JP7473343B2 - 運転管理支援装置及び運転管理支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、運転管理支援装置及び運転管理支援方法の技術に関する。
計測値に基づき制御値を設定するプラント等の運転管理を行うことが行われている。このような運転管理では、一般的に、物理現象を模擬したシミュレーションモデルを利用し予測制御値を導く手法や、実績データを基に統計や機械学習を活用し予測制御値を導く手法等が用いられる。
プラント等における反応や、流体の移動等といった現象は複雑であるため、シミュレーションモデルによる模擬が困難である。そのため、近年は、過去に取得された実績データを基に、統計や、機械学習を活用した予測制御値の導出が広く行われている。この手法では、実績データの計測値と制御値との関係を統計や、機械学習で再現したモデルが作成され、新しく得られた計測値が、このモデルに入力されることで適切な予測制御値が得られる。
実績データから好適な予測制御値を算出する手法として、例えば、特許文献1に記載する手法が開示されている。
特許文献1は、モデル同定装置、予測装置、監視システム、モデル同定方法および予測方法を提示している。モデル同定装置は、複数の入出力データのうち一部に、所属するモードのラベルを付加し、入出力データを各モードに分類(クラスタリング)後、各モードの数理モデルのパラメータを推定し、クラスタリングの結果に基づいて、入力データを前記数理モデルのそれぞれに分類することでモデル同定を行う装置が開示されている。
特開2018-181052号公報
過去の実績データを基に統計や機械学習を活用して予測制御値を導出する場合、導出される予測制御値の信頼性は、使用する実績データの特徴に大きく左右される。例えば、実績データを取得した時と異なる条件でプラントを運転している際の計測値を、学習によって得られたモデルに入力した場合、実績データを基に作成したモデルによる予測制御値の信頼性は低くなる。しかし、統計や機械学習を活用して予測制御値を算出した際には、予測制御値が数値として算出されることから、その信頼性を把握することが困難である。特許文献1に記載の技術では、このような課題を解決することができない。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、機器の効率的な運転管理を行うことを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、記憶部に格納されている過去の実績データのうち、過去における機器の計測値である実績計測値、及び、過去における前記機器の制御値である実績制御値を用いて、予測制御値を算出するための第1のモデルを生成する第1のモデル生成部と、前記第1のモデル生成部で生成された前記第1のモデルに、前記機器から入力される計測値を適用することにより、当該計測値に対応する前記予測制御値を算出する予測制御値算出部と、前記記憶部に格納されている前記実績データのうち、前記実績計測値を所定のカテゴリに分類することで、第2のモデルを生成する第2のモデル生成部と、前記機器から入力された計測値に対応する前記カテゴリを、前記第2のモデル生成部で分類された前記カテゴリを基に選択するカテゴリ選択部と、前記予測制御値算出部によって算出された前記予測制御値と、前記カテゴリ選択部で選択された前記カテゴリにおける前記実績制御値とを比較することで前記予測制御値の信頼度を算出する信頼度算出部と、前記信頼度算出部によって算出された前記信頼度を表示部に表示する表示処理部と、前記信頼度算出部によって算出された前記信頼度のランク付けを行う信頼度ランク判定部と、前記信頼度のランクが所定のランク以上であれば、前記予測制御値を前記機器の制御値として設定する設定処理部と、を備え、前記カテゴリ選択部は、前記計測値が属するカテゴリの最大値、最小値、及び、前記カテゴリに含まれるすべての前記実績制御値を含む複数の値を有するカテゴリ情報を出力し、前記信頼度算出部は、前記予測制御値算出部が算出する前記予測制御値と、前記カテゴリ選択部によって選択された前記カテゴリとの乖離の度合いである乖離度を、式(1)~(3)のいずれか1つを用いて算出し、算出した当該乖離度を基に信頼度を算出することを特徴とする。
D = y2min -y1 ・・・(1)
D = y1 - y2max ・・・ (2)
D = |(y2ave - y1)/(y2max-y2min)| ・・・ (3)
ただし、式(1)~(3)において、Dは前記乖離度であり、y1は前記予測制御値算出部から出力される前記予測制御値であり、y2aveは前記カテゴリ情報の平均値であり、y2minは、前記カテゴリ情報の最小値であり、y2maxは前記カテゴリ情報の最大値である。
その他の解決手段は実施形態中において適宜記載する。
本発明によれば、機器の効率的な運転管理を行うことができる。
第1実施形態に係る運転管理支援装置の構成例を示す図である。 第1実施形態における運転管理支援装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る運転管理支援装置の構成例を示す図である。 第1実施形態における運転管理支援装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る運転管理支援装置の構成例を示す図である。 第3実施形態における運転管理支援装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 信頼度判定処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る運転管理支援装置の構成例を示す図である。 第4実施形態における運転管理支援装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 トレンド判定処理の詳細な手順を示すフローチャート(その1)である。 トレンド判定処理の詳細な手順を示すフローチャート(その2)である。 第5実施形態に係る運転管理支援装置の構成例を示す図である。 図11に示す運転管理支援装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 実績データの特徴と乖離度算出方法との対応表の一例を示す図である。 本実施形態における運転管理画面の例を示す図である。 運転管理支援装置のハードウェア構成を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、同一又は類似の構成には同一の符号を付し、説明が重複する場合には、その説明を省略する場合がある。また、各フローチャートについても、同様の処理については同一のステップ番号を付し、説明が重複する場合には、その説明を省略する場合がある。
本実施形態では、教師有学習及び教師無学習の2種類の学習が使用される。これらの学習によってモデルが生成される。本実施形態中において、目的変数として実績制御値の入力がモデル作成に必須であるものを教師有学習とする。また、目的変数として実績制御値の入力は必須ではなく実績計測値より選定した入力項目(説明変数)のみでモデル作成するものを教師無学習とする。実績制御値及び実績計測値については後記する。
さらに、本実施形態は、プラントPL、特に発電プラントや化学プラントを対象として記載されているが、適用にあたって対象を限定するものではない。例えば、水処理システム等、プラントPL以外にも、本実施形態の運転管理支援装置1を適用することができる。
[第1実施形態]
<装置構成>
図1は、第1実施形態に係る運転管理支援装置1の構成例を示す図である。
ここで、教師有学習モデルが第1のモデルとして使用され、教師無学習モデルが第2のモデルとして使用されるものとする。
