JP7474402B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、田植え機などのような作業車両に関する。
車体の前側部へ設けられたエンジンと、エンジンを覆うエンジンフードと、を有する田植え機などのような作業車両が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2013-74808号公報
しかしながら、上述された従来の田植え機などのような作業車両については、エンジンフードの取付けおよび取外しをともなうメンテナンス作業の高い作業性は、必ずしも十分に実現されていない。
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、エンジンフードの取付けおよび取外しをともなうメンテナンス作業のより高い作業性を実現することができる作業車両を提供することを目的とする。
第1の本発明は、車体(100)の前側部へ設けられたエンジン(210)と、
前記エンジン(210)を覆うエンジンフード(10)と、
を備えており、
前記エンジンフード(10)は、前記車体(100)へ取外し可能に取付けられた上側フード部(10U)と、前記車体(100)へ取外し可能に取付けられた前側フード部(10F)と、前記車体(100)へ固定された左側フード部(10L)と、前記車体(100)へ固定された右側フード部(10R)と、を有し、
前記上側フード部(10U)の左端部から下方へ向かって立設された重ね代が形成されており、前記左側フード部(10L)の上端部が重ね代として形成されており、それぞれの前記重ね代同士が重合わされることにより、前記上側フード部(10U)は隙間を隔てて外側から前記左側フード部(10L)へ重ねられ、
前記上側フード部(10U)の右端部から下方へ向かって立設された重ね代が形成されており、前記右側フード部(10R)の上端部が重ね代として形成されており、それぞれの前記重ね代同士が重合わされることにより、前記上側フード部(10U)は隙間を隔てて外側から前記右側フード部(10R)へ重ねられ、
前記前側フード部(10F)の左端部から後方へ向かって立設された重ね代が形成されており、前記左側フード部(10L)の前端部が重ね代として形成されており、それぞれの前記重ね代同士が重合わされることにより、前記前側フード部(10F)は隙間を隔てて外側から前記左側フード部(10L)へ重ねられ、
前記前側フード部(10F)の右端部から後方へ向かって立設された重ね代が形成されており、前記右側フード部(10R)の前端部が重ね代として形成されており、それぞれの前記重ね代同士が重合わされることにより、前記前側フード部(10F)は隙間を隔てて外側から前記右側フード部(10R)へ重ねられることを特徴とする作業車両である。
第2の本発明は、左側フロントステップ(40L)から上方へ向かって立設された重ね代が形成されており、前記左側フード部(10L)の下端部が重ね代として形成されており、それぞれの前記重ね代同士が重合わされることにより、前記左側フード部(10L)は隙間を隔てて外側から前記左側フロントステップ(40L)へ重ねられ、
右側フロントステップ(40R)から上方へ向かって立設された重ね代が形成されており、前記右側フード部(10R)の下端部が重ね代として形成されており、それぞれの前記重ね代同士が重合わされることにより、前記右側フード部(10R)は隙間を隔てて外側から前記右側フロントステップ(40R)へ重ねられることを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
第3の本発明は、前記車体(100)の前記前側部へ立設されたエンジン補器ステー(30)と、
ボルト部材(21S)の締結を利用することにより前記エンジン補器ステー(30)へ固定されたヘッドライト(20)と、
を備えており、
前記エンジン補器ステー(30)は、前記車体(100)の左側部へ立設された左側エンジン補器ステーフレーム(30L)と、前記車体(100)の右側部へ立設された右側エンジン補器ステーフレーム(30R)と、前記左側エンジン補器ステーフレーム(30L)と前記右側エンジン補器ステーフレーム(30R)との間を架橋するように設けられたエンジン補器ステーバー(30B)と、を有し、
前記上側フード部(10U)は、フック部材(11U)の係止を利用することにより前記エンジン補器ステーバー(30B)へ取外し可能に取付けられており、
前記前側フード部(10F)は、フック部材(11F)の係止を利用することにより前記左側エンジン補器ステーフレーム(30L)および前記右側エンジン補器ステーフレーム(30R)へ取外し可能に取付けられており、
前記左側フード部(10L)は、ボルト部材(11L)の締結を利用することにより前記左側エンジン補器ステーフレーム(30L)へ固定されており、
前記右側フード部(10R)は、ボルト部材(11R)の締結を利用することにより前記右側エンジン補器ステーフレーム(30R)へ固定されており、
前記ヘッドライト(20)は、ヘッドライトステー(20S)を介して前記エンジン補器ステーバー(30B)へ固定されていることを特徴とする第2の本発明の作業車両である。
第4の本発明は、前記右側フード部(10R)がエンジンラジエーター(70)の外側ならびに前後および上部を覆い、シュラウド(70S)が前記エンジンラジエーター(70)の内側へ設けられていることにより、前記エンジンラジエーター(70)を囲む箱の形状が形成されており、
防風板(91)が、前記エンジン(210)と操作コラム部との間に設けられており、
遮熱板が、前記前側フード部(10F)と前記エンジン(210)との間のスペース、前記上側フード部(10U)と前記エンジン(210)との間のスペース、および前記操作コラム部と前記エンジン(210)との間のスペースへ移動可能に設けられており、
前記遮熱板は、前記左側フード部(10L)および前記右側フード部(10R)へ設けられたレールに沿って移動することができ、
排熱およびオペレーターへの熱風の流出が調節されるように、前記遮熱板は熱電対で検知された温度に基づいてモーターで自動的に移動させられることを特徴とする第3の本発明の作業車両である。
本発明に関連する第1の発明は、車体(100)の前側部へ設けられたエンジン(210)と、
前記エンジン(210)を覆うエンジンフード(10)と、
を備えており、
前記エンジンフード(10)は、前記車体(100)へ取外し可能に取付けられた上側フード部(10U)と、前記車体(100)へ取外し可能に取付けられた前側フード部(10F)と、前記車体(100)へ固定された左側フード部(10L)と、前記車体(100)へ固定された右側フード部(10R)と、を有することを特徴とする作業車両である。
本発明に関連する第2の発明は、前記車体(100)の前記前側部へ立設されたエンジン補器ステー(30)を備えており、
前記上側フード部(10U)は、フック部材(11U)の係止を利用することにより前記エンジン補器ステー(30)へ取外し可能に取付けられており、
前記前側フード部(10F)は、フック部材(11F)の係止を利用することにより前記エンジン補器ステー(30)へ取外し可能に取付けられており、
前記左側フード部(10L)は、ボルト部材(11L)の締結を利用することにより前記エンジン補器ステー(30)へ固定されており、
前記右側フード部(10R)は、ボルト部材(11R)の締結を利用することにより前記エンジン補器ステー(30)へ固定されていることを特徴とする本発明に関連する第1の発明の作業車両である。
本発明に関連する第3の発明は、ボルト部材(21S)の締結を利用することにより前記エンジン補器ステー(30)へ固定されたヘッドライト(20)を備えており、
