JP7473429B2 - レーザー加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザー加工装置に関する。
IC、LSI等の複数のデバイスが分割予定ラインによって区画され表面に形成されたウエーハは、レーザー加工装置によって個々のデバイスチップに分割され、携帯電話、パソコン等の電気機器に利用される。
レーザー加工装置は、被加工物(例えば半導体のウエーハ)を保持する保持手段と、該保持手段に保持されたウエーハにレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該保持手段と該レーザー光線照射手段とを相対的に加工送りする送り手段と、を少なくとも備え、ウエーハに所望のレーザー加工を施すことができる。
また、シリコン、サファイア等から構成されるウエーハにレーザー光線を照射すると、デブリと称する溶融物が飛散してレーザー光線照射手段を構成する集光器の集光レンズを汚染することから、集光レンズ側へのデブリの進入を防止すべく、レーザー加工を実施している集光器にエアーを供給して、集光レンズ側からウエーハ側に流れるダウンフローを形成している(例えば、特許文献1を参照)。
特開2011-121099号公報
しかし、集光器の内部に生成する前記ダウンフローの流量や流速には限界があり、ウエーハ側から集光レンズが配設された領域へ進入するデブリを完全に防止することは困難である。これに対し、集光レンズの外側にはデブリから集光レンズを保護すべくカバーガラスが配設されるが、該カバーガラスに付着したデブリを定期的に除去する必要があり、作業が煩雑で生産性を悪化させるという問題がある。
本発明は、上記事実に鑑みなされたものであり、その主たる技術課題は、集光レンズを保護すべく配設されるカバーガラスに付着したデブリを効果的に除去することができ、汚染が蓄積されることを防止することができるレーザー加工装置を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、被加工物を保持する保持手段と、該保持手段に保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該保持手段と該レーザー光線照射手段とを相対的に加工送りする送り手段と、を少なくとも備えたレーザー加工装置であって、該レーザー光線照射手段は、レーザー光線を発振する発振器と、該発振器が発振したレーザー光線を集光する集光器とを備え、該集光器は、集光レンズと、被加工物をレーザー加工する際に飛散するデブリから該集光レンズを保護するカバーガラスと、該カバーガラスに向かってエアーを噴射し、デブリを除去するエアー噴射ノズルと、を含み、該エアー噴射ノズルは、メインノズルと、サブノズルとを備え、該メインノズルは、該カバーガラスに向けてエアーを噴射し、該サブノズルは、該メインノズルから噴射されたエアーに向けてエアーを噴射することにより該メインノズルから噴射されたエアーの噴射方向を調整するレーザー加工装置が提供される。
該集光器は、該カバーガラスを囲繞し被加工物側に突出する筒体と、レーザー加工時に該筒体の内部にエアーを供給して該筒体の内部にデブリの進入を防止するダウンフローを生成するダウンフロー生成部を備えることが好ましい。また、該サブノズルにエアーを供給するエアー流路にバッファータンクを配設し、該メインノズルから噴射するエアーの方向を滑らかに変化させることが好ましい。
本発明のレーザー加工装置は、被加工物を保持する保持手段と、該保持手段に保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該保持手段と該レーザー光線照射手段とを相対的に加工送りする送り手段と、を少なくとも備えたレーザー加工装置であって、該レーザー光線照射手段は、レーザー光線を発振する発振器と、該発振器が発振したレーザー光線を集光する集光器とを備え、該集光器は、集光レンズと、被加工物をレーザー加工する際に飛散するデブリから該集光レンズを保護するカバーガラスと、該カバーガラスに向かってエアーを噴射し、デブリを除去するエアー噴射ノズルと、を含み、該エアー噴射ノズルは、メインノズルと、サブノズルとを備え、該メインノズルは、該カバーガラスに向けてエアーを噴射し、該サブノズルは、該メインノズルから噴射されたエアーに向けてエアーを噴射することにより該メインノズルから噴射されたエアーの噴射方向を調整するものであることから、カバーガラスの所望の領域にエアーを噴射して、レーザー加工時に飛散して付着したデブリを効果的に除去することができる。
