JP7496513B2 - 制御システム、情報処理方法、及び、情報端末 - Google Patents

制御システム、情報処理方法、及び、情報端末 Download PDF

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Description

本発明は、電気錠の制御システム等に関する。
従来、建物のドアを施錠または解錠するための電気錠システムが知られている。特許文献1には、屋外から意図に反して解錠されにくい電気錠システムが開示されている。
特開2016-056503号公報
本発明は、電気錠が不正に解錠されてしまうことを抑制することができる制御システム等を提供する。
本発明の一態様に係る制御システムは、施設の出入口に設置されたカメラによって撮影される画像に基づいてユーザの顔認証を行う認証部と、前記認証部による前記ユーザの顔認証が成功した場合に、前記出入口のドアに設けられた電気錠の解錠の指示を要求する第一要求情報を情報端末に送信する通信部とを備える。
本発明の一態様に係る情報処理方法は、施設の出入口に設置されたカメラによって撮影される画像に基づいてユーザの顔認証を行い、前記ユーザの顔認証が成功した場合に、前記出入口のドアに設けられた電気錠の解錠の指示を要求する第一要求情報を情報端末に送信する。
本発明の一態様に係るプログラムは、前記情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の一態様に係る情報端末は、施設の出入口のドアに設けられた電気錠の解錠の指示を要求する要求情報を取得する取得部と、取得された前記要求情報に含まれる、前記出入口に設置されたカメラによって撮影される画像に基づく第一ユーザの顔認証の成否を示す認証成否情報に基づいて、前記第一ユーザと異なる第二ユーザに課される、前記電気錠を解錠するための操作に関する要件を決定する要件決定部と、前記第二ユーザから操作を受け付ける操作受付部と、受け付けられた前記操作が前記要件を満たす場合に、前記電気錠の解錠を指示するコマンドを出力する出力部とを備える。
本発明の一態様に係る情報処理方法は、施設の出入口のドアに設けられた電気錠の解錠の指示を要求する要求情報を取得し、取得された前記要求情報に含まれる、前記出入口に設置されたカメラによって撮影される画像に基づく第一ユーザの顔認証の成否を示す認証成否情報に基づいて、前記第一ユーザと異なる第二ユーザに課される、前記電気錠を解錠するための操作に関する要件を決定し、前記第二ユーザから操作を受け付け、受け付けられた前記操作が前記要件を満たす場合に、前記電気錠の解錠を指示するコマンドを出力する。
本発明の一態様に係るプログラムは、前記情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の一態様に係る制御システム等は、電気錠が不正に解錠されてしまうことを抑制することができる。
図1は、実施の形態に係る制御システムの概要を示す図である。 図2は、実施の形態に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。 図3は、登録情報の一例を示す図である。 図4は、実施の形態に係る電気錠制御装置の動作例1のフローチャートである。 図5は、顔認証に失敗した場合の確認画面の一例を示す図である。 図6は、実施の形態に係る携帯端末の動作例1のフローチャートである。 図7は、実施の形態に係る電気錠制御装置の動作例2のフローチャートである。 図8は、実施の形態に係る携帯端末の動作例2のフローチャートである。 図9は、実施の形態に係る電気錠制御装置の動作の変形例1のフローチャートである。 図10は、実施の形態に係る電気錠制御装置の動作の変形例2のフローチャートである。 図11は、実施の形態に係る電気錠制御装置の動作の変形例3のフローチャートである。 図12は、変形例に係る確認画面の一例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[概要]
まず、実施の形態に係る電気錠の制御システム(以下、単に制御システムとも記載される)の概要について説明する。図1は、実施の形態に係る制御システムの概要を示す図である。
図1に示されるように、実施の形態に係る制御システム10は、施設の出入口のドア60に設けられた電気錠20を制御するシステムである。出入口においては、施設への入場を希望する第一ユーザの顔認証が行われる。顔認証が行われた後、施設から離れた場所に位置する第二ユーザの携帯端末50には、顔認証の成否と、第一ユーザのリアルタイム画像とを含む確認画面が表示され、第二ユーザが電気錠の解錠を指示する操作を行うと、電気錠20が解錠される。
施設は、例えば、第一ユーザ及び第二ユーザが居住する住宅であり、第一ユーザは、例えば、子供であり、第二ユーザは、第一ユーザの保護者である。このような制御システム10では、第一ユーザ(子供)は、ドア60の鍵などを所持していなくても、第二ユーザ(保護者)の許可(承認)を得て施設へ入ることができる。
また、制御システム10においては、電気錠20の解錠に際して、制御システム10による機械的なチェック(第一ユーザの顔認証の成否)と、第二ユーザによる人的なチェック(確認画面を見て解錠するか否かを判断)が可能である。このような2重のチェックにより、制御システム10は、他ユーザによる不正な解錠を抑制し、第二ユーザが安全に電気錠20を解錠することを支援することができる。
[機能構成]
次に、制御システム10の機能構成について、図1に加えて図2を参照しながら説明する。図2は、実施の形態に係る制御システムの機能構成を示すブロック図である。図1及び図2に示されるように、制御システム10は、電気錠20と、電気錠制御装置30と、制御装置40と、サーバ装置45と、携帯端末50とを備える。電気錠20及び電気錠制御装置30は、例えば、施錠及び解錠の対象となるドア60に取り付けられる。ドア60は、いわゆる開き戸であり、施設の出入口(例えば、住宅の玄関)に設けられる。
