JP7494515B2 - 営業支援装置、営業支援方法とプログラム - Google Patents

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Description

本開示は、住宅リフォームの営業支援装置等に関する。
顧客データをデータベース化し、様々な角度から分析したうえで、顧客との関係を向上させる顧客関係管理(CRM:Customer Relationship Management)システムが知られている。顧客関係管理システムを用いて顧客の購買履歴を分析し、傾向や特性を割り出すことによって、顧客の購買意欲を促進するような商材、時期、価格を導出している。
また、将来に亘り収益が見込めそうな顧客を営業対象とするために、顧客生涯価値(LTV;Life Time Value)が用いられている。顧客生涯価値は、1人の顧客が生涯にその商品又はサービス対して支払う金額の総額を表す指標である。顧客の潜在的な心理を理解し、適切な商品等を提供することで顧客生涯価値を高めていくことが可能となる。
顧客生涯価値の算出方法の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1のシステムは、顧客全体をベースした顧客1人当たりの平均値による顧客生涯価値の精度低下を改善するために、地理的人口統計データを用いて特定エリアごとに顧客を区分し、区分された顧客を用いて顧客生涯価値を算出している。
特開2015-118647号公報
特許文献1により算出される顧客生涯価値は、特定エリア内の顧客ごとに振れ幅がある場合、顧客生涯価値の精度は低下することになる。
本開示の目的は、上記の課題を解決するために、顧客ごとの顧客生涯価値の精度を向上させることが可能な営業支援装置等を提供することにある。
本開示の一態様である営業支援装置は、顧客データの顧客を、購入した住宅価格の価格帯で分類する価格分類部と、
価格帯ごとに、価格帯に含まれる築古の顧客から築古の顧客における所定年単位ごとの総合金額の分布に基づき特定顧客を抽出する特定顧客抽出部と、
前記価格帯ごとに、前記特定顧客における所定年単位の顧客生涯価値の金額推移の値に基づき、類型化された複数の金額推移クラスタに分類するクラスタ分析部を備える。
本開示の一形態である営業支援方法は、顧客データの顧客を、購入した住宅価格の価格帯で分類し、前記価格帯ごとに、前記価格帯に含まれる築古の顧客から、前記築古の顧客における所定年単位ごとの総合金額の分布に基づき、特定顧客を抽出し、前記価格帯ごとに、前記特定顧客における所定年単位の顧客生涯価値の金額推移の値に基づき、類型化された複数の金額推移クラスタに分類する。
本開示の一形態であるプログラムは、顧客データの顧客を、購入した住宅価格の価格帯で分類し、前記価格帯ごとに、前記価格帯に含まれる築古の顧客から、前記築古の顧客における所定年単位ごとの総合金額の分布に基づき、特定顧客を抽出し、前記価格帯ごとに、前記特定顧客における所定年単位の顧客生涯価値の金額推移の値に基づき、類型化された複数の金額推移クラスタに分類する、ことをコンピュータに実行させる。
本開示の営業支援装置等によれば、顧客生涯価値の精度を向上することができる。
第1の実施形態に係る営業支援装置の構成の例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る営業支援システムの概要を示すブロック図である。 顧客データの例を示す図である。 顧客データにおける住宅の購入価格の分布を示すヒストグラムである。 築古の顧客における5年単位の総合金額の分布の例を示す図である。 ある価格帯における複数の金額推移クラスタの例を示す図である。 図1に示す営業支援装置に算出部を含めた構成の例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る営業支援装置の動作の例を示すフローチャートである。 図7に示す営業支援装置の動作の例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る営業支援装置の構成の例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る営業支援装置の動作の例を示すフローチャートである。 第1、2の実施形態の営業支援装置に用いるハードウエア構成を示す図である。
