JP7501212B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、交流入力電力を所望の直流出力電力に変換してLED負荷に供給するスイッチング電源装置に関する。
本出願人は、以下に示す特許文献1によって、簡素な電源構成でLED負荷に流れる電流の電流リプルを小さくするスイッチング電源装置を提供した。特許文献1では、LED負荷に直列に接続されリプル電流低減回路として、MOSFET等で構成された可変インピーダンス素子を備えたフィードバック型定電流制御回路を用いている。この構成により、LED負荷の両端電圧を一定にし、LED負荷に流れる電流の電流リプルを低減するように制御している。
特開2012-164633号公報
従来技術では、LED負荷とリプル電流低減回路との接続点におけるフィードバック電圧VFBの平均電圧が予め設定された目標平均電圧Vrefになるようにスイッチング素子をオンオフ制御することにより直流出力電力を所定値に制御している。このフィードバック電圧VFBは、図8に示すように、出力電圧VOUTと同様の電圧リプル(電圧変動)を含む。そして、フィードバック電圧VFBの電圧リプルは、図8(a)、(b)に示すように、負荷の大きくなるほど大きくなり、図8(c)、(d)に示すように、出力コンデンサの劣化に伴って大きくなる。
そして、図8(d)に示すようにフィードバック電圧VFBが電圧リプルによって可変インピーダンス素子が定電流動作できない電圧以下に下がると、LED負荷の両端電圧が必要な電圧を維持できなくなり、結果としてLED負荷に流れる電流値が周期的に下がってちらつきとして目に見えてしまう。従って、可変インピーダンス素子が定電流制御を行う事ができる最低限の電圧や各種バラつき(目標平均電圧Vref等)、そして、過渡動作時におけるフィードバック電圧VFBのアンダーシュートを考慮して設定した動作マージン電圧Vを設定し、この動作マージン電圧Vをフィードバック電圧VFBが下回らないように、目標平均電圧Vrefが設定される。
しかしながら、このように設定された目標平均電圧Vrefは、出力コンデンサのある程度の劣化や最大負荷時の電圧リプルが大きい状態を見越して設定することになる。従って、出力コンデンサが劣化していない場合や、軽負荷時や中負荷時の電圧リプルが小さい状態では、図8(a)、(b)に示すように、フィードバック電圧VFBが動作マージンよりもかなり余裕を持った高い電圧で推移することになり、その余裕分が電源損失となってしまうという問題点があった。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、その課題を解決し、電源効率をさらに改善することができるスイッチング電源装置を提供することにある。
本発明のスイッチング電源装置は、交流入力電力を所望の直流出力電力に変換してLED負荷に供給するスイッチング電源装置であって、オンオフ制御されるスイッチング素子と、前記LED負荷に直列に接続され、インピーダンスを可変制御することで前記LED負荷に流れる電流リプルを低減するリプル電流低減回路と、前記LED負荷と前記リプル電流低減回路との接続点におけるフィードバック電圧に基づき前記スイッチング素子をオンオフ制御する制御回路と、を具備し、前記制御回路は、前記フィードバック電圧の電圧リプルの大きさに応じて設定した目標平均電圧で、前記フィードバック電圧を平均値制御し、調光信号によって前記LED負荷を流れるLED電流が小さくなるほど、低い前記目標平均電圧に設定することを特徴とする。
また、本発明のスイッチング電源装置は、交流入力電力を所望の直流出力電力に変換してLED負荷に供給するスイッチング電源装置であって、オンオフ制御されるスイッチング素子と、前記LED負荷に直列に接続され、インピーダンスを可変制御することで前記LED負荷に流れる電流リプルを低減するリプル電流低減回路と、前記LED負荷と前記リプル電流低減回路との接続点におけるフィードバック電圧に基づき前記スイッチング素子をオンオフ制御する制御回路と、を具備し、前記制御回路は、前記フィードバック電圧の電圧リプルの大きさに応じて設定した目標平均電圧で、前記フィードバック電圧を平均値制御し、前記交流入力電力が大きいほど、低い前記目標平均電圧に設定することを特徴とする。
