JP7497935B2 - 車両の運転支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、極短路の登坂路を走行するに際し、自車両の走行を抑制してエネルギ消費率の向上を図るようにした車両の運転支援装置に関する。
周知のように、定速走行・車間距離制御(ACC:Adaptive Cruise Control)装置は、自車両前方の追従領域内に先行車が検出され、且つ、当該先行車の車速がACCセット車速よりも遅い場合、目標車間距離を維持した状態で先行車を追従する。又、追従領域内に先行車が検出されない場合は、ACCセット車速で自車両を定速走行させる。
又、先行車が検出されずACCセット車速で走行している場合、登坂路の走行では勾配による走行負荷(走行抵抗)が増加するため、ACC制御部では自車速の落ち込みを防止し、ACCセット車速を維持させようと、駆動源の駆動トルクを増加させる。一方、先行車を追従して走行している状態で、登坂路に差し掛かった場合も同様に、先行車との車間距離を維持すべく、ACC制御部は、車間距離が目標車間距離を維持するように、駆動トルクを増加させる。
しかし、登坂路を走行している際に駆動源の駆動トルクを一律に増加させると、エンジンや電動モータ等の駆動源の負荷が大きくなり、エネルギ消費効率(燃費、電費)の悪化を招いてしまう。
これに対処するに、特許文献1(特開2010-89691号公報)には、自車両の走行路が平坦路であり、前方の走行路が登坂路である場合、平坦路での速度を上昇させ、登坂路を走行するに際しては平坦路走行時に稼いだ速度を消費して車速の低下を補うことで、エネルギロスを抑制してエネルギ消費効率の向上を図る技術が開示されている。
特開2010-89691号公報
しかし、上述した文献に開示されている技術では、例えば、登坂路が、架道橋(跨道橋、跨線橋等)のように直ぐに終了する極短路の場合、平坦路で加速して登坂路でのエネルギロスを抑制しようとしても、登坂路が直ぐに終了して短い平坦路を経て降坂路へ連続するため、登坂路終了後において加速を抑制するためにブレーキを作動させることになり、エネルギロスが発生し易くなる不都合がある。
本発明は、上記事情に鑑み、極短路の登坂路におけるエネルギ消費効率の悪化を改善することができるばかりでなく、登坂路終了後のブレーキ作動を最小限としてエネルギロスの発生を抑制することのできる車両の運転支援装置を提供することを目的とする。
本発明の第1は、自車両周辺の走行環境情報を取得する走行環境情報取得部と、予め設定したセット車速を目標車速の初期値として設定する目標車速設定部とを備え、前記走行環境情報取得部で取得した前記走行環境情報に基づき前記自車両の前方に追従対象の先行車が認識されている場合は目標車間距離を開けて該自車両を前記先行車に追従させ、又該先行車が認識されない場合は該自車両を前記目標車速で走行させる車両の運転支援装置において、前記走行環境情報取得部で登坂路を検出し、該登坂路が極短路と判定された場合に該登坂路の前後勾配を検出する登坂勾配検出部と、前記登坂勾配検出部で検出した前記前後勾配に基づいて前記自車両に設けた駆動源の駆動力を抑制する駆動力抑制値を設定する駆動力抑制値設定部と、前記駆動源の駆動力を抑制する駆動力抑制制御部とを更に備え、前記駆動力抑制制御部は、前記走行環境情報取得部で前記自車両が前記登坂路に進入したと判定した場合は該登坂路が終了するまで、前記目標車速設定部で設定した前記目標車速と前記自車両の車速を該目標車速に到達させるための加速度との一方を前記駆動力抑制値設定部で設定した前記駆動力抑制値で制限し、前記目標車速設定部は、前記走行環境情報取得部で取得した前記走行環境情報に基づき前記自車両を追従する後続車を検出し、且つ該後続車の車速が前記自車両の車速よりも速い場合、前記目標車速を該後続車の車速で設定する。
本発明の第2は、自車両周辺の走行環境情報を取得する走行環境情報取得部と、予め設定したセット車速を目標車速の初期値として設定する目標車速設定部とを備え、前記走行環境情報取得部で取得した前記走行環境情報に基づき前記自車両の前方に追従対象の先行車が認識されている場合は目標車間距離を開けて該自車両を前記先行車に追従させ、又該先行車が認識されない場合は該自車両を前記目標車速で走行させる車両の運転支援装置において、前記走行環境情報取得部で登坂路を検出し、該登坂路が極短路と判定された場合に該登坂路の前後勾配を検出する登坂勾配検出部と、前記登坂勾配検出部で検出した前記前後勾配に基づいて前記自車両に設けた駆動源の駆動力を抑制する駆動力抑制値を設定する駆動力抑制値設定部と、前記駆動源の駆動力を抑制する駆動力抑制制御部とを更に備え、前記駆動力抑制制御部は、前記走行環境情報取得部で前記自車両が前記登坂路に進入したと判定した場合は該登坂路が終了するまで、前記目標車速設定部で設定した前記目標車速と前記自車両の車速を該目標車速に到達させるための加速度との一方を前記駆動力抑制値設定部で設定した前記駆動力抑制値で制限し、前記目標車速設定部は、前記登坂路が終了した際に前記走行環境情報取得部で取得した前記走行環境情報に基づき前方の信号機が検出され、且つ該信号機が停止指示の場合は、前記目標車速設定部で設定した前記目標車速を、前記駆動力抑制値設定部で設定した前記駆動力抑制値で制限した状態を維持する。