レーザー加工装置の全体斜視図である。 図1に示すレーザー加工装置に配設されたレーザー光線照射手段の光学系、エアー噴射ノズル、及びエアー噴射ノズルにエアーを供給するエアー供給システムの概略を示す概念図である。 (a)図2に示すエアー噴射ノズルの端面、(b)(a)のA-A断面図、(c)(a)のB-B断面図である。 図1に示すレーザー加工装置においてレーザー加工を実施する際の集光器の概略断面図である。 集光器のカバーガラスからデブリを除去するデブリ除去工程の実施態様を示す集光器の概略断面図である。 エアー噴射ノズルのメインノズルから高圧エアーを噴射する態様を示す断面図である。 (a)エアー噴射ノズルのメインノズル、及び第1サブノズルから高圧エアーを噴射する態様を示す断面図、並びにエアー噴射ノズルの端面、(b)エアー噴射ノズルのメインノズル、及び第2サブノズルから高圧エアーを噴射する態様を示す断面図、並びにエアー噴射ノズルの端面、(c)エアー噴射ノズルのメインノズル、及び第3サブノズルから高圧エアーを噴射する態様を示す断面図、並びにエアー噴射ノズルの端面、(d)エアー噴射ノズルのメインノズル、及び第4サブノズルから高圧エアーを噴射する態様を示す断面図、並びにエアー噴射ノズルの端面を示す図である。
以下、本発明に基づいて構成されるレーザー加工装置に係る実施形態について添付図面を参照しながら、詳細に説明する。
図1には、本実施形態のレーザー加工装置2が示されている。レーザー加工装置2は、基台3と、被加工物を保持する保持手段4と、レーザー光線照射手段6と、撮像手段7と、保持手段4とレーザー光線照射手段6とを相対的に加工送りする送り手段として配設された移動手段30と、追って説明する制御手段とを備える。
保持手段4は、図中に矢印Xで示すX軸方向において移動自在に基台3に載置される矩形状のX軸方向可動板21と、図中に矢印Yで示すY軸方向において移動自在にX軸方向可動板21に載置される矩形状のY軸方向可動板22と、Y軸方向可動板22の上面に固定された円筒状の支柱23と、支柱23の上端に固定された矩形状のカバー板26とを含む。カバー板26には長穴を通って上方に延びる円形状のチャックテーブル25が配設されており、チャックテーブル25は、図示しない回転駆動手段により回転可能に構成されている。チャックテーブル25の上面を構成するX軸座標、及びY軸座標により規定される保持面25aは、多孔質材料から形成されて通気性を有し、支柱23の内部を通る流路によって図示しない吸引手段に接続されている。
移動手段30は、基台3上に配設され、保持手段4をX軸方向に加工送りするX軸方向送り手段31と、Y軸方向可動板22をY軸方向に割り出し送りするY軸方向送り手段32と、を備えている。X軸方向送り手段31は、パルスモータ33の回転運動を、ボールねじ34を介して直線運動に変換してX軸方向可動板21に伝達し、基台3上の案内レール3a、3aに沿ってX軸方向可動板21をX軸方向において進退させる。Y軸方向送り手段32は、パルスモータ35の回転運動を、ボールねじ36を介して直線運動に変換してY軸方向可動板22に伝達し、X軸方向可動板21上の案内レール21a、21aに沿ってY軸方向可動板22をY軸方向において進退させる。なお、図示は省略するが、X軸方向送り手段31、Y軸方向送り手段32、及びチャックテーブル25には、位置検出手段が配設されており、チャックテーブル25のX軸座標、Y軸座標、周方向の回転位置が正確に検出されて、その位置情報は、レーザー加工装置2の該制御手段に送られる。そして、その位置情報に基づいて該制御手段から指示される指示信号により、X軸方向送り手段31、Y軸方向送り手段32、及び図示しないチャックテーブル25の回転駆動手段が駆動されて、基台3上の所望の位置にチャックテーブル25を位置付けることができる。
図1に示すように、移動手段30の側方には、枠体37が立設される。枠体37は、基台3上に配設され該X軸方向及び該Y軸方向に直交するZ軸に沿って配設された垂直壁部37a、及び垂直壁部37aの上端部から水平方向に延びる水平壁部37bと、を備えている。枠体37の水平壁部37bの内部には、レーザー光線照射手段6の追って説明する光学系60(図2を参照)が収容されており、該光学系60の一部を構成する集光器64が水平壁部37bの先端部下面に配設されている。集光器64の下端側には、集光器64の内部にエアーを供給するエアー供給ユニット641が形成されている。エアー供給ユニット641にエアーを供給するエアー供給システム8(図2を参照)も水平壁部37bの内部に収容されている。なお、エアー供給ユニット641には、エアーを供給し排出するために複数のエアー流路が接続されるが、図1では省略している。