運転管理支援装置1は、教師有学習処理部110と、教師無学習を行う教師無学習処理部120とを有する。また、運転管理支援装置1は、教師有学習処理部110の結果と、教師無学習処理部120の結果とを基に、信頼度232を算出する信頼度評価処理部130を有する。さらに、運転管理支援装置1は、信頼度評価処理部130から出力される信頼度232をモニタ142に表示する表示処理部141を有する。
教師有学習処理部110は、教師有学習処理部110は、実績DB101に格納されている実績データ201のうち、実績制御データ202及び実績計測データ203に対して教師有学習を行う。そして、教師有学習処理部110は、予測モデル構築部111と、予測制御値算出部112とを有する。予測モデル構築部111及び予測制御値算出部112で行われる処理については後記する。なお、実績制御データ202は、過去の実績制御値を複数含むデータであり、実績計測データ203は、過去の実績計測値を複数含むデータである。
ここで、計測値とは、例えば、プラントPLにおけるA地点における温度、B地点における流量、C地点における流量、原料D中の成分Eの濃度、原料Dの投入量等である。また、運転パターンがフラグ情報として計測値に残されていてもよい。運転パターンとは、例えば、稼働開始時、定常運転時、稼働停止時等である。一方、制御値は、例えば、プラントPLにおけるある弁の弁開度や、原料Cの投入量設定値等である。本実施形態では、制御値の一例として弁開度が用いられるものとする。実績制御値とは、実績DB101に収集されている過去の制御値であり、実績計測値とは、実績DB101に収集されている過去の計測値である。
教師無学習処理部120は、実績DB101に格納されている実績データ201のうち、実績計測データ203に対して教師無学習を行う。そして、教師無学習処理部120は、分類モデル構築部121と、分類結果算出部122と、カテゴリ情報生成部123とを有する。分類モデル構築部121、分類結果算出部122及びカテゴリ情報生成部123で行われる処理については後記する。
そして、信頼度評価処理部130は、乖離度算出部131と、信頼度算出部132とを有する。乖離度算出部131及び信頼度算出部132で行われる処理については後記する。
第1実施形態の運転管理支援装置1は、実績データ201を基に教師有学習による予測モデル211により予測制御値y1を導出する。合わせて、運転管理支援装置1は、実績計測データ203を基に教師無学習によってカテゴリ情報y2を算出し、予測制御値y1との比較により信頼度232を算出する。なお、計測データ204、分類モデル221、検索結果222、乖離度231については後記する。
<フローチャート>
図2は、図1に示す運転管理支援装置1が行う処理の手順を示すフローチャートである。
まず、予め収集されている過去におけるプラントPLの計測値(実績計測値)や、制御値(実績制御値)が実績データ201として実績DB101に格納されている。
(教師有学習処理部110での処理)
そして、予測モデル構築部111は、実績DB101から実績データ201の一部又はすべてを取得する(S101)。実績データ201は、実績計測データ203の一部又はすべてと、実績制御データ202の一部又はすべてが含まれる。
続いて、予測モデル構築部111は、入力された実績計測データ203と、実績制御データ202とに対して、教師有学習を行い、予測モデル211を生成し(S102)、出力する。
次に、予測制御値算出部112に、予測モデル構築部111で生成された予測モデル211が入力されるとともに、プラントPLから計測データ204が入力される。そして、予測制御値算出部112は、予測モデル211に計測データ204を代入することで、予測制御値y1を算出し、出力する(S103)。なお、計測データ204には、プラントPLによって、計測された計測値が含まれている。
ここで、教師有学習として、例えば、回帰式や、決定木、ランダムフォレスト、畳み込みニューラルネットワーク、再帰型ニューラルネットワークを含むニューラルネットワーク等が利用可能である。教師有学習に入力する入力項目は、実績計測データ203の実績計測値が、そのまま使用されてもよいし、実績計測データ203の値から所定の条件で選別された項目が使用されてもよい。他にも、2つの項目の差分や合算値、1つの項目の一定期間の積算値や平均値が入力項目として教師有学習処理部110に入力されてもよい。ここで、項目とは、温度や、流量等、計測値の種類である。予測モデル構築部111で生成される予測モデル211とは、生成されたモデルの構造及び最適化されたモデル中の各変数を意味する。
(教師無学習処理部120の処理)
分類モデル構築部121は、実績DB101に格納されている実績計測データ203を取得する(S111)。そして、分類モデル構築部121は、取得した実績計測データ203に対して、教師無学習を行うことにより分類モデル221を生成し(S112)、出力する。分類モデル221は、実績計測データ203を、所定の条件によるカテゴリに分類したものである。なお、カテゴリは、以前に生成したカテゴリが用いられてもよい。
続いて、分類結果算出部122は、プラントPLから取得した計測データ204が属するカテゴリを検索する(S113)。分類結果算出部122は、検索結果222をカテゴリ情報生成部123へ出力する。検索結果222には、計測データ204が属するカテゴリの情報が含まれている。なお、計測データ204にはプラントPLで計測された計測値が含まれている。
そして、カテゴリ情報生成部123は、検索結果222を基に、カテゴリ情報y2を生成し、出力する(S114)。ここで出力されるカテゴリ情報y2は、計測データ204が属するカテゴリの最大値、最小値や、カテゴリに含まれるすべての実績制御値等、複数の値を含むものである。
ここで、教師無学習として、例えば、階層型クラスタリングや、K平均法を含む非階層型クラスタリング、自己組織化マップを含むニューラルネットワーク等が利用可能である。教師無学習に入力する実績計測データ203は、前記したような過去の実績計測値をそのまま入力項目としてもよいし、選別された所定の項目の実績計測値を使用してもよい。他にも、実績計測値における2つの項目の差分や合算値、1つの項目の一定期間の積算値や平均値が、実績計測データ203の代わりとして入力されてもよい。
(信頼度評価処理部130の処理)
まず、乖離度算出部131は、予測制御値算出部112から予測制御値y1を取得するとともに、カテゴリ情報生成部123からカテゴリ情報y2を取得する。
そして、乖離度算出部131は、取得した予測制御値y1と、カテゴリ情報y2との乖離度231を算出する(S121)。
乖離度231の算出は、以下の式(1)~(3)のいずれかが用いられる。あるいは、式(1)~(3)のうち、少なくとも2つが組み合わされてもよい。また、予測制御値y1と、カテゴリ情報y2との乖離の度合を示す値であれば、式(1)~(3)以外の式が乖離度231の算出式として用いられてもよい。
D = y2min -y1 ・・・(1)
D = y1 - y2max ・・・ (2)
D = |(y2ave - y1)/(y2max-y2min)| ・・・ (3)
ここで、式(1)~(3)において、Dは乖離度231である。そして、y1は予測制御値算出部112から出力される予測制御値である。また、y2aveはカテゴリ情報y2の平均値である。そして、y2minは、カテゴリ情報y2の最小値である。また、y2maxはカテゴリ情報y2の最大値である。なお、前記したように、カテゴリ情報y2は、一般的に所定の幅を有する値として出力される。
