JP7476011B2 - キャップユニット及びキャップ付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、キャップユニット及びキャップ付き容器に関する。
従来より、上部が開口した容器本体の口頸部に着脱自在に取り付けられるキャップユニットがある(例えば、特許文献1,2を参照。)。キャップユニットの上部には、通液口を開閉する蓋体がヒンジ部を介して回動自在に取り付けられている。蓋体は、ヒンジ部に設けられた付勢部材によって開方向に付勢されている。キャップユニットには、蓋体が通液口を閉塞する位置にて蓋体を固定する蓋ロック機構が設けられている。蓋ロック機構では、操作ボタンを押圧操作することによって、蓋体のロック状態を解除し、付勢部材の付勢により蓋体を開方向に回動させることが可能となっている。
特開2014-076377号公報 特開2016-047741号公報
ところで、上述した従来の蓋ロック機構では、構造が複雑化してしまい、部品点数が多くなるといった課題がある。また、蓋体のロック状態を解除する際の操作性の改善が求められている。特に、幼児でもロック状態の解除が簡単に行えるように、操作ボタンの押圧操作のし易さが求められている。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、蓋ロック機構の構造を簡素化すると共に、この蓋ロック機構による蓋体のロック状態を解除する際の操作性を改善したキャップユニット、並びにそのようなキャップユニットを備えることによって、使い勝手の更なる向上を可能としたキャップ付き容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 上部が開口した容器本体に対して着脱自在に取り付けられるキャップユニットであって、
前記容器本体の上部開口部を閉塞すると共に、前記容器本体の内側と連通される通液口が設けられたキャップ本体と、
前記キャップ本体に第1のヒンジ部を介して回動自在に取り付けられると共に、前記第1のヒンジ部に設けられた第1の付勢部材によって前記通液口を開放する方向に付勢された状態で、前記通液口を開閉する蓋体と、
前記蓋体が前記通液口を閉塞した位置にて、前記第1の付勢部材の付勢に抗して前記蓋体を前記キャップ本体に対して固定する蓋ロック機構とを備え、
前記蓋体は、天壁部と、前記天壁部の周囲から立ち下がる周壁部とを有し、
前記蓋ロック機構は、前記蓋体の前記第1のヒンジ部とは反対側に位置する第2のヒンジ部と、前記第2のヒンジ部を介して回動自在に取り付けられた回動部材と、前記回動部材を回動方向の一方側に向けて付勢する第2の付勢部材とを有し、
前記第2のヒンジ部は、前記天壁部と前記周壁部との前側の角部に配置され、
前記回動部材は、前記第2のヒンジ部を挟んだ前記蓋体の前側の側面部に位置するロック部と、前記第2のヒンジ部を挟んだ前記蓋体の上面部に位置する操作部とを有し、
前記ロック部は、前記周壁部に設けられた前側凹部の内側に配置され、
前記操作部は、前記天壁部に設けられた上側凹部の内側に配置され、
前記回動部材において、前記第2のヒンジ部から前記操作部の端部までの長さは、前記第2のヒンジ部から前記ロック部の端部までの長さよりも長くなっており、
前記第2の付勢部材は、前記上側凹部の底面と前記操作部の下面との間に圧縮された状態で配置され、なお且つ、前記操作部の中央部よりも前記第2のヒンジ部側に寄った位置にあり、
前記ロック部側に設けられた係止部が前記キャップ本体側に設けられた被係止部に係止されるロック位置と、前記係止部と前記被係止部との係止状態が解除されるロック解除位置との間で、前記回動部材が回動自在とされると共に、
前記第2の付勢部材の付勢に抗して前記操作部を押圧操作することによって、前記回動部材が前記ロック位置から前記ロック解除位置へと回動されると共に、前記係止部と前記被係止部との係止状態が解除されることを特徴とするキャップユニット
〕 前記操作部は、面内方向に拡大された形状を有し、且つ、その後側の端部が前記上側凹部から前記天壁部の上面より上方に突出して設けられていることを特徴とする前記〔〕に記載のキャップユニット
〕 前記〔1〕又は〔2〕に記載のキャップユニットと、
前記キャップユニットが取り付けられた容器本体とを備えるキャップ付き容器
