JP7494500B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機などの画像形成装置として、例えば液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)を記録ヘッドとして用いる液体吐出記録方式の画像形成装置(インクジェット記録装置など)が知られている。
インクジェット記録装置は、記録ヘッドの状態を維持するキャップ手段(維持モジュール)を備える。このキャップ手段をメンテナンス(清掃)する構成として、キャップ手段の周りを壁で囲い、そこへ洗浄液を送液、貯留し、キャップ手段をその洗浄液に浸すことで、インクを除去することが知られている。
例えば、特許文献1には、キャップ手段の一部を囲う囲いを備え、そこへ洗浄液を送液してキャップ手段を清掃する構成が開示されている。また、特許文献2には、ノズルカバー及びキャップの全体を密封し、そこへ洗浄液を送液して清掃する構成が開示されている。
しかし、キャップ手段などに固着したインクは、洗浄液に浸してもその一部しか除去できないことが多い。固着したインクは、クリーンスティックなどを用いて擦り取ることが効果的であるが、不慣れなユーザにとってその作業は煩雑なものであった。
そこで本発明は、ユーザが容易にキャップの清掃ができる液体吐出装置の提供を目的とする。
上記課題は、液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドを移動する移動機構と、前記液体吐出ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップと、前記キャップを移動し、前記ノズル面に密着又は離間させる進退機構と、前記キャップを囲むとともに洗浄液を貯留し、前記キャップを前記洗浄液に浸漬する洗浄液貯留槽と、を備え、前記キャップを前記洗浄液貯留槽内の前記洗浄液に浸漬するとともに、前記液体吐出ヘッドを前記キャップの少なくとも一部に対し、前記液体吐出ヘッドの液体吐出方向において重ならない位置へと移動する液体吐出装置において、前記洗浄液を格納する洗浄液タンクから前記洗浄液貯留槽に形成された送液口を介して連通し、前記洗浄液貯留槽内に洗浄液を送液する送液路と、前記洗浄液貯留槽に形成された廃液口を介して連通し、前記洗浄液貯留槽から使用済みの前記洗浄液を格納する廃洗浄液タンクに使用済みの前記洗浄液を廃液する廃液路と、を備えることを特徴する液体吐出装置によって解決される。
また上記課題は、液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドを移動する移動機構と、前記液体吐出ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップと、前記キャップを移動し、前記ノズル面に密着又は離間させる進退機構と、前記キャップを囲むとともに洗浄液を貯留し、前記キャップを前記洗浄液に浸漬する洗浄液貯留槽と、を備え、前記キャップを前記洗浄液貯留槽内の前記洗浄液に浸漬するとともに、前記液体吐出ヘッドを前記キャップの上方から退避する液体吐出装置において、前記洗浄液を格納する洗浄液タンクから前記洗浄液貯留槽に形成された送液口を介して連通し、前記洗浄液貯留槽内に洗浄液を送液する送液路と、前記洗浄液貯留槽に形成された廃液口を介して連通し、前記洗浄液貯留槽から使用済みの前記洗浄液を格納する廃洗浄液タンクに使用済みの前記洗浄液を廃液する廃液路と、を備えることを特徴する液体吐出装置によっても解決される。
本発明の液体吐出装置は、キャップを洗浄液貯留槽内の洗浄液に浸漬するとともに、液体吐出ヘッドをキャップの少なくとも一部に対し、液体吐出ヘッドの液体吐出方向において重ならない位置へと移動する。すなわち、キャップが露出した状態となるため、ユーザが容易にかつ効果的にキャップを清掃でき、清掃性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る液体吐出装置(インクジェット記録装置)を前方から見た斜視図である。 図1に示す装置の機構部の概要を示す側面図である。 図1に示す装置の機構部の要部平面図である。 ヘッドタンク内のインク排出を示す模式図である。 図1に示す装置の制御部の一例を示す全体ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る維持回復機構の構成を示す模式断面図である。 本発明の一実施形態に係るメンテナンスモードの一連の動作を示すフローチャートである。 メンテナンスモードの一連の動作を示す模式図(その1)である。 報知部に表示されたメッセージの一例である。 メンテナンスモードの一連の動作を示す模式図(その2)である。 メンテナンスモードの一連の動作を示す模式図(その3)である。 メンテナンスモードの一連の動作を示す模式図(その4)である。 本発明の一実施形態に係る洗浄液貯留槽の構成を示す模式平面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る液体吐出装置(インクジェット記録装置)を前方から見た斜視図である。インクジェット記録装置100は、装置本体1と、装置本体1に装着された用紙を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に着脱自在に装着されて画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備える。
