JP7482573B1 - ミキシングバルブ、温水生成装置、カートリッジ - Google Patents

ミキシングバルブ、温水生成装置、カートリッジ Download PDF

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Abstract

ミキシングバルブ10は、第1温水流入口33および第1冷水流入口34が形成されると共に、内部が温水と冷水の混合流路35となる内側ケーシング30と、第1冷水流入口34を開閉する弁体40と、混合流路35における温水と冷水の混合水の温度に応じて弁体40に第1冷水流入口34を開閉させる駆動部50とを備える。第1冷水流入口34は、内側ケーシング30の軸方向の一端に形成され、第1温水流入口33は、内側ケーシング30の軸回りに複数形成されている。

Description

本開示の技術は、ミキシングバルブ、温水生成装置およびカートリッジに関する。
温水に冷水を混合して温水の温度を調節するミキシングバルブが知られている。例えば、特許文献1に開示のミキシングバルブは、温水流入口、冷水流入口、これら流入口と連通する混合流路が設けられたケーシングを備えている。温水流入口は混合流路の流路軸の方向に開口し、冷水流入口は前記流路軸に直交する方向に開口している。混合流路では、混合された温水の温度に応じて弁体が移動することで冷水流入口の開度が変更され、温水の温度が調節される。
特許第6748337号公報
ところで、上述したミキシングバルブにおいては、温水と冷水の混合効率が十分とは言えず改善の余地がある。混合効率が低いと、温水と冷水の混合度が低くなるため、温水の温度調節の精度が損なわれてしまう。
本開示の技術は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、温水と冷水の混合効率を向上させることにある。
本開示のミキシングバルブは、第1筒状部材と、弁体と、駆動部とを備えている。前記第1筒状部材は、第1温水流入口および第1冷水流入口が形成されると共に、内部が温水と冷水の混合流路となっている。前記弁体は、前記第1冷水流入口を開閉する。前記駆動部は、前記混合流路における温水と冷水の混合水の温度に応じて前記弁体に前記第1冷水流入口を開閉させる。前記第1冷水流入口は、前記第1筒状部材の軸方向の一端に形成されている。前記第1温水流入口は、前記第1筒状部材の軸回りに複数形成されている。
また、本開示のカートリッジは、1つの第2流出口が形成された第2筒状部材を有するミキシングバルブにおいて、前記第2筒状部材の内側に装着される。前記カートリッジは、第1筒状部材と、弁体と、駆動部とを備えている。前記第1筒状部材は、第1温水流入口および第1冷水流入口が形成されると共に、内部が温水と冷水の混合流路となっている。前記弁体は、前記第1冷水流入口を開閉する。前記駆動部は、前記第1筒状部材に収容され、前記混合流路における温水と冷水の混合水の温度に応じて前記弁体に前記第1冷水流入口を開閉させる。前記第1冷水流入口は、前記第1筒状部材の軸方向の一端に形成されている。前記第1温水流入口は、前記第1筒状部材の軸回りに複数形成されている。前記第1筒状部材は、前記第2筒状部材との間で、複数の前記第1流出口のそれぞれと連通し且つ前記第2流出口と連通する流出空間を形成する。
また、本開示の温水生成装置は、冷水が加熱流体と熱交換して温水となる熱交換器と、前記熱交換器から流出した温水を冷水と混合させることで温水の温度を調節する上述のミキシングバルブとを備えている。
前記のミキシングバルブによれば、温水と冷水の混合効率を向上させることができる。
前記のカートリッジによれば、温水と冷水の混合効率を向上させることができる。
前記の温水生成装置によれば、温水と冷水の混合効率を向上させることができる。
図1は、温水生成装置の配管系統図である。 図2は、ミキシングバルブの断面図である。 図3は、ミキシングバルブの斜視断面図である。 図4は、蓋を省略した外側ケーシングの斜視断面図である。 図5は、カートリッジの斜視断面図である。 図6は、ミキシングバルブの一状態を示す図2相当図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〈温水生成装置〉
図1は、温水生成装置100の配管系統図である。本実施形態の温水生成装置100は、いわゆる蒸気加熱式のものであり、冷水を蒸気によって加熱し一旦高温水とした後、冷水を混合させて温調し所定温度の温水を生成する。この例では、温水生成装置100は、熱交換器1と、2つのミキシングバルブ2,10とを備えている。
熱交換器1には、冷水管3、蒸気管4、ドレン管5および温水管6が接続されている。熱交換器1では、冷水管3から供給された冷水が、蒸気管4から供給された蒸気と熱交換して高温の温水となる。この高温の温水は、温水管6に流出する。一方、蒸気は、冷水と熱交換することによってドレンとなりドレン管5に排出される。蒸気は、加熱流体の一例である。
2つのミキシングバルブ2,10は、熱交換器1から流出した温水を冷水と混合させることで温水の温度を調節する。2つのミキシングバルブ2,10は、互いに温水管7を介して直列に接続されている。