前記上側フード部(10U)は、前記ヘッドライト(20)の上方に位置し、
前記前側フード部(10F)は、前記ヘッドライト(20)の前方に位置し、
前記左側フード部(10L)は、前記ヘッドライト(20)の左方に位置し、
前記右側フード部(10R)は、前記ヘッドライト(20)の右方に位置することを特徴とする本発明に関連する第2の発明の作業車両である。
本発明に関連する第4の発明は、前記エンジン補器ステー(30)は、前記車体(100)の左側部へ設けられた湾曲形状の左側エンジン補器ステーフレーム(30L)と、前記車体(100)の右側部へ設けられた湾曲形状の右側エンジン補器ステーフレーム(30R)と、前記左側エンジン補器ステーフレーム(30L)と前記右側エンジン補器ステーフレーム(30R)との間を架橋するように設けられたエンジン補器ステーバー(30B)と、を有し、
前記上側フード部(10U)は、前記エンジン補器ステーバー(30B)へ取外し可能に取付けられており、
前記前側フード部(10F)は、前記左側エンジン補器ステーフレーム(30L)および前記右側エンジン補器ステーフレーム(30R)へ取外し可能に取付けられており、
前記左側フード部(10L)は、前記左側エンジン補器ステーフレーム(30L)へ固定されており、
前記右側フード部(10R)は、前記右側エンジン補器ステーフレーム(30R)へ固定されていることを特徴とする本発明に関連する第2の発明の作業車両である。
本発明により、エンジンフードの取付けおよび取外しをともなうメンテナンス作業のより高い作業性を実現することが可能である。
本発明に関連する第1の発明により、エンジンフードの取付けおよび取外しをともなうメンテナンス作業のより高い作業性を実現することが可能である。
本発明に関連する第2の発明により、本発明に関連する第1の発明の効果に加えて、エンジンフードの取付けおよび取外しに関する利便性を向上することが可能である。
本発明に関連する第3の発明により、本発明に関連する第2の発明の効果に加えて、エンジンフードの取付けに関する正確性を向上することが可能である。
本発明に関連する第4の発明により、本発明に関連する第2の発明の効果に加えて、エンジンフードの取付けおよび取外しに関する構成を簡素化することが可能である。
本発明における実施の形態の田植え機の左側面図 本発明における実施の形態の田植え機の斜視図 本発明における実施の形態の田植え機のエンジンフード近傍の斜視図(その一) 本発明における実施の形態の田植え機のエンジンフード近傍の斜視図(その二) 本発明における実施の形態の田植え機のエンジン補器ステー、フロントステップステーおよびロアコラムステー近傍の斜視図(その一) 本発明における実施の形態の田植え機のエンジン補器ステー、フロントステップステーおよびロアコラムステー近傍の斜視図(その二) 本発明における実施の形態の田植え機のエンジンフード近傍の斜視図(その三) 本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の斜視図 本発明における実施の形態の田植え機の前側フード部の斜視図 本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部および前側フード部近傍の斜視図 本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部および前側フード部近傍の左側面図 本発明における実施の形態の田植え機の右側フード部近傍の斜視図 本発明における実施の形態の田植え機の左側フロントステップおよび右側フロントステップ近傍の斜視図 (a)本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部および右側フード部近傍の模式的な正面図、(b)本発明における実施の形態の田植え機の前側フード部および右側フード部近傍の模式的な平面図 本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部および前側フード部近傍の模式的な左側面図 本発明における実施の形態の田植え機の前側フード部近傍の模式的な斜視図 本発明における実施の形態の田植え機の右側フロントステップ近傍の模式的な正面図 本発明における実施の形態の田植え機のヘッドライトステー近傍の斜視図 本発明における実施の形態の田植え機のヘッドライトステーの斜視図 本発明における実施の形態の田植え機のエンジン補器ステーの斜視図 本発明における実施の形態の田植え機のフロントステップステーの斜視図 本発明における実施の形態の田植え機のロアコラムステーの斜視図 本発明における実施の形態の田植え機のラジエーターカバーの説明図 本発明における実施の形態の田植え機の左側直進アンテナステーおよび右側直進アンテナステーとフードとの間の関係の説明図 本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その一) 本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その二) 本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その三) 本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その四) 本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その五) 本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その六) 本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その七) 本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その八) 本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その九) 本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その十) 本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その十一) 本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その十二) (a)本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その十三)、(b)本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その十四) 本発明における実施の形態の田植え機のエンジンの後側から熱風を逃がすための方法の説明図(その一) 本発明における実施の形態の田植え機のエンジンの後側から熱風を逃がすための方法の説明図(その二) 本発明における実施の形態の田植え機のエンジンの後側から熱風を逃がすための方法の説明図(その三) 本発明における実施の形態の田植え機のエアクリーナー吸入ホースのエアクリーナー吸入口の説明図(その一) 本発明における実施の形態の田植え機のエアクリーナー吸入ホースのエアクリーナー吸入口の説明図(その二) 本発明における実施の形態の田植え機のエアクリーナー吸入ホースのエアクリーナー吸入口の説明図(その三) 本発明における実施の形態の田植え機のエンジンフードのフード正面開口による効率的な冷却構成の説明図(その一) 