まず、電気錠20について説明する。電気錠20は、電気錠制御装置30の制御に基づいてドアを施錠及び解錠する構造体である。電気錠20は、具体的には、デッドボルトと、電動モータと、電動モータの駆動力をデッドボルトに伝達する伝達機構とを有する。電動モータは、錠駆動部32から出力される駆動信号に従って駆動し、電動モータの駆動力が伝達機構を介してデッドボルトに伝達されることによって、デッドボルトが施錠位置または解錠位置に移動する。なお、電気錠20は、1つのドア60に対して2つ取り付けられてもよい。
次に、電気錠制御装置30について説明する。電気錠制御装置30は、電気錠20を制御する装置である。電気錠制御装置30は、錠駆動部32と、通信部33と、カメラ34と、情報処理部35と、記憶部36とを備える。これらの構成要素は、例えば、電気錠制御装置30が備える筐体に収容され、ドア60のドアハンドルの部分に設けられる。電気錠制御装置30は、具体的には、ドアハンドルの部分に内蔵される。なお、電気錠制御装置30は、鍵またはIDカードなどにより直接的に電気錠20を解錠するための構成要素も備えているが、このような構成要素については図示が省略されている。
錠駆動部32は、電気錠20を駆動するための駆動装置である。錠駆動部32は、具体的には、情報処理部35から出力される制御信号に基づいて電気錠20が有する電動モータに駆動信号を出力する。なお、錠駆動部32は、電気錠20に含まれてもよい。電気錠20が1つのドア60に対して2つ取り付けられる場合、電気錠制御装置30は、錠駆動部32を2つ備える。
通信部33は、電気錠制御装置30が、制御装置40と局所通信ネットワークを介して通信を行うための通信モジュール(通信回路)である。通信部33によって行われる通信は、例えば、無線通信であるが、有線通信であってもよい。通信に用いられる通信規格についても特に限定されない。
カメラ34は、ドア60の前に立つ第一ユーザの画像(具体的には、動画像)を撮影する。カメラ34は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconducutor)イメージセンサまたはCCD(Charge Coupled Divece)イメージセンサによって実現される。
なお、電気錠制御装置30がカメラ34を備えることは必須ではなく、カメラ34は、施設の出入口に設置されればよい。つまり、カメラ34は、ドア60またはドア60の周辺などに設置されればよい。例えば、カメラ34に代えて、インターホンシステムのカメラ、または、監視カメラなどが使用され、電気錠制御装置30は、これらのカメラから画像(画像情報)を取得してもよい。
情報処理部35は、電気錠20(ドア60)の施錠及び解錠に関する情報処理(言い換えれば、認証処理)を行う。情報処理部35には、具体的には、カメラ34によって撮影された画像に基づいて第一ユーザの顔認証を行う認証部35a、及び、制御部35bが含まれる。情報処理部35は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。
記憶部36は、情報処理部35が電気錠20を制御するために実行する制御プログラムが記憶される記憶装置である。記憶部36は、例えば、半導体メモリによって実現される。
記憶部36には、上記認証処理に用いられる登録情報も記憶される。図3は、登録情報の一例を示す図であり、登録情報においては、登録済みのユーザのユーザIDごとに、登録名及び顔画像が対応付けられている。このような登録情報は、例えば、携帯端末50がユーザインターフェース装置として用いられることによって記憶部36に記憶される。なお、登録情報の記憶部36への記憶方法は特に限定されない。
次に、制御装置40について説明する。制御装置40は、例えば、エネルギーマネジメント機能を有するEMS(Energy Management System)コントローラであり、施設内に設置され、施設内に設置された機器の消費電力を管理する。また、制御装置40は、機器の状態取得、及び、施設内(あるいは、施設の敷地内)に設置された機器の制御などを行う。制御システム10において、制御装置40は、電気錠制御装置30がインターネットなどの広域通信ネットワーク70を介した通信を行うためのゲートウェイ装置として機能する。制御装置40は、EMSコントローラに限定されず、他のホームコントローラ、または、ゲートウェイ装置であってもよい。なお、電気錠制御装置30が広域通信ネットワーク70を介した通信を行う機能を有している場合、制御システム10は、制御装置40を備えていなくてもよい。
次に、サーバ装置45について説明する。サーバ装置45は、施設外に設置され、電気錠制御装置30と携帯端末50との間で送受信される情報の中継を行うクラウドコンピュータである。
次に、携帯端末50について説明する。携帯端末50は、第二ユーザが所持する、スマートフォンまたはタブレット端末などの携帯型の情報端末である。携帯端末50は、通信部51と、操作受付部52と、表示部53と、端末制御部54と、記憶部55とを備える。
通信部51は、携帯端末50が、制御装置40またはサーバ装置45と広域通信ネットワーク70を介して通信を行うための通信モジュール(通信回路)である。通信部51によって行われる通信は、例えば、無線通信である。通信に用いられる通信規格についても特に限定されない。通信部51は、取得部56を含む。
操作受付部52は、第二ユーザが電気錠20(ドア60)を解錠するために行う操作を受け付ける。操作受付部52は、例えば、タッチパネル及びハードウェアボタンなどによって実現される。
表示部53は、第二ユーザが電気錠20(ドア60)を解錠するために視認する確認画面を表示する。表示部53は、例えば、液晶パネルまたは有機EL(Electro Luminescence)パネルなどの表示パネルによって実現される。
端末制御部54は、確認画面を表示部53に表示させる処理など、電気錠20を解錠するための情報処理を行う。端末制御部54は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサまたは専用回路によって実現されてもよい。端末制御部54は、要件決定部57及び出力部58を含む。
