値560を出力する。
次に、チューニングツール550は、第2の処理として、XYステージポジションエラー検出器360から位置偏差を取得する。当該位置偏差は、ベクトル値および物理量のいずれであってもよい。
次に、チューニングツール550は、第3の処理として、ローパスフィルタ352に、パラメータの変更指令を出力する。当該変更指令により、チューニングツール550は、ローパスフィルタ352による指令値の高周波成分および低周波成分の分離比率を変化させる。ある局面において、チューニングツール550は、ローパスフィルタ352にパラメータの変更指令を直接出力してもよい。他の局面において、チューニングツール550は、XYステージポジションエラー検出器360を介して、ローパスフィルタ352にパラメータの変更指令を出力してもよい。
チューニングツール550は、これら第1の処理から第3の処理を繰り返し実行する。そして、チューニングツール550は、各パラメータにおける位置偏差を比較し、最も位置偏差の小さいパラメータを選択する。こうすることで、制御システム1は、高周波成分および低周波成分の分離比率を自動で最適化し得る。
<D.その他の適用例>
図6は、本実施の形態に係る制御システム6の構成例を示す模式図である。図6に示す構成は、図1に示す構成と異なり、レーザ30およびガルバノミラー40の代わりに、2軸の駆動部を含むヘッド700を備える。
制御システム6は、制御装置60と、XYステージ20と、ヘッド700とを含む。制御装置60は、主制御ユニット100と、2つの軸インターフェイスユニット200と、ツール制御ユニット400とを含む。
1つ目の軸インターフェイスユニット200は、制御線52を介して、XYステージ20と接続されており、XYステージ20を駆動するためのステージ制御信号520を出力する。また、2つ目の軸インターフェイスユニット200は、制御線52を介して、ヘッド700と接続されており、ヘッド700を駆動するためのヘッド制御信号720を出力する。ある局面において、1つの軸インターフェイスユニット200が、XYステージ20およびヘッド700の全てのサーボモータを制御してもよい。
ツール制御ユニット400は、一種の通信装置であり、制御線754を介してツール770と接続されており、ツール770に任意のフォーマットのツール制御信号740を出力する。ツール制御ユニット400は、レーザ制御演算部310の代わりに、ツール制御演算部(図示せず)を備える。ツール制御ユニット400は、出力インターフェイス回路314を介して、ツール770に取り付けられた任意の機構を制御する。
ヘッド700は、ツール770と、ツール770をX方向に駆動させるためのサーボモータ724と、ツール770をY方向に駆動させるためのサーボモータ726とを備える。サーボモータ724,726は、サーボモータ24,26よりも負荷が小さく、高速にツール770を駆動させることができる。
ツール770は、ヘッド700に備え付けられ、また、任意の機構を含む。一例として、ツール770は、レーザ、ルータ、検査用カメラ、ロボットアーム、および、3Dプリンタのノズル等の任意の機構を備え得る。また、ヘッド700は、ツール770が備える機構に応じて3軸以上の駆動部を備えていてもよい。
制御システム6は、低速でモータへの負荷が高いXYステージ20の位置偏差(遅れ)に基づいて、ヘッド700側のサーボモータ724,726の高速な動作成分を補正することで、位置制御精度を向上させる。こうすることで、制御システム1は、負荷の少ないヘッド700側のサーボモータ724,726を用いて、XYステージ20の位置偏差を補正し得る。その結果、指令値に対する各モータの動作遅れは少なくなり、制御システム6の位置制御精度は、簡単かつ効果的に向上し得る。
図7は、本実施の形態に係る制御システム6の主要なソフトウェア構成例を示す模式図である。図7の示す構成は、図3および図5に示す構成と異なり、レーザドライバ356の代わりに、2つ目のサーボドライバ756を備える。
ある局面において、図7に示す構成の一部または全ては、図6に示すハードウェア上で動作するソフトウェアとして実現されてもよい。この場合、図7に示す構成は、ソフトウェアコンポーネントとして、プロセッサ102上で動作し得る。また、図7に示す構成の一部は、ソフトウェアコンポーネントとして、軸制御演算部210上で動作してもよい。
他の局面において、図7に示す構成の一部または全ては、例えば、プロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせを用いて構成される演算回路によって実現されてもよい。
