JP7491272B2 - サーバ、方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本開示は、サーバ、方法、及びプログラムに関する。
従来、電力の利用者に対して電力の需給調整に協力することの動機付けを行う技術が知られている。例えば特許文献1には、電力制御対象の削減電力コストに基づいて、電力制御対象から提供される商品又はサービスの享受者に還元するための合計還元金額に関する還元情報を生成する技術が開示されている。
国際公開第2016/021429号公報
電力の利用者に対して電力の需給調整に協力することの動機付けを行う技術には改善の余地があった。
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、電力の利用者に対して電力の需給調整に協力することの動機付けを行う技術を改善することにある。
本開示の一実施形態に係るサーバは、
制御部を備えるサーバであって、
前記制御部は、
対象地域における電力供給量と電力消費量との差分を示す電力需給情報を取得し、
前記電力需給情報に基づいて、前記対象地域において電力の供給過多が見込まれる第1時間帯を特定し、
利用に伴い前記第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスを前記第1時間帯に基づいて定まる第2時間帯に購入又は利用することに対するインセンティブ情報を利用者に通知する。
本開示の一実施形態に係る方法は、
サーバが実行する方法であって、
対象地域における電力供給量と電力消費量との差分を示す電力需給情報を取得することと、
前記電力需給情報に基づいて、前記対象地域において電力の供給過多が見込まれる第1時間帯を特定することと、
利用に伴い前記第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスを前記第1時間帯に基づいて定まる第2時間帯に購入又は利用することに対するインセンティブ情報を利用者に通知することと、
を含む。
本開示の一実施形態に係るプログラムは、
コンピュータに、
対象地域における電力供給量と電力消費量との差分を示す電力需給情報を取得することと、
前記電力需給情報に基づいて、前記対象地域において電力の供給過多が見込まれる第1時間帯を特定することと、
利用に伴い前記第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスを前記第1時間帯に基づいて定まる第2時間帯に購入又は利用することに対するインセンティブ情報を利用者に通知することと、
を実行させる。
本開示の一実施形態によれば、電力の利用者に対して電力の需給調整に協力することの動機付けを行う技術が改善される。
本開示の一実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示すブロック図である。 サーバの概略構成を示すブロック図である。 端末装置の概略構成を示すブロック図である。 情報提供装置の概略構成を示すブロック図である。 サーバの動作を示すフローチャートである。 電力需給情報の一例を示す図である。 商品サービス・データベースの一例を示す図である。
以下、本開示の実施形態について説明する。
(実施形態の概要)
図1を参照して、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の概要について説明する。図1は、情報処理システム1の概略構成を示すブロック図である。情報処理システム1は、サーバ10と、端末装置20と、情報提供装置30とを含む。
サーバ10は、1つ又は互いに通信可能な複数のコンピュータである。端末装置20は、例えば携帯電話、スマートフォン、又はパーソナルコンピュータ等のコンピュータである。情報提供装置30は、1つ又は互いに通信可能な複数のコンピュータである。
図1には、説明の簡便のため、それぞれ1つのサーバ10、端末装置20、及び情報提供装置30が示されている。しかしながら、情報処理システム1は、任意の数のサーバ10、端末装置20、及び情報提供装置30を含んでいてもよい。サーバ10、端末装置20、及び情報提供装置30は、例えばインターネット及び移動体通信網等を含むネットワーク40と通信可能に接続されている。
まず、本実施形態の概要について説明し、詳細については後述する。サーバ10は、対象地域における電力供給量と電力消費量との差分を示す電力需給情報を情報提供装置30から取得する。情報提供装置30は、例えば、対象地域において発電、送電、又は配電等を実施する電力会社が管理する装置であってもよい。サーバ10は、情報提供装置30から取得した電力需給情報に基づいて、対象地域において電力の供給過多が見込まれる第1時間帯を特定する。サーバ10は、利用に伴い第1時間帯における電力消費を増加させる商品又はサービスを第1時間帯に基づいて定まる第2時間帯に購入又は利用することに対するインセンティブ情報を、利用者の端末装置20に送信して、利用者に通知する。
このように、本実施形態によれば、利用に伴い電力が消費される商品又はサービスを、対象地域において電力の供給過多が見込まれる第1時間帯に基づいて定まる第2時間帯に購入又は利用することに対するインセンティブ情報が利用者に対して通知される。このため、利用者は、インセンティブを享受することが動機付けとなって商品又はサービスを第2時間帯に購入又は利用することで、結果的に、第1時間帯での電力消費の増加に貢献することができる。したがって、電力の需給調整に貢献する行動をとることに伴う利用者の負担感が軽減される点で、電力の利用者に対して電力の需給調整に協力することの動機付けを行う技術が改善される。
