JP7501258B2 - ムーブメントおよび電子時計 - Google Patents

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Description

本発明は、ムーブメントおよび電子時計に関する。
指針用のステッピングモーターを駆動する駆動回路として、電流制御駆動回路と、回転検出駆動回路とを備え、これらの駆動回路を選択回路で切り替えて制御するアナログ電子時計が知られている(例えば特許文献1参照)。
前記選択回路は、時分針などの指針の通常駆動時には、回転検出駆動回路を選択して消費電力を低減し、帰零などの指針の早送り時には、電流制御駆動回路を選択して指針を高速運針している。
特開2020-16531号公報
前記電流制御駆動回路は、ステッピングモーターのコイル抵抗値を小さくし、駆動開始時になるべく多くのエネルギーが入るようにすれば、コイルに流れる電流が大きくなり、モーターの駆動スピードも速くできる。
一方、コイル抵抗値が小さいと、回転検出駆動回路による駆動時に所定以上のエネルギーが入り、ローターが一度に2ステップ回転してしまうなどの不安定な現象が起こる可能性がある。
このため、電流制御駆動回路と、回転検出駆動回路とを切り替えてステッピングモーターを駆動する場合に、電流制御駆動回路による早送りの高速化と、回転検出駆動回路による動作の安定性とを両立できる抵抗値のコイルを有するステッピングモーターを組み込んだムーブメントおよび電子時計が求められていた。
本開示のムーブメントは、ローターおよびコイルを備えるステッピングモーターと、入力された駆動信号に対応する駆動電流を前記コイルに供給するドライバーと、前記コイルに流れる電流値を検出する電流検出回路と、前記電流検出回路で検出した前記電流値に基づいて第1の駆動信号を前記ドライバーに出力する第1の駆動手段と、前記ローターの回転を検出する回転検出回路と、前記コイルに供給する前記駆動電流の供給時間が異なる複数種類の第2の駆動信号のうち選択された第2の駆動信号を前記ドライバーに出力可能であり、前記第2の駆動信号の出力後、前記回転検出回路によって前記ローターが回転していないことが検出された場合は、予め設定された補正駆動パルスを前記ドライバーに出力可能に構成された第2の駆動手段と、を有し、前記コイルの抵抗値R[Ω]と前記ステッピングモーターの駆動電圧V[V]とが、900V[Ω]≦R≦1100V[Ω]、1.8[V]≦V≦2.4[V]を満たすことを特徴とする。
本開示の電子時計は、前記ムーブメントを備えることを特徴とする。
実施形態の電子時計を示す正面図である。 前記実施形態のステッピングモーターの構成を示す図である。 前記実施形態のムーブメントを示すブロック図である。 前記実施形態のドライバーを示す回路図である。 コイル抵抗値と駆動電圧との関係を示すグラフである。
電子時計1は、図1に示すように、時針2、分針3、秒針4と、文字板5と、りゅうず6と、ボタン7とを備える3針のアナログ電子時計である。また、電子時計1は、標準電波やGPS(Global Positioning System)衛星から送信される衛星信号を受信するアンテナを内蔵し、受信した信号に基づいて時針2、分針3、秒針4の指示時刻を修正する電波修正時計である。
電子時計1は、時針2、分針3、秒針4を駆動する時刻表示用のステッピングモーター40と、図示略の輪列とを有するムーブメント10を備える。
図2に示すように、ムーブメント10に設けられるステッピングモーター40は、ステーター131と、コイル130と、ローター133とを備える。コイル130の両端は、後述するドライバー51の出力端子O1、O2に導通され、ローター133は、径方向に2極に着磁された磁石である。したがって、ステッピングモーター40は、電子時計用に用いられる2極単相ステッピングモーターであり、後述するように、ドライバー51に入力される駆動信号によって駆動される。
なお、時刻表示用のステッピングモーター40は、1つでもよいし、複数設けてもよい。このステッピングモーターは、図3に示すモーター駆動回路20によって制御され、各々の機能に合わせて通常駆動と早送り駆動とを切り替えて制御する。
ムーブメント10に設けられるモーター駆動回路20は、集積回路(Integrated Circuit)等の半導体装置で構成され、図3に示すように、駆動制御回路21と、選択回路22と、電流制御駆動回路23と、回転検出駆動回路26と、ドライバー51と、電流検出回路61と、回転検出回路65とを備える。モーター駆動回路20では、電流制御駆動回路23が第1の駆動手段であり、回転検出駆動回路26が第2の駆動手段であり、駆動制御回路21および選択回路22が制御手段である。
