JP7499731B2 - 農作物回収機 - Google Patents

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Description

本発明は、圃場から農作物を回収する農作物回収機に関する。
特許文献1には、収穫部、搬送部、及び、回収部を備えた玉ねぎ用の収穫機(農作物回収機)が開示されている。
この収穫機は、圃場で掘り出され、圃場に置かれる状態で乾燥された玉ねぎを、収穫部により圃場から拾い上げ、搬送部を介して回収部に回収する。
特開2019-187291号公報
このような農作物回収機によって圃場から農作物を拾い上げる際には、回収すべき農作物とともに、農作物の茎葉や根、石、泥塊等の、農作物以外の夾雑物も混入されて回収される場合がある。このような夾雑物が混入すると、後の農作物の選別作業や農作物の回収を効率的に行えなくなる場合がある。
上記に鑑み、農作物の選別作業や農作物の回収を効率的に行える農作物回収機が求められている。
本発明の農作物回収機は、圃場から農作物を拾い上る拾上部と、前記拾上部の下流側端部よりも下方に設けられ、前記拾上部から供給された前記農作物と夾雑物とを分離する分離部と、前記分離部から前記農作物が供給され、前記農作物を下流側に搬送する搬送部と、を備え、前記分離部が第1無端チェーン及び第2無端チェーンと、前記第1無端チェーン及び前記第2無端チェーンに亘って設けられた複数の棒状部材とを備え、側面視で、前記第1無端チェーン及び前記第2無端チェーンのそれぞれが、前記分離部における搬送面に対応する部分を一辺とするほぼ三角形状を呈し、前記分離部が、前記第1無端チェーンの外側に設けられた第1壁部と、前記第2無端チェーンの外側に設けられた第2壁部と、前記第1無端チェーンに対応して設けられた第1駆動スプロケットと、前記第2無端チェーンに対応して設けられた第2駆動スプロケットと、前記第1駆動スプロケットに対応して設けられた第1ギアと、前記第2駆動スプロケットに対応して設けられた第2ギアと、前記第1壁部に支持され、前記第1駆動スプロケット及び前記第1ギアを支持する第1軸と、前記第2壁部に支持され、前記第2駆動スプロケット及び前記第2ギアを支持する第2軸と、駆動源からの動力を前記第1ギアに伝達する第1駆動ギアと、前記駆動源からの動力を前記第2ギアに伝達する第2駆動ギアと、前記第1駆動ギア及び前記第2駆動ギアを支持し前記駆動源からの動力が伝達される駆動軸とを有し、前記駆動軸が、側面視で前記三角形状の内部に位置し、且つ、前記第1無端チェーンと前記第2無端チェーンとの間の空間を延びている
上記構成によれば、分離部により、夾雑物が農作物から分離させることとなる。この結果、搬送部に到達する夾雑物を減少させることができる。この結果、後の農作物の選別作業や農作物の回収を効率的に行うことができる。
本構成により、石や泥塊等の夾雑物は、搬送面において棒状部材同士の間の隙間から落下させることにより、農作物から分離することができる。また、無端チェーン及び棒状部材で形成された内部空間を経由して、これらの夾雑物を落下させることになるので、夾雑物が落下の際に飛び散ることを抑制できる。
本構成によれば、駆動軸は無端チェーン及び棒状部材で形成された内部空間を延びるものの、駆動スプロケットの支軸は、第1壁部及び第2壁部の近傍にのみ位置することとなる。このように、内部空間を延びる軸を減少させることにより、内部空間に夾雑物が過度に堆積することを防止することができる。
また、上記構成において、前記拾上部が、搬送方向における下流側端部部分に、下流側ほど下方に位置するように傾斜している傾斜部分を有すると好適である。
拾上部により、圃場から農作物を拾い上げる場合、農作物を上方に移動させることとなるため、拾上部を移動する農作物は、上方向きの慣性力成分を有することとなる。そこで、拾上部の下流側端部部分を下流側ほど下方に位置するように傾斜させる音により、上方向きの慣性力成分を打ち消して、下方に位置する分離部に、確実に農作物を受け渡すことができる。
上記構成において、前記分離部における搬送面の前記拾上部の側の部分が、前記搬送面における前記搬送部の側の部分よりも上方に位置し、かつ、前記搬送面が、被搬送物を前記拾上部の側に向けて搬送する方向に駆動されると好適である。
本構成により、比較的重い農作物は、自重により分離部の搬送面による搬送作用に抗して搬送部側に転がり落ちることにより、搬送部に供給される。一方、茎葉や根などの比較的軽い夾雑物は、搬送面の搬送作用により、拾上部の側に向けて搬送される。この結果、農作物と夾雑物とを分離することができる。