本開示において、商品又はサービスを購入又は利用することは、商品を購入すること及びサービスを利用することを含む。また、本開示において、商品又はサービスは、利用者が費用を支払って購入又は利用する有料の商品又はサービスであるものとして説明する。しかしながら、商品又はサービスは、利用者が費用を支払わず購入又は利用する無料の商品又はサービスが含まれていてもよい。
次に、図2、図3及び図4を参照して、情報処理システム1の各構成について詳細に説明する。図2は、サーバ10の概略構成を示すブロック図である。図3は、端末装置20の概略構成を示すブロック図である。図4は、情報提供装置30の概略構成を示すブロック図である。
(サーバの構成)
図2に示すように、サーバ10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、を備える。
通信部11は、ネットワーク40に接続する1つ以上の通信インタフェースを含む。通信部11に含まれる通信インタフェースは、例えば移動体通信規格、有線LAN(Local Area Network)規格、又は無線LAN規格に対応するが、これらに限られず、任意の通信規格に対応してもよい。本実施形態において、サーバ10は、通信部11及びネットワーク40を介して端末装置20及び情報提供装置30と通信する。なお、サーバ10は、通信部11及びネットワーク40を介して、本実施形態に係る端末装置20及び情報提供装置30以外のコンピュータと通信してもよい。
記憶部12は、1つ以上のメモリを含む。記憶部12に含まれるメモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部12は、サーバ10の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部12は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、データベース、及び地図情報等を記憶してもよい。記憶部12に記憶された情報は、例えば通信部11を介してネットワーク40から取得される情報で更新可能であってもよい。
制御部13は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)若しくはGPU(Graphics Processing Unit)等の汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサであるが、これらに限られない。プログラマブル回路は、例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)であるが、これに限られない。専用回路は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)であるが、これに限られない。制御部13は、サーバ10全体の動作を制御する。
(端末装置の構成)
図3に示すように、端末装置20は、通信部21と、出力部22と、入力部23と、記憶部24と、制御部25と、を備える。
通信部21は、ネットワーク40に接続する1つ以上の通信インタフェースを含む。通信部21に含まれる通信インタフェースは、例えば4G(4th Generation)又は5G(5th Generation)等の移動体通信規格に対応するが、これらに限られず、任意の通信規格に対応してもよい。本実施形態において、端末装置20は、通信部21及びネットワーク40を介してサーバ10と通信する。なお、端末装置20は、通信部21及びネットワーク40を介して、本実施形態に係るサーバ10以外のコンピュータと通信してもよい。
出力部22は、1つ以上の出力装置を含む。出力部22に含まれる出力装置は、例えばディスプレイ又はスピーカ等である。出力部22は、画像又は音等で情報を出力する。
入力部23は、1つ入力装置を含む。入力部23に含まれる入力装置は、例えばタッチパネル、カメラ、マイク、及びICカードリーダ等である。入力部23は、利用者による入力操作を受け付ける。
記憶部24は、1つ以上のメモリを含む。記憶部24に含まれるメモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部24は、端末装置20の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部24は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び組み込みソフトウェア等を記憶してもよい。記憶部24に記憶された情報は、例えば通信部21を介してネットワーク40から取得される情報で更新可能であってもよい。
制御部25は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。プロセッサは、例えばCPU若しくはGPU等の汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサであるが、これらに限られない。プログラマブル回路は、例えばFPGAであるが、これに限られない。専用回路は、例えばASICであるが、これに限られない。制御部25は、端末装置20全体の動作を制御する。
(情報提供装置の構成)
図4に示すように、情報提供装置30は、通信部31と、計測部32と、記憶部33と、制御部34と、を備える。
通信部31は、ネットワーク40に接続する1つ以上の通信インタフェースを含む。通信部31に含まれる通信インタフェースは、例えば移動体通信規格、有線LAN規格、又は無線LAN規格に対応するが、これらに限られず、任意の通信規格に対応してもよい。本実施形態において、情報提供装置30は、通信部31及びネットワーク40を介してサーバ10と通信する。なお、情報提供装置30は、通信部31及びネットワーク40を介して、本実施形態に係るサーバ10以外のコンピュータと通信してもよい。
