JP7485131B1 - 飲料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】抽出機に対する加圧力が適正範囲を逸脱することによる飲料の供給量低下を防止すること。【解決手段】原料と湯とが投入されることにより飲料を抽出する抽出機40を備え、抽出機40に対して加圧空気を供給することにより、該抽出機40で抽出された飲料を容器Cに供給する飲料供給装置であって、抽出機40に対する加圧空気の供給による加圧力を検出する圧力検出部S1と、圧力検出部S1で検出された圧力値が予め決められた適正範囲を逸脱することを条件として、容器Cに対する飲料の供給を規制する制御部60とを備えたことを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、飲料供給装置に関するものである。
従来、容器に対して飲料を供給する飲料供給装置では、装置本体の内部に配設された抽出機により粉砕された原料と湯とから飲料を抽出し、エアポンプによる抽出機への加圧空気の供給により、飲料をカップ等の容器に供給している(例えば、特許文献1参照)。
特開2006-190238号公報
ところで、従来の飲料供給装置においては、抽出機の構成要素による密着性の低下や、飲料を供給する配管の詰まり等により、抽出機に対する加圧空気の供給による加圧力(圧力)が適正範囲を逸脱し、容器に対する飲料の供給量の低下を招来するおそれがあった。
本発明は、上記実情に鑑みて、抽出機に対する加圧力が適正範囲を逸脱することによる飲料の供給量低下を防止することができる飲料供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る飲料供給装置は、原料と湯とが投入されることにより飲料を抽出する抽出機を備え、前記抽出機に対して加圧空気を供給することにより、該抽出機で抽出された飲料を容器に供給する飲料供給装置であって、前記抽出機に対する前記加圧空気の供給による加圧力を検出する圧力検出部と、前記圧力検出部で検出された圧力値が予め決められた適正範囲を逸脱することを条件として、前記容器に対する前記飲料の供給を規制する制御部とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記飲料供給装置において、前記制御部は、前記圧力検出部で検出された圧力値が、前記適正範囲内であっても該適正範囲の上限値近傍の上位閾値以上である場合、アラームを出力する報知動作を行うことを特徴とする。
また本発明は、上記飲料供給装置において、前記制御部は、前記圧力検出部で検出された圧力値が、前記適正範囲内であっても該適正範囲の下限値近傍の下位閾値以下である場合、アラームを出力する報知動作を行うことを特徴とする。
本発明によれば、圧力検出部が、抽出機に対する加圧空気の供給による加圧力を検出し、制御部が、圧力検出部で検出された圧力値が予め決められた適正範囲を逸脱することを条件として、容器に対する飲料の供給を規制するので、抽出機に対する加圧力が適正範囲を逸脱することによる飲料の供給量低下を防止することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の外観構成を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の構成を示す模式図である。 図3は、飲料抽出工程を説明する説明図である。 図4は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。 図5は、図4に示した制御部の加圧力判定処理部が実施する加圧力判定処理の処理内容を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る飲料供給装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、それぞれ本発明の実施の形態である飲料供給装置を示すものであり、図1は、飲料供給装置の外観構成を示す斜視図であり、図2は、飲料供給装置の構成を示す模式図である。これら図1及び図2を用いて、飲料供給装置の概略構成について説明する。
ここで例示する飲料供給装置は、例えばコンビニエンスストア等の店舗に設置されるコーヒーマシンであり、例えばコーヒー豆挽き及びドリッピングの抽出処理を行って、例えばカップ等の容器Cにコーヒー等の飲料を供給するものである。この飲料供給装置は、装置本体1を備えている。