以上のように、本発明によれば、蓋ロック機構の構造を簡素化すると共に、この蓋ロック機構による蓋体のロック状態を解除する際の操作性を改善したキャップユニット、並びにそのようなキャップユニットを備えることによって、使い勝手の更なる向上を可能としたキャップ付き容器を提供することが可能である。
本発明の一実施形態に係るキャップユニットを備えたキャップ付き容器の構成を示す断面図である。 キャップユニットの閉塞状態を示す斜視図である。 キャップユニットの閉塞状態を示す断面図である。 キャップユニットのロック解除状態を示す断面図である。 キャップユニットの開放状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施形態として、例えば図1~図5に示すキャップユニット1を備えたキャップ付き容器100について説明する。
なお、図1は、キャップユニット1を備えたキャップ付き容器100の構成を示す断面図である。図2は、キャップユニット1の閉塞状態を示す斜視図である。図3は、キャップユニット1の閉塞状態を示す断面図である。図4は、キャップユニット1のロック解除状態を示す断面図である。図5は、キャップユニット1の開放状態を示す斜視図である。
本実施形態のキャップ付き容器100は、図1に示すように、キャップユニット1と、キャップユニット1が着脱自在に取り付けられる容器本体2と、キャップユニット1を覆った状態で、容器本体2に対して着脱自在に取り付けられるコップ3とを備えている。
キャップ付き容器100は、真空断熱構造を有する容器本体2によって、この容器本体2に収容された飲料(液体)を保温又は保冷することが可能な飲料用容器である。
具体的に、この容器本体2は、例えばステンレス等からなる有底筒状の外容器4及び内容器5を有し、外容器4の内側に内容器5を収容した状態で互いの口元部を接合した二重構造の容器により構成されている。また、外容器4と内容器5との間には、真空断熱層6が設けられている。真空断熱層6は、例えば、高真空に減圧(真空引き)されたチャンバー内で、外容器4の底面中央部に設けられた脱気孔を塞ぐことによって形成することができる。
容器本体2は、略円形状の底面部2aと、底面部2aの外周から略円筒状に起立した胴部2bと、胴部2bの上部側において縮径された略円筒状の口頸部2cとを有している。また、口頸部2cの上端部は、容器本体2の上部開口部2dとして、円形状に開口している。
口頸部2cの内周面は、胴部2bの内周面よりも縮径されている。また、口頸部2cの外周面には、第1の雄ネジ部7が設けられている。一方、口頸部2cの内周面には、第1の雌ネジ部8が設けられている。さらに、第1の雌ネジ部8の下方には、リング状の張出部9が全周に亘って縮径方向に突出して設けられている。
コップ3は、例えばポリプロピレン等の耐熱性樹脂からなり、略円形状の底壁部3aと、底壁部3aの周囲から上方(図1及び図3では下方)に向かって立ち上がる筒状の周壁部3bとを有して、全体として有底筒状に形成されている。
コップ3は、底壁部3aを上に向けた状態で、容器本体2の口頸部2cの外側に螺合により着脱自在に取り付けられている。このため、周壁部3bの内周面には、第1の雄ネジ部7と螺合される第2の雌ネジ部10が設けられている。
また、コップ3の側面には、使用者が把持する把持部3cが設けられている。把持部3cは、その上下の両端が周壁部3bの外周面に接続されたリング形状を有している。
本実施形態のキャップユニット1は、容器本体2の上部開口部2dを閉塞する栓体を構成するものである。具体的に、このキャップユニット1は、図1~図5に示すように、容器本体2の上部開口部2dを閉塞すると共に、容器本体2の内側と連通される通液口11及び通気口12が設けられたキャップ本体13と、キャップ本体13に第1のヒンジ部14を介して回動自在に取り付けられた状態で、通液口11及び通気口12を開閉する蓋体15と、蓋体15が通液口11及び通気口12を閉塞した位置にて、蓋体15をキャップ本体13に対して固定する蓋ロック機構16とを備えている。
なお、本実施形態のキャップ付き容器100では、キャップユニット1の第1のヒンジ部14が設けられた側を「後側」とし、第1のヒンジ部14が設けられた側とは反対側を「前側」として扱うものとする。