本発明における実施の形態の田植え機のエンジンフードのフード正面開口による効率的な冷却構成の説明図(その二) 本発明における実施の形態の田植え機のエンジンフードのフード正面開口による効率的な冷却構成の説明図(その三) 本発明における実施の形態の田植え機のエンジンフードのフード正面開口による効率的な冷却構成の説明図(その四) 本発明における実施の形態の田植え機のエンジンフードのフード正面開口による効率的な冷却構成の説明図(その五) (a)本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の前後2分割構成の説明図(その一)、(b)本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の前後2分割構成の説明図(その二)、(c)本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部の前後2分割構成の説明図(その三) 本発明における実施の形態の田植え機のエンジンの排熱方法の説明図(その一) 本発明における実施の形態の田植え機のエンジンの排熱方法の説明図(その二) 本発明における実施の形態の田植え機のエンジンの排熱方法の説明図(その三) 本発明における実施の形態の田植え機のエンジンの排熱方法の説明図(その四) 本発明における実施の形態の田植え機のエンジンの排熱方法の説明図(その五)
図面を参照しながら、本発明における実施の形態について詳細に説明する。
以下同様であるが、いくつかの構成要素は図面において示されていないこともあるし透視的にまたは省略的に示されていることもある。
(1)はじめに、図1から3を主として参照しながら、本発明における実施の形態の田植え機の構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図1は本発明における実施の形態の田植え機の左側面図であり、図2は本発明における実施の形態の田植え機の斜視図であり、図3は本発明における実施の形態の田植え機のエンジンフード10近傍の斜視図(その一)である。
本実施の形態の田植え機は、車体100の操縦装置230における手動操縦操作または自動操縦操作のための制御装置の制御に応じて、左右一対の前輪221および後輪222を有する走行装置220で走行しながら、整地ローター部材261および整地フロート部材262を有する整地装置260により圃場の整地を行って苗植付け具241および苗載せ台242を有する苗植付け装置240により圃場への苗植付けを行うとともに施肥装置250により圃場への施肥を行うための田植え機である。
走行装置220ならびに苗植付け装置240、施肥装置250および整地装置260は、HSTである主変速装置および副変速装置などを介して伝達されるエンジン210の動力により駆動される。
本実施の形態の田植え機は、本発明における作業車両の例である。
エンジンフード10は、車体100の前側部へ設けられたエンジン210を覆うフードである。
(2)つぎに、本発明における実施の形態の田植え機の構成および動作についてより具体的に説明する。
エンジンフード10は、車体100へ取外し可能に取付けられた上側フード部10Uと、車体100へ取外し可能に取付けられた前側フード部10Fと、車体100へ固定された左側フード部10Lと、車体100へ固定された右側フード部10Rと、を有する。
フロントエンジンフード構成について具体的に説明する。
エンジン補器ステー30は、車体100の前側部へ立設されたステーである。
上側フード部10Uは、フック部材11Uの係止を利用することによりエンジン補器ステー30へ取外し可能に取付けられている。前側フード部10Fは、フック部材11Fの係止を利用することによりエンジン補器ステー30へ取外し可能に取付けられている。
左側フード部10Lは、ボルト部材11Lの締結を利用することによりエンジン補器ステー30へ固定されている。右側フード部10Rは、ボルト部材11Rの締結を利用することによりエンジン補器ステー30へ固定されている。
本発明における実施の形態の田植え機のエンジンフード10近傍の斜視図(その二)である図4に示されているように、外装取外しの考え方により、オイルレベルゲージ、エアクリーナー、リザーブタンク、エンジンオイル給油口およびラジエータ冷却水給油口などのついてのエンジンメンテナンスを実現することができる。アッパーフードとしての上側フード部10Uは、ワンタッチで取外しができるようにロアコラムステー60とエンジン補器ステー30に固定される。ロワーフードとしての前側フード部10Fは、ワンタッチで取外しができるようにエンジン補器ステー30へ固定される。左フード(LH)としての左側フード部10Lは、ロアコラムステー60とエンジン補器ステー30にボルトで固定される。右フード(RH)としての右側フード部10Rは、ロアコラムステー60とエンジン補器ステー30にボルトで固定される。ヘッドランプとしてのヘッドライト20は、エンジン補器ステー30にボルトで固定される。左フロントステップ(LH)としての左側フロントステップ40Lは、フロントステップステー50にボルトで固定される。右フロントステップ(RH)としての右側フロントステップ40Rは、フロントステップステー50にボルトで固定される。
本発明における実施の形態の田植え機のエンジン補器ステー30、フロントステップステー50およびロアコラムステー60近傍の斜視図(その一)である図5に示されているように、3部品にまたがって外装部品6点がそれぞれ独立して固定されるが、組付け時の部品合わせは困難とならない。上側フード部10Uおよび前側フード部10Fのみ、それぞれ単体でワンタッチ操作により外すことができるようにすることで、エンジン各部の日常点検ができるように構成する。
エンジンフード10は、車体前上部に配置されたヘッドライト20を中心に、上部(アッパー)フードとしての上側フード部10U、前側(ロワー)フードとしての前側フード部10F、左側(LH)フードとしての左側フード部10L、右側(RH)フードとしての右側フード部10Rの4部品にて構成する。ここで、ヘッドライト20、左側フード部10Lおよび右側フード部10Rは、車体100にボルト固定などで固定し、工具が無いと外れないように構成するが、上側フード部10Uおよび前側フード部10Fはフック固定などで固定し、ワンタッチで取外しが可能なように構成する。4部品はそれぞれ独立して車体に組付けるように構成する。
上側フード部10Uおよび前側フード部10Fをワンタッチで取外すことが可能にすることで、オイルレベルゲージ、エアクリーナー、リザーブタンク、エンジンオイル給油口が容易に確認できるようになり、日常点検に加えて、フィルター交換、冷却水給油、オイル給油といった簡単なメンテナンスまでを工具無しで行うことができ、作業性が良い構成となる。
ヘッドライト20は、ボルト部材21Sの締結を利用することによりエンジン補器ステー30へ固定されたライトである。
上側フード部10Uは、ヘッドライト20の上方に位置する。前側フード部10Fは、ヘッドライト20の前方に位置する。
左側フード部10Lは、ヘッドライト20の左方に位置する。右側フード部10Rは、ヘッドライト20の右方に位置する。
フロントエンジンフードの合わせ方について具体的に説明する。
本発明における実施の形態の田植え機のエンジン補器ステー30、フロントステップステー50およびロアコラムステー60近傍の斜視図(その二)である図6に示されているように、エンジン補器ステー30にランプステーとしてのヘッドライトステー20Sを介して固定したヘッドライト20を基準にして左側フード部10Lおよび右側フード部10Rを合わせるように取り付け、固定する。左側フード部10Lおよび右側フード部10Rの前後の取付ピッチが合わないと考えられるため、左側フード部10Lおよび右側フード部10Rの後方ボルト固定部としてのボルト締結部材12Lおよび12Rのボルト孔のような孔は少し長い孔であることがしばしば望ましい。