以下、本開示の実施形態に係る営業支援装置について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は説明のための例示であり、その例示に限定されるものではない。本実施形態では、住宅リフォームの営業に利用する営業支援装置の例として説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る営業支援装置について図面を用いて説明する。図1は、第1の実施形態に係る営業支援装置の構成の例を示すブロック図である。図1に示す営業支援装置10は、価格分類部11、特定顧客抽出部12、クラスタ分析部13を備える。
図2は、営業支援装置システムの例を概略的に示すブロック図である。図2の営業支援システム5は、営業支援装置10と顧客DB(Database)20を備える。営業支援装置10は、顧客データ21を格納する顧客DB20と通信可能に接続される。顧客データ21は、住宅を購入した顧客に関する顧客情報、邸情報、アフター管理情報を含む。顧客情報、邸情報、および、アフター管理情報は、顧客ごとに関連付けされる。
図3は、顧客データ21の例を示す図である。顧客情報は、顧客ID(Identifier)、年齢、住所、年収などの顧客の属性に関する情報を含む。邸情報は、邸ID、建蔽率/容積率、用途地域、地盤情報、建物構造などの住宅の属性に関する情報を含む。アフター管理情報は、コンタクト実績、商談実績、リフォーム実績など顧客の住宅引渡後における営業活動の属性に関する情報を含む。コンタクト実績は、顧客へのコンタクト日時、方法、内容などを含む。商談実績は、商談日時、商談回数、商談内容などを含む。リフォーム実績は、商材ID(商材名)、施工日、施工費用などを含む。なお、顧客情報、邸情報、アフター管理情報の内容は、図2に示す内容に限られない。
<価格分類部>
価格分類部11は、顧客DB20にアクセスし、顧客データ21を取得する。価格分類部11は、顧客データ21の顧客を、購入した住宅価格の価格帯で分類する。図4は、顧客データ21の顧客が購入した住宅価格の分布を示すヒストグラムである。図4のヒストグラムにおいて、縦軸は顧客の人数を表し、横軸は購入した住宅価格を表す。なお、図4の例は、購入した住宅価格に土地代が含まれないもとする。土地代を除いた住宅価格を用いることで、住宅の建物や設備にどの程度の費用をかけられる顧客であるかの1つの目安となる。なお、購入した住宅価格に土地代を含めてもよく、その場合、購入した住宅価格は、土地代を含めた住宅関係の購買能力のポテンシャルの目安とすることができる。
図4において価格帯の幅を1000万円としているが、これに限られない。価格帯に含まれる顧客の人数を所定の範囲とするために価格帯の幅を変えてもよい。価格分類部11は、例えば、0から1千万円や1億円以上の価格帯に分類される顧客の人数が少ない場合、価格帯で分類する対象から除外してもよい。価格分類部11は、特定顧客抽出部12に価格帯ごとに分類された顧客の顧客IDを渡す。
<特定顧客抽出部>
特定顧客抽出部12は、価格帯ごとに、分類された顧客IDに基づいて顧客の顧客データ21を取得する。特定顧客抽出部12は、価格帯ごとに、価格帯に含まれる築古の顧客を抽出し、築古の顧客における所定年単位ごとの総合金額の分布に基づき特定顧客を抽出する。
ここで、築古とは、建築後に相応の年数が経過していることを表し、例えば、住宅の建築後30年以上経過していることを表す。なお、築古の築後年数は、築30年以上に限定されるものではない。築25年以上又は築35年以上を築古としてもよい。所定年単位とは、所定期間の年数を表し、例えば、5年単位である。なお、年単位は、5年に限られるものではなく、任意に設定できる。