また、本発明のスイッチング電源装置は、交流入力電力を所望の直流出力電力に変換してLED負荷に供給するスイッチング電源装置であって、オンオフ制御されるスイッチング素子と、前記LED負荷に直列に接続され、インピーダンスを可変制御することで前記LED負荷に流れる電流リプルを低減するリプル電流低減回路と、前記LED負荷と前記リプル電流低減回路との接続点におけるフィードバック電圧に基づき前記スイッチング素子をオンオフ制御する制御回路と、を具備し、前記制御回路は、前記フィードバック電圧の電圧リプルの大きさに応じて設定した目標平均電圧で、前記フィードバック電圧を平均値制御し、通算の動作時間が長いほど、高い前記目標平均電圧に設定することを特徴とする。
また、本発明のスイッチング電源装置は、交流入力電力を所望の直流出力電力に変換してLED負荷に供給するスイッチング電源装置であって、オンオフ制御されるスイッチング素子と、前記LED負荷に直列に接続され、インピーダンスを可変制御することで前記LED負荷に流れる電流リプルを低減するリプル電流低減回路と、前記LED負荷と前記リプル電流低減回路との接続点におけるフィードバック電圧に基づき前記スイッチング素子をオンオフ制御する制御回路と、を具備し、前記制御回路は、前記フィードバック電圧の電圧リプルの大きさに応じて設定した目標平均電圧で、前記フィードバック電圧を平均値制御し、環境温度が高い状態での通算の動作時間が長いほど、高い前記目標平均電圧に設定することを特徴とする。
本発明によれば、フィードバック電圧VFBの電圧リプルが小さい動作環境では、目標平均電圧Vrefを低い値に設定することができ、電源効率を改善できるという効果を奏する。
本発明に係るスイッチング電源装置の第1の実施の形態の構成を示す回路図である。 図1に示す演算器の構成を示すブロック図である。 本発明に係るスイッチング電源装置の第1の実施の形態をバックブーストコンバータで構成した例を示す回路図である。 図3に示す制御ICの構成を示すブロック図である。 図1に示すスイッチング電源装置における出力電圧及びフィードバック電圧の波形図である。 本発明に係るスイッチング電源装置の第3の実施の形態の構成を示す回路図である。 図6に示す演算器の構成を示すブロック図である。 従来のスイッチング電源装置における出力電圧及びフィードバック電圧の波形図である。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態において、同様の機能を示す構成には、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施の形態のスイッチング電源装置は、交流入力電力を直流出力電力に変換してLED負荷に供給するスイッチング電源装置であって、LED負荷に直列に接続されリプル電流低減回路として、MOSFET等で構成された可変インピーダンス素子を備えたフィードバック型定電流制御回路を用い、LED負荷とリプル電流低減回路との接続点におけるフィードバック電圧VFBの平均電圧を、フィードバック電圧VFBの電圧リップルの大きさに応じて変化させる。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態のスイッチング電源装置1は、直列接続されたn個のLED素子(LED21~LED2n)からなるLED負荷2を駆動するフライバック型コンバータであり、図1を参照すると、整流回路DBと、トランスTRと、スイッチング素子Q1と、整流平滑回路3と、制御回路4と、リプル電流低減回路5と、補助電源6とを備えている。
整流回路DBは、周知のダイオードブリッジ回路であり、交流入力電源ACに接続され、交流入力電力を一方向の脈流に整流し、トランスTRに出力する。
トランスTRは、一次巻線W1と二次巻線W2と三次巻線W3とを備えている。一次巻線W1の一端は、整流回路DBに接続され、他端は、スイッチング素子Q1のドレイン端子に接続されている。二次巻線W2の両端間には、整流平滑回路3が接続され、三次巻線W3の両端間には、補助電源6が接続されている。
スイッチング素子Q1は、制御回路4で生成された駆動信号(PWM信号)により駆動されるFET(Field Effect Transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の素子で構成される。本実施の形態では、スイッチング素子Q1をMOSFETとして説明する。スイッチング素子Q1のソース端子は接地され、ゲート端子は制御回路4のVG端子に接続されている。
