JP7482144B2 - 家電機器システム、制御方法、および制御プログラム - Google Patents

家電機器システム、制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本開示は、家電機器システム等に関する。本願は、2019年9月25日に日本で出願された特願2019-174083号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
下記特許文献1は、加湿器で周辺の照度を感知し、感知した照度に基づいて、加湿動作を制御することができる技術を開示している。
特開平10-281504号公報
上記特許文献1に記載の加湿器では、センサで感知した照度が基準照度より小さい際に、加湿量が少ない就寝モードで実行している。
本開示の一態様は、例えば、家電機器が設置された設置場所と家電機器の運転時刻とに応じたセンサからの測定値に基づき、効率的な動作内容で家電機器を制御可能な家電機器システム等を実現することを目的とする。
本開示の一態様に係る家電機器システムは、家電機器の設置場所を取得する取得部と、前記設置場所と前記家電機器を運転させる運転時刻とに応じて、前記家電機器が備えた少なくとも1つのセンサからの測定値を使用する使用条件を決定する条件決定部と、前記設置場所と前記測定値から得られる判断結果とに基づいた動作内容で前記家電機器を制御する家電制御部とを備える。
本開示の一態様に係る家電機器システムの制御方法は、家電機器の設置場所を取得する取得ステップと、前記設置場所と前記家電機器を運転させる運転時刻とに応じて、前記家電機器が備えた少なくとも1つのセンサからの測定値を使用する使用条件を決定する条件決定ステップと、前記設置場所と前記測定値から得られる判断結果とに基づいた動作内容で前記家電機器を制御する家電制御ステップとを含む。
本開示の一態様に係る家電機器システムの制御プログラムは、家電機器システムに、家電機器の設置場所を取得する取得機能と、前記設置場所と前記家電機器を運転させる運転時刻とに応じて、前記家電機器が備えた少なくとも1つのセンサからの測定値を使用する使用条件を決定する条件決定機能と、前記設置場所と前記測定値から得られる判断結果とに基づいた動作内容で前記家電機器を制御する家電制御機能とを実現させる。
第1の実施形態に係る家電機器システムと情報処理システムとの構成を示すシステム構成図である。 第1の実施形態に係るサーバの要部構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る空気調和機の設置場所と運転時刻とに基づいた使用条件を示す情報の一例である。 上記設置場所と上記運転時刻とに基づいた動作モードの種類を示す情報の一例である。 上記動作モードの種類に対応する上記空気調和機の動作内容を示す情報の一例である。 上記空気調和機の設置場所が「寝室」の場合における動作内容の一例である。 上記空気調和機の設置場所が「リビング」と「玄関」との場合における動作内容の一例である。 第1の実施形態に係るユーザ端末に表示される画面の一例である。 上記サーバが実行する処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る空気調和機の要部構成の一例を示すブロック図である。
〔実施形態1〕
図1~図6に基づいて、第1の実施形態(実施形態1)を説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(サーバ100の概要)
図1は、家電機器システム120の構成の一例と、情報処理システム121の構成の一例とを示すシステム構成図である。
図1に例示されるように、家電機器システム120は、例えば、サーバ100と空気調和機(家電機器)105とを含んだシステムであってもよいし、サーバ100のみで構成されたシステム(サーバ100が備えたシステム)であってもよい。後者の場合、サーバ100が家電機器システム120として動作し、外部の空気調和機105を制御する。
また、情報処理システム121は、例えば、家電機器システム120にスマートフォン(ユーザ端末)110aが追加されたシステムであってよい。なお、図1に例示されるように、情報処理システム121は、ノートPC(ユーザ端末)110bをさらに含んでよい。すなわち、情報処理システム121に含まれるユーザ端末の数は、1以上であればよい。
空気調和機105は、加湿・除湿などの湿度を調整する湿度調整機能を有する家電機器である。本実施の形態においては、家電機器の一例として空気調和機105を説明するが、上記湿度調整機能を有する機器でありさえすればその種類は問わない(例えば、家電機器は、加湿器、空気清浄機、エアコンなどであってもよい)。
従来の空気調和機は、当該空気調和機が備えるセンサからの測定値に基づいて、人が存在しているか否か等を判断し、その判断結果に応じた動作内容で動作をしていた。このとき、空気調和機は、センサからの測定値だけに基づいて、人が存在しているか否かを判断出来なかった場合、適切な動作内容で動作をできないおそれがある。
そこで、サーバ100は、空気調和機105の設置場所を取得し、当該設置場所と空気調和機105が運転する運転時刻とに応じて、空気調和機105が備えた少なくとも1つのセンサからの測定値を使用する使用条件を決定し、当該設置場所と当該使用条件に対応する測定値から得られる判断結果とに基づいた動作内容で、空気調和機105を動作させる。
これにより、サーバ100は、例えば、設置場所と運転時刻とに基づいて、いずれのセンサの測定値で人が存在するか否かの判断を行うかを決定し、設置場所と人が存在するか否かの判断結果とに応じた適切な動作内容を決定することができる。すなわち、サーバ100は、設置場所と運転時刻とに基づいて、空気調和機105が備えるセンサの適切な使用方法を決めることができ、当該使用方法に応じた適切な動作内容を決定することができるという効果を奏する。
