JP7487495B2 - 圧電アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、厚み方向に積層された2つの圧電体を含む圧電アクチュエータに関する。
特許文献1には、第1共通電極、第1圧電体層、個別電極、第2圧電体層及び第2共通電極が順に積層された圧電アクチュエータが開示されている。個別電極には、リード電極が接続されている。リード電極は、個別電極から、圧力発生室の長手方向の一方に延びている。
特開2013-256138号公報(図2)
特許文献1において、第1共通電極と第2共通電極とは、個別電極に対し、圧力発生室の長手方向の他方(リード電極が延びる方向とは反対側)のみで接続されている。この場合、電極同士の接触面積を大きくし難いため、電圧降下を十分に抑制することができない。
本発明の目的は、電圧降下を抑制できる圧電アクチュエータを提供することにある。
本発明に係る圧電アクチュエータは、第1電極と、前記第1電極に対して前記第1電極の厚み方向の一方に配置された第1圧電体と、前記第1圧電体に対して前記厚み方向の一方に配置された個別電極と、前記個別電極に対して前記厚み方向の一方に配置された第2圧電体と、前記第2圧電体に対して前記厚み方向の一方に配置された第2電極と、前記第1圧電体における前記第1電極と前記個別電極とで前記厚み方向に挟まれた部分と、前記第2圧電体における前記第2電極と前記個別電極とで前記厚み方向に挟まれた部分とで構成されるアクチュエータと、前記個別電極と電気的に接続し、前記個別電極から前記厚み方向と直交する直交方向の一方に向かって延びる配線と、を備え、前記個別電極に対して前記直交方向の一方に、前記第1電極と前記第2電極とが互いに電気的に接続される第1接点が設けられ、前記個別電極に対して前記直交方向の他方に、前記第1電極と前記第2電極とが互いに電気的に接続される第2接点が設けられたことを特徴とする。
本発明の第1実施形態に係る圧電アクチュエータ30を備えたプリンタ100の平面図である。 ヘッド1の平面図である。 図2のIII-III線に沿ったヘッド1の断面図である。 図2のIV-IV線に沿ったヘッド1の断面図である。 図2のV-V線に沿ったヘッド1の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る圧電アクチュエータ230を備えたヘッド201の平面図である。 図6のVII-VII線に沿ったヘッド201の断面図である。 図6のVIII-VIII線に沿ったヘッド201の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧電アクチュエータ330を備えたヘッド301の平面図である。 図9のVIII-VIII線に沿ったヘッド301の断面図である。
<第1実施形態>
先ず、図1を参照し、本発明の第1実施形態に係る圧電アクチュエータ30を備えたプリンタ100の全体構成について説明する。
プリンタ100は、4つのヘッド1を含むヘッドユニット1x、プラテン3、搬送機構4及び制御部5を備えている。
プラテン3の上面に、用紙9が載置される。
搬送機構4は、搬送方向にプラテン3を挟んで配置された2つのローラ対4a,4bを有する。制御部5の制御により搬送モータ(図示略)が駆動されると、ローラ対4a,4bが用紙9を挟持した状態で回転し、用紙9が搬送方向に搬送される。
ヘッドユニット1xは、紙幅方向(搬送方向及び鉛直方向の双方と直交する方向)に長尺であり、位置が固定された状態でノズル11(図3及び図4参照)から用紙9に対してインクを吐出するライン式である。4つのヘッド1は、それぞれ紙幅方向に長尺であり、紙幅方向に千鳥状に配列されている。
制御部5は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)を有する。ASICは、ROMに格納されたプログラムに従い、記録処理等を実行する。記録処理において、制御部5は、PC等の外部装置から入力された記録指令(画像データを含む。)に基づき、各ヘッド1のドライバIC及び搬送モータ(共に図示略)を制御し、用紙9上に画像を記録する。
次いで、図2~図5を参照し、ヘッド1の構成について説明する。
ヘッド1は、流路基板10及び圧電アクチュエータ30を有する。