撮像手段7は、水平壁部37bの先端部下面であって、レーザー光線照射手段6の集光器64とX軸方向に間隔をおいた位置に配設されている。撮像手段7には、可視光線により撮像する通常の撮像素子(CCD)、赤外線を照射する赤外線照射手段、赤外線照射手段により照射されチャックテーブル25上で反射した赤外線を捕らえ該赤外線に対応する電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等が含まれる。撮像手段7によって撮像された画像は、該制御手段に送られ、適宜の表示手段(図示は省略)に表示される。
図1には、レーザー加工装置2と共に、本実施形態によって加工される被加工物として用意されたウエーハ10、及びウエーハ10を、粘着層を備えた保護テープTを介して保持する環状のフレームFが示されている。ウエーハ10は、例えば、厚さが700μmのシリコンウエーハであり、表面には、複数のデバイスが分割予定ラインによって区画され形成されている。
図2には、レーザー光線照射手段6を構成する集光器64の概略断面図と共に、集光器64にレーザー光線を導入する光学系60、及びレーザー光線照射手段6のエアー供給ユニット641にエアーを供給するエアー供給システム8が示されており、以下に各構成について説明する。
レーザー光線照射手段6は、パルス状のレーザー光線LB0を発振する発振器61と、集光器64とを少なくとも備えている。図2に断面図で示された集光器64から理解されるように、集光器64は、矢印Zで示されるZ軸方向(上下方向)において、被加工物側(図中下方向)に突出する筒体640と、筒体640の下方側を構成するエアー供給ユニット641とを備えている。筒体640の内部には集光レンズ65が保持されており、集光レンズ65の被加工物側には、筒体640によって囲繞され保持されたカバーガラス66が配設されている。さらに、本実施形態のレーザー光線照射手段6は、レーザー光線LB0を適宜の出力に調整するアッテネータ62と、アッテネータ62によって出力が調整されたレーザー光線LB1の光路を変更する反射ミラー63とを備えている。反射ミラー63によって反射されたレーザー光線LB1は、集光器64に配設された集光レンズ65によって集光されて集光器64の下方に位置付けられる被加工物に照射される。カバーガラス66は、レーザー光線LB1を透過し被加工物をレーザー加工する際に飛散するデブリから集光レンズ65を保護する。筒体640のエアー供給ユニット641の内部であって、カバーガラス66を透過したレーザー光線LB1が通過する空間S1には、斜め下方からカバーガラス66に向かってエアーを噴射し、カバーガラス66に付着したデブリを除去するエアー噴射ノズル80が配設されている。
上記したエアー噴射ノズル80について、図2、図3を参照しながら、さらに詳細に説明する。図3(a)には、エアー噴射ノズル80の端面80a側から見た図が示され、図3(b)には、図3(a)のA-Aで切断したA-A断面が、図3(c)には、図3(a)のB-Bで切断したB-B断面が示されている。図3(b)に示すA-A断面は、エアー噴射ノズル80の端面80aの中心を通りエアー噴射ノズル80の軸心に沿って且つ垂直な方向で切った縦断面図であり、図3(c)に示すB-B断面は、エアー噴射ノズル80の端面80aの中心を通り、水平を維持しながらエアー噴射ノズル80の先端部から軸心に沿って切った横断面図である。
図3(a)~(c)から理解されるように、エアー噴射ノズル80の端面80aの中央には、大径のメインノズル81が形成され、メインノズル81の周囲には、メインノズル81を囲繞しメインノズル81よりも小径に形成され、円周方向において均等な間隔で配設された4つのサブノズル、すなわち、第1サブノズル82、第2サブノズル83、第3サブノズル84、及び第4サブノズル85が配設されている。メインノズル81は、カバーガラス66の中心に向かうように指向され、各サブノズルの先端側は、メインノズル81の軸心C(=エアー噴射ノズル80の軸心)に向かって傾斜している。