前段側のミキシングバルブ10は、いわゆるプレミキシングバルブであり、冷水管3および温水管6,7が接続されている。ミキシングバルブ10では、温水管6から供給された高温の温水が、冷水管3から供給された冷水と混合して所定温度まで低下し、温水管7に流出する。後段側のミキシングバルブ2は、冷水管3および温水管7,8が接続されている。ミキシングバルブ2では、温水管7から供給された温水が、冷水管3から供給された冷水と混合して更に所定温度まで低下し、温水管8に流出する。こうして、所定温度の温水が生成される。
このように、温水生成装置100では、温水が2つのミキシングバルブ2,10を順に通過することによって、二段階に温水の温度が調節される。そのため、細かい温水の温度調節を行うことができる。生成された所定温度の温水は、温水管8から利用箇所へ送られる。
〈ミキシングバルブ〉
図2は、ミキシングバルブ10の断面図である。図3は、ミキシングバルブ10の斜視断面図である。
例えば、本開示のミキシングバルブは、前段側のミキシングバルブ10として用いられる。ミキシングバルブ10は、前述の如く、温水と冷水を混合させて所定温度の温水を生成する。ミキシングバルブ10は、外側ケーシング20および内側ケーシング30と、弁体40と、駆動部50とを備えている。
外側ケーシング20および内側ケーシング30のそれぞれは、軸A方向に延びる略円筒状であって、両端が閉塞された略円筒状に形成されている。内側ケーシング30は、外側ケーシング20の内側に配置され、外側ケーシング20と同軸に配置されている。内側ケーシング30は第1筒状部材の一例であり、外側ケーシング20は第2筒状部材の一例である。
内側ケーシング30には、第1温水流入口33および第1冷水流入口34と、第1流出口36とが形成されている。また、内側ケーシング30の内部は、温水と冷水の混合流路35となっている。
具体的に、内側ケーシング30は、本体31および蓋22を有している。本体31は、軸A方向に延びる円筒状の周壁31aと、周壁31aの軸A方向の一端を閉塞する端壁31bとを有している。つまり、端壁31bは、内側ケーシング30の軸A方向の一端を形成している。この例では、周壁31aと端壁31bとは一体形成されている。蓋22は、本体31の開口端、即ち周壁31aの軸A方向の他端を閉塞する。
以下、軸A方向における端壁31b側(または後述の端壁21b側)を「軸A方向の一端側」と称し、軸A方向における蓋22側を「軸A方向の他端側」と称する。
混合流路35は、第1温水流入口33からの温水と第1冷水流入口34からの冷水とを混合させる。混合流路35は、軸A方向に延びる流路、即ち端壁31bから蓋22に向かって延びる流路である。つまり、軸Aは混合流路35の流路軸である。混合流路35では、端壁31b側が上流側であり、蓋22側が下流側である。
第1冷水流入口34は、冷水を混合流路35に流入させる。第1冷水流入口34は、内側ケーシング30の軸方向の一端に形成されている。つまり、第1冷水流入口34は、内側ケーシング30の端壁31bに形成されている。さらに言えば、第1冷水流入口34は、混合流路35の上流端に形成されている。そのため、第1冷水流入口34は、混合流路35の流路軸に沿って冷水を流入させる。この例では、第1冷水流入口34は1つである。より詳しくは、第1冷水流入口34は、内側ケーシング30と同軸、即ち混合流路35と同軸に設けられている。
第1温水流入口33は、温水を混合流路35に流入させる。第1温水流入口33は、内側ケーシング30の軸A回りに複数形成されている。つまり、第1温水流入口33は、内側ケーシング30の周壁31aの周方向に複数形成されている。そのため、複数の第1温水流入口33のそれぞれは、混合流路35の径方向内側、即ち混合流路35の流路軸に向かって温水を流入させる。この例では、4つの第1温水流入口33が設けられている。より詳しくは、4つの第1温水流入口33は、周壁31aにおける端壁31b側の端部に形成されている。4つの第1温水流入口33は、周壁31aの周方向において90度間隔に設けられている。
第1流出口36は、混合流路35における温水と冷水の混合水(以下、単に温水と称する場合がある。)を流出させる。第1流出口36は、内側ケーシング30における第1温水流入口33よりも軸A方向の他端側の位置に形成されている。
詳しくは、第1流出口36は、内側ケーシング30の軸A回りに複数形成されている。つまり、第1流出口36は、内側ケーシング30の周壁31aの周方向に複数形成されている。そのため、複数の第1流出口36のそれぞれは、混合流路35の径方向外側に向かって混合水を流出させる。この例では、4つの第1流出口36が設けられている。より詳しくは、4つの第1流出口36は、周壁31aにおける蓋22側の端部に形成されている。4つの第1流出口36は、周壁31aの周方向において90度間隔に設けられている。
外側ケーシング20は、内側ケーシング30の外周側に設けられている。外側ケーシング20は、内側ケーシング30との間で、温水の流入空間24と、冷水の流入空間26と、混合水の流出空間27とを形成している。外側ケーシング20には、温水の流入空間24と連通する第2温水流入口23と、冷水の流入空間26と連通する第2冷水流入口25と、混合水の流出空間27と連通する第2流出口28とが形成されている。