装置本体1は、本体キャビネット10及び前面扉20を有する。本体キャビネット10は、前面に図示せぬ開口(以下、前面開口ともいう)を有した略直方体状の形態を成すものである。この本体キャビネット10の内部には、飲料(例えばコーヒー)を生成する飲料生成部30及び制御部60が設けられている。
前面扉20は、本体キャビネット10の前面開口を閉塞するのに十分な大きさを有する扉体である。この前面扉20は、本体キャビネット10の前方側の左側縁部において、上下方向に沿って延在する図示せぬ軸部の中心軸回りに揺動可能に設けられており、本体キャビネット10の前面開口を開閉することが可能である。
前面扉20は、前面が接客面を構成するものであり、表示部21、飲料供給部22、開閉扉23が設けられている。
表示部21は、例えば液晶タッチパネルにより構成されており、制御部60から与えられる指令に応じて各種情報を表示するとともに、タッチ操作等の入力操作が可能である。表示部21は、タッチ操作等の入力操作が行われた場合、販売信号を制御部60に送出する。
飲料供給部22は、表示部21の下方側に設けられており、ステージ22aを有している。ステージ22aは、容器Cを載置させるものであり、円弧状の図示せぬストッパが設けられている。
開閉扉23は、例えば透明な樹脂等の透光性材料により構成されるものであり、飲料供給部22を覆うのに十分な大きさを有している。この開閉扉23は、左側端部が前面扉20に軸支されており、前後方向に沿って揺動可能なものである。つまり、開閉扉23は、飲料供給部22に近接離反する態様で前後方向に沿って揺動可能であり、飲料供給部22に近接する態様で後方に揺動する場合に飲料供給部22を閉成させることが可能であり、飲料供給部22から離隔する態様で前方に揺動する場合に飲料供給部22を開成させることが可能である。尚、開閉扉23は、飲料供給部22に容器Cが載置された後、飲料供給が完了するまで閉成状態がロックされ、飲料供給が完了した場合に閉成状態のロックが解除される。
図2に示すように、飲料生成部30は、原料キャニスタ31、粉砕機33、給湯部35、抽出機40、収容バケツ49、加圧空気供給ラインL2、飲料供給ラインL3、排水ラインL4及びノズルNを備える。
原料キャニスタ31は、飲料原料である焙煎されたコーヒー豆を収容するものであり、一部が本体キャビネット10の天板部12から上方に突出する態様で設けられている。この原料キャニスタ31には、原料供給駆動部31aが設けられている。原料供給駆動部31aは、制御部60から駆動指令が与えられた場合に駆動するもので、駆動指令に含まれる所定量のコーヒー豆を払い出す。
粉砕機33は、いわゆるミルと称されるもので、制御部60から駆動指令が与えられた場合に駆動する。この粉砕機33は、原料キャニスタ31の下方域に設置されており、原料シュート32を介して原料キャニスタ31に連結される。
粉砕機33は、駆動する場合、原料キャニスタ31から払い出されるとともに原料シュート32により案内されたコーヒー豆を粉砕し、粉シュート34を通じて粉砕したコーヒー豆(以下、コーヒー粉砕豆ともいう)を抽出機40に投入する。ここで、粉シュート34は、樹脂により各構成要素が一体化されて構成されている。
給湯部35は、抽出機40に湯を供給するためのものであり、湯タンク36、定量ポンプP1、補助タンク37、給湯ポンプP2及び逆止弁V11が、給湯配管により構成される給湯ラインL1に順次接続されて構成される。
湯タンク36は、図示せぬ水供給手段から供給された水道水等の水をヒータ36aにより加熱して湯として貯留する。定量ポンプP1は、制御部60から与えられる指令に応じて駆動するものであり、駆動する場合には、湯タンク36から補助タンク37に定量の湯を送出するものである。補助タンク37は、湯タンク36より容積が小さいものであり、定量ポンプP1により送出された湯を一時的に貯留するものである。給湯ポンプP2は、制御部60から与えられる指令に応じて駆動するものであり、駆動する場合には、補助タンク37の湯を加圧して抽出機40に送出する。この給湯ポンプP2は、送出量が定量ポンプP1の送出量よりも大きくなるように設定されている。逆止弁V11は、給湯ポンプP2から送出された湯が抽出機40に向けて通過することを許容する一方、抽出機40から補助タンク37に向けて湯が通過することを規制する弁体である。この逆止弁V11は、図には明示していないが、湯タンク36に熱的に接続された状態で配置されている。
抽出機40は、いわゆるブリュアユニットと称されるものであり、粉砕機33から粉シュート34を介して投入されたコーヒー粉砕豆と、給湯部35により供給された湯とからコーヒー液(飲料)を抽出するものである。