信頼度算出部132は、乖離度算出部131から出力された乖離度231を基に、信頼度232を算出し(S122)、出力する。信頼度232は、乖離度231が大きければ低くなり、乖離度231が小さければ高くなるように算出される。信頼度算出部132は、例えば、任意の換算式、あるいは、所定の基準値を設定し、任意の範囲の乖離度231に対する信頼度232の対応表を使用することで信頼度232を算出する。例えば、乖離度231として式(1)が用いられている場合、以下の式(11)が信頼度232の換算式として用いられる。
T = 1 - (D/y1) ・・・ (11)
なお、乖離度231が大きければ低くなり、乖離度231が小さければ高くなるようになれば、乖離度231として式(11)以外の式が用いられてもよい。
表示処理部141は、算出された信頼度232を、予測制御値y1、カテゴリ情報y2とともにモニタ142に表示する(S131)。これにより、運転員は、予測制御値y1のみではなく、信頼度232を参照してプラントPLに設定する制御値を決定することができる。
なお、本実施形態では、予測制御値y1を教師有学習によって算出しているが、教師無学習によって予測制御値y1が算出されてもよい。つまり、教師有学習処理部110が、教師無学習によって予測制御値y1を出力するものに交換されてもよい。ここで、教師無学習として、階層型クラスタリングや、K平均法を含む非階層型クラスタリング、自己組織化マップを含むニューラルネットワーク等が利用される。この場合、実績制御データ202をカテゴリに分類し、プラントPLから取得された制御値が、どの実績制御データ202のカテゴリに属しているかが検索される。なお、ここでは、分類モデルが予測モデルとなる。そして、取得された制御値が属しているカテゴリにおける実績制御値の平均値、中央値、最小値、最大値等が予測制御値y1として出力される。これは、以下の第2実施形態以下でも同様である。
第1実施形態の運転管理支援装置1によれば、教師有学習処理部110によって算出された予測制御値y1と、教師無学習処理部120によって算出されたカテゴリ情報y2との比較に基づいて、予測制御値y1の信頼度232が算出される。そして、予測制御値y1の信頼度232から予測制御値y1の適用可否を運転員が判断することができる。従って、信頼性の低い予測制御値y1を用いて制御することによる運転効率の低下、製品の品質低下、不具合等を防ぐことができる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、教師有学習と教師無学習を含む3個以上のモデルが使用される運転管理支援装置1aについて説明する。
<装置構成>
図3は、第2実施形態に係る運転管理支援装置1aの構成例を示す図である。
運転管理支援装置1aが図1に示す運転管理支援装置1と異なる点は以下の通りである。
(A1)教師有学習処理部110が2つ(第1教師有学習処理部110A及び第2教師有学習処理部110B)設けられている。第1教師有学習処理部110Aは、第1予測モデル構築部111A、第1予測制御値算出部112Aを有する。同様に、第2教師有学習処理部110Bは、第2予測モデル構築部111B、第2予測制御値算出部112Bを有する。
(A2)教師無学習処理部120が2つ(第1教師無学習処理部120A及び第2教師無学習処理部120B)設けられている。第1教師無学習処理部120Aは、第1分類モデル構築部121A、第1分類結果算出部122A、第1カテゴリ情報生成部123Aを有する。同様に、第2教師無学習処理部120Bは、第2分類モデル構築部121B、第2分類結果算出部122B、第2カテゴリ情報生成部123Bを有する。
(A3)第1教師有学習処理部110A及び第2教師有学習処理部110Bから出力される第1予測制御値y1A、第2予測制御値y1Bの代表値x1を算出する教師有学習代表値決定部151が設けられている。また、第1教師無学習処理部120A及び第2教師無学習処理部120Bから出力される第1カテゴリ情報y2A、第2カテゴリ情報y2Bの代表情報x2を算出する教師無学習代表値決定部152が設けられている。
第1教師有学習処理部110A及び第2教師有学習処理部110Bで使用される教師有学習は、第1実施形態と同様、回帰式、決定木やランダムフォレスト、畳み込みニューラルネットワークや再帰型ニューラルネットワークを含むニューラルネットワーク等が用いられる。この時、第1教師有学習処理部110A及び第2教師有学習処理部110Bで使用される教師有学習は同種の学習が用いられてもよいし、別種の学習が用いられてもよい。また、教師有学習に入力される入力項目は、同一としてもよいし、異なる項目としてもよい。
第1教師無学習処理部120A及び第2教師無学習処理部120Bで使用される教師無学習は、第1実施形態と同様、階層型クラスタリングや、K平均法を含む非階層型クラスタリング、自己組織化マップを含むニューラルネットワーク等が用いられる。この時、第1教師無学習処理部120A及び第2教師無学習処理部120Bで使用される教師無学習は同種の学習が利用されてもよいし、別種の学習が使用されてもよい。また、教師無学習入力される入力項目は、同一としてもよいし、異なる項目としてもよい。
<フローチャート>
図4は、図3に示す運転管理支援装置1が行う処理の手順を示すフローチャートである。
(第1教師有学習処理部110A及び第2教師有学習処理部110Bの処理)
第1教師有学習処理部110Aでは、図2のステップS101~S103と同様の処理が行われることにより、第1予測制御値y1Aが出力される。同様に、第2教師有学習処理部110Bでは、図2のステップS101~S103と同様の処理が行われることにより、第2予測制御値y1Bが出力される。
(教師有学習代表値決定部151の処理)
そして、教師有学習代表値決定部151は、第1予測制御値y1A及び第2予測制御値y1Bを取得する。続いて、教師有学習代表値決定部151は、第1予測制御値y1A及び第2予測制御値y1Bの代表値x1を算出し(S201)、出力する。代表値x1は、平均値、中央値、最大値、最小値のうち、いずれか等である。また、代表値x1は、予測制御値y1として取り扱われる。
(第1教師無学習処理部120A及び第2教師無学習処理部120Bの処理)
第1教師無学習処理部120Aでは、図2のステップS111~S114と同様の処理が行われることにより、第1カテゴリ情報y2Aが出力される。同様に、第2教師無学習処理部120Bでは、図2のステップS111~S114と同様の処理が行われることにより、第2カテゴリ情報y2Bが出力される。
(教師無学習代表値決定部152の処理)
教師無学習代表値決定部152は、第1カテゴリ情報y2A及び第2カテゴリ情報y2Bを取得する。続いて、教師無学習代表値決定部152は、第1カテゴリ情報y2A及び第2カテゴリ情報y2Bの代表情報x2を算出し(S202)、出力する。代表情報x2は、例えば、第1カテゴリ情報y2A及び第2カテゴリ情報y2Bの最大値のうち、大きい方と、第1カテゴリ情報y2A及び第2カテゴリ情報y2Bの最小値のうち、小さい方との組等である。あるいは、第1カテゴリ情報y2A及び第2カテゴリ情報y2Bの平均値や、中央値の組が代表情報x2として出力されてもよい。また、第1カテゴリ情報y2A及び第2カテゴリ情報y2Bの標準偏差のうち、幅の広い方、あるいは、幅の狭い方の標準偏差が代表情報x2として出力されてもよい。また、代表情報x2は、カテゴリ情報y2として取り扱われる。
(信頼度評価処理部130)
乖離度算出部131は、代表値x1、代表情報x2を取得し、代表値x1、代表情報x2を基に乖離度231を算出する(S121a)。ステップS121aの処理は、図2のステップS121の処理において、予測制御値y1の代わりに代表値x1、カテゴリ情報y2の代わりに代表情報x2が用いられる。