図2に戻り、エアー噴射ノズル80に対してエアーを供給するエアー供給システム8について説明する。エアー供給システム8は、高圧エアーを圧送する高圧エアー供給源P1と、該高圧エアー供給源P1からエアー噴射ノズル80に対してエアーを供給するエアー流路90と、を備える。エアー流路90は、エアー噴射ノズル80のメインノズル81にエアーを供給する第1エアー流路91と、第1サブノズル82にエアーを供給する第2エアー流路92と、第2サブノズル83にエアーを供給する第3エアー流路93と、第3サブノズル84にエアーを供給する第4エアー流路94と、第4サブノズル85にエアーを供給する第5エアー流路95とを含む。
第1エアー流路91上には、第1エアー流路91の開閉を行う第1開閉バルブVL1が、第2エアー流路92上には、第2エアー流路92の開閉を行う第2開閉バルブVL2が、第3エアー流路93上には、第3エアー流路93の開閉を行う第3開閉バルブVL3が、第4エアー流路94上には、第4エアー流路94の開閉を行う第4開閉バルブVL4が、第5エアー流路95上には、第5エアー流路95の開閉を行う第5開閉バルブVL5がそれぞれ配設されている。第2エアー流路92上の第2開閉バルブVL2と第1サブノズル82との間には第1バッファータンクB1が、第3エアー流路93上の第3開閉バルブVL3と第2サブノズル83との間には第2バッファータンクB2が、第4エアー流路94上の第4開閉バルブVL4と第3サブノズル84との間には第3バッファータンクB3が、第5エアー流路95上の第5開閉バルブVL5と第4サブノズル85との間には、第4バッファータンクB4がそれぞれ配設されている。各バッファータンクは、各エアー流路を介して供給された高圧エアーの一部を蓄圧する機能を有していることから、各エアー流路を介して高圧エアーの供給が開始された際に各サブノズルから噴射される高圧エアーの噴射圧力の立ち上がりを緩やかにし、各エアー流路からの高圧エアーの供給が停止された後に各サブノズルから噴射される高圧エアーの噴射圧力が徐々に低下するように機能する。なお、第1~第5開閉バルブVL1~5は、定常状態で閉となる常閉弁であり、制御手段100に記憶された制御プログラムの指令信号に基づき所定のタイミングで開制御される。
本実施形態の集光器64に配設された上記エアー供給ユニット641は、ウエーハ10を加工することにより飛散するデブリが、カバーガラス66側に進入が発生することを抑制するダウンフローを生成するダウンフロー生成部としても機能する。より具体的には、図2に示すように、集光器64のエアー供給ユニット641に、ダウンフロー生成用エアー流路642が形成され、ダウンフロー生成用エアー流路642には、高圧エアー供給源P2からの高圧エアーを供給するための第6エアー流路96が接続され、第6エアー流路96上には、第6エアー流路96を開閉するための第6開閉バルブVL6が配設されている。第6開閉バルブVL6は常閉弁であり、制御手段100に接続され、制御手段100から出される指令信号により開制御される。カバーガラス66を支持する筒体640の内側であって、カバーガラス66の下方には中央に開口68が形成された環状鍔部67が形成されており、カバーガラス66と該環状の鍔部67との間に、環状の空間S2が形成されている。第6エアー流路96を介して供給される高圧エアーは、ダウンフロー用エアー流路642を通り、カバーガラス66の側方から、上記した環状の空間S2に供給され、開口68からエアー噴射ノズル80が配設された下方の空間S1に流れ込むダウンフローとなって排出される。
さらに、エアー供給ユニット641には、吸引流路643と、外気導入路644とが形成され、その一端部は、該下方の空間S1に開口している。吸引流路643の他端部には、第7エアー流路97を介して負圧を供給する吸引源P3に接続され、第7エアー流路97上には、第7エアー流路97を開閉する第7開閉バルブVL7が配設されている。外気導入路644の他端部は、外部に開放されて外気Aを導入する。第7開閉バルブVL7は常閉弁であり、制御手段100に接続され、制御手段100から出される指令信号により開制御される。吸引流路643の一端部は、空間S1を形成する内壁面に、横方向(水平方向)に長い円弧状の吸引用開口部643aを形成している(図示は省略する)。また、外気導入路644の一端部は、空間S1を形成する内壁面において上記した吸引用開口部643aと対向する位置に上記した吸引用開口部643aと同様の、横方向(水平方向)に長い円弧状の外気導入用開口部644aを形成している(図示は省略する)。第6エアー流路96を介して供給された高圧エアーが開口68から下方の空間S1に流れ込むダウンフローを形成する際に、上記吸引源P3を作動すると共に第7開閉部バルブVL7を開放することで、該下方の空間S1に流れ込むダウンフローに含まれるデブリ110を、外部に漏らすことなく吸引用開口部643aから吸引することができる。