記憶部55は、電気錠20を解錠するための情報処理を行うために端末制御部54が実行するプログラム(例えば、専用のアプリケーションプログラム)などが記憶される記憶装置である。記憶部55は、例えば、半導体メモリによって実現される。
[電気錠制御装置の動作例1]
次に、電気錠制御装置30の動作例1について説明する。図4は、電気錠制御装置30の動作例1のフローチャートである。
まず、認証部35aは、カメラ34によって撮影される画像を取得し(S11)、画像に人間の顔が含まれるか否かを判定する(S12)。この判定には、例えば、既存の顔認識処理のアルゴリズムが用いられる。ステップS11及びステップS12の処理は、画像に人間の顔が含まれると判定されるまで継続される(S12でNo)。
認証部35aは、画像に人間の顔が含まれると判定すると(S12でYes)、この顔(顔画像)が、登録情報に含まれる顔画像(登録済みのユーザの顔)と一致するか否かを判定する。つまり、認証部35aは、顔認証を行う(S13)。認証部35aは、例えば、目、鼻、口などの特徴点の位置、並びに、顔領域の位置及び大きさなどを照合することにより、顔認証を行う。
顔認証に成功した(顔画像が登録された顔画像と一致した)と判定されると(S13で成功)、通信部33は、電気錠20の解錠の指示を要求する第一要求情報、及び、カメラ34によって現在撮影されている画像(以下、カメラ画像とも記載される)の画像情報を携帯端末50へ送信する(S14)。第一要求情報には、第一ユーザの顔認証が成功したことを示す認証成否情報が含まれる。送信された第一要求情報及び画像情報は、制御装置40及びサーバ装置45によって中継され、携帯端末50によって受信される。第一要求情報及び画像情報を受信した携帯端末50の表示部53には、図1のような確認画面が表示される。図1に示されるように、確認画面には、図3の登録情報に含まれる登録名が表示されてもよい。なお、画像情報については継続的に送信され、確認画面に表示されるカメラ画像は、リアルタイムに更新される。
一方、顔認証に失敗した(顔画像が登録された顔画像と一致しなかった)と判定されると(S13で失敗)、通信部33は、電気錠20の解錠の指示を要求する第二要求情報、及び、カメラ画像の画像情報を携帯端末50へ送信する(S15)。第二要求情報には、第一ユーザの顔認証が失敗したことを示す認証成否情報が含まれる。送信された第二要求情報及び画像情報は、制御装置40及びサーバ装置45によって中継され、携帯端末50によって受信される。第二要求情報及び画像情報を受信した携帯端末50の表示部53には、図5のような確認画面が表示される。図5は、顔認証に失敗した場合の確認画面の一例を示す図である。なお、画像情報については継続的に送信され、確認画面に表示されるカメラ画像は、リアルタイムに更新される。
その後、制御部35bは、要求情報(第一要求情報または第二要求情報)を送信してから所定期間内に、通信部33により、電気錠20の解錠を指示するコマンド(以下、解錠コマンドとも記載される)が受信されたか否かを判定する(S16)。解錠コマンドは、携帯端末50により要求情報への応答として送信されるものである。
制御部35bは、要求情報を送信してから所定期間内に解錠コマンドが受信されたと判定すると(S16でYes)、電気錠20の解錠を指示する制御信号を錠駆動部32に出力する(S17)。この結果、錠駆動部32を介して電気錠20が解錠される。
一方、要求情報を送信してから所定期間内に解錠コマンドが受信されなかったと判定すると(S16でNo)、動作は終了となる。つまり、電気錠20は解錠されず、施錠されたままとなる。
以上説明したように、電気錠制御装置30は、顔認証の成否を示す認証成否情報(例えば、第一ユーザの顔認証が失敗したことを示す認証成否情報)を含む要求情報を端末に送信する。携帯端末50を介して顔認証の成否が第二ユーザに通知されれば、第二ユーザは、顔認証の成否を考慮して電気錠20を解錠するか否かを判定することができる。
[携帯端末の動作例1]
次に、携帯端末50の動作例1(電気錠制御装置30の動作例1に対応)について説明する。図6は、携帯端末50の動作例1のフローチャートである。
まず、携帯端末50の取得部56は、要求情報(第一要求情報または第二要求情報)を取得する(S21)。上述のように、要求情報は、電気錠制御装置30の通信部33によって送信され、制御装置40及びサーバ装置45を経由して取得部56によって取得される。
次に、要件決定部57は、取得された要求情報に含まれる、認証成否情報が顔認証に成功したことを示すか否かを判定する(S22)。要件決定部57は、認証成否情報が第一ユーザの顔認証に成功したことを示す場合(S22でYes)、顔認証に成功したことを示すメッセージ等を含む確認画面(図1)を表示部53に表示させる(S23)。上述のように、確認画面には、リアルタイムに更新されるカメラ画像も表示される。
一方、要件決定部57は、認証成否情報が第一ユーザの顔認証に失敗したことを示す場合(S22でNo)、顔認証に失敗したことを示すメッセージ等を含む確認画面(図5)を表示部53に表示させる(S24)。確認画面には、リアルタイムに更新されるカメラ画像も表示される。
このように、顔認証の成否を示す確認画面が表示されれば、第二ユーザは、顔認証の成否を考慮して、電気錠20を解錠するか否かを判定することができる。
確認画面が表示されているときに、操作受付部52は、第二ユーザの操作を受け付ける(S25)。ここで、図1の確認画面が表示されると、第二ユーザは1回のタップ操作を行うだけで電気錠20を解錠することができる。これに対し、図5の(a)の確認画面が表示されると、第二ユーザは確認画面において1回のタップ操作を行った後、確認画面に重畳表示される、図5の(b)のメッセージボックスに対してさらにもう1回のタップ操作を行わなければ電気錠を解錠することができない。