ステップS122以降は図2の処理と同様であるので、ここでの説明を省略する。
第2実施形態では、複数の教師有学習、及び/又は、複数の教師無学習が行われることで、より確度の高い予測制御値y1(代表値x1)及び信頼度232を得ることができる。
なお、第2実施形態では、教師有学習処理部110及び教師無学習処理部120がそれぞれ2つずつ設けられているが、教師有学習処理部110が3つ以上設けられてもよい。また、教師無学習処理部120が3つ以上設けられてもよい。あるいは、教師有学習処理部110及び教師無学習処理部120のうち、一方が1つ設けられる形態としてもよい。これらの形態でも、図4に示す手順と同様の手順で信頼度232の算出が可能である。
[第3実施形態]
<装置構成>
図5は、第3実施形態に係る運転管理支援装置1bの構成例を示す図である。
運転管理支援装置1bが、図1に示す運転管理支援装置1と異なる点は、信頼度評価処理部130の後段に信頼度判定部161及び設定処理部143が設けられている点である。信頼度判定部161及び設定処理部143が行う処理については後記する。
<フローチャート>
図6は、図5に示す運転管理支援装置1bが行う処理の手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、ステップS122の後、信頼度判定部161が信頼度判定処理を行っている(S301)。信頼度判定処理については後記する。
(信頼度判定処理)
図7は、図6のステップS301における信頼度判定処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
まず、信頼度判定部161は、信頼度算出部132から出力された信頼度232を取得する(S311)。
次に、信頼度判定部161は、取得した信頼度232に対し、閾値判定による信頼度232の分類を行う(S312)。ステップS312では、予め設定されている閾値に従い、信頼度232を「低/中/高」や、「適用否/要検討/適用可」等に分類する。ここでは、「低/中/高」に分類されるものとする。
ステップS312の結果、信頼度232が「低」及び「中」である場合(S312→「低」及び「中」)、表示処理部141は、警告をモニタ142に表示する(S321)。その後、表示処理部141は、信頼度232、予測制御値y1、及び、カテゴリ情報y2をモニタ142に表示する(S322)。
また、ステップS312の結果、信頼度232が「高」である場合(S312→高)、表示処理部141は、信頼度232、予測制御値y1、及び、カテゴリ情報y2をモニタ142に表示する(S331)。そして、設定処理部143が、予測制御値y1をプラントPLの制御値として設定する(S332)。なお、ステップS332の処理は省略可能である。
なお、ステップS322や、ステップS331において、信頼度232、予測制御値y1、カテゴリ情報y2と合わせてステップS312で用いられた閾値が表示されてもよい。
第3実施形態によれば、信頼度判定部161が信頼度232の閾値判定を行うことで、信頼度232のランク付けを行う。このようにすることで、運転員が予測制御値y1をプラントPLに設定する制御値として採用するか否かの基準を得ることができる。また、閾値判定の結果、信頼度232が「高」であると判定されれば、設定処理部143が予測制御値y1を制御値としてプラントPLに設定する。このようにすることで、予測制御値y1の適用を自動化でき、運転員の負担を軽減することができる。
[第4実施形態]
<装置構成>
図8は、第4実施形態に係る運転管理支援装置1cの構成例を示す図である。
第4実施形態の運転管理支援装置1cは、信頼度評価処理部130の後段にトレンド判定部170が設けられている。トレンド判定部170は、制御範囲判定部171と、トレンド一致判定部172とを有する。また、設定処理部143が設けられている。制御範囲判定部171、トレンド一致判定部172及び設定処理部143が行う処理については後記する。
<フローチャート>
図9は、図8に示す運転管理支援装置1cが行う処理の手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、ステップS122の後、トレンド判定部170がトレンド判定処理を行っている(S401)。トレンド判定処理については後記する。
(トレンド判定処理)
図10A及び図10Bは、図9のステップS401におけるトレンド判定処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
ここで、制御範囲判定部171は過去N時刻の実績制御データ202を使用し、トレンド一致判定部172は過去M時刻の実績制御データ202を使用する。このとき、必ずしもNとMは一致させる必要はない。
まず、入力装置(図15参照)411を介して、制御範囲判定部171が使用する過去の時刻Nが指定される(図10AのS411)。なお、Nは対象となっているプラントPLの時定数や経験知等が参照されることで運転員によって決定される。
次に、制御範囲判定部171は、実績DB101から、過去N時刻の実績制御データ202を取得する(S412)。
また、制御範囲判定部171は、過去N時刻の予測制御値y1を取得する(S413)。
次に、制御範囲判定部171は、取得した予測制御値y1のすべてが制御範囲に含まれている否かを判定する(S414)。例えば、任意のn時刻(n?N)における過去の弁開度(実績制御値)の変化量Δy以内(あるいはΔy%以内)でプラントPLの制御が行われるようにする。この場合、Δyが制御範囲となり、ステップS413において、制御範囲判定部171は、予測制御値y1が、Δyの範囲内にあるか否かを判定する。通常、プラントPLの制御値に関しては、このような制御範囲がルールとして定められている。本実施形態では、制御範囲が別途設定されてもよいし、既存のルールが制御範囲として流用されてもよい。
また、予測制御値y1が制御範囲外である場合(S414→否)、表示処理部141はモニタ142に制御範囲判定結果がエラーである旨を表示する(S415)。そして、運転管理支援装置1cは処理を終了する。
予測制御値y1が過去N時刻の実績制御データ202から見て制御範囲に入っている場合(S414→可)、表示処理部141は、制御範囲判定結果が「可」である旨をモニタ142に表示する(S416)。
そして、入力装置(図15参照)411を介してトレンド一致判定部172が使用する過去の時刻Mが入力される(図10BのS421)。
次に、トレンド一致判定部172は、実績DB101から過去M時刻の実績制御データ202を取得する(S422)。
さらに、トレンド一致判定部172は、最新の予測制御値y1を取得する(S423)。
次に、トレンド一致判定部172は、ステップS422で取得した過去M時刻の実績制御データ202から現行トレンドを取得する(S424)。現行トレンドは、例えば、実績制御データ202における現在から過去の時刻Mの期間の差分又は傾きを算出後、閾値に基づいて減少/維持/増大を判定することで抽出される。現行トレンドを差分で抽出する場合、m1時刻前とm2時刻前の実績制御値の差分や、m1時刻前の実績制御値と過去M時刻の実績制御値の平均値との差分等が利用できる。現行トレンドを傾きで抽出する場合、m1時刻からm2時刻までの実績制御値の変化を時刻に対する傾きとして算出した値が利用できる。ここで、m1,m2は、m1<m2<Mである。
また、トレンド一致判定部172は、過去M-1時刻の実績制御データ202、及び、最新の予測制御値y1より、差分又は傾きを算出し閾値判定に基づき予測制御値y1の予測トレンドを抽出する(S425)。予測トレンドは、現行トレンドと同様の手法で取得される。