抽出機40には、飲料供給ラインL3が接続されている。飲料供給ラインL3は、単独の飲料供給配管により、あるいは複数の飲料供給配管を接続して構成されており、抽出機40で抽出されたコーヒーをノズルNまで供給するものである。
飲料供給ラインL3には、その途中にピンチバルブV3が設けられている。このピンチバルブV3は、制御部60から与えられる指令に応じて開閉するものであり、開状態となる場合に、流体の通過を許容する一方、閉状態となる場合に、流体の通過を規制するものである。
抽出機40は、抽出シリンダ41、蓋体42及びフィルタブロック43を有する。抽出シリンダ41は、略円筒状の形態を成しており、本体キャビネット10に対して着脱可能に設けられる。この抽出シリンダ41は、従来のものよりも外径及び内径が小さくなる態様で細径に形成されており、下面開口の径が例えば60mm~61mm程度である。
蓋体42は、シリンダヘッド44を有する。シリンダヘッド44は、例えばモータ等の駆動機構M1が制御部60から与えられる指令により駆動することにより、抽出シリンダ41の上面開口に対してスライドしつつ近接離反する態様で移動するもので、抽出シリンダ41の上面開口を開閉するものである。蓋体42には、粉シュート34を通じて供給されたコーヒー粉砕豆が抽出シリンダ41に投入されることを許容する投入孔52,53や、給湯部35により供給された湯が抽出シリンダ41に投入されることを許容する投入孔51が形成されている(いずれも図3参照)。尚、投入孔53は、シリンダヘッド44側に形成され、投入孔52,53が連通した場合に、コーヒー粉砕豆が抽出シリンダ41に投入されることが許容される。
フィルタブロック43は、抽出シリンダ41の下方域に設けられており、飲料供給ラインL3に接続される。フィルタブロック43は、制御部60から与えられる指令に応じてブロックモータM2が駆動することにより、抽出シリンダ41に近接離反する態様で上下方向に移動するものである。
フィルタブロック43は、ペーパーローラ部48を有する。ペーパーローラ部48は、フィルタ収納部47に回転可能に支持されて収納されたフィルタロールFRから引き出され、ガイドローラGRにより案内されたペーパーフィルタPFを挟持するものである。ここで、フィルタロールFRは、ペーパーフィルタPFを巻回するものである。つまり、フィルタ収納部47は、抽出機40による飲料の抽出の際に用いられるペーパーフィルタPFを巻回するフィルタロールFRを、回転可能に支持して収納する。
フィルタブロック43は、フィルタロールFRから引き出されたペーパーフィルタPFが、抽出シリンダ41とフィルタブロック43との間を通過する態様で所定の経路にセットされた場合には、ペーパーローラ部48の回転によりフィルタロールFRからペーパーフィルタPFを繰り出させるものである。つまり、ペーパーローラ部48はフィルタロールFRからペーパーフィルタPFを繰り出せる繰出動作を許容している。
収容バケツ49は、抽出機40の下方域に設置されており、抽出機40での飲料の抽出により生じた抽出滓K(図3参照)をペーパーフィルタPFとともに収容するものである。
加圧空気供給ラインL2は、複数の加圧空気供給配管を接続して構成されており、一端がシリンダヘッド44に接続されるとともに、他端が飲料供給ラインL3の途中に接続される。この加圧空気供給ラインL2には、エアポンプP3、ピンチバルブV1,V2が設けられている。また加圧空気供給ラインL2には、ピンチバルブV1とシリンダヘッド44との間に減圧ラインL5が接続される。この減圧ラインL5上にはピンチバルブV5が設けられる。
エアポンプP3は、制御部60から与えられる指令に応じて駆動するものであり、空気を圧縮して送出するものである。ピンチバルブV1は、エアポンプP3よりも一端側(シリンダヘッド44側)に設けられる。ピンチバルブV1は、制御部60から与えられる指令に応じて開閉するものであり、開状態となる場合に、流体の通過を許容する一方、閉状態となる場合に、流体の通過を規制するものである。ピンチバルブV2は、エアポンプP3よりも他端側(飲料供給ラインL3側)に設けられる。ピンチバルブV2は、制御部60から与えられる指令に応じて開閉するものであり、開状態となる場合に、流体の通過を許容する一方、閉状態となる場合に、流体の通過を規制するものである。ピンチバルブV5は、制御部60から与えられる指令に応じて開閉する開閉弁であり、開状態となる場合に、抽出シリンダ41内の流体の通過を許容して抽出シリンダ41内の残圧を大気に開放する一方、閉状態となる場合に、抽出シリンダ41内の流体の通過を規制する。