総合金額とは、総合金額は、住宅購入後に掛かる費用を加算して算出される。例えば、総合金額は、住宅の購入価格、リフォームの工事費用、設備のメンテナンス費用などが加算される。リフォームの工事が複数回あれば、その都度、リフォームの工事費用が総合金額に加算される。
特定顧客抽出部12は、統計手法を用いて、所定年単位ごとの総合金額の分布におけるボリュームゾーンとなる顧客を抽出する。統計手法の例は、箱ひげ図である。図5は、築古の顧客における5年単位ごとの総合金額の分布の例を示す図である。図5に示す図は、築30年以上の顧客における5年単位の総合金額の分布を表している。図5のグラフにおいて、縦軸は総合金額、横軸は築年数を表す。なお、縦軸は、総合金額の他に、総合金額から住宅価格を引いた値としてもよい。
例えば、特定顧客抽出部12は、ある5年単位(例えば、築10年以上築15年未満)の総合金額の分布において最大値・最小値・四分位数を算出する。算出された四分位数のうち第1四分位数と第3四分位数の間に含まれる顧客を特定顧客とすることで、5年単位ごとの総合金額の分布を妥当な範囲に収めることができる。
上記では、統計手法として箱ひげ図を利用して特定顧客の抽出する例を説明したが、これに限られるものではない。例えば、最頻値、標準偏差、分散などを用いて特定顧客を抽出してもよい。特定顧客抽出部12は、価格帯ごとに、抽出された特定顧客の顧客IDをクラスタ分析部13に渡す。
<クラスタ分析部>
クラスタ分析部13は、価格帯ごとに、抽出された特定顧客の顧客IDに基づいて、特定顧客の顧客データ21を取得する。クラスタ分析部13は、価格帯ごとに、抽出された特定顧客における所定年単位の顧客生涯価値(総合金額-住宅価格)の金額推移の値に基づき、類型化された複数の金額推移クラスタに分類する。具体的には、クラスタ分析部13は、価格帯ごとに、所定年単位の顧客生涯価値(総合金額-住宅価格)の金額推移の値を説明変数としてクラスタ分析を実施する。クラスタ分析では、ユークリッド距離で特定顧客の金額推移線をクラスタリングする。
図6は、クラスタ分析の結果の例を示す図である。縦軸は顧客生涯価値(総合金額-住宅価格)、横軸は築年数を表す。図6に示すクラスタ分析の結果によると、4000万以上5000万円未満の価格帯に含まれる特定顧客は、3つの金額推移線のクラスタに分類される。説明上、3つの金額推移クラスタのクラスタIDをCL1、CL2、CL3とする。なお、図6の例では、クラスタ分析部13により得られた金額推移クラスタの数は3つであるが、得られる金額推移クラスタの数は3つに限られるものではない。
図6において、CL1の金額推移クラスタは、築浅のときにリフォーム、メンテナンス、消耗品購入等(以下、住宅のアフター費と称す)にお金を使い、その後あまりアフター費にお金を使わなかった顧客の金額推移を示している。CL3の金額推移クラスタは、築浅からほとんどアフター費に金を使わず、築15年を過ぎてからアフター費にお金を使っていた顧客の金額推移を示している。また、CL2の金額推移クラスタは、築年数に応じてアフター費にお金を使っていた顧客の金額推移を示している。
また、クラスタ分析部13のクラスタ分析で得られた3つの金額推移クラスタを用いることで、将来どの程度住宅のアフター費にお金を支払うか顧客であるかを見極めることもできる。例えば、住宅価格が4000万以上5000万円未満で築20年の顧客がいる場合、図6の破線に位置することになる。ここで、築20年の顧客がCL3の金額推移クラスタに割当てられる場合、将来、住宅のアフター費にお金を使ってくれる顧客であると判定できる。また、顧客がCL2の金額推移クラスタに割当てられる場合、築年数に応じて住宅のアフター費にお金を使ってくれる顧客と判定できる。さらに、顧客がCL1の金額推移クラスタに割当てられる場合、将来、住宅のアフター費にお金を使わない顧客と判定できる。
<算出部>
