JP7468252B2 - コイル部品 - Google Patents

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Description

本開示は、コイル部品に関する。
基板にコイルを形成する技術として、特許文献1のような技術が開示されている。特許文献1において開示される車両用基板コイルは、複数層の導体パターンによって第1コイル部及び第2コイル部が構成されている。
特開2010-114195号公報
特許文献1の技術では、複数層の導体パターンによってコイルを構成しているが、この種のコイルは、抵抗値を抑えるために導体の幅を大きくすると、必要な巻き数を確保するためのサイズが相対的に大きくなる。一方、この種のコイルは、サイズを抑えるために導体の幅を小さくすると、抵抗値が相対的に大きくなり、発熱が生じやすくなる。従って、複数層の導体を同等の幅にする場合、抵抗値の低減を優先して幅を設定するか、サイズの低減を優先して幅を設定するかを選択しなければならない。
本開示は、基板の一方面側では配線層のサイズを抑えやすく、他方面側では配線層の抵抗値を抑えやすいコイル部品を提供することを一つの目的とする。
本開示の一つであるコイル部品は、
コイル部が基板に設けられたコイル部品であって、
前記コイル部は、前記基板において積層された複数の配線層を備え、
前記複数の配線層は、前記基板の一方面側において巻き回された構成をなす第1配線層と、前記第1配線層よりも前記基板の他方面側において巻き回された構成をなす第2配線層と、を有し、
前記第2配線層の少なくとも一部は、前記第1配線層の少なくとも一部よりも幅が大きい。
本開示の一つであるコイル部品は、基板の一方面側では配線層のサイズを抑えやすく、他方面側では配線層の抵抗値を抑えやすい。
図1は、第1実施形態に係るコイル部品の断面を概念的に例示する断面図である。 図2は、第1実施形態に係るコイル部品の第1層の配線層を概念的に示す説明図である。 図3は、第1実施形態に係るコイル部品の第2層の配線層を概念的に示す説明図である。 図4は、第1実施形態に係るコイル部品の第3層の配線層を概念的に示す説明図である。 図5は、第1実施形態に係るコイル部品の第4層の配線層を概念的に示す説明図である。
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。なお、以下で例示される〔1〕~〔9〕の特徴は、矛盾しない範囲でどのように組み合わされてもよい。
〔1〕コイル部が基板に設けられたコイル部品であって、
前記コイル部は、前記基板において積層された複数の配線層を備え、
前記複数の配線層は、前記基板の一方面側において巻き回された構成をなす第1配線層と、前記第1配線層よりも前記基板の他方面側において巻き回された構成をなす第2配線層と、を有し、
前記第2配線層の少なくとも一部は、前記第1配線層の少なくとも一部よりも幅が大きいコイル部品。
〔1〕コイル部品では、基板の他方面側に配置された第2配線層の少なくとも一部が、基板の一方面側に配置された第1配線層の少なくとも一部よりも幅が大きい。よって、このコイル部品は、基板の一方面側では配線層のサイズを抑えやすく、他方面側では配線層の抵抗値を抑えやすい。
〔2〕のコイル部品は、上記〔1〕に記載のコイル部品において、以下の特徴を有する。上記第1配線層は、一定幅で続く第1導体パターンを1以上備え、上記第2配線層は、一定幅で続く第2導体パターンを1以上備える。上記第2配線層におけるいずれの上記第2導体パターンの一定幅も、上記第1配線層におけるいずれの第1導体パターンの一定幅よりも大きい。
〔2〕のコイル部品は、少なくとも一定幅で続く第1導体パターン及び第2導体パターンの部分において、基板の他方面側に配置された第2配線層の幅を、基板の一方面側に配置された第1配線層の幅よりも大きく確保することができる。
〔3〕のコイル部品は、〔1〕又は〔2〕に記載のコイル部品において、上記第1配線層は、上記第2配線層よりも巻き数が大きい。
〔3〕のコイル部品は、導体の幅が相対的に抑えられる第1配線層では、巻き数を相対的に大きくしてインダクタンスを大きくすることができるため、基板の一方面側の配線層では、インダクタンスの増大を優先することができる。一方で、このコイル部品は、巻き数が相対的に小さい第2配線層では、導体幅を大きくして抵抗値を抑えることができるため、基板の他方面側の配線層では、抵抗値の低減を優先することができる。