本発明の第は、自車両周辺の走行環境情報を取得する走行環境情報取得部と、予め設定したセット車速を目標車速の初期値として設定する目標車速設定部とを備え、前記走行環境情報取得部で取得した前記走行環境情報に基づき該自車両の前方に追従対象の先行車が認識されている場合は目標車間距離を開けて該自車両を前記先行車に追従させ、又該先行車が認識されない場合は該自車両を前記目標車速で走行させる車両の運転支援装置において、前記走行環境情報取得部で登坂路を検出し、該登坂路が極短路と判定された場合に該登坂路の前後勾配を検出する登坂勾配検出部と、前記登坂勾配検出部で検出した前記前後勾配に基づいて前記目標車間距離を広げる車間距離延長値を設定する車間距離延長値設定部と、前記目標車間距離を設定する目標車間距離設定部とを更に備え、前記目標車間距離設定部は、前記登坂勾配検出部で前記登坂路が極短路と判定されて前記前後勾配が検出され場合、予め設定されている初期目標車間距離を前記車間距離延長値設定部で設定した前記車間距離延長値で延長させて新たな目標車間距離を設定する。
本発明によれば、自車両を目標車速で走行し、或いは先行車に追従して走行させるに際し、極短路の登坂路に進入した場合には、登坂路の前後勾配に応じて目標車速を制限し、或いは加速度を制限し、或いは先行車を追従している場合は目標車間距離を広げるようにしたので、自車両の駆動源にかかる負荷が軽減され、エネルギ消費効率の悪化を改善することができる。更に、登坂路の前後勾配に応じて駆動力が抑制されるため、登坂路終了後のブレーキ作動が最小限となり、エネルギロスの発生を抑制することができる。
第1実施形態による運転支援装置の概略構成図 同、ACCセット車速初期設定ルーチンを示すフローチャート 同、ACC登坂路抑制制御ルーチンを示すフローチャート(その1) 同、ACC登坂路抑制制御ルーチンを示すフローチャート(その2) 同、減少値設定テーブルの概念図 同、カメラユニットで撮像した画像から極短路の登坂路を認識する態様を示す説明図 同、自車両が極短路の登坂路を走行する状態を示す説明図 第2実施形態によるACC登坂路抑制制御ルーチンを示すフローチャート(その1) 同、ACC登坂路抑制制御ルーチンを示すフローチャート(その2) 同、加速度抑制ゲイン設定テーブルの概念図 第3実施形態によるACC登坂路抑制制御ルーチンを示すフローチャート(その1) 同、ACC登坂路抑制制御ルーチンを示すフローチャート(その2) 同、車間距離係数設定テーブルの概念図 同、(a)は先行車との目標車間距離を設定する状態を示す説明図、(b)は後続車が存在する場合の先行車との目標車間距離を設定する状態を示す説明図
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1~図7に本発明の第1実施形態を示す。図1の符号1は運転支援装置であり、自車両M(図7参照)に搭載されている。この運転支援装置1は、ナビゲーション装置11、ACC制御ユニット(ACC_ECU)16、前方カメラユニット22、及び後方環境認識ユニット23を備えている。尚、このナビゲーション装置11、前方カメラユニット22、及び後方環境認識ユニット23が、本発明の走行環境情報取得部としての機能を備えている。
ナビゲーション装置11は、ナビゲーション制御ユニット(ナビ_ECU)12と道路地図データベース13とを有している。このナビ_ECU12、ACC_ECU16、前方カメラユニット22に設けられている前方走行環境認識部22d、及び後方環境認識ユニット23に設けられている後方環境認識部23b、CPU,RAM,ROM、不揮発性記憶部等を備える周知のマイクロコンピュータ、及びその周辺機器で構成されており、ROMにはCPUで実行するプログラムやテーブル、マップ等の固定データ等が予め記憶されている。
ナビ_ECU12の入力側に、GNSS(Global Navigation Satellite System / 全球測位衛星システム)受信機14、自律センサ15が接続されている。GNSS受信機14は複数の測位衛星から発信される測位信号を受信する。又、自律センサ15は、トンネル内走行等GNSS衛星からの受信感度が低く測位信号を有効に受信することのできない環境において、自車位置を推定するもので、車速センサ、ヨーレートセンサ、及び前後加速度センサ等で構成されている。ナビ_ECU12は、車速センサで検出した車速、ヨーレートセンサで検出したヨーレート(ヨー角速度)、及び前後加速度センサで検出した前後加速度等に基づいて移動距離と方位からローカライゼーションを行う。
又、道路地図データベース13はHDD等の大容量記憶媒体であり、周知の道路地図情報が記憶されている。この道路地図情報には、道路の種別(一般道路、高速道路等)、道路形状、道路勾配(前後勾配、横断勾配)、道路方位、車線幅、交差点(十字路、丁字路)等の道路状況を示す情報が記憶されている。
ナビ_ECU12は、GNSS受信機14で受信した測位信号に基づいて自車両Mの現在の位置座標(緯度、経度、高度)を取得し、この位置座標を道路地図情報上にマップマッチングして、道路地図上の自車位置(現在位置)を推定すると共に走行車線を特定し、更に、自車位置の移動履歴から進行方向の方位(自車方位)を求める。又、ナビ_ECU12は、トンネル内走行等のようにGNSS受信機14の感度低下により測位衛星からの有効な測位信号を受信することができない環境では、上述したように、自律センサ15からの情報に基づいてローカライゼーションを行う。