流路基板10は、図3及び図4に示すように、鉛直方向(本発明に係る「厚み方向」に該当し、以下「厚み方向」という。)に積層された2枚のプレート10a,10bで構成されている。プレート10aには、複数の圧力室12が形成されている。プレート10bには、複数のノズル11が形成されている。
ノズル11は、圧力室12毎に設けられており、圧力室12に連通している。
複数の圧力室12は、図2に示すように、ヘッド1の長手方向(紙幅方向。本発明に係る「配列方向」に該当し、以下「配列方向」という。)に配列されている。圧力室12は、厚み方向と直交する平面において、ヘッド1の幅方向(搬送方向と平行な方向。本発明に係る「直交方向」であり、以下「直交方向」という。)に長尺な略矩形状である。
複数の圧力室12は、インクタンクに連通する供給流路(共に図示略)と連通している。インクタンク内のインクは、供給流路を介して各圧力室12に供給される。圧力室12内のインクは、圧電アクチュエータ30の変形に伴い、圧力室12の容積が変化し、圧力室12に圧力が付与されることで、ノズル11から吐出される。
圧電アクチュエータ30は、図3及び図4に示すように、振動板31、第1共通電極32(本発明に係る「第1電極」)、複数の第1圧電体33、複数の個別電極34、複数の第2圧電体35及び第2共通電極36(本発明に係る「第2電極」)を有する。
振動板31は、プレート10aの上面に接着され、プレート10aに形成された全ての圧力室12を覆っている。
第1共通電極32は、振動板31の上面に形成され、プレート10aに形成された全ての圧力室12と厚み方向に重なっている。第1共通電極32は、図2に示す第2共通電極36のパターンと同一のパターンで形成されている。
第1圧電体33、個別電極34及び第2圧電体35は、図3に示すように、圧力室12毎に設けられており、各圧力室12と厚み方向に重なっている。第1圧電体33、個別電極34及び第2圧電体35からなる積層体は、圧力室12と同様、配列方向に配列されている。
第1圧電体33は、第1共通電極32の上面(即ち、第1共通電極32に対して上方(厚み方向の一方))に配置されている。
個別電極34は、第1圧電体33の上面(即ち、第1圧電体33に対して上方(厚み方向の一方))に形成されている。
第2圧電体35は、個別電極34の上面及び第1圧電体33の側面を覆っている。第2圧電体35は、個別電極34に対して上方(厚み方向の一方)に配置された部分と、厚み方向と直交する方向において第1圧電体33及び個別電極34と重なる部分とを有する。
第2共通電極36は、第1共通電極32及び複数の第2圧電体35を上から覆うように、図2に示すパターンで形成されている。第2共通電極36は、第2圧電体35に対して上方(厚み方向の一方)に配置された部分を有する。
圧電アクチュエータ30は、図3に示すように、圧力室12毎に、アクチュエータ30zを有する。アクチュエータ30zは、第1圧電体33における第1共通電極32と個別電極34とで厚み方向に挟まれた部分30xと、第2圧電体35における第2共通電極36と個別電極34とで厚み方向に挟まれた部分30yとで構成される。
圧電アクチュエータ30は、さらに、図2に示すように、複数の個別電極34のそれぞれと電気的に接続する複数の配線40を有する。配線40は、個別電極34における配列方向に沿った辺の中央から、直交方向の一方に向かって延びている。配線40の幅(配列方向の長さ)は、個別電極34の幅よりも小さい。
共通電極32,36は、図2に示す接点51~54において、互いに電気的に接続されている。共通電極32,36は、各接点51~54において、厚み方向に互いに重なり、互いに接触している(図3~図5参照)。
複数の個別電極34に対して直交方向の一方に、複数の第1接点51が設けられている。すなわち、複数の個別電極34からなる群(array)に対して直交方向の一方に複数の第1接点51からなる群が設けられている。
第1接点51は、配列方向に隣接する複数の個別電極34の間の領域のそれぞれに対して直交方向の一方に設けられ、当該領域のそれぞれと直交方向に重なっている。
各第1接点51は、配列方向において、配列方向に隣接する複数の個別電極34の間の領域に亘って設けられている。具体的には、第1接点51は、厚み方向と直交する平面において、台形の形状を有し、その下底が上記領域に亘って延びている。当該形状は、直交方向の一方に向かうにつれて幅(配列方向の長さ)が短くなる形状である。すなわち、第1接点51は、第2接点52から離れる直交方向に向かうにつれて、第1接点51の幅(配列方向の長さ)が短くなる形状である。また、当該形状は、第1接点51の配列方向の中央を通って直交方向に延びる直線に関して、対称な形状である。