具体的に、外側ケーシング20は、本体21および蓋22を有している。本体21は、軸A方向に延びる円筒状の周壁21aと、周壁21aの軸A方向の一端を閉塞する端壁21bとを有している。つまり、端壁21bは、外側ケーシング20の軸A方向の一端を形成している。この例では、周壁31aと端壁31bとは一体形成されている。より詳しくは、本体21の軸A方向の長さは、内側ケーシング30の本体31の軸A方向の長さよりも長い。つまり、内側ケーシング30の本体31は、その端壁31bおよび開口端が外側ケーシング20の本体21の内側に位置するように配置されている。
蓋22は、外側ケーシング20の本体21の開口端、即ち周壁21aの軸A方向の他端を閉塞する。つまり、蓋22は、外側ケーシング20および内側ケーシング30において共通である。
具体的に、蓋22は、基部22a、第2螺合部22bおよび第1螺合部22cを有する。基部22a、第2螺合部22bおよび第1螺合部22cは、この順に連なって一体形成されている。第2螺合部22bは、外周面に雄ねじを有する円筒状に形成されている。第1螺合部22cは、内周面に雌ねじを有し且つ第2螺合部22bよりも小径の円筒状に形成されている。第2螺合部22bは、外側ケーシング20の周壁21aと螺合することで本体21の開口端を閉塞し、第1螺合部22cは、内側ケーシング30の周壁31aと螺合することで本体31の開口端を閉塞する。
第2冷水流入口25は、冷水を流入空間26に流入させる。第2冷水流入口25は、冷水の流入空間26と連通している。第2冷水流入口25には、温水生成装置100の冷水管3が接続される。より詳しくは、第2冷水流入口25は、周壁21aにおける端壁21b側の端部に形成されている。この例では、1つの第2冷水流入口25が設けられている。
冷水の流入空間26は、第1冷水流入口34と連通している。つまり、流入空間26は、第2冷水流入口25と第1冷水流入口34とを連通させる。流入空間26は、内側ケーシング30の軸A方向の外側に形成されている。具体的には、流入空間26は、外側ケーシング20の周壁21aおよび端壁21bと、内側ケーシング30の端壁31bとで区画されている。
第2温水流入口23は、温水を流入空間24に流入させる。第2温水流入口23は、温水の流入空間24と連通している。第2温水流入口23には、温水生成装置100の温水管6が接続される。より詳しくは、第2温水流入口23は、周壁21aに形成されている。この例では、1つの第2温水流入口23が設けられている。
温水の流入空間24は、複数の第1温水流入口33のそれぞれと連通している。つまり、流入空間24は、1つの第2温水流入口23と4つの第1温水流入口33とを連通させる。流入空間24は、内側ケーシング30の径方向外側に形成されている。具体的には、流入空間24は、外側ケーシング20の周壁21aと内側ケーシング30の周壁31aとの間に形成される略環状の空間である。流入空間24では、第2温水流入口23から流入した温水が複数の第1温水流入口33のそれぞれに分流する。
混合水の流出空間27は、複数の第1流出口36のそれぞれと連通している。流出空間27は、内側ケーシング30の径方向外側に形成されている。具体的には、流出空間27は、外側ケーシング20の周壁21aと内側ケーシング30の周壁31aとの間に形成される略環状の空間である。流出空間27では、複数の第1流出口36のそれぞれから流出した混合水が合流する。
第2流出口28は、流出空間27の混合水を流出させる。第2流出口28は、流出空間27と連通している。第2流出口28には、温水生成装置100の温水管7が接続される。より詳しくは、第2流出口28は、周壁21aにおける蓋22側の端部に形成されている。この例では、1つの第2流出口28が設けられている。
冷水の流入空間26、温水の流入空間24および混合水の流出空間27は、互いがシール部材29a、29bによって仕切られている。具体的に、冷水の流入空間26と温水の流入空間24とは、シール部材29aによって軸A方向に仕切られている。温水の流入空間24と混合水の流出空間27とは、シール部材29bによって軸A方向に仕切られている。
弁体40は、第1冷水流入口34を開閉する。具体的に、弁体40は、内側ケーシング30の外部、詳しくは冷水の流入空間26に配置されている。弁体40は、軸Aを軸心とする略円盤状に形成され、第1冷水流入口34に対向している。弁体40は、軸A方向に進退することで第1冷水流入口34を開閉する。つまり、弁体40は、第1冷水流入口34に接近する方向へ進出して第1冷水流入口34を閉鎖する一方、第1冷水流入口34から離隔する方向へ後退して第1冷水流入口34を開放する。弁体40が第1冷水流入口34から離隔するにつれて、第1冷水流入口34における開度は増大する。
駆動部50は、混合流路35における混合水の温度に応じて弁体40に第1冷水流入口34を開閉させる。駆動部50は、熱応動器51と、第1シャフト52と、バネ55とを有している。駆動部50は、第2シャフト53をさらに有している。
熱応動器51は、内側ケーシング30の内部に収容され、混合流路35の混合水の温度に応じて軸A方向に変位する。熱応動器51は、収容部51aおよび伸縮部51bを有している。