〔4〕のコイル部品は、〔1〕から〔3〕のいずれか一つに記載のコイル部品において、上記基板の上記一方面は、放熱部に支持される面である。
〔4〕のコイル部品では、基板の一方面が放熱部に支持される面であるため、基板の一方面側において放熱を促進することができる。第1配線層が基板の一方面側に配置される構成は、基板の一方面側において配線層のサイズが抑えられやすいが、その反面、第1配線層での発熱が懸念される。これに対し、〔4〕のコイル部品は、基板の一方面側において放熱を促進することができるため、基板の一方面側において配線層のサイズを抑えつつ、発熱も抑えることができる。
〔5〕のコイル部品は、〔1〕から〔4〕のいずれか一つに記載のコイル部品において、以下の特徴を有する。〔5〕のコイル部品は、上記第1配線層及び上記第2配線層の少なくともいずれかの配線層は、環状に設けられる第1環状パターンと、上記第1環状パターンよりも外側において環状に設けられる第2環状パターンと、を有する。上記第2環状パターンの少なくとも一部は、上記第1環状パターンの少なくとも一部よりも幅が大きい。
〔5〕のコイル部品は、経路が長くなりやすい外側の第2環状パターンの幅をより大きく確保し、抵抗値が大きくなりやすい外側の第2環状パターンの抵抗値を抑えることができる。
〔6〕のコイル部品は、〔1〕から〔5〕のいずれか一つに記載のコイル部品において、以下の特徴を有する。上記複数の配線層は、巻き回された構成をなす他の配線層を有し、上記第1配線層及び上記第2配線層の少なくともいずれかに対し、上記他の配線層が並列に接続されてなる。
〔6〕のコイル部品は、他の配線層が並列に接続されるため、並列接続された配線層全体として抵抗値を抑えることができる。
〔7〕のコイル部品は、〔6〕に記載のコイル部品において、以下の特徴を有する。上記他の配線層は、上記第1配線層に並列に接続される第1の他の配線層と、上記第2配線層に並列に接続される第2の他の配線層と、を含む。
〔7〕のコイル部品は、第1配線層を含む並列接続部分と、第2配線層を含む並列接続部分の各々において、抵抗値を抑えることができる。
〔8〕のコイル部品は、〔1〕から〔7〕のいずれか一つに記載のコイル部品において、以下の特徴を有する。上記第1配線層は、所定幅で直線状に構成される第1の直線状パターンを複数含み、上記第2配線層は、所定幅で直線状に構成される第2の直線状パターンを複数含む。上記第2配線層における複数の第2の直線状パターンのいずれもが、上記第1配線層における複数の上記第1の直線状パターンのいずれよりも幅が大きい。
〔8〕のコイル部品は、基板の一方面側では配線層のサイズをより一層抑えやすく、他方面側では配線層の抵抗値をより一層抑えやすい。
〔9〕のコイル部品は、〔1〕から〔8〕のいずれか一つに記載のコイル部品において、上記第1配線層は、上記放熱部に接触する。
〔9〕のコイル部品は、発熱が懸念される第1配線層に対して放熱部を直接的に接触させ、より効果的に熱を放散することができる。
<第1実施形態>
1.コイル部品の概要
図1に示されるコイル部品1は、車両に搭載される車両用のコイル部品である。コイル部品1は、車載用の電子機器の一部として用いられる。コイル部品1は、例えば、車載用DCDCコンバータなどの電源回路の一部(例えば、トランス、フィルタ等)として機能し得る部品であってもよく、その他の車載用機器の一部として機能し得る部品であってもよい。
図1のように、コイル部品1は、基板60を備える。基板60は、基板本体62と、配線部61と、図示されない実装部品などを備える。基板60には、後述されるコイル部3が設けられる。コイル部品1は、基板コイルとして構成される。コイル部3は、積層コイルとして構成される。
本明細書では、基板60の厚さ方向(板厚方向)の一方側の板面である第1板面60Aが一方面の一例に相当する。基板60の厚さ方向(板厚方向)の他方側の板面である第2板面60Bが他方面の一例に相当する。第1板面60Aは、基板60において上記厚さ方向における放熱部80側の端面である。第2板面60Bは、基板60において上記厚さ方向における放熱部80側とは反対側の端面である。
放熱部80は、基板60を支持しつつ熱を放散させる部分である。基板60の第1板面60A(一方面)は、直接的に放熱部80に接触して放熱部80に支持される面である。放熱部80は、1以上の放熱材料を有し、基板60に蓄積される熱を放散させるように機能する。図1では、放熱部80は、第1放熱材81と第2放熱材82とを備える。
