JP7469387B2 - 車両管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カーシェアリングサービスなどに利用される共有車両を管理する車両管理装置に関する。
この種の装置として、従来、カーシェアリングサービスに供された共有車両が返却された後に、車室内の状態を貸出前の状態と照合して車室内の汚れ等を検出するようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の装置では、共有車両の貸出時および返却時にカメラにより車室内を撮影することで車室内の汚れ等の有無を判定する。
特開2020-79994号公報
ところで、利用者が共有車両の室内で飲食をしたり食べ物や飲み物をこぼしたりしたとき、当該共有車両が返却後に再び利用される際に、飲食物などの匂いが車室内に残るおそれがあり、利用者の快適性が損なわれる。
本発明の一態様である車両管理装置は、複数人で利用可能な共有車両を管理する。車両管理装置は、共有車両に搭載された空調装置と、共有車両の室内の匂いを検出する匂い検出センサと、共有車両の利用が終了してから所定時間が経過すると、空調装置が作動するように空調装置を制御する空調制御部と、第1利用者により共有車両が利用された後の空調装置の作動時に匂い検出センサにより検出された第1検出値と、第1利用者の次の利用者である第2利用者により共有車両が利用された後の空調装置の作動時に匂い検出センサにより検出された第2検出値と、を記憶する記憶部と、第2利用者の次の利用者である第3利用者により共有車両が利用されるとき、記憶部に記憶された第1検出値と第2検出値との差を示す差分データを、第3利用者が認識可能な態様で出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、カーシェアリングなどに供される共有車両の利用者の快適性を向上できる。
本発明の実施形態に係る車両管理システムの概略構成図。 図1の車両管理システムの要部構成を示す図。 図2のサーバ装置の内部構成を示す図。 図3の演算部で実行される処理の一例を示すフローチャート。 図3の演算部で実行される他の処理の一例を示すフローチャート。 匂い検出が実行されるタイミングを示す図。
以下、図1~図6を参照して本発明の一実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る車両管理装置は、カーシェアリングサービス(以下、単にカーシェアリングと呼ぶ。)に供され、複数人で利用可能な共有車両を管理する車両管理システムの一部を構成する。なお、以下では、共有車両が供されるサービスとしてカーシェアリングを例にして説明するが、共有車両が供されるサービスは、カーシェアリングに限定されない。
図1は、本発明の実施形態に係る車両管理システム100の概略構成図である。図1に示すように、車両管理システム100は、カーシェアリングに供される車両(共有車両)1に搭載された車載端末10と、カーシェアリングのユーザが有するユーザ端末20と、カーシェアリングを提供する事業体(以下、カーシェアリング事業体と呼ぶ。)に所属し、共有車両1を管理する管理者が有する管理者端末30と、カーシェアリング事業体が有するサーバ装置40とを備える。本実施形態に係る車両管理装置は、主にサーバ装置40および車載端末10により構成される。
車載端末10、ユーザ端末20および管理者端末30は、サーバ装置40と通信可能に接続される。なお、図1には、説明の簡略化のため、1台の共有車両1およびユーザ端末20を示しているが、カーシェアリングには複数の共有車両1および複数のユーザが登録されていて、複数の共有車両1それぞれに搭載される車載端末10と、複数のユーザそれぞれが有するユーザ端末20とが、サーバ装置40と通信可能に接続される。
カーシェアリングに用いられる共有車両1は、カーシェアリング事業体に予め必要な情報が登録された車両であり、登録された情報は、サーバ装置40(後述する車両D/B(データベース)421)に格納される。同様に、カーシェアリングを利用するユーザは、カーシェアリング事業体に予め必要な情報が登録された人物であり、登録された情報は、サーバ装置40(後述するユーザD/B423)に格納される。
図2は、図1の車両管理システム100の要部構成を示す図である。図2に示すように、車載端末10、ユーザ端末20、管理者端末30およびサーバ装置40は、ネットワーク50を介して互いに通信可能に接続される。ネットワーク50には、インターネット網や携帯電話網等に代表される公衆無線通信網だけでなく、所定の管理地域ごとに設けられた閉鎖的な通信網、例えば無線LAN、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等も含まれる。
車載端末10は、図2に示すように、CPU等の演算部11と、ROM、RAM等の記憶部12と、I/Oインターフェース等の図示しないその他の周辺回路とを有するコンピュータを含んで構成される。また、車載端末10は、通信部13と、入出力装置14と、カメラ15と、カードリーダ16と、ロックアクチュエータ17と、空調装置18と、センサ群19と、を有する。
