JP7473412B2 - 曲面ガラスの搬送コンベア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車車両の組み立てラインにおいて、湾曲形状を有する曲面ガラスを搬送するための曲面ガラスの搬送コンベア構造に関するものである。
従来、自動車のフロントガラスやリアガラス等のように緩やかな湾曲面を有する曲面ガラスは、搬送ラックや搬送コンベアを利用して製造ラインから組立ラインまで搬送される。組立ラインまで搬送された曲面ガラスは、人手、または移載装置によって別の部品移送コンベアに移載されて最終的な組立エリアまで搬送される。
最終的な組立エリアまでガラスを搬送する部品移送コンベアでは、左右側に2列に並んだ一組のコンベアを複数組で前後進行方向に直列に配設している。このようにして曲面ガラスは、部品移送コンベアによって最終的な組立エリアである車体フレームに組み付ける位置まで搬送される。
部品移送コンベアにより車体フレームに組付ける位置まで搬送された曲面ガラスは、部品移送コンベアの終端部近傍に配設した移し替え装置により吸着保持されて部品移送コンベアから車体フレームの組付け位置に移し替えられる。この際、ガラスの吸着移し替え装置は、移し替え時に曲面ガラスが揺動しないように曲面ガラスの重心位置を目指して吸着する。
そのため、車体フレームの組付け位置まで同じ姿勢で搬送されるように曲面ガラスを常に一定の場所で同じ姿勢のまま停止、搬送されるようにしており、そのために吸着移し替え装置は、曲面ガラスの重心位置で吸着して曲面ガラスが揺動しないようにして車体フレーム組付け位置に正確に移し替える。
しかしながら、曲面ガラスは、部品移送コンベア上面で下方凸形状の姿勢で載置されているため、部品移送コンベアによる搬送時の揺動や直列に接続配設した複数の移送コンベア間における受け渡し衝撃などによって搬送時の姿勢や停止位置などにばらつきを生起していた。
従って、このような曲面ガラスの搬送時には、他のコンベアに移し替える時に曲面ガラスの重心位置で可及的に正確に吸着できるように吸着移送装置の吸着位置を微調整する作業が必要であった。
そのために曲面形状を有する被搬送物の搬送時における姿勢や位置のばらつきを抑制する手段として、特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1には、管棒状物を一定の間隔で順次搬送する供給コンベアと、供給コンベアに交差し、交差部で供給コンベアから管棒状物を選別する選別コンベアと、選別コンベアに管棒状物と略同一の凹部形状を有する中空アタッチメントに管棒状物を収納して搬送するように構成した管棒状物の搬送機構が開示されている。この搬送機構で搬送される管棒状物は供給コンベアから選別コンベアに受け渡される際、中空アタッチメントに嵌合収納されて管棒状物の正確な位置決めがなされている。
特開平7-187362号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、被搬送物の形態に応じた中空凹部を有するアタッチメントを必要とするため、被搬送物の形態に合わせてその都度中空のアタッチメントを取り替える必要が有りかかる取り換え作業が煩雑であった。
かかる問題を鑑みて本発明は、自動車などの曲面形状を有するフロントガラスを被搬送物として搬送する際に搬送位置や姿勢のばらつきを可及的に抑制することができると共に、被搬送物の大きさや曲面形状に違いがあったとしても順応対応することができる曲面ガラスの搬送コンベア構造を提供せんとするものである。
本発明の第1の態様は、受渡しコンベアと、受取りコンベアと、その間に介設した仲介コンベアとよりなり、受渡しコンベアと受取りコンベアはそれぞれ平行した複数の単体コンベアより構成し、各コンベアの受渡し部と受取り部とは所定間隔で隔離して配設し、仲介コンベアは各コンベアの受渡し部と受取り部の間に介在配設し、しかも、受渡しコンベアと受取りコンベアの表面側には少なくとも搬送対象たる曲面ガラスの前後及び左右の各幅員よりも短い間隔位置に曲面ガラスを支持するための前後左右の支持突起を立設すると共に、仲介コンベアの表面側には曲面ガラスの下方凸状曲面の中央部を支持するための中央突起を立設したことを特徴とする曲面ガラスの搬送コンベア構造である。
本発明の第2の態様は、受渡しコンベアの終端部においては曲面ガラスの搬送時に受渡しコンベアの終端部に立設した左右の支持突起と仲介コンベアの中央突起とが略横一直線に並ぶように各コンベアの始動のタイミングを制御し、また、受取りコンベアの始端部においては受取りコンベアの始端部における左右の支持突起と仲介コンベアの中央突起とが略横一直線に並ぶように各コンベアの始動のタイミングを制御したことを特徴とする曲面ガラスの搬送コンベア構造である。
