JP7495671B2 - 端子ユニット,雌端子,雄端子 - Google Patents

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Description

本開示は、端子ユニットおよび当該端子ユニットに用いられる雌端子と雄端子に関するものである。
特許文献1には、タブ状などと表現される板状をなす雄端子と、雄端子に接続される雌端子からなる端子ユニットが開示されている。雌端子は、雄端子挿入隙間を隔てて対向配置された一対の壁部を有し、一方の壁部には雄端子を他方の壁部に押圧する弾性接触片が設けられ、他方の壁部には複数の接点が突設されている。
特開2017-204396号公報
特許文献1の端子ユニットでは、平板状の雄端子を雌端子の一対の壁部の間で挟み込む構造であるため、雄端子の板幅方向の外力に対する把持力が小さい。そのため、振動等により雌雄端子間に微摺動摩擦が生じて接触抵抗値が増大することも考えられる。また、雄端子挿入隙間に雄端子が圧入されたり雄端子挿入隙間から雄端子が引き抜かれる場合には、雄端子が、雌端子に突設された接点に乗り上げる際に、雌雄端子の接触面間の圧力が増大する。そのため、雄端子や雌端子の接点部分の表面に設けられためっきが削れる可能性が考えられる。それゆえ、端子ユニットの更なる改良が求められていた。
そこで、雌端子に対する雄端子の板幅方向での変位を抑制でき、雌雄端子の挿抜時における接点のめっき削れも抑制できる、端子ユニットおよび当該端子ユニットに用いられる雌端子と雄端子を開示する。
本開示の端子ユニットは、板状をなす雄端子と、前記雄端子に接続される雌端子と、を備え、前記雌端子は、前記雄端子が圧入されて配置される雄端子圧入隙間を隔てて対向配置され、前記雄端子を挟持する第1接触部と第2接触部を有し、前記雄端子は、前記雄端子圧入隙間への圧入方向に交差する第1方向の両側に、前記雄端子の板厚方向の一方側に傾斜する一対の傾斜部を有し、前記雌端子の前記第1接触部は、前記雄端子の前記板厚方向の一方側の面に対向し、前記雌端子の前記第2接触部は、前記雄端子の前記板厚方向の他方側の面に対向し、前記第1接触部側に突出する押上突部と、前記雄端子の前記一対の傾斜部にそれぞれ対向する一対の側縁部を有し、前記一対の側縁部は、前記一対の傾斜部にそれぞれ接触する一対の第1突状接点部を有し、前記一対の第1突状接点部と前記押上突部は、前記第1方向で異なる位置に設けられており、前記雄端子は、前記板厚方向の他方側の面に開口し、前記圧入方向の先端部よりも基端側に配置されて、前記押上突部を収容可能な収容凹所を有し、前記雄端子圧入隙間に圧入された前記雄端子の前記収容凹所に前記第2接触部の前記押上突部が嵌合していない接続未完状態では、前記雄端子が前記押上突部に当接して前記第1接触部側に押し上げられることにより、前記雄端子の前記傾斜部が前記雌端子の前記第1突状接点部から離隔しており、前記雄端子圧入隙間に圧入された前記雄端子の前記収容凹所に前記第2接触部の前記押上突部が嵌合した接続完了状態では、前記雄端子の前記傾斜部が前記雌端子の前記第1突状接点部に押圧されている、端子ユニットである。
本開示の雌端子は、本開示の端子ユニットにおいて用いられる雌端子である。
本開示の雄端子は、本開示の端子ユニットにおいて用いられる雄端子である。
本開示によれば、雌端子に対する雄端子の板幅方向での変位を抑制でき、雌雄端子の挿抜時における接点のめっき削れも抑制できる、端子ユニットおよび当該端子ユニットに用いられる雌端子と雄端子を提供できる。
図1は、実施形態1に係る接続完了状態の端子ユニットを示す斜視図である。 図2は、実施形態1に係る接続未完状態の端子ユニットを示す斜視図である。 図3は、図1の分解斜視図である。 図4は、図3を別の方向から見た斜視図である。 図5は、図3に示す雌端子を水平方向に切断して上方側から見た場合の断面拡大図である。 図6は、図1におけるVI-VI断面拡大図である。 図7は、図6におけるVII-VII断面図である。 図8は、図2におけるVIII-VIII断面拡大図である。 図9は、図8におけるIX-IX断面図である。 図10は、変形例1に係る端子ユニットを示す断面図であって、図5に相当する図である。 図11は、変形例2に係る端子ユニットを示す断面図であって、図7に相当する図である。
<本開示の実施形態の説明>
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の端子ユニットは、