キャップ本体13は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂からなる。キャップ本体13は、略円筒状に形成された周壁部13aと、周壁部13aの上面を覆う上壁部13bと、上壁部13bの内側を凹ませた口形成凹部13cと、口形成凹部13cの前側から斜め上方に突出された注ぎ口部13dとを有している。
キャップ本体13は、容器本体2の上部開口部2dから口頸部2cの内側に嵌め込まれた状態で、容器本体2に対して螺合により着脱自在に取り付けられている。このため、周壁部13aの外周面には、第1の雌ネジ部8と螺合される第2の雄ネジ部17が設けられている。
通液口11は、口形成凹部13cの底部の前側において、通気口12よりも低い位置を平面視で真円状に大きく開口して設けられている。通気口12は、口形成凹部13cの後側における通液口11よりも高い位置を平面視で真円状に小さく開口して設けられている。
キャップ本体13の下端側の外周部には、止水パッキン18が着脱自在に取り付けられている。止水パッキン18は、張出部9(容器本体2)と周壁部13a(キャップ本体13)との間を密閉するためのリング状のシール部材であり、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有するゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。
キャップ本体13には、周壁部13aの下端部から全周に亘って拡径方向に突出された下側フランジ部13eが設けられている。一方、止水パッキン18には、内周面を周方向に全周に亘って切り欠く溝部18aが設けられている。これにより、止水パッキン18は、溝部18aに下側フランジ部13eが嵌合された状態で、キャップ本体13の下端側の外周部に嵌め付けられている。
止水パッキン18は、それ自体を弾性変形させる(引っ張り伸ばす)ことによって、キャップ本体13の下端側の外周部から取り外すことが可能である。これにより、キャップ本体13と止水パッキン18とをそれぞれ別々に洗浄することができ、キャップ本体13と止水パッキン18との間を衛生的に保つことが可能である。
また、止水パッキン18の外周部には、少なくとも1つ又は複数(本実施形態では1つ)の弾性フランジ部18bが拡径方向に全周に亘って突出して設けられている。止水パッキン18は、容器本体2にキャップ本体13が取り付けられた際に、弾性フランジ部18bが弾性変形しながら張出部9に全周に亘って密着した状態となる。これにより、張出部9(容器本体2)と周壁部13a(キャップ本体13)との間を止水パッキン18により密閉(止水)することが可能である。
蓋体15は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂からなる。蓋体15は、略円形状に形成された天壁部15aと、天壁部15aの周囲から略円筒状に立ち下がる周壁部15bとを有している。
蓋体15は、キャップ本体13の後端側の上部に設けられた第1のヒンジ部14を介して回動自在に取り付けられている。また、蓋体15は、第1のヒンジ部14の内側に設けられた第1の付勢部材19によって、通液口11及び通気口12を開放する方向(開方向)に付勢された状態となっている。第1の付勢部材19については、捻りコイルバネなどのバネ部材や、ゴム又はエラストマー等の弾性部材などを用いることができる。
また、蓋体15の内側の下面には、通液口11を閉塞する第1の閉栓部15cと、通気口12を閉塞する第2の閉栓部15dとが設けられている。第1の閉栓部15cは、天壁部15aの下面から通液口11に向かって略筒状に突出して設けられている。第2の閉栓部15dは、天壁部15aの下面から通気口12に向かって略柱状に突出して設けられている。
蓋体15の内側の下面には、蓋パッキン20が着脱自在に取り付けられている。蓋パッキン20は、通液口11及び通気口12を密閉するためのシール部材であり、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有するゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。