このように、要件決定部57は、認証成否情報に応じて異なる確認画面を表示部53に表示させることにより、第二ユーザに課される電気錠20を解錠するための操作に関する要件を異ならせている。言い換えれば、要件決定部57は、認証成否情報に基づいて、第二ユーザに課される、電気錠20を解錠するための操作に関する要件を決定している。要件決定部57は、具体的には、認証成否情報が顔認証に失敗したことを示す場合に第二ユーザに課される要件を、認証成否情報が顔認証に成功したことを示す場合に第二ユーザに課される要件よりも厳しくしている。
これにより、顔認証が失敗したとき(つまり、第一ユーザが登録済みのユーザでないとき)に、誤操作により電気錠20が解錠されてしまうことが抑制される。つまり、制御システム10(携帯端末50)は、ユーザが安全に電気錠20を解錠することを支援することができる。
ステップS25の後、出力部58は、ステップS25において要件を満たす操作が受け付けられたか否かを判定する(S26)。出力部58は、要件を満たす操作が受け付けられたと判定した場合には(S26でYes)、解錠コマンドを出力する(S27)。出力された解錠コマンドは、通信部51によって送信され、サーバ装置45及び制御装置40を経由して電気錠制御装置30の通信部33によって受信される。この結果、電気錠20が解錠される。一方、要件を満たす操作が受け付けられなかったと判定すると(S26でNo)、解錠コマンドは出力されず、動作は終了となる。つまり、電気錠20は解錠されず、施錠されたままとなる。
以上説明したように、制御システム10においては、電気錠20の解錠に際して、制御システム10による第二ユーザの機械的なチェック(顔認証の成否)と、第二ユーザによる人的なチェック(第二ユーザ自身が解錠するか否かを判断)とを経て電気錠20が解錠される。このような2重のチェックにより、制御システム10は、ユーザが安全に電気錠20を解錠することを支援することができる。
なお、動作例1において、第二ユーザに課される操作の回数は、一例である。要件決定部57は、認証成否情報が第一ユーザの顔認証が成功したことを示す場合には、n回(nは自然数)の操作を要件として決定し、認証成否情報が第一ユーザの顔認証が失敗したことを示す場合には、n回よりも多いm回(mは自然数)の操作を要件として決定すればよい。
また、操作回数によって要件を異ならせる構成は必須ではなく、要件決定部57は、認証成否情報に基づいて、電気錠20を解錠するための操作に関する要件を決定すればよい。
例えば、要件決定部57は、確認画面において解錠操作が有効となる領域(以下、***作領域とも記載される)の大きさを異ならせてもよい。つまり、要件決定部57は、解錠ボタン(解錠アイコン)の大きさを異ならせてもよい。要件決定部57は、具体的には、認証成否情報が顔認証に失敗したことを示す場合の***作領域を、認証成否情報が顔認証に成功したことを示す場合の***作領域よりも小さくしてもよい。
また、要件決定部57は、確認画面において要求される操作内容を異ならせてもよい。要件決定部57は、具体的には、認証成否情報が顔認証に失敗したことを示す場合には長押し操作を要件とし、認証成否情報が顔認証に成功したことを示す場合にはタップ操作を要件としてとしてもよい。つまり、要件決定部57は、認証成否情報が顔認証に失敗したことを示す場合に要求される操作を、認証成否情報が顔認証に成功したことを示す場合に要求される操作よりも複雑にしてもよい。
[電気錠制御装置の動作例2]
次に、電気錠制御装置30の動作例2について説明する。図7は、電気錠制御装置30の動作例2のフローチャートである。
図7に示されるように、動作例2では、動作例1のステップS15の処理が省略されており、顔認証に失敗したと判定されると(S13で失敗)、要求情報は送信されずに動作は終了となる。
このように、動作例2では、電気錠制御装置30は、認証部35aによる第一ユーザの顔認証が失敗した場合に、要求情報を携帯端末50に送信しない。これにより、第二ユーザが電気錠20を解錠するためには、顔認証の成功が必須となるため、登録されていないユーザによる不正な解錠が抑制される。なお、動作例2においては、要求情報は認証に成功したときのみ送信される情報であるため、要求情報に認証成否情報は含まれなくてもよい。
[携帯端末の動作例2]
次に、携帯端末50の動作例2(電気錠制御装置30の動作例2に対応)について説明する。図8は、携帯端末50の動作例2のフローチャートである。
上述のように、電気錠制御装置30は、認証部35aによる第一ユーザの顔認証が成功したときのみ、要求情報を携帯端末50に送信する。したがって、携帯端末50の動作例2では、携帯端末50の動作例1のステップS22の処理及びステップS24の処理は省略される。
このように、動作例2では、携帯端末50は、認証部35aによる第一ユーザの顔認証が成功したときのみ要求情報を取得し、取得した要求情報に基づいて確認画像を表示する。これにより、第二ユーザが電気錠20を解錠するためには、顔認証の成功が必須となるため、登録されていないユーザによる不正な解錠が抑制される。
[電気錠制御装置の動作の変形例1]
電気錠制御装置30の動作例1及び動作例2では、要求情報を送信してから所定期間内に解錠コマンドが受信されることが電気錠20を解錠するための要件とされた。しかしながら、このような構成は必須ではない。以下、電気錠制御装置30の動作の変形例1について説明する。図9は、電気錠制御装置30の動作の変形例1のフローチャートである。なお、図9のフローチャートは、第一要求情報の送信以降の動作(つまり、顔認証に成功した後の動作)を示している。
通信部33は、第一要求情報を携帯端末50へ送信する(S31)。その後、通信部33は、携帯端末50により要求情報への応答として送信される解錠コマンドを受信する(S32)。
制御部35bは、第一要求情報が送信されてから解錠コマンドが受信されるまでの期間に顔認証が成功した第一ユーザがカメラ34によって撮影される画像に継続的に映っているか否かを判定する(S33)。制御部35bは、例えば、カメラ34によって撮影される画像を記憶部36に記憶しておき、第一要求情報が送信されてから解錠コマンドが受信されるまでの期間中、第一ユーザの顔が継続的に映っているか否かを判定する。なお、継続的に映っているとは、例えば、上記期間中常時映っていることを意味するが、厳密に常時映っているという意味ではない。