(1)板状をなす雄端子と、前記雄端子に接続される雌端子と、を備え、前記雌端子は、前記雄端子が圧入されて配置される雄端子圧入隙間を隔てて対向配置され、前記雄端子を挟持する第1接触部と第2接触部を有し、前記雄端子は、前記雄端子圧入隙間への圧入方向に交差する第1方向の両側に、前記雄端子の板厚方向の一方側に傾斜する一対の傾斜部を有し、前記雌端子の前記第1接触部は、前記雄端子の前記板厚方向の一方側の面に対向し、前記雌端子の前記第2接触部は、前記雄端子の前記板厚方向の他方側の面に対向し、前記第1接触部側に突出する押上突部と、前記雄端子の前記一対の傾斜部にそれぞれ対向する一対の側縁部を有し、前記一対の側縁部は、前記一対の傾斜部にそれぞれ接触する一対の第1突状接点部を有し、前記一対の第1突状接点部と前記押上突部は、前記第1方向で異なる位置に設けられており、前記雄端子は、前記板厚方向の他方側の面に開口し、前記圧入方向の先端部よりも基端側に配置されて、前記押上突部を収容可能な収容凹所を有し、前記雄端子圧入隙間に圧入された前記雄端子の前記収容凹所に前記第2接触部の前記押上突部が嵌合していない接続未完状態では、前記雄端子が前記押上突部に当接して前記第1接触部側に押し上げられることにより、前記雄端子の前記傾斜部が前記雌端子の前記第1突状接点部から離隔しており、前記雄端子圧入隙間に圧入された前記雄端子の前記収容凹所に前記第2接触部の前記押上突部が嵌合した接続完了状態では、前記雄端子の前記傾斜部が前記雌端子の前記第1突状接点部に押圧されている、端子ユニットである。
本開示の端子ユニットによれば、雌端子は、雄端子圧入隙間を隔てて対向配置された第1接触部と第2接触部を有し、第1接触部と第2接触部の間で雄端子圧入隙間に圧入された雄端子を挟持する構造を有している。そして、雄端子は、雄端子圧入隙間への圧入方向と交差する方向である雄端子の板幅方向の両側に、雄端子の板厚方向の一方側に傾斜する一対の傾斜部を有している。雌端子は、雄端子の板厚方向の他方側の面に対向する第2接触部において、雄端子の一対の傾斜部にそれぞれ対向する一対の側縁部を有し、一対の側縁部が、一対の傾斜部にそれぞれ接触する一対の第1突状接点部を有している。
ここで、雌端子の第2接触部は、圧入方向に交差する第1方向で第1突状接点部と異なる位置に設けられた押上突部を有し、雄端子は、雄端子の圧入方向の先端部よりも基端側に配置されて、押上突部を収容可能な収容凹所を有している。これにより、雄端子圧入隙間に圧入された雄端子の収容凹所に第2接触部の押上突部が嵌合する以前の接続未完状態では、雄端子が押上突部に当接して摺動しつつ圧入されることで、雄端子が雌端子の第1接触部側に押し上げられている。その結果、雄端子の傾斜部が雌端子の第1突状接点部から離隔した状態に保持されている。加えて、押上突部は第1方向で第1突状接点部と異なる位置に設けられている。これにより、雄端子の圧入に伴い、押上突部にこすられる雄端子の部位を第1突状接点部に接触する部位と異ならせることができる。それゆえ、雌端子の第1突状接点部や雄端子の第1突状接点部への接触部位のめっきが削れる不具合を抑制できる。
そして、雄端子圧入隙間に圧入された雄端子の収容凹所に第2接触部の押上突部が嵌合した接続完了状態では、雄端子の傾斜部が雌端子の第1突状接点部に押圧されており、安定した雌雄端子の接続状態が保持される。この際、雄端子の板幅方向の両側において雄端子の傾斜部が雌端子の第1突状接点部に押圧されて、板幅方向の内方に向かう分力(第1突状接点部からの反力)が発生する。その結果、従来構造に比べて、雄端子の板幅方向の外方に向かう外力に対して雄端子の変位を阻止する力を大きくすることができ、雌端子に対する雄端子の板幅方向での変位を抑制することができる。その結果、振動等による雌雄端子間の微摺動摩擦やそれによる接触抵抗値の増大を抑制することができる。このように、本開示の端子ユニットによれば、雌雄端子の挿抜時における接点のめっき削れの抑制と、雌端子に対する雄端子の板幅方向での変位の抑制を両立して達成することができる。
なお、雌端子の第1接触部と第2接触部は、雄端子圧入隙間への雄端子の圧入を許容して、第1接触部と第2接触部の間に雄端子を挟持し得るものであれば、いずれの構造も採用可能である。例えば、第1接触部と第2接触部の少なくとも一方が、雄端子圧入隙間を隔てた対向方向と反対方向に変位可能であり、第1接触部と第2接触部が雄端子圧入隙間を隔てて対向方向に付勢されていれば、任意の構造が採用可能である。
(2)前記雌端子の前記第2接触部は、前記第1方向で前記一対の側縁部の間に位置する中間部を有し、前記一対の側縁部は、前記中間部に対して前記雄端子圧入隙間側に傾斜している、ことが好ましい。一対の第1突接点部が突設された一対の側縁部が、雄端子圧入隙間側に屈曲されて傾斜していることにより、雄端子の一対の傾斜部にそれぞれ接触する一対の第1突状接点部からの反力であって、一対の側縁部に垂直な方向に発生する反力も、雄端子の板幅方向の両側において雄端子の板幅方向の内方に向かわせることができる。これにより、第1突接点部からの反力を一層有利に利用して、雄端子の板幅方向に向かう外力に対して雄端子の変位を阻止する力を大きくできる。それゆえ、雌端子に対する雄端子の板幅方向での変位を抑制することができる。