上記構成において、前記棒状部材のうちの少なくとも一つの棒状部材が、他の前記棒状部材を介して前記第1無端チェーンと前記第2無端チェーンとに支持され、且つ、前記第1無端チェーン及び前記第2無端チェーンへの近接及び離間が可能である可動棒状部材であり、前記可動棒状部材が、前記三角形状の底辺に対応する領域の少なくとも一部において、前記第1無端チェーン及び前記第2無端チェーンから離間すると好適である。
本構成により、三角形状の底辺に対応する領域において、可動棒状部材が離間することにより、可動棒状部材が離間した部分における棒状部材同士の間隔を大きくすることができる。この結果、無端チェーン及び棒状部材で形成された内部空間に夾雑物が過度に堆積することを防止できる。
上記構成において、前記棒状部材と隣接する棒状部材との間の隙間が55mm以下であると好適である。
棒状部材同士の間隔をこのように設定することにより、農作物が棒状部材同士の隙間から落下することを防止して、農作物を確実に回収することができる。
上記構成において、平面視で、前記搬送部の幅が、前記拾上部及び前記分離部の幅よりも小さく設定されていると好適である。
搬送部を通過する農作物に対して、補助作業者等が人為選別作業を行う場合がある。このように搬送部の幅を狭くすることにより、搬送部の幅方向端部のうちの一方側のみに補助作業者を配置する場合であっても、反対側の幅方向端部まで補助作業者の手が届きやすくなり、選別作業を行いやすくなる。
上記構成において、前記搬送部の下流に、前記搬送部からの農作物を機体外に搬送する後搬送部を備え、前記後搬送部が、前記搬送部の搬送面より下方に位置し、且つ、前記搬送部の側から下流側に向けてほぼ水平に延びる水平搬送部と、前記水平搬送部の下流側端部から前記搬送部の搬送面よりも上方に延びるリフト搬送部とを有すると好適である。
本構成により、搬送部の下流側端部と後搬送部の水平搬送部との間の段差部及び後搬送部の水平搬送部からリフト搬送部への立ち上がり部分により、空間が形成されることとなる。この空間に農作物をある程度貯めることができるため、例えば、農作物の回収容器を交換する際などに、後搬送部のみを一時的に停止させて、農作物の回収作業を継続しつつ回収容器を交換することができる。
上記構成において、前記後搬送部の動作を、前記拾上部の動作と独立して切り操作する後搬送部クラッチを備えると好適である。
本構成により、拾上部を動作させた状態で後搬送部の動作を停止させることができる。このため、例えば、農作物の回収容器を交換する際などに、後搬送部のみを一時的に停止させて、農作物の回収作業を継続しつつ回収容器を交換することができる。
上記構成において、前記後搬送部が、一対の無端チェーンと、一対の前記無端チェーンに亘って設けられた複数の搬送体を備え、前記搬送体が前記後搬送部の搬送面側に位置する際には、側面視で、前記搬送体が前記無端チェーンの外側に突出し、且つ、前記搬送体が前記後搬送部の搬送面の裏面側に位置する際には、側面視で、前記搬送体が前記無端チェーンに沿った姿勢となるように引退すると好適である。
本構成により、搬送体が後搬送部の搬送面の裏面側に位置する際には、搬送体が裏面側に突出することなく、搬送面側に引退することとなる。この結果、搬送面の裏面側の省スペース化を図ることができる。
本発明の農作物回収機を示す側面図である。 本発明の農作物回収機を示平面図である。 拾上部の詳細を示す断面図である。 後搬送部の詳細を示す断面図である。 分離部の詳細を示す断面図である。 分離部の動力伝達構造を示す平面図である。 分離部の詳細を示す分解斜視図である。 分離部の動作を示す模式図である。 分離部の動力伝達構造の別形態を示す動力伝達図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2に農作物回収機1の一例である玉ねぎ用の農作物回収機1が示されている。
農作物回収機1は、圃場で掘り出され、圃場に置かれる状態で乾燥された玉ねぎ(農作物の一例)を拾い上げて回収するものである。従って、玉ねぎの回収は、掘り取り機(図示せず)により、圃場に埋まっている玉ねぎを掘り出し、掘り出し位置に数日間置いて乾燥させた後に行われる。
図1、図2に示すように、Fは「前方向」を示し、Bは「後方向」を示し、Uは「上方向」を示し、Dは「下方向」を示す。Rは「右方向」を示し、Lは「左方向」を示す。
(農作物回収機の全体構成)
図1、図2に示すように農作物回収機1は、機体10と、機体10に設けられた左および右のクローラ型の走行装置11を備え、機体10の前部に拾上部2を備える。農作物回収機1は、さらに、拾上部2の後側に分離部3、搬送部4、後搬送部5、及び、排出シュート20を備える。
この農作物回収機1は、機体10の右前部に運転座席12aを有する運転部12を備え、搬送部4の左および右の横側のそれぞれに、補助作業者のため座席13a,13bを備える。