本発明における実施の形態の田植え機のエンジンフード10近傍の斜視図(その三)である図7に示されているように、上側フード部10Uおよび前側フード部10Fをヘッドライト20、左側フード部10L、右側フード部10Rおよびパネル(フード)にかぶせるように取り付け、固定する。
エンジン補器ステー30は、車体100の左側部へ設けられた湾曲形状の左側エンジン補器ステーフレーム30Lと、車体100の右側部へ設けられた湾曲形状の右側エンジン補器ステーフレーム30Rと、左側エンジン補器ステーフレーム30Lと右側エンジン補器ステーフレーム30Rとの間を架橋するように設けられたエンジン補器ステーバー30Bと、を有する。
上側フード部10Uは、エンジン補器ステーバー30Bへ取外し可能に取付けられている。前側フード部10Fは、左側エンジン補器ステーフレーム30Lおよび右側エンジン補器ステーフレーム30Rへ取外し可能に取付けられている。
本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部10Uの斜視図である図8に示されているように、上側フード部10Uのフック部材11Uによるフック取付けは4カ所取付けであるが、取付け仕様の詳細は任意である。
本発明における実施の形態の田植え機の前側フード部10Fの斜視図である図9に示されているように、前側フード部10Fのフック部材11Fによるフック取付けは4カ所取付けであるが、取付け仕様の詳細は任意である。
本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部10Uおよび前側フード部10F近傍の斜視図である図10に示されているように、上側フード部10Uのフック係止部材12Uによるフック取付けは4カ所取付けであり、前側フード部10Fのフック係止部材12Fによるフック取付けは4カ所取付けであるが、取付け仕様の詳細は任意である。たとえば、後方側のフック部材11Uは、ロアコラムステー60のバー部材61へ係止されてもよい。
本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部10Uおよび前側フード部10F近傍の左側面図である図11に示されているように、上側フード部10Uの前後に手でつかめる部分を設けてワンタッチで取外しがしやすいようにするのみならず、前側フード部10Fの上下に手でつかめる部分を設けてワンタッチで取外しがしやすいようにする。
左側フード部10Lは、左側エンジン補器ステーフレーム30Lへ固定されている。右側フード部10Rは、右側エンジン補器ステーフレーム30Rへ固定されている。
本発明における実施の形態の田植え機の右側フード部10R近傍の斜視図である図12に示されているように、右側フード部10Rのボルト部材11Rによるボルト取付けは2カ所取付けであり、左側フード部10Lのボルト部材11Lによるボルト取付けも2カ所取付けであるが、取付け仕様の詳細は任意である。
本発明における実施の形態の田植え機の左側フロントステップ40Lおよび右側フロントステップ40R近傍の斜視図である図13に示されているように、左側フロントステップ40Lのボルト部材によるフロントステップステー50へのボルト取付けは2カ所取付けであり、右側フロントステップ40Rのボルト部材によるフロントステップステー50へのボルト取付けは2カ所取付けであるが、取付け仕様の詳細は任意である。たとえば、左側フロントステップ40Lをフロントステップステー50へしっかり固定するためのさらなる前方中央ボルト取付けが1カ所取付けとして追加されてもよいし、右側フロントステップ40Rをフロントステップステー50へしっかり固定するためのさらなる前方中央ボルト取付けが1カ所取付けとして追加されてもよい。
車体前上部に構成されたフレームであるエンジン補器ステー30に、ヘッドライトステー20Sを取付けるボルト部材21Sのためのヘッドライトボルト固定部、左側フード部10Lおよび右側フード部10Rの前方ボルト固定部としてのボルト締結部材12Lおよび12R、上側フード部10Uの前方フック固定部としてのフック係止部材12U、前側フード部10Fのフック固定部としてのフック係止部材12Fを設ける。これらの部品は固定したヘッドライト20を中心にそこに上側フード部10U、前側フード部10F、左側フード部10Lおよび右側フード部10Rの各辺を当てるように合わせて取り付け固定するように構成する。
エンジンフード10、ヘッドライト20、左側フロントステップ40Lおよび右側フロントステップ40Rといった車体前部の外装部品は、エンジン補器ステー30、フロントステップステー50およびロアコラムステー60といったフロントフレームステーとしての3点の構成部品の全部または一部にまたがって組付けられるようになるため、位置が合いにくくなるが、1つの基準部材としてのエンジン補器ステー30にそれぞれの取付部の一部を設け、できるだけそこで合わせるように構成することで、組付け時に合わせやすくなり、見栄えも良くなると考えられる。上側フード部10Uの後方部分、前側フード部10Fの下方部分、左側フード部10Lの下方部分、右側フード部10Rの下方部分はその先の外装部品にかぶせるように取り付けることで、前後または上下がズレても見栄えが悪くはならないと考えられる。
フロントエンジンフードの重ね方について具体的に説明する。
本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部10Uおよび右側フード部10R近傍の模式的な正面図である図14(a)、および本発明における実施の形態の田植え機の前側フード部10Fおよび右側フード部10R近傍の模式的な平面図である図14(b)に示されているように、上側フード部10Uは右側フード部10Rへ合わせずに浮かせられて多めの重ね代で重ねられ、前側フード部10Fは右側フード部10Rへ合わせずに浮かせられて多めの重ね代で重ねられる。
本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部10Uおよび前側フード部10F近傍の模式的な左側面図である図15に示されているように、上側フード部10Uの前後のパネルフード10Pとヘッドライト20とのピッチが合わないと考えられるため、パネルフード側を基準として組付け、ヘッドライト20側は重ねるのみとし前後がズレても構わないように構成し、前側フード部10Fの上下のヘッドライト20と左側フロントステップ40Lおよび右側フロントステップ40Rとのピッチが合わないと考えられるため、ヘッドライト20側を基準として組付け、フロントステップ側は重ねるのみとし上下がズレても構わないように構成する。パネルフード10Pの上面よりも上側フード部10Uの後端を飛出させて重ねて隠す部分のツメは、ない。
本発明における実施の形態の田植え機の前側フード部10F近傍の模式的な斜視図である図16に示されているように、前側フード部10Fを入れ子またはカットでヘッドライト20へ合わせて組付けるとき、合わせる方向にズラすことができる取付け構成が望ましい。
本発明における実施の形態の田植え機の右側フロントステップ40R近傍の模式的な正面図である図17に示されているように、左側フロントステップ40Lおよび右側フロントステップ40Rに立ち上がり部分を設け、左側フード部10Lおよび右側フード部10Rならびに前側フード部10Fをかぶせるように重ねて上下がズレても構わないように構成する。右側フード部10Rは、右側フロントステップ40Rへ合わせずに浮かせられて多めの重ね代で重ねられる。