なお、第一ユーザの顔が継続的に映っていることは必須ではなく、制御部35bは、例えば、第一要求情報が送信されてから解錠コマンドが受信されるまでの期間中、第一ユーザの体のどこかが継続的に映っているか否かを判定してもよい。このような判定は、例えば、人物検出の画像処理技術などを用いて行われる。
制御部35bは、第一ユーザが画像に継続的に映っていると判定すると(S33でYes)、電気錠20の解錠を指示する制御信号を錠駆動部32に出力する(S34)。この結果、錠駆動部32を介して電気錠20が解錠される。一方、制御部35bは、第一ユーザが画像に継続的に映っていないと判定すると(S33でNo)、動作は終了となる。つまり、電気錠20は解錠されず、施錠されたままとなる。
このように、電気錠制御装置30は、要求情報が送信されてから解錠コマンドが受信されるまでの期間に顔認証が成功した第一ユーザがカメラ34によって撮影される画像に継続的に映っていることを要件として、電気錠20を解錠してもよい。これにより、第一ユーザが既に出入り口の周辺から立ち去っているにもかかわらず電気錠20が解錠されてしまうことが抑制される。
[電気錠制御装置の動作の変形例2]
以下、電気錠制御装置30の動作の変形例2について説明する。図10は、電気錠制御装置30の動作の変形例2のフローチャートである。なお、図10のフローチャートは、第一要求情報の送信以降の動作(つまり、顔認証に成功した後の動作)を示している。
通信部33は、第一要求情報を携帯端末50へ送信する(S41)。その後、通信部33は、携帯端末50により要求情報への応答として送信される解錠コマンドを受信する(S42)。
制御部35bは、解錠コマンドが受信されたタイミングにおいて、顔認証が成功した第一ユーザがカメラ34によって撮影される画像に映っているか否かを判定する(S43)。つまり、制御部35bは、解錠コマンドが受信されたタイミングで、第二ユーザがカメラ34の前に立っているか否かを判定する。なお、解錠コマンドが受信されたタイミングと、顔認証が成功した第一ユーザがカメラ34によって撮影される画像に映っているにおいて第一ユーザが画像に映っているタイミングとは、厳密に一致する必要はなく、実質的に同じタイミングであればよい。
制御部35bは、解錠コマンドが受信されたタイミングにおいて第一ユーザが画像に映っていると判定すると(S43でYes)、電気錠20の解錠を指示する制御信号を錠駆動部32に出力する(S44)。この結果、錠駆動部32を介して電気錠20が解錠される。一方、制御部35bは、解錠コマンドが受信されたタイミングにおいて第一ユーザが画像に映っていないと判定すると(S43でNo)、動作は終了となる。つまり、電気錠20は解錠されず、施錠されたままとなる。
このように電気錠制御装置30は、解錠コマンドが受信されたタイミングにおいて、顔認証が成功した第一ユーザがカメラ34によって撮影される画像に映っていることを要件として、電気錠20を解錠してもよい。これにより、第一ユーザが既に出入り口の周辺から立ち去っているにもかかわらず電気錠20が解錠されてしまうことが抑制される。
[電気錠制御装置の動作の変形例3]
以下、電気錠制御装置30の動作の変形例3について説明する。図11は、電気錠制御装置30の動作の変形例3のフローチャートである。なお、図11のフローチャートは、第一要求情報の送信以降の動作(つまり、顔認証に成功した後の動作)を示している。
通信部33は、第一要求情報を携帯端末50へ送信する(S51)。その後、通信部33は、携帯端末50により要求情報への応答として送信される解錠コマンドを受信する(S52)。
制御部35bは、第一要求情報が送信されてから解錠コマンドが受信されるまでの期間に認証部35aが別の第一ユーザの顔認証に失敗したか否かを判定する(S53)。つまり、制御部35b、解錠コマンドが送信されるまでの間に、登録されていない不審なユーザがカメラ34に映っていないかを判定する。
制御部35bは、認証部35aが別の第一ユーザの顔認証に失敗していないと判定すると(S53でNo)、電気錠20の解錠を指示する制御信号を錠駆動部32に出力する(S54)。この結果、錠駆動部32を介して電気錠20が解錠される。一方、制御部35bは、解錠コマンドが受信されたタイミングにおいて第一ユーザが画像に映っていないと判定すると(S53でYes)、動作は終了となる。つまり、電気錠20は解錠されず、施錠されたままとなる。
このように電気錠制御装置30は、第一要求情報が送信された後に認証部35aがカメラ34によって撮影される画像に基づく別の第一ユーザの顔認証に失敗し、その後に解錠コマンドが受信された場合、電気錠20を解錠しなくてもよい。これにより、不審なユーザがいるにもかかわらず電気錠20が解錠されてしまうことが抑制される。
[確認画面の変形例]
上記実施の形態では、確認画面に、カメラ34によって撮影されている画像がリアルタイムに表示されたが、このような構成は必須ではない。確認画面には、第一ユーザの顔認証に成功したタイミングにおいてカメラ34によって撮影された静止画像が表示されてもよいし、第一ユーザの登録済みの顔画像(登録情報に含まれる画像)が表示されてもよい。
また、確認画面には、第一ユーザの画像が表示されなくてもよい。図12は、このような変形例に係る確認画面の一例を示す図である。この場合、電気錠制御装置30から携帯端末50へ画像情報が送信される必要はない。また、第一要求情報を送信する際には画像情報は送信されず、第二要求情報を送信する際には合わせて画像情報が送信されてもよい。つまり、顔認証の成否に応じて要求情報とともに画像情報を送信するか否かが変更されてもよい。
[使用場面の変形例]
また、上記実施の形態は、第一ユーザが施設の外から施設の中に入るために電気錠20が解錠されることを想定したものである。この場合、カメラ34は、施設の外の画像を撮影する。しかしながら、上記実施の形態は、第一ユーザが施設の中から施設の外に出るときにも適用できる。また、上記実施の形態は、ドア60が施設内に設置され、第一ユーザが施設内でドア60を通って移動するときにも適用できる。つまり、施設の出入口とは、施設の外と中を行き来するための場所に限定されず、施設内の場所であってもよい。また、施設は、住宅に限定されず、オフィスビル、病院、または、介護施設などであってもよい。