通信部13は、ネットワーク50を介して、少なくともサーバ装置40と無線通信可能に構成される。入出力装置14は、各種指令や各種情報を入出力する装置の総称であり、ユーザが操作可能な各種スイッチやボタン、マイク、スピーカ、モニタ等を有する。カードリーダ16は、ユーザが有する認証カードからユーザ情報を読み取る。ユーザ情報には、ユーザの個人情報、例えばユーザの住所や氏名などが含まれる。認証カードには、例えばユーザの個人情報が記憶された集積回路(IC)が組み込まれた運転免許証(ICカード免許証)が用いられる。カードリーダ16は、共有車両1の外部から近づけられた認証カードを認識可能なように、共有車両1の所定部位(例えばリアウインドウの下方)に設けられる。
記憶部12には、演算部11が実行する各種のプログラムや各種のデータ等が記憶される。例えば、ナビゲーション機能に関するプログラムや地図データ、カメラ15により得られた撮像画像データおよびセンサ群19による検出データ等が一時的に記憶される。
演算部11は、入出力装置14を介して入力された信号、カメラ15により得られた共有車両1の室内の撮像画像データ(以下、車内画像情報または単に車内画像と呼ぶ。)、センサ群19による検出データ、通信部13を介して車載端末10の外部から受信した信号、および記憶部12に記憶されたプログラムやデータ等に基づいて所定の処理を実行するとともに、ロックアクチュエータ17や、空調装置18、センサ群19等に制御信号を出力する。
演算部11は、通信部13に制御信号を出力し、車載端末10とサーバ装置40との間の信号の送受信を制御する。例えば演算部11は、カーシェアリング利用開始時にユーザがカードリーダ16に認証カードを近づけたとき、カードリーダ16により読み取られたユーザ情報を、通信部13を介してサーバ装置40に送信する。サーバ装置40は、受信したユーザ情報に基づき、車両D/B421に、ユーザに対応する車両予約情報が記憶されているか否かを判定する。サーバ装置40は、車載端末10(演算部11)に対して、ユーザに対応する車両予約情報があれば解錠指令を送信し、ユーザに対応する車両予約情報等がなければ施錠指令を送信する。演算部11は、解錠指令を受信すると解錠信号をロックアクチュエータ17に出力する。一方、施錠指令を受信すると、演算部11は、施錠信号をロックアクチュエータ17に出力する。
カメラ15は、CCDやCMOS等の撮像素子を有し、共有車両1の室内を撮像する。カメラ15は、車室内全体を撮像可能なように、共有車両1の車内、例えば天井部に設置される。なお、カメラ15は、車室内全体を撮像可能なように移動可能に設置されてもよいし、複数台設定されてもよい。
ロックアクチュエータ17は、共有車両1のドアロック(不図示)を解錠または施錠する。より詳細には、ロックアクチュエータ17は、演算部11から解錠信号が入力されるとドアロックを解錠し、演算部11から施錠信号が入力されるとドアロックを施錠する。空調装置18は、共有車両1に搭載され、共有車両1の室内の空気調節(エアーコンディショニング)を行う。空調装置18は、通信部13を介したサーバ装置40から指令(空調開始指令および空調停止指令)に応じて、空調装置18に対して制御信号(開始信号および停止信号)を出力し、空調装置18を作動または停止させる。
センサ群19は、車両状態を検出する各種センサを含む。センサ群19は、GPSセンサ191と、残燃料検出センサ192と、匂い検出センサ193とを有する。GPSセンサ191は、GPS衛星から送信された測位信号を受信し、共有車両1の絶対位置(緯度、経度など)を検出する。なお、車載端末10は、GPSセンサ191に代えて、または、GPSセンサ191に加えて、準天頂軌道衛星をはじめとしたGNSS衛星と言われる各国の衛星から送信される電波を利用して測位するセンサが含まれてもよい。残燃料検出センサ192は、共有車両1の残燃料量を検出する。より詳細には、共有車両1がガソリン車両であるとき、残燃料検出センサ192は、燃料タンク内の燃料(ガソリン)の残量を検出する。匂い検出センサ193は、共有車両1の室内に設置され、車室内の匂いを検出する。匂い検出センサ193は、空気中に含まれる匂い成分を付着させるセンサ部(半導体または脂質膜(感応膜))を有し、匂い成分に対するセンサ部の応答、より詳細には、匂い成分が付着することにより生じるセンサ部の物理的変化を、電気的または光学的に測定する。なお、センサ群19には、応答特性が相違する複数の匂い検出センサ193が含まれ、各匂い検出センサ193から測定結果(検出信号)がそれぞれ出力される。以下では、説明の簡略化のため、センサ群19が1つの匂い検出センサ193を有する場合を例にする。また、センサ群19には、車速を検出する車速センサ、共有車両1に作用する加速度を検出する加速度センサ、角速度を検出するジャイロセンサ、走行距離を検出する走行距離センサなどが含まれてもよい。また、共有車両1がバッテリを備える電気自動車等であるとき、センサ群19には、残バッテリ容量を検出する残バッテリ容量検出センサが含まれてもよい。