本発明の第1の態様によれば、受渡しコンベアと、受取りコンベアと、その間に介設した仲介コンベアとよりなり、受渡しコンベアと受取りコンベアはそれぞれ平行した複数の単体コンベアより構成し、各コンベアの受渡し部と受取り部とは所定間隔で隔離して配設し、仲介コンベアは各コンベアの受渡し部と受取り部の間に介在配設し、しかも、受渡しコンベアと受取りコンベアの表面側には少なくとも搬送対象たる曲面ガラスの前後及び左右の各幅員よりも短い間隔位置に曲面ガラスを支持するための前後左右の支持突起を立設すると共に、仲介コンベアの表面側には曲面ガラスの下方凸状曲面の中央部を支持するための中央突起を立設したことを特徴としたため、曲面ガラスの長手方向の向きを搬送方向に対して“直交”または“平行”のいずれの向きとしても曲面ガラスが前後左右の支持突起の4点で正確に支持されているので、搬送中に振動や受渡しの不都合で受渡しの位置ずれが生起する虞を低減することができる効果がある。
また、曲面ガラスの下方凸状曲面の中央部を中央突起で支持する構成としたため、受渡しコンベアから仲介コンベアに受け渡す際、また仲介コンベアから受取りコンベアに受け渡す際に水平回転モーメントが曲面ガラスに発生することを防止し、その結果曲面ガラスの姿勢が変わって進行方向に対して傾斜姿勢となる虞を解消し、また、受け渡し時における曲面ガラスの傾き変位を抑制して受取りコンベアへの受け渡し位置や姿勢のばらつきを抑制してガラスの正確な規定姿勢を保持して次の工程への受渡しと所定の作業を円滑に遂行することができる効果がある。
本発明の第2の態様によれば、受渡しコンベアの終端部においては曲面ガラスの搬送時に受渡しコンベアの終端部に立設した左右の支持突起と仲介コンベアの中央突起とが略横一直線に並ぶように各コンベアの始動のタイミングを制御し、また、受取りコンベアの始端部においては受取りコンベアの始端部における左右の支持突起と仲介コンベアの中央突起とが略横一直線に並ぶように各コンベアの始動のタイミングを制御したことにより、受渡しコンベアの始端部から受取りコンベアの終端部まで曲面ガラスの搬送支持形態が必ず4点支持から3点支持へ、あるいは3点支持から4点支持へと支持形態を変化しながら、各コンベア間の受け渡し時に発生する水平回転モーメントに起因する姿勢の乱れやガラスの曲面部分の浮上りに起因するバラツキを可及的に抑制することができると共に、曲面ガラスの正確な位置と姿勢の保持により吸着移し替え装置によるガラス重心の正確な吸着が行え、曲面ガラスの組立作業の効率化に貢献することができる効果がある。
本発明の実施形態にかかる搬送コンベア構造を示す前側斜視図である。 本発明の実施形態にかかる搬送コンベア構造を示す後側斜視図である。 本発明の実施形態にかかる受渡しコンベアの構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態にかかる歯付きベルト、歯付きプーリ、支持突起、支持突起固定用台座の構成を示す図であり、(a)は歯付きベルト、歯付きプーリの構成を示す斜視図であり、(b)は歯付きベルト、と駆動部の歯付きプーリの構成を示す斜視図であり、(c)は支持突起と支持突起固定用台座の嵌合状態を示す模式図である 本発明の実施形態にかかる光電センサ及び検知部の構成を示す図であり、(a)は光電センサ及び検知部の一部拡大斜視図であり、(b)は検知部が光電センサを通過する状態を示す模式図である。 本発明の実施形態にかかるリミットスイッチの作動を示す図であり、(a)は、リミットスイッチの作動前の状態を示す正面図であり、(b)は、リミットスイッチの作動状態を示す正面図である。 本発明の実施形態にかかる各コンベアの受け渡し構造を示す斜視図である。 本発明の実施形態にかかる搬送コンベア構造を示す平面図である。 本発明の実施形態にかかる搬送コンベア構造が曲面ガラスを搬送する過程を示す模式図であり、受渡しコンベアで曲面ガラスを4点支持した状態を示す平面図と側面図である。 本発明の実施形態にかかる搬送コンベア構造が曲面ガラスを搬送する過程を示す模式図であり、受渡しコンベアと仲介コンベアとで曲面ガラスを5点支持した状態を示す平面図と側面図である。 本発明の実施形態にかかる搬送コンベア構造が曲面ガラスを搬送する過程を示す模式図であり、受渡しコンベアと仲介コンベアとで曲面ガラスを3点支持した状態を示す平面図と側面図である。 本発明の実施形態にかかる搬送コンベア構造が曲面ガラスを搬送する過程を示す模式図であり、受渡しコンベアと仲介コンベアと受取りコンベアとで曲面ガラスを5点支持した状態を示す平面図と側面図である。 本発明の実施形態にかかる搬送コンベア構造が曲面ガラスを搬送する過程を示す模式図であり、受渡しコンベアと受取りコンベアとで曲面ガラスを4点支持した状態を示す平面図と側面図である。 