なお、空気調和機105が、設置場所と運転時刻とに応じて、少なくとも1つのセンサからの測定値を使用する使用条件を決定し、該設置場所と当該使用条件に基づき取得した測定値から得られる判断結果とに基づいた動作内容を決定し、当該動作内容で動作してよい。
これにより、空気調和機105は、サーバ100と接続していない場合でも、設置場所と運転時刻とに基づいた適切なセンサの使用方法を決めることができ、当該使用方法に応じた適切な動作内容で動作することができるという効果を奏する。
(サーバ100の構成)
図2は、サーバの要部構成の一例を示すブロック図である。図2に例示されるように、サーバ100は、例えば、通信部201、記憶部202、および制御部210を備えてよい。制御部210は、例えば、設置場所取得部211、運転時刻取得部212、測定値取得部213、条件決定部214、測定値選択部215、反映度決定部216、判断部217、動作決定部218、家電制御部219、操作情報取得部220、学習部221、および音出力制御部222を含んでよい。
制御部210は、サーバ100の各種機能を統括的に制御する機能を持ち、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのコントローラ(プロセッサ)によって実現される。
通信部201は、例えば、空気調和機105とユーザ端末(例えば、スマートフォン110a、ノートPC110b)とから、各種データを、ネットワークを介して送受信する。なお、通信部201は、例えば、所定の通信方式にしたがうネットワークを介して外部と通信可能なハードウェアであってよい。外部の機器との通信を実現する本質的な機能を備えていればよく、通信回線、通信方式、通信媒体などは限定されない。
受信部201aは、例えば、空気調和機105またはスマートフォン110a(または、ノートPC110b)から各種の情報を受信し、制御部210に含まれる各部に当該情報を出力してよい。
送信部201bは、例えば、制御部210に含まれる各部から入力された各種の情報を、空気調和機105またはスマートフォン110a(または、ノートPC110b)に送信してよい。
設置場所取得部(取得部)211は、空気調和機105の設置場所を取得する。ここで、設置場所は、例えば、空気調和機105が設置されるユーザの自宅における場所を示し、具体的には、寝室、リビング、玄関、および子供部屋等である。
また、設置場所取得部211は、例えば、空気調和機105を識別可能な機器ID(例えば、ユーザID・シリアルナンバー・製造番号等)と設置場所とを対応付けて取得してもよい。
運転時刻取得部212は、例えば、空気調和機105を運転させる時刻を示す運転時刻を取得する。
測定値取得部213は、例えば、空気調和機105が備えた少なくとも1つのセンサで測定された測定値を取得する。また、測定値取得部213は、例えば、空気調和機105が備えた複数のセンサから複数の測定値をそれぞれ取得してよい。
なお、設置場所取得部211、運転時刻取得部212、および測定値取得部213は、各種情報(例えば、設置場所、運転時刻、および測定値)を、サーバ100と通信接続された空気調和機105から直接取得してもよいし、スマートフォン110a(または、ノートPC110b)を介して取得してもよい。
条件決定部214は、設置場所と空気調和機105を運転させる運転時刻(以下「運転時刻」と称する)とに応じて、空気調和機105が備えた少なくとも1つのセンサからの測定値を使用する使用条件を決定する。
また、条件決定部214は、例えば、空気調和機105が備えた複数のセンサから複数の測定値をそれぞれ使用する条件を、使用条件として決定してよい。
また、条件決定部214は、例えば、設置場所が玄関の場合に、空気調和機105が備えたニオイホコリセンサからの測定値を使用する条件を、使用条件として決定してよい。
測定値選択部215は、例えば、測定値取得部213により取得された複数の測定値の中から、条件決定部214により決定された使用条件に対応する測定値を選択し取得する。
反映度決定部216は、例えば、測定値から判断結果を得る過程で、当該測定値を反映させる程度を示す反映度を、設置場所と運転時刻との関係に応じて決定する。また、反映度決定部216は、例えば、設置場所と運転時刻との関係に応じて、条件決定部214により決定された使用条件において、あるセンサの測定値を使用しないという使用条件を、当該センサの測定値の反映度を下げるという使用条件とし、センサの種類と当該反映度とを対応付けて、判断部217に出力してもよい。
判断部217は、例えば、設置場所に人が存在するか否かを測定値から判断した結果を、判断結果として求める。判断部217は、具体的には、例えば、センサからの測定値が所定値以上であるかに基づき、人が存在するか否かを判断した結果を、判断結果として求める。また、判断部217は、例えば、上記反映度により補正した測定値に基づいて、人が存在するか否かを判断してもよい。
動作決定部218は、例えば、測定値から得られる判断結果と、設置場所と、運転時刻との組み合わせに基づいた加湿量または風量での動作を、動作内容として決定する。
家電制御部219は、設置場所と測定値から得られる判断結果とに基づいた動作内容で空気調和機105を制御する。また、家電制御部219は、例えば、複数の測定値の組み合わせから求められる判断結果に基づいた動作内容で、空気調和機105を制御してよい。また、家電制御部219は、例えば、設置場所が寝室であり、運転時刻が夜間である場合に、基準加湿量より小さい加湿量で加湿する動作、または基準風量より少ない風量で送風する動作を動作内容として、空気調和機105を制御してよい。