図3及び図4に示すように、農作物回収機1は、左右のクローラ型の走行装置11で機体10を前進させながら(図1を参照)、圃場の玉ねぎを拾上部2で拾い上げると共に上側に持ち上げ、分離部3を経て、搬送部4に受け渡す。搬送部4は玉ねぎを後方に搬送する。左および右の座席13a,13bに補助作業者が搭乗し、この補助作業者が搬送部4により搬送される玉ねぎから不良の玉ねぎの取り出す等の選別作業を行うことができる。搬送部4を通過した玉ねぎが後搬送部5に受け渡される。後搬送部5の終端部(後端位置)から排出された玉ねぎは、排出シュート20を通過して、例えば、農作物回収機1に後方を伴走する伴走補助車(不図示)に搭載された回収容器に投入される。ここで、図3及び図4の矢印は、農作物である玉ねぎの流れを示す。
図1に示すように、排出シュート20は、後方に突出して玉ねぎを後方に排出する排出姿勢(図1の実線)と前方に且つ下方に揺動した収納姿勢(図1の一点鎖線)との間で姿勢変更可能である。
図2から明らかなように、平面視で、搬送部4の搬送面の幅は、拾上部2の搬送面の幅、分離部3の搬送面3aの幅、及び、後搬送部5の搬送面の幅よりも小さく設定されている。また、排出シュート20の幅は、前端部(上流側端部)においては、後搬送部5の搬送面の幅とほぼ同じ幅であり、後端部(下流側端部)に向かうほど幅が小さくなっている。
(拾上部の構成)
図1~3に示すように、拾上部2は、掻込装置6と拾上装置7とを備えている。掻込装置6は、拾上装置7より前方位置に配置され、拾上装置7の前端位置の部材に対し左右方向に沿う姿勢の揺動軸芯を中心に上下に揺動自在に支持されている。また、この掻込装置6を揺動操作する油圧型のシリンダ15が、掻込装置6と拾上装置7とに亘って接続されている。このシリンダ15により、拾上装置7に対する、揺動軸芯を中心にした掻込装置6の姿勢が設定される。
掻込装置6は、掻込コンベア8と、掻込コンベア8の下方に設けられた第1コンベア9とを備える。
図2及び図3に示すように、掻込コンベア8は、左右一対の駆動スプロケット83、左右一対の従動スプロケット84、及び、駆動スプロケット83と従動スプロケット84とに亘って巻回された左右の無端チェーン81を備える。左右の無端チェーン81は、拾上装置7の左右幅と略同じ左右間隔で配置され、この左右に無端チェーン81に亘ってゴム板製の多数の掻込部材82を備えている。
図2及び図3に示すように、第1コンベア9は、左右一対の駆動スプロケット93、左右一対の従動スプロケット94、及び、駆動スプロケット93と従動スプロケット94とに亘って巻回された左右の無端チェーン91を備える。左右の無端チェーン91は、拾上装置7の左右幅と略同じ左右間隔で配置され、この左右に無端チェーン91に亘って多数の棒状部材92を備えている。
この、掻込装置6では、掻込コンベア8の駆動スプロケット83が図3に示す方向視で反時計回り回転し、第1コンベア9の駆動スプロケット93が、図3に示す方向視で時計回りに回転する。機体10が前進することにより、圃場の玉ねぎに対して、掻込部材82が圃場の上側から接触し、その玉ねぎを後側(拾上装置7側)に扱き込む。また、第1コンベア9の棒状部材92が玉ねぎを後側(拾上装置7側)に搬送する。このように、掻込コンベア8及び第1コンベア9が協同して、玉ねぎを後方に搬送し、玉ねぎを拾上装置7に供給する。
図2及び図3に示すように、拾上装置7は、第2コンベアにより構成される。以下、適宜、第2コンベア7とも称する。第2コンベア7は、掻込装置6と機体10の前部との間に設けられている。第2コンベア7は、上側(下流側)ほど後方に位置するように傾斜している。第2コンベア7の下端部(上流側端部)は、第1コンベア9の後端部(下流側端部)に近接して配置されている。第2コンベア7の上端部(下流側端部)は、分離部3の上方に位置している。また、第2コンベア7は、搬送方向における下流側端部部分(上端部部分)に、下流側ほど下方に位置するように傾斜している傾斜部分7aを有する。
第2コンベア7は、左右の駆動スプロケット73、左右の従動スプロケット74,75、及び、駆動スプロケット73と従動スプロケット74,75とに亘って巻回された左右の無端チェーン71を備える。この左右の無端チェーン71に亘って多数の板状の拾上部材72を備えている。
第2コンベア7において、駆動スプロケット73が、図3に示す方向視で時計方向に回転駆動されることにより、掻込装置6により掻き込まれた玉ねぎを、第2コンベア7の下端部において拾上部材72により拾い上げ、この拾上部材72に玉ねぎを載せて後方上方に搬送する。そして、玉ねぎは、傾斜部分7aを通過して後方に落下することにより、分離部3に供給される。玉ねぎは、後方上方に向けて搬送されることから、上向き成分の慣性力を有する。そこで、玉ねぎが、下向き傾斜を有する傾斜部7aを経由して分離部3に供給されることにより、上向き成分の慣性力を打ち消してされて、玉ねぎが確実に、下方の分離部3に供給される。