計測部32は、1つ以上の計測機器を含む。計測部32に含まれる計測機器は、例えば、電力量計又はスマートメータである。計測部32は、発電装置又は蓄電装置等から供給される電力供給量、或いは、家庭又は施設等で消費される電力消費量を計測する。
記憶部33は、1つ以上のメモリを含む。記憶部33に含まれるメモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部33は、情報提供装置30の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部33は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、データベース、及び地図情報等を記憶してもよい。記憶部33に記憶された情報は、例えば通信部31を介してネットワーク40から取得される情報で更新可能であってもよい。
制御部34は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。プロセッサは、例えばCPU若しくはGPU等の汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサであるが、これらに限られない。プログラマブル回路は、例えばFPGAであるが、これに限られない。専用回路は、例えばASICであるが、これに限られない。制御部34は、情報提供装置30全体の動作を制御する。
(サーバの動作フロー)
図5を参照して、本実施形態に係る情報処理システム1におけるサーバ10の動作について説明する。図5は、サーバ10の動作を示すフローチャートである。この動作は、本実施形態に係るサーバ10が実行する方法に相当する。
ステップS101において、サーバ10の制御部13は、対象地域における電力供給量と電力消費量との差分を示す電力需給情報を取得する。
図6を参照して、対象地域における電力供給量と電力消費量との差分を示す電力需給情報について説明する。図6は、電力需給情報の一例を示す図である。電力需給情報は、対象地域における電力供給量と電力消費量との差分を示す情報であって、対象地域ごとに作成される情報である。電力需給情報は、例えば、時間帯、電力供給量、電力消費量、及び差分を含む。
時間帯は、所定の長さを有する時間間隔である。本実施形態では、それぞれの時間帯において電力の需要と供給との比較が行われる。本実施形態では、時間帯の長さは1時間単位で表わされるものとして説明するが、時間帯の長さは任意に定められてもよい。
電力供給量は、対象地域における各時間帯に供給される電力の予測値の総和である。本実施形態では、電力供給量は、例えば、情報提供装置30が計測部32により計測された、対象地域内の発電装置又は蓄電装置等から供給された電力の実測値に基づいて、統計的手法により予測される。
電力消費量は、対象地域における各時間帯に消費される電力の予測値の総和である。本実施形態では、電力供給量は、例えば、情報提供装置30が計測部32により計測された、対象地域内の家庭又は施設等で消費された電力の実測値に基づいて、統計的手法により予測される。
差分は、各時間帯における電力供給量と電力消費量との差分である。本実施形態では、差分は、各時間帯において電力供給量から電力消費量を引いた値とされる。図6において、電力供給量が電力消費量よりも多い場合、即ち、電力の供給過多が見込まれる場合、差分は正の値となる。一方で、電力供給量が電力消費量よりも少ない場合、即ち、電力の供給不足が見込まれる場合、差分は負の値となる。
電力供給量は、再生可能エネルギー源によって供給された電力供給量を含む。再生可能エネルギー源は、例えば、太陽光、風力、水力、地熱、太陽熱、バイオマス、潮流、波力、又は潮汐等を含む。再生可能エネルギー源は、天候等の影響により、電力供給量が不安定となる場合がある。そのため、再生可能エネルギー源によって供給された電力供給量に応じて電力消費量を調整することは有効である。ただし、電力供給量は、任意の発電装置又は蓄電装置を含む任意の電力源によって供給された電力の供給量であってもよい。
電力需給情報の取得には、任意の手法が採用可能である。例えば、制御部13は、電力供給量及び電力消費量の実測値を、通信部11及びネットワーク40を介して、情報提供装置30から受信し、これらの実測値から電力需給情報を予測してもよい。或いは、制御部13は、通信部11及びネットワーク40を介して、情報提供装置30から電力需給情報を直接受信してもよい。制御部13は、取得した電力需給情報を記憶部12に記憶させてもよい。
再び図5を参照して、ステップS102において、サーバ10の制御部13は、電力需給情報に基づいて、対象地域において電力の供給過多が見込まれる時間帯(第1時間帯)を特定する。
第1時間帯の特定には、任意の手法が採用可能である。例えば、サーバ10の制御部13は、電力供給量から電力消費量を引いた差分が所定の閾値を超える(例えば、差分が正の値となる)時間帯を第1時間帯と特定してもよい。図6に示される例では、18時~19時において、差分が正の値である、即ち、電力供給量が電力消費量を上回っている。そのため、制御部13は、18時~19時が第1時間帯であると特定する。制御部13は、特定した第1時間帯を記憶部12に記憶させてもよい。
再び図5を参照して、ステップS102~ステップS106において、サーバ10の制御部13は、利用に伴い第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスを第1時間帯に基づいて定まる第2時間帯に購入又は利用することに対するインセンティブ情報を利用者に通知する。