次に、トレンド一致判定部172は、予測トレンドが現行トレンドと一致しているか否かを判定する(S431)。具体的には、トレンド一致判定部172は、予測トレンドと、現行トレンドの一致率が所定の値以上であるか否かを判定する。予測トレンドと、現行トレンドの一致率が所定の値以上であれば、トレンド一致判定部172はステップS431で「一致」と判定する。予測トレンドと、現行トレンドの一致率が所定の値未満であれば、トレンド一致判定部172はステップS431で「不一致」と判定する。
予測トレンドが現行トレンドと一致している場合(S431→一致)、表示処理部141は、トレンド判定結果として「トレンド一致」をモニタ142に表示する(S432)。
予測トレンドが現行トレンドと一致していない場合(S431→不一致)、表示処理部141は、警告をモニタ142に表示する(S433)。
ステップS432及びステップS433の後、設定処理部143は設定条件を満たしているか否かを判定する(S441)。設定条件は、ステップS414で「可」と判定され、かつ、ステップS431で「一致」と判定されていることである。
設定条件を満たしている場合(S441→Yes)、設定処理部143は最新の予測制御値y1を制御値としてプラントPLに設定する(S442)。
設定条件を満たしていない場合(S441→No)、運転管理支援装置1cは図9のステップS131へ処理をリターンする。
ステップS415、S416,S432,S433で示したように、制御範囲判定結果と、トレンド判定結果とが、モニタ142に出力される。
また、ステップS441、S442の処理は省略可能である。また、トレンド一致判定部172が省略されてもよい。この場合、ステップS414で「可」と判定されれば、設定処理部143が最新の予測制御値y1を制御値としてプラントPLに設定してもよい。あるいは、制御範囲判定部171が省略されてもよい。この場合、ステップS431で「一致」と判定されれば、設定処理部143が最新の予測制御値y1を制御値としてプラントPLに設定してもよい。
なお、プラントPLの運転パターンがフラグ情報として存在する場合、運転パターン毎に予測トレンドや、現行トレンドが取得されてもよい。また、本実施形態では制御範囲判定(S414)、トレンド一致性判定(S431)の順で判定が実行されているが、トレンド一致性判定、制御範囲判定の順で判定が実行されてもよい。
第4実施形態によれば、現在の稼働状況の制御範囲や、トレンドを考慮した予測制御値y1の採用可否の判断を運転員が行うことができる。また、制御範囲や、トレンドを基に、予測制御値y1をプラントPLの制御値として設定するか否かが判定される。そして、予測制御値y1が、制御範囲に入っていたり、現行トレンドと、予測トレンドが一致していたりすれば、設定処理部143が予測制御値y1をプラントPLの制御値として設定する。これにより、運転員の作業負担を軽減することができる。
[第5実施形態]
<装置構成>
図11は、第5実施形態に係る運転管理支援装置1dの構成例を示す図である。
運転管理支援装置1dは、以下の点が図1に示す運転管理支援装置1と異なっている。
(C1)実績DB101から実績データ201が入力されるデータ特徴判定部181が設けられている。
(C2)データ特徴判定部181の下流に、データ選別分類部182及び乖離度算出方法選択部183が設けられている。
(C3)予測モデル構築部111d及び予測制御値算出部112dを有する教師有学習処理部110aが設けられている。また、分類モデル構築部121d、分類結果算出部122d、カテゴリ情報生成部123を有する教師無学習処理部120aが設けられている。
ここで、予測モデル構築部111d、予測制御値算出部112d、分類モデル構築部121d、分類結果算出部122d、データ特徴判定部181、データ選別分類部182、乖離度算出方法選択部183が行う処理については、後記する。
<フローチャート>
図12は、図11に示す運転管理支援装置1dが行う処理の手順を示すフローチャートである。
データ特徴判定部181は、はじめに実績データ201の特徴を抽出する(S501)。抽出される実績データ201の特徴は、実績DB101に格納されている、すべての実績データ201あるいは一部の実績データ201の平均値、分散、分布形状等の統計情報である。なお、データ特徴判定部181は、運転パターンのフラグ情報や、稼働期間に基づいて、例えば、プラントPLの定常運転期間等、一部の実績データ201を特徴抽出の対象としてもよい。この場合、対象となる一部の実績データ201の統計情報を実績データ201の特徴としてもよい。あるいは、一部の実績データ201の統計情報と、すべての実績データ201の統計情報との差異が実績データ201の特徴とされてもよい。
そして、データ選別分類部182は、実績データ201を選別分類し(S502)、選別分類した結果である実績データ201のグループを教師有学習処理部110及び教師無学習処理部120へ送る。
ステップS502における、データ選別分類部182による選別分類は、例えば、以下のようなものが考えられる。どのような条件で選別分類が行われるかは、運転員によって設定される。
(C11)データ特徴判定部181によって抽出された特徴に基づく選別分類。例えば、データ選別分類部182は、平均値がある値から所定範囲に入っている実績データ201のグループや、同様の分布形状を有する実績データ201のグループに選別分類する。
(C12)フラグ情報に基づく選別分類。例えば、データ選別分類部182は、フラグ情報に基づいてプラントPLの稼働開始~2時間後、2時間~5時間後、5時間後~プラントPLの稼働終了等で実績データ201を選別分類する。
なお、前記したように、実績データ201は、温度や、圧力(実績計測値)、弁の開度や、原料の投入量設定値(実績制御値)等、様々な種類のデータが含まれる。ステップS502の選別分類は、これらデータの種類毎に行うこともできる。
また、乖離度算出方法選択部183は、あらかじめ定めておいた実績データ201の特徴と乖離度算出方法との対応表500と、データ特徴判定部181によって算出された実績データ201の特徴とに基づいて、乖離度算出方法を決定する(S511)。乖離度算出方法選択部183は、データ特徴判定部181によって算出された実績データ201の特徴に基づいて、乖離度算出の際のパラメータを調整してもよい。
なお、ステップS101~S103,S111~S114,S121~S122、S131は、概ね第1実施形態と同様であるが、以下の点で異なっている。
(C21)予測モデル構築部111dは、ステップS502における選別分類で分けられた、実績データ201のグループ毎に予測モデル211を生成する(S102a)。
(C22)予測制御値算出部112dは、予測制御値y1を算出する(S103a)。この際、取得された計測データ204に対応するグループの予測モデル211が用いられる計測データ204に対応するグループとは、例えば、平均値を基にグループが形成されている場合、計測データ204の値に対応するグループである。また、フラグ情報に基づいてグループが形成されている場合、計測データ204のフラグ情報に対応するグループが計測データ204に対応するグループとなる。
なお、計測データ204も温度や、圧力等、様々な種類のデータが含まれるが、ステップS502の選別分類がデータの種類毎に行われている場合、算出される予測制御値y1は、データの種類毎の選別分類が反映されることになる。つまり、予測制御値算出部112dは、温度の計測データ204に対して、温度のグループを基に予測制御値y1を算出する。
(C31)分類モデル構築部121dは、ステップS502における選別分類で分けられた、実績データ201のグループ毎に分類モデル221を生成する(S112a)。