また、装置本体1の前面の一方側には、給排紙トレイ部に隣接するように、液体カートリッジであるインクカートリッジ10を装填するためのカートリッジ装填部4が設けられている。このカートリッジ装填部4の上面には、ユーザに知覚信号を発する報知部5が設けられている。
カートリッジ装填部4にはインクカートリッジ10がセットされる。各インクカートリッジ10には、色の異なる色材である記録液(インク)、例えば黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色インクが収容される。これらのインクカートリッジ10は、装置本体1の前面側から後方側に向って挿入して装填可能で、縦置き状態で横方向に各インクカートリッジ10を並べて装填する構成となっている。カートリッジ装填部4の前面側には、インクカートリッジ10を着脱するときに開く前カバー(カートリッジカバー)6が開閉可能に設けられている。
報知部5は、ディスプレイやスピーカなどで構成されており、メッセージを表示したり、ブザー音で注意を喚起したりできる。また、この報知部5の下方には、電源ボタン12、OKボタン(用紙送り/印刷再開ボタン)13、キャンセルボタン14などが配置されている。
次に、このインクジェット記録装置100の機構部について図2及び図3を参照して説明する。なお、図2は同機構部の概要を示す側面図、図3は同じく要部平面図である。
インクジェット記録装置100の機構部において、フレーム21を構成する左右の側板21A、21Bにガイド部材であるガイドロッド31とステー32とが横架され、これらがキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持している。キャリッジ33は、主走査モータによってタイミングベルトを介して図3の矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
また、本実施形態では、キャリッジ33をさらに鉛直方向に移動可能に構成している。そして、これらガイドロッド31、キャリッジ33、及びタイミングベルトなどは、液体吐出ヘッド(記録ヘッド34)を主走査方向及び鉛直方向に移動する移動機構の一例である。
なお、本実施形態のインクジェット記録装置100は、記録ヘッド34が主走査方向に移動しながらインクを吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置である。
このキャリッジ33には、前述した各色のインク滴を吐出する4個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド34が、複数のインク吐出口(複数のノズル)を主走査方向と交叉する方向(用紙送り方向)に配列され、インク滴吐出方向を下方に向けて装着されている。なお、各色の液滴を吐出するノズル列を有する1又は複数のヘッド構成などを採用することもできる。
記録ヘッド34を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
また、キャリッジ33には、各記録ヘッド34に各色のインクを供給するための各色のヘッドタンク35が搭載されている。この各色のヘッドタンク35には各色のインク供給チューブ36を介して、前述したように、カートリッジ装填部4に装着された各色のインクカートリッジ10から各色のインクが補充供給される。このカートリッジ装填部4にはインクカートリッジ10内のインクを送液するための送液手段である送液ポンプ24が設けられている。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部(圧板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43と、給紙コロ43に対向する分離パッド44とを備える。分離パッド44は、摩擦係数の大きな材質からなり、給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えられている。さらに、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51が備えられている。
この搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成されている。また、この搬送ベルト51の表面を帯電させる帯電手段である帯電ローラ56が備えられている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置されている。さらに、搬送ベルト51の裏側には、記録ヘッド34による印写領域に対応してガイド部材57が配置されている。
この搬送ベルト51は、副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ52が回転駆動されることによって図3に矢印で示す副走査方向(ベルト搬送方向)に周回移動する。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロ63とが備えられている。排紙ローラ62の下方には、排紙トレイ3が備えられている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット71が着脱自在に装着されている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
図3に示すように、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む維持回復機構81が配置されている。