本発明の実施形態にかかる搬送コンベア構造が曲面ガラスを搬送する過程を示す模式図であり、受渡しコンベアと仲介コンベアと受取りコンベアとで曲面ガラスを5点支持した状態を示す平面図と側面図である。 本発明の実施形態にかかる搬送コンベア構造が曲面ガラスを搬送する過程を示す模式図であり、仲介コンベアと受取りコンベアとで曲面ガラスを3点支持した状態を示す平面図と側面図である。 本発明の実施形態にかかる搬送コンベア構造が曲面ガラスを搬送する過程を示す模式図であり、仲介コンベアと受取りコンベアとで曲面ガラスを5点支持した状態を示す平面図と側面図である。 本発明の実施形態にかかる搬送コンベア構造が曲面ガラスを搬送する過程を示す模式図であり、受取りコンベアで曲面ガラスを4点支持した状態を示す平面図と側面図である。
本発明の要旨は、受渡しコンベアと、受取りコンベアと、その間に介設した仲介コンベアとよりなり、受渡しコンベアと受取りコンベアはそれぞれ平行した複数の単体コンベアより構成し、各コンベアの受渡し部と受取り部とは所定間隔を隔離して配設し、仲介コンベアは各コンベアの受渡し部と受取り部の間に介在配設し、しかも、受渡しコンベアと受取りコンベアの表面側には少なくとも搬送対象たる曲面ガラスの前後及び左右の各幅員よりも短い間隔位置に曲面ガラスを支持するための前後左右の支持突起を立設すると共に、仲介コンベアの表面側には曲面ガラスの下方凸状曲面の中央部を支持するための中央突起を立設したことにある。
また、受渡しコンベアの終端部においては曲面ガラスの搬送時に受渡しコンベアの終端部に立設した左右の支持突起と仲介コンベアの中央突起とが略横一直線に並ぶように各コンベアの始動のタイミングを制御し、また、受取りコンベアの始端部においては受取りコンベアの始端部における左右の支持突起と仲介コンベアの中央突起とが略横一直線に並ぶように各コンベアの始動のタイミングを制御したことにも特徴を有する。
この発明の実施形態について図1~図8を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態にかかる搬送コンベア構造全体を示す斜視図であり、左右側の各搬送コンベアを1ユニットとして各ユニットの各種搬送コンベアを搬送方向に直列に接続配置した状態を示している。なお、本実施形態にかかる各種搬送コンベアのうち、仲介コンベアは受渡しコンベアの駆動部と駆動源を同一とするコンベアベルトのことを指し、厳密にはコンベアユニットを指し示すものではない。ただし、仲介コンベアは、自己駆動部を有するコンベアユニットとして構成されている場合も想定しているため、本発明においては仲介コンベアと称する。
また、本実施形態における被搬送物は、自動車車体に組付けられる湾曲形状を有したフロントガラス、又はリアガラスを例にして説明する。なお、図中白抜き矢印は、曲面ガラスGが搬送される搬送方向を示している。
本実施形態にかかる搬送コンベア構造100は、被搬送物(以下、「曲面ガラス」とする。)を搬送するためのコンベアにかかわるものであり、例えば自動車の組立工場内において自動車のフロントガラスなどの曲面を有するガラスを組立エリアまで搬送するための曲面ガラスGの支持搬送構造に関する。
かかる搬送コンベア構造100は、各コンベア構造を支持するための機枠としての支持枠体10を機体フレームとし、その内方左右側に配設した各コンベア単体を1ユニットとして各ユニットのコンベアが2ユニット直列方向に連続して配設されており、2ユニットのコンベアの間に仲介コンベアが介在して全部で3種のコンベアにより曲面ガラスGの姿勢が乱れないようにして搬送受渡しするように構成している。
具体的に各ユニットの単体コンベアについて説明すると、機体フレームとしての支持枠体10内方において左右側に設置した単体コンベアは、左右側のコンベア枠体20、20と、左右側のコンベア枠体20、20外周にそれぞれ囲繞懸架した左右側の受渡しコンベア30と、受渡しコンベア30の搬送下手側に位置して左右側のコンベア枠体20、20外周にそれぞれ囲繞懸架された左右側の受取りコンベア40と、左右側の受渡しコンベア30と左右側の受取りコンベア40との直列間に介設し、左右側の各コンベアの幅員中央に互いに一部重複する状態で配設した一本の仲介コンベア50よりなる。
なお、受渡しコンベア30と受取りコンベア40の表面には後述するように一定間隔で立設した複数の支持突起33、43と、仲介コンベア50の表面中心に位置する中央突起53とが設けられている。
図1、図2に示すように、支持枠体10内には支持支柱11、12を介して各種のコンベア機体を構成する左右側のコンベア枠体20、20が支持配設されている。
左右側のコンベア枠体20、20は、周面を各ベルトコンベアが囲繞懸架することができるよう長方枠体で構成し、該枠体20、20の前部と後部にはコンベアベルトを駆動するための歯付きプーリ35、135が駆動軸36及び従動軸136を介して軸架されている。