ユーザ端末20は、ユーザにより使用される、パーソナルコンピュータやスマートフォンに代表される携帯無線端末などである。図2に示すように、ユーザ端末20は、CPU等の演算部21と、ROM、RAM等の記憶部22と、I/Oインターフェース等の図示しないその他の周辺回路とを有するコンピュータを含んで構成される。また、ユーザ端末20は、通信部23と、入出力装置24と、GPSセンサ25とを有する。
通信部23は、ネットワーク50を介してサーバ装置40と無線通信可能に構成される。GPSセンサ25は、GPS衛星から送信された測位信号を受信し、ユーザ端末20の絶対位置(緯度、経度など)を検出する。入出力装置24は、各種指令や各種情報を入出力する装置の総称であり、例えばキーボード、マウス、モニタ、タッチパネル等を有する。ユーザは、入出力装置24を介してユーザ情報を入力する。ユーザ情報には、ユーザの住所、氏名、連絡先、免許証番号、決済に必要な情報(例えばクレジットカード番号)など、ユーザの個人情報が含まれる。入出力装置24を介して入力されたユーザ情報は、演算部21により通信部23を介してサーバ装置40に送信される。サーバ装置40(後述するユーザ予約管理部411)は、受信したユーザ情報をユーザD/B423に登録する。これにより、ユーザがカーシェアリングの会員として登録され、ユーザに対してユーザIDが発行され、ユーザは、カーシェアリングが利用可能となる。ユーザIDは、ユーザ情報に対応付けてユーザD/B423に記憶される。
共有車両1の利用申し込み時には、ユーザ端末20(入出力装置24)を介して、ユーザにより車両予約情報が入力される。車両予約情報には、共有車両1の利用日時(利用開始日時と利用終了日時)を示す情報や、利用申し込みを行ったユーザのユーザIDなどが含まれる。入出力装置24を介して入力された車両予約情報は、演算部21により通信部23を介してサーバ装置40に送信される。サーバ装置40は、ユーザ端末20から車両予約情報を受信すると、利用日時の条件を満たす予約可能な共有車両1を検索し、検索された共有車両1の情報(以下、車両情報と呼ぶ。)をユーザ端末20に送信する。ユーザ端末20(演算部21)は、受信した車両情報に基づいて、検索された共有車両1の一覧を入出力装置24に表示する。共有車両1の一覧の中から入出力装置24を介してユーザが所望の共有車両1を選択すると、車両予約が確定する。
記憶部22は、演算部21が実行する各種のプログラムや、各種のデータが記憶される。記憶部22は、カーシェアリングの車両予約情報等を記憶する。
演算部21は、入出力装置24を介して入力された信号、通信部23を介してユーザ端末20の外部から受信した信号、GPSセンサ25を介して入力されたユーザ端末20の位置情報、および、記憶部22に記憶されたプログラムやデータ等に基づいて所定の処理を実行し、通信部23や入出力装置24等にそれぞれ制御信号を出力する。
演算部21は、通信部23に制御信号を出力し、ユーザ端末20とサーバ装置40との間の信号の送受信を制御する。例えば演算部21は、ユーザを識別可能なユーザIDとともに、共有車両1の予約申し込みやキャンセル等を指令する信号およびGPSセンサ25により検出されたユーザ端末20の位置情報等を、通信部23を介してサーバ装置40に送信する。演算部21でのこの処理により、ユーザは入出力装置24(モニタなど)を介して予約車両の変更や確認等を行うことができる。
管理者端末30は、管理者により操作される、パーソナルコンピュータやスマートフォンに代表される携帯無線端末などである。図2に示すように、管理者端末30は、CPU等の演算部31と、ROM、RAM等の記憶部32と、I/Oインターフェース等の図示しないその他の周辺回路とを有するコンピュータを含んで構成される。また、管理者端末30は、通信部33と、入出力装置34と、を有する。
通信部33は、ネットワーク50を介してサーバ装置40と無線通信可能に構成される。入出力装置34は、例えばキーボード、マウス、モニタ、タッチパネル等を有する。記憶部32には、演算部31が実行する各種のプログラムや、各種のデータが記憶される。
演算部31は、入出力装置34を介して入力された信号、通信部33を介して管理者端末30の外部から受信した信号および記憶部32に記憶されたプログラムやデータ等に基づいて所定の処理を実行し、通信部33や入出力装置34等にそれぞれ制御信号を出力する。
サーバ装置40は、カーシェアリング事業体の施設内に設置される。なお、サーバ装置40は、カーシェアリング事業体の施設の外部に存在してもよく、例えば、仮想サーバ機能を利用してクラウド上で構成されてもよい。図3は、図2のサーバ装置40の内部構成を示す図である。図3に示すように、サーバ装置40は、演算部41と、記憶部42と、通信部43と、入出力装置44とを有する。
通信部43は、ネットワーク50を介して、車載端末10、ユーザ端末20および管理者端末30とそれぞれ無線通信可能に構成される。入出力装置24は、各種指令や各種情報を入出力する装置の総称であり、例えばキーボード、マウス、モニタ、タッチパネル等を有する。
記憶部42には、演算部41が実行する各種プログラムや各種データ等が記憶される。記憶部42は、機能的構成として、車両D/B421と、駐車場D/B422と、ユーザD/B423とを有する。