駆動制御回路21には、外部から信号S1が入力される。信号S1は、電子時計1のCPU等から出力され、通常運針を実行する通常運針モードと、時刻修正を実行する修正モードとを切り替えるモード信号と、時刻修正時の運針量を設定可能なデータ、例えば、指針が指示している時刻データと、修正後の現時刻データなどが含まれる。
駆動制御回路21は、外部から入力される信号S1のモード信号によって、選択回路22を制御する。すなわち、駆動制御回路21は、通常運針モード時には、回転検出駆動回路26から出力される駆動信号がドライバー51に入力するように選択回路22を制御する。
また、駆動制御回路21は、ボタン7が押されて電波受信処理が実行されて現時刻を取得した場合のような修正モード時には、電流制御駆動回路23から出力される駆動信号がドライバー51に入力するように選択回路22を制御する。さらに、駆動制御回路21は、修正モード時には、電流制御駆動回路23に対して時刻修正用の制御信号を出力する。すなわち、駆動制御回路21は、時針2、分針3、秒針4を、現時刻を指示する位置まで移動させるために必要なステッピングモーター40の駆動ステップ数を算出し、その駆動ステップ数を電流制御駆動回路23に対して出力する。
選択回路22は、電流制御駆動回路23、回転検出駆動回路26から選択した駆動回路からの信号を読み出してドライバー51に出力し、ステッピングモーター40を、電流制御駆動回路23、回転検出駆動回路26から選択した駆動回路から出力された駆動信号に基づいて制御する。
ドライバー51は、図4に示すように、2つのPchトランジスター52、53と、4つのNchトランジスター54、55、56、57と、4つの検出抵抗58,59,63,64とを備える。各トランジスター52~57は、電流制御駆動回路23または回転検出駆動回路26から選択回路22を介して出力されるゲート信号P1、P2、N1、N2、N3、N4によって制御され、モーターのコイル130に正逆両方向の電流を供給する。
電流制御駆動回路23は、電流検出回路61が検出するステッピングモーター40のコイル130に流れる電流値に基づいて駆動信号を制御する回路である。
電流制御駆動回路23は、選択回路22を介して、ドライバー51に第1の駆動信号を出力する。ドライバー51は、モーターのコイル130に駆動電流を供給する。
電流検出回路61は、コイル130に流れる電流値を検出するものであり、本実施形態では、抵抗値R1、R2の検出抵抗58、59の両端に発生する電圧と、第1基準電圧、第2基準電圧とを比較することで、コイル130に流れる電流値が下限電流値である第1電流値以上であり、上限電流値である第2電流値未満の範囲内であるか否かを検出する。電流検出回路61は、例えば、基準電圧発生源とコンパレーター等を備えたもので構成できる。
電流検出回路61は、検出結果として出力DT1、DT2を出力する。出力DT1は、コイル130を流れる電流値が第1電流値以上の場合に、Hレベルとなり、第1電流値未満の場合にLレベルとなる。出力DT2は、コイル130を流れる電流値が第2電流値以上の場合に、Hレベルとなり、第2電流値未満の場合にLレベルとなる。
電流制御駆動回路23は、コイル130に流れる電流値を、下限電流値である第1電流値から上限電流値である第2電流値の範囲に維持し、所定の極性反転条件に該当すると、コイル130に流れる電流の方向を反転してステッピングモーター40を高速駆動制御する。
例えば、電流制御駆動回路23は、ステッピングモーター40を駆動するためにドライバー51をオンした後に、出力DT2を参照し、上限電流値である第2電流値以上になったことを検出した場合にドライバー51をオフする。電流制御駆動回路23は、ドライバー51をオフした後、出力DT1を参照し、下限電流値である第1電流値未満になったことを検出した場合にドライバー51をオンする。これにより、電流制御駆動回路23は、コイル130に流れる電流値を、第1電流値および第2電流値間、つまり略一定の電流値に維持する。
そして、電流制御駆動回路23は、極性判定条件に該当した場合、例えば、ドライバー51をオフしている継続時間が閾値を超えた場合に、ゲート信号P1、P2、N1、N2、N3、N4を制御して、コイル130に流れる電流の方向を反転する。