第1接点51の下底の長さ(幅)は、配線40の幅(配列方向の長さ)よりも大きい。第1接点51は、配線40から離隔しており、配線40と厚み方向に重なっていない。
複数の個別電極34の群に対して直交方向の他方に、第2接点52が設けられている。
第2接点52は、厚み方向と直交する平面において、配列方向に長尺な矩形状である。第2接点52は、配列方向において複数の個別電極34を含む領域よりも長く、当該領域に対して配列方向の一方及び他方のそれぞれに突出している。第2接点52は、複数の個別電極34及びこれらの間の領域と、直交方向に重なっている。
複数の個別電極34の群の領域に対して配列方向の一方及び他方のそれぞれに、第3接点53が設けられている。
第3接点53は、厚み方向と直交する平面において、直交方向に長尺な矩形状である。第3接点53は、直交方向において個別電極34よりも長く、個別電極34に対して直交方向の一方及び他方のそれぞれに突出している。第3接点53における直交方向の一方の端部は、第1接点51と配列方向に重なっている。第3接点53における直交方向の他方の端部は、第2接点52に接続している。第3接点53は、複数の個別電極34と配列方向に重なっている。
配列方向に隣接する複数の個別電極34の間のそれぞれに、第4接点54が設けられている。
第4接点54は、厚み方向と直交する平面において、直交方向に長尺な矩形状である。第4接点54は、直交方向において個別電極34よりも長く、個別電極34に対して直交方向の他方に突出している。第4接点54における直交方向の一方の端部は、第1接点51に接続している。第4接点54における直交方向の他方の端部は、第2接点52に接続している。第4接点54は、個別電極34と配列方向に重なっている。
上記構成において、図2に示すA~Gの数値は、例えば以下のとおりである。
圧力室12の幅(配列方向の長さ)Aは40~50μm、圧力室12の配列方向の中心間距離Bは80~90μm、圧力室12の配列方向の間隔Cは40~50μm、配線40の幅(配列方向の長さ)Dは10~15μm、配線40の配列方向の間隔Eは80~90μm、配線40と第1接点51との配列方向の最短の間隔Fは5~10μm、第1接点51の直交方向の長さGは40~80μmであってよい。
以上に述べたように、本実施形態によれば、共通電極32,36が、個別電極34に対して直交方向の他方(第2接点52)のみでなく、個別電極34に対して直交方向の一方(第1接点51)及び他方(第2接点52)のそれぞれで(即ち、配線40が延びる方向と同じ側及び反対側で)、互いに電気的に接続されている(図2参照)。この場合、共通電極32,36が個別電極34に対して直交方向の他方(第2接点52)のみで互いに電気的に接続される場合に比べ、接点の箇所が増えることで、共通電極32,36同士の接触面積を大きくし易く、電圧降下を抑制できる。
第1接点51と配線40とは、厚み方向に重ならない(図2参照)。第1接点51と配線40とが厚み方向に重なる場合、電気的なショートを防止するため、第1接点51と配線40との間に保護膜を設ける必要が生じ得るが、本構成では保護膜を設ける必要がない。したがって、構成が簡素であり、製造も容易である。
第1接点51の幅は、配線40の幅よりも大きい(図2参照)。この場合、第1接点51の面積を大きくでき、電圧降下をより確実に抑制できる。
複数の個別電極34が配列方向に配列され、複数の配線40が複数の個別電極34のそれぞれから直交方向の一方に向かって延び、複数の第1接点51が複数の個別電極34のそれぞれに対して直交方向の一方に設けられている(図2参照)。複数の個別電極34に対して1つの第1接点51を設ける場合、配線40を第1接点51と接触しないように配置することが困難になり得る。これに対し、本構成では、複数の個別電極34のそれぞれに対して第1接点51を設けることで、配線40を第1接点51と接触しないように配置することを容易に行える。