この維持回復機構81には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャッピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)82a~82d(区別しないときは「キャップ82」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード83と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84などを備えている。ここでは、キャップ82aを吸引及び保湿用キャップとし、他のキャップ82b~82dは保湿用キャップとしている。
この維持回復機構81による維持回復動作で生じる記録液の廃液は、廃液タンク23(図4参照)に排出されて収容される。また、キャップ82に排出されたインク、ワイパーブレード83に付着してワイパークリーナで除去されたインク、及び空吐出受け84に空吐出されたインクも、廃液タンク23に排出されて収容される。
また、図3に示すように、キャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88が配置されている。この空吐出受け88には、記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口部89などが備えられている。
図4は、ヘッドタンク内のインク排出を示す模式図である。図4に示すように、キャップ82で記録ヘッド34のノズル面を覆い、吸引ポンプ22にて吸引を行うと、ヘッドタンク35内のインクを廃液タンク23へ排出(ヘッド吸引)できる。このヘッド吸引により、ノズルの増粘インクなどを排除できる。
このように構成した本発明のインクジェット記録装置100において、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド部材45で案内される。そして、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、さらに先端を搬送ガイド部材47で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、後述する制御部のACバイアス供給部から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加される。これにより、搬送ベルト51は、交番する帯電電圧パターン、すなわち周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電される。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
次いで、キャリッジ33を主走査方向に移動させながら、画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動する。記録ヘッド34は、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ33は維持回復機構81側に移動されて、キャップ82で記録ヘッド34がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ82で記録ヘッド34をキャッピングした状態で吸引ポンプ22(図4参照)によってノズルから記録液を吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行う。さらに、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これらによって、記録ヘッド34の安定した吐出性能を維持できる。
図5は、液体吐出装置の制御部の一例を示す全体ブロック図である。この制御部は、このインクジェット記録装置全体の制御を司る主制御部301と、印刷制御を司る印刷制御部302とを備える。これら主制御部301及び印刷制御部302は、マイクロコンピュータで構成されている。
主制御部301は、通信回路300から入力される印刷処理の情報に基づいて用紙42に画像を形成する。具体的に、主走査モータ駆動回路303を介して主走査モータを駆動制御し、キャリッジ33を主走査方向に移動したり、副走査モータ駆動回路304を介して副走査モータを駆動制御し、用紙42を搬送したりする。また、印刷制御部302に対して印刷用データを送出する。
また、主制御部301には、キャリッジ33の位置を検出するキャリッジ位置検出回路305からの検出信号が入力され、主制御部301はこの検出信号に基づいてキャリッジ33の移動位置及び移動速度を制御する。キャリッジ位置検出回路305は、例えばキャリッジ33の走査方向に配置されたエンコーダシートのスリット数を、キャリッジ33に搭載されたフォトセンサで読み取って計数することで、キャリッジ33の位置を検出する。主走査モータ駆動回路303は、主制御部301から入力されるキャリッジ移動量に応じて主走査モータを回転駆動させて、キャリッジ33を所定の位置に所定の速度で移動させる。
さらに、主制御部301には搬送ベルト51の移動量を検出する搬送量検出回路306からの検出信号が入力され、主制御部301はこの検出信号に基づいて搬送ベルト51の移動量及び移動速度を制御する。搬送量検出回路306は、例えば搬送ローラ52の回転軸に取り付けられた回転エンコーダシートのスリット数を、フォトセンサで読み取って計数することで搬送量を検出する。副走査モータ駆動回路304は、主制御部301から入力される搬送量に応じて副走査モータを回転駆動させて、搬送ローラ52を回転駆動して搬送ベルト51を所定の位置に所定の速度で移動させる。