操作情報取得部220は、例えば、空気調和機105でのユーザ操作に関する情報を取得する。操作情報取得部220は、例えば、動作決定部218により決定された動作内容で空気調和機105を動作させ始めた後、当該動作内容を調整するユーザ操作に関する情報を取得する。
学習部221は、例えば、動作決定部218により決定された動作内容で空気調和機105を動作させ始めた後、当該動作内容を調整するユーザ操作をフィードバックし、測定値から得られる判断結果と当該動作内容との対応を変化させる。
音出力制御部222は、例えば、決定された動作内容で空気調和機105を動作させ始めた後、測定値から得られる判断結果と運転時刻とに応じて、所定の音を空気調和機105に出力させる。
記憶部202は、任意の情報を格納可能な記憶機器であり、例えば、ハードディスク、SSD(Silicon State Drive)、半導体メモリ、DVDなどで構成されてよい。
(センサから測定値を取得する使用条件を決定する方法)
図3A~図3Cは、センサからの測定値を使用する使用条件と空気調和機105の動作内容とを示す情報の一例である。図3Aは、設置場所と運転時刻とに基づいた上記使用条件を示す情報の一例である。図3Bは、設置場所と運転時刻とに基づいた動作モードの種類を示す情報の一例である。図3Cは、動作モードの種類に対応する空気調和機105の動作内容を示す情報の一例である。
条件決定部214は、設置場所(例えば、寝室・リビング・玄関など)と運転時刻(例えば、朝・昼・夜など)とに応じて、複数のセンサ(例えば、人感センサ・照度センサ・ニオイホコリセンサなど)からの測定値を使用する使用条件を決定する。
図3Aに例示されるように、条件決定部214は、例えば、設置場所が「寝室」、運転時刻が「夜」の場合、人感センサ・照度センサ・ニオイホコリセンサからの測定値を使用しないという使用条件を決定する。また、条件決定部214は、例えば、設置場所が「玄関」の場合は、運転時刻がいずれの時刻でも、人感センサ・照度センサからの測定値を使用せず、ニオイホコリセンサからの測定値を使用する使用条件を決定する。また、条件決定部214は、例えば、設置場所が「リビング」の場合は、運転時刻がいずれの時刻でも、全てのセンサからの測定値を使用する使用条件を決定する。
なお、条件決定部214は、例えば、上記使用条件の代わりに、センサから取得した測定値からいずれの測定値を選択するかを示す選択条件、または、いずれのセンサからの測定値を取得するかを示す取得条件であってもよい。すなわち、測定値取得部213は、例えば、空気調和機105の備える全てのセンサから測定値を取得し、測定値選択部215は、全てのセンサの測定値の中から、設置場所と運転時刻に基づいた選択条件に対応するセンサからの測定値のみを選択してもよい。また、測定値取得部213は、例えば、上記取得条件に対応するセンサのみから測定値を取得し、測定値選択部215は、取得された測定値を選択してもよい。
また、サーバ100は、上記使用条件に対応する測定値を使用するセンサの種類を、通信部201を介して空気調和機105に送信し、空気調和機105は、受信した当該使用条件に対応するセンサから測定値を取得し、当該測定値をサーバ100に送信し、測定値取得部213は受信した当該測定値を取得してもよい。
これにより、サーバ100は、複数のセンサの中から設置場所と運転時刻に応じた適切なセンサから測定値を取得し使用することができる。また、サーバ100は、適切なセンサからの測定値により、人が存在するか否かを適切に判断することができる。
(設置場所と運転時刻に基づく動作モードの決定方法)
動作決定部218は、上記使用条件に対応するセンサの測定値に基づいて、人が存在するか否かを判断し、判断した結果、設置場所、および運転時刻に基づいて、動作モードを決定する。
具体的には、サーバ100は、例えば、設置場所「寝室」と運転時刻「夜」とを取得した場合、測定値選択部215は、上記使用条件に基づき、人感センサ・照度センサ・ニオイホコリセンサからの測定値を使用しない(図3Aを参照)。次に、判断部217は、例えば、測定値を使用して人が存在するか否かを判断せず、人が存在することを想定した判断結果「人が存在」を求めてよい。
図3Bに例示されるように、次に、動作決定部218は、判断結果「人が存在」、設置場所「寝室」、および運転時刻「夜」に基づき、動作モードとして「モード3」を決定する。ここで、動作決定部218は、設置場所「寝室」で運転時刻「夜」の場合、人が存在するか否かの判断結果を使用せずに、常に動作モード「モード3」を決定してもよい。
また、サーバ100は、例えば、設置場所が「玄関」、運転時刻が「昼」を取得した場合、測定値選択部215は、上記使用条件に基づき、人感センサと照度センサの測定値を使用せず、ニオイホコリセンサからの測定値を使用する(図3Aを参照)。次に、判断部217は、ニオイホコリセンサからの測定値が所定値より高いかを判断し、測定値が所定値より高い場合、人が存在すると判断し、判断結果「人が存在」を求める。例えば、判断部217は、ニオイの測定値が所定値より高い場合、または、ホコリの測定値が所定値より高い場合、人が存在すると判断してよい。
次に、動作決定部218は、設置場所が「玄関」、運転時刻が「昼」、および判断結果が「人が存在」の場合、動作モードとして「モード2」を決定し、判断結果が「人が不在」の場合、動作モードとして「モード4」を決定する(図3Bを参照)。
これにより、サーバ100は、設置場所と運転時刻と適切なセンサの測定値による判断結果とに応じた適切な動作モードを決定することができる。
(動作モードに対応する動作内容の決定方法)
動作決定部218は、決定した動作モードに対応する空気調和機105の動作内容(例えば、加湿度・風量)を決定する。