図7に示す構成において、制御システム1は、高周波成分の指令値をサーボドライバ353に、低周波成分の指令値をサーボドライバ756に分配し得る。制御システム1は、図7に示す構成を備えることで、本実施の形態に従う技術をレーザ加工機以外にも、複数のサーボドライバおよびサーボモータを備える任意のCNC制御装置に適用することができる。ある局面において、制御システム1は、サーボモータに加えて、ステッピングモータおよびDC(Direct Current)モータ等の任意のモータを含んでいてもよい。この場合、サーボドライバ353およびサーボドライバ756の両方または片方は、使用されるモータに対応するドライバに置き換えられる。
以上説明した通り、本実施の形態に従う制御システム1,6は、低速でモータへの負荷が高いXYステージ20の位置偏差(遅れ)に基づいて、ガルバノミラー40またはヘッド700の高速な動作成分を補正することで、位置制御精度を向上させる。こうすることで、制御システム1,6は、負荷の少ないガルバノミラー40またはヘッド700側のサーボモータを用いて、XYステージ20の位置偏差を補正し得る。その結果、指令値に対する各モータの動作遅れは少なくなり、制御システム1,6の位置制御精度は、簡単かつ効果的に向上し得る。
<E.付記>
以上のように、本実施の形態では以下のような開示を含む。
(構成1)
作業位置に関する指令を生成するためのプログラムを格納するメモリ(106)と、
上記プログラムを実行するための制御部(102)と、
第1の駆動部(20)に駆動信号を出力する第1の出力部(220)と、
第2の駆動部(40)に別の駆動信号を出力する第2の出力部(316)と、
上記第1の駆動部(20)の駆動量を計測する計測部とを備え、
上記制御部(102)は、
上記指令に含まれる低周波成分を抽出し、
上記低周波成分を上記第1の出力部(220)に伝送し、
上記第1の駆動部(20)の駆動量を示す信号に基づいて、上記指令に含まれる高周波成分を補正し、
上記高周波成分を上記第2の駆動部(40)に伝送する、制御システム。
(構成2)
上記第1の駆動部(20)と、
上記第2の駆動部(40)とをさらに含む、構成1の制御システム。
(構成3)
上記指令に含まれる高周波成分を補正することは、
上記信号に基づいて、上記低周波成分に上記第1の駆動部(20)の位置偏差を加算することと、
上記指令から、加算処理後の上記低周波成分を減算することとを含む、構成1または2の制御システム。
(構成4)
上記制御部(102)は、さらに、上記位置偏差をPID(Proportional-Integral-Differential)制御により調節する、構成3の制御システム。
(構成5)
上記制御部(102)は、さらに、上記位置偏差に制限をかける、構成3または4の制御システム。
(構成6)
上記制御部(102)は、さらに、上記位置偏差に基づいて、上記低周波成分および上記高周波成分の分離比率を変更する、構成3~5のいずれかの制御システム。
(構成7)
上記位置偏差に基づいて、上記低周波成分および上記高周波成分の分離比率を変更することは、
上記分離比率を変更することを繰り返すことと、
上記分離比率ごとの上記位置偏差を比較することと、
最も上記位置偏差が小さい分離比率を選択することとを含む、構成6の制御システム。
(構成8)
駆動部を備える機器の制御方法であって、
作業位置に関する指令を生成するステップと、
上記指令に含まれる低周波成分を抽出するステップと、
上記低周波成分に基づいて、上記機器の第1の駆動部(20)を駆動させるステップと、
上記第1の駆動部(20)の駆動量を示す信号に基づいて、上記指令に含まれる高周波成分を補正するステップと、
上記高周波成分に基づいて、上記機器の第2の駆動部(40)を駆動させるステップとを含む、制御方法。
(構成9)
上記指令に含まれる高周波成分を補正するステップは、
上記信号に基づいて、上記低周波成分に上記第1の駆動部(20)の位置偏差を加算するステップと、
上記指令から、加算処理後の上記低周波成分を減算するステップとを含む、構成8の制御方法。
(構成10)
上記位置偏差をPID制御により調節するステップをさらに含む、構成9の制御方法。
(構成11)
上記位置偏差に制限をかけるステップをさらに含む、構成9または10の制御方法。
(構成12)
上記位置偏差に基づいて、上記低周波成分および上記高周波成分の分離比率を変更するステップをさらに含む、構成9~11の制御方法。
(構成13)
上記位置偏差に基づいて、上記低周波成分および上記高周波成分の分離比率を変更するステップは、
上記分離比率を変更することを繰り返すステップと、
上記分離比率ごとの上記位置偏差を比較するステップと、
最も上記位置偏差が小さい分離比率を選択するステップを含む、構成12の制御方法。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内で全ての変更が含まれることが意図される。また、実施の形態および各変形例において説明された開示内容は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施することが意図される。