整流平滑回路3は、ダイオードD1及びコンデンサC1から構成され、ダイオードD1のカソードとコンデンサC1の一端との接続点AがLED負荷2を構成するLED21のアノードに接続され、コンデンサC1の他端が接地されている。なお、コンデンサC1は、出力コンデンサであり、本実施の形態では、電解コンデンサで構成したが、他のコンデンサでも良い。そして、電解コンデンサの寿命と容量については、一般に電解液が封口部を介して外部に蒸散する現象が支配的であり、静電容量の減少、損失角の正接の増大となって現れる。
リプル電流低減回路5は、インピーダンスを可変制御するフィードバック型定電流制御回路として機能し、可変インピーダンス素子Q2と、検出抵抗Rsと、誤差増幅器AMP1と、を備えている。可変インピーダンス素子Q2は、FET、IGBT、BiTr等の素子で構成される。本実施の形態では、可変インピーダンス素子Q2をMOSFETとして説明する。
可変インピーダンス素子Q2のドレイン端子は、LED負荷2を構成するLED2nのカソードに接続され、ソース端子は検出抵抗Rsを介して接地され、ゲート端子は誤差増幅器AMP1の出力端子に接続されている。
検出抵抗Rsと可変インピーダンス素子Q2のソース端子との接続点は、誤差増幅器AMP1の反転入力端子に接続されている。検出抵抗Rsは、LED負荷2に流れるLED電流ILEDを電圧信号に変換して誤差増幅器AMP1に出力する。
ツェナーダイオードZD1のカソードは、抵抗R1を介して整流平滑回路3(接続点A)に接続され、アノードは、接地されている。
誤差増幅器AMP1の非反転入力端子は、抵抗R1とツェナーダイオードZD1のカソードとの接続点、すなわちツェナーダイオードZD1によって生成される基準電圧に接続されている。
誤差増幅器AMP1の出力端子は、可変インピーダンス素子Q2のゲート端子に接続される。誤差増幅器AMP1は、LED負荷2に流れるLED電流ILEDと基準値(基準電圧)とに基づく誤差信号を可変インピーダンス素子Q2に出力する。詳細には、誤差増幅器AMP1は、LED電流ILEDが基準値よりも小さくなるほど誤差信号の電圧レベルを大きくし、可変インピーダンス素子Q2のドレイン・ソース間の抵抗値を低くする。また、誤差増幅器AMP1は、LED電流ILEDが基準値よりも大きくなるほど誤差信号の電圧レベルを小さくし、可変インピーダンス素子Q2のドレイン・ソース間の抵抗値を高くするように動作する。
すなわち、リプル電流低減回路5の可変インピーダンス素子Q2は、誤差増幅器AMP1の出力に応じて、LED電流ILEDが基準値(基準電圧)になるように、ドレイン・ソース間の抵抗値を連続的に変化させる可変インピーダンス素子として機能する。これにより、LED電流ILEDに含まれる電流リプルを低減することができる。なお、リプル電流低減回路5の応答速度は、制御回路4の応答速度よりも高く設定され、好ましくは交流入力電源ACの周波数よりも高く設定される。
制御回路4は、スタート部41と、内部電源部42と、ADC(アナログデジタルコンバータ)43と、演算器44と、PWM生成部45と、ドライバ46とを備えている。なお、制御回路4は、全部がデジタル制御回路(ソフトウェアによって動作する回路も含む)でも良く、またその構成要素の一部がデジタル制御回路であっても良く、さらに、全部がアナログ制御回路であっても良い。
スタート部41は、ST端子と抵抗R2とを介して整流回路DBとトランスTRの一次巻線W1との接続点に接続されていると共に、Vcc端子を介してダイオードD2及びコンデンサC2から構成される補助電源6に接続されている。スタート部41は、起動時に補助電源6のコンデンサC2を充電し、起動後に補助電源6からの電力を、制御回路4内の内部電源を生成する内部電源部42に供給する。
ADC43は、CV端子を介して、LED負荷2とリプル低減回路5(可変インピーダンス素子Q2のドレイン端子)の接続点Bに接続され、接続点Bの電圧がフィードバック電圧VFBとし入力される。そして、ADC43は、フィードバック電圧VFBが含む電圧リプルの周期よりも十分に短い間隔(例えば、20μs)でフィードバック電圧VFBをサンプリングし、デジタル化された電圧に変換して演算器44に出力する。
演算器44は、図2を参照すると、平均電圧算出部441と、平均値制御部442と、操作量算出部443と、ボトム電圧検出部444と、ボトム電圧比較部445と、目標値補正部446として機能する。
平均電圧算出部441は、ADC43から入力されるフィードバック電圧VFBに基づき、例えば、交流入力電源ACの1周期毎にフィードバック電圧VFBの平均電圧VAveを算出し、算出した平均電圧VAveを平均値制御部442に出力する。