複数の個別電極34の群の領域に対して配列方向の少なくとも一方(本実施形態では、配列方向の一方及び他方の双方)に、第3接点53が設けられている(図2参照)。この場合、共通電極32,36同士の接触面積をさらに大きくし易く、電圧降下をより確実に抑制できる。
配列方向に隣接する複数の個別電極34の間に、第4接点54が設けられている(図2参照)。この場合、共通電極32,36同士の接触面積をさらに大きくし易く、電圧降下をより確実に抑制できる。
配線40は個別電極34における配列方向に沿った辺から延び、第1接点51は配列方向に隣接する複数の個別電極34の間の領域と直交方向に重なっている(図2参照)。この場合、第1接点51と配線40との接触による電気的なショートを防止しつつ、第1接点51の面積を確保し、電圧降下を抑制できる。
第1接点51は、配列方向において、配列方向に隣接する複数の個別電極34の間の領域に亘って設けられている(図2参照)。この場合、第1接点51の面積を大きくでき、電圧降下をより確実に抑制できる。
第1接点51は、直交方向の一方に向かうにつれて幅(配列方向の長さ)が短くなる形状を有する(図2参照)。この場合、第1接点51と配線40との接触による電気的なショートを効果的に防止できる。
第1接点51は、第1接点51の配列方向の中央を通って直交方向に延びる直線に関して、対称な形状を有する(図2参照)。この場合、第1接点51に対して配列方向の両側にある配線40との間隔を確保でき、第1接点51と配線40との接触による電気的なショートをより確実に防止できる。
<第2実施形態>
続いて、図6から図8を参照し、本発明の第2実施形態に係る圧電アクチュエータ230を備えたヘッド201について説明する。
第1実施形態(図2)では、配線40が個別電極34における配列方向に沿った辺から、直交方向の一方に向かって延びているが、本実施形態(図6)では、配線40が個別電極34における直交方向に沿った辺から、直交方向の一方に向かって延びている。配線40は、図6に示すように、個別電極34における配列方向の他方側の直交方向に沿った辺から、配列方向の他方に突出した第1部分と、当該第1部分の先端から直交方向の一方に延びる第2部分とを含む。
本実施形態において、第1共通電極232(本発明に係る「第1電極」)は、図6に示す第2共通電極236(本発明に係る「第2電極」)のパターンと同一のパターンで形成されている。なお、配線40の第1部分は、図8に示すように、厚み方向において、個別電極34から振動板21へ向けて延びる。配線40の第2部分は、厚み方向において、第1共通電極232と同じ高さにある。また、配線40の第2部分は、第1共通電極232から離隔している。
第1実施形態(図2)では、第1接点51が配列方向に隣接する複数の個別電極34の間の領域と直交方向に重なっているが、本実施形態(図6)では、第1接点251が複数の個別電極34それぞれの領域と直交方向に重なっている。
各第1接点251は、配列方向において、各個別電極34の領域(幅)に亘って設けられている。具体的には、第1接点251は、厚み方向と直交する平面において、台形の形状を有し、その下底が上記領域に亘って延びている。当該形状は、直交方向の一方に向かうにつれて幅(配列方向の長さ)が短くなる形状である。すなわち、第1接点251は、第2接点52から離れる直交方向に向かうにつれて、第1接点251の幅(配列方向の長さ)が短くなる形状である。また、当該形状は、第1接点251の配列方向の中央を通って直交方向に延びる直線に関して、対称な形状である。
第1実施形態と同様、第1接点251の下底の長さ(幅)は、配線40の幅(配列方向の長さ)よりも大きい。第1接点251は、配線40から離隔しており、配線40と厚み方向に重なっていない。
また、第1実施形態と同様、複数の個別電極34に対して直交方向の他方に、第2接点52が設けられている。複数の個別電極34に対して配列方向の一方及び他方のそれぞれに、第3接点53が設けられている。配列方向に隣接する複数の個別電極34の間のそれぞれに、第4接点54が設けられている。第4接点54は、第1実施形態と異なり、凹部54Aを有する。第4接点54は、凹部54Aにより、配線40から離隔している。第4接点54は、少なくとも、第1接点251と配線40との最短距離以上離れている。
上記構成において、図6に示すA~Gの数値は、図2に示すA~Gの数値と同様である。