第2放熱材82は、基板60と第1放熱材81とに挟まれつつ基板60と第1放熱材81との間に介在する。第2放熱材82の一方側の面は第1放熱材81の他方側の面に接触する。第2放熱材82の他方側の面は、基板60の一方面である第1板面60Aに接触する。第2放熱材82は、例えば、グリスなどの流動性を有する放熱材料であってもよく、放熱シート等の固体であってもよい。第2放熱材82は、基板本体62よりも熱伝導率が大きいことが望ましい。
第1放熱材81は、第2放熱材82を介して基板60を支持する部材である。第1放熱材81の他方側の面は、第2放熱材82の一方側の面に接触する。第1放熱材81の一方側の面は、気体が存在する空間に露出していてもよく、液体に接触していてもよく、放熱性を有する固体に接触していてもよい。第1放熱材81は、例えば、放熱性の高い金属材料などによって構成され、ヒートシンクとして機能する。第1放熱材81において、放熱フィンなどが設けられていてもよい。第1放熱材81は、基板本体62よりも熱伝導率が大きいことが望ましい。
図1の例では、放熱部80における基板60とは反対側の面80A(具体的には、第1放熱材81の一方側の面)は、気体が存在する空間に露出しつつ空気などの気体に晒される面とされている。但し、この例に限定されず、面80Aは、冷却水などの液体に接する面であってもよく、放熱性を有する固体に接触する面であってもよい。面80Aが冷却水に接する構成とする場合、面80Aは、冷却水が流れる流路の一部又は冷却水が貯留される貯留部の一部を構成すればよい。
放熱部80における基板60側の面80B(具体的には、第2放熱材82の他方側の面)は、基板60の第1板面60Aに対向しつつ第1板面60Aに接触する。第1板面60Aは、接着剤などの接着媒体を介して面80Bに接触していてもよい。或いは、第1板面60Aは、他の部材を介さずに直接的に面80Bに接触していてもよい。
コイル部3は、複数の配線層(第1配線層10、第2配線層20、中間配線層30,40)と、絶縁層64A,64B,66とを備える。複数の配線層である第1配線層10、第2配線層20、中間配線層30,40は、基板60において積層された構成をなす。複数の配線層である第1配線層10、第2配線層20、中間配線層30,40は、いずれも導体層からなる配線パターンである。第1配線層10、第2配線層20、中間配線層30,40の材料は、導電性を有する材料であればよい。
絶縁層64A,64B,66は、基板本体62を構成する板状の絶縁部である。絶縁層66は、樹脂などの絶縁材料からなる板状部である。絶縁層66は、例えばプリプレグとして構成されていてもよく、その他の構成であってもよい。絶縁層64A,64Bは、絶縁層66の両面をそれぞれ覆う被覆層であり、樹脂などの絶縁材料からなる層である。絶縁層64A,64Bは、例えばレジストとして構成されていてもよく、その他の構成であってもよい。
図1のように、第1配線層10は、基板60において第2配線層20よりも第1板面60A(一方面)側に配置される配線層である。第1配線層10は、コイル部3を構成する複数の配線層(第1配線層10、第2配線層20、中間配線層30,40)のうち、基板60の厚さ方向において最も第1板面60A側に配置される配線層である。図1の例では、第1配線層10は、絶縁層66の一方側の面上に配置され、絶縁層64Aによって覆われるように基板本体62内に埋設される。本明細書では、第1配線層10が一層目の配線層とされる。
図2は、コイル部品1のうち、第1配線層10のみを上方から見た構成を簡略的に示す説明図(平面図)である。図2では、第1配線層10以外の部分は省略されている。なお、本明細書では、基板60の厚さ方向が上下方向である。そして、基板60において第1板面60A側が下方側であり、第2板面60B側が上方側である。
図2のように、第1配線層10は、コイル状に巻き回された構成をなす配線層である。第1配線層10は、基板60の厚さ方向と直交する所定の仮想平面上に配置され、この仮想平面に沿うように巻き回されてなる。
第1配線層10は、環状に設けられる複数の環状パターン12A,12B,12Cを備える。図2の例では、第1配線層10は、3周分(3巻分)の環状パターン12A,12B,12Cを備えており、この環状パターンの数(周数)が巻き数に相当する。つまり、第1配線層10の巻き数(ターン数)は3である。第1配線層10の巻き数は、後述される第2配線層20の巻き数よりも大きい。