本実施形態のレーザー加工装置2は、概ね上記したとおりの構成を備えており、以下にその機能、作用について説明する。
初めに、上記したレーザー加工装置2を使用してウエーハ10の表面にレーザー加工溝を形成するレーザー加工を実施する際に、レーザー光線照射手段6のエアー供給ユニット641をダウンフロー生成部として機能するように作動させる場合について説明する。
まず、図1に示すレーザー加工装置2のチャックテーブル25上に保護テープTを介してフレームFに支持されたウエーハ10を載置して吸引保持する。次いで、移動手段30を作動して、チャックテーブル25を撮像手段7の下方に位置付けてウエーハ10を上方から撮像してアライメントを実施し、ウエーハ10上のレーザー加工を施す加工位置(例えば、デバイスを区画する分割予定ラインの位置)を検出し、制御手段100に該加工位置の位置情報を記録する。
該アライメントにより検出された該位置情報に基づいて移動手段30を作動して、図4に示すように、ウエーハ10においてレーザー加工を施す位置の上方にレーザー光線照射手段6の集光器64を位置付ける。次いで、第6開閉バルブVL6、第7開閉バルブVL7を開とすると共に、高圧エアー供給源P2、及び吸引源P3を作動し、エアー供給ユニット641の下方の空間S1に向かって流れるダウンフローF1を生じさせると共に、該空間S1の下方において、外気導入用開口部644aから吸引用開口部643aに流れる回収フローF2を形成する。次いで、集光器64を作動して、レーザー光線LB1の集光点位置をウエーハ10の表面10aに位置付け、レーザー光線照射手段6を作動してレーザー光線LB1を照射しつつ、移動手段30を送り手段として作動してチャックテーブル25を矢印Xで示す方向に加工送りしながら、ウエーハ10の表面10aにレーザー加工溝11を形成する。
なお、上記したレーザー加工を実施する際のレーザー加工条件は、例えば、以下のように設定される。
波長 :355nm
繰り返し周波数 :50kHz
平均出力 :4W
加工送り速度 :150mm/秒
上記したレーザー加工を実施することで、ウエーハ10の表面10aにレーザー加工溝11が形成され、この際、シリコンが溶融してできる粒子状のデブリ110が発生して上方に飛散する。このデブリ110は、集光器64の内部に進入するが、上記したように、エアー供給ユニット641の内部の下方の空間S1にダウンフローF1が発生していることで、上方に飛散したデブリ110の殆どは、カバーガラス66に到達することなく下方側に導かれ、エアー供給ユニット641の下方側を流れる回収フローF2によって、吸引流路643に回収される。なお、図示は省略するが、吸引流路643に接続される第7エアー流路97には、エアーフィルターが配設され、吸引されたデブリ110が回収される。このように、集光器64のエアー供給ユニット641にダウンフロー生成部としての機能を持たせることで、レーザー加工時に飛散するデブリ110がカバーガラス66に付着することが抑制され、飛散したデブリ110は第7エアー流路97において回収することができる。チャックテーブル25を加工送りする移動手段30を作動しながら、ウエーハ10上の所定の加工位置すべてにレーザー加工を実施することで、加工位置から飛散するデブリ110を回収しながらウエーハ10に対するレーザー加工を完了させる。
上記したようにレーザー加工を実施することで、カバーガラス66に対するデブリ110の付着はある程度抑制されるものの、図4に示したダウンフローF1を生じさせていたとしても、デブリ110による汚染を完全に防止することは困難である。よって、上記したレーザー加工を所定回数実施した後、任意のタイミングで、以下に説明するカバーガラス66からデブリ110を除去するデブリ除去工程を実施する。図1、図2、及び図5~図7を参照しながら、該デブリ除去工程について説明する。