以上に述べたように、本実施形態によれば、配線40は個別電極34における直交方向に沿った辺から延び、第1接点251は複数の個別電極34それぞれの領域と直交方向に重なっている(図6参照)。この場合、第1接点251と配線40との接触による電気的なショートを防止しつつ、第1接点251の面積を確保し、電圧降下を抑制できる。
第1接点251は、配列方向において、各個別電極34の領域(幅)に亘って設けられている(図6参照)。この場合、第1接点251の面積を大きくでき、電圧降下をより確実に抑制できる。
第1接点251は、直交方向の一方に向かうにつれて幅(配列方向の長さ)が短くなる形状を有する(図6参照)。この場合、第1接点251と配線40との接触による電気的なショートを効果的に防止できる。
第1接点251は、第1接点251の配列方向の中央を通って直交方向に延びる直線に関して、対称な形状を有する(図6参照)。この場合、第1接点251に対して配列方向の両側にある配線40との間隔を確保でき、第1接点251と配線40との接触による電気的なショートをより確実に防止できる。
<第3実施形態>
続いて、図9及び図10を参照して、本発明の第3実施形態に係る圧電アクチュエータ330を備えたヘッド301について説明する。
第2実施形態(図6)では、第1接点251が複数の個別電極34それぞれの領域と直交方向に重なっているが、本実施形態(図9)では、第1接点351が複数の個別電極34および第4接点54の領域(幅)と直交方向に重なっている。つまり、本実施形態(図9)において、第1接点351は、第2実施形態(図6)の第1接点251よりも、配列方向に長い。また、第1接点351は、厚み方向と直交する平面において、台形の形状を有し、その下底が上記領域(幅)に亘って延びている。
本実施形態において、第1共通電極332(本発明に係る「第1電極」)は、図9に示す第2共通電極336(本発明に係る「第2電極」)のパターンと同一のパターンで形成されている。なお、配線40は、図9に示すように、第2実施形態(図6)と同様である。
以上に述べたように、本実施形態(図9)では、第1接点351が複数の個別電極34および第4接点54の領域と直交方向に重なっている。この場合、本実施形態(図9)において、第1接点351は、第2実施形態(図6)の第1接点251よりも、広い面積を有する。このため、第1接点351の面積を確保し、第1接点251よりも電圧降下を抑制できる。
<変形例>
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
例えば、第1接点の形状は、台形に限定されず、矩形、三角形、楕円形等、任意の形状であってよい。また、第1接点の形状は、第1接点の配列方向の中央を通って直交方向に延びる直線に関して非対称な形状であってもよい。
第1実施形態の第1接点は、配列方向において個別電極間の領域の一部に設けられてもよい。第2実施形態の第1接点は、配列方向において個別電極の領域の一部に設けられてもよい。
第1接点の幅は、配線の幅以下であってもよい。
例えば、第1接点が配線と同様の線状であり、第1接点と配線とが、個別電極における配列方向に沿った辺から延び、配列方向に互いに離れる方向に屈曲してもよい。或いは、第1接点が配線と同様の線状であり、第1接点が、個別電極における配列方向の一方側の直交方向に沿った辺から延び、配線が、個別電極における配列方向の他方側の直交方向に沿った辺から延びてもよい。
第1接点と配線とは、厚み方向に重なってもよい。この場合、第1接点と配線との間に保護膜を設けてよい。
複数の個別電極に対して1つの第1接点が設けられてもよい。
第2接点が、複数設けられてもよい(例えば、配列方向に互いに分離してもよい)。
第3接点は、複数の個別電極に対して配列方向の一方又は他方のみに設けられてもよい。
配列方向に隣接する複数の個別電極の間に、第4接点が設けられていない部分があってもよい。例えば、配列方向に並ぶ複数の個別電極からなる群と群との間に第4接点が設けられ、各群に属する複数の個別電極間には第4接点が設けられなくてもよい。
第3接点や第4接点を省略してもよい。
本発明は、プリンタに限定されず、ファクシミリ、コピー機、複合機等にも適用可能である。また、本発明は、画像の記録以外の用途で使用される液体吐出装置(例えば、基板に導電性の液体を吐出して導電パターンを形成する液体吐出装置)にも適用可能である。さらに、本発明に係る圧電アクチュエータは、液体吐出装置以外の任意の装置に適用可能である。