図中、符号26、126はコンベア枠体20の前後に配設した歯付きプーリ35、135の駆動軸36と従動軸136を取付け支持するための支持体であり、コンベア枠体20外側面に付設されている。また、従動側に位置する支持体126は、その取付位置を前後方向に調整できるように構成している。この構成により、駆動側の歯付きプーリ35と受動側の歯付きプーリ135に懸架した歯付きベルト31の張り具合を調整できる。
なお、左右側のコンベア枠体20、20の側面には後述するようにブラケット60(図5(a)参照)とリミットスイッチ70と光電センサ80が突設されており、各コンベア上を搬送される曲面ガラスGの有無をセンシングすると共にセンシングの結果で駆動モータ37、47を制御して受渡しコンベア30、受取りコンベア40及び仲介コンベア50の搬送制御を行うように構成している。
左右側の受渡しコンベア30、30は、図2、図3に示すような左右側のコンベア枠体20、20の外周に懸架された左右側の歯付きベルト31、31と、曲面ガラスGを支持するために該ベルト31表面に突設した支持突起33より構成されている。左右側の歯付きベルト31、31の表面には曲面ガラスGの四隅部分にそれぞれ対応する位置に支持突起33が突設されている。
すなわち、一枚の曲面ガラスGを前後左右の隅部で四点支持することができるように歯付きベルト31表面に支持突起33が突設され複数枚のガラスが一列に並んで載置されるように四点支持の支持突起33は一定間隔で連続して配設されている。
このように四点支持形態の支持突起33は、歯付きベルト31表面に曲面ガラスGの面積エリアに対応する面積の連続として面積に対応した四隅位置に突設されている。
なお、支持突起33は、支持突起固定用台座32を介して歯付きベルト31の表面に突設されており、支持突起33を支持していない支持突起固定用台座32には歯付きベルト31の半周位置ごとに検知部34が設けられ、コンベア枠体20に懸架された歯付きベルト31の回転作動及び停止作動の制御に利用される。
また、図中、符号37は受渡しコンベア30の懸架支持体の側面に設けた駆動モータであり、受渡しコンベア30の駆動軸となる歯付きプーリ35の駆動軸36に連動連設されている。この左右側のコンベア枠体20の前後端部に配設された従動軸136と駆動軸36の内、駆動軸36は、仲介コンベア50の歯付きプーリ55の駆動源となる。
すなわち、受渡しコンベア30の駆動軸となる左右側のコンベア枠体20、20の歯付きプーリ35の駆動軸36は、駆動モータ37から直接に動力を伝達され、その後の仲介コンベア50への動力伝達は駆動軸36からの動力伝達経路による。
具体的には後述するように、受渡しコンベア30の駆動軸36が仲介コンベア50の駆動軸を兼用している。
なお、仲介コンベア50の従動部近傍に位置する従動軸156と受取りコンベア40の従動部側に位置する従動軸146とは連動することなく個別に動作し、特に受取りコンベア40の駆動軸46は独立して左右側のコンベア枠体20に軸架されている。
歯付きベルト31は、図4(a)に示すように、無端状のベルトコンベアで構成し、表面側(外側)に支持突起固定用台座32を、裏面側(内側)に台形形状のベルト歯部31aをそれぞれ突設している。
支持突起固定用台座32は、図4(a)、(b)に示すように方形状凸部に形成し、また、図4(c)に示すように固定孔32aを螺設し、該台座32にゴムなどの弾力素材で形成した頂部半球状の支持突起33を螺着固定している。
図4(c)中、符号Bは固定用ボルトを示す。また、符号33bは弾性体よりなる半球部、符号33cは円柱部33aの底面に穿設した規制孔、符号33dは固定孔32aと対向する位置に穿設した座繰り部を示す。
また、歯付きベルト31表面に突設された支持突起固定用台座32には、図3及び図5(a)、(b)に示すように、断面L字状のプレートからなる検知部34を横方向に突設している。
従って、歯付きベルト31とともに移動する検知部34は、歯付きベルト31の回転に同期して移動する。検知部34の基部34aは、支持突起固定用台座32に突設している。基部34a先端部の90度折曲形成した先端プレートは光電センサ80の投光部82と受光部83との間を通過しながら光電センサ80によるセンシング機能を果たす遮蔽部34bとして機能している。
このように光電センサ80による検知部34のセンシング信号を受取りコンベア40のアクチュエータ(駆動モータ47)にシーケンサ(PLC)を介して送信することによって、受渡しコンベア30と仲介コンベア50、及び受取りコンベア40の駆動タイミングを調整し、各コンベア間における曲面ガラスGの受渡しが確実に行われるように制御構成している。
なお、検知部34を走行させながらセンシングする光電センサ80は、左右側の受渡しコンベア30、30と左右側の受取りコンベア40、40を支持するコンベア枠体20の各一側方の外側面に取付けられている。