(3)前記押上突部は、前記第2接触部の前記中間部に設けられている、ことが好ましい。雌端子の第2接触部において、第1突状接点部と押上突部の形成部位を一対の側縁部と中間部に分けることができる。これにより、第1方向で第1突状接点部と押上突部を隙間隔てて離隔させることができ、押上突部への雄端子の摺動によるめっき削れの影響が第1突状接点部への接触部位に及ぶことを抑制できる。これにより、めっき削れの抑制効果の向上を図ることができる。また、雄端子の挿入方向において、第1突状接点部と押上突部を部分的にオーバーラップさせることも可能である。その結果、押上突部による接点めっき削れの抑制効果や端子ユニットの小型化を図りつつ、第1突状接点部の形成領域の増大やそれによる雌端子の雄端子に対する接触面積の増大を図ることができる。
(4)前記一対の第1突状接点部に対して、前記押上突部の少なくとも一部が前記雄端子の挿入方向で手前側に配置されている、ことが好ましい。これにより、雄端子圧入隙間に圧入する前に第1突状接点部に接触することを抑制できる。それゆえ、雄端子の圧入に伴い雌端子の第1突状接点部のめっきが削れる不具合を抑制できる。
(5)前記押上突部の突出寸法が、前記第1突状接点部の突出寸法よりも小さい、ことが好ましい。押上突部の突出寸法を小さくすることにより、押上突部を収容する雄端子収容凹所も対応して小さくすることができる。その結果、収容凹所による雄端子の導通抵抗の増大を抑制することができる。
(6)前記雄端子は、板幅方向で前記一対の傾斜部の間に配置された平坦部を有し、前記雌端子の前記第1接触部は、前記第2接触部に向かって突出して、前記第2接触部から離隔する方向に弾性変形可能で前記雄端子を前記第2接触部に向かって付勢する弾性接触部を有し、前記弾性接触部は、前記雄端子の前記平坦部に接触する第2突状接点部を有している、ことが好ましい。雄端子の板厚方向の一方側から、雄端子の平坦部に雌端子の第2突状接点部が押圧され、雄端子の板厚方向の他方側から、雄端子の一対の傾斜部に雌端子の第1突状接点部が押圧される。これにより、雄端子を雌端子の3つの接点部により安定して保持することができ、接触抵抗の低減を図ることができる。
(7)前記雄端子は、板幅方向で前記一対の傾斜部の間に配置された平坦部を有し、前記一対の傾斜部の前記平坦部に対する傾斜角度がθ1であり、前記雌端子の前記第2接触部は、前記一対の側縁部の間に配置された平板状の前記中間部を有し、前記一対の側縁部の前記中間部に対する傾斜角度がθ2であり、前記θ1と前記θ2が同一か10°以内の相違を有している、ことが好ましい。雄端子と雌端子の第2壁部が対応する形状を有しており、一対の傾斜部の平坦部に対する傾斜角度θ1と一対の側縁部の中間部に対する傾斜角度がθ2を同一か10°以内の相違の範囲で設定される。これにより、端子ユニットの小型化を図りつつ、雄端子の板幅方向の外方に向かう外力に対して雄端子の変位を阻止する力を大きくできる。
(8)各前記第1突状接点部が、前記雄端子圧入隙間への前記雄端子の前記入方向で連続して延びている、ことが好ましい。第1突状接点部が、雄端子の入方向で連続して延びていることから、雌雄端子間の接触面積を安定して確保することができ、両端子の接触圧の低減を図ることも可能となる。
本開示の雌端子は、
(9)上記(1)から上記(8)のいずれかに記載の端子ユニットにおいて用いられる雌端子である。本開示の雌端子によれば、上記(1)から上記(8)のいずれかに記載の端子ユニットにおいて用いられることから、上記(1)から上記(8)の端子ユニットが享受しうる作用効果を同様に有することができる。それゆえ、雌雄端子の挿抜時における接点のめっき削れの抑制と、雌端子に対する雄端子の板幅方向での変位の抑制を両立して達成することができる。
本開示の雄端子は、
(10)上記(1)から上記(8)のいずれかに記載の端子ユニットにおいて用いられる雄端子である。本開示の雄端子によれば、上記(1)から上記(8)のいずれかに記載の端子ユニットにおいて用いられることから、上記(1)から上記(8)の端子ユニットが享受しうる作用効果を同様に有することができる。それゆえ、雌雄端子の挿抜時における接点のめっき削れの抑制と、雌端子に対する雄端子の板幅方向での変位の抑制を両立して達成することができる。
<本開示の実施形態の詳細>