車両D/B421は、カーシェアリングに供される複数の共有車両1それぞれの車両情報と各共有車両1の利用計画情報とを、車両IDとともに記憶する。車両情報には、各共有車両1の車種、年式、車体番号、車両番号、走行距離、メンテナンス履歴、稼働率などの情報が含まれる。利用計画情報には、各共有車両1の利用実績を示す利用実績情報と、各共有車両1の現在および未来の車両予約情報と、予約の合間に行われる共有車両1のメンテナンス計画を示すメンテナンス情報とが含まれる。
駐車場D/B422は、カーシェアリングに供される共有車両1が駐車される専用駐車場の駐車場情報、具体的には、各専用駐車場の住所、各専用駐車場における駐車スペースの位置および駐車スペースに駐車される共有車両1の車両ID等を、駐車場を識別可能な駐車場IDとともに記憶する。専用駐車場は、共有車両1の貸出場所および返却場所となる場所であり、ユーザがカーシェアリングを利用するとき、通常、同一の駐車場(駐車スペース)が共有車両1の貸出場所および返却場所となる。
ユーザD/B423は、ユーザ端末20(入出力装置24)を介して入力された各ユーザのユーザ情報と、各ユーザの共有車両1の次回貸出しの可否など示す情報とをユーザIDとともに記憶する。
演算部41は、通信部43を介してサーバ装置40の外部から受信した信号、入出力装置44を介して入力された信号、および記憶部42に記憶されたプログラムやデータ等に基づいて所定の処理を実行し、通信部43や入出力装置44等に制御信号を出力する。
演算部41は、機能的構成として、ユーザ予約管理部411と、ロック制御部412と、汚れ度判定部414と、匂い判定部415と、残燃料取得部416と、クーポン発行部417と、貸出し判定部418と、出力部419とを備える。
ユーザ予約管理部411は、ユーザ端末20(入出力装置34)を介してユーザから共有車両1の利用申し込みを受け付ける。具体的には、ユーザ予約管理部411は、ユーザ端末20(入出力装置34)を介してユーザにより入力された車両予約情報を、通信部43を介してユーザ端末20から受信する。ユーザ予約管理部411は、受信した車両予約情報で指定された利用日時の条件を満たす予約可能な共有車両1を検索する。ユーザ予約管理部411は、検索された共有車両1の情報を、通信部43を介してユーザ端末20に送信する。ユーザ端末20は、受信した共有車両1の情報に基づいて、検索された共有車両1の一覧を入出力装置34(ディスプレイ)に表示する。入出力装置34に表示された共有車両1の一覧の中からユーザが所望の共有車両1を選択すると、選択された共有車両1を予約車両として予約を確定する。
ユーザ予約管理部411は、共有車両1ごとに、利用計画情報を生成し、生成した利用計画情報を車両D/B421に登録する。具体的には、ユーザ予約管理部411は、共有車両1の予約が確定すると、共有車両1の車両予約情報を生成し、生成した車両予約情報を共有車両1の車両IDとともに車両D/B421に記憶する。また、共有車両1の利用が終了すると、ユーザ予約管理部411は、共有車両1を利用したユーザのユーザIDや、共有車両1が利用された日時(利用開始日時と利用終了日時)とを含む利用実績情報を生成し、生成した利用実績情報を車両D/B421を共有車両1の車両IDに対応づけて記憶する。
ロック制御部412は、カードリーダ16により読み取られたユーザ情報を車載端末10から受信すると、そのユーザ情報に対応するユーザIDをユーザD/B423から検索して取得する。また、ロック制御部412は、取得したユーザIDに対応する車両予約情報が車両D/B421に存在するか否かを判定する。ユーザIDに対応する車両予約情報が存在するとき、ロック制御部412は、通信部43を介して車載端末10に解錠信号を送信する。これにより、共有車両1は貸出し中の状態となる。一方、ユーザIDに対応する車両予約情報が存在しないとき、ロック制御部412は、通信部43を介して車載端末10に施錠信号を送信する。
また、ロック制御部412は、共有車両1が返却されたと判断したとき、通信部43を介して施錠信号を共有車両1(車載端末10)に送信する。共有車両1の返却は、共有車両1が返却場所(専用駐車場)に駐車されている状態で、認証カードをカードリーダ16に近づけることで完了する。このとき、カードリーダ16により読み取られたユーザ情報が、車載端末10からサーバ装置40へ送信される。ロック制御部412は、共有車両1が貸出し中であるときに通信部43を介して車載端末10からユーザ情報を受信すると、ユーザ情報の送信位置を確認し、送信位置が専用駐車場に含まれるとき、共有車両1が専用駐車場に返却されたと判断する。なお、ユーザ情報の送信位置は、車載端末10から送信される共有車両1の位置情報に基づき検出可能である。
空調制御部413は、共有車両1に搭載された空調装置18を制御する。具体的には、空調制御部413は、共有車両1が返却されてから所定時間tが経過すると、通信部43を介して車載端末10に空調開始指令を送信する。車載端末10(演算部11)は、通信部13を介して空調開始指令を受信すると、空調装置18に開始信号を出力する。これにより、空調装置18が作動する。また、空調制御部413は、匂い判定部415による匂い判定が終了すると、通信部43を介して車載端末10に空調停止指令を送信する。車載端末10(演算部11)は、通信部13を介して空調停止指令を受信すると、空調装置18に停止信号を出力する。これにより、空調装置18が停止する。