平均値制御部442は、目標平均電圧Vrefと、平均電圧算出部441で算出された平均電圧VAveとを比較することで、目標平均電圧Vrefと平均電圧VAveとの誤差を算出し、算出した誤差を誤差信号として操作量算出部443に出力する。
操作量算出部443は、平均値制御部442から入力される誤差信号に基づいて、スイッチング素子Q1をオンオフ制御するPWM(パルス幅変調)信号のオン時間を増減させる操作量Δを算出し、算出した操作量ΔをPWM生成部45に出力する。
ボトム電圧検出部444は、ADC43から入力されるフィードバック電圧VFBのボトム電圧Vを検出する。ボトム電圧検出部444は、例えば、ADC43から入力されるフィードバック電圧VFB電圧値が、1サンプリング前の電圧値と1サンプリング後の電圧値とのいずれにも下回った場合、その電圧値をボトム電圧Vとして検出する。
ボトム電圧比較部445は、予め設定された基準ボトム電圧VBrefと、ボトム電圧検出部444によって検出されたボトム電圧Vとを比較し、比較結果を目標値補正部446に出力する。なお、基準ボトム電圧VBrefは、各種素子のバラつきや過渡動作時におけるフィードバック電圧VFBのアンダーシュートを考慮しても、可変インピーダンス素子である可変インピーダンス素子Q2が定電流制御を行う事ができる最低限の電圧を上回る値に設定されている。
目標値補正部446は、ボトム電圧Vが基準ボトム電圧VBrefを下回っている場合、平均値制御部442が平均電圧VAveと比較する目標平均電圧Vrefを上げる方向に補正し、ボトム電圧Vが基準ボトム電圧VBrefを上回っている場合、平均値制御部442が平均電圧VAveと比較する目標平均電圧Vrefを下げる方向に補正する。なお、目標平均電圧Vrefの補正幅は、予め設定された補正値としても良く、ボトム電圧Vと基準ボトム電圧VBrefとの差分に基づいて算出された補正値としても良い。
PWM生成部45は、操作量算出部443からの操作量Δに基づいてオン時間を増減させたPWM信号を生成し、生成したPWM信号によりドライバ46を介してスイッチング素子Q1をオンオフ制御する。なお、本実施の形態のように、交流入力電源ACの1周期毎に算出された平均電圧VAveと目標平均電圧Vrefとの誤差に基づいてオン時間の操作量Δを算出している場合、PWM信号のオン時間は、交流入力電源ACの1周期において一定となる。
図1に示すスイッチング電源装置1では、フライバック型コンバータの例を説明したが、本発明は、バックコンバータ、ブーストコンバータ、バックブーストコンバータに適用しても良く、図3及び図4にバックブーストコンバータで構成したスイッチング電源装置1aを示す。なお、スイッチング電源装置1aにおいて、スイッチング電源装置1と同様の機能を示す構成には、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
スイッチング電源装置1aは、ダイオードD1として機能する同期整流素子Q3を備え、制御回路4aは、同期整流素子Q3を駆動するPWM信号を生成するPWM生成部45aとドライバ46aとを備える。
また、制御回路4aには、リプル電流低減回路5を構成する誤差増幅器AMP1が内蔵され、調光演算器47と、DAC(デジタルアナログコンバータ)48とを備えている。調光演算器47は、DIM端子から入力される調光信号に応じたデジタル化された基準電圧値を生成し、DAC48は、調光演算器47によって生成されたデジタル化された基準電圧値をアナログ信号に変換して誤差増幅器AMP1の非反転入力端子に入力する。これにより、LED負荷2に供給するLED電流ILEDを調光信号に応じて制御することが可能になる。
図5には、図1に示す接続点Aの出力電圧Vout及び接続点Bのフィードバック電圧VFBの波形が示されている。図5において、(a)はコンデンサC1の劣化が小さい状態での中負荷時、(b)はコンデンサC1の劣化が小さい状態での定格負荷時、(c)はコンデンサC1の劣化が大きい状態での定格負荷時、(d)はコンデンサC1の劣化がさらに大きい状態での定格負荷時におけるそれぞれの出力電圧Vout及びフィードバック電圧VFBの波形である。
本実施の形態では、図5(a)~(d)に示すように、電圧リプルの大小に拘わらず、ボトム電圧Vが基準ボトム電圧VBrefになるように、フィードバック電圧VFBの平均値制御が行われる。従って、フィードバック電圧VFBの平均電圧VAveは、動作環境によって変化する電圧リプルの大小に応じて、電圧リプルが大きくなるほど高く、電圧リプルが小さくなる低くなるように制御される。