(分離部の構成)
図3、図5、及び、図6に示すように、分離部3は、第2コンベア7の終端部(下流側端部)の下方に設けられている。分離部3の搬送面3aは、下流側に向かうほど下方に位置するように傾斜している。
分離部3は、左右の駆動スプロケット33、左右の従動スプロケット35、左右の従動スプロケット36、及び、駆動スプロケット33と従動スプロケット35,36とに亘って巻回された右左の無端チェーン31(第1無端チェーン及び第2無端チェーンに相当する)を備える。また、分離部3は、左右の無端チェーン31に亘って設けられた多数の棒状部材32を備える。棒状部材32は、棒状部材同士の間に隙間が形成されるように、所定間隔ごとに配置されている。棒状部材32は、支軸321により、無端チェーン31に対して相対回転可能に支持されている。
無端チェーン31は、側面視で、ほぼ三角形状を呈する。三角形状の各頂点にスプロケットが位置する。上方の頂点(搬送面aの始点に対応する頂点)に駆動スプロケット33が位置し、下方の頂点のうち第2コンベア7側の頂点に従動スプロケット35が位置し、下方の頂点のうち搬送部4側の頂点(搬送面3aの終点に対応する頂点)に従動スプロケット36が位置する。
分離部3において、駆動スプロケット33が、図5に示す方向視において、半時計方向に回転することにより、搬送面3aが、搬送部4側から第2コンベア7側に向けて(図5の矢印の方向に)駆動される。つまり、分離部3は、玉ねぎの搬送方向とは反対方向に被搬送物を搬送するように駆動される。分離部3に玉ねぎが供給されると、玉ねぎの自重及び搬送面3aの傾斜により、棒状部材32が、図5に示す方向視において、時計方向に回動する。これにより、玉ねぎは、搬送面3aの搬送作用に抗して、搬送部4に向けて搬送面3aを転がり落ち、搬送部4に供給される。
一方、玉ねぎとともに分離部3に供給された夾雑物のうち茎葉や根などの比較的軽く転がりにくい夾雑物は、搬送面3aの搬送作用により、第2コンベア7側(玉ねぎの搬送方向とは反対側)に搬送される。搬送された夾雑物は、第2コンベア7と分離部3との間の空間から圃場に落下する。また、夾雑物のうち石や泥塊などは、隣接する棒状部材32同士の間の空間を通過して圃場に落下する。このように、分離部3において、玉ねぎとその他の夾雑物が分離される。
図6及び図7に示すように、分離部3は、少なくとも1つ(本実施形態では1つ)の可動棒状部材32bを備える。可動棒状部材32bは、他の棒状部材32とは異なり、無端チェーン31に直接は支持されず、隣接する棒状部材32を介して無端チェーン31に支持されている。つまり、可動棒状部材32bは、棒状部材32の両端に設けられた支持部材322により、隣接する棒状部材32に支持され、隣接する棒状部材32が支軸321により無端チェーン31に支持されることにより、可動棒状部材32bが無端チェーン31に支持される。隣接する棒状部材32が無端チェーン31に対して相対回動することにより、可動棒状部材32bは、側面視において、無端チェーン31の外側に突出した姿勢と、無端チェーン31側に引退して無端チェーン31に沿った姿勢との間で移動可能である。
それぞれの支持部材322には、板状の姿勢保持部材323及び棒状の姿勢保持部材324が設けられている。姿勢保持部材323は、支軸321の近傍に設けられ、姿勢保持部材324は支持部材322における支軸321とは反対側の端部の近傍に設けられている。分離部3の左右の側壁部328における、搬送面3aに対応する位置に板状の摺接部材325が設けられている。摺接部材325は、無端チェーン31のうちの搬送面3aに対応する部分に対向して延びている。摺接部材325は、側壁部328に設けられた支持ブラケット327に支持されている。摺接部材325は、ボルト及びナットにより構成された位置調整機構326を介して、支持ブラケット327に支持されている。位置調整機構326により、無端チェーン31と摺接部材325との間隔を調整可能である。
図8に示すように、可動棒状部材32bが、搬送面3aに対応する位置を移動する際には、姿勢保持部材323が下側から摺接部材325に当接し、姿勢保持部材324が上側から無端チェーン31に当接することにより、可動棒状部材32bが下方に揺動することが阻止される。これにより、搬送面3aに対応する位置では可動棒状部材32bが側面視で無端チェーン31に沿った姿勢(他の棒状部材32と同様に左右の無端チェーン31の間に位置する姿勢)に維持される。