汚れ度判定部414は、通信部43を介して車載端末10から受信した貸出時および返却時の車内画像に基づいて、共有車両1の室内の汚れ度を判定する。まず、汚れ度判定部414は、貸出時の車内画像と返却時の車内画像とを比較して、共有車両1の貸出時に存在しなかった共有車両1の返却時の汚れ等を検出する。より詳細には、汚れ度判定部414は、貸出時の車内画像と返却時の車内画像との画素値の差分を画素位置ごとに算出し、画素値の差分が所定値以上である画素を検出する。次いで、汚れ度判定部414は、検出した画素の全体画像(全画素数)に対する割合を算出し、その割合に基づいて共有車両1の返却時における車室内の汚れ度を判定する。具体的には、汚れ度判定部414は、算出した割合が低いほど、すなわち、両車内画像間の変化が小さいほど車室内の汚れ度が低いと判定する。
匂い判定部415は、空調制御部413により車載端末10に空調開始指令が送信されると、通信部43を介して車載端末10に匂い検出開始指令を送信する。車載端末10(演算部11)は、通信部13を介して匂い検出開始指令を受信すると、匂い検出センサ193に開始信号を出力する。これにより、匂い検出センサ193による匂い検出が開始される。匂い検出センサ193により検出された検出値(以下、匂い検出値と呼ぶ。)は、車載端末10(演算部11)により、通信部13を介してサーバ装置40に送信される。匂い判定部415は、通信部43を介して車載端末10から受信した匂い検出値を、共有車両1のユーザ(直近に共有車両1を利用したユーザ)のユーザIDとともに記憶部42に記憶する。
匂い判定部415は、ユーザにより共有車両1の利用申し込みが行われると、より詳細には、新規の車両予約情報が車両D/B421に登録されると、車両D/B421に記憶されている利用実績情報から、共有車両1の前々回貸出時のユーザ(以下、前々回ユーザと呼ぶ。)と前回貸出時のユーザ(以下、前回ユーザと呼ぶ。)のユーザIDをそれぞれ取得する。匂い判定部415は、取得した各ユーザIDに対応付けて記憶された匂い検出値、すなわち、前々回ユーザにより共有車両1が利用された後の空調装置18の作動時に匂い検出センサ193により得られた匂い検出値(以下、前々回検出値と呼ぶ)と、前回ユーザにより共有車両1が利用された後の空調装置18の作動時に匂い検出センサ193により得られた匂い検出値(以下、前回検出値と呼ぶ。)と、を記憶部42から取得する。匂い判定部415は、前々回検出値と前回検出値との差を算出し、その差を示す差分データを生成する。
また、匂い判定部415は、生成した差分データから匂いの変化が生じたと判断される場合には共有車両1の匂いを判定する。具体例としては、匂い判定部415は、前々回検出値と前回検出値として検出されたそれぞれの匂い成分を機械学習などを用いて解析し、共有車両1の室内の匂いの種類や匂いの強さを認識する。そのうえで、変化が生じた匂いの種類や匂いの強さがあった場合に前回ユーザの利用によって生じた匂いと判定する。なお、単純に前回検出値の匂い成分を機械学習などを用いて解析し、匂い判定部415が共有車両1の室内の匂いの種類が特定の種類(たばこ臭や食べ物の腐敗臭など)に属し、かつ、その匂いの強さが所定閾値以上であるとき、共有車両1の室内に不快な匂いが存在すると判定しても良い。この場合は、共有車両1の室内の匂いの種類が特定の種類に属さないとき、または、その匂いの強さが所定閾値未満であるとき、匂い判定部415は、共有車両1の室内に不快な匂いが存在しないと判定する。
残燃料取得部416は、共有車両1の返却時の残燃料を示す情報(以下、残燃料情報)を取得する。詳細には、残燃料取得部416は、共有車両1が返却されると、通信部43を介して車載端末10に残燃料送信指令を送信する。車載端末10(演算部11)は、通信部13を介して残燃料送信指令を受信すると、残燃料検出センサ192の最新の検出値を取得し、取得した検出値を残燃料情報として通信部13を介してサーバ装置40に送信する。残燃料取得部416は、通信部43を介して車載端末10からの残燃料情報を受信する。
クーポン発行部417は、匂い判定部415により共有車両1の室内に不快な匂いが存在すると判定されると、その匂いの強さに応じて、共有車両1の利用料金を決定する。より詳細には、クーポン発行部417は、その匂いの強さが大きいほど、すなわち匂い判定部415により生成された差分データにより示される差が大きいほど低くなるように、共有車両1の利用料金を決定する。以下、クーポン発行部417により決定された料金を割引料金と呼ぶ。クーポン発行部417は、決定した割引料金に基づき、カーシェアリング事業体により予め定められた共有車両1の利用料金が割引される電子クーポン(割引クーポン)を発行して、該割引クーポンを記憶部42に記憶する。その後、共有車両1の利用申し込みが新規に受け付けられると、より詳細には、ユーザ予約管理部411により新たな車両予約情報が受信されると、該車両予約情報の送信元のユーザ端末20に通信部43を介して、記憶部42に記憶された割引クーポンを送信(配信)する。共有車両1の利用申し込みをしたユーザは、この割引クーポンを使用することで、カーシェアリング事業体により予め定められた利用料金よりも安い割引料金で、共有車両1を利用することができる。これにより、共有車両1の室内に不快な匂いが存在するときでもカーシェアリングが利用されるようになり、機会損失を低減できる。