図3Cに例示されるように、動作決定部218は、決定した動作モードが「モード1」の場合、加湿度「強」・風量「強」を動作内容として決定してよい。また、動作決定部218は、同様に、上記動作モードが「モード2」の場合、加湿度「中」・風量「中」、上記動作モードが「モード3」の場合、加湿度「弱」・風量「弱」、上記動作モードが「モード4」の場合、加湿度「停止」・風量「中」をそれぞれ決定してよい。
ここで、動作決定部218は、例えば、基準加湿量(例えば、空気調和機105の加湿能力における中程度の加湿量)より小さい加湿量で動作させるときに、加湿度「弱」の動作内容を決定する。動作決定部218は、同様に、基準加湿量より大きい加湿量で動作させるときに、加湿度「強」の動作内容、基準加湿量と同じ程度の加湿量で動作させるときに、加湿度「中」の動作内容を決定する。
また、動作決定部218は、例えば、基準風量(例えば、空気調和機105の送風能力における中程度の風量)より小さい風量で動作させるときに、風量「弱」の動作内容を決定する。動作決定部218は、同様に、基準風量より大きい風量で動作させるときに、風量「強」の動作内容、基準風量と同じ程度の風量で動作させるときに、風量「中」の動作内容を決定する。
これにより、サーバ100は、設置場所と運転時刻と適切なセンサの測定値による判断結果とに応じた適切な動作内容を決定することができ、決定した動作内容で、空気調和機105を効率的に動作させることができる。
(決定される動作内容の具体例)
図4A~図4Bは、サーバ100が、家電機器の機器ID、設置場所、および運転時刻を取得したときに、決定される具体的な動作内容の一例である。図4Aは、空気調和機105の設置場所が「寝室」の場合における動作内容の一例である。図4Bは、空気調和機105の設置場所が「リビング」と「玄関」との場合における動作内容の一例である。
図4Aに例示されるように、設置場所取得部211が空気調和機105の機器ID「K1」と設置場所「寝室」とを取得し、運転時刻取得部212が運転時刻「23:00」を取得した場合、条件決定部214は、運転時刻「23:00」を「夜」と判断し、設置場所「寝室」と運転時刻「夜」とに対応して、人感センサ・照度センサ・ニオイホコリセンサからの測定値を使用しない使用条件を決定する(図3Aを参照)。ここで、条件決定部214は、例えば、運転時刻が4時から11時までを「朝」と判断し、11時から17時までを「昼」と判断し、17時から4時までを「夜」と判断してよい。
そして、測定値選択部215は、上記使用条件に基づき、人感センサ・照度センサ・ニオイホコリセンサからの測定値を使用せず、判断部217は、例えば、測定値を使用して人が存在するか否かを判断せず、人が存在することを想定した判断結果「人が存在する」を求めてよい。次に、動作決定部218は、判断結果「人が存在」、設置場所「寝室」、および運転時刻「夜」に対応して、動作モード「モード3」を取得し(図3Bを参照)、「モード3」に対応する加湿度「弱」と風量「弱」とを取得する(図3Cを参照)。
これにより、サーバ100は、夜の寝室においては、センサの測定値に関わらず、常に空気調和機105を加湿度「弱」と風量「弱」とで静かに運転させることができ、空気調和機105の運転音でユーザの睡眠を妨げることを防ぐことができる。すなわち、従来の空気調和機は、例えば、人感センサにより人が存在すると判断した場合、設置場所の環境(例えば、湿度・温度)に応じた運転を行っていたが、サーバ100は、設置場所が「寝室」で、運転時刻が「夜」だった場合は、実際に人が存在していた場合でも、空気調和機105に静かな運転をさせることができる。
また、従来の空気調和機は、照度センサによる測定値が所定値以下の場合、就寝加湿モードで動作させていたため、例えば、ユーザが照明を完全に消灯せずに、照明を少し暗くして睡眠する場合は、照度センサによる測定値が所定値以下にならず、就寝加湿モードで動作しなかった。しかし、サーバ100は、設置場所が「寝室」で、運転時刻が「夜」だった場合は、寝室の明るさに関わらず、いつでも空気調和機105に静かな運転をさせることができる。
図4Bに例示されるように、設置場所取得部211が空気調和機105の機器ID「K2」と設置場所「玄関」とを取得し、運転時刻取得部212が運転時刻「8:00」を取得した場合、条件決定部214は、運転時刻「8:00」を「朝」と判断し、設置場所「玄関」と運転時刻「朝」とに対応して、ニオイホコリセンサのみからの測定値を使用する使用条件を決定する(図3Aを参照)。
そして、判断部217による判断結果が「人が存在」の場合、動作決定部218は、判断部217による判断結果「人が存在」、設置場所「玄関」、および運転時刻「朝」に基づき、動作モード「モード1」を決定し(図3Bを参照)、「モード1」に対応する加湿度「強」と風量「強」とを決定する(図3Cを参照)。そして、判断部217による判断結果が「人が不在」の場合、動作決定部218は、同様に、「モード4」を決定し(図3Bを参照)、加湿度「停止」と風量「中」とを決定する(図3Cを参照)。
これにより、サーバ100は、設置場所が「玄関」の場合は、ニオイホコリセンサからの測定値のみの判断結果に基づいた、適切な動作内容を決定できる。すなわち、従来の空気調和機は、設置場所が玄関の場合、人の出入り・玄関の照明の点灯と消灯の度に、人感センサまたは照度センサの測定値による判断結果に基づいた動作内容に切り替えていたが、サーバ100は、ニオイホコリセンサからの測定値により、玄関のニオイやホコリが多くなるなど、空気の状態に変化があった判断結果の場合だけ、適切な動作内容に切り替えることができる。これにより、サーバ100は、空気調和機105を無駄に動作させず、効率的に動作させ、消費電力を削減できるという効果を奏する。