電流制御駆動回路23は、コイル130に流れる電流の方向を反転する毎に、駆動制御回路21から入力された駆動ステップ数を1減算し、駆動ステップ数が0となって時針2、分針3、秒針4が現在時刻を指示すると、電流制御駆動回路23による駆動を終了し、駆動制御回路21に通知する。
駆動制御回路21は、電流制御駆動回路23から駆動終了の通知を受けると、選択回路22を制御して回転検出駆動回路26による通常運針の駆動に切り替える。
回転検出駆動回路26は、回転検出回路65がローター133の回転を検出した結果に基づいて、モーター駆動パルスのパルス幅を制御するパルス幅制御駆動を行う回路であり、モーター駆動パルスのパルス幅を、ローター133を回転できる最小限に制御することで、省エネルギー化を実現するものである。
すなわち、回転検出駆動回路26は、第2の駆動信号であるモーター駆動パルスをドライバー51に出力した後、検出パルスを出力する。
回転検出回路65は、モーター駆動パルスの出力から所定のマスク時間の経過後に出力された検出パルスによる誘起電圧の大きさを検出する。そして、回転検出回路65は、誘起電圧が所定の閾値を超えた検出パルスの数によって、ローター133が回転したか否かを検出し、その検出結果として出力RDを出力する。例えば、出力RDは、ローター133の回転を検出した場合はHレベルとなり、ローター133の非回転を検出した場合はLレベルとなる。
出力RDがLレベルとなり、回転検出回路65でローター133が回転していないことが検出された場合、回転検出駆動回路26は、ローター133を確実に回転できる補正駆動パルスを出力する。
第2の駆動信号であるモーター駆動パルスは、くし歯形状のチョッピングパルスである。また、回転検出駆動回路26は、モーター駆動パルスによってローター133が所定回数連続して回転した場合は、次にドライバー51に出力するモーター駆動パルスの歯数を少なくしたり、dutyを小さくしたりして、コイル130に入力するエネルギーを減少させる。
一方、回転検出駆動回路26は、モーター駆動パルスによってローター133が回転せずに補正駆動パルスを出力した場合は、次にドライバー51に出力するモーター駆動パルスの歯数を増やしたり、dutyを大きくしたりして、コイル130に入力するエネルギーを増加させる。
すなわち、第2の駆動手段である回転検出駆動回路26は、モーター駆動パルスの歯数やdutyによって、コイル130に供給する駆動電流の供給時間が異なる複数種類の第2の駆動信号のうち、選択された第2の駆動信号をドライバー51に出力可能である。回転検出駆動回路26は、回転検出回路65によるローター133の回転検出結果が所定条件に該当する場合、例えば、ローター133が連続して所定回数回転した場合や、ローター133が回転せずに補正駆動パルスを出力した場合に、複数種類の第2の駆動信号から異なる第2の駆動信号を選択する。
以上により、回転検出駆動回路26による通常運針では、モーター駆動パルスによってコイル130に入力するエネルギーを必要最小限にでき、省電力化を実現できる。
[ステッピングモーターのコイル]
ステッピングモーター40のコイル130の抵抗値R[Ω]と、前記ステッピングモーターの駆動電圧V[V]とは、900V[Ω]≦R≦1100V[Ω]、1.8[V]≦V≦2.4[V]を満たすように設定されている。これらの条件は、以下に説明するように、実験結果に基づいて設定されている。
第1の実験は、回転検出駆動回路26によるステッピングモーター40の駆動制御を行った場合の駆動電圧およびコイル130の抵抗値と、駆動の安定性との関係を調べたものである。この第1の実験の結果を図5に示す。
図5において、「○」はステッピングモーター40が安定して駆動したことを示す。なお、ステッピングモーター40の駆動が安定するとは、回転検出駆動回路26で設定したモーター駆動パルスならびにそのばらつきの範囲でローター133を十分に回転させる領域があり、ローター133が回転している際に正常な回転の判定ができ、ローター133が回転していない場合には回転していないことを確実に判定できる状態を意味する。
図5において、「△」は駆動が不安定、例えば、ローター133が2ステップ分回転することなどで不安定となったことを示す。「×」は、ローター133の動きが速すぎるなどして、回転検出回路65による回転検出ができなかったことを示す。