具体的には、ステップS103において、サーバ10の制御部13は、利用に伴い第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスを特定する。
ここで、利用に伴い第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスは、その商品又はサービスが利用されたことに伴って第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスである。本実施形態では、商品は、利用者がその商品を購入し、利用者の居住地でその商品を利用することで電力が消費される商品であってもよい。利用者の居住地とは、例えば、利用者の自宅等、利用者が商品を利用して電力を消費する場所である。また、サービスは、サービス提供者がサービス提供者の所在地でそのサービスを提供することで電力が消費されるサービスであってもよい。サービス提供者の所在地とは、例えば、サービス提供者の営業所、店舗、又は工場等、サービス提供者がサービス提供に伴い主に電力を消費する場所である。
利用に伴い第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスは、その商品又はサービスを利用するために、直接的に第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスであってもよい。或いは、利用に伴い第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスは、その商品又はサービスが第1時間帯以前に利用されることで、副次的に第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスであってもよい。
利用に伴い第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスの特定には、任意の手法が採用可能である。例えば、記憶部12は、商品又はサービスと、その商品又はサービスの利用に伴い電力が消費される第1時間帯との対応付けに関する、商品サービス・データベースを予め記憶していてもよい。商品サービス・データベースは、対象地域ごとに作成されてもよい。制御部13は、第1時間帯をクエリとして商品サービス・データベースを検索することにより、利用に伴い第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスを特定してもよい。制御部13は、検索によりヒットした商品又はサービスの全てを、利用に伴い第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスとしてもよい。或いは、制御部13は、検索によりヒットした商品又はサービスの中から、任意の条件に基づいて、利用に伴い第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスを選定してもよい。
図7を参照して、商品サービス・データベースについて説明する。図7は、商品サービス・データベースの一例を示す図である。商品サービス・データベースは、例えば、商品又はサービス、第1時間帯、第2時間帯、及びサービス提供者の所在地の有無を含む。
商品又はサービスは、利用に伴い電力が消費される商品又はサービスある。
第1時間帯は、それぞれの商品又はサービスの利用に伴い電力が消費される時間帯である。本実施形態では、時間帯の長さは1時間単位で表わされるものとして説明するが、時間帯の長さは任意に定められてもよい。
第2時間帯は、第1時間帯に基づいて定まる時間帯である。より具体的には、第2時間帯は、商品又はサービスの利用に伴い第1時間帯に電力が消費されるために、商品又はサービスが購入又は利用されるべき時間帯である。例えば、図7において、ミールキットの第2時間帯に、15時~17時が設定されている。これは、利用者がミールキットを15時~17時に購入することで、利用者が商品を利用するために、第1時間帯である18時~19時に電力が消費されることを意味する。同様に、図7において、宅配サービスの購入又は利用の時間帯に、13時~18時が設定されている。これは、利用者が宅配サービスを13時~18時に利用することで、サービス提供者がサービスを提供するために、第1時間帯である18時~19時に電力が消費されることを意味する。
サービス提供者の所在地の有無は、サービス提供者の所在地が所定地域内にあるか否かの情報である。例えば、図7において、宅配サービスのサービス提供者の所在地の有無に、有が設定されている。これは、宅配サービスのサービス提供者の所在地が所定地域内にあることを意味する。一方で、図7において、オンデマンドコンテンツ配信サービスのサービス提供者の所在地の有無に、無が設定されている。これは、オンデマンドコンテンツ配信サービスのサービス提供者の所在地が所定地域内にないことを意味する。
図7に示される例では、商品サービス・データベースには、利用によって18時~19時に電力が消費される商品又はサービスとして、「ミールキット」、「宅配サービス」、「オンデマンドコンテンツ配信サービス」が登録されている。商品サービス・データベースに登録された情報は、統計情報に基づいて作成されていてもよい。
例えば、ミールキットは、電子レンジ等により、電力を消費して調理可能な食品の一例である。当該情報は、例えば、「夕飯の食材は当日の15時~17時の間に購入されることが多く、ミールキットが15時~17時の間に利用者に購入されると、その結果として、利用者が18時~19時の間にミールキットを自宅で調理することで、利用者の自宅における電力消費が増加する」という統計情報に基づいて作成される。