[効果等]
以上説明したように、制御システム10は、施設の出入口に設置されたカメラ34によって撮影される画像に基づいて第一ユーザの顔認証を行う認証部35aと、認証部35aによる第一ユーザの顔認証が成功した場合に、出入口のドア60に設けられた電気錠20の解錠の指示を要求する第一要求情報を携帯端末50に送信する通信部33とを備える。携帯端末50は、情報端末の一例である。
このような制御システム10は、顔認証の成功と、解錠の指示の取得との2つを要件として電気錠20を解錠するため、電気錠20が不正に解錠されてしまうことを抑制することができる。
また、例えば、通信部33は、携帯端末50により第一要求情報への応答として送信される、電気錠20の解錠を指示する解錠コマンドを受信する。制御システム10は、受信された解錠コマンドに基づいて電気錠20を解錠する制御部35bをさらに備える。
このような制御システム10は、顔認証の成功、及び、解錠コマンドの受信の2つを要件として電気錠20を解錠するため、電気錠20が不正に解錠されてしまうことを抑制することができる。
また、例えば、制御部35bは、第一要求情報が送信されてから所定期間内に解錠コマンドが受信されたことを要件として、電気錠20を解錠する。
このような制御システム10は、顔認証が成功してから解除コマンドが受信されるまでの期間の長さを制限することにより、不適切なタイミングで電気錠20が解錠されてしまうことを抑制することができる。
また、例えば、制御部35bは、第一要求情報が送信されてから解錠コマンドが受信されるまでの期間に顔認証が成功した第一ユーザがカメラ34によって撮影される画像に継続的に映っていることを要件として、電気錠20を解錠する。
このような制御システム10は、第一ユーザが既に出入り口の周辺から立ち去っているにもかかわらず電気錠20が解錠されてしまうことを抑制することができる。
また、例えば、制御部35bは、解錠コマンドが受信されたタイミングにおいて、顔認証が成功した第一ユーザがカメラ34によって撮影される画像に映っていることを要件として、電気錠20を解錠する。
このような制御システム10は、第一ユーザが既に出入り口の周辺から立ち去っているにもかかわらず電気錠20が解錠されてしまうことを抑制することができる。
また、例えば、制御部35bは、第一要求情報が送信された後に認証部35aがカメラ34によって撮影される画像に基づく別の第一ユーザの顔認証に失敗し、その後に解錠コマンドが受信された場合、電気錠20を解錠しない。
このような制御システム10は、不審なユーザ(別の第一ユーザ)がいるにもかかわらず電気錠20が解錠されてしまうことを抑制することができる。
また、例えば、通信部33は、第一要求情報に加えて、カメラ34によって撮影される画像の画像情報を携帯端末50に送信する。
このような制御システム10は、携帯端末50が表示する確認画像にカメラ34によって撮影される画像を表示することができる。
また、例えば、通信部33は、認証部35aによる第一ユーザの顔認証が失敗した場合に、第一要求情報を携帯端末50に送信しない。
このような制御システム10においては、電気錠20を解錠するためには顔認証の成功が必須となるため、登録されていないユーザによる不正な解錠が抑制される。
また、例えば、通信部33は、認証部35aによる第一ユーザの顔認証が失敗した場合に、電気錠20の解錠の指示を要求する、第一要求情報と異なる第二要求情報を携帯端末50に送信する。第二要求情報は、第一ユーザの顔認証が失敗したことを示す情報を含む。
このような制御システム10は、顔認証が失敗であっても、携帯端末50の第二ユーザの指示によって電気錠20を解錠することができる。
また、制御システム10などのコンピュータによって実行される情報処理方法は、施設の出入口に設置されたカメラ34によって撮影される画像に基づいて第一ユーザの顔認証を行い、第一ユーザの顔認証が成功した場合に、出入口のドアに設けられた電気錠20の解錠の指示を要求する第一要求情報を携帯端末50に送信する。
このような情報処理方法は、顔認証の成功と、解錠の指示の取得との2つを要件として電気錠20を解錠するため、電気錠20が不正に解錠されてしまうことを抑制することができる。
また、携帯端末50は、施設の出入口のドア60に設けられた電気錠20の解錠の指示を要求する要求情報を取得する取得部と、取得された要求情報に含まれる、出入口に設置されたカメラ34によって撮影される画像に基づく第一ユーザの顔認証の成否を示す認証成否情報に基づいて、第一ユーザと異なる第二ユーザに課される、電気錠20を解錠するための操作に関する要件を決定する要件決定部57と、第二ユーザから操作を受け付ける操作受付部52と、受け付けられた操作が要件を満たす場合に、電気錠20の解錠を指示するコマンドを出力する出力部58とを備える。携帯端末50は、情報端末の一例である。なお、情報端末の別の一例としては、制御装置40が挙げられる。
このような携帯端末50は、第一ユーザの顔認証が失敗した場合に顔認証が成功した場合よりも厳しい操作の要件を第二ユーザに課すことにより、顔認証が失敗したときに誤操作で電気錠20を解錠してしまうことを抑制することができる。つまり、携帯端末50は、電気錠20が不正に解錠されてしまうことを抑制することができる。
また、例えば、要件決定部57は、認証成否情報が第一ユーザの顔認証が成功したことを示す場合には、n回(nは自然数)の操作を要件として決定し、認証成否情報が第一ユーザの顔認証が失敗したことを示す場合には、n回よりも多いm回(mは自然数)の操作を要件として決定する。
このような携帯端末50は、第一ユーザの顔認証が失敗した場合に顔認証が成功した場合よりも多くの操作を第二ユーザに課すことにより、顔認証が失敗したときに誤操作で電気錠20を解錠してしまうことを抑制することができる。つまり、携帯端末50は、電気錠20が不正に解錠されてしまうことを抑制することができる。