次に顧客生涯価値の算出について説明する。図7は、図1に示す営業支援装置に算出部を含めた構成の例を示すブロック図である。クラスタ分析部13によって、住宅価格の価格帯ごとに、築古の顧客たちが住宅のアフター費に支払ってきた金額の推移を示す金額推移線がクラスタリングされる。算出部14は、クラスタ分析部13でクラスタリングされた金額推移線(金額推移クラスタ)を用いて対象顧客の顧客生涯価値を算出する。
以下、算出部14は、対象顧客の築30年時点までの顧客生涯価値を算出するものとする。なお、顧客生涯価値の算出は、対象顧客の築30年時点に限られるものではなく、例えば、築35年時点まででもよい。対象顧客の築年数は、算出部14が顧客IDに基づき顧客DB20を参照して取得する。
例えば、顧客生涯価値を求める対象が、住宅価格が4000万以上5000万円未満で築20年の顧客であるとする。図6において、築20年の顧客は、破線と交差するいずれかの金額推移クラスタに位置することになる。築20年の顧客が図6に示すCL1~CL3の金額推移線のうち、いずれに割当るかは、顧客が築0年から築20年までに5年単位で支払ってきた総合金額の推移から判定する。
算出部14は、判定された金額推移クラスタに基づき、築20年の顧客における、現時点から10年後となる築30年時点の顧客生涯価値を算出する。図6に示す例で、対象顧客がCL2の金額推移クラスタに割当てられる場合、例えば、現時点(築20年)の顧客生涯価値が900万円であり、顧客の築30年時点の顧客生涯価値は1300万円となる。
ここで、算出部14は、判定された金額推移クラスタと顧客の現時点での築年数に基づき、現時点からの残りの顧客生涯価値を算出することもできる。例えば、算出部14は、築20年の顧客における、現時点から10年後となる築30年時点の顧客生涯価値から現時点の築20年の顧客生涯価値を減算することで、対象顧客の残りの顧客生涯価値を算出する。
図6に示す例で、対象顧客がCL2の金額推移クラスタに割当てられる場合、例えば、顧客の築30年時点の顧客生涯価値が1300万円であり、現時点(築20年)の顧客生涯価値が900万円であるとする。これにより、算出部14は、対象顧客の現時点から残りの顧客生涯価値を400万円と算出する。
次に、第1の実施形態に係る営業支援装置10の動作について図面を用いて説明する。図8は、第1の実施形態に係る営業支援装置10の動作の例を示すフローチャートである。また、図9は、図7に示す営業支援装置10の動作の例を示すフローチャートである。なお、図9において、図8に示すフローチャートと重複するステップについては、同一のステップ番号を付して詳細な説明を省略する。
価格分類部11は、顧客DB20にアクセスし、顧客データ21を取得する。価格分類部11は、顧客データ21の顧客を、購入した住宅価格の価格帯で分類する(ステップS11)。価格分類部11は、特定顧客抽出部12に価格帯ごとに分類された顧客の顧客IDを渡す。
次に、特定顧客抽出部12は、価格帯ごとに、分類された顧客IDに基づいて顧客DB20にアクセスし顧客の顧客データ21を取得する。特定顧客抽出部12は、価格帯ごとに、価格帯に含まれる築古の顧客を抽出し、築古の顧客における所定年単位ごとの総合金額の分布に基づき特定顧客を抽出する(ステップS12)。例えば、特定顧客抽出部12は、統計手法を用いて、所定年単位ごとの総合金額の分布におけるボリュームゾーンとなる顧客を抽出する。特定顧客抽出部12は、価格帯ごとに、抽出された特定顧客の顧客IDをクラスタ分析部13に渡す。
クラスタ分析部13は、価格帯ごとに、抽出された特定顧客の顧客IDに基づき、顧客DB20にアクセスし特定顧客の顧客データ21を取得する。クラスタ分析部13は、価格帯ごとに、抽出された特定顧客における所定年単位の顧客生涯価値(総合金額-住宅価格)の金額推移の値に基づき、類型化された複数の金額推移クラスタに分類する(ステップS13)。具体的には、クラスタ分析部13は、価格帯ごとに、所定年単位の顧客生涯価値の金額推移の値を説明変数としてクラスタ分析を実施する。