一方、前方カメラユニット22は、自車両Mの車室内前部の上部中央に固定されており、車幅方向の中央(車幅中央)を挟んで左右対称な位置に配設されているメインカメラ22a及びサブカメラ22bからなる車載カメラ(ステレオカメラ)と、画像処理ユニット(IPU)22c、及び前方走行環境認識部22dとを有している。この前方カメラユニット22は、メインカメラ22aで基準画像データを撮像し、サブカメラ22bで比較画像データを撮像する。
そして、この両画像データをIPU22cにて所定に画像処理する。前方走行環境認識部22dは、IPU22cで画像処理された基準画像データと比較画像データとを読込み、その視差に基づいて両画像中の同一対象物を認識すると共に、その距離データ(自車両Mから対象物までの距離)を、三角測量の原理を利用して算出して、前方走行環境情報を認識する。
この前方走行環境情報には、自車両Mが走行する車線(走行車線)の道路形状(左右を区画する区画線、区画線間中央の道路曲率[1/m]、及び左右区画線間の幅(車線幅))、区画線外側の車道外側線、交差点、信号機、道路標識、及び前方障害物(横断歩行者、自転車、電柱、電信柱、駐車車両等)が含まれており、これらを周知のパターンマッチング等の手法を用いて認識する。
更に、この前方環境情報から登坂路の前後勾配(以下、「登坂勾配」と称する)θU及び登坂路の長さ(登坂路長)Lc(図7参照)を推定することも可能である。すなわち、図6に一点鎖線で示すように、直線路における登坂路の開始位置(図においては登坂路開始線)では、左右区画線の傾きが変化する。又、極短路の登坂路では左右区画線を結ぶ消失点が検出されずに、画像の上部において登坂路終了位置である水平線が検出された場合、登坂路開始線から水平線までの距離を登坂路長Lcとして推定する。更に、登坂路長Lcと画像上における登坂路開始線から水平線までの高さとに基づいて登坂勾配θUを推定する。
又、後方環境認識ユニット23は、超音波センサ、ミリ波レーダやライダー(LIDAR;Light Detection and Ranging)、カメラ、及びこれらの組合せ等からなる環境認識センサ23a、及びこの環境認識センサ23aからの信号に基づいて自車両M後方の走行環境情報を認識する後方環境認識部23bを有している。更に、後方環境認識部23bは後方の走行環境情報から自車両Mに追従する後続車F(図7参照)を認識する。
前方カメラユニット22の前方走行環境認識部22dと後方環境認識ユニット23の後方環境認識部23bとが、ACC_ECU16の入力側に接続されている。更に、このACC_ECU16とナビ_ECU12とが車内通信回線(例えばCAN:Controller Area Network)17を通じて双方向通信自在に接続されている。
又、ACC_ECU16の出力側に、強制ブレーキにより自車両Mを減速させるブレーキ駆動部31、エンジンや電動モータ等の駆動源35の駆動力を必要に応じて制限する加減速駆動部32、運転者に注意を促す情報を報知するモニタ、スピーカ等の報知装置33が接続されている。ACC_ECU16は、ナビ_ECU12からの道路地図情報、或いは前方カメラユニット22の前方走行環境認識部22dで認識した前方環境情報に基づいて、自車両M前方に極短路の登坂路を検出した場合、当該登坂路の登坂勾配θUに基づき、運転者が設定したACCセット車速を徐々に下げる抑制制御を行うことで、駆動源35にかかる負荷を軽減し、エネルギ消費効率の改善を図る。
ACC_ECU16で実行するACC登坂路抑制制御は、具体的には、図3~図4に示すACC登坂路抑制制御ルーチンに従って処理される。
ACC登坂路抑制制御ルーチンを説明する前に、図2に示すACCセット車速初期設定ルーチンについて説明する。このルーチンは、運転者がACCセット車速を初期設定するものである。尚、このルーチンでの処理が本発明の目標車速設定部に対応している。
このルーチンは、運転者がACCスイッチ(図示せず)をONすることで起動され、ステップS1において運転者がセット車速VINIを入力するまで待機する。そして、運転者からセット車速VINIの入力が検出された場合、ステップS2へ進み、このセット車速VINIをACC目標車速Vst として設定し(Vst←VINI)、ルーチンを終了する。
このACC目標車速Vstは、図3~図4に示すACC登坂路抑制制御ルーチンで読込まれる。このルーチンでは、先ず、ステップS11で、自律センサ15に含まれている車速センサで検出した自車両Mの車速(自車速)Vと極低速判定閾値VSLとを比較する。この極低速判定閾値VSLは、自車両Mが先行車Pに追従して停車する直前、或いは停止線手前で停車する直前の車速であり、例えば15[Km/h]以下の車速である。
そして、V<VSLの場合は、ACC目標車速Vstを制限することなくステップS25へジャンプする。一方、V≧VSLの場合は、ステップS12へ進む。