貸出し判定部418は、汚れ度判定部414による汚れ度の判定結果と、匂い判定部415による匂いの判定結果と、残燃料取得部416により取得された残燃料情報とに基づいて、共有車両1のユーザへの次回貸し出しの可否を判定する。
ところで、カーシェアリングでは、ユーザが快適に共有車両1を利用できるように、貸出時に共有車両1が清潔であることや燃料が十分に補充されていることが望まれる。そこで、貸出し判定部418は、上記のように返却時の共有車両1の汚れ度や匂い、残燃料に基づいて、共有車両1を利用したユーザに対する共有車両1の次回貸出しの可否を判定する。例えば、貸出し判定部418は、返却時の共有車両1の汚れ度が所定程度以上であるとき、ユーザに対して共有車両1の次回の貸出しを許可しない。また例えば、貸出し判定部418は、匂い判定部415により返却時の共有車両1の室内に不快な匂いが存在すると判定されたとき、ユーザに対して共有車両1の次回の貸出しを許可しない。また例えば、貸出し判定部418は、返却時の共有車両1の残燃料が所定量未満であるとき、ユーザに対して共有車両1の次回の貸出しを許可しない。貸出し判定部418は、共有車両1の次回貸出しの可否の結果をユーザD/B423に記憶する。このように、共有車両1の使用マナーが悪いユーザに対してペナルティ(次回の貸出しの不許可)を課すことで、ユーザに対して、共有車両1をきれいに利用する動機付けを与えることができる。その結果、カーシェアリング事業者により共有車両の管理(清掃など)の手間を低減できる。
出力部419は、汚れ度判定部414により判定された共有車両1の汚れ度に関する情報(以下、汚れ度情報と呼ぶ。)を、管理者と共有車両1の利用申し込みを行ったユーザ(以下、利用申込者と呼ぶ。)とが認識可能な態様で出力する。具体的には、出力部419は、汚れ度情報を入出力装置(ディスプレイ)に表示するための表示情報を生成し、該表示情報を通信部43を介して管理者端末30と利用申込者のユーザ端末20とに送信する。また、出力部419は、匂い判定部415により判定された共有車両1の匂いに関する情報(以下、匂い情報と呼ぶ。)を同様にして、管理者および利用申込者が認識可能な態様で出力する。さらに、出力部419は、クーポン発行部417により決定された割引料金を示す情報を同様にして、管理者および利用申込者が認識可能な態様で出力する。
図4は、予め定められたプログラムに従いサーバ装置40の演算部41(CPU)で実行される処理(匂い検出処理)の一例を示すフローチャートである。図4のフローチャートに示す処理は、サーバ装置40に電源が投入されると開始され、所定周期で繰り返される。
まず、ステップS11で、共有車両1が返却されたか否かを確認する。具体的には、カードリーダ16により読み取られたユーザ情報を受信すると、共有車両1が貸出中であるか否か、および、ユーザ情報の送信位置が専用駐車場内に含まれるか否かを判定する。そして、共有車両1が貸出中であって、且つ、送信位置が専用駐車場内に含まれるとき、共有車両1が返却されたと判定する。ステップS11で否定されると処理を終了する。ステップS11で肯定されると、ステップS12で、ステップS11で肯定されてから、すなわち、共有車両1が返却されてから所定時間が経過したか否かを判定する。ステップS12は肯定されるまで繰り返される。ステップS12で肯定されると、ステップS13で、通信部43を介して車載端末10に空調開始指令を送信する。これにより、共有車両1に搭載された空調装置18が作動する。ステップS14で、通信部43を介して車載端末10に匂い検出開始指令を送信する。これにより、車載端末10において匂い検出センサ193による匂い検出が行われる。匂い検出センサ193により得られた匂い検出値は、車載端末10(演算部11)によりサーバ装置40に送信される。ステップS15で、通信部43を介して車載端末10から受信した匂い検出値を、共有車両1のユーザ(共有車両1を返却したユーザ)のユーザIDとともに記憶部42に記憶する。
図5は、予め定められたプログラムに従いサーバ装置40の演算部41(CPU)で実行される他の処理(匂い判定処理)の一例を示すフローチャートである。図5のフローチャートに示す処理は、サーバ装置40に電源が投入されると開始され、所定周期で繰り返される。