図9は、算出部14を含む営業支援装置10の動作の例を示すフローチャートである。なお、図9において、図8と重複する動作については、同一のステップ番号を付して詳細な説明を省略する。
クラスタ分析部13によって、住宅価格の価格帯ごとに、築古の顧客たちが住宅リフォームに支払ってきた金額の推移を示す金額推移線がクラスタリングされる。算出部14は、対象顧客の現時点の築年数を取得し、クラスタ分析部13でクラスタリングされた金額推移線(金額推移クラスタ)を用いて対象顧客の顧客生涯価値を算出する(ステップS14)。具体的には算出部14は、判定されたクラスタの金額推移線(金額推移クラスタ)に基づき、対象顧客の築30年時点の顧客生涯価値から現時点の築年数の顧客生涯価値を減算して算出する。なお、算出される顧客生涯価値は、対象顧客の築30年時点での顧客生涯価値とするが、築30年時点には限られない。
(第1の実施形態の効果)
第1の実施形態の営業支援装置10によれば、顧客生涯価値の精度を向上することができる。その理由は、住宅の購入価格の価格帯ごとに、築古の顧客における所定年単位の総合金額の金額推移の値に基づき、顧客生涯価値の複数の金額推移クラスタに分類する。これにより価格帯ごとの顧客生涯価値の金額推移を示すクラスタに分けることができる。価格帯ごとにクラスタが分類されることで、対象顧客の住宅の価格を反映した顧客生涯価値を算出することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る営業支援装置ついて図面を用いて説明する。図10は、第2の実施形態に係る営業支援装置の構成の例を示すブロック図である。図10に示す営業支援装置30は、価格分類部11、特定顧客抽出部12、クラスタ分析部13、クラスタ割当部31、算出部32を備える。第2の実施形態に係る営業支援装置30の説明において、第1の実施形態と同様の価格分類部11、特定顧客抽出部12、クラスタ分析部13については詳細な説明を省略する。
<クラスタ割当部>
第1の実施形態では、対象顧客の金額推移に基づいて算出部14が対象顧客を金額推移クラスタに割当ていた。第2の実施形態では、クラスタ割当部31が、対象顧客を価格帯ごとの金額推移クラスタに割当てる。例えば、クラスタ割当部31は、価格帯ごとに予測モデル(多値判別モデル)を生成し、生成した予測モデルを用いて対象顧客をクラスタ分析部13で分類された金額推移クラスタに割当てる。
具体的には、クラスタ割当部31は、価格分類部11が分類した価格帯の数を取得して多値判別分析の予測モデルの数を設定する。予測モデルの目的変数は、価格帯ごとの金額推移クラスタである。金額推移クラスタは、価格帯ごとにCL1、CL2などの識別子により識別される。予測モデルの説明変数は、顧客の、顧客情報、邸情報、所定年単位の総合金額である。所定年単位は、例えば、5年単位である。なお、所定年単位は、5年に限られない。
学習用データとして、築古の顧客の顧客情報、邸情報、アフター管理情報を用いる。なお、築古は、例えば、築30年以上であるが、これに限られず、築25年以上でもよく、築35年以上でもよい。また予測用データは、築0年以上築35年未満の顧客の顧客情報、邸情報、アフター管理情報とする。なお、予測用データとして、築0年以上築35年未満の顧客を対象としているが、これに限られない。
クラスタ割当部31は、価格帯ごとの予測モデルを用いて対象顧客を分類された金額推移クラスタに割当てた後、対象顧客と割当てた金額推移クラスタを関連付けして算出部32に渡す。
なお、クラスタ割当部31によるクラスタ割当は、上記の判別分析を用いるものに限られず、k平均法を用いてクラスタ割当をしてもよい。例えば、クラスタ割当部31は、クラスタ平均との距離の近さを用いて、価格帯ごとに金額推移クラスタを割当てる。具体的には、クラスタ割当部31は、複数の金額推移クラスタについて、それぞれの平均を求め、各クラスタ平均との距離を比較して、最も近い金額推移クラスタに対象顧客を割当ててもよい。
<算出部>