第1配線層10を構成する複数の環状パターン12A,12B,12Cにおいて、最も内側に配置される環状パターン12Aは、第1環状パターンの一例に相当する。環状パターン12B,12Cは、環状パターン12A(第1環状パターン)よりも外側において環状に設けられる。環状パターン12B,12Cは、第2環状パターンの一例に相当する。環状パターン12B,12C(第2環状パターン)の少なくとも一部は、環状パターン12A(第1環状パターン)の少なくとも一部よりも幅が大きい。具体的には、複数の環状パターン12A,12B,12Cは、外側となるにつれて幅が大きくなっている。
環状パターン12Aは、一定幅で続く第1導体パターンを1以上備える。具体的には、環状パターン12Aは、所定幅W1で直線状に構成される複数の直線状パターン13A,13B,13C,13Dを含む。直線状パターン13A,13B,13C,13Dは、第1の直線状パターンの一例に相当し、第1導体パターンの一例に相当する。直線状パターン13A,13B,13C,13Dは一体的な導体パターンである。環状パターン12Aは、直線状パターン13A,13B,13C,13Dが多角形状(具体的には、四角形状)且つ枠状に連続した構成をなす。
環状パターン12Bは、環状パターン12Aの端部から続く導体パターンである。環状パターン12Bは、一定幅で続く第1導体パターンを1以上備える。具体的には、環状パターン12Bは、所定幅W2で直線状に構成される複数の直線状パターン14A,14B,14C,14Dを含む。直線状パターン14A,14B,14C,14Dは、第1の直線状パターンの一例に相当し、第1導体パターンの一例に相当する。直線状パターン14A,14B,14C,14Dは一体的な導体パターンである。環状パターン12Bは、直線状パターン14A,14B,14C,14Dが多角形状(具体的には、四角形状)且つ枠状に連続した構成をなす。環状パターン12Bは、環状パターン12Aを囲むように環状パターン12Aの外側に配置される。環状パターン12Bの全体の長さは、環状パターン12Aの全体の長さよりも大きい。環状パターン12Bの全体の面積は、環状パターン12Aの全体の面積よりも大きい。
環状パターン12Cは、環状パターン12Bの端部から続く導体パターンである。 環状パターン12Cは、一定幅で続く第1導体パターンを1以上備える。具体的には、環状パターン12Cは、所定幅W3で直線状に構成される複数の直線状パターン15A,15B,15C,15Dを含む。直線状パターン15A,15B,15C,15Dは、第1の直線状パターンの一例に相当し、第1導体パターンの一例に相当する。直線状パターン15A,15B,15C,15Dは一体的な導体パターンである。環状パターン12Cは、直線状パターン15A,15B,15C,15Dが多角形状(具体的には、四角形状)且つ枠状に連続した構成をなす。環状パターン12Cは、環状パターン12A,12Bを囲むように環状パターン12Aの,12Bの外側に配置される。環状パターン12Cの全体の長さは、環状パターン12Bの全体の長さよりも大きい。環状パターン12Cの全体の面積は、環状パターン12Bの全体の面積よりも大きい。
第1配線層10では、幅W1、W2、W3の関係が、W1≦W2≦W3となっており、W1<W2<W3であることがより望ましい。第1配線層10は、環状パターン12Cの端部に接続される連続部17を備える。
図1のように、中間配線層30は、基板60において第2配線層20よりも第1板面60A(一方面)側に配置され、第1配線層10よりも第2板面60B(他方面)側に配置される配線層である。図1の例では、中間配線層30は、絶縁層66内に埋設される。本明細書では、中間配線層30が二層目の配線層とされる。図3は、コイル部品1のうち、中間配線層30のみを上方から見た構成を簡略的に示す説明図(平面図)である。図3では、中間配線層30以外の部分は省略されている。
図3のように、中間配線層30は、コイル状に巻き回された構成をなす配線層である。中間配線層30は、基板60の厚さ方向と直交する所定の仮想平面上に配置され、この仮想平面に沿うように巻き回されてなる。図3のように、中間配線層30は、第1配線層10(図2)と同一の形状をなす。