(C32)分類結果算出部122dはカテゴリを検索する。この際、取得された計測データ204の値に対応するグループのカテゴリが検索される(S113a)。
なお、計測データ204の値に対応するグループとは、(C22)で前記したものと同様のものである。また、ステップS502の選別分類がデータの種類毎に行われている場合、カテゴリの検索は、データの種類が反映されたものとなる。例えば、分類結果算出部122dは、温度の計測データ204に対して、温度のグループにおけるカテゴリを検索する。
(実績データ201の特徴と乖離度算出方法との対応表500)
図13は、実績データ201の特徴と乖離度算出方法との対応表500の一例を示す図である。
図13に示すように、実績データ201の特徴と乖離度算出方法との対応表500は、「判定対象」、「比較対象」を有する「データ」、実績データ201の「データ特徴」、「乖離度算出方法」の各項目を有する。
例えば、符号501のレコードには、全データにおいて、データ特徴として統計分布が負側に偏在している場合、「A方式」の乖離度算出方法が適用されることが格納されている。
また、符号502のレコードには、「運転パターンA」のフラグが付されているデータの全データについて、データ特徴としてデータ量が少なければ、B方式の乖離度算出方法が適用されることが格納されている。
第5実施形態によれば、所定の条件で選別分類され、グループに分けられた実績データ201を基に、予測モデル211や、分類モデル221が生成される。そして、これらの予測モデル211や、分類モデル221を基に予測制御値y1や、カテゴリ情報y2が算出される。これにより、予測制御値y1や、カテゴリ情報y2の算出は、ステップS502の選別分類によるグループが反映される。つまり、計測データ204と同様の性質を有する実績データ201のグループに基づいて予測制御値y1や、カテゴリ情報y2が算出される。このため、予測制御値y1及びカテゴリ情報y2を基に算出される信頼度232の精度を向上させることができる。また、予測制御値y1や、カテゴリ情報y2には、計測データ204におけるデータの種類(温度)毎に算出・出力される。このようにすることで、データの種類毎における信頼度232の算出を行うことができる。
なお、データ選別分類部182は省略可能である。この場合、図12のステップS101a,S102a,S111a,S112aは、第1実施形態のステップS101,S102,S111,S112と同様の処理となる。
[画面例]
図14は、本実施形態における運転管理画面300の例を示す図である。
運転管理画面300は、制御対象表示領域311、予測制御値表示領域320を有する。また、運転管理画面300は、カテゴリ名表示領域331、信頼度表示領域332、カテゴリ情報表示領域333、制御値頻度情報表示領域334を有する。さらに、運転管理画面300は、信頼度判定結果表示領域341、トレンド判定結果表示領域342、データ特徴表示領域343、乖離度算出方法表示領域344、使用学習種類表示領域345、制御状態表示領域351を有している。
制御対象表示領域311には制御対象となるプラントPL中の機器、機器における部品、制御値が表示される。図14の例では、制御対象となる機器が「熱交換器A」の「弁A」であり、「熱交換器A」の「弁A」の「開度」が制御対象となっていることが示されている。
予測制御値表示領域320には、実績制御値と、予測制御値y1とのグラフが示されている。図14の例では、実績制御値が実線グラフで示され、予測制御値y1が破線グラフで示されている。また、予測制御値y1を示す破線グラフにおいて星印は最新の予測制御値y1を示す。また、予測制御値表示領域320は、最新予測制御値表示領域321を備えている。最新予測制御値表示領域321に表示されている値は、予測制御値表示領域320の星印に相当する予測制御値y1である。なお、図14の例では、弁の開度が制御対象となっているため、予測制御値y1もパーセント表示となっている。
カテゴリ名表示領域331には、教師無学習で分類され、プラントPLから取得された計測値が属するカテゴリが表示されている。図14の例では、対象となる「弁A」の「開度」が「カテゴリA」の属すことが示されている。
信頼度表示領域332には、信頼度算出部132によって算出された信頼度232が表示されている。
カテゴリ情報表示領域333には、教師無学習の結果、生成された各カテゴリに関する情報が表示される。図14の例では、制御値である弁開度が4つのカテゴリに分類されることが示されている。また、制御対象となる「弁A」の開度が白丸で示されていることで、制御対象となる制御値が、どのカテゴリに属すかが視認可能となっている。
制御値頻度情報表示領域334には、プラントPLにおけるすべての弁の開度の実績制御値の頻度がヒストグラムで示されている。そして、算出された予測制御値y1に相当するヒストグラムが斜線で示されている。
信頼度判定結果表示領域341には、図6のステップS301の判定結果が示されている。なお、信頼度判定結果表示領域341において、図6のステップS301で用いられた閾値が判定結果とともに表示されてもよい。
トレンド判定結果表示領域342には、図10BのステップS431の判定結果が示されている。なお、トレンド判定結果表示領域342において、図10AのステップS414の判定結果が、ステップS431の判定結果とともに表示されてもよい。
データ特徴表示領域343には、図11のデータ特徴判定部181によって判定されたデータ特徴の名称が示されている。データ特徴表示領域343において、図13に示す実績データ201の特徴と乖離度算出方法との対応表500の情報や、図13の「データ特徴」に示される統計分布がデータ特徴の名称とともに表示されてもよい。
乖離度算出方法表示領域344には、図11の乖離度算出方法選択部183によって決定された乖離度算出方法の名称が表示されている。
使用学習種類表示領域345には、予測制御値y1あるいはカテゴリ情報y2の導出に使用した学習の名称が表示されている。
制御状態表示領域351には、制御対象となっているプラントPLにおいて、どのような制御が行われているかについての情報が表示されている。図14の例では、制御状態表示領域351が、予測制御値y1を制御値として設定する自動運転モードが行われている旨の表示となっているが、予測制御値y1をモニタ142で確認して運転員が予測制御値y1を制御値としてプラントPLに設定する手動運転モードも表示可能である。また、制御状態表示領域351において、運転員が入力装置(図15参照)411を介して入力する情報によって、自動運転モード、手動運転モードの切り替えが可能としてもよい。なお、自動運転モードは、第3実施形態、第4実施形態で実行することができる。
自動運転モードが選択されている場合、信頼度判定部161、制御範囲判定部171、トレンド一致判定部172による判定結果と、判定結果が「可」以外であった場合の対処方法が、制御状態表示領域351に表示されてもよい。
図14の画面例では、第1実施形態、第3~第5実施形態におけるすべての結果が表示されているが、それぞれの実施形態の結果のみが適宜表示されてもよい。
[ハードウェア構成]
図15は、運転管理支援装置1,1a~1dのハードウェア構成を示す図である。
運転管理支援装置1は、メモリ401、CPU(Central Processing Unit)402、記憶装置403、入力装置411、通信装置412、モニタ142を有する。通信装置412は、プラントPLとの情報の送受信を行う。