宅配サービスは、電力を消費して駆動可能な車両による輸送サービスの一例である。当該情報は、例えば、「宅配サービスが配達時間を13時~18時の間に指定して利用者に利用されると、その結果として、サービス提供者が、配達に利用した車両を18時~19時の間に営業所で充電することで、サービス提供者の営業所における電力消費が増加する」という統計情報に基づいて作成される。
オンデマンドコンテンツ配信サービスは、テレビで視聴可能な動画等のコンテンツを配信するサービスである。当該情報は、例えば、「オンデマンドコンテンツ配信サービスが18時~19時の間に利用者に利用されると、その結果として、利用者が18時~19時の間に自宅でオンデマンドコンテンツを視聴することで、利用者の自宅における電力消費が増加する」という統計情報に基づいて作成される。
利用に伴い第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスの特定には、サービス提供者の所在値に関する情報が用いられてもよい。例えば、記憶部12は、サービス提供者の所在値に関する情報として、図7に示されるように、商品サービス・データベース内に、サービス提供者の所在地の有無を記憶していてもよい。或いは、記憶部12は、サービス提供者の所在値に関する情報として、サービス提供者の所在地の住所を記憶していてもよい。制御部13は、サービス提供者の所在地に関する情報に基づいて、対象地域に所在地を有する対象サービス提供者を選定してもよい。そして、制御部13は、対象サービス提供者が提供するサービスの中から、その利用に伴い対象地域において電力の供給過多が見込まれる第1時間帯に電力が消費されるサービスを特定してもよい。このように、インセンティブ情報の通知の対象となる商品又はサービスとして、対象地域に所在地を有する対象サービス提供者が提供するサービスを選定することで、対象地域での第1時間帯における電力消費量を効率的に増やすことができる。
再び図5を参照して、ステップS104において、サーバ10の制御部13は、インセンティブ情報を生成する。具体的には、制御部13は、ステップS103において特定された、利用に伴い第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスを第1時間帯に基づいて定まる第2時間帯に購入又は利用することに対するインセンティブ情報を生成する。
インセンティブ情報は、利用者に対して商品又はサービスの購入又は利用を動機付ける任意のインセンティブを示す情報が含まれていてもよい。例えば、インセンティブを示す情報は、商品又はサービスの購入金額又は利用金額の値下げ量を示す情報、商品又はサービスの購入又は利用に伴い付与されるポイント(例えば、マイレージ又は電子マネー等)の量を示す情報、或いは、商品又はサービスの購入又は利用に伴って利用者に追加で提供される商品又はサービスを示す情報であってもよい。
サーバ10の制御部13は、第1時間帯での電力が供給過多となる量が多いほど、インセンティブ情報に含まれるインセンティブの価値を高くしてもよい。例えば、制御部13は、電力供給量と電力消費量との差分が大きいほど、インセンティブ情報に含まれる、値下げ量又はポイントの量を大きくしてもよい。或いは、制御部13は、電力供給量と電力消費量との差分が大きいほど、利用者に追加で提供される商品又はサービスとして価値が高い商品又はサービスを選択してもよい。
インセンティブ情報に含まれるインセンティブの価値の設定には、任意の手法が採用可能である。例えば、記憶部12は、第1時間帯における電力供給量と電力消費量との差分と、インセンティブ情報に含まれるインセンティブの価値との対応付け情報を予め記憶していてもよい。制御部13は、当該情報に基づいて、第1時間帯における電力供給量と電力消費量との差分に応じて、インセンティブ情報に含まれるインセンティブの価値を設定してもよい。或いは、制御部13は、統計的手法によって構築されたモデルを用いてシミュレーションを行い、第1時間帯における電力供給量と電力消費量との差分を入力として、インセンティブ情報に含まれるインセンティブの価値を決定してもよい。このように、第1時間帯での電力が供給過多となる量が多いほどインセンティブの価値を高くすることで、より多くの利用者に商品又はサービスを購入又は利用させることができ、ひいては、第1時間帯における電力消費量を増やすことができる。
サーバ10の制御部13は、インセンティブ情報において、商品又はサービスの利用に伴い第1時間帯に電力が消費されるために、商品又はサービスが購入又は利用されるべき時間帯(第2時間帯)を設定してもよい。第2時間帯は、第1時間帯に基づいて定まる時間帯である。制御部13は、第1時間帯をクエリとして商品サービス・データベースを検索することにより、第2時間帯を特定してもよい。例えば、第2時間帯は、第1時間帯の開始時間以前とされる。このように、第2時間帯を第1時間帯の開始時間以前とすることで、第1時間帯の開始前に、第1時間帯における電力消費量の増加見込みを知ることができ、第1時間帯における電力の需給調整の精度を向上させることができる。ただし、第2時間帯は、第1時間帯の終了時間以前の任意の時間帯とされてもよい。
ステップS104:サーバ10の制御部13は、インセンティブ情報を通知する利用者を特定する。
サーバ10の制御部13は、第1時間帯での電力が供給過多となる量が多いほど、インセンティブ情報を通知する利用者の数を多くしてもよい。
インセンティブ情報を通知する利用者の数の設定には、任意の手法が採用可能である。例えば、記憶部12は、第1時間帯における電力供給量と電力消費量との差分と、インセンティブ情報を通知する利用者の数との対応付け情報を予め記憶していてもよい。制御部13は、当該情報に基づいて、第1時間帯における電力供給量と電力消費量との差分に応じて、インセンティブ情報を通知する利用者の数を決定してもよい。或いは、制御部13は、統計的手法によって構築されたモデルを用いてシミュレーションを行い、第1時間帯における電力供給量と電力消費量との差分を入力として、インセンティブを通知する利用者の数を決定してもよい。このように、第1時間帯での電力が供給過多となる量が多いほどインセンティブ情報を通知する利用者の数を増やすことで、より多くの利用者に商品又はサービスを購入又は利用させることができ、ひいては、第1時間帯における電力消費量を増やすことができる。