次に、本発明の曲面ガラスGを上面に載置し、それぞれのコンベアによって受渡し、受取り動作をして曲面ガラスGを所定の組立現場まで搬送するための歯付きベルト31、51、41について説明する。
すなわち、歯付きベルト31、51、41は左右側の受渡しコンベア30、30、仲介コンベア50、左右側の受取りコンベア40、40のそれぞれの搬送機能の一部を構成しており、各コンベア30、50、40の駆動部と従動部に設けられた歯付きプーリ35、135、55、155、45、145間に懸架されている。
仲介コンベア50以外の受渡しコンベア30と受取りコンベア40はすでに述べたように左右側のコンベア単体で構成され支持枠体10のフレーム内に曲面ガラスGの搬送方向に直列に配設されており、少なくともコンベア単体の左右間隔は曲面ガラスGが架設されるように該ガラスの幅員、特に、曲面ガラスGの短側面よりも短くしている。
各コンベアを構成する歯付きベルト31、51、41はベルト本体の内周面に凹凸状の歯部31a、51a、41aがそれぞれ形成されており、各コンベア30、50、40の駆動部と従動部に設けられた歯付きプーリ35、135、55、155、45、145に互いに噛合する状態で懸架されている。
各コンベア30、50、40の駆動部と従動部に設けられた歯付きプーリ35、135、55、155、45、145は、各コンベア30、50、40の左右側のコンベア枠体20、20間に架設した駆動軸36、56、46と、左右側のコンベア枠体20、20に突設した従動軸136、156、146に軸架され、それぞれの歯付きプーリ間に懸架した歯付きベルト31、51、41を支持している。
また、左右側の受渡しコンベア30の歯付きベルト31、31を懸架した左右側のコンベア枠体20、20の駆動部においては、駆動軸36が架設されている。この駆動軸36には、左右側の受渡しコンベア30の歯付きベルト31を懸架した左右の歯付きプーリ35、35が軸架されており、しかも、歯付きプーリ35、35間の略中央部には仲介コンベア50を駆動するための歯付きプーリ55が配設されており、該プーリ55及び仲介コンベア50の従動部側の歯付きプーリ155には後述する歯付きベルト51が懸架されている。
従って、駆動モータ37に連動連設された左右側のコンベア枠体20、20の駆動部に架設した駆動軸36は歯付きプーリ35を介して歯付きベルト31を駆動することができる。さらに、その作動と同時に駆動軸36と一体の仲介コンベア懸架用の歯付きプーリ55が同調して仲介コンベア50の歯付きベルト51を駆動する。
なお、受取りコンベア40の駆動は、コンベア枠体20の駆動部近傍の側壁に設けた駆動モータ47を介し稼働するように構成している。駆動モータ47は、受渡しコンベア30を支持する左右側のコンベア枠体20、20の左右いずれかの外側面に取り付けた光電センサ80によって制御している。すなわち、光電センサ80が検知部34を検知すると駆動モータ47が作動するように構成している。これにより、駆動モータ47は、駆動モータ37の動作と連動して駆動できる。
駆動モータ37、47から受渡しコンベア30や受取りコンベア40の各駆動軸への動力伝達は、歯付きベルト31と同様に裏面にベルト歯部31aを突設した動力伝達ベルトを介して行われる。
左右側の受渡しコンベア30、30や左右側の受取りコンベア40、40が懸架された各左右側のコンベア枠体20、20における内側面にはリミットスイッチ70が付設されている。
リミットスイッチ70は、図6(a)、(b)に示すように、スイッチ本体71と、スイッチ本体71に連結したヘッド部72とで構成している。スイッチ本体71は、内蔵スイッチを備え、ヘッド部72の動きに連動してリミットスイッチ70のON-OFF状態を制御している。
ヘッド部72は、プランジャを介して一端部を内蔵スイッチに連動連結し、他端部をローラ部73に連設している。ローラ部73は、支軸74を介してブラケット75に軸支し、支軸74を基点として下方に回転自在に構成し、プランジャを介して内蔵スイッチをON作動する。
スイッチ本体71下部のコンジットは、シーケンサ(PLC)を介して駆動モータ37と連結されている。これによりリミットスイッチ70と駆動モータ37との間でシーケンサ(PLC)を介して通信制御がなされる。
すなわち、曲面ガラスGが受渡しコンベア30に載置された際にリミットスイッチ70をON状態とした上で図示しない起動釦を押下すると、駆動モータ37が作動して左右側の歯付きベルト31、31を回転作動させて曲面ガラスGを受渡しコンベア30の駆動側に搬送する搬送動作が開始される。その後、支持突起固定用台座32に取り付けた検知部34が左右側のコンベア枠体20、20の左右いずれかの外側面に取り付けた光電センサ80に検知されると光電センサ80から検知信号が駆動モータ47にシーケンサ(PLC)を介して送信され、駆動モータ47を駆動させる。これにより、各歯付きベルト31、51、41の回転作動が連動し、曲面ガラスGを支持する各突起33、53、43が曲面ガラスGを受け渡す際に横一直線に並ばせることができる。