上側フード部10U、前側フード部10F、左側フード部10Lおよび右側フード部10Rのフード部4点と、左側フロントステップ40Lおよび右側フロントステップ40Rのステップ2点と、は、それぞれの部品の合わせ部分において、上方または前方にくる部品が外側に重なるように構成する。左側フロントステップ40Lおよび右側フロントステップ40Rの中央立ち上がり部の外側に上から重なるように前側フード部10F、左側フード部10Lおよび右側フード部10Rの下部が組付けられ、左側フード部10Lおよび右側フード部10Rの上部の外側に上から重なるように上側フード部10Uの下部が組付けられ、左側フード部10Lおよび右側フード部10Rの前部の外側に上から重なるように前側フード部10Fの後部が組付けられる。
このような重ね合わせ構成を採用することで、上側フード部10Uおよび前側フード部10Fをワンタッチで取外す構成でも、組付ける際に相手にかぶせるだけでどこかをきちんと合わせて組むなどの必要がなくなり、作業性が良く、少しズレても目立たない。また、上方または前方に進むにつれて外側に重なることで、雨などの水が上からかかっても、間に入ることなく下へ流れていき、防水性も向上する。
本発明における実施の形態の田植え機のヘッドライトステー20S近傍の斜視図である図18、および本発明における実施の形態の田植え機のヘッドライトステー20Sの斜視図である図19に示されているように、ヘッドランプボルト固定部については、エンジン補器ステー30へのヘッドライトステー20Sのボルト部材21Sによるボルト取付けは2カ所取付けであり、ヘッドライト20のヘッドランプ本体は螺子を利用することによりヘッドライトステー20Sへ4カ所取付けで固定される。
本発明における実施の形態の田植え機のエンジン補器ステー30の斜視図である図20、本発明における実施の形態の田植え機のフロントステップステー50の斜視図である図21、および本発明における実施の形態の田植え機のロアコラムステー60の斜視図である図22に示されているように、エンジン周辺の骨組みはエンジン補器ステー30、フロントステップステー50およびロアコラムステー60の3部品にて構成されており、このような骨組みが包括的な意味におけるフレームを形成している。
(3)つぎに、本発明における実施の形態の田植え機の構成および動作についてさらにより具体的に説明する。
(3a)右側フロントエンジンフードである右側フード部10Rによるラジエーターカバーについて具体的に説明する。
右側フード部10Rの形状は、蓋のない箱形状である。
なお、左側フード部10Lの形状が、蓋のない箱形状であってもよい。
箱形状の底には複数個の孔が穿孔されており、箱形状の内部へエンジンラジエーター70が収納されており、箱形状の蓋がシュラウド70Sにより形成されている。
本発明における実施の形態の田植え機のラジエーターカバーの説明図である図23に示されているように、フロントエンジン構成において右側にエンジンラジエーター70が配置されており、フード4分割による4つのフード部分の内、フード右側部分である右側フード部10Rによりエンジンラジエーター70の外側ならびに前後および上部が覆われる。これに加えて、エンジンラジエーター70の内側にはシュラウド70Sが設けられており、シュラウド70Sによりフード右側の内側が塞がれ、フード右側およびシュラウド70Sによりエンジンラジエーター70を囲む箱の形状が形成されている。
エンジンラジエーター70がフード右側部分に収められることにより、フード右側およびシュラウド70Sでエンジンラジエーター70を囲む1つの部屋を簡単に作ることができ、エンジン側の熱い空気が入らない、エンジンラジエーター70の冷却効率がよい構成を容易に作ることができる。
また、エンジンメンテナンスのために上側フード部10Uおよび前側フード部10Fが取外し可能であるように構成されていても、メンテナンスが行われるとき、その都度エンジンラジエーター70の部屋を開ける必要はなく、部屋の隙間を合わせて閉じる必要もないので、作業性がよくなり、ユーザーがエンジンラジエーター70のフィン部分などに不意に触って曲げることはほとんど全くない。
(3b)フロントエンジン直進アンテナステーである左側直進アンテナステー80Lおよび右側直進アンテナステー80Rとフードとの間の関係について具体的に説明する。
本発明における実施の形態の田植え機の左側直進アンテナステー80Lおよび右側直進アンテナステー80Rとフードとの間の関係の説明図である図24に示されているように、左側直進アンテナステー80Lおよび右側直進アンテナステー80Rは、それぞれ左側フード部10Lの上面および右側フード部10Rの上面の範囲内から外側へ引出されて上方へ向かって伸びるように構成される。左側フード部10Lの上面および右側フード部10Rの上面には、左側直進アンテナステー80Lおよび右側直進アンテナステー80Rを通すための切欠きがそれぞれ設けられている。加えて、上側フード部10Uは、左側直進アンテナステー80Lと右側直進アンテナステー80Rとの間の範囲内に収まる大きさで構成されている。
上側フード部10Uおよび前側フード部10Fが取外されてエンジンメンテナンスが行われるとき、上側フード部10Uは左側直進アンテナステー80Lと右側直進アンテナステー80Rとの間の位置で容易に取外し可能である。また、左側直進アンテナステー80Lおよび右側直進アンテナステー80Rが簡単な点検のためにその都度取外されない部分である、左側フード部10Lおよび右側フード部10Rからそれぞれ引出されるので、左側直進アンテナステー80Lおよび右側直進アンテナステー80Rがメンテナンスの邪魔になりにくい配置が実現される。
左側直進アンテナステー80Lおよび右側直進アンテナステー80Rが左側フード部10Lおよび右側フード部10Rから引出されることにより、左側フード部10Lおよび右側フード部10Rのステーを通すための切欠きの有無による簡単な部品設定により、直進仕様の有無に対応することができるので、部品構成が複雑になりにくく、複数の型式の構成を容易に実現することができる。
(3c)熱気が外部へ抜けるように、フロントエンジンアッパーフードである上側フード部10Uの中央から熱気を逃がすための方法について具体的に説明する。
車体左右方向において鉛直方向の壁を有し、中央上面が後方へ上がっていく形状の上側フード部10Uにより、エンジン右側のエンジンラジエーター70および冷却ファンからエンジン左側の上方へ向かって排出される熱風は、車体中央から上側フード部10Uの内側面に沿って方向を90度の角度で変えながら後方へ流れていく。
本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部10Uの中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その一および二)である図25および26に示されているように、右側からのエンジンラジエーター70の吸気および前側からの走行風に起因する、矢印で示された風の流れに基づいて、外装開口部の形成を考えることが望ましい。これは、エンジンラジエーター70を通過した後の熱風はエンジン210を囲み、このような風はエンジン210の前部、上部、後部において右側から左側へ流れるためである。
本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部10Uの中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その三)である図27に示されているように、上側フード部10Uに沿って後方へ向かって流れる熱風は、上方へ向かって流れていき、フードのようなオペレーター側パネルなどの隙間から排出されて結果的に操縦装置230で操縦操作を行っているオペレーターへ到達することがある。