本開示の端子ユニットおよび当該端子ユニットに用いられる雌端子と雄端子の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
以下、本開示の実施形態1の端子ユニット10について、図1から図9を用いて説明する。端子ユニット10は、雄端子12と雌端子14とを備えている。そして、雄端子12が雌端子14に挿入されて相互に接触することで、雄端子12と雌端子14とが電気的に接続されるようになっている。なお、端子ユニット10は、任意の向きで配置することができるが、以下では、上下方向,左右方向,前後方向を、図中に示す上下方向,左右方向および前後方向を基準として説明する。また、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材については符号を省略する場合がある。
<雄端子12>
雄端子12は、全体として板状をなしており、図示しない平板金具を用いて構成されている。平板金具は矩形状を有しており、所定の板幅寸法(図7中の左右方向寸法)および板厚寸法(図7中の上下方向寸法)を有しており、ストレートに延びている。なお、雄端子12において、挿入方向先端側の端部(図6中、後方側)は、先細形状である(図6参照)。雄端子12は、導電性を有しており、例えば銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の電気抵抗の低い金属により形成される。
そして、平板金具の板幅方向両端部分を板厚方向の一方側(上方)に屈曲させて傾斜させることで、雄端子12の板幅方向両端部分には、一対の傾斜部16,16が設けられている。すなわち、雄端子12において、後述する雄端子圧入隙間22への挿入方向に対して交差する方向、実施形態1では直交する方向である第1方向である板幅方向の両側に一対の傾斜部16,16が設けられている。雄端子12の板幅方向で一対の傾斜部16,16の間に位置する板幅方向の中間部には、平坦に広がる平坦部18が設けられている。一対の傾斜部16,16の平坦部18に対する傾斜角度はθ1となっている(図7参照)。本開示の実施形態1では、第1方向とは、圧入方向に直交する方向であり、雄端子12の板幅方向を言う。
一対の傾斜部16,16の平坦部18に対する傾斜角度θ1は限定されるものではないが、例えば5°以上45°以下とされることが好適であり、より好適には10°以上30°以下とされる。傾斜部16の傾斜角度θ1が5°以上とされることにより、後述するように、雄端子12に板幅方向外方への外力が入力された際に板幅方向内方への分力を効果的に作用させることができて、雄端子12の板幅方向外方への変位を抑制することができる。傾斜部16の傾斜角度θ1が45°以下とされることにより、雄端子12、ひいては端子ユニット10の上下方向寸法を小さく抑えることができる。
雄端子12は、後述するように、雌端子14の雄端子圧入隙間22に圧入されて配置された状態において、板厚方向一方の面(上面)が雌端子14の第1接触部26と対向配置され、板厚方向他方の面(下面)が雌端子14の第2接触部28と対向配置される。これにより、雄端子12は、雌端子14の第1接触部26と第2接触部28によって挟持される。
さらに、雄端子12は、後述するように、板厚方向の他方側の面(下面)に開口し、圧入方向の先端部52よりも基端側に配置されて、後述する押上突部50を収容可能な収容凹所20を有している。
雄端子12において、傾斜部16,16の形成領域よりも挿入方向に基端側(図中、前方側)には、図示しないストレートに延びる平板部が設けられている。平板部には、例えばボルト挿通孔が設けられて機器の端子部に固定されたり、電線が固着される。
<雌端子14>
雌端子14は、例えば図3や図6に示すように、内部に前後方向に開口する雄端子圧入隙間22を有する箱状の本体部24と、図示しない電線の芯線が固着される電線接続部25と、を含んで一体的に構成されている。より詳細には、雌端子14は、導電性を有しており、且つプレス加工や打抜き加工等が可能な種々の金属材料、例えば真鍮や銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等を用いて形成されている。
<本体部24>
本体部24は略箱状に形成されており、上下方向に対向する第1接触部26,第2接触部28と、左右方向に対向する一対の側壁30,32と、を備えている。加えて、本体部24は、後述する弾性接触部40の突出先端部を前方から覆う保護壁34を備えて構成されている。