排水ラインL4は、単数若しくは複数の排水配管を接続して構成されており、飲料供給ラインL3の途中から分岐して収容バケツ49の上方域に延在する態様で設けられている。この排水ラインL4には、ピンチバルブV4が設けられている。ピンチバルブV4は、制御部60から与えられる指令に応じて開閉するものであり、開状態となる場合に、廃液等の流体の通過を許容する一方、閉状態となる場合に、廃液等の流体の通過を規制するものである。
これにより、収容バケツ49は、抽出機40による飲料の抽出により生じた抽出滓K、該飲料の抽出に用いたペーパーフィルタPF、並びに抽出機40の洗浄により生じた廃液を収容するものである。
ノズルNは、前面扉20に設けられた図示せぬノズル装着部に対して着脱可能なものである。ノズルNは、ノズル装着部に装着されることで、飲料供給部22を臨む態様で配設される。つまり、ノズルNは、飲料供給部22を臨む態様で着脱可能に配設される。このようなノズルNは、飲料供給ラインL3を通じて供給された飲料を、ステージ22aに載置された容器Cに対して吐出するものである。
制御部60は、記憶部61(図4参照)に記憶されたプログラムやデータにしたがって飲料供給装置の各部の動作を統括的に制御するものである。尚、制御部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
次に、上記飲料供給装置による飲料供給動作について説明する。図3は、飲料抽出工程を説明する説明図である。尚、飲料供給動作には飲料抽出工程が含まれる。飲料供給装置は、飲料生成部30によって抽出された飲料を、飲料供給部22のステージ22aに載置された容器Cに対して供給する。
まず、抽出機40は、待機状態となっている(図3(a))。この待機状態において、湯タンク36では、所定の温度の湯が生成されて貯留されているものとし、ピンチバルブV1、V3、V4、V5が閉状態で、ピンチバルブV2が開状態にあるものとする。また、シリンダヘッド44は、開成状態となっている。
その後、利用者により表示部21がタッチ操作されることにより、選択された飲料の販売信号が与えられた制御部60は、フィルタブロック43を上方に向けて移動させた後、原料供給駆動部31aに駆動指令を与えて該飲料に対応した量のコーヒー豆を粉砕機33に払い出させ、粉砕機33に駆動指令を与えてコーヒー豆を粉砕させて、コーヒー粉砕豆を、投入孔52,53を介して抽出シリンダ41内に投入させる(図3(b))。その後、原料供給駆動部31aの駆動を停止させる。
また、制御部60は、定量ポンプP1を駆動させて湯タンク36から定量の湯を補助タンク37に送出しつつ、給湯ポンプP2を駆動させて補助タンク37の湯を加圧して抽出機40側に送出することで、湯を、投入孔51を介して抽出シリンダ41内に投入させる(図3(b))。その後、定量ポンプP1及び給湯ポンプP2の駆動を停止させる。
その後、制御部60は、エアポンプP3を駆動させることにより、加圧空気供給ラインL2の一部を利用して、フィルタブロック43側から抽出シリンダ41内に加圧空気(撹拌用の加圧空気)を供給してコーヒー粉砕豆と湯とを撹拌(強制撹拌)させる(図3(c))。その後、制御部60は、エアポンプP3の駆動を停止させる。
その後、制御部60は、シリンダヘッド44を移動させて抽出シリンダ41の上面開口を閉成させる(図3(d))。これにより、投入孔51と抽出シリンダ41との間は閉状態となり、投入孔52,53と抽出シリンダ41との間は閉状態となる。
その後、制御部60は、ピンチバルブV2を閉状態にして、ピンチバルブV1、V3を開状態にさせ、エアポンプP3を駆動させる。尚、ピンチバルブV4、V5は閉状態に維持させる。これにより、加圧空気供給ラインL2及び加圧供給孔54を介して抽出シリンダ41内に加圧空気(抽出用の加圧空気)が供給されることで、飲料であるコーヒー液が抽出され、抽出されたコーヒー液が飲料供給ラインL3を介してノズルNまで供給され、ノズルNより容器Cに吐出される(図3(e))。
その後、制御部60は、容器Cへの飲料供給が終了したと判定した場合、容器Cが載置される飲料供給部を開閉する開閉扉23のロック解除を行うとともに、飲料供給が終了した旨を表示部21に表示する。これにより、利用者は、開閉扉23を開く方向に揺動させて飲料供給部22より容器Cを取り出すことができる。また、制御部60は、容器Cへの飲料供給が終了したと判定した場合、抽出シリンダ41に加圧空気を供給するエアポンプP3の駆動を停止させるともに、ピンチバルブV1を閉状態にする。