また、設置場所取得部211が空気調和機105の機器ID「K3」と設置場所「リビング」とを取得し、運転時刻取得部212が運転時刻「13:00」を取得した場合、条件決定部214は、運転時刻「13:00」を「昼」と判断し、設置場所「リビング」と運転時刻「昼」とに対応して、人感センサ・照度センサ・ニオイホコリセンサからの測定値を使用する使用条件を決定する(図3Aを参照)。そして、動作決定部218は、同様に、人が存在するか否かの判断結果、設置場所「リビング」、および運転時刻「昼」に対応した加湿度と風量を決定する。
これにより、サーバ100は、いずれの設置場所といずれの運転時刻においても、設置場所と運転時刻とに基づいた適切なセンサからの測定値に基づき、適切な動作を決定することができる。
(測定値を反映させる反映度の決定方法)
反映度決定部216は、例えば、判断部217がセンサからの測定値に基づき、人が存在するか否かを判断した判断結果を得る前に、取得した測定値を反映させる程度を示す反映度を、設置場所と運転時刻に応じて決定する。そして、次に判断部217は、当該反映度により補正した測定値に基づいて、人が存在するか否かを判断する。
つまり、反映度決定部216は、設置場所と運転時刻との関係に応じて、条件決定部214により決定された使用条件において、あるセンサの測定値を使用しないという使用条件を、当該センサの測定値の反映度を下げるという使用条件とし、センサの種類と当該反映度とを対応付けて、判断部217に出力してもよい。
具体的には、照度センサの測定値を使用しないという使用条件だった場合、反映度決定部216は、照度センサと低い反映度「0.2」とを対応付けて、判断部217に出力する。そして、判断部217は、照度センサからの測定値に反映度「0.2」を乗算した値を測定として補正し、補正した測定値に基づき、人が存在するか否かを判断する。つまり、判断部217は、照度センサからの測定値を低い測定値に補正し判断するので、照度センサからの測定値を考慮する度合いを減らして、人が存在するか否かを判断する。
これにより、サーバ100は、設置場所と運転時刻に応じた使用条件に対応する適切な測定値のレベルで、人が存在するか否かを適切に判断することができる。
(ユーザ操作のフィードバック処理)
空気調和機105がサーバ100から受信した動作内容で動作を始めた後、ユーザが空気調和機105で当該動作内容を調整する操作を行ったとき、空気調和機105は、そのユーザ操作をサーバ100に送信する。そして、操作情報取得部220は、当該ユーザ操作を空気調和機105から取得する。次に、学習部221は、例えば、上記ユーザ操作に基づいて、測定値から得られる判断結果と動作内容との対応を変化させる。
そして、学習部221により判断結果と動作内容との対応が変化された後、サーバ100が取得した設置場所と運転時刻に応じて動作内容を決定するとき、動作決定部218は、ユーザ操作をフィードバックした判断結果と動作内容との対応関係を参照し、取得した測定値の判断結果、設置場所、および運転時刻に応じた動作内容を決定する。
例えば、サーバ100が、設置場所「寝室」と運転時刻「夜」とに対応する動作内容の加湿度「弱」と風量「弱」とで空気調和機105に動作を始めさせた後、ユーザが加湿度「強」にする操作を行った場合、操作情報取得部220は、その操作内容を取得する。次に、学習部221は、設置場所「寝室」、運転時刻「夜」、および判断部217による判断結果「人が存在」に対応する動作モード「モード3」に対応する加湿度「弱」の動作内容を、加湿度「強」に変更する。そして、サーバ100は、同じ条件の設置場所「寝室」、運転時刻「夜」、判断結果「人が存在」に対応する動作内容を決定するときに、加湿度「強」を決定する。
これにより、サーバ100は、空気調和機105でのユーザ操作をフィードバックし、そのユーザにとって適切な動作内容を決定することができる。
ここで、学習部221は、同じ設置場所と同じ運転時刻において、同じユーザ操作を所定回数以上(例えば、2回以上)取得したときに、当該ユーザ操作に基づいて、測定値から得られる判断結果と動作内容との対応を変化させてもよい。すなわち、前記学習部は、前記ユーザ操作がフィードバックされた回数に応じて、前記対応を変化させる。
これにより、サーバ100は、空気調和機105でユーザが誤操作した場合のユーザ操作をフィードバックせず、ユーザが確実に同じ操作を所定回数以上行った場合(例えば、連続して3回以上の同じ操作、または、異なる日付の同じ時間帯の同じ操作)だけ、そのユーザ操作を決定する動作内容に反映させ、そのユーザ操作に基づき、適切な動作内容を決定することができる。
(空気調和機105からの音出力処理)
音出力制御部222は、例えば、決定された動作内容で空気調和機105を動作させ始めた後、所定の音を空気調和機105に送信してよい。また、音出力制御部222は、例えば、動作決定部218により決定された動作内容に対応する音情報を記憶部202から取得し、当該動作内容で空気調和機105を動作させ始めた後、空気調和機105に当該音情報を送信してよい。そして、空気調和機105は、受信した音情報を空気調和機105が備える音出力部から出力する。
具体的には、音出力制御部222は、決定された動作内容である加湿度「弱」と風量「弱」に対応する音情報「加湿度を弱、風量を弱にしました」を空気調和機105に送信し、空気調和機105は当該音情報を音出力部から出力する。
これにより、サーバ100は、決定した動作内容に基づいた動作を空気調和機105に始めさせるタイミングで、その動作内容を音で出力させることができ、ユーザは簡単にその動作内容を知ることができる。
(情報処理システム121において実行される処理)
図5は、ユーザ端末(例えば、スマートフォン110a)に表示される画面の一例である。図5に例示されるように、空気調和機105がユーザにより設置され、ユーザが所有するスマートフォン110aと空気調和機105とが接続されたときに、空気調和機105の設置場所等を含む設定情報を入力する画面を表示する。そして、スマートフォン110aは、「送信」が入力されたときに、「設置場所」の入力欄に入力された設置場所の情報を、サーバ100に送信する。