算出部32は、クラスタ割当部31によって割当てられた価格帯ごとの金額推移クラスタに基づき、対象顧客の顧客生涯価値を算出する。例えば、算出部32は、対象顧客に対応する金額推移クラスタで築35年時点における顧客生涯価値を算出する。ここで、算出部32によって算出される顧客生涯価値は、築35年時点の顧客生涯価値であってもよく、築30年時点の顧客生涯価値であってもよい。
なお、算出部32は、第1の実施形態の算出部14と同様に、対象顧客における現時点から所定年数後の築年数までの残りの顧客生涯価値を算出することもできる。例えば、算出部32は、築20年の顧客における、現時点から15年後となる築35年時点の顧客生涯価値から現時点の築20年の顧客生涯価値を減算することで、対象顧客の残りの顧客生涯価値を算出できる。
次に、第2の実施形態に係る営業支援装置30の動作について説明する。図11は、第2の実施形態に係る営業支援装置30の動作の例を示すフローチャートである。図11が示す営業支援装置30の動作のうち、ステップS11、S12、S13は第1の実施形態の営業支援装置10の動作と同様であるため説明は省略する。
第2の実施形態では、クラスタ割当部31が、対象顧客を価格帯ごとの金額推移クラスタに割当てる(ステップS21)。例えば、クラスタ割当部31は、価格帯ごとに予測モデル(多値判別モデル)を生成し、生成した予測モデルを用いて対象顧客をクラスタ分析部13で分類された金額推移クラスタに割当てる。なお、クラスタ割当部31によるクラスタ割当は、上記の判別分析を用いるものに限られず、k平均法を用いて対象顧客を価格帯ごとに金額推移クラスタを割当ててもよい。クラスタ割当部31は、価格帯ごとの予測モデルを用いて対象顧客を分類された金額推移クラスタに割当てた後、対象顧客と割当てた金額推移クラスタを関連付けして算出部32に渡す。
算出部32は、クラスタ割当部31によって割当てられた価格帯ごとの金額推移クラスタに基づき、対象顧客の顧客生涯価値を算出する(ステップS22)。例えば、算出部32は、対象顧客に対応する金額推移クラスタで築35年時点における顧客生涯価値を算出する。ここで、算出部32によって算出される顧客生涯価値は、築35年時点の顧客生涯価値であってもよく、築30年時点の顧客生涯価値であってもよい。
(第2の実施形態の効果)
第2の実施形態の営業支援装置40によれば、価格帯ごとに対象顧客を金額推移クラスタに割当てるクラスタ割当部31によって、対象顧客により近い金額推移クラスタを割当てることができる。これにより算出部32で算出される対象顧客の顧客生涯価値の精度も向上する。
(ハードウエア構成)
例えば、図1、図7、図10に示す営業支援装置10は、図12に示すコンピュータ60のCPU(Central Processing Unit)61と、営業支援装置10の価格分類部11、特定顧客抽出部12、クラスタ分析部13、算出部14、営業支援装置30のクラスタ割当部31、算出部32を構成要素とするプログラム64を実行することにより実現できる。もこれらの構成要素は、CPU61がROM(Read Only Memory)62あるいは記憶装置65からプログラム64を読み込み、読み込んだプログラム64を、CPU61、及び、RAM(Random Access Memory)63を用いて実行することで実現されてもよい。
また、上述の営業支援装置10をCPU61に機能させるための営業支援プログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体66によって構成されると捉えることもできる。記憶媒体66は、例えばハードディスクドライブ、ドライブ装置67に着脱可能なディスク媒体やメモリカードなどである。例えば、営業支援装置10の価格分類部11、特定顧客抽出部12、クラスタ分析部13の構成要素は、集積回路による専用のハードウエアであってもよい。またコンピュータ60は、ネットワークと接続可能な通信インターフェース68、入出力インターフェース70を有してもよい。また、営業支援装置10、30の構成要素は、複数の装置に分散して配置されてもよく、その場合、複数の装置間を通信可能に接続することで装置単体と同様に機能することができる。