1,6 制御システム、4 ワーク、10,60 制御装置、20 ステージ、22 プレート、23,25,353,756 サーボドライバ、24,26,724,726 サーボモータ、27,28 エンコーダ、30 レーザ、40 ガルバノミラー、42,44,46 軸走査モータ、43,45 軸走査ミラー、47 レンズ、52,53,754 制御線、54 通信線、100 主制御ユニット、102 プロセッサ、104 メインメモリ、106 ストレージ、108 システムプログラム、110 アプリケーションプログラム、112 バスコントローラ、114 内部バス、200 軸インターフェイスユニット、210 軸制御演算部、220,314 出力インターフェイス回路、300 レーザ制御ユニット、310 レーザ制御演算部、316 通信インターフェイス回路、350 コマンドポジション生成器、351,355 キネマティクス変換器、352 ローパスフィルタ、354 逆キネマティクス変換器、356 レーザドライバ、360 ステージポジションエラー検出器、361,454 加算機、362 減算器、400 ツール制御ユニット、451,452,453 制御部、455 リミッタ、520 ステージ制御信号、530 レーザ制御信号、540 ミラー制御信号、550 チューニングツール、560 指令値、700 ヘッド、720 ヘッド制御信号、740 ツール制御信号、770 ツール。

Claims (9)

  1. 作業位置に関する指令を生成するためのプログラムを格納するメモリと、
    前記プログラムを実行するための制御部と、
    第1の駆動部に駆動信号を出力する第1の出力部と、
    第2の駆動部に別の駆動信号を出力する第2の出力部と、
    前記第1の駆動部の駆動量を計測する計測部とを備え、
    前記制御部は、
    前記指令に含まれる低周波成分を抽出し、
    前記低周波成分を前記第1の出力部に伝送し、
    前記第1の駆動部の駆動量を示す信号に基づいて、前記指令に含まれる高周波成分を補正し、
    前記高周波成分を前記第2の駆動部に伝送
    前記指令に含まれる高周波成分を補正することは、
    前記信号に基づいて、前記低周波成分に前記第1の駆動部の位置偏差を加算することと、
    前記指令から、加算処理後の前記低周波成分を減算することとを含み、
    前記制御部は、さらに、前記位置偏差に基づいて、前記低周波成分および前記高周波成分の分離比率を変更する、制御システム。
  2. 前記第1の駆動部と、
    前記第2の駆動部とをさらに含む、請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記制御部は、さらに、前記位置偏差をPID(Proportional-Integral-Differential)制御により調節する、請求項1または2に記載の制御システム。
  4. 前記制御部は、さらに、前記位置偏差に制限をかける、請求項1~3のいずれかに記載の制御システム。
  5. 前記位置偏差に基づいて、前記低周波成分および前記高周波成分の分離比率を変更することは、
    前記分離比率を変更することを繰り返すことと、
    前記分離比率ごとの前記位置偏差を比較することと、
    最も前記位置偏差が小さい分離比率を選択することとを含む、請求項1~4のいずれかに記載の制御システム。
  6. 駆動部を備える機器の制御方法であって、
    作業位置に関する指令を生成するステップと、
    前記指令に含まれる低周波成分を抽出するステップと、
    前記低周波成分に基づいて、前記機器の第1の駆動部を駆動させるステップと、
    前記第1の駆動部の駆動量を示す信号に基づいて、前記指令に含まれる高周波成分を補正するステップと、
    前記高周波成分に基づいて、前記機器の第2の駆動部を駆動させるステップとを含
    前記指令に含まれる高周波成分を補正するステップは、
    前記信号に基づいて、前記低周波成分に前記第1の駆動部の位置偏差を加算するステップと、
    前記指令から、加算処理後の前記低周波成分を減算するステップとを含み、
    前記位置偏差に基づいて、前記低周波成分および前記高周波成分の分離比率を変更するステップをさらに含む、制御方法。
  7. 前記位置偏差をPID制御により調節するステップをさらに含む、請求項に記載の制御方法。
  8. 前記位置偏差に制限をかけるステップをさらに含む、請求項6または7に記載の制御方法。
  9. 前記位置偏差に基づいて、前記低周波成分および前記高周波成分の分離比率を変更するステップは、
    前記分離比率を変更することを繰り返すステップと、
    前記分離比率ごとの前記位置偏差を比較するステップと、
    最も前記位置偏差が小さい分離比率を選択するステップを含む、請求項6~8のいずれかに記載の制御方法。
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