収容部51aには、温度に応じて膨張および収縮する膨張媒体が収容されている。膨張媒体は、例えば、水より沸点が低い液体である。なお、膨張媒体は、水であってもよく、水より沸点が低い液体と水との混合物であってもよい。伸縮部51bは、膨張媒体の膨張および収縮によって軸A方向に伸縮する。具体的には、混合水の温度が高い場合、膨張媒体が膨張し、伸縮部51bが軸A方向に伸長する。一方、混合水の温度が低い場合、膨張媒体が収縮し、伸縮部51bが軸A方向に短縮する。この伸縮部51bの伸長動作および短縮動作によって、熱応動器51は軸A方向に変位する。
より詳しくは、内側ケーシング30内には、熱応動器51の変位を規制する、伝達器56、バネ57、59および受け器58が設けられている。受け器58は、伸縮部51bよりも軸A方向の他端側に設けられ、伸縮部51bを軸A方向に支持する。受け器58は、蓋22の基部22aに形成された孔22dに収容されている。孔22dには、受け器58を軸A方向に弾性支持するバネ59が収容されている。バネ57は、伝達器56を介して、熱応動器51を軸A方向の他端側へ付勢する。つまり、伝達器56はバネ57の付勢力を熱応動器51に伝達する。伝達器56は、略円筒状に形成され、収容部51aの外周側に取り付けられている。バネ57は、伝達器56の外周側に設けられるコイルバネである。バネ57の一端は、内側ケーシング30の周壁31aの内周面に形成された段差部31cに支持される。バネ57の他端は、伝達器56に接している。バネ57の弾性力は、バネ59の弾性力よりも弱い。
例えば、伸縮部51bが伸長した際は、伸縮部51bの伸長力が受け器58に作用する。ここで、バネ59の弾性力がバネ57よりも強いため、受け器58から伸縮部51bに作用する反力によって、熱応動器51がバネ57の付勢力に抗して軸A方向の一端側へ変位する。つまり、伸縮部51bが伸長した分だけ収容部51aが軸A方向の一端側へ変位する。また、伸縮部51bが短縮した際は、バネ57の付勢力によって熱応動器51が軸A方向の他端側へ変位する。つまり、伸縮部51bが短縮した分だけ収容部51aが軸A方向の一端側へ変位する。こうして、熱応動器51は、混合水の温度に応じて軸A方向に変位し得る。
バネ55は、弁体40を閉弁方向に付勢する。バネ55は、冷水の流入空間26に配置されている。バネ55は、弁体40の第1冷水流入口34とは反対側に設けられている。バネ55は、軸A方向に弾性を有するコイルバネである。バネ55は、一端が支持部21cによって支持され、他端が弁体40に接続されている。支持部21cは、外側ケーシング20の端壁21bに形成されている。バネ55は、弁体40を第1冷水流入口34に向かって付勢する。
第1シャフト52は、熱応動器51に接続されている。第1シャフト52は、熱応動器51が軸A方向の一端側へ変位するのに伴って軸A方向の一端側へ移動して弁体40をバネ55の付勢力に抗して開弁方向に押す一方、熱応動器51が軸A方向の他端側へ変位するのに伴って弁体40から離隔する。第1シャフト52は、作用器の一例である。
より詳しくは、第1シャフト52は、軸A方向に延びており、弁体40と同軸に配置されている。第1シャフト52は、熱応動器51よりも軸A方向の一端側に配置されている。第1シャフト52の軸A方向の他端は、熱応動器51の収容部51aに接続されている。第1シャフト52の軸A方向の一端側には、軸A方向に延びる挿入孔52aが形成されている。
第2シャフト53は、第1シャフト52による押す力を弁体40に伝達する。つまり、第1シャフト52は、第2シャフト53を介して弁体40を押す。具体的に、第2シャフト53は、弁体40から軸A方向の他端側へ向かって軸A方向に延びている。第2シャフト53は、弁体40と一体形成され、弁体40と同軸に設けられている。第2シャフト53の弁体40とは反対側の端部は、第1シャフト52の挿入孔52aに挿入されている。第2シャフト53は、第1シャフト52と第2シャフト53とが軸A方向に相対移動可能に挿入孔52aに挿入されている。第2シャフト53が挿入孔52aに挿入されることで、弁体40および第2シャフト53が第1シャフト52によって支持される。
第2シャフト53は、環状の鍔53aを有している。鍔53aは、第2シャフト53の軸A方向における途中の位置に設けられている。鍔53aは、第1シャフト52が熱応動器51の変位に伴って軸A方向の一端側へ移動した際に第1シャフト52の軸A方向の一端が接する部分である。つまり、第1シャフト52は、鍔53aに接して鍔53aを押すことにより弁体40を開弁方向に押す。これにより、第1冷水流入口34が開放される。また、第1シャフト52が熱応動器51の変位に伴って軸A方向の他端側へ移動すると、第1シャフト52は鍔53aから離隔する。そうすると、弁体40はバネ55の付勢力によって閉弁方向に変位するので、第1冷水流入口34が閉鎖される。このように、駆動部50では、混合水の温度に応じて熱応動器51が変位することにより、弁体40が第1冷水流入口34を開閉する。