主制御部301は、給紙コロ駆動回路307に給紙コロ駆動指令を与えることによって給紙コロ43を一回転させる。主制御部301は、維持回復機構駆動用モータ駆動回路308を介して維持回復機構81のモータを回転駆動することにより、前述したようにキャップ82の昇降、ワイパーブレード83の昇降、吸引ポンプ22の駆動などを行わせる。
主制御部301は、供給ポンプ用駆動回路311を介して送液ポンプ24のポンプ駆動用の駆動モータ(供給モータ)を制御し、カートリッジ装填部4に装填されたインクカートリッジ10からヘッドタンク35にインクを補充供給する(充填する)。また、主制御部301は、カートリッジ通信回路314を通じて、カートリッジ装填部4に装着された各インクカートリッジ10に設けられる情報記憶素子部である不揮発性メモリ316に記憶されている情報を取り込む。そして、所要の処理を行って、本体情報記憶素子部である不揮発性メモリ(例えばEEPROM)315に格納保持する。
さらに、主制御部301には、環境温度、環境湿度を検知する環境センサ313からの検知信号が入力される。
印刷制御部302は、主制御部301からの信号とキャリッジ位置検出回路305及び搬送量検出回路306などからのキャリッジ位置や搬送量に基づいて、記録ヘッド34の液滴を吐出させるための圧力発生手段を駆動するためのデータを生成する。また、印刷制御部302は、上記した画像データをシリアルデータでヘッド駆動回路310に転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、滴制御信号(マスク信号)などをヘッド駆動回路310に出力する。
また、印刷制御部302は、ROMに格納されている駆動信号のパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器などで構成される駆動波形生成部及びヘッドドライバに与える駆動波形選択手段を含む。そして印刷制御部302は、1の駆動パルス(駆動信号)又は複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形を生成してヘッド駆動回路310に対して出力する。
ヘッド駆動回路310は、シリアルに入力される記録ヘッド34の1行分に相当する画像データに基づいて印刷制御部302から与えられる駆動波形を構成する駆動信号を選択的に記録ヘッド34の駆動素子に対して印加することで記録ヘッド34を駆動する。ここで、駆動素子は、例えば前述したような圧電素子であり、記録ヘッド34の液滴を吐出させるエネルギーを発生する。
このとき、駆動波形を構成する駆動パルスを選択することによって、例えば、大滴(大ドット)、中滴(中ドット)、小滴(小ドット)など、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
図6は、本発明の一実施形態に係る維持回復機構の構成を示す模式断面図である。図6に示すように、維持回復機構81は、キャップ82と、キャップ82を鉛直方向に上下移動可能な進退機構85と、キャップ82を囲むとともに洗浄液Lを貯留する洗浄液貯留槽90などを備える。
進退機構85は、例えばカム機構であり、キャップ82を上下方向に移動して、キャリッジ33に搭載された記録ヘッド34のノズル面をキャップ又はデキャップする。なお、図6は、キャップ82により記録ヘッド34のノズル面をキャップしている状態を示している。
洗浄液貯留槽90は、内部に貯留した洗浄液Lにキャップ82を浸漬し、キャップ82の汚れ(インクなど)を除去するものである。そのため、洗浄液貯留槽90の内部は、キャップ82が下方に移動した際、キャップ82全体が貯留した洗浄液Lに浸かる程度の大きさ(容量)を有することが望ましい。
洗浄液貯留槽90の側面には送液口90aが形成され、送液口90aを介して洗浄液貯留槽90に連通する送液路92が設けられている。また、洗浄液貯留槽90の底部には廃液口90bが形成され、廃液口90bを介して洗浄液貯留槽90に連通する廃液路93が設けられている。
洗浄液貯留槽90は、鉛直方向において、送液口90aが廃液口90bよりも上方に配置されるとともに、鉛直方向の断面形状が、廃液口90bへ向かって徐々に縮径する漏斗状であることが望ましい。
送液路92は、洗浄液Lを格納する洗浄液タンク110に接続されており、洗浄液送液ポンプ112を介して洗浄液貯留槽90の内部に洗浄液Lを送液できる。また、廃液路93は、使用済みの洗浄液Lを格納する廃洗浄液タンク114に接続されており、開閉弁116を介して洗浄液貯留槽90内部の洗浄液を廃液できる。
なお、これら洗浄液送液ポンプ112及び開閉弁116の駆動は、主制御部301により行われる。
本実施形態の維持回復機構81は上記のように構成されているので、デキャップ時にキャップ82を洗浄液に浸漬し、キャップ82の汚れ(インクなど)を除去できる。なお、キャップ82を洗浄液に浸漬している間、進退機構85によりキャップ82を上下移動(揺動)させてもよい。
ところで、キャップ82などに付着したインクが硬化・乾燥(固着)してしまうと、洗浄液Lに浸してもその一部しか除去できないことが多い。そのため、ユーザが、例えばクリーンスティックなどを用いて、固着したインクを摺擦して除去することも行われている。
しかし、キャップ82から記録ヘッド34を退避させた状態で装置本体1を停止し、それからキャップ82を清掃するといった作業は、ユーザにとって煩雑な作業であった。
そこで本実施形態のインクジェット記録装置100は、メンテナンスモード(清掃モード)を備えることで、ユーザが容易に、かつ効果的にキャップ清掃できるようにする。