可動棒状部材32bが、底辺3bに対応する位置に到達すると、可動棒状部材32bの自重により、可動棒状部材32bが下方(側面視で無端チェーン31から外側に離間する位置に)揺動する。このように、底辺3bに対応する位置の少なくとも一部において、可動棒状部材32bが下方移動する。
可動棒状部材32bが移動することにより、底辺3bに対応する位置では、可動棒状部材32bを挟んで上流側に位置する棒状部材32と下流側に位置する棒状部材32とが隣り合うことになり、この部分の棒状部材32同士の間隔が他の部分より大きなものとなる。このため、搬送面3aから落下してきた夾雑物を、この棒状部材32同士の間隔が大きな部分を介して、圃場に落下させて、分離部3の内部に夾雑物が堆積することを防止することができる。
ここで、隣接する棒状部材32同士の間隔は、特に限定はされないが、例えば、55mm以下とすることができる。隣り合う棒状部材32同士の間隔をこのように設定することにより、例えばSサイズの玉ねぎ等、出荷可能な玉ねぎ(回収すべき玉ねぎ)のうちの比較的小さな玉ねぎであっても、第2コンベア7側に搬送されたり、棒状部材32同士の間から落下することなく、玉ねぎが搬送部4に向けて転がり落ちることができる。
隣り合う棒状部材32同士の間隔は、夾雑物を確実に落下させる観点からは、大きい方が好ましく、隣り合う棒状部材32同士の間隔は、例えば、40mm以上であることが好ましい。また、回収すべき玉ねぎの大きさに応じて、棒状部材32同士の間隔を可変に構成してもよい。
(搬送部)
図1~4に示すように、搬送部4は、ベルトコンベアである。つまり、搬送部4は、駆動回転体42と、従動回転体43と、駆動回転体42及び従動回転体44に亘って巻回された無端帯体41を備える。搬送部4の上流側端部(前端部)は、分離部3の搬送面3aにおける下流側端部(後端部)の下流に設けられている。搬送部4の上流側端部(前端部)は、分離部3の搬送面3aにおける下流側端部(後端部)とほぼ同じ高さ位置に配置されている。搬送部4は、走行機体の前後方向に、ほぼ水平に伸びている。無端帯体41の幅は、分離部3の搬送面3aの幅よりも小さく設定されている。
この搬送部4において、駆動回転体42が、図4に示す時計方向に回転することにより、無端帯体41の搬送面が、分離部3側から後搬送部5側に向けて駆動される。これにより、分離部3から供給された玉ねぎが、後搬送部5に向けて搬送される。
搬送部4により玉ねぎが搬送されている間に、座席13a,13bに登場した補助者が、不良の玉ねぎや分離部3で分離することができなかった夾雑物等を取り出す等選別を行うことができる。上記のように、搬送部4の幅を分離部3の搬送面3aの幅よりも小さく設定することにより、座席13a及び座席13bのうちのいずれかにしか補助者がいない場合であっても、一人の補助者業者で選別作業を行うことができる。
(後搬送部の構造)
図1、図2、及び、図4に示すように、後搬送部5は、搬送部4の後方に設けられている。後搬送部4は、後方(下流側)に向けてほぼ水平に延びる水平搬送部5aと、後方(下流側)に向かうほど上方に位置するように斜め上方に延びるリフト搬送部5bとを有する。水平搬送部5aは、搬送部4の後端部(下流端部)よりも下方に設けられている。これにより、搬送部4の後端部と水平搬送部5aとの間に段差が形成されている。
図4から分かるように、搬送部4の下流側端部と後搬送部5の水平搬送部5aとの間の段差部及び後搬送部5の水平搬送部5aからリフト搬送部5bへの立ち上がり部分により、空間が形成されることとなる。この空間は玉ねぎを一時的に貯留する貯留空間として機能する。例えば、農作物の回収容器を交換する際などに、後述する後搬送部クラッチにより、後搬送部5のみを一時的に停止させて、農作物の回収作業を継続する場合、この貯留空間に玉ねぎが貯留されることにより、拾上部2、分離部3、搬送部4などで玉ねぎが滞留することを防止できる。
後搬送部5は、左右の駆動スプロケット53、左右の従動スプロケット54,55,56、及び、駆動スプロケット53と従動スプロケット54,45,56とに亘って巻回された左右の無端チェーン51を備える。この左右の無端チェーン51に亘って多数の板状のリフト部材52を備えている。
この後搬送部5において、駆動スプロケット53が、図4に示す方向視で時計方向に回転駆動されることにより、搬送部4から供給された玉ねぎを、リフト部材52により拾い上げ、このリフト部材52に玉ねぎを載せて後方上方に搬送する。玉ねぎは、後搬送部5の後端部(下流側端部)から排出シュート20に供給され、玉ねぎは、排出シュート20を通過して、作物収穫機の外部に排出される。排出シュート20から排出された玉ねぎは、例えば、農作物回収機1に後方を伴走する伴走補助車(不図示)に搭載された回収容器により受けられる。これにより、玉ねぎが、圃場から回収容器に回収される。排出シュート20の幅が、下流側ほど小さくなるので、伴走補助車は容易に玉ねぎを回収することができる。