ステップS12では、自車両Mが登坂路に進入しようとしている、或いは登坂路を走行中か否かを調べる。自車両Mが登坂路に進入し、或いは登坂路を走行中か否かは、ナビ_ECU12からの情報に基づき、推定した道路地図上の自車位置(現在位置)に基づいて調べる。或いは、上述したように、前方カメラユニット22の前方走行環境認識部22dで認識した前方走行環境情報に基づいて調べる。そして、自車両Mが登坂路に進入し、或いは登坂路を走行中の場合はステップS13へ進む。又、平坦路や降坂路を走行している場合はステップS21へジャンプする。
ステップS13では、当該登坂路は極短路か否かを調べる。極短路か否かは、例えば、予め設定されている極短路判定閾値と登坂路長Lcとを比較して判定する。この登坂路長Lcは、ナビ_ECU12からの道路地図情報、或いは前方カメラユニット22の前方走行環境認識部22dで認識した前方走行環境情報に基づいて調べる。又、この極短路判定閾値は、自車両MのACC目標車速Vstを制限しても運転者に違和感を与えない長さであり、本実施の形態では数十メートル~100メートルの範囲に設定されている。比較的長い登坂路においてACC目標車速Vstを制限すると、運転者に駆動力不足感を与えてしまうことになる。極短路としては、架道橋(跨道橋、跨線橋等)のような登坂路が直ぐに終了する道路が該当する。
そして、登坂路が極短路と判定された場合は、ステップS14へ進む。又、極短路よりも長いと判定された場合は、ACC目標車速Vstを制限することなくステップS25へジャンプする。すなわち、登坂路が極短路よりも長く継続している場合にACC目標車速Vstを制限すると運転者に駆動力不足感を与えてしまう。
ステップS14へ進むと、登坂勾配θUを検出する。この登坂勾配θUは、道路地図情報から取得する。或いは、前方カメラユニット22の前方走行環境認識部22dで認識した前方走行環境情報に基づいて検出するようにしても良い。尚、ステップS12~14での処理が、本発明の登坂勾配検出部に対応している。
その後、ステップS15へ進み、登坂勾配θUに基づき、図5に示す減少値設定テーブルを参照して、ACC目標車速Vstの減少値VGを設定する。この減少値設定テーブルには、登坂勾配θUに対し、所定の傾きで増加する駆動力抑制値としての減少値VGが設定されている。この傾きは極短路の登坂路において運転者に駆動力不足を感じさせることなく、しかも、駆動源35にかかる負荷を軽減してエネルギ消費効率の改善を図ることのできる値であり、予め実験等に基づいて設定されている。又、この減少値VGは、登坂勾配θUに基づき所定傾きの一次式から求めるようにしても良い。尚、このステップS15での処理が、本発明の駆動力抑制値設定部に対応している。
次いで、ステップS16へ進むと、ACC目標車速Vstから減少値VGを減算して、新たなACC目標車速Vstを設定する(Vst←Vst-VG)。これにより、ACC目標車速Vstが演算周期毎(徐々)に、低く設定されて制限される。その後、ステップS17へ進み、追従する後続車F(図7参照)が、所定車間範囲(例えば、10~15[m])内に検出されているか否かを調べる。追従する後続車Fが存在しているか否かは、後方環境認識ユニット23に設けられている環境認識センサ23aからの信号に基づいて後方環境認識部23bで認識した後方環境に基づいて調べる。或いは、後続車Fとの車々間通信により判定するようにしても良い。
そして、後続車Fが検出されていない場合はステップS16へジャンプする。又、後続車Fが検出されている場合は、ステップS18へ進む。ステップS18へ進むと、後続車Fの車速(後続車速)VFを検出して、ステップS19へ進む。この後続車速VFは、車速センサで検出した自車速V及び、自車両Mと後続車Fとの車間距離の変化に基づいて求める。或いは、車々間通信により後続車Fから後続車速VFを直接取得するようにしても良い。
ステップS19では、ACC目標車速Vstと後続車速VFとを比較する。そして、ACC目標車速Vstが後続車速VF以上の場合(Vst≧VF)、ステップS25へジャンプする。又、ACC目標車速Vstが後続車速VF未満の場合は(Vst<VF)、ステップS20へ進む。ステップS20では、ACC目標車速Vstを後続車速VFで設定し、ステップS25へ進む。従って、ACC目標車速Vstの下限値は後続車速VFとなる。これにより、後続車Fとの車間距離が必要以上に詰まることがなく、後続車Fの運転者に不快感を与えることがない。尚、ステップS16~S20までの処理が、本発明の駆動力制御部に対応している。
一方、ステップS12からステップS21へ分岐すると、登坂路が終了したか否かを調べる。自車両Mが走行している道路が登坂路を終了したか否かは、道路地図上の自車位置情報に基づいて判定しても良いが、前方カメラユニット22の前方走行環境認識部22dで認識した前方走行環境情報に基づき、図6に示す水平線(登坂路終了位置)が、画像の読み取り範囲を示す認識枠の下部から外れた状態を登坂路の終了と判定しても良い。
そして、登坂路の終了と判定した場合はステップS22へ進む。又、登坂路終了ではない、すなわち、自車両Mが登坂路を未だ走行していない、或いは登坂路に差し掛かっていない状態のときはステップS25へジャンプする。尚、このときのACC目標車速Vstはセット車速VINIである(Vst=VINI)。