このように受渡しコンベア30に付設したリミットスイッチ70及び受渡しコンベア30に付設した光電センサ80の制御信号により前後の駆動モータ37、47が制御され、三種の異なる連続コンベアの駆動タイミングを制御できる。その結果、曲面ガラスGは、各コンベアの受渡し時に姿勢を乱すことなく正確な姿勢で受け渡し、次工程の組立作業現場まで搬送される。
なお、仲介コンベア50は、図4(a)、(b)、(c)及び図7に示すように、左右側の受渡しコンベア30の受渡し部38中央部に駆動部を配設している。
仲介コンベア50は他のコンベアの構成と同じように歯付きベルト51と、表面側に突設した中央突起固定用台座52と、コンベア表面の中央突起53とより構成しており、受渡しコンベア30の左右側に設けたコンベア枠体20、20に駆動側の歯付きプーリ55の駆動軸36が軸架され、従動側の歯付きプーリ155は従動軸156に軸支されている。
仲介コンベア50の中央突起53は、頂部半球体53bとこれを支持する円柱部53aとより構成している。
仲介コンベア50の従動部側には受取りコンベア40の従動部を一部側面視重複した状態で配設している。受取りコンベア40は、仲介コンベア50からの曲面ガラスGを受け取るための従動部に位置する受取り部48と、左右側の受取りコンベア40の搬送機能を有する左右側の歯付きベルト41と、ベルト表面の支持突起43とよりなる。歯付きベルト41はコンベア枠体20の前後部に設けた従動軸146及び駆動軸46の歯付きプーリ145、45間に懸架している。
歯付きプーリ45の駆動軸46は、左右側のコンベア枠体20、20側壁に付設した駆動モータ47に連動連設されて左右側の受取りコンベア40を構成する歯付きベルト41を回転駆動する。
本発明の曲面ガラスGの搬送コンベア構造100は、上述したように構成されている。
次に搬送コンベア構造100を用いて曲面ガラスGを搬送するための搬送動作について説明する。
まず、図示しない搬送ラックまたは搬送コンベアからガラス吸着機能を有する移載装置により曲面ガラスGを吸着して受渡しコンベア30、30の歯付きベルト31、31にガラス凸状面が下方を向いた形態で移設する。この際、図8に示すように、該ベルト31、31上に突設した支持突起33、33、33、33上に搬送されるガラスを乗せ、曲面ガラスGの支持形態を4点支持形態とする。
支持突起33、33、33、33上に曲面ガラスGの下方凸状面が載置されて左右側のコンベア枠体20のいずれかに配設したリミットスイッチ70のローラ部73と干渉し、リミットスイッチ70のスイッチ本体71がONされた状態で図示しない起動釦を押下することにより駆動モータ37に駆動信号が送信されて駆動モータ37が駆動し、動力伝達ベルトを介して受渡しコンベア30が回動して曲面ガラスGの搬送を始める。その後、支持突起固定用台座32に取り付けた検知部34が光電センサ80を通過することにより、受取りコンベア40の駆動モータ47の駆動を開始する。
駆動モータ37から受渡しコンベア30の駆動軸36に動力を伝達するための動力伝達ベルトはベルト歯部を介して受渡しコンベア30の駆動側の歯付きプーリ35と噛合する。歯付きプーリ35の回転はその駆動軸36を介して駆動側に設けた歯付きプーリ35、55を回転させる。駆動軸36の回転は、歯付きプーリ35、55に設けた係合用の凹部35dによって伝達される。
歯付きプーリ35、55において、歯付きプーリ35は歯付きベルト31と噛合し、歯付きプーリ55は歯付きベルト51と噛合し、その結果、受渡しコンベア30と仲介コンベア50とは同期して回転し、曲面ガラスGを受渡しコンベア30から仲介コンベア50を仲介して受取りコンベア40へ受け渡す。
歯付きベルト31に連設したL字状プレートである検知部34は、歯付きベルト31の回動に追従して回動し、左右側のコンベア枠体20の側板に突設した光電センサ80の投光部82及び受光部83間の開口部81に至りL字状プレートの検知部34が投光部82及び受光部83間を通過する際に光電センサ80から信号が発信され受取りコンベア40の駆動モータ47を駆動させる。
このように受渡しコンベア30と仲介コンベア50が共通の駆動軸36を介して連動回転して曲面ガラスGを受取りコンベア40方向に搬送し、更に、検知部34と光電センサ80からの信号により受取りコンベア40が受渡しコンベア30及び仲介コンベア50の回転作動と同期作動することで曲面ガラスGの搬送姿勢を崩すことなく受取りコンベア40に円滑に受け渡すことができる。