また、駆動部50は、弁体40を支持するための第3シャフト54をさらに有している。第3シャフト54は、冷水の流入空間26に配置されている。第3シャフト54は、弁体40から軸A方向の一端側へ向かって軸A方向に延びている。第3シャフト54は、弁体40と一体形成され、弁体40と同軸に設けられている。第2シャフト53の弁体40とは反対側の端部は、支持部21cに形成された孔21dに挿入されている。第3シャフト54は、軸A方向に移動可能に孔21dに挿入されている。こうして、第3シャフト54が孔21dに挿入されることで、弁体40および第3シャフト54が支持部21cに支持される。
〈カートリッジ〉
図4は、蓋22を省略した外側ケーシング20の斜視断面図である。図5は、カートリッジCの斜視断面図である。
前述したミキシングバルブ10の一部は、着脱自在なカートリッジCとして形成されている。カートリッジCは、外側ケーシング20、より詳しくは外側ケーシング20の本体21の内側に装着される。
図5に示すように、カートリッジCは、内側ケーシング30と、弁体40と、駆動部50とを備えている。この例では、カートリッジCは、蓋22および2つのシール部材29a、29bも備えている。カートリッジCは、外側ケーシング20の本体21にその開口端から挿入される。そのとき、第3シャフト54が本体21の支持部21cの孔21dに挿入される。そして、カートリッジCの蓋22の第2螺合部22bを本体21の内周面と螺合させることにより、カートリッジCが本体21の内側に装着される。こうして、ミキシングバルブ10が組み立てられる。
このように、弁体40や駆動部50をまとまったカートリッジCとして形成することで、弁体40や駆動部50(特に、熱応動器51、バネ55、57、59)に係るメンテナンスの実施が容易となる。つまり、弁体40や駆動部50などの部品をまとめて一方向(即ち、本体21の開口端側)から着脱させることができる。そのため、メンテナンス性が向上する。
〈動作〉
次に、前述のように構成されたミキシングバルブ10の動作を図6も参照しながら詳細に説明する。図6は、ミキシングバルブ10の一状態を示す図2相当図である。
ミキシングバルブ10では、温水が第2温水流入口23から流入空間24に流入する。流入空間24に流入した温水は、4つの第1温水流入口33から混合流路35に流入する。混合流路35では、温水が軸A方向の他端側へ流れて4つの第1流出口36から流出空間27に流出する。その際、熱応動器51は温水と接する。
例えば、温水の温度が設定値以下である場合、熱応動器51では収容部51aの膨張媒体が収縮した状態となる。そのため、図2に示すように、熱応動器51の伸縮部51bは短縮した状態となり、第1シャフト52は第2シャフト53の鍔53aから離隔した状態となる。そのため、第1冷水流入口34は弁体40によって閉鎖される。そのため、第2冷水流入口25から流入空間26に流入した冷水は、混合流路35に流入しない。流出空間27に流出した温水は、第2流出口28から流出する。このように、ミキシングバルブ10では、温水の温度が設定値以下である場合、温水は冷水と混合されずに流出していく。
また、温水の温度が設定値よりも高い場合、熱応動器51では収容部51aの膨張媒体が膨張する。そうすると、図6に示すように、熱応動器51の伸縮部51bは伸長し、収容部51aおよび第1シャフト52が軸A方向の一端側(図6に実線の矢印で示す方向)へ変位する。その際、バネ57は短縮する。第1シャフト52が変位して第2シャフト53の鍔53aを押すことで、弁体40はバネ55の付勢力に抗して開弁方向に変位する。これにより、第1冷水流入口34が開放される。
混合流路35では、4つの第1温水流入口33から流入した温水と、第1冷水流入口34から流入した冷水とが混合される。これにより、温水の温度が低下する。ここで、冷水は混合流路35の流路軸の方向に流入する一方、温水は複数の第1温水流入口33から混合流路35の径方向内側(即ち、流路軸)に向かって流入する。つまり、混合流路35では、冷水の流入方向と温水の流入方向とが直交する。そのため、温水と冷水とが衝突しやすくなり、それによって、温水と冷水との混合作用が促進される。
また、ミキシングバルブ10は温水を冷水と混合させて所定温度の温水を生成するものであることから、基本的には、4つの第1温水流入口33における温水の総流入量は第1冷水流入口34における冷水の流入量よりも極めて多い。つまり、混合流路35の略中央を流通する少量の冷水に対して、極めて多量の温水が混合流路35の径方向に流れ込む。そのため、例えば、混合流路の略中央を流通する極めて多量の温水に対して、少量の冷水が混合流路の径方向に流れ込む形態に比べて、温水と冷水の混合作用がより促進される。
こうして、混合作用が促進されることにより、温水と冷水の混合効率が向上する。したがって、温水と冷水の混合水の温度ムラが抑制され、混合水の温度の均一化を図ることができる。
温水と冷水とが混合された混合水は、熱応動器51と接しつつ4つの第1流出口36から流出空間27に流出する。熱応動器51は、混合水の温度に応じて軸A方向に変位する。つまり、混合水の温度が設定値よりも高い場合、熱応動器51がさらに軸A方向の一端側へ変位し、弁体40が第1冷水流入口34からさらに離隔する。そのため、第1冷水流入口34の開度が大きくなるので、混合流路35への冷水の流入量が増大する。これにより、混合水の温度が低下する。また、混合水の温度が設定値よりも低い場合、熱応動器51が軸A方向の他端側へ変位し、弁体40が第1冷水流入口34へ接近する。そのため、第1冷水流入口34の開度が小さく又は第1冷水流入口34が閉鎖されるので、混合流路35への冷水の流入量が減少ないしゼロとなる。これにより、混合水の温度が上昇する。