図7は、本発明の一実施形態に係るメンテナンスモードの一連の動作を示すフローチャートである。また、図8~図12は、メンテナンスモードにおける動作を示す模式図である。これらフローチャート及び図を参照して、メンテナンスモードについて説明する。
まず、ステップS01において、ユーザがインクジェット記録装置100に「キャップ清掃開始」の指示を入力すると、インクジェット記録装置100の主制御部301は、メンテナンスモード状態に遷移する。
なお、ユーザによる指示の入力は、例えば、装置本体1に設けられた報知部5、及びOKボタン13、キャンセルボタン14などで行うことができる(図1参照)。
次いで、ステップS02において、主制御部301は、洗浄液送液ポンプ112を駆動し(開閉弁116を閉じ)、洗浄液タンク110から洗浄液貯留槽90に洗浄液Lを送液する。これにより、洗浄液貯留槽90に洗浄液Lが貯留される(図8のステップS02参照)。
次いで、ステップS03において、主制御部301は、移動機構を駆動してキャリッジ33を上昇するとともに、進退機構85を駆動してキャップ82を下降し、記録ヘッド34のノズル面をデキャップする。このとき、キャップ82は、洗浄液貯留槽90内の洗浄液Lに浸漬されることになる(図8のステップS03参照)。
次に、ステップS04において、主制御部301は、移動機構を駆動し、キャリッジ33(記録ヘッド34)をキャップ82の上方から退避する(図8のステップS04参照)。
続いてステップS05に移行し、主制御部301は、キャップ82が、キャリッジ33(記録ヘッド34)の少なくとも一部と、記録ヘッド34の液体吐出方向において重ならない位置(退避位置)にあるか判定する。所定の退避位置に到着していない場合(NOの場合)、主制御部301は、キャリッジ33(記録ヘッド34)の移動を継続する。
一方、所定の退避位置に到着した場合(YESの場合)、ステップS06に移行する。ステップS06において、主制御部301は、報知部5に清掃可能な旨のメッセージを表示する(図9参照)。また、報知部5にて音を鳴らし、ユーザに注意を喚起してもよい。
続いて、ステップS07に移行し、主制御部301は、ユーザが「清掃完了」の指示を入力したか判定する。「清掃完了」の指示が入力されていない場合(NOの場合)、主制御部301は、継続して待機する。ユーザは、この間、清掃道具であるクリーンスティック120などを用いて、キャップ82に固着したインクなどを摺擦(清掃)できる(図10参照)。
ここで、図11に示すように、主制御部301は、キャリッジ33(記録ヘッド34)をキャップ82の少なくとも一部に対し、記録ヘッド34の液体吐出方向において重ならない位置へと移動するとしてもよい。
一方、清掃を完了したユーザにより、「清掃完了」の指示が入力された場合(YESの場合)、ステップS08に移行する。ステップS08において、主制御部301は、開閉弁116を開き、洗浄液貯留槽90から廃洗浄液タンク114に使用済みの洗浄液Lを廃液する(図12、ステップS08参照)。
その際、主制御部301は、洗浄液貯留槽90へ新たに洗浄液Lを送液し、インク固着物などの残留物を洗い流すことが望ましい。このようにすることで、洗浄液貯留槽90内を清掃しながら空状態にできる。
次いで、ステップS09において、主制御部301は、移動機構及び進退機構85により、キャリッジ33(記録ヘッド34)をキャップ82の上方に移動するとともに、キャップ82を上昇して記録ヘッド34のノズル面をキャップする(図12のステップS09参照)。
続いて、ステップS10において、主制御部301は、吸引ポンプ22、ワイパーブレード83などを駆動し、ヘッド吸引とヘッド面の清掃といったヘッドクリーニングを行う。そして、ステップS11に移行し、主制御部301は、メンテナンスモードから通常の待機状態に遷移し、キャップ清掃を終了する。
このように、本実施形態のインクジェット記録装置100は、キャップ82を洗浄液Lに浸漬するとともに、キャリッジ33(記録ヘッド34)をキャップ82の少なくとも一部に対し、液体吐出方向(鉛直方向)において重ならない位置へと移動するメンテナンスモードを備える。すなわち、メンテナンスモード時にキャップ82が露出した状態となるため、他の部品(特に、キャリッジ33、及び記録ヘッド34)に干渉することなく、清掃道具を用いてキャップ82を摺擦できる。したがって、容易にかつ効果的にキャップ82の清掃ができ、清掃性を高めることができる。
続いて、本発明の有利な構成について説明する。
図13は、本発明の一実施形態に係る洗浄液貯留槽の構成を示す模式平面図である。図13に示すように、洗浄液貯留槽90の送液口90aの中心線laは、廃液口90bの中心線lbに対し、ねじれの位置にあることが望ましい。このように構成することで、送液口90aから送液された洗浄液Lは、洗浄液貯留槽90内で渦を巻いて廃液され、清掃時に生じたインク固着物といった残留物を効果的に押し流すことができる。
また、廃液口90bの径は、少なくとも送液口90aの径よりも大きいことが望ましい。これにより、廃液時に残留物による目詰まりを防止できる。
続いて、本願において用いられる用語について、明確な定義を示す。
「液体吐出装置」は、液体吐出ヘッド又は液体吐出ユニットを備え、液体吐出ヘッドを駆動させて、液体を吐出する装置である。液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液体吐出装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