上方に位置する第1接触部26の後端には、舌片状の弾性接触部40が延出して設けられており、図6に示すように、第1接触部26の後端から本体部24内方に折り返して形成されている。弾性接触部40は、第1接触部26の後端から前方および軸中心に向かって斜め方向に真っ直ぐ延出した後、先端部が上方に屈曲された形状とされている。すなわち、弾性接触部40は、後端側が第1接触部26に片持ち梁状に保持されて、前方側に延びるに従い、第2接触部28に向かって次第に接近しつつ突出している。この結果、弾性接触部40は、雄端子12の平坦部18の上面に接触する第2突状接点部42を有している(図6,7参照)。そして、弾性接触部40と第2接触部28間の隙間に、雄端子12の先端部52が挿入可能となっている。弾性接触部40と第2接触部28間に雄端子12が挿入されることにより、弾性接触部40は、第2接触部28から離隔する方向に弾性変形可能となっている。この結果として弾性接触部40は、雄端子12を第2接触部28に向かって付勢する。
上方に位置する第1接触部26の前端には、一対の側壁30,32間の離隔距離よりも小さい幅寸法で第2接触部28に向かって突出する矩形平板状の保護壁34が設けられている。保護壁34の突出先端部と第2接触部28間の隙間から、雄端子12の先端部52が挿入可能となっている。図6に示すように、保護壁34は弾性接触部40の突出先端部を前方から覆うように構成されている。これにより、弾性接触部40は、雄端子12の先端部52が弾性接触部40の突出先端部に当接することによる弾性接触部40の異常な変形から保護されている。
下方に位置する第2接触部28は、雄端子12の一対の傾斜部16,16にそれぞれ対向する一対の側縁部44,44と、第1方向である板幅方向で一対の側縁部44,44の間に位置する平板状の中間部48と、を有している。一対の側縁部44,44は、中間部48に対して雄端子圧入隙間22側に傾斜し、且つ、一対の傾斜部16,16にそれぞれ接触する一対の第1突状接点部46,46が突設されている。また、中間部48には、第1接触部26側に突出する押上突部50が設けられている。すなわち、一対の第1突状接点部46,46と押上突部50は、第1方向である雄端子12の板幅方向で異なる位置に設けられている。一対の側縁部44,44の中間部48に対する傾斜角度はθ2となっている(図参照)。ここで、θ2はθ1と同一か10°以内の相違を有している。これにより、端子ユニット10の小型化を図りつつ、雄端子12の板幅方向の外方に向かう外力に対して雄端子12の変位を阻止する内方に向かう分力(F3)を確保することができる。ここで、押上突部50の突出寸法:aは、第1突状接点部46の突出寸法:bよりも小さい(図9参照)。ここで、突出寸法:aは、第2接触部28の中間部48の押上突部50以外の平坦な上面からの押上突部50の最大突出寸法である。突出寸法:bは、第2接触部28の側縁部44の第1突状接点部46以外の平坦な上面からの第1突状接点部46の最大突出寸法である。押上突部50の突出寸法を小さくすることにより、押上突部50を収容する雄端子12収容凹所20も対応して小さくすることができる。その結果、収容凹所20を形成したことによる雄端子12の導通抵抗の増大を抑制することができる。
図7に示すように、第2接触部28の一対の側縁部44,44は、雄端子12の一対の傾斜部16,16の下面にそれぞれ接触する一対の第1突状接点部46,46を有している。また、図5に示すように、第2接触部28の一対の側縁部44,44の前方側において、各第1突状接点部46は、雄端子圧入隙間22への雄端子12の挿入方向である前後方向に連続して延びている。これにより、雌端子14,雄端子12間の接触面積を安定して確保することができることから、雌端子14,雄端子12間の接触圧の低減を図ることも可能となる。
ところで、このような構造の雌端子14は、以下のような方法で製造することができる。例えば、金属平板をプレス打ち抜きした後、屈曲加工を施すことにより、弾性接触部40,保護壁34を形成する。続いて、底板に当たる第2接触部28から両側壁30,32を対向するように折り曲げ、さらに側壁30から連続した天井板に当たる第1接触部26を第2接触部28と対向するように折り曲げて、前後両端が開放された箱状の本体部24を組み上げる。
側壁32の側縁部には、図示しない係合孔が貫設されており、第1接触部26の側縁部には、係合孔に嵌め入れられる図示しない係止部が突設されている。係止部を係合孔に嵌め入れた後、側壁32の側縁部を第1接触部26に当接するまで折り曲げることにより、側壁32と第1接触部26が係合固定される。この状態で、本体部24内に、第1接触部26の後端から内方に折り返された弾性接触部40が配置されている。最後に、電線接続部25に図示しない電線の芯線を固着する。