ここで、混合水の温度は均一化されているので、その温度に応じた熱応動器51の変位動作が正確に行われる。これにより、第1冷水流入口34の開度調節が正確に行われるので、温水の温度調節の精度が向上する。
流出空間27では、4つの第1流出口36から混合水が流入してきて、1つの第2流出口28から流出していく。そのため、流出空間27では、4つの第1流出口36のそれぞれから流入してきた混合水が互いに合流して混合しやすくなる。そのため、温水と冷水の混合作用がさらに促進され、温水と冷水の混合効率がさらに向上する。よって、混合水の温度の均一化が一層図られる。
流出空間27と温水の流入空間24とはシール部材29bによって仕切られているため、流出空間27の混合水が流入空間24の温水とが交じり合うことで混合水の温度が上昇してしまうことを防止することができる。また、冷水の流入空間26と温水の流入空間24とはシール部材29aによって仕切られているため、冷水と温水とが交じり合うことで冷水および温水のそれぞれの温度が変化してしまうことを防止することができる。これらにより、温水の温度調節に係る精度低下が防止される。
以上のように、ミキシングバルブ10は、内側ケーシング30(即ち、第1筒状部材)と、弁体40と、駆動部50とを備えている。内側ケーシング30は、第1温水流入口33および第1冷水流入口34が形成されると共に、内部が温水と冷水の混合流路35となっている。弁体40は、第1冷水流入口34を開閉する。駆動部50は、混合流路35における温水と冷水の混合水の温度に応じて弁体40に第1冷水流入口34を開閉させる。第1冷水流入口34は、内側ケーシング30の軸A方向の一端に形成されている。第1温水流入口33は、内側ケーシング30の軸A回りに4つ形成されている。
また、温水生成装置100は、冷水が蒸気(即ち、加熱流体)と熱交換して温水となる熱交換器1と、熱交換器1から流出した温水を冷水と混合させることで温水の温度を調節するミキシングバルブ10とを備えている。
また、カートリッジCは、1つの第2流出口28が形成された外側ケーシング20(即ち、第2筒状部材)を有するミキシングバルブ10において、外側ケーシング20の内側に装着される。カートリッジCは、内側ケーシング30(即ち、第1筒状部材)と、弁体40と、駆動部50とを備えている。内側ケーシング30は、第1温水流入口33および第1冷水流入口34が形成されると共に、内部が温水と冷水の混合流路35となっている。弁体40は、第1冷水流入口34を開閉する。駆動部50は、内側ケーシング30に収容され、混合流路35における温水と冷水の混合水の温度に応じて弁体40に第1冷水流入口34を開閉させる。第1冷水流入口34は、内側ケーシング30の軸A方向の一端に形成されている。第1温水流入口33は、内側ケーシング30の軸A回りに複数形成されている。内側ケーシング30は、外側ケーシング20との間で、4つの第1流出口36のそれぞれと連通し且つ第2流出口28と連通する流出空間27を形成する。
これらの構成によれば、温水と冷水の混合効率を向上させることができる。具体的に、混合流路35では、第1温水流入口33から流入した温水と、第1冷水流入口34から流入した冷水とが混合される。これにより、温水の温度が調節される。ここで、第1冷水流入口34は内側ケーシング30の軸A方向の一端に形成されているため、冷水は混合流路35の流路軸の方向(即ち、軸A方向)に流入する。一方、第1温水流入口33は、内側ケーシング30の軸A回りに4つ形成されているため、温水はそれぞれの第1温水流入口33から混合流路35の径方向内側(即ち、流路軸)に向かって流入する。そのため、混合流路35では温水と冷水とが衝突しやすくなる。しかも、混合流路35において、温水の流入量は冷水の流入量よりも極めて多い。
こうしたことにより、温水と冷水の混合作用が促進され、温水と冷水の混合効率が向上する。混合効率が向上することにより、混合水(即ち、冷水と混合した温水)の温度の均一化を図ることができる。そのため、温水の温度調節の精度を向上させることができる。
また、ミキシングバルブ10において、内側ケーシング30における第1温水流入口33よりも軸A方向の他端側の位置には、混合水の第1流出口36が軸A回りに4つ形成されている。そして、ミキシングバルブ10は、外側ケーシング20をさらに備えている。外側ケーシング20は、内側ケーシング30の外周側に設けられ、内側ケーシング30との間で4つの第1流出口36のそれぞれと連通する流出空間27を形成すると共に、流出空間27と連通する1つの第2流出口28が形成されている。
この構成によれば、流出空間27において、4つの第1流出口36から混合水が流入してきて、1つの第2流出口28から流出していく。そのため、流出空間27では、4つの第1流出口36のそれぞれから流入してきた混合水が互いに合流して混合する。そのため、温水と冷水の混合作用がさらに促進され、温水と冷水の混合効率がさらに向上する。よって、混合水の温度の均一化を一層図ることができる。