ステップS22へ進むと、自車両Mが走行している道路の前方の所定検出範囲(例えば、100~150[m]程度)に信号機があるか否かを調べる。信号機があるか否かは、道路地図上の自車位置情報や路車間通信に基づいて判定する。或いは前方カメラユニット22の前方走行環境認識部22dで認識した前方走行環境情報に基づいて判定する。
そして、前方に信号機が検出された場合は、ステップS23へ分岐する。又、信号機が検出されない場合は、ステップS24へ進む。ステップS23では、信号機による指示を調べる。信号機の指示は前方カメラユニット22の前方走行環境認識部22dで認識した前方走行環境情報に基づいて調べる。或いは、路車間通信により取得する。そして、信号機が停止指示の場合、そのままステップS25へ進む。信号機の停止指示は、信号機の灯色が赤であって、進行を許可する矢印信号が点灯していない状態である。勿論、矢印信号が設置されていない信号機の灯色が赤の場合も含まれる。
そして、信号機が停止指示を表示している場合は、そのままステップS25へジャンプする。その結果、現在設定されているACC目標車速Vstから信号機手前の停止線までの到達時間に応じて減速がなされるため、急加速、或いは急減速されることがなく、良好な乗り心地を得ることができる。
又、信号機が進行を許可している場合はステップS24へ進む。信号機が進行を許可している場合とは、信号機の灯色が青、或いは信号機の灯色が赤であって、進行を許可する矢印信号が点灯している状態である。
ステップS22或いはステップS23からステップS24へ進むと、ACC目標車速Vstをセット車速VINIで設定し(Vst←VINI)、ACC目標車速Vstの抑制を解除してステップS25へ進む。そして、ステップS11,S13,S17,S19,S20,S21,S23,S24の何れかからステップS25へ進むと、ACC目標車速Vstを出力してルーチンを抜ける。
ACC_ECU16では、ACC登坂路抑制制御ルーチンで設定したACC目標車速Vstを目標車速として設定し、車速センサで検出した自車速Vとに基づき、自車速Vが目標車速に収束するように加減速駆動部32を制御動作させ、又、必要に応じてブレーキ駆動部31を制御動作させる。
尚、上述したACC登坂路抑制制御ルーチンのステップS17で、追従する後続車Fが、所定車間距離の範囲内で検出された場合、ステップS18~S20の処理を省略して、ステップS24へ一律にジャンプさせるようにしても良い。
このように、本実施形態によれば、極短路の登坂路においてはACC目標車速Vstを登坂勾配θUに応じた減少値VGにて、演算周期毎に低い値に制限させるようにしたので、登坂路走行に際し、走行負荷が増加した場合であっても、セット車速VINIに到達させようとして駆動源35にかかる負荷を必要以上に増大させることがなくなる。その結果、エネルギ消費効率の悪化を改善することができる。更に、ACC目標車速Vstが抑制されているため、極短路の登坂路が終了した後のブレーキ作動が最小限となり、エネルギロスの発生を抑制することができる。
[第2実施形態]
図8~図10に本発明の第2実施形態を示す。上述した第1実施形態では、極短路の登坂路を走行するに際しては、登坂勾配θUに応じて設定した減少値VGでACC目標車速Vst演算周期毎に制限させるようにている。これに対し、本実施形態では、登坂勾配θUに応じて設定した加速度抑制ゲインGαで加速度αを制限するようにしたものである。尚、運転支援装置1は、第1実施形態の図1と共通しているため、図1の符号を用いて説明する。
ACC_ECU16では、第1実施形態と同様、図2に示すACCセット車速初期設定ルーチンを実行した後、図8、図9に示すACC登坂路抑制制御ルーチンが実行される。
このルーチンでは、先ず、ステップS11~S14において、第1実施形態のACC登坂路抑制制御ルーチンと同じ処理を実行する。その際、ステップS11においてV<VSLと判定され、又、ステップS13において登坂路が極短路よりも長いと判定された場合は、加速度αを制限することなくステップS38へジャンプする。更に、ステップS12において平坦路や降坂路を走行していると判定した場合は、ステップS36へジャンプする。
一方、ステップS13で、登坂路が極短路と判定された場合は、ステップS14へ進む。そして、ステップS14で登坂勾配θUを検出した後、ステップS31へ進むと、この登坂勾配θUに基づき、図10に示す加速度抑制ゲインテーブルを参照して加速度抑制ゲインGα[%]を設定し、ステップS32へ進む。この加速度抑制ゲインテーブルには、登坂勾配θUに対し、所定の傾きで減少する駆動力抑制値としての加速度抑制ゲインGα[%]が設定されている。従って、登坂勾配θUが大きくなるに従い加速度抑制の度合いが次第に大きくなる。
尚、この傾きは極短路の登坂路において運転者に加速不足を感じさせることなく、しかも、駆動源35にかかる負荷を軽減してエネルギ消費効率の改善を図ることのできる値であり、予め実験等に基づいて設定されている。又、この加速度抑制ゲインGαは、登坂勾配θUに基づき所定傾きの一次式から求めるようにしても良い。又、このステップS31での処理が、本発明の駆動力抑制値設定部に対応している。
その後、ステップS32へ進むと、ACC初期加速度αINIに加速度抑制ゲインGαを乗算して、ACC加速度αを設定する(α←αINI・Gα)。このACC加速度αは、登坂路走行において自車速VをACC目標車速Vstに収束させるために設定されるものである。又、ACC加速度初期値αINIは、予め設定されている固定値、或いは自車速VとACC目標車速Vstの差分に応じ、自車速Vにかかる負荷が大きいほど大きな値に設定される可変値である。