本開示の端子ユニット10によれば、雄端子12が雄端子圧入隙間22に圧入された場合、まず図8に示すように、雄端子12の先端部52が第2接触部28の押上突部50の上面54に乗り上げた状態となる。この状態は、雄端子12の先端部52の先細形状の部位が押上突部50の前方側の端部に当接して第1接触部26側に押し上げられることにより実現される。図9に示すように、雄端子12の一対の傾斜部16,16は、雌端子14の一対の第1突状接点部46,46から離隔している。したがって、この状態は、雄端子12の一対の傾斜部16,16が雌端子14の一対の第1突状接点部46,46に接続されていない接続未完状態である。このような状態は、一対の第1突状接点部46,46と押上突部50を第1方向である雄端子12の板幅方向で異なる位置に設けることにより実現可能である。なお、この状態は、雄端子圧入隙間22に圧入された雄端子12の収容凹所20に第2接触部28の押上突部50が嵌合する前の接続未完状態である。
さらに、図6に示すように、雄端子12が雄端子圧入隙間22に圧入されると、雄端子12の収容凹所20に第2接触部28の押上突部50が嵌合した状態となる。この状態では、図7に示すように、雄端子12の一対の傾斜部16,16が雌端子14の一対の第1突状接点部46,46に押圧されている。したがって、この状態は、雄端子12の一対の傾斜部16,16が雌端子14の一対の第1突状接点部46,46に接続されている接続完了状態である。より詳細には、この状態は、雄端子圧入隙間22に圧入された雄端子12の収容凹所20に第2接触部28の押上突部50が嵌合した接続完了状態である。
このような構造とされた本開示の端子ユニット10によれば、押上突部50が収容凹所20に嵌合する以前の接続未完状態では、雄端子12が押上突部50に乗り上げることで、雄端子12の傾斜部16が雌端子14の第1突状接点部46から上方に離隔している。この結果、雄端子12を雄端子圧入隙間22に圧入する際に、雄端子12の傾斜部16と雌端子14の第1突状接点部46との接点が摺動することを抑制または防止できる。それゆえ、雌端子14の第1突状接点部46及び雄端子12の第1突状接点部46に接触する部位において、めっきが削れる不具合を抑制できる。雄端子12の収容凹所20に第2接触部28の押上突部50が嵌合した接続完了状態では、雄端子12の傾斜部16が雌端子14の第1突状接点部46に押圧されている。この状態では摺動しないことから、めっきが削れる不具合を抑制でき、安定した雌端子14と雄端子12の接続状態が保持される。
接続完了状態では、雄端子12の板幅方向の両側において雄端子12の傾斜部16が雌端子14の第1突状接点部46に押圧されて、第1突状接点部46からの反力(F1)による板幅方向の内方に向かう分力(F3)が発生する(図7参照)。これにより、雄端子12の板幅方向の外方に向かう外力が加わった場合でも、この外力により板幅方向の内方に向かう分力(F3)が発生して雄端子12の板幅方向の変位を抑制することができる。それゆえ、雌端子14に対する雄端子12の板幅方向での変位を一層抑制することができ、振動等による雌端子14と雄端子12間の微摺動摩擦やそれによる接触抵抗値の増大を抑制することができる。以上のように、雌端子14と雄端子12の挿抜時における接点のめっき削れの抑制と、雌端子14に対する雄端子12の板幅方向での変位の抑制を両立して達成することができる。
一対の第1突状接点部46,46が突設された一対の側縁部44,44が、雄端子圧入隙間22側に屈曲されて傾斜している。これにより、雄端子12の一対の傾斜部16,16に接触する一対の第1突状接点部46,46からの反力で、一対の側縁部44,44に垂直な方向に発生する反力(F1)も、雄端子12の板幅方向の両側で雄端子12の板幅方向の内方に向かわせることができる。したがって、第1突状接点部46からの反力を一層有利に利用して、雄端子12の板幅方向に向かう外力に対して雄端子12の変位を阻止する力を大きくできる。それゆえ、雌端子14に対する雄端子12の板幅方向における変位を抑制できる。
また、雌端子14の第2接触部28において、第1突状接点部46,46と押上突部50の形成部位を一対の側縁部44,44と中間部48に分けることができる。これにより、第1方向である雄端子12の板幅方向で第1突状接点部46,46と押上突部50を隙間を隔てて離隔させることができる。それゆえ、押上突部50への雄端子12の摺動によるめっき削れの影響が第1突状接点部46,46への接触部位に及ぶことを抑制できる。したがって、第1突状接点部46,46と一対の傾斜1616間におけるめっき削れの抑制効果の向上を図ることができる。
さらに、上方側から雄端子12の平坦部18に雌端子14の第2突状接点部42が押圧され、下方側から雄端子12の一対の傾斜部16,16に雌端子14の一対の第1突状接点部46,46が押圧されている。これにより、雄端子12を雌端子14の3つの接点部42,46,46により安定して保持することができることから、接触抵抗の低減を図ることができる。