本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部10Uの中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その四から六)である図28から30に示されているように、鉄板などである防風板91およびターポリン92がエンジン210とロアコラムステー60などの操作コラム部との間の空間を仕切るので、熱風は、上側フード部10Uなどと比べて後方に位置する、運転操作を行っているオペレーターの側へ流れにくい。
本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部10Uの中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その七)である図31に示されているように、防風板91が設けられていても生じることがある僅かな隙間を塞ぐために、上側フード部10Uの裏側には、クッション材が貼付けられていてもよいし、リブなどによる隙間対策が行われてもよい。
エンジン210と操作コラム部との間に防風板91を設けることにより、上述された後方へ向かって流れてくる熱風を操作パネル側であるオペレーター側へ流れないように堰止めることができる。加えて、設けられた防風板91の車体前側の上側フード部10Uの最上部付近の左右に設けられた開口部から、熱風は外部へ逃がされる。このような開口部は、車体左右方向における上側フード部10Uの左側にも右側にも設けられている。
本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部10Uの中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その八から十二)である図32から36に示されているように、上側フード部10Uの上方であって防風板91が配置される位置の手前である高い箇所へ、車体左右方向における上側フード部10Uの上部における追加開口が破線で示された防風板91の配置位置を基準として設けられており、防風板91の手前の高い箇所に滞留しやすい熱い空気が逃がされる。このような追加開口の方向は車体前後方向ではなく車体左右方向であるので、後方へ向かって流れる走行風が車体内部へ侵入しにくく、車体内部の熱気は効率的に散逸させられる。
防風板91がエンジン210と操作コラム部との間に設けられているのみならず、開口部が防風板91の手前に設けられていることにより、エンジン210およびエンジンラジエーター70において発生して流れてくる熱い空気が後方のオペレーターへ伝わりにくく、防風板91の手前の高い箇所における熱い空気の滞留が抑制されるので、防風板91の下方のエアクリーナー温度およびエアクリーナー周辺の温度を低く抑えることができる。さらに、このような開口部は左右方向に開けられているので、走行風が前から侵入しにくく、車体内部の熱気を効率的に逃がすことができる。
本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部10Uの中央から熱気を逃がすための方法の説明図(その十三および十四)である図37(a)および37(b)に示されているように、上側フード部10Uの上部における追加開口の断面形状は、雨の雫のような上方からの水が外側方へ向かって流れて内部へ浸入しにくい断面形状であり、追加開口の大きさは、指が入っても手首は入らず、手全体が奥まで入らない大きさであることがしばしば望ましい。
(3d)熱気が外部へ抜けるように、フロントエンジンであるエンジン210の後側から熱風を逃がすための方法について具体的に説明する。
本発明における実施の形態の田植え機のエンジン210の後側から熱風を逃がすための方法の説明図(その一から三)である図38から40に示されているように、たとえば、左側フード部10Lの後方のパンチングメタルによる開口部は、破線で示された防風板91およびターポリン92の配置位置を基準として、30~40ミリメートルほど後ろの位置まで広がるように設けられているので、エンジン210の後方を流れる熱風がパンチングメタル開口部からほとんど全て抜出て後方の操作部側へ回込みにくい。
防風板91がエンジン210と操縦装置230の操作コラム部との間の空間の上方に設けられているのみならず、ターポリン92が下方に設けられており、トランスミッションミッションケースの上方の壁が右側のエンジンラジエーター70から左側のリザーブタンクおよびHSTモーター部までの間の位置において形成されている。これに加えて、左側フード部10Lの後方の追加開口部である、左側フード部10Lの側方の開口部は、防風板91およびターポリン92が設けられている位置と比べて、側面視においてやや後方の位置まで延びるように形成されている。
車体全長を短くするために、エンジン210と操作コラム部との間の距離ができるだけ小さくなる構成が採用されており、両者が側面視において重なる部分も存在するが、ターポリン92による壁がエンジン210と操作コラム部との間に操作コラム部を覆うように設けられているので、エンジンラジエーター70から排出されてエンジン210の後側へ回込んでくる熱風は、操作パネル側やオペレーターへ流れにくく、車体左側へと送られて左側フード部10Lの開口部から外部へ効率的に逃がされる。このような左側フード部10Lの開口部が、ターポリン92が設けられている位置と比べて、側面視においてやや後方の位置まで延びるように形成されていることにより、必ずしも形状が安定的ではないターポリン92の壁でも、熱風が左側フード部10Lとターポリン92との間の隙間から後側の操作パネル側およびオペレーター側へ漏れることを十分に抑制することができ、熱風は車体100の左側部から排出される。
(3e)フロントエンジンであるエンジン210のために設けられたエアクリーナー吸入ホース93のエアクリーナー吸入口について具体的に説明する。
本発明における実施の形態の田植え機のエアクリーナー吸入ホース93のエアクリーナー吸入口の説明図(その一から三)である図41から43に示されているように、たとえば、右側フード部10Rの上方の追加開口部である、右側フード部10Rの上方のパンチングメタルによる開口部は、エアクリーナー吸入ホース93の吸入口下端部の位置と比べて、10ミリメートルほど下方の位置まで広げられているので、冷たい外気のエアクリーナー吸込みは効率的に行われる。水が直接的に侵入しにくいように、エアクリーナー吸入ホース93の吸入口の側方の開放は行われないことが望ましい。
エアクリーナー吸入ホース93はエンジン210の中央上部に配置されたエアクリーナー本体から延ばされ、エアクリーナー吸入ホース93の吸入口は車体右側のエンジンラジエーター70の上方へ配置されている。エアクリーナー吸入ホース93の吸入口は、エンジンラジエーター70を箱形状で囲む右側フード部10Rおよびシュラウド70Sの部屋の内部に配置されている。ある程度の間隔が空隙として確保されるように、壁が車体右側に向けられた吸入口の側方に右側フード部10Rで形成されており、右側フード部10Rの開放部は吸入口の側方位置のやや下方に配置されている。
エアクリーナー吸入口がエアクリーナー吸入ホース93により区切られたエンジンラジエーター70の部屋の内部に設けられていることにより、エンジン210の周辺の熱い空気はエアクリーナーにより吸込まれにくく、性能向上が実現される。また、吸入口の側方へ設けられた壁から少し下方で外部と連通する、右側フード部10Rの開放部が設けられていることにより、雨水および洗車水の吸込みが発生しにくいのみならす、冷たい外気が吸込まれやすいので、性能向上が期待される。