ここで、スマートフォン110aは、空気調和機105を識別可能な家電情報(例えば、機器ID、機種名、製造番号など)と設置場所とを対応付けて、サーバ100に送信してもよい。また、スマートフォン110aは、空気調和機105の運転時刻と、空気調和機105の動作内容を調整するユーザ操作とを、空気調和機105から受信し、当該運転時刻と当該ユーザ操作とをサーバ100に送信してもよい。
これにより、サーバ100は、複数の家電機器に対し、各家電機器と各家電機器の設置場所と各家電機器の動作内容とを対応付けて管理することができる。また、サーバ100は、ある設置場所に設置されていた家電機器を、他の家電機器に入れ替えた場合、当該設置場所に設置されていた家電機器の動作内容を参照し、その動作内容と同じ動作内容を、入れ替えた他の家電機器の動作内容として設定できる。
(サーバ100において実行される処理)
図6は、サーバ100が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
最初に、設置場所取得部211は、空気調和機105の設置場所を、サーバ100と通信接続された空気調和機105またはスマートフォン110a(または、ノートPC110b)から受信し取得する(S101)。次に、運転時刻取得部212は、空気調和機105の運転時刻を、サーバ100と通信接続された空気調和機105またはスマートフォン110a(または、ノートPC110b)から受信し取得する(S102)。
そして、条件決定部214は、設置場所と運転時刻とに応じて、空気調和機105が備えたセンサからの測定値を使用する使用条件を決定する(S103)。次に、測定値選択部215は、使用条件に基づき、測定値取得部213により取得されたセンサの測定値の中から、測定値を選択する(S104)。
そして、判断部217は、設置場所に人が存在するか否かを上記選択された測定値から判断した結果を、判断結果として求める(S105)。次に、動作決定部218は、判断結果に基づいた動作内容(例えば、加湿量・風量)を決定する(S106)。そして、家電制御部219は、決定した動作内容で、空気調和機105を動作させるように制御する(S107)。
(サーバ100が奏する効果)
サーバ100は、空気調和機105の設置場所と運転時刻に応じた適切なセンサから測定値を取得でき、その測定値により人が存在するか否かを適切に判断することができる。つまり、サーバ100は、設置場所と運転時刻とに基づいて、空気調和機105が備えるセンサの適切な使用方法を決めることができる。
したがって、サーバ100は、設置場所と運転時刻と適切なセンサの測定値による判断結果とに応じた適切な動作内容を決定できるという効果を奏する。これにより、サーバ100は、設置場所に応じた効率的な動作内容で空気調和機105を制御できるという効果を奏する。
〔実施形態2〕
図7に基づいて、第2の実施形態(実施形態2)を説明する。実施形態2においては、実施形態1に追加される構成と、当該構成とは異なる構成とを説明する。すなわち、実施形態1の内容と、実施形態2の内容とが重複する場合、当該内容に関する説明は省略される。
(実施形態1との相違点)
実施形態1にかかるサーバ100は、設置場所と運転時刻とに応じたセンサから測定値を空気調和機105から取得し、設置場所と測定値から得られる判断結果とに基づいた動作内容を空気調和機105に送信し、空気調和機105を制御する。これに対し、実施形態2にかかる空気調和機105は、実施形態1におけるサーバ100による動作内容を決定するまでの処理を、空気調和機105が行ってもよい。また、家電機器システムは、空気調和機105であってもよい。
(空気調和機105の構成)
図7は、空気調和機105の要部構成の一例を示すブロック図である。図7に例示されるように、空気調和機105は、例えば、入力部701、通信部702、センサ部703、記憶部704、出力部705、および制御部710を備えてよい。制御部710は、例えば、設置場所取得部711、運転時刻取得部712、測定値取得部713、条件決定部714、測定値選択部715、反映度決定部716、判断部717、動作決定部718、家電制御部719、操作情報取得部720、学習部721、および音出力制御部722を含んでよい。
制御部710は、空気調和機105の各種機能を統括的に制御する機能を持ち、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのコントローラ(プロセッサ)によって実現される。
入力部701は、例えば、空気調和機105の外面に設置されたキー、タッチパネル付きの表示装置、リモコンなどを通して、ユーザにより操作された内容を受け付ける。
通信部702は、例えば、ユーザ端末(例えば、スマートフォン110a、ノートPC110b)から、設置場所を取得する。
センサ部703は、例えば、人感センサ703a、照度センサ703b、およびニオイホコリセンサ703cを含んでよい。人感センサ703aは、例えば、人が存在するか否かを検知するセンサである。照度センサ703bは、例えば、周囲の明るさを検知なセンサである。ニオイホコリセンサ703cは、例えば、周囲の空気中のにおい・ほこりを検知するセンサである。そして、各センサは、検知したときに測定した測定値を制御部710に出力する。ここで、測定値は、例えば、人が存在することを示す測定値、明るさを測定した測定値、ニオイを測定した測定値、および、ホコリの量を測定した測定値である。
設置場所取得部(取得部)711は、設置場所をユーザ端末(例えば、スマートフォン110a、ノートPC110b)から取得する。また、設置場所取得部711は、設置場所を入力部701から入力された設置場所を取得してもよい。