ところで、登坂勾配θUが大きい場合は、小さい場合に比し、自車両Mの上り始めにおいて走行負荷(走行抵抗)が大きくなる。一方、加速度抑制ゲインGαは、登坂勾配θUに比例して減少する値に設定されている。そのため、自車両Mが登坂路を走行するに際して走行負荷が増加しても、緩やかに自車速Vが上昇されるため、駆動源35にかかる負荷を軽減させることができる。その結果、エネルギ消費効率を改善することができるばかりでなく、良好な乗り心地を得ることができる。
次いで、ステップS33へ進むと、追従する後続車F(図7参照)が、所定車間距離(例えば、10~15[m])の範囲に検出されているか否かを、上述した第1実施形態と同様の手段を用いて調べる。
そして、後続車Fが検出されていない場合はステップS38へジャンプする。又、後続車Fが検出されている場合は、ステップS34へ進む。ステップS34では、後続車速VFを、上述した第1実施形態と同様の手段を用いて検出し、ステップS35へ進む。
ステップS35では、自車速Vと後続車速VFとを比較する。そして、V≧VFの場合、ステップS38へジャンプする。又、自車速Vが後続車速VF未満の場合は(V<VF)、後続車Fが接近してくるため、ステップS37へ進む。
一方、ステップS12からステップS36へジャンプすると、登坂路が終了したか否かを、上述した第1実施形態と同様の手段を用いて調べる。そして、登坂路終了ではない、すなわち、自車両Mが登坂路を未だ走行していない、或いは登坂路に差し掛かっていない状態のときはステップS33へ戻る。又、登坂路の終了と判定した場合はステップS37へジャンプする。
ステップS35、或いはステップS36からステップS37へ進むと、ACC加速度αをACC加速度初期値αINIで設定し(α←αINI)、加速度抑制制御を解除してステップS38へ進む。
従って、V<VFと判断された場合には直ちに自車速VをACC目標車速Vstに立ち上げることができるため、後続車Fの接近を回避することができる。尚、このステップS32~S37での処理が、本発明の駆動力抑制制御部に対応している。
そして、ステップS11,S13,S33,S35,S37の何れかからステップS38へ進むと、ACC加速度αを出力してルーチンを抜ける。ACC_ECU16では、ACC登坂路抑制制御ルーチンで設定したACC加速度αで自車速VをACC目標車速Vstである目標車速に収束するように加減速駆動部32を制御動作させる。
尚、上述したACC登坂路抑制制御ルーチンのステップS33で、追従する後続車Fが、所定車間距離の範囲内で検出された場合、ステップS34,S35の処理を省略して、ステップS37へプログラムを進めるようにしても良い。
このように、本実施形態によれば、極短路の登坂路においては、ACC加速度αを登坂勾配θUに応じて設定した加速度抑制ゲインGαで制限するようにしたので、登坂路走行に際し、駆動源にかかる負荷を緩やかに増加させることができる。その結果、駆動源35にかかる急激な負荷の増加が抑制され、エネルギ消費効率を改善することができる。更に、駆動源35にかかる負荷変動が少なくなるため良好な乗り心地を得ることができる。又、ACC加速度αが抑制されるため、極短路の登坂路が終了した後のブレーキ作動が最小限となり、エネルギロスの発生を抑制することができる。
[第3実施形態]
図11~図14に本発明の第3実施形態を示す。本実施形態は、ACC_ECU16で設定する先行車Pとの間の車間距離Lの目標値(目標車間距離)Lmを、登坂勾配θUに応じて可変設定するようにしたものである。尚、運転支援装置1は、第1実施形態の図1と共通しているため、図1の符号を用いて説明する。
ACC_ECU16では、第1実施形態と同様、図2に示すACCセット車速初期設定ルーチンを実行した後、図11、図12に示すACC登坂路抑制制御ルーチンが実行される。尚、第2実施形態のフローチャートと共通する処理は、同一の符号を付して説明を簡略化し、或いは省略する。
先ず、ACC登坂路抑制制御ルーチンのステップS11~S14において、第1実施形態のACC登坂路抑制制御ルーチンと同じ処理を実行する。その際、ステップS11においてV<VSLと判定され、又、ステップS13において登坂路が極短路よりも長いと判定された場合は、ACC目標車速Vstを制限することなくステップS44へジャンプする。更に、ステップS12において平坦路や降坂路を走行していると判定した場合は、ステップS36へジャンプする。
一方、ステップS14で登坂勾配θUを検出した後、ステップS41へ進むと、この登坂勾配θUに基づき、図13に示す車間距離係数設定テーブルを参照して、車間距離延長値としての車間距離係数KLを設定して、ステップS42へ進む。この車間距離係数設定テーブルには、登坂勾配θUに対し、所定の傾きで増加する車間距離係数KLが設定されている。尚、この車間距離係数KLは平坦路と判定される範囲では(θU≒0)、KL=1.0に設定される。又、このステップS41での処理が、本発明の車間距離延長値設定部に対応している。