また、ミキシングバルブ10において、外側ケーシング20は、内側ケーシング30との間で、4つの第1温水流入口33のそれぞれと連通し且つ流出空間27とシール部材29bによって仕切られた流入空間24を形成している。外側ケーシング20には、流入空間24と連通する1つの第2温水流入口23が形成されている。
この構成によれば、第2温水流入口23から流入空間24に流入した温水は、4つの第1温水流入口33のそれぞれに分流して混合流路35に流入する。そのため、温水管6を1つの第2温水流入口23に接続するだけで、混合流路35の径方向内側に向かって複数個所から温水を流入させることができる。しかも、流出空間27と流入空間24とはシール部材29bによって仕切られているため、流出空間27の混合水が流入空間24の温水とが交じり合うことで混合水の温度が上昇してしまうことを防止することができる。
また、ミキシングバルブ10において、弁体40は、内側ケーシング30の外部において第1冷水流入口34に対向するように配置され、軸A方向に進退することで第1冷水流入口34を開閉する。駆動部50は、バネ55と、熱応動器51と、第1シャフト52(即ち、作動器)とを有している。バネ55は、弁体40を閉弁方向に付勢する。熱応動器51は、内側ケーシング30の内部に収容され、混合流路35の混合水の温度に応じて軸A方向に変位する。第1シャフト52は、熱応動器51に接続され、熱応動器51が軸A方向の一端側へ変位するのに伴って軸A方向の一端側へ移動して弁体40をバネ55の付勢力に抗して開弁方向に押す一方、熱応動器51が軸A方向の他端側へ変位するのに伴って軸A方向の他端側へ移動して弁体40から離隔する。
この構成によれば、弁体40は、進出することで第1冷水流入口34に接近して第1冷水流入口34を閉鎖する一方、後退することで第1冷水流入口34から離隔して第1冷水流入口34を開放する。熱応動器51は、混合水の温度に応じて軸A方向の一端側へ変位すると、それに伴って第1シャフト52が軸A方向の一端側へ移動して弁体40を開弁方向に押す。これにより、第1冷水流入口34が開放され、冷水が第1冷水流入口34から混合流路35に流入する。また、熱応動器51が混合水の温度に応じて軸A方向の他端側へ変位すると、それに伴って第1シャフト52が軸A方向の他端側へ移動して弁体40から離隔する。そうすると、弁体40は、バネ55の付勢力によって第1冷水流入口34に接近して第1冷水流入口34を閉鎖する。
このように、駆動部50は、第1シャフト52と弁体40とは連結させずに、弁体40を熱応動器51の変位によって進退させて第1冷水流入口34を開閉することができる。仮に、第1シャフトと弁体とが連結されていると、弁体40が第1冷水流入口34を閉鎖している状態では、熱応動器51はこれ以上、軸A方向の他端側へ変位しないように熱応動器51の変位量を制限する必要があり、そのための変位量の調整が煩雑となる。このような問題がこの例では解消される。
(その他の実施形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、前記実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、前記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。また、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、前記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
例えば、第1温水流入口33の数量は、2つ、3つまたは5つ以上であってもよい。また、第1流出口36の数量についても、2つ、3つまたは5つ以上であってもよい。
外側ケーシング20において、第2温水流入口23および流入空間24を省略するようにしてもよい。その場合、4つの第1温水流入口33のそれぞれに温水管6が接続される。
外側ケーシング20において、流出空間27および第2流出口28を省略するようにしてもよい。その場合、第1流出口36の数量は1つであってもよく、第1流出口36には温水管7が接続される。また、流出空間27および第2流出口28だけでなく、第2温水流入口23および流入空間24も省略するようにしもよい。
外側ケーシング20を省略するようにしてもよい。その場合、内側ケーシング30を変形することにより冷水の流入空間および第2冷水流入口が形成される。
第2冷水流入口25は、周壁21aに代えて、端壁21bに設けるようにしてもよい。つまり、第2冷水流入口25は、軸A方向に開口するようにしてもよい。
第2温水流入口23の数量は、実質的には1つに限定されず、第1温水流入口33の数量よりも少なければよい。
前記実施形態では、第2シャフト53が挿入される挿入孔52aが第1シャフト52に形成され、第1シャフト52が接して押す鍔53aが第2シャフト53に形成されているが、本開示の技術はこれに限らず、その逆であってもよい。即ち、本開示の技術は、第1シャフトが挿入される挿入孔が、第2シャフトに形成され、第2シャフトが接して押す鍔が、第1シャフトに形成される形態であってもよい。この形態においても、弁体40および第2シャフトは第1シャフトによって支持される。