インセンティブ情報を通知する利用者の選定には、任意の手法が採用可能である。例えば、記憶部12は、利用者の居住地に関する情報として、利用者の居住地の住所を予め記憶していてもよい。制御部13は、当該情報に基づいて、対象地域に居住地を有する対象利用者を、インセンティブ情報を通知する利用者として優先的に選定してもよい。そして、制御部13は、商品を購入することに対するインセンティブ情報を対象利用者に優先的に通知してもよい。このように、インセンティブ情報を通知する利用者として、対象地域に居住地を有する対象利用者を選定することで、対象地域での第1時間帯における電力消費量を効率的に増やすことができる。
ステップS106:サーバ10の制御部13は、インセンティブ情報を利用者に通知する。
インセンティブ情報の利用者への通知には、任意の手法が採用可能である。例えば、サーバ10の記憶部12は、利用者への通知手段に関する情報を予め記憶していてもよい。利用者への通知手段に関する情報は、例えば、利用者の端末装置20の情報、電話番号、又はEメールアドレス等を含む。制御部13は、当該情報に基づいて、利用者の端末装置20にインセンティブ情報を利用者に通知する命令を送信する。端末装置20の制御部5は、インセンティブ情報を利用者に通知する命令に基づいて、出力部22を介してインセンティブ情報を出力する。これにより、インセンティブ情報が利用者に通知される。
本実施形態に係るサーバ10の動作について、図6及び図7を参照して、以下に実施例を用いてより詳細に説明する。
(実施例1:商品の購入に対するインセンティブ)
はじめに、図7に示されるミールキットを例に、サーバ10が、利用に伴い第1時間帯に電力が消費される商品を第1時間帯に基づいて定まる第2時間帯に購入することに対するインセンティブ情報を、利用者に通知することを説明する。ミールキットは、電力を消費して調理可能な食品の一例である。
サーバ10の制御部13は、対象地域における電力供給量と電力消費量との差分を示す電力需給情報として、図6に示される電力需要情報を取得する。制御部13は、取得された電力需要情報に基づいて、対象地域において電力の供給過多が見込まれる第1時間帯が18時~19時であると特定する。制御部13は、18時~19時をクエリとして、図7に示される商品サービス・データベースを検索する。制御部13は、商品サービス・データベースを検索することで、利用に伴い第1時間帯に電力が消費される商品として、ミールキットを選択する。さらに、制御部13は、商品サービス・データベースを検索することで、ミールキットが購入されるべき第2時間帯として、第1時間帯の開始時間以前の時間帯である15時~17時を選択する。
サーバ10の制御部13は、15時~17時におけるミールキッドの購入金額の値下げ量を示す情報を含む、インセンティブ情報を生成する。このとき、制御部13は、第1時間帯での電力が供給過多となる量が多いほど、値下げ量を大きくする。さらに、制御部13は、利用者の居住地に関する情報に基づいて、対象地域に自宅等の居住地を有する対象利用者を、インセンティブ情報を通知する利用者として優先的に選定する。制御部13は、選定した利用者の端末装置20にインセンティブ情報を送信する。
これにより、インセンティブ情報を通知された利用者は、15時~17時にミールキットを購入し、18時~19時にミールキットを所定地域内にある利用者の自宅で調理する。このため、利用者は、ミールキットが値下げされることが動機付けとなってミールキットを購入することで、結果的に、第1時間帯である18時~19時の電力消費の増加に貢献することができる。
(実施例2:サービスの利用に対するインセンティブ)
次に、図7に示される宅配サービスを例に、サーバ10が、利用に伴い第1時間帯に電力が消費されるサービスを第1時間帯に基づいて定まる第2時間帯に利用することに対するインセンティブ情報を、利用者に通知することを説明する。宅配サービスは、電力を消費して駆動可能な車両による輸送サービスの一例である。
サーバ10の制御部13は、対象地域における電力供給量と電力消費量との差分を示す電力需給情報として、図6に示される電力需要情報を取得する。制御部13は、取得された電力需要情報に基づいて、対象地域において電力の供給過多が見込まれる第1時間帯が18時~19時であると特定する。制御部13は、18時~19時をクエリとして、図7に示される商品サービス・データベースを検索する。このとき、制御部13は、対象地域に所在地を有する対象サービス提供者が提供するサービスの中から、利用に伴い第1時間帯に電力が消費されるサービスを選定する。これにより、制御部13は、利用に伴い第1時間帯に電力が消費されるサービスとして、宅配サービスを選択する。さらに、制御部13は、商品サービス・データベースを検索することで、宅配サービスが利用されるべき第2時間帯として、第1時間帯の開始時間以前の時間帯である13時~18時を選択する。
サーバ10の制御部13は、13時~18時における宅配サービスの購入金額の値下げ量を示す情報を含む、インセンティブ情報を生成する。このとき、制御部13は、第1時間帯での電力が供給過多となる量が多いほど、値下げ量を大きくする。制御部13は、選定した利用者の端末装置20にインセンティブ情報を送信する。