記憶装置403は、実績DB101を含むものであるとともに、各部110~112,110A~112A,110B~112B,120~123,120A~123A,120B~123B,130~132,141,143,151,152,161,170~172,181~182が具現化するためのプログラムが格納されている。つまり、まず、記憶装置403に格納されているプログラムが、メモリ401にロードされる。それから、メモリ401にロードされたプログラムが、CPU402によって実行されることにより、各部110~112,110A~112A,110B~112B,120~123,120A~123A,120B~123B,130~132,141,141,151,152,161,170~172,181~182が具現化する。
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を有するものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、本実施形態では、実績DB101が運転管理支援装置1,1a~1dに備えられているものとしている。しかし、これに限らず、実績DB101はクラウド上等に設置され、運転管理支援装置1,1a~1dはクラウド上に設置されている実績DB101から実績データ201を取得してもよい。
また、前記した各構成、機能、各部110~112,110A~112A,110B~112B,120~123,120A~123A,120B~123B,130~132,141,151,152,161,170~172,181~182、実績DB101等は、それらの一部又はすべてを、例えば集積回路で設計すること等によりハードウェアで実現してもよい。また、図15に示すように、前記した各構成、機能等は、CPU402等のプロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、HD(Hard Disk)に格納すること以外に、メモリ401や、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、IC(Integrated Circuit)カードや、SD(Secure Digital)カード、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に格納することができる。
また、各実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんどすべての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1,1a~1d 運転管理支援装置
101 実績DB(記憶部)
110,110d 教師有学習処理部
110A 第1教師有学習処理部
110B 第2教師有学習処理部
111,111d 予測モデル構築部(第1のモデル生成部)
111A 第1予測モデル構築部(第1のモデル生成部)
111B 第2予測モデル構築部(第1のモデル生成部)
112,112a 予測制御値算出部
112A 第1予測制御値算出部(予測制御値算出部)
112B 第2予測制御値算出部(予測制御値算出部)
120,120d 教師無学習処理部
120A 第1教師無学習処理部
120B 第2教師無学習処理部
121,121d 分類モデル構築部(第2のモデル生成部)
121A 第1分類モデル構築部(第2のモデル生成部)
121B 第2分類モデル構築部(第2のモデル生成部)
122,122d 分類結果算出部(カテゴリ選択部)
122A 第1分類結果算出部(カテゴリ選択部)
122B 第2分類結果算出部(カテゴリ選択部)
123A 第1カテゴリ情報生成部(カテゴリ選択部)
123B 第2カテゴリ情報生成部(カテゴリ選択部)
123 カテゴリ情報生成部(カテゴリ選択部)
130 信頼度評価処理部(信頼度算出部)
131 乖離度算出部(信頼度算出部)
132 信頼度算出部
141 表示処理部
142 モニタ(表示部)
143 設定処理部
161 信頼度判定部(信頼度ランク判定部)
170 トレンド判定部
171 制御範囲判定部
172 トレンド一致判定部(トレンド比較部)
181 データ特徴判定部(データ特徴算出部)
182 データ選別分類部
183 乖離度算出方法選択部(乖離度算出方法決定部)
201 実績データ
202 実績制御データ(実績制御値)
203 実績計測データ(実績計測値)
204 計測データ(計測値)
211 予測モデル(第1のモデル)
221 分類モデル(第2のモデル)
232 信頼度
332 信頼度表示領域(信頼度が表示されている)
500 対応表(特徴と、乖離度算出方法との対応表)
PL プラント(機器)
y1 予測制御値
y1A 第1予測制御値(予測制御値)
y1B 第2予測制御値(予測制御値)
y2 カテゴリ情報(カテゴリ)
y2A 第1カテゴリ情報(カテゴリ)
y2B 第2カテゴリ情報(カテゴリ)
S102 予測モデルの生成(第1のモデル生成ステップ)
S103 予測制御値の算出・出力(予測制御値算出ステップ)
S112 カテゴリの生成(第2のモデル生成ステップ)
S113 検索(カテゴリ選択ステップ)
S114 カテゴリ情報y2の出力(カテゴリ情報出力ステップ)
S121 乖離度の算出(信頼度算出ステップ)
S122 信頼度の算出(信頼度算出ステップ)
S131 表示(表示ステップ)
S312 分類(信頼度ランク判定ステップ)
S332 予測制御値y1を制御値として設定(設定処理ステップ)

Claims (13)

  1. 記憶部に格納されている過去の実績データのうち、過去における機器の計測値である実績計測値、及び、過去における前記機器の制御値である実績制御値を用いて、予測制御値を算出するための第1のモデルを生成する第1のモデル生成部と、
    前記第1のモデル生成部で生成された前記第1のモデルに、前記機器から入力される計測値を適用することにより、当該計測値に対応する前記予測制御値を算出する予測制御値算出部と、
    前記記憶部に格納されている前記実績データのうち、前記実績計測値を所定のカテゴリに分類することで、第2のモデルを生成する第2のモデル生成部と、
    前記機器から入力された計測値に対応する前記カテゴリを、前記第2のモデル生成部で分類された前記カテゴリを基に選択するカテゴリ選択部と、
    前記予測制御値算出部によって算出された前記予測制御値と、前記カテゴリ選択部で選択された前記カテゴリにおける前記実績制御値とを比較することで前記予測制御値の信頼度を算出する信頼度算出部と、
    前記信頼度算出部によって算出された前記信頼度を表示部に表示する表示処理部と、
    前記信頼度算出部によって算出された前記信頼度のランク付けを行う信頼度ランク判定部と、
    前記信頼度のランクが所定のランク以上であれば、前記予測制御値を前記機器の制御値として設定する設定処理部と、
    を備え
    前記カテゴリ選択部は、前記計測値が属するカテゴリの最大値、最小値、及び、前記カテゴリに含まれるすべての前記実績制御値を含む複数の値を有するカテゴリ情報を出力し、
    前記信頼度算出部は、前記予測制御値算出部が算出する前記予測制御値と、前記カテゴリ選択部によって選択された前記カテゴリとの乖離の度合いである乖離度を、式(1)~(3)のいずれか1つを用いて算出し、算出した当該乖離度を基に信頼度を算出する
    とを特徴とする運転管理支援装置。
    D = y2min -y1 ・・・(1)
    D = y1 - y2max ・・・ (2)
    D = |(y2ave - y1)/(y2max-y2min)| ・・・ (3)
    ただし、式(1)~(3)において、
    Dは前記乖離度であり、
    y1は前記予測制御値算出部から出力される前記予測制御値であり、
    y2aveは前記カテゴリ情報の平均値であり、
    y2minは、前記カテゴリ情報の最小値であり、