これにより、コンデンサC1の劣化が小さく、電圧リプルが小さい場合には、負荷の大小に拘わりなく全ての領域で電源効率を改善することができる。例えば、図8(a)、(b)に示す従来の平均値制御におけるフィードバック電圧VFBの平均電圧VAveは、中負荷時及び定格負荷時のいずれでも1.5Vであるのに対し、本実施の形態の平均値制御におけるフィードバック電圧VFBの平均電圧VAveは、図5(a)に示す中負荷時において1.0Vになり、図5(b)に示す定格負荷時において1.2Vになる。つまり、中負荷時では、Δ0.5V×LED電流ILEDだけ電源損失を低減ができ、定格負荷時では、Δ0.3V×LED電流ILEDだけ電源損失を低減ができる。
また、従来のようにフィードバック電圧VFBの平均電圧VAveを固定する方式では、図8(c)、(d)に示すような寿命末期や出力コンデンサの容量のバラつき等が生じても、適切な動作マージンが最終的に確保するように見越して設計する必要があった。これに対し、本実施の形態では、コンデンサC1のバラつきや、コンデンサC1の寿命末期でも、図5(c)、(d)に示すようにフィードバック電圧VFBのボトム電圧Vが基準ボトム電圧VBrefに下限値制御されているために安定しており、フィードバック電圧VFBの量産によるバラつきが少ない。つまり、本実施の形態では、電源設計の簡素化が見込める。
さらに、従来のようにフィードバック電圧VFBの平均電圧VAveを固定する方式では、出力コンデンサの劣化が大きくなり、図8(c)、(d)に示すように、フィードバック電圧VFBが動作マージン電圧Vを下回ると、定格電流が取れなかったりちらつきが発生したりする恐れがある。これに対し、本実施の形態では、出力コンデンサの劣化が大きくなっても、図5(c)、(d)に示すようにフィードバック電圧VFBのボトム電圧Vが基準ボトム電圧VBrefに下限値制御しているため、フィードバック電圧VFBのボトム電圧Vが基準ボトム電圧VBrefを大きく超えて下回ることなく、LED負荷2を問題なく駆動させることができ、緊急避難的に電源寿命を延長させることができる。
なお、図5(d)に示すようにフィードバック電圧VFBの平均電圧VAveが高くなりすぎた場合には、他の電源部分の設計によっては動作不能になったり、他の電源素子に悪影響を及ぼしたりする恐れがある。そこで、演算器44において、フィードバック電圧VFBの平均電圧VAveと予め設定された動作停止閾値とを比較し、平均電圧VAveと予め設定された動作停止閾値を超えた場合には、LED負荷2の駆動を停止させるように構成すると好適である。
また、軽負荷時はフィードバック電圧VFBの電圧リプルが小さくなり、電圧リプルの検出が困難になることがある。そこで、デミング信号の入力等のフィードバック電圧VFBの電圧リプルが小さくなる環境条件において、目標平均電圧Vrefを固定した従来の平均値制御等の他の制御に切り替えることで安定性を高めても良い。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態のスイッチング電源装置1bは、図6及び図7を参照すると、調光演算器47と、DAC(デジタルアナログコンバータ)48とをスイッチング電源装置1の制御回路4に追加して構成されている。
そして、演算器44aは、ボトム電圧検出部444、ボトム電圧比較部445及び目標値補正部446の代わりに目標値設定部447を備えている。目標値設定部447は、調光演算器47によって生成された基準電圧値を目標平均電圧Vrefに変換する変換テーブルや変換式を有し、調光演算器47によって生成された基準電圧値に応じて変換した目標平均電圧Vrefを平均値制御部442に設定する。目標値設定部447は、調光演算器47によって生成された基準電圧値が低くLED電流ILEDが低くなるほど、低い目標平均電圧Vrefに変換して設定する。すなわち、第2の実施の形態のスイッチング電源装置1bにおいて、でフィードバック電圧VFBの平均電圧VAveは、調光信号によって変化する電圧リプルの大小に応じて、電圧リプルが大きくなるほど高く、電圧リプルが小さくなるほど低くなるように制御される。
なお、入力電圧を検出し、入力電圧に応じて変換した目標平均電圧Vrefを平均値制御部442に設定しても良い。この場合、入力電圧が小さい(低い)ほど電圧リプルが大きくなる。従って、入力電圧が大きい(高い)ほど、低い目標平均電圧Vrefに変換して設定する。これにより、フィードバック電圧VFBの平均電圧VAveは、入力電圧によって変化する電圧リプルの大小に応じて、電圧リプルが大きくなるほど高く、電圧リプルが小さくなるほど低くなるように制御される。