運転時刻取得部712は、例えば、空気調和機105が運転している時刻を示す運転時刻を計測し取得する。
測定値取得部713は、例えば、人感センサ703a、照度センサ703b、およびニオイホコリセンサ703cで検知したときに測定された測定値を、各センサから取得する。
条件決定部714、測定値選択部715、反映度決定部716、判断部717、動作決定部718、および学習部721は、サーバ100における条件決定部214、測定値選択部215、反映度決定部216、判断部217、動作決定部218、および学習部221と同様であり、説明を省略する。
家電制御部719は、設置場所と測定値から得られる判断結果とに基づいた動作内容(例えば、加湿量または風量)を、出力部705(例えば、加湿部705aまたは送風部705b)から出力するように空気調和機105を制御する。
音出力制御部722は、例えば、決定された動作内容で空気調和機105を動作させ始めた後、測定値から得られる判断結果と運転時刻とに応じて、所定の音を、音出力部705cから出力する。
操作情報取得部720は、例えば、動作決定部718により決定された動作内容で空気調和機105を動作させ始めた後、入力部701から入力されたユーザによるユーザ操作に関する情報を取得する。
出力部705は、例えば、加湿を行う加湿部705a、送風を行う送風部705b、音を出力する音出力部705c、および表示を行う表示部705dを含み、制御部710により制御される。
記憶部704は、任意の情報を格納可能な記憶機器であり、例えば、ハードディスク、SSD(Silicon State Drive)、半導体メモリなどで構成されてよい。
(空気調和機105が奏する効果)
空気調和機105は、空気調和機105の設置場所と運転時刻に応じた適切なセンサから測定値を取得でき、その測定値により人が存在するか否かを適切に判断することができる。つまり、空気調和機105は、設置場所と運転時刻とに基づいて、空気調和機105が備えるセンサの適切な使用方法を決めることができる。
したがって、空気調和機105は、設置場所と運転時刻と適切なセンサの測定値による判断結果とに応じた適切な動作内容を決定できるという効果を奏する。これにより、空気調和機105は、設置場所に応じた効率的な動作内容で動作できるという効果を奏する。
(付記事項)
上述の実施形態は、以下の形態のように記載してもよいが、以下に限定されない。
本開示の第1の態様に係る家電機器システムは、例えば、家電機器の設置場所を取得する取得部と、前記設置場所と前記家電機器を運転させる運転時刻とに応じて、前記家電機器が備えた少なくとも1つのセンサからの測定値を使用する使用条件を決定する条件決定部と、前記設置場所と前記測定値から得られる判断結果とに基づいた動作内容で前記家電機器を制御する家電制御部とを備えてよい。
本開示の第2の態様に係る家電機器システムは、上記第1の態様において、例えば、前記条件決定部は、前記家電機器が備えた複数のセンサからの複数の測定値をそれぞれ使用する条件を、前記使用条件として決定し、前記家電制御部は、前記複数の測定値の組み合わせから求められる前記判断結果に基づいた前記動作内容で、前記家電機器を制御してよい。
本開示の第3の態様に係る家電機器システムは、上記第1または2の態様において、例えば、前記設置場所に人が存在するか否かを前記測定値から判断した結果を、前記判断結果として求める判断部をさらに備えてよい。
本開示の第4の態様に係る家電機器システムは、上記第1から3の態様において、例えば、前記家電制御部は、前記設置場所が寝室であり、前記運転時刻が夜間である場合に、基準加湿量より小さい加湿量で加湿する動作、または基準風量より少ない風量で送風する動作を前記動作内容として、前記家電機器を制御してよい。
本開示の第5の態様に係る家電機器システムは、上記第1から4の態様において、例えば、前記判断結果と、前記設置場所と、前記運転時刻との組み合わせに基づいた加湿量または風量での動作を、前記動作内容として決定する動作決定部をさらに備えてよい。
本開示の第6の態様に係る家電機器システムは、上記第1から5の態様において、例えば、前記測定値から前記判断結果を得る過程で、前記測定値を反映させる程度を示す反映度を、前記設置場所と前記運転時刻との関係に応じて決定する反映度決定部をさらに備えてよい。
本開示の第7の態様に係る家電機器システムは、上記第1から6の態様において、例えば、前記動作内容で前記家電機器を動作させ始めた後、前記動作内容を調整するユーザ操作をフィードバックし、前記判断結果と前記動作内容との対応を変化させる学習部をさらに備えてよい。
本開示の第8の態様に係る家電機器システムは、上記第1から7の態様において、例えば、前記動作内容で前記家電機器を動作させ始めた後、前記判断結果と前記運転時刻とに応じて、所定の音を前記家電機器に出力させる音出力制御部をさらに備えてよい。
本開示の第9の態様に係る家電機器システムは、上記第1から8の態様において、例えば、前記条件決定部は、前記設置場所が玄関の場合に、前記家電機器が備えたニオイホコリセンサからの測定値を使用する条件を、前記使用条件として決定してよい。
本開示の第10の態様に係る家電機器システムの制御方法は、家電機器の設置場所を取得する取得ステップと、前記設置場所と前記家電機器を運転させる運転時刻とに応じて、前記家電機器が備えた少なくとも1つのセンサからの測定値を使用する使用条件を決定する条件決定ステップと、前記設置場所と前記測定値から得られる判断結果とに基づいた動作内容で前記家電機器を制御する家電制御ステップとを含んでよい。