    y2maxは前記カテゴリ情報の最大値である。
  2. 前記予測制御値が、過去の前記実績制御値から算出される制御範囲に収まっているか否かを判定する制御範囲判定部
    を備えることを請求項1に記載の運転管理支援装置。
  3. 前記予測制御値が、過去の前記実績制御値から算出される制御範囲に収まっている場合、前記予測制御値を前記機器の制御値として設定する設定処理部
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の運転管理支援装置。
  4. 前記記憶部に格納されている過去の前記実績制御値から算出されるトレンドと、過去の前記実績制御値と前記予測制御値から算出されるトレンドとを比較するトレンド比較部
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の運転管理支援装置。
  5. 前記トレンド比較部によって、前記記憶部に格納されている過去の前記実績制御値から算出されるトレンドと、過去の前記実績制御値と前記予測制御値から算出されるトレンドとの一致率が所定の値以上であると判定された場合、前記予測制御値を前記機器の制御値として設定する設定処理部
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の運転管理支援装置。
  6. 前記記憶部に格納されている前記実績データの特徴を算出するデータ特徴算出部と、
    前記データ特徴算出部によって算出された前記実績データの前記特徴をキーとして、記憶部から取得した前記特徴と、前記乖離度の算出方法との対応表を検索することによって前記乖離度の算出方法を決定する乖離度算出方法決定部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の運転管理支援装置。
  7. 前記記憶部に格納されている前記実績データの特徴を算出するデータ特徴算出部と、
    所定の条件に基づいて、前記実績データをグループに選別分類し、前記実績データを選別分類した結果である前記グループを前記第1のモデル生成部及び前記第2のモデル生成部に出力する前記実績データを選別するデータ選別分類部と
    を備え、
    前記第1のモデル生成部は、
    前記グループに基づいて前記第1のモデルを生成し、
    前記第2のモデル生成部は、
    前記グループに基づいて前記第2のモデルを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の運転管理支援装置。
  8. 前記実績計測値、前記実績制御値、及び、前記計測値は、複数種類のデータを含んでおり、
    前記データ選別分類部は、
    前記実績計測値、及び、前記実績制御値の種類毎に前記グループの選別分類を行い、
    前記予測制御値算出部は、
    前記計測値におけるデータの種類に応じた前記グループに対して前記計測値を適用し、
    前記カテゴリ選択部は、
    前記計測値におけるデータの種類に応じた前記グループに対して前記計測値を適用する
    ことを特徴とする請求項7に記載の運転管理支援装置。
  9. 前記第1のモデル生成部及び前記予測制御値算出部が複数備えられており、
    前記予測制御値算出部によって算出された複数の前記予測制御値を基に、新たな予測制御値を生成し、生成した前記新たな予測制御値を前記信頼度算出部へ出力する予測制御値生成部
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の運転管理支援装置。
  10. 前記第2のモデル生成部及び前記カテゴリ選択部が複数備えられており、
    前記カテゴリ選択部によって選択された複数の前記カテゴリに関する情報を基に、新たなカテゴリに関する情報を生成し、生成した新たなカテゴリに関する情報を前記信頼度算出部へ出力するカテゴリ情報生成部
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の運転管理支援装置。
  11. 前記第1のモデル生成部は、
    回帰式、決定木、ランダムフォレスト、ニューラルネットワーク、階層型クラスタリング、K平均法を含む非階層型クラスタリングのうち、いずれかを用いて、前記第1のモデルを生成し、
    前記ニューラルネットワークは、
    自己組織化マップ、畳み込みニューラルネットワーク及び再帰型ニューラルネットワークを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の運転管理支援装置。
  12. 前記第2のモデル生成部は、
    階層型クラスタリング、K平均法を含む非階層型クラスタリング、自己組織化マップを含むニューラルネットワークのうち、いずれかを用いて前記第2のモデルを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の運転管理支援装置。
  13. 記憶部に格納されている過去の実績データのうち、過去における機器の計測値である実績計測値、及び、過去における前記機器の制御値である実績制御値を用いて、予測制御値を算出するための第1のモデルを生成する第1のモデル生成ステップと、
    前記第1のモデル生成ステップで生成された前記第1のモデルに、前記機器から入力される計測値を適用することにより、当該計測値に対応する前記予測制御値を算出する予測制御値算出ステップと、
    前記記憶部に格納されている前記実績データのうち、前記実績計測値を所定のカテゴリに分類することで、第2のモデルを生成する第2のモデル生成ステップと、
    前記機器から入力された計測値に対応する前記カテゴリを、前記第2のモデル生成ステップで分類された前記カテゴリを基に選択するカテゴリ選択ステップと、
    前記計測値が属するカテゴリの最大値、最小値、及び、前記カテゴリに含まれるすべての前記実績制御値を含む複数の値を有するカテゴリ情報を出力するカテゴリ情報出力ステップと、
    前記予測制御値算出ステップによって算出された前記予測制御値と、前記カテゴリ選択ステップで選択された前記カテゴリにおける前記実績制御値とを比較することで前記予測制御値の信頼度を算出する信頼度算出ステップと、
    前記信頼度算出ステップによって算出された前記信頼度のランク付けを行う信頼度ランク判定ステップと、
    前記信頼度算出ステップによって算出された前記信頼度を表示部に表示する表示ステップと、
    前記信頼度のランクが所定のランク以上であれば、前記予測制御値を前記機器の制御値として設定する設定処理ステップと、
    を行い、
    前記信頼度算出ステップでは、前記予測制御値算出ステップによって算出された前記予測制御値と、前記カテゴリ選択ステップによって選択された前記カテゴリとの乖離の度合いである乖離度を、式(1)~(3)のいずれか1つを用いて算出し、算出した当該乖離度を基に信頼度を算出する
    ことを特徴とする運転管理支援方法。
    D = y2min -y1 ・・・(1)
    D = y1 - y2max ・・・ (2)
    D = |(y2ave - y1)/(y2max-y2min)| ・・・ (3)
    ただし、式(1)~(3)において、
    Dは前記乖離度であり、
    y1は前記予測制御値算出ステップにて算出される前記予測制御値であり、
    y2aveは前記カテゴリ情報の平均値であり、
    y2minは、前記カテゴリ情報の最小値であり、
    y2maxは前記カテゴリ情報の最大値である。
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