このような構造とされた本開示の雌端子14によれば、上述の端子ユニット10が享受しうる作用効果を同様に有することができる。それゆえ、雌端子14と雄端子12の挿抜時における接点のめっき削れの抑制と、雌端子14に対する雄端子12の板幅方向での変位の抑制を両立して達成することができる。加えて、このような構造とされた本開示の雄端子12においても、上述の端子ユニット10が享受しうる作用効果を同様に有することができる。
<変形例>
以上、本開示の具体例として、実施形態1について詳述したが、本開示はこの具体的な記載によって限定されない。本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれるものである。例えば次のような実施形態の変形例も本開示の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1では、押上突部50と一対の第1突状接点部46,46は、図7に示すように、第1方向である雄端子12の板幅方向で相互に隙間を隔てて離隔した部位に設けられていたが、これに限定されない。例えば、押上突部50が、雄端子12の挿入方向で第1突状接点部46よりも前方側に設けられていれば、第1方向で部分的にオーバーラップした状態で第1方向で異なる位置に設けられていてもよい。
(2)上記実施形態1では、押上突部50と一対の第1突状接点部46,46の前方側の端部は、図5に示すように、雄端子12の挿入方向で略同じとされていたが、これに限定されない。例えば、図10に示す実施形態1の変形例1の端子ユニット60のように、押上突部62の前方側の端部が、一対の第1突状接点部46,46の前方側の端部よりも前方側になるように形成されていてもよい。すなわち、一対の第1突状接点部46,46に対して、押上突部62の前方側の端部が雄端子12の挿入方向(前後方向)で手前側(前方側)に配置されていてもよい。これにより、雄端子12が雄端子圧入隙間22に圧入される前に第1突状接点部46に接触することをより確実に抑制できる。それゆえ、雄端子12の圧入に伴い雌端子14の第1突状接点部46のめっきが削れる不具合をより確実に抑制できる。
(3)上記実施形態1では、雌端子14,雄端子12間の付勢は、雌端子14の弾性接触部40によって行われていたが、これに限定されない。例えば、図11に示す実施形態1の変形例2の端子ユニット64のように、弾性接触部40の代わりにドーム状突部66を設けると共に、付勢手段としてクリップばね68を用いてもよい。端子ユニット64の形状を簡略化でき、クリップばね68と組み合わせることで本変形例の端子ユニット64を容易に形成することができる。このように、雌端子の第1接触部と第2接触部は、雄端子圧入隙間22への雄端子12の圧入を許容して、第1接触部と第2接触部の間に雄端子12を挟持し得るものであれば、いずれの構造も採用可能である。そして、第1接触部と第2接触部の少なくとも一方が、雄端子圧入隙間22を隔てた対向方向と反対方向に変位可能であり、第1接触部と第2接触部が雄端子圧入隙間22を隔てて対向方向に付勢されていれば、任意の構造が採用可能である。
(4)上記実施形態では、雄端子12の上面に対する雌端子14の接点部は、雄端子12の平坦部18に対して雌端子14の弾性接触部40の1つの第2突状接点部42のみであったが、これに限定されない。第2突状接点部42が複数あって、複数の第2突状接点部42が平坦部18もしくは傾斜部16に接触するようになっていてもよい。
(5)第1突状接点部46の形状は、上記実施形態のような長円形状に限定されるものではない。第1突状接点部46の形状は、例えば半球形状や直方体形状や立方体形状を有していてもよい。この場合は、角部を面取りすることが好ましい。
(6)上記実施形態では、雄端子12が、一対の傾斜部16,16の間に平坦部18を有していたが、平坦部18は必須なものではなく、本開示に係る雄端子は、傾斜部16同士が雄端子の幅方向中央で連結された形状であってもよい。
(7)上記実施形態では、各第1突状接点部46が、雄端子圧入隙間22への雄端子12の挿入方向で連続して延びていたが、これに限定されない。第1突状接点部は、挿入方向で連続して延びていなくてもよいし、挿入方向に離隔して複数設けられていてもよい。
10 端子ユニット(実施形態1)
12 雄端子
14 雌端子
16 傾斜部
18 平坦部
20 収容凹所
22 雄端子圧入隙間
24 本体部
25 電線接続部
26 第1接触部
28 第2接触部
30 側壁
32 側壁
34 保護壁