1;201 ヘッド
30;230 圧電アクチュエータ
30z アクチュエータ
31 振動板
32;232 第1共通電極(第1電極)
33 第1圧電体
34 個別電極
35 第2圧電体
36;236 第2共通電極(第2電極)
40 配線
51;251 第1接点
52 第2接点
53 第3接点
54 第4接点
100 プリンタ

Claims (10)

  1. 第1電極と、
    前記第1電極に対して前記第1電極の厚み方向の一方に配置された第1圧電体と、
    前記第1圧電体に対して前記厚み方向の一方に配置された個別電極と、
    前記個別電極に対して前記厚み方向の一方に配置された第2圧電体と、
    前記第2圧電体に対して前記厚み方向の一方に配置された第2電極と、
    前記第1圧電体における前記第1電極と前記個別電極とで前記厚み方向に挟まれた部分と、前記第2圧電体における前記第2電極と前記個別電極とで前記厚み方向に挟まれた部分とで構成されるアクチュエータと、
    前記個別電極と電気的に接続し、前記個別電極から前記厚み方向と直交する直交方向の一方に向かって延びる配線と、を備え、
    前記個別電極に対して前記直交方向の一方に、前記第1電極と前記第2電極とが互いに電気的に接続される第1接点が設けられ、
    前記個別電極に対して前記直交方向の他方に、前記第1電極と前記第2電極とが互いに電気的に接続される第2接点が設けられ
    複数の前記個別電極が、前記厚み方向と直交しかつ前記直交方向と交差する配列方向に配列され、
    複数の前記配線が、前記複数の個別電極のそれぞれから前記直交方向の一方に向かって延び、
    複数の前記第1接点が、前記複数の個別電極のそれぞれに対して前記直交方向の一方に設けられたことを特徴とする、圧電アクチュエータ。
  2. 前記第1接点と前記配線とは、前記厚み方向に重ならないことを特徴とする、請求項1に記載の圧電アクチュエータ。
  3. 前記第1接点の前記配列方向の長さである幅は、前記配線の前記配列方向の長さである幅よりも大きいことを特徴とする、請求項1又は2に記載の圧電アクチュエータ。
  4. 前記複数の個別電極に対して前記配列方向の少なくとも一方に、前記第1電極と前記第2電極とが互いに電気的に接続される第3接点がさらに設けられたことを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータ。
  5. 前記配列方向に隣接する前記複数の個別電極の間に、前記第1電極と前記第2電極とが互いに電気的に接続される第4接点がさらに設けられたことを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータ。
  6. 前記複数の配線は、前記複数の個別電極それぞれにおける前記配列方向に沿った辺から延び、
    前記複数の第1接点は、前記複数の個別電極のそれぞれに対して前記配列方向の一方に設けられた領域のそれぞれと前記直交方向に重なることを特徴とする、請求項のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータ。
  7. 前記複数の配線は、前記複数の個別電極それぞれにおける前記直交方向に沿った辺から延び、
    前記複数の第1接点は、前記複数の個別電極それぞれの領域と前記直交方向に重なることを特徴とする、請求項のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータ。
  8. 前記複数の第1接点は、それぞれ、前記配列方向において前記領域に亘って設けられていることを特徴とする、請求項又はに記載の圧電アクチュエータ。
  9. 前記複数の第1接点は、それぞれ、前記直交方向の一方に向かうにつれて前記配列方向の長さが短くなる形状を有することを特徴とする、請求項のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータ。
  10. 前記形状は、当該第1接点の前記配列方向の中央を通って前記直交方向に延びる直線に関して対称な形状であることを特徴とする、請求項に記載の圧電アクチュエータ。
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