後搬送部5の後端部(下流側端部)を通過したリフト部材52は、後搬送部5における搬送面の裏面を通過して、再び、搬送面に至る。側面視において、搬送面側では、無端チェーン51から突出した姿勢となり、裏面側では無端チェーン51に沿った姿勢となるように、リフト部材52は姿勢を変更する。これにより、後搬送部5の裏面側(後面側)の省スペース化が図られている。
(搬送系への動力伝達)
拾上部2、分離部3、搬送部4、及び、後搬送部5の搬送系は、駆動源としてのエンジンEからの駆動力により駆動される。
具体的には、図1に示すように、駆動源としてのエンジンEの出力軸に出力プーリ100が設けられている。出力プーリ100と分離部3の分離部入力プーリ341とに亘って、プーリベルト102が巻回されている(図6を参照)。エンジンEからの動力が、出力プーリ100及びプーリベルト102を介して、分離部入力プーリ341に伝達され、分離部入力プーリ341の回転が分離部3の駆動スプロケット33に伝達されることにより、駆動スプロケット33が回転する。
図1に示すように、分離部入力プーリ341と一体的に回転する第1中継プーリ101が設けられている。第2コンベア7の駆動スプロケット73(図3を参照)と一体回転する第2コンベア入力プーリ76が設けられている。第1中継プーリ101と第2コンベア入力プーリ76とに亘ってプーリベルト103(図6を参照)が巻回されている。エンジンEからの動力が、出力プーリ100、プーリベルト102、分離部入力プーリ341、第1中継プーリ101、及び、プーリベルト103を介して、第2コンベア入力プーリ76に伝達される。第2コンベア入力プーリ76が回転することにより、第2コンベア7の駆動スプロケット73が第2コンベア入力プーリ76と一体回転する。
図1に示すように、出力プーリ100と第2中継プーリ104とに亘ってプーリベルト105が巻回されている。第2中継プーリ104と一体回転する第3中継プーリ106と、第4中継プーリ107と、第3中継プーリ106と第4中継プーリ107とに亘って巻回されたプーリベルト108と、が設けられている。エンジンEからの動力が、出力プーリ100、プーリベルト105、第2中継プーリ104、第3中継プーリ106、及び、プーリベルト108を介して、第4中継プーリ107に伝達される。第4中継プーリ107の回転動力がプーリベルト(不図示)を介して、搬送部4の駆動回転体42(図4を参照)に伝達され、駆動回転体42が回転する。
図1に示すように、後搬送部5の駆動スプロケット53(図4を参照)と一体回転する後搬送部入力プーリ57を備える。第3中継プーリ106と後搬送部入力プーリ57とに亘って、プーリベルト109が巻回されている。エンジンEからの動力が、出力プーリ100、プーリベルト105、第2中継プーリ104、第3中継プーリ106、及び、プーリベルト109を介して、後搬送部入力プーリ57に伝達される。後搬送部入力プーリ57が回転することにより、後搬送部5の駆動スプロケット53が後搬送部入力プーリ57と一体回転する。
また、詳細は省略するが、エンジンEからの動力が、図示しないプーリやプーリベルト等を介して、掻込コンベア8の駆動スプロケット83、及び、第1コンベア9の駆動スプロケット93にも伝達される。
この農作物回収機1において、図示はしないが、エンジンEからの動力を入り・切りする作業クラッチが設けられている。例えば、作業クラッチは、プーリベルト102及びプーリベルト105に設けられたテンションクラッチとすることができる。作業クラッチ操作具の操作に連動して、それぞれのテンションクラッチが入り状態と切り状態とに切り替わるように構成されるとよい。また、それぞれのテンションクラッチが互いに独立して入り状態と切り状態とに切り替わるように構成されてもよい。
また、図示はしないが、農作物回収機1において、後搬送部5を、少なくとも拾上部2と独立して、停止状態に切り替える後搬送部クラッチが設けられている。例えば、本実施形態では、後搬送部クラッチは、プーリベルト109に設けられたテンションクラッチである。後搬送部クラッチ操作具の操作に連動して、テンションクラッチが切り状態に変更されるように構成されている。この構成により、作業クラッチの状態に関係なく、後搬送部クラッチにより、後搬送装置を停止状態とすることができる。つまり、拾上部2、分離部3、搬送部4を動作させた状態で後搬送部5のみを停止させることができる。
(分離部の動力伝達構造)