これにより、インセンティブ情報を通知された利用者は、配達時間を13時~18時に指定して宅配サービスを利用する。その結果、サービス提供者は、配達に利用した車両を18時~19時に所定地域内にあるサービス提供者の営業所で充電する。このため、利用者は、宅配サービスが値下げされることが動機付けとなって宅配サービスを利用することで、結果的に、第1時間帯である18時~19時の電力消費の増加に貢献することができる。
以上述べたように、本実施形態に係るサーバ10は、対象地域における電力供給量と電力消費量との差分を示す電力需給情報を情報提供装置30から取得する。サーバ10は、情報提供装置30から取得した電力需給情報に基づいて、対象地域において電力の供給過多が見込まれる第1時間帯を特定する。サーバ10は、利用に伴い第1時間帯における電力消費を増加させる商品又はサービスを第1時間帯に基づいて定まる第2時間帯に購入又は利用することに対するインセンティブ情報を、利用者の端末装置20に送信して、利用者に通知する。
かかる構成によれば、利用に伴い電力が消費される商品又はサービスを、対象地域において電力の供給過多が見込まれる第1時間帯に基づいて定まる第2時間帯に購入又は利用することに対するインセンティブ情報が利用者に対して通知される。このため、利用者は、インセンティブを享受することが動機付けとなって商品又はサービスを第2時間帯に購入又は利用することで、結果的に、第1時間帯での電力消費の増加に貢献することができる。したがって、電力の需給調整に貢献する行動をとることに伴う利用者の負担感が軽減される点で、電力の利用者に対して電力の需給調整に協力することの動機付けを行う技術が改善される。
本開示を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び改変を行ってもよいことに注意されたい。したがって、これらの変形及び改変は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部又は各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部又はステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば、上述した実施形態において、情報提供装置30の一部又は全部の構成要素をサーバ10に設けた実施形態も可能である。かかる場合、サーバ10は、スマートメータ等の計測部32によって電力供給量及び電力消費量の実測値を計測し、これらの実測値に基づいて、対象地域における電力供給量と電力消費量との差分を示す電力需給情報を生成してもよい。
また、例えば汎用のコンピュータを、上述した実施形態に係るサーバ10として機能させる実施形態も可能である。具体的には、上述した実施形態に係るサーバ10の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、汎用のコンピュータのメモリに格納し、プロセッサによって当該プログラムを読み出して実行させる。したがって、本開示は、プロセッサが実行可能なプログラム、又は当該プログラムを記憶する非一時的なコンピュータ可読媒体としても実現可能である。
1 情報処理システム
10 サーバ
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
20 端末装置
21 通信部
22 出力部
23 入力部
24 記憶部
25 制御部
30 情報提供装置
31 通信部
32 計測部
33 記憶部
34 制御部
40 ネットワーク

Claims (20)

  1. 制御部を備えるサーバであって、
    前記制御部は、
    対象地域における電力供給量と電力消費量との差分を示す電力需給情報を取得し、
    前記電力需給情報に基づいて、前記対象地域において電力の供給過多が見込まれる第1時間帯を特定し、
    利用に伴い前記第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスを前記第1時間帯に基づいて定まる第2時間帯に購入又は利用することに対するインセンティブ情報を利用者に通知し、
    前記第2時間帯は前記第1時間帯の開始時間以前の時間帯である、サーバ。
  2. 前記制御部は、前記第1時間帯での前記電力が供給過多となる量が多いほど、前記インセンティブ情報に含まれるインセンティブの価値を高くする、請求項1に記載のサーバ。
  3. 前記制御部は、前記第1時間帯での前記電力が供給過多となる量が多いほど、前記インセンティブ情報を通知する前記利用者の数を多くする、請求項1又は2に記載のサーバ。
  4. 前記商品は、利用者が前記利用者の居住地で前記商品を利用することで電力が消費される商品であって、
    前記制御部は、
    利用者の居住地に関する情報に基づいて、前記対象地域に居住地を有する対象利用者を選定し、
    前記商品を購入することに対するインセンティブ情報を前記対象利用者に優先的に通知する、請求項1から3のいずれか一項に記載のサーバ。
  5. 前記商品は、電力を消費して調理可能な食品を含み、
    前記インセンティブ情報は、前記第1時間帯の開始時間以前における前記食品の購入金額の値下げ量を示す情報を含む、請求項4に記載のサーバ。
  6. 前記サービスは、サービス提供者が前記サービス提供者の所在地で前記サービスを提供することで電力が消費されるサービスであって、
    前記制御部は、
    サービス提供者の所在地に関する情報に基づいて、前記対象地域に所在地を有する対象サービス提供者を選定し、
    前記対象サービス提供者が提供するサービスを前記第2時間帯に購入又は利用することに対するインセンティブ情報を前記利用者に通知する、請求項1から3のいずれか一項に記載のサーバ。