本開示は上述した各実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された構成、動作、処理を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本開示を説明した。しかしながら、本開示は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本開示は、本開示のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
5 営業支援システム
10 営業支援装置
11 価格分類部
12 特定顧客抽出部
13 クラスタ分析部
14、32 算出部
20 顧客DB
21 顧客データ
31 クラスタ割当部

Claims (10)

  1. 顧客データの顧客を、購入した住宅価格の価格帯で分類する価格分類手段と、
    前記価格帯ごとに、前記価格帯に含まれる築古の顧客から、前記築古の顧客における所定年単位ごとの総合金額の分布に基づき、特定顧客を抽出する特定顧客抽出手段と、
    前記価格帯ごとに、前記特定顧客における所定年単位の顧客生涯価値の金額推移の値に基づき、前記特定顧客を、類型化された複数の金額推移クラスタに分類するクラスタ分析手段と、を備える営業支援装置。
  2. 前記顧客データは、前記顧客の属性に関する顧客情報、前記顧客の住宅の属性に関する邸情報、前記顧客の住宅引渡後における営業活動の属性に関するアフター管理情報を含む、請求項1に記載の営業支援装置。
  3. 前記顧客生涯価値は、前記総合金額から前記住宅価格を引いた値である、請求項1又は2に記載の営業支援装置。
  4. 前記金額推移クラスタに基づき、対象顧客の前記顧客生涯価値を算出する算出部を更に備える、請求項1から3のいずれか1つに記載の営業支援装置。
  5. 前記算出部は、前記対象顧客における所定年数後の顧客生涯価値と現時点の顧客生涯価値に基づき、前記所定年数後までの残りの顧客生涯価値を算出する、請求項4に記載の営業支援装置。
  6. 前記価格帯ごとに、前記対象顧客を前記金額推移クラスタに割当てるクラスタ割当手段を更に備える、請求項4又は5に記載の営業支援装置。
  7. 前記クラスタ割当手段は、判別分析を用いて前記金額推移クラスタの予測モデルを生成し、前記予測モデルに基づき、前記対象顧客に対する前記金額推移クラスタを割当てる、請求項6に記載の営業支援装置。
  8. 前記判別分析は、前記価格帯の数を前記予測モデルの数とし、前記価格帯ごとの前記金額推移クラスタのクラスタIDを目的変数とし、前記築古の顧客の顧客情報又は邸情報、所定年単位の総合金額を説明変数とし、前記築古の顧客の顧客データを学習用データとし、前記対象顧客の顧客データを予測用データとする多値判別分析である、請求項7に記載の営業支援装置。
  9. コンピュータが、
    顧客データの顧客を、購入した住宅価格の価格帯で分類し、
    前記価格帯ごとに、前記価格帯に含まれる築古の顧客から、前記築古の顧客における所定年単位ごとの総合金額の分布に基づき、特定顧客を抽出し、
    前記価格帯ごとに、前記特定顧客における所定年単位の顧客生涯価値の金額推移の値に基づき、前記特定顧客を、類型化された複数の金額推移クラスタに分類する、営業支援方法。
  10. 顧客データの顧客を、購入した住宅価格の価格帯で分類し、
    前記価格帯ごとに、前記価格帯に含まれる築古の顧客から、前記築古の顧客における所定年単位ごとの総合金額の分布に基づき、特定顧客を抽出し、
    前記価格帯ごとに、前記特定顧客における所定年単位の顧客生涯価値の金額推移の値に基づき、前記特定顧客を、類型化された複数の金額推移クラスタに分類する、ことをコンピュータに実現させるプログラム。
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