該デブリ除去工程を実施するに際し、該移動手段30を作動して、チャックテーブル25を、ウエーハ10をチャックテーブル25に搬出入する搬出入位置(図1においてチャックテーブル25が位置付けられている位置)に移動させる。次いで、図2に示す第6開閉バルブVL6を閉じた状態で、高圧エアー供給源P2を停止させ、第7開閉バルブVL7を開として吸引源P3を作動する。次いで、高圧エアー供給源P1を作動すると共に、第1開閉バルブVL1を開とする。これにより、エアー噴射ノズル80の端面80aのA-A断面を示す図6から理解されるように、エアー流路90のうち、第1エアー流路91のみを介してエアー噴射ノズル80に高圧エアーが供給されて、メインノズル81からのみ高圧エアー120Aが噴射される。噴射された高圧エアー120Aは、メインノズル81の軸心Cに沿う方向に直進して、図5に示すように、カバーガラス66の略中央に吹き付けられ、カバーガラス66の中央領域に付着したデブリ110を剥離して落下させる。カバーガラス66の中央領域から剥離されたデブリ110は、空間S1を落下すると共に、吸引用開口部643aと外気導入用開口部644aとにより形成される回収フローF2の流れに乗り、吸引流路643から吸引され、第7エアー流路97を介して回収される。
上記したようにエアー噴射ノズル80のメインノズル81から高圧エアー120Aが所定時間噴射されたならば、第1開閉バルブVL1を開としたまま、すなわち、メインノズル81から直進する高圧エアー120Aを噴射させたまま、第2開閉バルブVL2を開とする。これにより、エアー噴射ノズル80の端面80aのA-A断面を示す図7(a)に示すように、第2エアー流路92に高圧エアーが導入され、第1サブノズル82からも高圧エアーが噴射される。上記したように、第1サブノズル82は、メインノズル81の軸心Cに向けて傾斜しており、第1サブノズル82から噴射される高圧エアーはメインノズル81から噴射される高圧エアー120Aに向けて噴射され、その結果、メインノズル81から噴射される高圧エアー120Aは、第1サブノズル82から噴射される方向C1に沿うように調整された高圧エアー120Bとなる。この高圧エアー120Bが噴射される方向は、図7(a)の右方側に示すように第3サブノズル84側に向かう方向であり、高圧エアー120Bは、図5でみて、カバーガラス66のエアー噴射ノズル80から離れる方向(図中右方向)の領域に噴射される。ところで、本実施形態の第2エアー流路92には、上記したように第1バッファータンクB1が配設されている。よって、上記した第1バッファータンクB1が作用することにより、第1サブノズル82から噴射される高圧エアーの噴射圧力は徐々に高くなり、エアー噴射ノズル80のメインノズル81から噴射される高圧エアー120Aの方向は、高圧エアー120Bに急激に切り替わらず、滑らかに切り替わるように調整される。したがって、カバーガラス66において高圧エアー120Aが強く吹き付けられていた領域と、高圧エアー120Bが強く吹き付けられる領域の中間領域にも高圧エアーが十分に吹き付けられてカバーガラス66に付着したデブリ110が良好に除去される。
エアー噴射ノズル80から上記した高圧エアー120Bを所定時間の間噴射したならば、第2開閉バルブVL2を閉じると共に、第3エアー流路93に配設された第3開閉バルブVL3を開とする。これにより、第2エアー流路92に対する高圧エアーの供給が停止され、エアー噴射ノズル80の端面80aのB-B断面を示す図7(b)から理解されるように、第3エアー流路93に高圧エアーが導入され第2サブノズル83から高圧エアーが噴射される。この結果、図7(a)に示す方向C1に向けて噴射されていた高圧エアー120Bは、図7(b)に示すように、第2サブノズル83から噴射される方向に沿う方向C2に沿うように調整された高圧エアー120Cとなる。この高圧エアー120Cが噴射される方向は、図7(b)の右方側に示すように、第2サブノズル83から第4サブノズル85側に向かう方向であり、高圧エアー120Cは、図5に示すカバーガラス66におけるY軸方向(紙面に垂直な方向)の奥側に指向する方向の領域に噴射される。ところで、本実施形態の第3エアー流路93にも、上記したように第2バッファータンクB2が配設されている。よって、第2開閉バルブVL2を閉じると同時に、第3エアー流路93に配設された第3開閉バルブVL3を開とした場合、上記した第1バッファータンクB1と、第2バッファータンクB2とが作用することにより、第1サブノズル82から噴射される高圧エアーの噴射圧力が徐々に低くなると共に、第2サブノズル83から噴射される高圧エアーの噴射圧力が徐々に高くなることから、エアー噴射ノズル80から噴射されていた高圧エアー120Bは、高圧エアー120Cに急激に切り替わらず、滑らかに切り替わるように調整される。したがって、カバーガラス66において高圧エアー120Bが強く吹き付けられていた領域と、高圧エアー120Cが強く吹き付けられる領域の中間領域にも高圧エアーが十分に吹き付けられて、該領域のカバーガラス66に付着していたデブリ110が良好に除去される。