「液体吐出装置」としては、例えば、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置や、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体吐出装置」は、吐出された液体によって文字、図形などの有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターンなどを形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス、壁紙や床材などの建材、衣料用のテキスタイルなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体」は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、又は加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒などの溶媒、染料や顔料などの着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤などの機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウムなどの生体適合材料、天然色素などの可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどである。これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液などの用途で用いることができる。
また、「液体吐出装置」は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体吐出装置」としては他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置がある。また、原材料が溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などもある。
「液体吐出ユニット」とは、液体吐出ヘッドに機能部品、機構が一体化したものであり、液体の吐出に関連する部品の集合体である。例えば、「液体吐出ユニット」は、ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、主走査移動機構の構成の少なくとも一つを液体吐出ヘッドと組み合わせたものなどが含まれる。
ここで、一体化とは、例えば、液体吐出ヘッドと機能部品、機構が、締結、接着、係合などで互いに固定されているもの、一方が他方に対して移動可能に保持されているものを含む。また、液体吐出ヘッドと、機能部品、機構が互いに着脱可能に構成されていてもよい。
主走査移動機構は、ガイド部材単体も含むものとする。また、供給機構は、チューブ単体、装填部単体も含むものする。
「液体吐出ヘッド」とは、ノズルから液体を吐出・噴射する機能装置である。液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子又は薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどが用いられる。
本明細書において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
以上、実施形態を用いて本発明を詳細に説明した。この実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して使用できる。例えば、複数の実施形態をそれぞれ組み合わせてもよい。
1 装置本体
2 給紙トレイ
3 排紙トレイ
4 カートリッジ装填部
5 報知部
10 インクカートリッジ
12 電源ボタン
13 OKボタン(用紙送り/印刷再開ボタン)
14 キャンセルボタン
21 フレーム
21A、21B 側板
22 吸引ポンプ
23 廃液タンク
24 送液ポンプ
31 ガイドロッド
32 ステー
33 キャリッジ
34 記録ヘッド
35 ヘッドタンク
36 インク供給チューブ
41 用紙積載部
42 用紙
43 給紙コロ
44 分離パッド
45 ガイド部材
46 カウンタローラ
47 搬送ガイド部材
48 押さえ部材
49 先端加圧コロ
51 搬送ベルト
52 搬送ローラ
53 テンションローラ
56 帯電ローラ
57 ガイド部材
61 分離爪
62 排紙ローラ
63 排紙コロ
71 両面ユニット
72 手差しトレイ
81 維持回復機構
82 キャップ
83 ワイパーブレード
84、88 空吐出受け
85 進退機構
89 開口部
90 洗浄液貯留槽
90a 送液口
90b 廃液口
92 送液路
93 廃液路
100 インクジェット記録装置
110 洗浄液タンク
112 洗浄液送液ポンプ
114 廃洗浄液タンク
116 開閉弁
120 クリーンスティック
300 通信回路
301 主制御部
302 印刷制御部
303 主走査モータ駆動回路
304 副走査モータ駆動回路
305 キャリッジ位置検出回路
306 搬送量検出回路
307 給紙コロ駆動回路
308 維持回復機構駆動用モータ駆動回路
310 ヘッド駆動回路
311 供給ポンプ用駆動回路
313 環境センサ
314 カートリッジ通信回路
316 不揮発性メモリ
L 洗浄液
特開2016-2721号公報 特開2019-104124号公報

Claims (10)

  1. 液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドを移動する移動機構と、
    前記液体吐出ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップと、
    前記キャップを移動し、前記ノズル面に密着又は離間させる進退機構と、