図6に示すように、分離部入力プーリ341と一体回転する駆動軸34が設けられている。駆動軸34は、左右の側壁部328に亘って延び、左右の側壁部328に支持されている。駆動軸34における分離部入力プーリ341が設けられた側と反対側の端部には、駆動ギア342が設けられている。駆動ギア342は、駆動軸34と一体回転する。分離部入力プーリ341及び駆動ギア342は、駆動軸34における左右の側壁部328から外側に突出する部分に設けられている。つまり、分離部入力プーリ341及び駆動ギア342は、左右の側壁部328の外側に設けられている。
左右の駆動スプロケット33を支持する支軸331が設けられている。支軸331は、左右の側壁部328に亘って延び、左右の側壁部328に支持されている。左右の駆動スプロケット33が、左右の側壁部328の内側で側壁部328の近傍個所において、支軸331に支持されている。支軸331における分離部入力プーリ341の側と反対側の端部には、駆動ギア342と噛合うギア332が設けられている。駆動スプロケット33及びギア332は、支軸331と一体回転する。
上記の構成により、エンジンEからの回転駆動力が、分離部入力プーリ341、駆動軸34、駆動ギア342、ギア332、及び、支軸331を介して駆動スプロケット33に伝達される。ここで、動力の伝達経路に駆動ギア342及びギア332が介在することにより、エンジンEからの回転動力が、反転されて、駆動スプロケット33に伝達される。この結果、分離部3の搬送面3aが、第2コンベア7、搬送部4、及び、後搬送部5とは反対の方向(作物の搬送方向における上手側)に向けて駆動される。
(別実施形態)
(1)上記の実施形態において、分離部3の動力伝達は、上記に替えて図9に示す構造としてもよい。つまり、この実施形態では、左右の駆動スプロケット33のそれぞれ(第1駆動スプロケット33a及び第2駆動スプロケット33b)が、それぞれの側壁部328に支持された異なる支軸331に支持されている。つまり、一方の側壁部328である第1側壁部328a(第1壁部に相当)に第1支軸331a(第1軸に相当)が支持され、他方の側壁部328である第2側壁部328b(第2壁部)に第2支軸331b(第2軸に相当)が支持されている。
第1支軸331aにおける側壁部328の内側に突出する部分に第1無端チェーン31aを駆動する第1駆動スプロケット33aが支持され、第1支軸331aにおける側壁部328の外側に突出する部分に第1ギア332aが支持されている。また、第2支軸331bにおける側壁部328の内側に突出する部分に第2無端チェーン31bを駆動する第2駆動スプロケット33bが支持され、第2支軸331bにおける側壁部328の外側に突出する部分に第2ギア332bが支持されている。
駆動軸34には、第1ギア332aに噛合う第1駆動ギア342aと、第2ギア332bに噛合う第2駆動ギア342bと、が支持されている。このように、第1駆動スプロケット33a及び第2駆動スプロケット33bのそれぞれに、個別に設けられたギア対により動力が伝達される。
また、この実施形態では、従動スプロケット35,36についても、駆動スプロケット33と同様に、第1側壁部328a及び第2側壁部328bのそれぞれに、異なる軸により支持されている。この構成により、駆動軸34は左右の無端チェーン31(第1無端チェーン31a及び第2無端チェーン31b)に亘って分離部3の内部空間を延びるものの、その他の軸は、第1側壁部328a及び第2側壁部328bの近傍にのみ設けられ、分離部3の内部空間を延びることがない。このため、分離部3の搬送面3aから落下してきた夾雑物が分離部3の内部空間に詰まることを防止できる。
(2)上記の実施形態において、排出シュート20から農作物(玉ねぎ)を機体10の外部に排出して、農作物を外部に備えられた回収容器に回収する構成となっている。しかしながら、上記の構成に限られるものではなく、機体10に設けられた回収容器に農作物を回収する構成であってもよい。
(3)上記の実施形態では、機体10の前方において拾い上げた玉ねぎを機体10の後方に搬送して、機体10の後方から排出する構成を例に説明したが、玉ねぎの搬送方向は上記に限られるものではない。例えば、玉ねぎを機体10の側方から排出する等、上記以外の構成であってもよい。
(4)上記の実施形態では、農作物回収機が、掘り取り機により既に掘り取られ圃場に置かれている農作物を拾い上げて回収する場合を例に説明したが、上記に限られる場合ではない。農作物を地中から掘り起こして回収するように構成された農作物回収機にも適用可能である。
(5)上記実施形態では、農作物回収機が、農作物回収機の一例として玉ねぎを回収する農作物回収機を例に説明したが、これに限られるものではない。例えば、ジャガイモ、サツマイモ、サトイモ等のその他の農作物を回収する農作物回収機にも適用可能である。
本発明は、圃場から農作物を回収する農作物回収機に適用可能である。
1 農作物回収機
2 拾上部
3 分離部