40 弾性接触部
42 第2突状接点部
44 側縁部
46 第1突状接点部
48 中間部
50 押上突部
52 先端部
54 上面
60 端子ユニット(変形例1)
62 押上突部
64 端子ユニット(変形例2)
66 ドーム状突部
68 クリップばね

Claims (10)

  1. 板状をなす雄端子と、
    前記雄端子に接続される雌端子と、を備え、
    前記雌端子は、前記雄端子が圧入されて配置される雄端子圧入隙間を隔てて対向配置され、前記雄端子を挟持する第1接触部と第2接触部を有し、
    前記雄端子は、前記雄端子圧入隙間への圧入方向に交差する第1方向の両側に、前記雄端子の板厚方向の一方側に傾斜する一対の傾斜部を有し、
    前記雌端子の前記第1接触部は、前記雄端子の前記板厚方向の一方側の面に対向し、
    前記雌端子の前記第2接触部は、前記雄端子の前記板厚方向の他方側の面に対向し、前記第1接触部側に突出する押上突部と、前記雄端子の前記一対の傾斜部にそれぞれ対向する一対の側縁部を有し、
    前記一対の側縁部は、前記一対の傾斜部にそれぞれ接触する一対の第1突状接点部を有し、前記一対の第1突状接点部と前記押上突部は、前記第1方向で異なる位置に設けられており、
    前記雄端子は、前記板厚方向の他方側の面に開口し、前記圧入方向の先端部よりも基端側に配置されて、前記押上突部を収容可能な収容凹所を有し、
    前記雄端子圧入隙間に圧入された前記雄端子の前記収容凹所に前記第2接触部の前記押上突部が嵌合していない接続未完状態では、前記雄端子が前記押上突部に当接して前記第1接触部側に押し上げられることにより、前記雄端子の前記傾斜部が前記雌端子の前記第1突状接点部から離隔しており、
    前記雄端子圧入隙間に圧入された前記雄端子の前記収容凹所に前記第2接触部の前記押上突部が嵌合した接続完了状態では、前記雄端子の前記傾斜部が前記雌端子の前記第1突状接点部に押圧されている、
    端子ユニット。
  2. 前記雌端子の前記第2接触部は、前記第1方向で前記一対の側縁部の間に位置する中間部を有し、前記一対の側縁部は、前記中間部に対して前記雄端子圧入隙間側に傾斜している、請求項1に記載の端子ユニット。
  3. 前記押上突部は、前記第2接触部の前記中間部に設けられている、請求項2に記載の端子ユニット。
  4. 前記一対の第1突状接点部に対して、前記押上突部の少なくとも一部が前記雄端子の挿入方向で手前側に配置されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の端子ユニット。
  5. 記押上突部の突出寸法が、前記第1突状接点部の突出寸法よりも小さい、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の端子ユニット。
  6. 前記雄端子は、板幅方向で前記一対の傾斜部の間に配置された平坦部を有し、
    前記雌端子の前記第1接触部は、前記第2接触部に向かって突出して、前記第2接触部から離隔する方向に弾性変形可能で前記雄端子を前記第2接触部に向かって付勢する弾性接触部を有し、
    前記弾性接触部は、前記雄端子の前記平坦部に接触する第2突状接点部を有している、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の端子ユニット。
  7. 前記雄端子は、板幅方向で前記一対の傾斜部の間に配置された平坦部を有し、前記一対の傾斜部の前記平坦部に対する傾斜角度がθ1であり、
    前記雌端子の前記第2接触部は、前記一対の側縁部の間に配置された平板状の前記中間部を有し、前記一対の側縁部の前記中間部に対する傾斜角度がθ2であり、
    前記θ1と前記θ2が同一か10°以内の相違を有している、請求項2、請求項3および請求項2を引用する場合の請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の端子ユニット。
  8. 各前記第1突状接点部が、前記雄端子圧入隙間への前記雄端子の前記入方向で連続して延びている、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の端子ユニット。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の端子ユニットにおいて用いられる雌端子。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の端子ユニットにおいて用いられる雄端子。
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