また、携帯端末50などのコンピュータが実行する情報処理方法は、施設の出入口のドアに設けられた電気錠20の解錠の指示を要求する要求情報を取得し、取得された要求情報に含まれる、出入口に設置されたカメラ34によって撮影される画像に基づく第一ユーザの顔認証の成否を示す認証成否情報に基づいて、第一ユーザと異なる第二ユーザに課される、電気錠20を解錠するための操作に関する要件を決定し、第二ユーザから操作を受け付け、受け付けられた操作が要件を満たす場合に、電気錠20の解錠を指示するコマンドを出力する。
このような情報処理方法は、第一ユーザの顔認証が失敗した場合に顔認証が成功した場合よりも厳しい操作の要件を第二ユーザに課すことにより、認証が失敗したときに誤操作により電気錠20を解錠してしまうことを抑制することができる。つまり、情報処理方法は、電気錠20が不正に解錠されてしまうことを抑制することができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、主として電気錠を解錠する際に行われる情報処理について説明されたが、電気錠を施錠する際に同様の情報処理が行われてもよい。上記実施の形態は、不整合が生じない範囲で、「解錠」が「施錠」に読み替えられてもよい。同様に、上記実施の形態において「施錠」が「解錠」に読み替えられてもよい。
また、上記実施の形態では、電気錠はドアに設けられると説明されたが、ドア枠に設けられてもよい。
また、上記実施の形態では、制御システムは、複数の装置によって実現されたが、単一の装置によって実現されてもよい。例えば、制御システムは、電気錠制御装置に相当する単一の装置として実現されてもよい。制御システムが複数の装置によって実現される場合、制御システムが備える構成要素は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。
例えば、上記実施の形態において、電気錠制御装置が実行すると説明された処理の一部または全部は、施設内に設置される制御装置、または、施設外に設置されるサーバ装置などによって実行されてもよい。また、上記実施の形態において携帯端末によって行われた処理は、制御装置によって行われてもよい。つまり、上記実施の形態において、携帯端末は、適宜、制御装置に読み替えられ、携帯端末が備える構成要素は、制御装置が備える同名の構成要素に読み替えられてもよい。本発明は、制御装置に相当する情報端末として実現されてもよい。
また、上記実施の形態で説明された複数の処理の順序は変更されてもよいし、上記実施の形態で説明された複数の処理は並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、電気錠制御装置として実現されてもよいし、電気錠制御装置を備えるドアとして実現されてもよい。本発明は、上記実施の形態の制御システムなどのコンピュータが実行する情報処理方法として実現されてもよい。本発明は、情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。本発明は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 制御システム
20 電気錠
30 電気錠制御装置
33 通信部
34 カメラ
35a 認証部
35b 制御部
40 制御装置(情報端末)
50 携帯端末(情報端末)
52 操作受付部
56 取得部
57 要件決定部
58 出力部
60 ドア

Claims (15)

  1. 電気錠制御装置と、
    情報端末とを備え、
    前記電気錠制御装置は、
    施設の出入口に設置されたカメラによって撮影される画像に基づいてユーザの顔認証を行う認証部と、
    前記認証部による前記ユーザの顔認証が成功した場合に、前記出入口のドアに設けられた電気錠の解錠の指示を要求する第一要求情報を情報端末に送信する通信部とを備え、
    前記通信部は、前記認証部による前記ユーザの顔認証が失敗した場合に、前記電気錠の解錠の指示を要求する、前記第一要求情報と異なる第二要求情報を前記情報端末に送信し、
    前記第二要求情報は、前記ユーザの顔認証が失敗したことを示す情報を含み、
    前記情報端末は、前記第一要求情報への応答として、前記電気錠の解錠を指示する第一コマンドを送信するか、または、前記第二要求情報への応答として、前記電気錠の解錠を指示する第二コマンドを送信し、
    前記通信部は、前記情報端末により送信された前記第一コマンド、または、前記情報端末により送信された前記第二コマンドを受信し、
    前記第二コマンドが送信されるための、前記情報端末への操作に関する要件は、前記第一コマンドが送信されるための、前記情報端末への操作に関する要件よりも厳しい
    制御システム。
  2. 前記通信部は、前記情報端末により前記第一要求情報への応答として送信される、前記電気錠の解錠を指示するコマンドを受信し、
    前記制御システムは、受信された前記コマンドに基づいて前記電気錠を解錠する制御部をさらに備える
    請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記制御部は、前記第一要求情報が送信されてから所定期間内に前記コマンドが受信されたことを要件として、前記電気錠を解錠する
    請求項2に記載の制御システム。
  4. 施設の出入口に設置されたカメラによって撮影される画像に基づいてユーザの顔認証を行う認証部と、
    前記認証部による前記ユーザの顔認証が成功した場合に、前記出入口のドアに設けられた電気錠の解錠の指示を要求する第一要求情報を情報端末に送信し、前記情報端末により前記第一要求情報への応答として送信される、前記電気錠の解錠を指示するコマンドを受信する通信部と、
    受信された前記コマンドに基づいて前記電気錠を解錠する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第一要求情報が送信されてから前記コマンドが受信されるまでの期間に前記顔認証が成功したユーザが前記カメラによって撮影される画像に継続的に映っていることを要件として、前記電気錠を解錠する