ステップS42へ進むと、初期目標車間距離LINIに車間距離係数KLを乗算して、新たな目標車間距離Lmを設定し(Lm←LINI・KL)、ステップS33へ進む。
この初期目標車間距離LINIは自車速Vに応じ、自車速Vが速くなるに従い長い値に設定される。例えば、自車両Mが先行車Pに対し、車間距離Lが所定の目標車間距離Lmを維持した状態で追従走行している際に、登坂路に差しかかり、走行負荷が増加すると、自車両Mは先行車Pとの車間距離Lを目標車間距離Lmとすべく、駆動源35の駆動トルクを増加させる。この駆動トルクの増加量は登坂勾配θUにほぼ比例して増加するため、登坂勾配θUが大きい場合にはトルク負荷が増加する。
図14(a)に示すように、先行車Pの車速(先行車速)VPが落ち込むと、車間距離Lが目標車間距離Lmより狭くなるため、自車両Mも減速するが、その後、先行車Pが加速すると、図14(b)に一点鎖線で示すように先行車Pが自車両Mから離れるので、自車両Mと先行車Pとの車間距離Lが広がる。
車間距離係数KLが登坂勾配θUに応じて次第に大きな値に設定されるので、自車両Mの目標車間距離Lmは登坂勾配θUが大きくなるに従い広げられる。そのため、先行車Pが負荷を増大させて先行車速VP維持させようとしても、自車両Mはそれに追従して、駆動源35にかかる負荷を急激に増加させることはない。
その結果、駆動源35にかかる負荷が軽減され、エネルギ消費効率を改善することができる。更に、駆動源35にかかる負荷変動が少ないため、良好な乗り心地を得ることができる。
次いで、ステップS33へ進み、ステップS33~S35で後続車Fが検出された際の処理を、上述した第2実施形態と同様に行ってステップS43へ進む。一方、ステップS12からステップS36へジャンプすると、登坂路が終了したか否かを調べ、登坂路終了ではない、すなわち、自車両Mが登坂路を未だ走行していない、或いは登坂路に差し掛かっていない状態のときはステップS33へ戻る。又、登坂路の終了と判定した場合はステップS43へジャンプする。
ステップS35、或いはステップS36からステップS43へ進むと、目標車間距離Lmを初期目標車間距離LINIで設定し(Lm←LINI)、登坂路抑制制御を解除してステップS44へ進む。従って、後続車Fが接近している場合(V<VF)は、目標車間距離Lmが、直ちに初期目標車間距離LINIに設定され、加速制御により車間距離Lが詰まるため、後続車Fにノロノロ感を与えてしまうことがない。尚、このステップS42,S33~S35,S43での処理が、本発明の目標車間距離設定部に対応している。
そして、ステップS11,S13,S33,S35,S43の何れかからステップS44へ進むと、目標車間距離Lmを出力してルーチンを抜ける。ACC_ECU16では、直前を走行する先行車Pが検出された場合、先行車追従制御により、車間距離Lが目標車間距離Lmに収束するように、加減速駆動部32を制御動作させ、又、必要に応じてブレーキ駆動部31を制御動作させる。
尚、上述したACC登坂路抑制制御ルーチンのステップS33で、追従する後続車Fが、所定車間距離の範囲内で検出された場合、ステップS34,S35の処理を省略して、ステップS43へプログラムを進めるようにしても良い。
このように、本実施形態によれば、極短路の登坂路においては、先行車Pと自車両Mとの目標車間距離Lmが、登坂勾配θUに応じて設定した車間距離係数KLで広く設定するようにしたので、先行車速VPが落ち込んだ後に急加速しても、自車両Mはそれに追従して急加速することがない。その結果、駆動源35にかかる負荷が軽減され、エネルギ消費効率を改善することができる。又、急加速が抑制されるため良好な乗り心地を得ることができる。
更に、目標車間距離Lmが広く設定された状態で極短路の登坂路を追従走行するようにしたので、登坂路が終了した後は緩やかなブレーキ作動で減速させることができ、エネルギロスの発生を抑制することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限るものではなく、例えば第1実施形態或いは第2実施形態と、第3実施形態とを組み合わせて登坂路抑制制御を実行するようにしても良い。
すなわち、先行車Pが検出されない場合は、第1実施形態或いは第2実施形態と第3実施形態に示すフローチャートを実行し、先行車Pが検出された場合は第3実施形態を実行する。
[付記]本発明によれば、以下の如き構成を更に得ることができる。
1)請求項1記載の車両の運転支援装置において、前記駆動力抑制制御部は、前記走行環境情報取得部で取得した前記走行環境情報に基づき前記自車両を追従する後続車を検出し、且つ該後続車の車速が前記自車両の車速よりも速い場合、前記加速度の制限を解除することを特徴とする車両の運転支援装置。
1…運転支援装置、
11…ナビゲーション装置、
12…ナビゲーション制御ユニット、
13…道路地図データベース、
14…GNSS受信機、
15…自律センサ、
16…ACC制御ユニット、
17…車内通信回線、
22…前方カメラユニット、
22a…メインカメラ、
22b…サブカメラ、
22c…画像処理ユニット、
22d…前方走行環境認識部、
23…後方環境認識ユニット、
23a…環境認識センサ、
23b…後方環境認識部、
31…ブレーキ駆動部、
32…加減速駆動部、
33…報知装置、
35…駆動源、