まず、ステップS21で、共有車両1の利用申し込みがあったか否かを判定する。具体的には、通信部43を介してユーザ端末20から車両予約情報を受信した否かを判定する。ステップS21で否定されると、処理を終了する。ステップS21で肯定されると、ステップS22で、前回検出値と前々回検出値とが記憶部42に記憶されているか否かを判定する。ステップS22で否定されると、処理を終了する。ステップS22で肯定されると、ステップS23で、前回検出値と前々回検出値とを記憶部42から読み出す。ステップS24で、ステップS23で読み出した前回検出値と前々回検出値との差を算出し、その差を示す差分データを生成する。ステップS25で、ステップS24で生成した差分データに基づき、共有車両1の室内に不快な匂いが存在するか否かを判定する。ステップS25で否定されると、ステップS27に進む。ステップS25で肯定されると、ステップS26で、カーシェアリングの利用料金が割引される電子クーポン(割引クーポン)を発行する。ステップS27で、ステップS25の判定結果を含む匂い情報を、ステップS21で受信された車両予約情報の送信元であるユーザ端末20と、管理者端末30とに送信する。
本実施形態に係るサーバ装置(車両管理装置)を含む車両管理システムの動作をまとめると以下のようになる。図6は、匂い検出センサ193による匂い検出が実行されるタイミングを示す図である。図6に示す期間UP1,UP2はそれぞれ、前々回ユーザと前回ユーザの共有車両1の利用期間(利用開始日時から利用終了日時までの期間)を表す。時点T1,時点T2はそれぞれ、利用期間UP1,UP2の終了時点から所定時間tが経過した時点を表す。前々回ユーザが共有車両1を返却した時点(期間UP1の終了時点)から所定時間tが経過すると(時点T1)、サーバ装置40から車載端末10に空調開始指令と匂い検出開始指令とが送信される。これにより、共有車両1の空調装置18が作動し、匂い検出センサ193による匂い検出が行われる(S13,S14)。その結果、前々回検出値が記憶部42に記憶される(S15)。その後、前回ユーザが共有車両1を利用し、前回ユーザが共有車両1を返却した時点(期間UP2の終了時点)から所定時間tが経過すると(時点T2)、サーバ装置40から車載端末10に空調開始指令と匂い検出開始指令とが送信される。これにより、共有車両1の空調装置18が作動し、匂い検出センサ193による匂い検出が行われる(S13,S14)。その結果、前回検出値が記憶部42に記憶される(S15)。
その後、時点T2より後の期間UP3を利用期間とする共有車両1の利用申し込みがあると(S21)、前々回検出値と前回検出値とを記憶部42から読み出し、両検出値の差に基づき差分データを生成する(S22~S24)。そして、生成された差分データに基づき、共有車両1の室内に不快な匂いが存在するか否かが判定され、その判定結果を含む匂い情報が、利用申込者のユーザ端末20と管理者端末30とに送信される(S27)。また、共有車両1の室内に不快な匂いが存在すると判定されたときには、割引クーポンが、利用申込者のユーザ端末20に送信される(S26)。
本発明の実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)車両管理装置は、主に、サーバ装置40と車載端末10とにより構成され、複数人で利用可能な共有車両1を管理する。車両管理装置は、共有車両1に搭載された空調装置18と、車室の匂いを検出する匂い検出センサ193と、共有車両1の利用が終了してから所定時間が経過すると、空調装置18が作動するように空調装置18を制御する空調制御部413と、第1利用者(前々回ユーザ)により共有車両1が利用された後の空調装置18の作動時に匂い検出センサ193により検出された第1検出値(前々回検出値)と、第1利用者の次の利用者である第2利用者(前回ユーザ)により共有車両1が利用された後の空調装置18の作動時に匂い検出センサ193により検出された第2検出値(前回検出値)と、を記憶する記憶部42と、第2利用者の次の利用者である第3利用者により共有車両1が利用されるとき、記憶部42に記憶された第1検出値と第2検出値との差分データを、第3利用者が認識可能な態様で出力する出力部419と、を備える。これにより、ユーザは、事前に共有車両の室内の匂いを認識でき、ユーザは、室内環境がより快適な共有車両を申し込み時に選択できる。
(2)車両管理装置は、記憶部42に記憶された第1検出値と第2検出値との差分データの大きさに基づき、より具体的には、該差分データが大きいほど低くなるように、共有車両1の利用料金を決定するクーポン発行部417をさらに備える。出力部419は、クーポン発行部417により決定された共有車両1の利用料金を示す情報を第3利用者が認識可能な態様で出力する。これにより、共有車両の室内に飲食物などの匂いが残っているときでも、ユーザが共有車両を積極的に利用するようになり、共有車両の利用促進を図ることができる。また、共有車両1の車内清掃の頻度を低減でき、カーシェアリング事業者による共有車両の管理(清掃など)の手間を削減できる。
上記実施形態は種々の形態に変形することができる。以下、変形例について説明する。上記実施形態では、匂い判定部415が、空調制御部413により車載端末10に空調開始指令が送信されると、車載端末10に匂い検出開始指令を送信するようにした。しかながら、匂い判定部は、空調装置18が作動している間に、車載端末10に匂い検出開始指令を繰り返し(複数回)送信してもよい、すなわち、匂い検出を複数回行ってもよい。そして、匂い判定部は、複数回の匂い検出で得られた匂い検出値の統計値(平均値など)を用いて、図5の匂い判定処理を行ってもよい。また、匂い判定部は、空調制御部413により車載端末10に空調開始指令が送信されてから、空調装置18による空調の効果が十分に表れるまで一定時間待ってから、車載端末10に匂い検出開始指令を送信してもよい。