3a 搬送面
3b 底面
31 無端チェーン(第1無端チェーン、第2無端チェーン)
32 棒状部材
32b 可動棒状部材
321 支軸
328 側壁部
328a 第1側壁部(第1壁部)
328b 第2側壁部(第2壁部)
33 駆動スプロケット
33a 第1駆動スプロケット
33b 第2駆動スプロケット
331 支軸
331a 第1支軸(第1軸)
331b 第2支軸(第2軸)
332 ギア
332a 第1ギア
332b 第2ギア
34 駆動軸
342 駆動ギア
342a 第1駆動ギア
342b 第2駆動ギア
4 搬送部
5 後搬送部
5a 水平搬送部
5b リフト搬送部
51 無端チェーン
52 搬送体

Claims (9)

  1. 圃場から農作物を拾い上る拾上部と、
    前記拾上部の下流側端部よりも下方に設けられ、前記拾上部から供給された前記農作物と夾雑物とを分離する分離部と、
    前記分離部から前記農作物が供給され、前記農作物を下流側に搬送する搬送部と、
    を備え
    前記分離部が第1無端チェーン及び第2無端チェーンと、前記第1無端チェーン及び前記第2無端チェーンに亘って設けられた複数の棒状部材とを備え、
    側面視で、前記第1無端チェーン及び前記第2無端チェーンのそれぞれが、前記分離部における搬送面に対応する部分を一辺とするほぼ三角形状を呈し、
    前記分離部が、前記第1無端チェーンの外側に設けられた第1壁部と、前記第2無端チェーンの外側に設けられた第2壁部と、前記第1無端チェーンに対応して設けられた第1駆動スプロケットと、前記第2無端チェーンに対応して設けられた第2駆動スプロケットと、前記第1駆動スプロケットに対応して設けられた第1ギアと、前記第2駆動スプロケットに対応して設けられた第2ギアと、前記第1壁部に支持され、前記第1駆動スプロケット及び前記第1ギアを支持する第1軸と、前記第2壁部に支持され、前記第2駆動スプロケット及び前記第2ギアを支持する第2軸と、駆動源からの動力を前記第1ギアに伝達する第1駆動ギアと、前記駆動源からの動力を前記第2ギアに伝達する第2駆動ギアと、前記第1駆動ギア及び前記第2駆動ギアを支持し前記駆動源からの動力が伝達される駆動軸とを有し、
    前記駆動軸が、側面視で前記三角形状の内部に位置し、且つ、前記第1無端チェーンと前記第2無端チェーンとの間の空間を延びている農作物回収機。
  2. 前記拾上部が、搬送方向における下流側端部部分に、下流側ほど下方に位置するように傾斜している傾斜部分を有する請求項1に記載の農作物回収機。
  3. 前記分離部における搬送面の前記拾上部の側の部分が、前記搬送面における前記搬送部の側の部分よりも上方に位置し、かつ、
    前記搬送面が、被搬送物を前記拾上部の側に向けて搬送する方向に駆動される請求項1又は2に記載の農作物回収機。
  4. 前記棒状部材のうちの少なくとも一つの棒状部材が、他の前記棒状部材を介して前記第1無端チェーンと前記第2無端チェーンとに支持され、且つ、前記第1無端チェーン及び前記第2無端チェーンへの近接及び離間が可能である可動棒状部材であり、
    前記可動棒状部材が、前記三角形状の底辺に対応する領域の少なくとも一部において、前記第1無端チェーン及び前記第2無端チェーンから離間する請求項1から3のいずれか1項に記載の農作物回収機。
  5. 前記棒状部材と隣接する棒状部材との間の隙間が55mm以下である請求項1から4のいずれか1項に記載の農作物回収機。
  6. 平面視で、前記搬送部の幅が、前記拾上部及び前記分離部の幅よりも小さく設定されている請求項1からのいずれか一項に記載の農作物回収機。
  7. 前記搬送部の下流に、前記搬送部からの農作物を機体外に搬送する後搬送部を備え、
    前記後搬送部が、前記搬送部の搬送面より下方に位置し、且つ、前記搬送部の側から下流側に向けてほぼ水平に延びる水平搬送部と、前記水平搬送部の下流側端部から前記搬送部の搬送面よりも上方に延びるリフト搬送部とを有する請求項1からのいずれか一項に記載の農作物回収機。
  8. 前記後搬送部の動作を、前記拾上部の動作と独立して切り操作する後搬送部クラッチを備える請求項に記載の農作物回収機。
  9. 前記後搬送部が、一対の無端チェーンと、一対の前記無端チェーンに亘って設けられた複数の搬送体を備え、前記搬送体が前記後搬送部の搬送面側に位置する際には、側面視で、前記搬送体が前記無端チェーンの外側に突出し、且つ、前記搬送体が前記後搬送部の搬送面の裏面側に位置する際には、側面視で、前記搬送体が前記無端チェーンに沿った姿勢となるように引退する請求項又はに記載の農作物回収機。
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