その後、制御部60は、ピンチバルブV5を開状態にし、抽出シリンダ41内を加圧空気供給ラインL2及び減圧ラインL5を介して大気に開放し、抽出シリンダ41内の残圧を抜く(図3(f))。
そして、制御部60は、シリンダヘッド44を移動させて抽出シリンダ41の上面開口を開成させる(図3(g))。更に、制御部60は、抽出シリンダ41に給湯部35より湯を供給して抽出シリンダ41の内部を洗浄し、ピンチバルブV4を開状態にし、排水ラインL4を介して抽出シリンダ41に残った水を廃液として収容バケツ49に排出させる。
その後、制御部60は、ピンチバルブV4を閉状態にさせ、フィルタブロック43を下方に移動させ、ペーパーローラ部48に動作指令を与えてペーパーフィルタPFを所定量だけ繰出動作させ、コーヒー液(飲料)の抽出により生じた抽出滓KをペーパーフィルタPFとともに収容バケツ49に収容させ(図3(h))、図3(a)の待機状態に移行する。
図4は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。この図4に示すように、飲料供給装置は、上記表示部21、上記飲料生成部30及び上記制御部60の他、圧力検出部S1を備えている。
圧力検出部S1は、例えば重量センサ、圧力センサ等々により構成されるもので、エアポンプP3による加圧空気の供給による抽出機40の内部の圧力(加圧力)を検出するものである。この圧力検出部S1は、検出した圧力を検出信号として制御部60に送出するものである。
制御部60は、圧力検出部S1と通信可能な態様で電気に接続されており、上述したように記憶部61に記憶されたプログラムやデータにしたがって飲料供給装置の各部の動作を統括的に制御するものである。そして、制御部60は、加圧力判定処理部60aを備えている。加圧力判定処理部60aは、後述する加圧力判定処理を実施するものである。
図5は、図4に示した制御部60の加圧力判定処理部60aが実施する加圧力判定処理の処理内容を示すフローチャートである。この加圧力判定処理は、上述した飲料供給動作と並行して実施されるものである。
この加圧力判定処理における制御部60の加圧力判定処理部60aは、上述した飲料供給動作において、エアポンプP3を駆動させることにより、加圧空気供給ラインL2及び加圧供給孔54を介して抽出シリンダ41内に加圧空気(抽出用の加圧空気)が供給される場合に、圧力検出部S1を通じての圧力検出待ちとなる(ステップS101)。
圧力検出部S1を通じて圧力が検出された場合、加圧力判定処理部60aは、記憶部61から適正範囲の上限値及び下限値を読み出し、検出された圧力値が適正範囲内にあるか否かを判断する(ステップS102,ステップS103)。すなわち、圧力値が上限値を超えているか否か(ステップS102)、並びに圧力値が下限値を下回っているか否か(ステップS103)を判断する。
圧力値が適正範囲を逸脱する場合、すなわち圧力値が上限値を超えている場合(ステップS102:Yes)、あるいは圧力値が下限値を下回っている場合(ステップS102:No,ステップS103:Yes)、加圧力判定処理部60aは、飲料供給を規制し(ステップS104)、飲料供給動作を中止する。
ここで、圧力値が上限値を超える場合として、飲料供給ラインL3での配管詰まりの発生が考えられ、圧力値が下限値を下回る場合として、シリンダヘッド44と抽出シリンダ41との密着性が不十分であり、抽出シリンダ41の上面開口が良好に閉塞されていないことが考えられる。
そして、加圧力判定処理部60aは、表示部21に飲料供給の中止を表示し(ステップS105)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
一方、圧力値が適正範囲内にある場合、すなわち圧力値が下限値以上であって上限値以下である場合(ステップS102:No,ステップS103:No)、加圧力判定処理部60aは、記憶部61より上位閾値及び下位閾値を読み出し、圧力値が上位閾値以上であるか否か、あるいは圧力値が下位閾値以下であるか否かを判断する(ステップS106,ステップS107)。
ここで、上位閾値は、適正範囲内において上限値近傍の値である。この上位閾値は、飲料供給ラインL3等に抽出残渣等が滞留しているおそれがあることを示すもので、飲料供給ラインL3等の清掃を促すのに好ましい値である。下位閾値は、上位閾値よりも小さいものであり、適正範囲内において下限値近傍の値である。この下位閾値は、抽出シリンダ41の上面開口の密閉不良が生ずるおそれがあることを示すもので、抽出機40の清掃や交換等を促すのに好ましい値である。