受渡しコンベア30の駆動部に位置する左右の支持突起33、33と仲介コンベア50の駆動部に位置する中央突起53とは曲面ガラスGの始端部が支持突起33と中央突起53に至ったときに各突起33、33、53が略一直線に並列し、横一文字位置となるように受渡しコンベア30と仲介コンベア50の始動のタイミングを制御する。
かかる上記の位置調整制御は、リミットスイッチ70と、検知部34、光電センサ80及び不図示の起動釦による制御操作により行われる。すなわち、リミットスイッチ70と不図示の起動釦は、受渡しコンベア30と仲介コンベア50の始動を制御し、また、光電センサ80は、受渡しコンベア30と同期して回転する仲介コンベア50の中央突起53と、受取りコンベア40の支持突起43と、が曲面ガラスGを受け渡す際に横一文字の配置となるように受取りコンベア40の始動のタイミングを制御している。その結果、曲面ガラスGは位置ずれや搬送姿勢の乱れを生起することなく受取りコンベア40に受け渡すことができる。
上述したように受渡しコンベア30から受取りコンベア40に曲面ガラスGを受け渡す際に、各突起を横一文字に並列するように各コンベアの始動のタイミングを制御する。
すなわち、受渡しコンベア30から仲介コンベア50への仲介移動時と仲介コンベア50から受取りコンベア40への最終受渡し時において上記した各突起の横一直線の並列態様を現出するように各コンベアの始動のタイミングを制御することに本件発明の要部がある。
以下、曲面ガラスGと3種のコンベアとの移動位置関係を支持突起の位置関係と関連して説明する。
なお、図9から図17は曲面ガラスGが受渡しコンベア30から仲介コンベア50を介して受取りコンベア40に受渡し移動する状態を支持突起33との関係で模式的に説明している。
(1)図9に示すように、曲面ガラスGの全面が受渡しコンベア30にある場合、受渡しコンベア30の4個の支持突起33、33、33、33に曲面ガラスGが全面の4点支持された状態となっている。
(2)図10に示すように、(1)の曲面ガラスGの前端部が受渡しコンベア30の終端折返しの前端部より先に進むと曲面ガラスGの前部は、仲介コンベア50の中央の一個の中央突起53でも支持された状態、すなわち、曲面ガラスGの前部は横3点支持になっている。そして、曲面ガラスG前端左右の支持突起33と仲介コンベア50の始端中央の中央突起53とは横一直線に並んでいる。すなわち、曲面ガラスGの全体では後端部2点と前端部横3点の5点支持となっている。
(3)図11に示すように、(2)の状態からさらに曲面ガラスGが進んでいくと、曲面ガラスGは、受渡しコンベア30の左右の支持突起33、33の支持状態から離脱する。そして、曲面ガラスGの前部は受渡しコンベア30、仲介コンベア50の中央の一個の中央突起53のみで支持された状態になっている。すなわち、曲面ガラスGの全体では、後端部2点と前端部1点の3点支持となっている。
(4)図12に示すように、(3)の状態からさらに進んで曲面ガラスGの前端部が受取りコンベア40の後端部より先に進むと、曲面ガラスGの前部は、左右の受取りコンベア40の支持突起43、43でも支持された状態、すなわち、曲面ガラスGの前部が横3点支持になっている。そして、左右の受取りコンベア40前端側の支持突起43、43と仲介コンベア50の終端中央の中央突起53とは横一直線に並んでいる。すなわち、曲面ガラスGの全体では、後端部2点と前端部横3点の5点支持となっている。
(5)図13に示すように、(4)の状態からさらに進んでいくと、曲面ガラスGは、仲介コンベア50の後端中央の中央突起53の支持状態から完全に離脱する。そして、曲面ガラスGの前部は、左右の受取りコンベア40の支持突起43、43にのみ支持された状態となる。すなわち、曲面ガラスG全体では、後端部2点と前端部2点の4点支持となっている。
(6)図14に示すように、(5)の状態からさらに進んでいくと、曲面ガラスGの後部は、仲介コンベア50の中央の一個の中央突起53でも支持された状態、すなわち、曲面ガラスGの後部は横3点支持になっている。そして、曲面ガラスGの後端左右の支持突起33、33と仲介コンベア50の始端中央の中央突起53とは横一直線に並んでいる。すなわち、曲面ガラスGの全体では、後端部3点と前端部2点の5点支持となっている。
(7)図15に示すように、(6)の状態からさらに進んでいくと、曲面ガラスGの後部は、左右の受渡しコンベア30の支持突起33、33の支持状態から完全に離脱する。そして、曲面ガラスGの後部は、仲介コンベア50の終端中央の中央突起にのみ支持された状態となる。すなわち、曲面ガラスGの全体では、後端部1点と前端部2点の3点支持となっている。