さらに、エアー噴射ノズル80から上記した高圧エアー120Cを所定時間の間噴射したならば、第3開閉バルブVL3を閉じると同時に、第4エアー流路94に配設された第4開閉バルブVL4を開とする。これにより、第3エアー流路93に対する高圧エアーの供給が停止され、エアー噴射ノズル80の端面80aのA-A断面を示す図7(c)に示すように、第4エアー流路94に高圧エアーが導入されて第3サブノズル84から該高圧エアーが噴射される。この結果、図7(b)に示す方向C2に向けて噴射されていた高圧エアー120Cが、図7(c)に示すように、第3サブノズル84から噴射される方向に沿う方向C3に沿うように調整された高圧エアー120Dとなる。この高圧エアー120Dが噴射される方向は、図7(c)の右方側に示すように、第3サブノズル84から第1サブノズル82側に向かう方向であり、この高圧エアー120Dは、図5に示すカバーガラス66におけるX軸方向のエアー噴射ノズル80が配設された側(図中左方向)の領域に噴射される。ところで、本実施形態の第4エアー流路94にも、上記したように第3バッファータンクB3が配設されている。よって、第3開閉バルブVL3を閉じると同時に、第4エアー流路94に配設された第4開閉バルブVL4を開とした場合、上記した第2バッファータンクB2と、第3バッファータンクB3とが作用することにより、第2サブノズル83から噴射される高圧エアーの噴射圧力が徐々に低くなると共に、第3サブノズル84から噴射される高圧エアーの噴射圧力が徐々に高くなることから、エアー噴射ノズル80から噴射されていた高圧エアー120Cは、高圧エアー120Dに急激に切り替わらず、滑らかに切り替わるように調整される。したがって、カバーガラス66において高圧エアー120Cが強く吹き付けられていた領域と、高圧エアー120Dが強く吹き付けられる領域の中間領域にも高圧エアーが十分に吹き付けられて、該領域のカバーガラス66に付着していたデブリ110が良好に除去される。
そして、エアー噴射ノズル80から上記した高圧エアー120Dを所定時間の間噴射したならば、第4開閉バルブVL4を閉じると同時に、第5エアー流路95に配設された第5開閉バルブVL5を開とする。これにより、第4エアー流路94に対する高圧エアーの供給が停止され、エアー噴射ノズル80の端面80aのB-B断面を示す図7(d)に示すように、第5エアー流路95に高圧エアーが導入されて第4サブノズル85から噴射される。この結果、図7(c)に示す方向C3に向けて噴射されていた高圧エアー120Dが、図7(d)に示すように、第4サブノズル85から噴射される方向に沿う方向C4に沿うように調整された高圧エアー120Eとなる。この高圧エアー120Eが噴射される方向は、図7(d)の右方側に示すように、第4サブノズル85から第2サブノズル83側に向かう方向であり、この高圧エアー120Eは、図5に示すカバーガラス66において、図5が記載された紙面の手前側に指向する方向の領域に噴射される。ところで、本実施形態の第5エアー流路95にも、上記したように第4バッファータンクB4が配設されている。よって、第4開閉バルブVL4を閉じると同時に、第5エアー流路95に配設された第5開閉バルブVL5を開とした場合、上記した第3バッファータンクB3と、第4バッファータンクB4とが作用することにより、第3サブノズル84から噴射される高圧エアーの噴射圧力が徐々に低くなると共に、第4サブノズル85から噴射される高圧エアーの噴射圧力が徐々に高くなることから、エアー噴射ノズル80から噴射されていた高圧エアー120Dは、高圧エアー120Eに急激に切り替わらず、滑らかに切り替わるように調整される。したがって、カバーガラス66において高圧エアー120Dが強く吹き付けられていた領域と、高圧エアー120Eが強く吹き付けられる領域の中間領域にも高圧エアーが十分に吹き付けられて、該領域のカバーガラス66に付着していたデブリ110が良好に除去される。
以上により、エアー噴射ノズル80から噴射される高圧エアーの方向が、C→C1→C2→C3→C4と変化して、カバーガラス66の所望の領域に順次噴射され、結果として、カバーガラス66の全領域に満遍なく噴射される。これにより、カバーガラス66に付着していたデブリ110を効果的に除去することができる。また、各サブノズルに高圧エアーを供給するエアー流路90のそれぞれに、バッファータンクを配設していることから、エアー噴射ノズル80から噴射される高圧エアーの方向が滑らかに変化することから、エアー噴射ノズル80から噴射される高圧エアーの方向がC→C1→C2→C3→C4と変化する間の中間領域にも十分に高圧エアーが噴射されて、デブリ110がカバーガラス66の表面に残存するという問題が解消する。