圧力値が上位閾値以上である場合(ステップS106:Yes)、あるいは圧力値が下位閾値以下である場合(ステップS106:No,ステップS107:Yes)、加圧力判定処理部60aは、上記飲料供給動作を継続しながら、表示部21に清掃等を促すためのアラームを表示する報知動作を行い(ステップS108)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
一方、圧力値が下位閾値を超えつつ上位閾値未満である場合(ステップS106:No,ステップS107:No)、加圧力判定処理部60aは、上記飲料供給動作を継続し、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
以上説明したように、本発明の実施の形態である飲料供給装置によれば、圧力検出部S1が、抽出機40に対する加圧空気の供給による加圧力を検出し、制御部60が、圧力検出部S1で検出された圧力値が予め決められた適正範囲を逸脱することを条件として、容器Cに対するコーヒー液の供給を規制するので、抽出機40に対する加圧力が適正範囲を逸脱することによるコーヒー液の供給量低下を防止することができる。
上記飲料供給装置によれば、制御部60は、圧力検出部S1で検出された圧力値が、適正範囲内であっても該適正範囲の上限値近傍の上位閾値以上である場合、アラームを出力する報知動作を行うので、飲料供給装置の管理者に対して清掃等を促すことができる。
上記飲料供給装置によれば、制御部60は、圧力検出部S1で検出された圧力値が、適正範囲内であっても該適正範囲の下限値近傍の下位閾値以下である場合、アラームを出力する報知動作を行うので、飲料供給装置の管理者に対して清掃等を促すことができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、飲料供給動作において加圧力判定処理を行っていたが、本発明においては、飲料供給動作とは別のタイミングで加圧力判定処理を行ってもよい。
上述した実施の形態では、表示部21にアラームを表示することにより報知動作を行っていたが、本発明においては、ブザー音や音声、管理者が保持する携帯端末機器に対する無線通信等でアラームを出力する報知動作を行ってもよい。
尚、上記の実施の形態で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置及び構成要素の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1…装置本体、10…本体キャビネット、20…前面扉、21…表示部、22…飲料供給部、30…飲料生成部、40…抽出機、60…制御部、60a…加圧力判定処理部、61…記憶部、C…容器、S1…圧力検出部。

Claims (3)

  1. 原料と湯とが投入されることにより飲料を抽出する抽出機を備え、前記抽出機に対して加圧空気を供給することにより、該抽出機で抽出された飲料を容器に供給する飲料供給装置であって、
    前記抽出機に対する前記加圧空気の供給による加圧力を検出する圧力検出部と、
    前記圧力検出部で検出された圧力値が予め決められた適正範囲を逸脱することを条件として、前記容器に対する前記飲料の供給を規制する制御部と
    を備え
    前記制御部は、前記圧力検出部で検出された圧力値が、前記適正範囲内であっても該適正範囲の上限値近傍の上位閾値以上である場合、アラームを出力する報知動作を行うことを特徴とする飲料供給装置。
  2. 原料と湯とが投入されることにより飲料を抽出する抽出機を備え、前記抽出機に対して加圧空気を供給することにより、該抽出機で抽出された飲料を容器に供給する飲料供給装置であって、
    前記抽出機に対する前記加圧空気の供給による加圧力を検出する圧力検出部と、
    前記圧力検出部で検出された圧力値が予め決められた適正範囲を逸脱することを条件として、前記容器に対する前記飲料の供給を規制する制御部と
    を備え
    前記制御部は、前記圧力検出部で検出された圧力値が、前記適正範囲内であっても該適正範囲の下限値近傍の下位閾値以下である場合、アラームを出力する報知動作を行うことを特徴とする飲料供給装置。
  3. 前記制御部は、前記圧力検出部で検出された圧力値が、前記適正範囲内であっても該適正範囲の下限値近傍の下位閾値以下である場合、アラームを出力する報知動作を行うことを特徴とする請求項に記載の飲料供給装置。
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