    制御システム。
  5. 施設の出入口に設置されたカメラによって撮影される画像に基づいてユーザの顔認証を行う認証部と、
    前記認証部による前記ユーザの顔認証が成功した場合に、前記出入口のドアに設けられた電気錠の解錠の指示を要求する第一要求情報を情報端末に送信し、前記情報端末により前記第一要求情報への応答として送信される、前記電気錠の解錠を指示するコマンドを受信する通信部と、
    受信された前記コマンドに基づいて前記電気錠を解錠する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記コマンドが受信されたタイミングにおいて、前記顔認証が成功したユーザが前記カメラによって撮影される画像に映っていることを要件として、前記電気錠を解錠する
    制御システム。
  6. 施設の出入口に設置されたカメラによって撮影される画像に基づいてユーザの顔認証を行う認証部と、
    前記認証部による前記ユーザの顔認証が成功した場合に、前記出入口のドアに設けられた電気錠の解錠の指示を要求する第一要求情報を情報端末に送信し、前記情報端末により前記第一要求情報への応答として送信される、前記電気錠の解錠を指示するコマンドを受信する通信部と、
    受信された前記コマンドに基づいて前記電気錠を解錠する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第一要求情報が送信された後に前記認証部が前記カメラによって撮影される画像に基づく別のユーザの前記顔認証に失敗し、その後に前記コマンドが受信された場合、前記電気錠を解錠しない
    制御システム。
  7. 前記通信部は、前記第一要求情報に加えて、前記カメラによって撮影される前記画像の画像情報を前記情報端末に送信する
    請求項1~6のいずれか1項に記載の制御システム。
  8. 前記通信部は、前記認証部による前記ユーザの顔認証が失敗した場合に、前記第一要求情報を前記情報端末に送信しない
    請求項4~6のいずれか1項に記載の制御システム。
  9. 前記通信部は、前記認証部による前記ユーザの顔認証が失敗した場合に、前記電気錠の解錠の指示を要求する、前記第一要求情報と異なる第二要求情報を前記情報端末に送信し、
    前記第二要求情報は、前記ユーザの顔認証が失敗したことを示す情報を含む
    請求項4~6のいずれか1項に記載の制御システム。
  10. 電気錠制御装置と情報端末とを備える制御システムによって実行される情報処理方法であって、
    前記情報処理方法は、
    前記電気錠制御装置が、施設の出入口に設置されたカメラによって撮影される画像に基づいてユーザの顔認証を行うステップと
    前記電気錠制御装置が、前記ユーザの顔認証が成功した場合に、前記出入口のドアに設けられた電気錠の解錠の指示を要求する第一要求情報を前記情報端末に送信し、前記ユーザの顔認証が失敗した場合に、前記電気錠の解錠の指示を要求する、前記第一要求情報と異なる第二要求情報を前記情報端末に送信するステップとを含み
    前記第二要求情報は、前記ユーザの顔認証が失敗したことを示す情報を含み、
    前記情報処理方法は、
    前記情報端末が、前記第一要求情報への応答として、前記電気錠の解錠を指示する第一コマンドを送信するか、または、前記第二要求情報への応答として、前記電気錠の解錠を指示する第二コマンドを送信するステップと、
    前記電気錠制御装置が、前記情報端末により送信された前記第一コマンド、または、前記情報端末により送信された前記第二コマンドを受信するステップとを含み
    前記第二コマンドが送信されるための、前記情報端末への操作に関する要件は、前記第一コマンドが送信されるための、前記情報端末への操作に関する要件よりも厳しい
    情報処理方法。
  11. 請求項10に記載の情報処理方法を前記制御システムに実行させるためのプログラム。
  12. 施設の出入口のドアに設けられた電気錠の解錠の指示を要求する要求情報を取得する取得部と、
    取得された前記要求情報に含まれる、前記出入口に設置されたカメラによって撮影される画像に基づく第一ユーザの顔認証の成否を示す認証成否情報に基づいて、前記第一ユーザと異なる第二ユーザに課される、前記電気錠を解錠するための操作に関する要件を決定する要件決定部と、
    前記第二ユーザから操作を受け付ける操作受付部と、
    受け付けられた前記操作が前記要件を満たす場合に、前記電気錠の解錠を指示するコマンドを出力する出力部とを備える
    情報端末。
  13. 前記要件決定部は、
    前記認証成否情報が前記第一ユーザの顔認証が成功したことを示す場合には、n回(nは自然数)の操作を前記要件として決定し、
    前記認証成否情報が前記第一ユーザの顔認証が失敗したことを示す場合には、n回よりも多いm回(mは自然数)の操作を前記要件として決定する
    請求項12に記載の情報端末。
  14. コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
    施設の出入口のドアに設けられた電気錠の解錠の指示を要求する要求情報を取得し、
    取得された前記要求情報に含まれる、前記出入口に設置されたカメラによって撮影される画像に基づく第一ユーザの顔認証の成否を示す認証成否情報に基づいて、前記第一ユーザと異なる第二ユーザに課される、前記電気錠を解錠するための操作に関する要件を決定し、
    前記第二ユーザから操作を受け付け、
    受け付けられた前記操作が前記要件を満たす場合に、前記電気錠の解錠を指示するコマンドを出力する
    情報処理方法。
  15. 請求項14に記載の情報処理方法を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
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