上記した実施形態では、エアー噴射ノズル80形成されたメインノズル81の外周領域に均等な間隔で4つのサブノズルを配設したが、本発明はこれに限定されず、サブノズルの数は、任意に設定することが可能である。しかし、カバーガラス66の全領域に対して高圧エアーを噴射するためには、メインノズル81を囲繞するサブノズルを3つ以上配設することが好ましい。
また、上記した実施形態では、エアー噴射ノズル80から噴射される高圧エアーの方向を、C→C1→C2→C3→C4と変化させて、カバーガラス66の所望の領域に順次噴射させるようにしたが、この動作を複数回繰り返して実行し、カバーガラス66上に残存するデブリ110の数をより減少させることもできる。
さらに、上記した実施形態では、高圧エアー供給源P1と、高圧エアー供給源P2とを別途用意するようにしたが、本発明はこれに限定されず、1つの高圧エアー供給源P1を共用することもできる。
2:レーザー加工装置
3:基台
4:保持手段
6:レーザー光線照射手段
60:光学系
61:発振器
62:アッテネータ
63:反射ミラー
64:集光器
640:筒体
641:エアー供給ユニット
642:ダウンフロー用エアー流路
643:吸引流路
643a:吸引用開口部
644:外気導入路
644a:外気導入用開口部
65:集光レンズ
66:カバーガラス
67:環状鍔部
68:開口
8:エアー供給システム
80:エアー噴射ノズル
80a:ノズル端面
81:メインノズル
82:第1サブノズル
83:第2サブノズル
84:第3サブノズル
85:第4サブノズル
10:ウエーハ
11:レーザー加工溝
21:X軸方向可動板
22:Y軸方向可動板
25:チャックテーブル
30:移動手段
31:X軸方向送り手段
32:Y軸方向送り手段
37:枠体
37a:垂直壁部
37b:水平壁部
80:エアー噴射ノズル
80a:端面
90:エアー流路
91:第1エアー流路
92:第2エアー流路
93:第3エアー流路
94:第4エアー流路
95:第5エアー流路
96:第6エアー流路
97:第7エアー流路
110:デブリ
120A~120E:高圧エアー
B1:第1バッファータンク
B2:第2バッファータンク
B3:第3バッファータンク
B4:第4バッファータンク
F1:ダウンフロー
F2:回収フロー
VL1:第1開閉バルブ
VL2:第2開閉バルブ
VL3:第3開閉バルブ
VL4:第4開閉バルブ
VL5:第5開閉バルブ
VL6:第6開閉バルブ
S1、S2:空間
LB0、LB1:レーザー光線
P1、P2:高圧エアー供給源
P3:吸引源

Claims (3)

  1. 被加工物を保持する保持手段と、該保持手段に保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段と、該保持手段と該レーザー光線照射手段とを相対的に加工送りする送り手段と、を少なくとも備えたレーザー加工装置であって、
    該レーザー光線照射手段は、レーザー光線を発振する発振器と、該発振器が発振したレーザー光線を集光する集光器とを備え、
    該集光器は、集光レンズと、被加工物をレーザー加工する際に飛散するデブリから該集光レンズを保護するカバーガラスと、該カバーガラスに向かってエアーを噴射し、デブリを除去するエアー噴射ノズルと、を含み、
    該エアー噴射ノズルは、メインノズルと、サブノズルとを備え、該メインノズルは、該カバーガラスに向けてエアーを噴射し、該サブノズルは、該メインノズルから噴射されたエアーに向けてエアーを噴射することにより該メインノズルから噴射されたエアーの噴射方向を調整するレーザー加工装置。
  2. 該集光器は、該カバーガラスを囲繞し被加工物側に突出する筒体と、レーザー加工時に該筒体の内部にエアーを供給して該筒体の内部にデブリの進入を防止するダウンフローを生成するダウンフロー生成部を備える請求項1に記載のレーザー加工装置。
  3. 該サブノズルにエアーを供給するエアー流路にバッファータンクを配設し、該メインノズルから噴射するエアーの方向を滑らかに変化させる請求項1、又は2に記載のレーザー加工装置。
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