(8)図16に示すように、(7)の状態からさらに進んでいくと、曲面ガラスGの後部は、左右の受取りコンベア40の支持突起43、43でも支持された状態、すなわち、曲面ガラスGの後部は、横3点支持になっている。そして、曲面ガラスGの後端左右の支持突起43、43と仲介コンベア50の後端中央の中央突起53とは横一直線に並んでいる。すなわち、曲面ガラスGの全体では、後端部3点と前端部2点の5点支持となっている。
(9)図17に示すように、(8)の状態からさらに進んでいくと、曲面ガラスGの後部は、仲介コンベア50の中央突起53の支持状態から完全に離脱する。そして、曲面ガラスGの後部は、左右の受取りコンベア40の支持突起43、43で支持された状態となる。すなわち、曲面ガラスGの全体では、前部左右を左右側の受取りコンベア40の左右の支持突起33、33で支持され、かつ後部左右を左右側の受取りコンベア40の左右の支持突起33、33で支持され、4点支持状態となる。
曲面ガラスGは、このようにして左右側の受渡しコンベア30上に全面載置されてから受取りコンベア40の所定の位置まで搬送され、その後、組み立て現場に搬送されていく。
(10)図9~図17に示すように、一枚の曲面ガラスGは三種のコンベア30、50、40による受渡し動作によってそれぞれのコンベアの突起(支持突起33または中央突起53)に支持される。特に曲面ガラスの特性として下方に凸状の曲面であるためコンベア上での不安定な姿勢を生起しやすい。しかしながら、一個の中央突起53を仲介コンベア50に形成することにより曲面ガラスGの凸状曲面部分を該中央突起53に支持させ、凸状曲面部分の高低差により生起される搬送姿勢のバラツキや傾きを可及的に防止することができる効果がある。
このように曲面ガラスGを受け渡す際の各突起33、53、43の変位タイミングを同期させることにより曲面ガラスGを搬送する搬送コンベア間での位置ずれを防止し、曲面ガラスGの搬送時の正しい形態を損なうことなく搬送ライン終端部まで曲面ガラスGを搬送することができる。
特に、曲面ガラスの搬送変位状態において、曲面ガラスは各コンベアの支持突起33によってある位置では3点支持となり、4点支持となり、5点支持となって支持搬送されることになるために曲面ガラスの搬送時に搬送姿勢のゆがみが生起しようとしてもこれらの支持突起の位置関係で歪みが矯正されて常時正しい進行方向に向いた姿勢で搬送される。
従ってその後の組付け作業などのロボットアーム作動位置に誤差を生起することなく適正な曲面ガラスの車体への組付けを正確に行うことができる。
本発明の一実施の形態を説明したが、上述した説明は本発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
10 支持枠体
11、12 支持支柱
20 コンベア枠体
21 側板
26 支持体
30 受渡しコンベア
31 歯付きベルト
31a 歯部
32 支持突起固定用台座
32a 固定孔
33 支持突起
34 検知部
35、35´歯付きプーリ
36 駆動軸
136 従動軸
37 駆動モータ
38 受渡し部
40 受取りコンベア
41 歯付きベルト
42 支持突起固定用台座
43 支持突起
44 検知部
45 歯付きプーリ
46 駆動軸
146 従動軸
47 駆動モータ
48 受取り部
50 仲介コンベア
51 歯付きベルト
52 中央突起固定用台座
53 中央突起
55 歯付きプーリ
156 従動軸
60 ブラケット
70 リミットスイッチ
71 スイッチ本体
72 ヘッド部
73 ローラ部
74 支軸
75 ブラケット
80 光電センサ
81 開口部
82 投光部
83 受光部
100 搬送コンベア構造
G 曲面ガラス

Claims (2)

  1. 受渡しコンベアと、
    受取りコンベアと、
    その間に介設した仲介コンベアと、
    よりなり、
    受渡しコンベアと受取りコンベアはそれぞれ平行した複数の単体コンベアより構成し、
    各コンベアの受渡し部と受取り部とは所定間隔隔離して配設し、仲介コンベアは各コンベアの受渡し部と受取り部の中央部に配設し、しかも、
    受渡しコンベアと受取りコンベアの表面側には少なくとも搬送対象たる曲面ガラスの前後及び左右の各幅員よりも短い間隔位置に曲面ガラスを支持するための前後左右の支持突起を立設すると共に、仲介コンベアの表面側には下方凸状曲面の中央部を支持するための中央突起を立設したことを特徴とする曲面ガラスの搬送コンベア構造。
  2. 受渡しコンベアの終端部においては曲面ガラスを支持するための受渡しコンベアにおける終端部左右の支持突起と中央突起とが略横一直線に並列し、受取りコンベアの始端部においては受取りコンベアにおける始端部左右の支持突起と中央突起とが略横一直線に並列すべく構成したことを特徴とする請求項1に記載の曲面ガラスの搬送コンベア構造。
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