第2シャフト53において鍔53aを省略するようにしてもよい。その場合、第1シャフト52の挿入孔52aに挿入されている第2シャフト53が、挿入孔52aの底部に接することにより、第1シャフト52が第2シャフト53を押す。
第2シャフト53を省略するようにしてもよい。その場合、第1シャフト52は、軸A方向の一端側へ移動した際、直接に弁体40に接して弁体40を開弁方向に押す。
弁体40を適切に支持できるのであれば、第3シャフト54を省略するようにしてもよい。
駆動部50では、熱応動器51に限定されず、例えば電動式または油圧式のモータやシリンダなどのアクチュエータで弁体40を変位させるようにしてもよい。
ミキシングバルブ10は、温水生成装置100において、前段のミキシングバルブとしてだけではなく、後段のミキシングバルブとしても用いるようにしてもよい。
ミキシングバルブ10は、温水生成装置100以外の装置に用いるようにしてもよい。
カートリッジCは、弁体40、第2シャフト53、第3シャフト54およびバネ55を含まないようにしてもよい。カートリッジCは、蓋22を含まないようにしてもよい。
以上説明したように、本開示の技術は、ミキシングバルブ、カートリッジおよび温水生成装置について有用である。
100 温水生成装置
1 熱交換器
10 ミキシングバルブ
20 外側ケーシング(第2筒状部材)
23 第2温水流入口
24 流入空間
27 流出空間
28 第2流出口
29b シール部材
30 内側ケーシング(第1筒状部材)
33 第1温水流入口
34 第1冷水流入口
35 混合流路
36 第1流出口
40 弁体
50 駆動部
51 熱応動器
52 第1シャフト(作用器)
55 バネ
A 軸
C カートリッジ

Claims (5)

  1. 第1温水流入口および第1冷水流入口が形成されると共に、内部が温水と冷水の混合流路となる第1筒状部材と、
    前記第1冷水流入口を開閉する弁体と、
    前記混合流路における温水と冷水の混合水の温度に応じて前記弁体に前記第1冷水流入口を開閉させる駆動部とを備え、
    前記第1冷水流入口は、前記第1筒状部材の軸方向の一端に形成され、
    前記第1温水流入口は、前記第1筒状部材の軸回りに複数形成され
    前記第1筒状部材における前記第1温水流入口よりも前記軸方向の他端側の位置には、前記混合水の第1流出口が前記軸回りに複数形成され、
    前記第1筒状部材の外周側に設けられ、前記第1筒状部材との間で複数の前記第1流出口のそれぞれと連通する流出空間を形成すると共に、前記流出空間と連通する1つの第2流出口が形成された第2筒状部材をさらに備えている
    ことを特徴とするミキシングバルブ。
  2. 請求項に記載のミキシングバルブにおいて、
    前記第2筒状部材は、前記第1筒状部材との間で、複数の前記第1温水流入口のそれぞれと連通し且つ前記流出空間とシール部材によって仕切られた流入空間を形成し、
    前記第2筒状部材には、前記流入空間と連通する1つの第2温水流入口が形成されている
    ことを特徴とするミキシングバルブ。
  3. 請求項1または2に記載のミキシングバルブにおいて、
    前記弁体は、前記第1筒状部材の外部において前記第1冷水流入口に対向するように配置され、前記軸方向に進退することで前記第1冷水流入口を開閉し、
    前記駆動部は、
    前記弁体を閉弁方向に付勢するバネと、
    前記第1筒状部材の内部に収容され、前記混合流路の混合水の温度に応じて前記軸方向に変位する熱応動器と、
    前記熱応動器に接続され、前記熱応動器が前記軸方向の一端側へ変位するのに伴って前記一端側へ移動して前記弁体を前記バネの付勢力に抗して開弁方向に押す一方、前記熱応動器が前記軸方向の他端側へ変位するのに伴って前記他端側へ移動して前記弁体から離隔する作用器とを有している
    ことを特徴とするミキシングバルブ。
  4. 1つの第2流出口が形成された第2筒状部材を有するミキシングバルブにおいて、前記第2筒状部材の内側に装着されるカートリッジであって、
    第1温水流入口および第1冷水流入口が形成されると共に、内部が温水と冷水の混合流路となる第1筒状部材と、
    前記第1冷水流入口を開閉する弁体と、
    前記第1筒状部材に収容され、前記混合流路における温水と冷水の混合水の温度に応じて前記弁体に前記第1冷水流入口を開閉させる駆動部とを備え、
    前記第1冷水流入口は、前記第1筒状部材の軸方向の一端に形成され、
    前記第1温水流入口は、前記第1筒状部材の軸回りに複数形成され、
    前記第1筒状部材における前記第1温水流入口よりも前記軸方向の他端側の位置には、前記混合水の第1流出口が前記軸回りに複数形成され、
    前記第1筒状部材は、前記第2筒状部材との間で、複数の前記第1流出口のそれぞれと連通し且つ前記第2流出口と連通する流出空間を形成する
    ことを特徴とするカートリッジ。
  5. 冷水が加熱流体と熱交換して温水となる熱交換器と、
    前記熱交換器から流出した温水を冷水と混合させることで温水の温度を調節する請求項1に記載のミキシングバルブとを備えている
    ことを特徴とする温水生成装置。
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