蓋パッキン20には、第1の栓部20aと、第2の栓部20bとが設けられている。第1の栓部20aは、第1の閉栓部15cと対向する位置から下方に向かって略ドーム状に突出して設けられている。第2の栓部20bは、第2の閉栓部15dと対向する位置から下方に向かって略ドーム状に突出して設けられている。
蓋パッキン20は、第1の栓部20aの内側に第1の閉栓部15cが嵌合されると共に、第2の栓部20bの内側に第2の閉栓部15dが嵌合された状態で、蓋体15の内側の下面側に嵌め付けられている。
蓋パッキン20は、蓋体15がキャップ本体13の上部を閉塞した位置にて、第1の栓部20aが弾性変形しながら通液口11の周囲に密着すると共に、第2の栓部20bが弾性変形しながら通気口12の周囲に密着した状態となる。これにより、通液口11及び通気口12を蓋パッキン20により密閉(閉栓)することが可能である。
一方、蓋パッキン20は、蓋体15から取り外すことが可能である。これにより、蓋体15と蓋パッキン20とをそれぞれ別々に洗浄することができ、蓋体15と蓋パッキン20との間を衛生的に保つことが可能である。
蓋ロック機構16は、蓋体15の第1のヒンジ部14とは反対側(前側)に位置する第2のヒンジ部21と、第2のヒンジ部21を介して回動自在に取り付けられた回動部材22と、回動部材22を回動方向の一方側に向けて付勢する第2の付勢部材23とを有している。
回動部材22は、蓋体15の天壁部15aと周壁部15bとの前側の角部に設けられた第2のヒンジ部21を介して回動自在に取り付けられている。回動部材22は、第2のヒンジ部21を挟んだ蓋体15の前側の側面部に位置するロック部22aと、第2のヒンジ部21を挟んだ蓋体15の上面部に位置する操作部22bとを有している。
ロック部22aは、第2のヒンジ部21から下側に延長されたアーム形状を有して、このロック部22aに対応して周壁部15bを凹ませた前側凹部24aの内側に配置されている。
操作部22bは、第2のヒンジ部21から後側に延長され且つ面内方向に略円形状に拡大されたボタン形状を有し、この操作部22bに対応して天壁部15aを凹ませた上側凹部24bの内側に配置されている。
第2の付勢部材23は、例えばコイルバネからなり、上側凹部24bの底面と操作部22bの下面との間に圧縮された状態で配置されている。また、第2の付勢部材23は、操作部22bの中央部よりも第2のヒンジ部21側(前側)に寄った位置に設けられている。これにより、第2の付勢部材23は、操作部22bを上方に向けて付勢している。
一方、操作部22bは、第2の付勢部材23により付勢された状態で、少なくとも一部が上側凹部24bから天壁部15aの上面より上方に突出して設けられている。具体的には、操作部22bの後側の端部が上側凹部24bから天壁部15aの上面より上方に突出して設けられている。
蓋ロック機構16は、回動部材22側に設けられた係止部25と、キャップ本体13側に設けられた被係止部26とを有している。係止部25は、ロック部22aの先端部から後方に突出されたフック部からなる。被係止部26は、注ぎ口部13dの前側上部から前方に突出されたフック部からなる。
蓋ロック機構16では、図2及び図3に示すように、蓋体15がキャップ本体13の上部を閉塞した位置にて、第2の付勢部材23により付勢された回動部材22側の係止部25がキャップ本体13側の被係止部26に係止されることによって、第1の付勢部材19の付勢に抗して蓋体15がキャップ本体13に対して固定される。
回動部材22は、係止部25が被係止部26に係止されるロック位置と、係止部25と被係止部26との係止状態が解除されるロック解除位置との間で回動自在とされている。
したがって、蓋ロック機構16では、図4に示すように、第2の付勢部材23の付勢に抗して回動部材22の操作部22bを下方に押圧操作することによって、回動部材22をロック位置からロック解除位置へと回動させながら、係止部25と被係止部26との係止状態を解除することが可能である。これにより、図5に示すように、第1の付勢部材19により付勢された蓋体15を開方向に回動させることが可能である。なお、回動部材22において、第2のヒンジ部21から操作部22bの端部までの長さは、第2のヒンジ部21からロック部22aの端部までの長さよりも長い。