図5に示すように、コイル130の抵抗値が小さくなると、回転検出駆動回路26による駆動制御時に、ローター133の回転が不安定になったり、回転検出ができなくなり、安定した駆動ができないことが分かる。したがって、コイル130の抵抗値Rは、ステッピングモーター40の駆動電圧をVとすると、900V[Ω]以上に設定する必要があることが判明した。
第2の実験は、電流制御駆動回路23によるステッピングモーター40の駆動制御を行った場合の駆動電圧およびコイル130の抵抗値と、駆動速度との関係を調べたものである。
一般に、ステッピングモーター40のコイル130の抵抗値Rが高くなると、コイル130に流れる駆動電流が小さくなり、電流制御駆動回路23によるステッピングモーター40の駆動制御時に早送りのスピードが遅くなる。すなわち、電流制御駆動回路23によるステッピングモーター40の駆動制御では、駆動電圧が高いほど、またコイル130の抵抗値Rが低いほどステッピングモーター40の駆動スピードを高くできる。このため、第2の実験として電流制御駆動回路23によるステッピングモーター40の駆動実験を行ったところ、ローター133を数百Hz、例えば300Hz程度で動かすためには、コイル130の抵抗値Rは、ステッピングモーター40の駆動電圧をVとすると、1100V[Ω]以下に設定する必要があることが判明した。
さらに、ステッピングモーター40の駆動電圧Vを、1.8[V]以上、2.4[V]以下に設定したのは、以下の理由からである。すなわち、駆動電圧を1.8[V]未満にすると、特に電流制御駆動回路23において、コイル130に供給する電力が小さくなり、ステッピングモーター40を高速で駆動することが困難となる。
また、駆動電圧を2.4[V]よりも大きくすると、特に回転検出駆動回路26において、コイル130に入力されるエネルギーが高くなりすぎる場合があり、ローター133が2ステップ分回転しやすくなる。また、駆動電圧が高いと、腕時計のような一次電池や二次電池を電源とする電子時計1では持続時間も短くなる。
以上の点から、電流制御駆動回路23および回転検出駆動回路26を切り替えて、1つのステッピングモーター40を駆動する場合、ステッピングモーター40の駆動電圧Vは、1.8[V]≦V≦2.4[V]に設定し、ステッピングモーター40のコイル130の抵抗値Rは、900V[Ω]≦R≦1100V[Ω]に設定することが必要であることが分かる。
さらに、ステッピングモーター40のコイル130の抵抗値Rを、900V[Ω]≦R≦1000V[Ω]と低い範囲に設定すると、回転検出駆動回路26での動作の安定性を維持しつつ、電流制御駆動回路23での早送りのさらなる高速化を実現できる。
[実施形態の効果]
本実施形態のムーブメント10によれば、ステッピングモーター40のコイル130の抵抗値R[Ω]と、ステッピングモーター40の駆動電圧V[V]とが、900V[Ω]≦R≦1100V[Ω]、1.8[V]≦V≦2.4[V]を満たすように設定している。このため、電流制御駆動回路23と回転検出駆動回路26とを切り替えてステッピングモーター40を駆動制御する場合に、電流制御駆動回路23での早送りの高速化と、回転検出駆動回路26での動作の安定性とを両立することができる。
駆動制御回路21は、時針2、分針3、秒針4の通常の運針制御を行う際に、回転検出駆動回路26を用いてステッピングモーター40を駆動しているので、ステッピングモーター40を確実に駆動できて消費電力も低減できる。
一方、電波受信などで時刻表示を修正する場合、電流制御駆動回路23によるモーター駆動制御を用いているので、時針2、分針3、秒針4の早送りを高速で行え、短時間で表示を切り替えることができる。
[他の実施形態]
なお、本開示は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれるものである。
前記実施形態では、コイル130の抵抗値R[Ω]が、900V[Ω]≦R≦1100V[Ω]を満たすように設定していたが、900V[Ω]≦R≦1000V[Ω]を満たすように設定しても良い。すなわち、コイル130の抵抗値の上限値を1000V[Ω]に抑制すれば、回転検出駆動回路26での動作の安定性を維持しつつ、電流制御駆動回路23での早送りの更なる高速化、たとえば400Hz程度の高速化を実現できる。