(3f)フロントエンジンであるエンジン210のエンジンフード10のフード正面開口による効率的な冷却構成について具体的に説明する。
本発明における実施の形態の田植え機のエンジンフード10のフード正面開口による効率的な冷却構成の説明図(その一および二)である図44および45に示されているように、前側フード部10Fの前面追加開口部は、前側フード部10Fの前面の上側の1/3から1/2ほどの範囲に設けられている。
具体的には、開口部が前側フード部10Fの前上面の1/3から1/2ほどの高さの範囲でエンジンフード10の前上部に設けられており、これに加えて、後述されるように、前側フード部10Fから左側フード部10Lおよび右側フード部10Rへの移行部である角部近傍の上方であってヘッドライト20の下方の部分の周辺の範囲において、スリットなどのような開口部が設けられている。
エンジン210の前側を流れる熱風を排出するためのみならず、走行が行われているとき、前側からの走行風を取込むために、このような開口部は、5.5ミリメートル以内の幅の大きさの溝または穴などで構成されている。
上述された前面の開放部が広すぎると、取込まれる空気が増えて左側から排出される風量および風速が増大し、走行速度が大きいとき、熱気がオペレーターへ到達して不快感が惹起されることがあり、開放部が逆に狭すぎると、外気が十分に取込まれず、エンジン210およびエンジン周辺の冷却効果が悪化する影響が惹起されることがあるので、開放面積の増減による調節機能が実装されてもよい。
本発明における実施の形態の田植え機のエンジンフード10のフード正面開口による効率的な冷却構成の説明図(その三から五)である図46から48に示されているように、左側フード部10Lまたは右側フード部10Rの前面追加開口部は、たとえば、左側フード部10Lのヘッドライト20の左側の下側または上側に設けられている。このような開口部は、5.5ミリメートル以内の幅の大きさの溝または穴などで構成されている。これは、斜め前側のヘッドライト20に向かってエンジン210の上方を流れる、大きい風量の熱風を排出するためである。
フロントエンジンであるエンジン210の右側に配置されたエンジンラジエーター70を利用することにより、熱風が右側から左側へ流される構成において、左前斜め上側へ向かって流れる熱風の風量がしばしば最も多くなる。このため、走行が行われているとき、走行風がエンジンフード10の前上部に設けられた開口部から入って多くの熱風と衝突することにより、冷却効果が発揮され、さらに、このような開口部から入る空気は内部の熱気を左側フード部10Lの開口部などから押出す流れも生成するので、たとえば、走行負荷が発生して多くの熱がエンジン210から発生しているとき、効率的な冷却が実現される。走行が行われていないとき、走行風は車体停止にともなって存在せず、空気は外部から入らないが、エンジンラジエーター70から流れてくる多くの熱気は上述された開口部から直接的に外部へ出ていくので、車体100が停止しているときでも、冷却効果を向上することができる。
(3g)フロントエンジンであるエンジン210の上側フード部10Uの前後2分割構成について具体的に説明する。
本発明における実施の形態の田植え機の上側フード部10Uの前後2分割構成の説明図(その一から三)である図49(a)から49(c)に示されているように、上側フード部10Uは、防風板91が配置されている位置の手前で、前後方向において分割されている。分割によって形成された前部分および後部分の形状はそれぞれ凹形状および凸形状であり、これらの部分は重ねて組付けられ、凹形状および凸形状が前後方向のラインで重なる箇所における上下方向の小さい乖離が設けられることにより、組付けにともなう隙間による左右方向の開口部が形成されている。凹形状および凸形状が重なる箇所においては、高い後側が低い前側へ上から重ねられて組付けが行われる。前方へ向かってのスライドによる前部分のみの簡単な取外しでエンジン210の一通りのメンテナンスを行うことができるのみならず、取外されずに残っている凸形状の後部分と直下のエアクリーナーとの間にはクリアランスが設けられているので、エアクリーナーを傾けて持上げることにより、フィルター交換を容易に行うことができる。
大きな上側フード部10Uは前後方向において分割されており、前部分のみの取外しでエンジン210のメンテナンスを行うことができるので、作業性が簡単なフード取外しの実現により向上される。上側フード部10Uの左右方向の開口部が設けられるように、隙間が前部分および後部分が重ねて組合わせられる部分に形成される構成により、上側フード部10Uのモールド成形型におけるスライド部などは不要であり、廉価な構成が実現される。高い側が低い側へ上から重ねられて組付けが行われるので、上から流れてくる雨または洗車水はフード内部のエンジン210に到達しにくい。
(3h)フロントエンジンであるエンジン210の排熱方法について具体的に説明する。
エンジンフード10の前面へスリットを設けることにより、走行が行われているとき、ボンネット内部に滞留する排気を走行風の取込みで排熱することができるが、スリット位置およびスリット幅の大小に依存して排熱を行うことができないことがあり、取込み風量に依存して熱風がオペレーターへ流れることがある。
エンジン210の排熱に適したボンネット内部の構成などについてより具体的に説明すると、つぎの通りである。
本発明における実施の形態の田植え機のエンジン210の排熱方法の説明図(その一)である図50に示されているように、ロワーフードである前側フード部10Fとエンジン210との間へ、遮熱板が設けられている。前側フード部10Fのスリットから入った風は、オペレーターへ流れにくく、アッパーフードである上側フード部10Uへ流れる。
遮熱板は、アルミ製である。エンジン210から発生した温度による影響が吸収されるので、走行が行われているとき、冷却効果が走行風との接触による遮熱板そのものの空冷により増大する。
本発明における実施の形態の田植え機のエンジン210の排熱方法の説明図(その二)である図51に示されているように、遮熱板は左側フード部10Lおよび右側フード部10Rへ設けられたレールに沿って動くことができる。前側フード部10Fから流れてくる風の風量、および遮熱板を通って上側フード部10Uへ流れる風の風量が、調節可能になる。
上述されたように、遮熱板は左側フード部10Lおよび右側フード部10Rへ設けられたレールに沿って動くことができ、前側フード部10Fから流れてくる風の風量、および遮熱板を通って上側フード部10Uへ流れる風の風量を調節することができる。風量がこのように調節可能であるので、走行速度および気候を考慮し、排熱およびオペレーターへの熱風の流出などを調節することができる。
本発明における実施の形態の田植え機のエンジン210の排熱方法の説明図(その三)である図52に示されているように、遮熱板へ設けられたレバーはコラムカバーから突出させられる。オペレーターの手元での容易な操作が、実現される。
本発明における実施の形態の田植え機のエンジン210の排熱方法の説明図(その四)である図53に示されているように、上述されたレバーを上下方向において動かすことにより、遮熱板は矢印で示された方向においてスライドさせられる。遮熱板の動線とレバーの動線とは一致するので、操作ミスはほとんどない。
本発明における実施の形態の田植え機のエンジン210の排熱方法の説明図(その五)である図54に示されているように、遮熱板はアームでモーターと繋がれている。遮熱板の電動化が、実現される。