また、制御回路4bに通算の動作時間を記録し、通算の動作時間に応じて変換した目標平均電圧Vrefを平均値制御部442に設定しても良い。この場合、通算の動作時間が長いほどコンデンサC1が劣化して電圧リプルが大きくなる。従って、通算の動作時間が長くなるほど、高い目標平均電圧Vrefに変換して設定する。これにより、フィードバック電圧VFBの平均電圧VAveは、通算の動作時間によって変化する電圧リプルの大小に応じて、電圧リプルが小さい期間は低く、電圧リプルが大きくなる経過時間ほど高くなるように制御される。
さらに、温度センサーを用いることで、制御回路4bに環境温度を加味した通算の動作時間を記録し、環境温度を加味した通算の動作時間に応じて変換した目標平均電圧Vrefを平均値制御部442に設定しても良い。この場合、環境温度が高い状態で動作させるほどコンデンサC1の劣化が早くなり電圧リプルが大きくなる。従って、高い環境温度での通算の動作時間が長くなるほど、高い目標平均電圧Vrefに変換して設定する。これにより、フィードバック電圧VFBの平均電圧VAveは、環境温度を加味した通算の動作時間によって変化する電圧リプルの大小に応じて、電圧リプルが小さい期間は低く、電圧リプルが大きくなるほど高くなるように制御される。
以上説明したように、本実施の形態は、交流入力電力ACを所望の直流出力電力に変換してLED負荷2に供給するスイッチング電源装置1であって、オンオフ制御されるスイッチング素子であるスイッチング素子Q1と、LED負荷2に直列に接続され、インピーダンスを可変制御することでLED負荷2に流れる電流リプルを低減するリプル電流低減回路5と、LED負荷2とリプル電流低減回路5との接続点Bにおけるフィードバック電圧VFBに基づきスイッチング素子Q1をオンオフ制御する制御回路4と、を具備し、制御回路4は、フィードバック電圧VFBの電圧リプルの大きさに応じて設定した目標平均電圧Vrefで、フィードバック電圧VFBを平均値制御する。
この構成により、フィードバック電圧VFBの電圧リプルが小さい動作環境では、目標平均電圧Vrefを低い値に設定することができ、電源効率を改善することができる。
さらに、本実施形態において、制御回路4は、フィードバック電圧VFBのボトム電圧Vを検出し、検出したボトム電圧Vが予め設定された基準ボトム電圧VBrefになるように前記目標平均電圧を補正する。
この構成により、コンデンサC1の劣化が小さく、電圧リプルが小さい場合には、目標平均電圧Vrefを低い値に補正することができるため、負荷の大小に拘わりなく全ての領域で電源効率を改善することができる。また、コンデンサC1のバラつきや、コンデンサC1の寿命末期でも、フィードバック電圧VFBのボトム電圧Vが基準ボトム電圧VBrefに下限値制御されているために安定しており、電源設計の簡素化が見込める。さらに、出力コンデンサの劣化が大きくなっても、フィードバック電圧VFBのボトム電圧Vが基準ボトム電圧VBrefを大きく超えて下回ることなく、LED負荷2を問題なく駆動させることができ、緊急避難的に電源寿命を延長させることができる。
さらに、本実施形態において、制御回路4bは、調光信号によってLED負荷2を流れるLED電流ILEDが小さくなるほど、低い目標平均電圧Vrefに設定する。
この構成により、電圧リプルが小さい負荷の小さい領域では、目標平均電圧Vrefを低い値に設定することができ、電源効率を改善することができる。
さらに、本実施形態において、制御回路4bは、入力電圧が大きいほど、低い目標平均電圧Vrefに設定する。
この構成により、電圧リプルが小さいなる大きい入力電圧では、目標平均電圧Vrefを低い値に設定することができ、電源効率を改善することができる。
さらに、本実施形態において、制御回路4bは、通算の動作時間が長いほど、高い目標平均電圧Vrefに設定する。
この構成により、通算の動作時間が短く電圧リプルが小さい動作環境では、目標平均電圧Vrefを低い値に設定することができ、電源効率を改善することができる。
さらに、本実施形態において、制御回路4は、環境温度が高い状態での通算の動作時間が長いほど、高い目標平均電圧Vrefに設定する。
この構成により、環境温度での動作時間を加味して基準ボトム電圧VBrefに設定することができる。