電子時計1は、前記実施形態のように、電波受信によって現時刻の指示に早送りで修正する時計に限定されず、スマートフォンと通信可能なコネクテッドウォッチでもよい。コネクテッドウォッチの場合、時刻を指示する指針の通常運針時には回転検出駆動回路26を用いてステッピングモーター40を駆動し、各種情報を指示するために指針を早送りする場合には電流制御駆動回路23を用いてステッピングモーター40を駆動すればよい。例えば、コネクテッドウォッチの機能を切り替えた表示を時針2で行う場合は、第1の駆動手段である電流制御駆動回路23でステッピングモーター40を駆動することで、短時間で表示を切り替えることができる。また、第2の駆動手段である回転検出駆動回路26を用い、例えば5分間隔でステッピングモーター40を駆動することで、時針2を間欠的に運針できて通常時刻を指示することができる。
[本開示のまとめ]
本開示のムーブメントは、ローターおよびコイルを備えるステッピングモーターと、入力された駆動信号に対応する駆動電流を前記コイルに供給するドライバーと、前記コイルに流れる電流値を検出する電流検出回路と、前記電流検出回路で検出した前記電流値に基づいて第1の駆動信号を前記ドライバーに出力する第1の駆動手段と、前記ローターの回転を検出する回転検出回路と、前記コイルに供給する前記駆動電流の供給時間が異なる複数種類の第2の駆動信号のうち選択された第2の駆動信号を前記ドライバーに出力可能であり、前記第2の駆動信号の出力後、前記回転検出回路によって前記ローターが回転していないことが検出された場合は、予め設定された補正駆動パルスを前記ドライバーに出力可能に構成された第2の駆動手段と、を有し、前記コイルの抵抗値R[Ω]と前記ステッピングモーターの駆動電圧V[V]とが、900V[Ω]≦R≦1100V[Ω]、1.8[V]≦V≦2.4[V]を満たすことを特徴とする。
本開示のムーブメントによれば、第1の駆動手段と、第2の駆動手段とを切り替えてステッピングモーターを駆動制御する場合に、第1の駆動手段での早送りの高速化と、第2の駆動手段での動作の安定性とを両立することができる。
本開示のムーブメントにおいて、前記コイルの抵抗値R[Ω]は、900V[Ω]≦R≦1000V[Ω]を満たすことを特徴とする。
本開示のムーブメントによれば、第2の駆動手段での動作の安定性を維持しつつ、第1の駆動手段での早送りの更なる高速化を実現できる。
本開示の電子時計は、前記ムーブメントを備えることを特徴とする。
本開示の電子時計によれば、第1の駆動手段での早送りの高速化と、第2の駆動手段での動作の安定性とを両立することができる。
1…電子時計、10…ムーブメント、20…モーター駆動回路、21…駆動制御回路、22…選択回路、23…電流制御駆動回路、26…回転検出駆動回路、40…ステッピングモーター、51…ドライバー、61…電流検出回路、65…回転検出回路、130…コイル、133…ローター。

Claims (3)

  1. ローターおよびコイルを備えて指針を駆動するステッピングモーターと、
    入力された駆動信号に対応する駆動電流を前記コイルに供給するドライバーと、
    前記コイルに流れる電流値を検出する電流検出回路と、
    前記電流検出回路で検出した前記電流値に基づいて第1の駆動信号を前記ドライバーに出力する第1の駆動手段と、
    前記ローターの回転を検出する回転検出回路と、
    前記コイルに供給する前記駆動電流の供給時間が異なる複数種類の第2の駆動信号のうち選択された第2の駆動信号を前記ドライバーに出力可能であり、前記第2の駆動信号の出力後、前記回転検出回路によって前記ローターが回転していないことが検出された場合は、予め設定された補正駆動パルスを前記ドライバーに出力可能に構成された第2の駆動手段と、を有し、
    前記コイルの抵抗値R[Ω]と前記ステッピングモーターの駆動電圧V[V]とが、
    900V[Ω]≦R≦1100V[Ω]、1.8[V]≦V≦2.4[V]を満たし、
    前記指針を通常駆動する場合には前記第2の駆動手段によって前記ステッピングモーターを駆動し、前記指針を早送り駆動する場合には前記第1の駆動手段によって前記ステッピングモーターを駆動する
    ことを特徴とするムーブメント。
  2. 請求項1に記載のムーブメントにおいて、
    前記コイルの抵抗値R[Ω]は、
    900V[Ω]≦R≦1000V[Ω]を満たす
    ことを特徴とするムーブメント。
  3. 請求項1または請求項2に記載のムーブメントを備えることを特徴とする電子時計。
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