熱電対が、モニターパネルの縁に沿って設けられている。オペレーターへ届いている風の計測温度は、液晶モニターにおいて表示される。オペレーターへ影響する温度は、可視化される。
上述された液晶モニターが利用される構成において、計測温度が所定の温度を超えると、視覚的なまたは聴覚的な高温注意の警報がオペレーターへ出力される。安全性が、向上される。
熱電対で検知された温度に基づいて、モーターで遮熱板の位置を自動的に調節することにより、排熱が効率的に行われるのみならず、オペレーターへの熱風の流出も防がれる。熱風がオペレーターへ届かず排熱が効率的に行われる位置へ遮熱板が動かされるように、リアルタイム制御が行われる。
本発明における作業車両は、エンジンフードの取付けおよび取外しをともなうメンテナンス作業のより高い作業性を実現することができ、田植え機などのような作業車両に利用する目的に有用である。
10 エンジンフード
10U 上側フード部
10F 前側フード部
10L 左側フード部
10R 右側フード部
10P パネルフード
11U、11F フック部材
11L、11R ボルト部材
12U、12F フック係止部材
12L、12R ボルト締結部材
20 ヘッドライト
20S ヘッドライトステー
21S ボルト部材
30 エンジン補器ステー
30L 左側エンジン補器ステーフレーム
30R 右側エンジン補器ステーフレーム
30B エンジン補器ステーバー
40L 左側フロントステップ
40R 右側フロントステップ
50 フロントステップステー
60 ロアコラムステー
61 バー部材
70 エンジンラジエーター
70S シュラウド
80L 左側直進アンテナステー
80R 右側直進アンテナステー
91 防風板
92 ターポリン
93 エアクリーナー吸入ホース
100 車体
210 エンジン
220 走行装置
221 前輪
222 後輪
230 操縦装置
240 苗植付け装置
241 苗植付け具
242 苗載せ台
250 施肥装置
260 整地装置
261 整地ローター部材
262 整地フロート部材

Claims (4)

  1. 車体(100)の前側部へ設けられたエンジン(210)と、
    前記エンジン(210)を覆うエンジンフード(10)と、
    を備えており、
    前記エンジンフード(10)は、前記車体(100)へ取外し可能に取付けられた上側フード部(10U)と、前記車体(100)へ取外し可能に取付けられた前側フード部(10F)と、前記車体(100)へ固定された左側フード部(10L)と、前記車体(100)へ固定された右側フード部(10R)と、を有し、
    前記上側フード部(10U)の左端部から下方へ向かって立設された重ね代が形成されており、前記左側フード部(10L)の上端部が重ね代として形成されており、それぞれの前記重ね代同士が重合わされることにより、前記上側フード部(10U)は隙間を隔てて外側から前記左側フード部(10L)へ重ねられ、
    前記上側フード部(10U)の右端部から下方へ向かって立設された重ね代が形成されており、前記右側フード部(10R)の上端部が重ね代として形成されており、それぞれの前記重ね代同士が重合わされることにより、前記上側フード部(10U)は隙間を隔てて外側から前記右側フード部(10R)へ重ねられ、
    前記前側フード部(10F)の左端部から後方へ向かって立設された重ね代が形成されており、前記左側フード部(10L)の前端部が重ね代として形成されており、それぞれの前記重ね代同士が重合わされることにより、前記前側フード部(10F)は隙間を隔てて外側から前記左側フード部(10L)へ重ねられ、
    前記前側フード部(10F)の右端部から後方へ向かって立設された重ね代が形成されており、前記右側フード部(10R)の前端部が重ね代として形成されており、それぞれの前記重ね代同士が重合わされることにより、前記前側フード部(10F)は隙間を隔てて外側から前記右側フード部(10R)へ重ねられることを特徴とする作業車両。
  2. 左側フロントステップ(40L)から上方へ向かって立設された重ね代が形成されており、前記左側フード部(10L)の下端部が重ね代として形成されており、それぞれの前記重ね代同士が重合わされることにより、前記左側フード部(10L)は隙間を隔てて外側から前記左側フロントステップ(40L)へ重ねられ、
    右側フロントステップ(40R)から上方へ向かって立設された重ね代が形成されており、前記右側フード部(10R)の下端部が重ね代として形成されており、それぞれの前記重ね代同士が重合わされることにより、前記右側フード部(10R)は隙間を隔てて外側から前記右側フロントステップ(40R)へ重ねられることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記車体(100)の前記前側部へ立設されたエンジン補器ステー(30)と、
    ボルト部材(21S)の締結を利用することにより前記エンジン補器ステー(30)へ固定されたヘッドライト(20)と、
    を備えており、
    前記エンジン補器ステー(30)は、前記車体(100)の左側部へ立設された左側エンジン補器ステーフレーム(30L)と、前記車体(100)の右側部へ立設された右側エンジン補器ステーフレーム(30R)と、前記左側エンジン補器ステーフレーム(30L)と前記右側エンジン補器ステーフレーム(30R)との間を架橋するように設けられたエンジン補器ステーバー(30B)と、を有し、
    前記上側フード部(10U)は、フック部材(11U)の係止を利用することにより前記エンジン補器ステーバー(30B)へ取外し可能に取付けられており、
    前記前側フード部(10F)は、フック部材(11F)の係止を利用することにより前記左側エンジン補器ステーフレーム(30L)および前記右側エンジン補器ステーフレーム(30R)へ取外し可能に取付けられており、
    前記左側フード部(10L)は、ボルト部材(11L)の締結を利用することにより前記左側エンジン補器ステーフレーム(30L)へ固定されており、
    前記右側フード部(10R)は、ボルト部材(11R)の締結を利用することにより前記右側エンジン補器ステーフレーム(30R)へ固定されており、
    前記ヘッドライト(20)は、ヘッドライトステー(20S)を介して前記エンジン補器ステーバー(30B)へ固定されていることを特徴とする請求項2に記載の作業車両。
  4. 前記右側フード部(10R)がエンジンラジエーター(70)の外側ならびに前後および上部を覆い、シュラウド(70S)が前記エンジンラジエーター(70)の内側へ設けられていることにより、前記エンジンラジエーター(70)を囲む箱の形状が形成されており、
    防風板(91)が、前記エンジン(210)と操作コラム部との間に設けられており、
    遮熱板が、前記前側フード部(10F)と前記エンジン(210)との間のスペース、前記上側フード部(10U)と前記エンジン(210)との間のスペース、および前記操作コラム部と前記エンジン(210)との間のスペースへ移動可能に設けられており、
    前記遮熱板は、前記左側フード部(10L)および前記右側フード部(10R)へ設けられたレールに沿って移動することができ、
    排熱およびオペレーターへの熱風の流出が調節されるように、前記遮熱板は熱電対で検知された温度に基づいてモーターで自動的に移動させられることを特徴とする請求項3に記載の作業車両。
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