F…後続車、
Gα…加速度抑制ゲイン、
KL…車間距離係数、
L…車間距離、
LINI…初期目標車間距離、
Lc…登坂路長、
Lm…目標車間距離、
M…自車両、
P…先行車、
V…自車速、
VF…後続車速、
VG…減少値、
VINI…セット車速、
VP…先行車速、
VSL…極低速判定閾値、
Vst…ACC目標車速、
α…ACC加速度、
αINI…ACC加速度初期値、
θU…登坂勾配

Claims (4)

  1. 自車両周辺の走行環境情報を取得する走行環境情報取得部と、
    予め設定したセット車速を目標車速の初期値として設定する目標車速設定部と
    を備え、
    前記走行環境情報取得部で取得した前記走行環境情報に基づき前記自車両の前方に追従対象の先行車が認識されている場合は目標車間距離を開けて該自車両を前記先行車に追従させ、又該先行車が認識されない場合は該自車両を前記目標車速で走行させる車両の運転支援装置において、
    前記走行環境情報取得部で登坂路を検出し、該登坂路が極短路と判定された場合に該登坂路の前後勾配を検出する登坂勾配検出部と、
    前記登坂勾配検出部で検出した前記前後勾配に基づいて前記自車両に設けた駆動源の駆動力を抑制する駆動力抑制値を設定する駆動力抑制値設定部と、
    前記駆動源の駆動力を抑制する駆動力抑制制御部と
    を更に備え、
    前記駆動力抑制制御部は、前記走行環境情報取得部で前記自車両が前記登坂路に進入したと判定した場合は該登坂路が終了するまで、前記目標車速設定部で設定した前記目標車速と前記自車両の車速を該目標車速に到達させるための加速度との一方を前記駆動力抑制値設定部で設定した前記駆動力抑制値で制限し、
    前記目標車速設定部は、前記走行環境情報取得部で取得した前記走行環境情報に基づき前記自車両を追従する後続車を検出し、且つ該後続車の車速が前記自車両の車速よりも速い場合、前記目標車速を該後続車の車速で設定する
    ことを特徴とする車両の運転支援装置。
  2. 自車両周辺の走行環境情報を取得する走行環境情報取得部と、
    予め設定したセット車速を目標車速の初期値として設定する目標車速設定部と
    を備え、
    前記走行環境情報取得部で取得した前記走行環境情報に基づき前記自車両の前方に追従対象の先行車が認識されている場合は目標車間距離を開けて該自車両を前記先行車に追従させ、又該先行車が認識されない場合は該自車両を前記目標車速で走行させる車両の運転支援装置において、
    前記走行環境情報取得部で登坂路を検出し、該登坂路が極短路と判定された場合に該登坂路の前後勾配を検出する登坂勾配検出部と、
    前記登坂勾配検出部で検出した前記前後勾配に基づいて前記自車両に設けた駆動源の駆動力を抑制する駆動力抑制値を設定する駆動力抑制値設定部と、
    前記駆動源の駆動力を抑制する駆動力抑制制御部と
    を更に備え、
    前記駆動力抑制制御部は、前記走行環境情報取得部で前記自車両が前記登坂路に進入したと判定した場合は該登坂路が終了するまで、前記目標車速設定部で設定した前記目標車速と前記自車両の車速を該目標車速に到達させるための加速度との一方を前記駆動力抑制値設定部で設定した前記駆動力抑制値で制限し、
    前記目標車速設定部は、前記登坂路が終了した際に前記走行環境情報取得部で取得した前記走行環境情報に基づき前方の信号機が検出され、且つ該信号機が停止指示の場合は、前記目標車速設定部で設定した前記目標車速を、前記駆動力抑制値設定部で設定した前記駆動力抑制値で制限した状態を維持する
    ことを特徴とする車両の運転支援装置。
  3. 自車両周辺の走行環境情報を取得する走行環境情報取得部と、
    予め設定したセット車速を目標車速の初期値として設定する目標車速設定部と
    を備え、
    前記走行環境情報取得部で取得した前記走行環境情報に基づき該自車両の前方に追従対象の先行車が認識されている場合は目標車間距離を開けて該自車両を前記先行車に追従させ、又該先行車が認識されない場合は該自車両を前記目標車速で走行させる車両の運転支援装置において、
    前記走行環境情報取得部で登坂路を検出し、該登坂路が極短路と判定された場合に該登坂路の前後勾配を検出する登坂勾配検出部と、
    前記登坂勾配検出部で検出した前記前後勾配に基づいて前記目標車間距離を広げる車間距離延長値を設定する車間距離延長値設定部と、
    前記目標車間距離を設定する目標車間距離設定部と
    を更に備え、
    前記目標車間距離設定部は、前記登坂勾配検出部で前記登坂路が極短路と判定されて前記前後勾配が検出され場合、予め設定されている初期目標車間距離を前記車間距離延長値設定部で設定した前記車間距離延長値で延長させて新たな目標車間距離を設定する
    ことを特徴とする車両の運転支援装置。
  4. 前記目標車間距離設定部は、前記走行環境情報取得部で取得した前記走行環境情報に基づき前記自車両を追従する後続車を検出し、且つ該後続車の車速が前記自車両の車速よりも速い場合、前記目標車間距離を前記初期目標車間距離で設定する
    ことを特徴とする請求項記載の車両の運転支援装置。
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