以上、実施形態をもとに本発明を説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせ等にいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1、1a、1b スイッチング電源装置
2 LED負荷
3 整流平滑回路
4、4a、4b 制御回路
5 リプル電流低減回路
6 補助電源
21~2n LED
41 スタート部
42 内部電源部
43 ADC
44、44a 演算器
45、45a PWM生成部
46、46a ドライバ
47 調光演算器
48 DAC
441 平均電圧算出部
442 平均値制御部
443 操作量算出部
444 ボトム電圧検出部
445 ボトム電圧比較部
446 目標値補正部
447 目標値設定部
AC 交流入力電源
AMP1 誤差増幅器
C1、C2 コンデンサ
D1 ダイオード
DB 整流回路
Q1 スイッチング素子
Q2 可変インピーダンス素子
Q3 同期整流素子
R1 抵抗
Rs 検出抵抗
TR トランス
W1 一次巻線
W2 二次巻線
W3 三次巻線
ZD1 ツェナーダイオード

Claims (4)

  1. 交流入力電力を所望の直流出力電力に変換してLED負荷に供給するスイッチング電源装置であって、
    オンオフ制御されるスイッチング素子と、
    前記LED負荷に直列に接続され、インピーダンスを可変制御することで前記LED負荷に流れる電流リプルを低減するリプル電流低減回路と、
    前記LED負荷と前記リプル電流低減回路との接続点におけるフィードバック電圧に基づき前記スイッチング素子をオンオフ制御する制御回路と、を具備し、
    前記制御回路は、前記フィードバック電圧の電圧リプルの大きさに応じて設定した目標平均電圧で、前記フィードバック電圧を平均値制御し、調光信号によって前記LED負荷を流れるLED電流が小さくなるほど、低い前記目標平均電圧に設定することを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 交流入力電力を所望の直流出力電力に変換してLED負荷に供給するスイッチング電源装置であって、
    オンオフ制御されるスイッチング素子と、
    前記LED負荷に直列に接続され、インピーダンスを可変制御することで前記LED負荷に流れる電流リプルを低減するリプル電流低減回路と、
    前記LED負荷と前記リプル電流低減回路との接続点におけるフィードバック電圧に基づき前記スイッチング素子をオンオフ制御する制御回路と、を具備し、
    前記制御回路は、前記フィードバック電圧の電圧リプルの大きさに応じて設定した目標平均電圧で、前記フィードバック電圧を平均値制御し、前記交流入力電力が大きいほど、低い前記目標平均電圧に設定することを特徴とするスイッチング電源装置。
  3. 交流入力電力を所望の直流出力電力に変換してLED負荷に供給するスイッチング電源装置であって、
    オンオフ制御されるスイッチング素子と、
    前記LED負荷に直列に接続され、インピーダンスを可変制御することで前記LED負荷に流れる電流リプルを低減するリプル電流低減回路と、
    前記LED負荷と前記リプル電流低減回路との接続点におけるフィードバック電圧に基づき前記スイッチング素子をオンオフ制御する制御回路と、を具備し、
    前記制御回路は、前記フィードバック電圧の電圧リプルの大きさに応じて設定した目標平均電圧で、前記フィードバック電圧を平均値制御し、通算の動作時間が長いほど、高い前記目標平均電圧に設定することを特徴とするスイッチング電源装置。
  4. 交流入力電力を所望の直流出力電力に変換してLED負荷に供給するスイッチング電源装置であって、
    オンオフ制御されるスイッチング素子と、
    前記LED負荷に直列に接続され、インピーダンスを可変制御することで前記LED負荷に流れる電流リプルを低減するリプル電流低減回路と、
    前記LED負荷と前記リプル電流低減回路との接続点におけるフィードバック電圧に基づき前記スイッチング素子をオンオフ制御する制御回路と、を具備し、
    前記制御回路は、前記フィードバック電圧の電圧リプルの大きさに応じて設定した目標平均電圧で、前記フィードバック電圧を平均値制御し、環境温度が高い状態での通算の動作時間が長いほど、高い前記目標平均電圧に設定することを特徴とするスイッチング電源装置。
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