    前記キャップを囲むとともに洗浄液を貯留し、前記キャップを前記洗浄液に浸漬する洗浄液貯留槽と、を備え、
    前記キャップを前記洗浄液貯留槽内の前記洗浄液に浸漬するとともに、
    前記液体吐出ヘッドを前記キャップの少なくとも一部に対し、前記液体吐出ヘッドの液体吐出方向において重ならない位置へと移動する液体吐出装置において、
    前記洗浄液を格納する洗浄液タンクから前記洗浄液貯留槽に形成された送液口を介して連通し、前記洗浄液貯留槽内に洗浄液を送液する送液路と、
    前記洗浄液貯留槽に形成された廃液口を介して連通し、前記洗浄液貯留槽から使用済みの前記洗浄液を格納する廃洗浄液タンクに使用済みの前記洗浄液を廃液する廃液路と、
    を備えることを特徴する液体吐出装置。
  2. 液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドを移動する移動機構と、
    前記液体吐出ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップと、
    前記キャップを移動し、前記ノズル面に密着又は離間させる進退機構と、
    前記キャップを囲むとともに洗浄液を貯留し、前記キャップを前記洗浄液に浸漬する洗浄液貯留槽と、を備え、
    前記キャップを前記洗浄液貯留槽内の前記洗浄液に浸漬するとともに、前記液体吐出ヘッドを前記キャップの上方から退避する液体吐出装置において、
    前記洗浄液を格納する洗浄液タンクから前記洗浄液貯留槽に形成された送液口を介して連通し、前記洗浄液貯留槽内に洗浄液を送液する送液路と、
    前記洗浄液貯留槽に形成された廃液口を介して連通し、前記洗浄液貯留槽から使用済みの前記洗浄液を格納する廃洗浄液タンクに使用済みの前記洗浄液を廃液する廃液路と、
    を備えることを特徴する液体吐出装置。
  3. 前記洗浄液貯留槽内の洗浄液を廃液する際、前記送液口から新たに洗浄液を送液することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記洗浄液貯留槽は、鉛直方向の断面形状が、前記廃液口へ向かって徐々に縮径する漏斗状であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記洗浄液貯留槽、前記送液口、及び前記廃液口は、前記洗浄液貯留槽内の洗浄液が渦を巻いて廃液されるように構成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記送液口は、鉛直方向において、前記廃液口よりも上方に配置されるとともに、
    前記送液口の中心線は、前記廃液口の中心線に対し、ねじれの位置にあることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記廃液口の径は、少なくとも前記送液口の径よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  8. 液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドを移動する移動機構と、
    前記液体吐出ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップと、
    前記キャップを移動し、前記ノズル面に密着又は離間させる進退機構と、
    前記キャップを囲むとともに洗浄液を貯留し、前記キャップを前記洗浄液に浸漬する洗浄液貯留槽と、を備え、
    前記キャップを前記洗浄液貯留槽内の前記洗浄液に浸漬するとともに、
    前記液体吐出ヘッドを前記キャップの少なくとも一部に対し、前記液体吐出ヘッドの液体吐出方向において重ならない位置へと移動する液体吐出装置において、
    ユーザに知覚信号を発する報知部を備え、
    前記キャップを前記洗浄液貯留槽内の前記洗浄液に浸漬するとともに、前記液体吐出ヘッドの液体吐出方向において重ならない配置とした際に、又は、
    前記液体吐出ヘッドを前記キャップの上方から退避した際に、
    清掃可能の旨を報知することを特徴とする液体吐出装置。
  9. 液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドを移動する移動機構と、
    前記液体吐出ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップと、
    前記キャップを移動し、前記ノズル面に密着又は離間させる進退機構と、
    前記キャップを囲むとともに洗浄液を貯留し、前記キャップを前記洗浄液に浸漬する洗浄液貯留槽と、を備え、
    前記キャップを前記洗浄液貯留槽内の前記洗浄液に浸漬するとともに、前記液体吐出ヘッドを前記キャップの上方から退避する液体吐出装置において、
    ユーザに知覚信号を発する報知部を備え、
    前記キャップを前記洗浄液貯留槽内の前記洗浄液に浸漬するとともに、前記液体吐出ヘッドの液体吐出方向において重ならない配置とした際に、又は、
    前記液体吐出ヘッドを前記キャップの上方から退避した際に、
    清掃可能の旨を報知することを特徴とする液体吐出装置。
  10. 前記液体吐出ヘッドの液体吐出方向において、前記キャップと前記液体吐出ヘッドが重ならないことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
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