また、上記実施形態では、匂い判定部415が、共有車両1の室内の匂いの種類が特定の種類に属し、かつ、その匂いの強さが所定閾値以上であるとき、共有車両1の室内に不快な匂いが存在すると判定するようにした。しかしながら、匂い判定部は、共有車両1の強さが所定閾値以上であるとき、その匂いの種類に依らずに、共有車両1の室内に不快な匂いが存在すると判定してもよい。また、上記実施形態では、匂い判定部415が、前々回検出値と前回検出値との差を算出し、その差を示す差分データを生成するようにした。しかしながら、匂い判定部は、差分データを生成するとき、前々回検出値の代わりに、カーシェアリング事業者による共有車両1の車内清掃後に空調装置18を作動させた状態で検出された、匂い検出値を用いてもよい。
また、上記実施形態では、決定部としてのクーポン発行部417が、匂い判定部415により生成された差分データに基づき、共有車両1の利用料金(割引料金)を決定するようにした。しかしながら、決定部は、匂い判定部415により生成された差分データの代わりに、または、該差分データに加えて、汚れ度判定部414による汚れ度の判定結果や残燃料取得部416により取得された残燃料情報に基づき、共有車両1の利用料金(割引料金)を決定してもよい。より詳細には、汚れ度判定部414による汚れ度が高いほど低くなるように、割引料金を決定してもよい。残燃料取得部416により取得された残燃料情報により示される残燃料が少ないほど低くなるように、割引料金を決定してもよい。また、決定部は、決定した割引料金に相当する特典を発行等(例えばポイント付与)してもよい。
また、上記実施形態では、汚れ度判定部414が、共有車両1の室内に設置されたカメラ15により得られた車内画像に基づいて、共有車両1の室内の汚れ度を判定するようにした。しかしながら、ユーザ端末20が備えるカメラ(不図示)が、入出力装置24を介したユーザ操作に基づき共有車両1の室内画像を取得してもよい。そして、汚れ度判定部は、ユーザ端末20から送信される共有車両の室内画像に基づいて、共有車両1の室内の汚れ度を判定してもよい。また、汚れ度判定部は、共有車両1の外観の撮像画像に基づいて、共有車両1の外観の汚れ度を判定してもよい。共有車両1の外観画像は、共有車両1の専用駐車場に設置されたカメラ(不図示)により取得されてもよいし、ユーザ端末20の入出力装置24を介したユーザ操作に基づき、ユーザ端末20のカメラにより共有車両1の外観画像が取得されてもよい。決定部は、汚れ度判定部による共有車両1の外観の汚れ度の判定結果に基づき、詳細には、外観の汚れ度が高いほど低くなるように、共有車両1の利用料金(割引料金)を決定してもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態と変形例の一つまたは複数を任意に組み合わせることも可能であり、変形例同士を組み合わせることも可能である。
10 車載端末、20 ユーザ端末、30 管理者端末、40 サーバ装置、11,21,31,41 演算部、12,22,32,42 記憶部、411 ユーザ予約管理部、412 ロック制御部、413 空調制御部、414 汚れ度判定部、415 匂い判定部、416 残燃料取得部、417 クーポン発行部、418 貸出し判定部、419 出力部

Claims (3)

  1. 複数人で利用可能な共有車両を管理する車両管理装置であって、
    前記共有車両に搭載された空調装置と、
    前記共有車両の室内の匂いを検出する匂い検出センサと、
    前記共有車両の利用が終了してから所定時間が経過すると、前記空調装置が作動するように前記空調装置を制御する空調制御部と、
    第1利用者により前記共有車両が利用された後の前記空調装置の作動時に前記匂い検出センサにより検出された第1検出値と、前記第1利用者の次の利用者である第2利用者により前記共有車両が利用された後の前記空調装置の作動時に前記匂い検出センサにより検出された第2検出値と、を記憶する記憶部と、
    前記第2利用者の次の利用者である第3利用者により前記共有車両が利用されるとき、前記記憶部に記憶された前記第1検出値と前記第2検出値との差を示す差分データを、前記第3利用者が認識可能な態様で出力する出力部と、を備えることを特徴とする車両管理装置。
  2. 請求項1記載の車両管理装置において、
    前記差分データの大きさに基づき前記共有車両の利用料金を決定する決定部をさらに備え、
    前記出力部は、前記決定部により決定された前記共有車両の利用料金を示す情報を前記第3利用者が認識可能な態様で出力することを特徴とする車両管理装置。
  3. 請求項2記載の車両管理装置において、
    前記決定部は、前記差分データが大きいほど低くなるように、前記共有車両の利用料金を決定することを特徴とする車両管理装置。
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