一方、蓋ロック機構16では、図5に示す開放状態から、第1の付勢部材19の付勢に抗して蓋体15をキャップ本体13の上部を閉塞する方向(閉方向)に回動させることで、係止部25と被係止部26とが摺接しながら、第2の付勢部材23の付勢に抗して回動部材22がロック位置からロック解除位置へと回動される。さらに、係止部25が被係止部26を乗り越えることによって、第2の付勢部材23の付勢により回動部材22がロック解除位置からロック位置へと回動される。このとき、係止部25が被係止部26に係止された状態となる。
これにより、図2及び図3に示すように、蓋体15がキャップ本体13の上部を閉塞した状態において、第2の付勢部材23の付勢に抗して蓋体15をキャップ本体13に対して固定することが可能である。
以上のような構成を有するキャップユニット1を備えたキャップ付き容器100では、上述したコップ3を容器本体2から取り外した後に、回動部材22の操作部22bを押圧操作する。これにより、第1の付勢部材19により付勢された蓋体15が開方向に回動し、通液口11及び通気口12が開放された状態となる。この状態から、容器本体2を前方に傾けることで、この容器本体2内の飲料を通液口11を通して注ぎ口部13dからコップ3へと注ぎ出すことが可能である。
また、容器本体2内の飲料を通液口11を通して注ぎ口部13dから注ぎ出す際は、外部の空気を通気口12から容器本体2の内部へと導入する。これにより、通液口11からの空気の流入を防ぎながら、容器本体2内の飲料を通液口11を通して注ぎ口部13dから滑らかに注ぎ出すことが可能である。
以上のように、本実施形態のキャップユニット1では、上述した蓋ロック機構16による蓋体15のロック状態を解除する際の操作性を改善することが可能である。すなわち、上述した操作部22bが面内方向に拡大されたボタン形状を有することから、特に幼児でもロック状態の解除が簡単に行えるように、この操作部22bの押圧操作をし易くすることが可能である。
また、本実施形態のキャップユニット1では、操作部22bの後側の端部が上側凹部24bから天壁部15aの上面より上方に突出して設けられていることから、この操作部22bの押す位置を直感的に認識することが可能である。
また、本実施形態のキャップユニット1では、操作部22bの中央部よりも第2のヒンジ部21側(前側)に寄った位置に第2の付勢部材23を設けることで、操作部22bの押圧操作する際の押し加重を小さく(軽く)することが可能である。
同様に、回動部材22において、第2のヒンジ部21から操作部22bの端部までの長さは、第2のヒンジ部21からロック部22aの端部までの長さよりも長くすることで、操作部22bの押圧操作する際の押し加重を小さく(軽く)することが可能である。
さらに、本実施形態のキャップユニット1では、前側の第2のヒンジ部21を支点に後側に延長された操作部22bを斜め下方に回動させる構造としたことで、単純な上下動と比較して、操作部22bを押圧操作する際に斜め下方に力が加わり易く、押圧操作後にゆっくり押圧を解除しても、蓋体15を開くことが可能である。
また、本実施形態のキャップユニット1では、上述した蓋ロック機構16の部品点数が少なく、安価な部品を用いて蓋ロック機構16の構造を簡素化することが可能である。また、操作部22bの中央部よりも第2のヒンジ部21側(前側)に寄った位置に第2の付勢部材23を設けることで、この第2の付勢部材23としてより小さなコイルバネを用いることが可能である。
また、本実施形態のキャップ付き容器100では、容器本体2に取り付けられたコップ3によってキャップユニット1を覆うことで、操作部22bの誤操作を防ぐことが可能である。
ここで、容器本体2にキャップユニット1及びコップ3が取り付けられた状態においては、係止部25と被係止部26との係止状態が解除されるよりも先に、ロック部22aの前側がコップ3の周壁部3bの内面側と当接する。すなわち、回動部材22のロック位置からロック解除位置への回動がコップ3によって阻止される。したがって、例えば落下等の衝撃によって回動部材22がロック解除位置側に回動しようとしても、係止部25と被係止部26との係止状態が解除されることはない。これにより、容器本体2内の飲料が外部に漏れ出すことを防ぐことが可能である。