本開示の第11の態様に係る制御プログラムは、家電機器システムに、家電機器の設置場所を取得する取得機能と、前記設置場所と前記家電機器を運転させる運転時刻とに応じて、前記家電機器が備えた少なくとも1つのセンサからの測定値を使用する使用条件を決定する条件決定機能と、前記設置場所と前記測定値から得られる判断結果とに基づいた動作内容で前記家電機器を制御する家電制御機能とを実現させてよい。
(ソフトウェアによる実現例)
サーバ100が備えた制御ブロック(制御部210に含まれる各部)は、CPU(Central Processing Unit)などのコントローラ(プロセッサ)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。すなわち、サーバ100は、各機能を実現するソフトウェアである制御プログラムの命令を実行するCPU、当該制御プログラム、および各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、当該制御プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記制御プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本開示の一態様に係る目的の一例が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記制御プログラムは、当該制御プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。本開示の一態様は、上記制御プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。なお、上記制御プログラムは、任意のプログラミング言語で実装できる。例えば、当該制御プログラムは、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装できる。また、当該制御プログラムによって実現される各機能を実現する各部を備えた情報処理端末(例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ)と、上記各機能とは異なる残りの機能を実現する各部を備えたサーバも、本開示の範疇に入る。

Claims (11)

  1. 湿度調整機能を有する家電機器の設置場所を取得する取得部と、
    前記設置場所と前記家電機器を運転させる運転時刻とに応じて、前記家電機器が備えた少なくとも1つのセンサからの測定値を使用するか否かを示す使用条件を決定する条件決定部と、
    前記設置場所と前記使用条件に対応する前記測定値から得られる判断結果とに基づいた動作内容で前記家電機器を制御する家電制御部とを備えた家電機器システム。
  2. 前記条件決定部は、前記家電機器が備えた複数のセンサからの複数の測定値をそれぞれ使用する条件を、前記使用条件として決定し、
    前記家電制御部は、前記複数の測定値の組み合わせから求められる前記判断結果に基づいた前記動作内容で、前記家電機器を制御する請求項1に記載の家電機器システム。
  3. 前記設置場所に人が存在するか否かを前記測定値から判断した結果を、前記判断結果として求める判断部をさらに備えた請求項1または2に記載の家電機器システム。
  4. 前記家電制御部は、前記設置場所が寝室であり、前記運転時刻が夜間である場合に、基準加湿量より小さい加湿量で加湿する動作、または基準風量より少ない風量で送風する動作を前記動作内容として、前記家電機器を制御する請求項1から3のいずれか一項に記載の家電機器システム。
  5. 前記判断結果と、前記設置場所と、前記運転時刻との組み合わせに基づいた加湿量または風量での動作を、前記動作内容として決定する動作決定部をさらに備えた請求項1から4のいずれか一項に記載の家電機器システム。
  6. 前記測定値から前記判断結果を得る過程で、前記測定値を反映させる程度を示す反映度を、前記設置場所と前記運転時刻との関係に応じて決定する反映度決定部をさらに備えた請求項1から5のいずれか一項に記載の家電機器システム。
  7. 前記動作内容で前記家電機器を動作させ始めた後、前記動作内容を調整するユーザ操作をフィードバックし、前記判断結果と前記動作内容との対応を変化させる学習部をさらに備えた請求項1から6のいずれか一項に記載の家電機器システム。
  8. 前記動作内容で前記家電機器を動作させ始めた後、前記判断結果と前記運転時刻とに応じて、所定の音を前記家電機器に出力させる音出力制御部をさらに備えた請求項1から7のいずれか一項に記載の家電機器システム。
  9. 前記条件決定部は、前記設置場所が玄関の場合に、前記家電機器が備えたニオイホコリセンサからの測定値を使用する条件を、前記使用条件として決定する請求項1から8のいずれか一項に記載の家電機器システム。
  10. 湿度調整機能を有する家電機器の設置場所を取得する取得ステップと、
    前記設置場所と前記家電機器を運転させる運転時刻とに応じて、前記家電機器が備えた少なくとも1つのセンサからの測定値を使用するか否かを示す使用条件を決定する条件決定ステップと、
    前記設置場所と前記使用条件に対応する前記測定値から得られる判断結果とに基づいた動作内容で前記家電機器を制御する家電制御ステップとを含む家電機器システムの制御方法。
  11. 家電機器システムに、
    湿度調整機能を有する家電機器の設置場所を取得する取得機能と、
    前記設置場所と前記家電機器を運転させる運転時刻とに応じて、前記家電機器が備えた少なくとも1つのセンサからの測定値を使用するか否かを示す使用条件を決定する条件決定機能と、
    前記設置場所と前記使用条件に対応する前記測定値から得られる判断結果とに基づいた動作内容で前記家電機器を制御する家電制御機能とを実現させる制御プログラム。
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