  7. 前記サービスは、電力を消費して駆動可能な車両による輸送サービスを含み、
    前記インセンティブ情報は、前記第1時間帯の開始時間以前における前記輸送サービスの利用金額の値下げ量を示す情報を含む、請求項6に記載のサーバ。
  8. サーバが実行する方法であって、
    対象地域における電力供給量と電力消費量との差分を示す電力需給情報を取得することと、
    前記電力需給情報に基づいて、前記対象地域において電力の供給過多が見込まれる第1時間帯を特定することと、
    利用に伴い前記第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスを前記第1時間帯に基づいて定まる第2時間帯に購入又は利用することに対するインセンティブ情報を利用者に通知することと、
    を含み、
    前記第2時間帯は前記第1時間帯の開始時間以前の時間帯である、方法。
  9. 前記インセンティブ情報を利用者に通知することは、前記第1時間帯での前記電力が供給過多となる量が多いほど、前記インセンティブ情報に含まれるインセンティブの価値を高くすることを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記インセンティブ情報を利用者に通知することは、前記第1時間帯での前記電力が供給過多となる量が多いほど、前記インセンティブ情報を通知する前記利用者の数を多くすることを含む、請求項8又は9に記載の方法。
  11. 前記商品は、利用者が前記利用者の居住地で前記商品を利用することで電力が消費される商品であって、
    前記インセンティブ情報を利用者に通知することは、
    利用者の居住地に関する情報に基づいて、前記対象地域に居住地を有する対象利用者を選定することと、
    前記商品を購入することに対するインセンティブ情報を前記対象利用者に優先的に通知することと、
    を含む、請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記商品は、電力を消費して調理可能な食品を含み、
    前記インセンティブ情報は、前記第1時間帯の開始時間以前における前記食品の購入金額の値下げ量を示す情報を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記サービスは、サービス提供者が前記サービス提供者の所在地で前記サービスを提供することで電力が消費されるサービスであって、
    前記インセンティブ情報を前記利用者に通知することは、
    サービス提供者の所在地に関する情報に基づいて、前記対象地域に所在地を有する対象サービス提供者を選定することと、
    前記対象サービス提供者が提供するサービスを前記第2時間帯に購入又は利用することに対するインセンティブ情報を前記利用者に通知することと、
    を含む、請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記サービスは、電力を消費して駆動可能な車両による輸送サービスを含み、
    前記インセンティブ情報は、前記第1時間帯の開始時間以前における前記輸送サービスの利用金額の値下げ量を示す情報を含む、請求項13に記載の方法。
  15. コンピュータに、
    対象地域における電力供給量と電力消費量との差分を示す電力需給情報を取得することと、
    前記電力需給情報に基づいて、前記対象地域において電力の供給過多が見込まれる第1時間帯を特定することと、
    利用に伴い前記第1時間帯に電力が消費される商品又はサービスを前記第1時間帯に基づいて定まる第2時間帯に購入又は利用することに対するインセンティブ情報を利用者に通知することと、
    を実行させ
    前記第2時間帯は前記第1時間帯の開始時間以前の時間帯である、プログラム。
  16. 前記コンピュータに、前記第1時間帯での前記電力が供給過多となる量が多いほど、前記インセンティブ情報に含まれるインセンティブの価値を高くすることを実行させる、請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記コンピュータに、前記第1時間帯での前記電力が供給過多となる量が多いほど、前記インセンティブ情報を通知する前記利用者の数を多くすることを実行させる、請求項15又は16に記載のプログラム。
  18. 前記商品は、利用者が前記利用者の居住地で前記商品を利用することで電力が消費される商品であって、
    前記コンピュータに、
    利用者の居住地に関する情報に基づいて、前記対象地域に居住地を有する対象利用者を選定することと、
    前記商品を購入することに対するインセンティブ情報を前記対象利用者に優先的に通知することと、
    を実行させる、請求項15から17のいずれか一項に記載のプログラム。
  19. 前記商品は、電力を消費して調理可能な食品を含み、
    前記インセンティブ情報は、前記第1時間帯の開始時間以前における前記食品の購入金額の値下げ量を示す情報を含む、請求項18に記載のプログラム。
  20. 前記サービスは、サービス提供者が前記サービス提供者の所在地で前記サービスを提供することで電力が消費されるサービスであって、
    前記コンピュータに、
    サービス提供者の所在地に関する情報に基づいて、前記対象地域に所在地を有する対象サービス提供者を選定することと、
    前記対象サービス提供者が提供するサービスを前記第2時間帯に購入又は利用することに対するインセンティブ情報を前記利用者に通知することと、
    を実行させる、請求項15から17のいずれか一項に記載のプログラム。
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