以上のようにして、本実施形態のキャップユニット1では、蓋ロック機構16の構造を簡素化すると共に、この蓋ロック機構16による蓋体15のロック状態を解除する際の操作性を改善することが可能である。したがって、本実施形態のキャップ付き容器100では、このようなキャップユニット1を備えることによって、使い勝手の更なる向上を図ることが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記キャップ付き容器100では、上述した容器本体2が全体として略円筒状の外観形状を有しているが、容器本体2の外観形状については、特に限定されるものではなく、サイズやデザイン等に合わせて、適宜変更を加えることが可能である。また、容器本体2の外周面には、塗装や印刷等が施されていてもよい。
また、上記実施形態では、上述した真空断熱構造を有する容器本体2によって保温又は保冷機能を持たせたキャップ付き容器100に本発明を適用した場合を例示しているが、このような真空断熱構造を有する容器本体2を備えたものに必ずしも限定されるものではない。すなわち、本発明は、キャップユニットが容器本体に対して着脱自在に取り付けられるキャップ付き容器に対して幅広く適用することが可能である。
100…キャップ付き容器 1…キャップユニット 2…容器本体 3…コップ 11…通液口 12…通気口 13…キャップ本体 14…第1のヒンジ部 15…蓋体 16…蓋ロック機構 18…止水パッキン 19…第1の付勢部材 20…蓋パッキン 21…第2のヒンジ部 22…回動部材 22a…ロック部 22b…操作部 23…第2の付勢部材 24a…前側凹部 24b…上側凹部 25…係止部 26…被係止部

Claims (3)

  1. 上部が開口した容器本体に対して着脱自在に取り付けられるキャップユニットであって、
    前記容器本体の上部開口部を閉塞すると共に、前記容器本体の内側と連通される通液口が設けられたキャップ本体と、
    前記キャップ本体に第1のヒンジ部を介して回動自在に取り付けられると共に、前記第1のヒンジ部に設けられた第1の付勢部材によって前記通液口を開放する方向に付勢された状態で、前記通液口を開閉する蓋体と、
    前記蓋体が前記通液口を閉塞した位置にて、前記第1の付勢部材の付勢に抗して前記蓋体を前記キャップ本体に対して固定する蓋ロック機構とを備え、
    前記蓋体は、天壁部と、前記天壁部の周囲から立ち下がる周壁部とを有し、
    前記蓋ロック機構は、前記蓋体の前記第1のヒンジ部とは反対側に位置する第2のヒンジ部と、前記第2のヒンジ部を介して回動自在に取り付けられた回動部材と、前記回動部材を回動方向の一方側に向けて付勢する第2の付勢部材とを有し、
    前記第2のヒンジ部は、前記天壁部と前記周壁部との前側の角部に配置され、
    前記回動部材は、前記第2のヒンジ部を挟んだ前記蓋体の前側の側面部に位置するロック部と、前記第2のヒンジ部を挟んだ前記蓋体の上面部に位置する操作部とを有し、
    前記ロック部は、前記周壁部に設けられた前側凹部の内側に配置され、
    前記操作部は、前記天壁部に設けられた上側凹部の内側に配置され、
    前記回動部材において、前記第2のヒンジ部から前記操作部の端部までの長さは、前記第2のヒンジ部から前記ロック部の端部までの長さよりも長くなっており、
    前記第2の付勢部材は、前記上側凹部の底面と前記操作部の下面との間に圧縮された状態で配置され、なお且つ、前記操作部の中央部よりも前記第2のヒンジ部側に寄った位置にあり、
    前記ロック部側に設けられた係止部が前記キャップ本体側に設けられた被係止部に係止されるロック位置と、前記係止部と前記被係止部との係止状態が解除されるロック解除位置との間で、前記回動部材が回動自在とされると共に、
    前記第2の付勢部材の付勢に抗して前記操作部を押圧操作することによって、前記回動部材が前記ロック位置から前記ロック解除位置へと回動されると共に、前記係止部と前記被係止部との係止状態が解除されることを特徴とするキャップユニット。
  2. 前記操作部は、面内方向に拡大された形状を有し、且つ、その後側の端部が前記上側凹部から前記天壁部の上面より上方に突出して設けられていることを特徴とする請求項に記載のキャップユニット。
  3. 請求項1又は2に記載のキャップユニットと、
    前記キャップユニットが取り付けられた容器本体とを備えるキャップ付き容器。
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