中間配線層30は、環状に設けられる複数の環状パターン32A,32B,32Cを備える。図3の例では、中間配線層30は、3周分(3巻分)の環状パターン32A,32B,32Cを備えており、この環状パターンの数(周数)が巻き数に相当する。中間配線層30の巻き数は、後述される第2配線層20の巻き数よりも大きい。中間配線層30を構成する複数の環状パターン32A,32B,32Cにおいて、環状パターン32Aは、最も内側に配置される。環状パターン32B,32Cは、環状パターン32Aよりも外側において環状に設けられる。環状パターン32B,32Cの少なくとも一部は、環状パターン32Aの少なくとも一部よりも幅が大きい。
環状パターン32Aは、一定幅で続く導体パターンを1以上備える。具体的には、環状パターン32Aは、所定幅W11で直線状に構成される直線状パターン33A,33B,33C,33Dを含む。直線状パターン33A,33B,33C,33Dは一体的な導体パターンである。環状パターン32Aは、直線状パターン33A,33B,33C,33Dが多角形状(具体的には、四角形状)且つ枠状に連続した構成をなす。
環状パターン32Bは、環状パターン32Aの端部から続く導体パターンである。環状パターン32Bは、一定幅で続く導体パターンを1以上備える。環状パターン32Bは、所定幅W12で直線状に構成される直線状パターン34A,34B,34C,34Dを含む。直線状パターン34A,34B,34C,34Dは一体的な導体パターンである。環状パターン32Bは、直線状パターン34A,34B,34C,34Dが多角形状(具体的には、四角形状)且つ枠状に連続した構成をなす。環状パターン32Bは、環状パターン32Aを囲むように環状パターン32Aの外側に配置される。環状パターン32Bの全体の長さは、環状パターン32Aの全体の長さよりも大きい。環状パターン32Bの全体の面積は、環状パターン32Aの全体の面積よりも大きい。
環状パターン32Cは、環状パターン32Bの端部から続く導体パターンである。環状パターン32Cは、一定幅で続く導体パターンを1以上備える。環状パターン32Cは、所定幅W13で直線状に構成される直線状パターン35A,35B,35C,35Dを含む。直線状パターン35A,35B,35C,35Dは一体的な導体パターンである。環状パターン32Cは、直線状パターン35A,35B,35C,35Dが多角形状(具体的には、四角形状)且つ枠状に連続した構成をなす。環状パターン32Cは、環状パターン32A,32Bを囲むように環状パターン32A,32Bの外側に配置される。環状パターン32Cの全体の長さは、環状パターン32Bの全体の長さよりも大きい。環状パターン32Cの全体の面積は、環状パターン32Bの全体の面積よりも大きい。
中間配線層30では、幅W11、W12、W13の関係が、W11≦W12≦W13となっており、W11<W12<W13であることがより望ましい。第1配線層10と中間配線層30の幅の関係は、W1=W11であり、W2=W12であり、W3=W13である。
中間配線層30は、最も外側に配置された環状パターン32Cの端部から連続する連続部37を備える。この連続部37と、第1配線層10において最も外側に配置された環状パターン12Cの端部から連続する連続部17とは、層間に設けられる導体部であるビア18によって互いに電気的に接続され、互いに同電位となるように構成されている。図2、図3では、ビア18は、二点鎖線によって概念的に示される。一方、第1配線層10における最も内側の環状パターン12Aの端部側の部位と中間配線層30における最も内側の環状パターン32Aの端部側の部位とは、層間に設けられる導体部であるビア19によって互いに電気的に接続され、互いに同電位となるように構成されている。図2、図3では、ビア19は、二点鎖線によって概念的に示される。つまり、第1配線層10と中間配線層30は、ビア18とビア19との間で並列に接続されている。このように構成されるため、コイル状に構成された第1配線層10の両端とコイル状に構成された中間配線層30の両端とがそれぞれ電気的に接続され、並列接続されたコイル構造をなしている。中間配線層30は、他の配線層の一例に相当する。具体的には、中間配線層30は、第1配線層10に並列に接続される第1の他の配線層の一例に相当する。
図1のように、第2配線層20は、基板60において第1配線層10よりも第2板面60B(他方面)側に配置される配線層である。第2配線層20は、コイル部3を構成する複数の配線層(第1配線層10、第2配線層20、中間配線層30,40)において、最も第2板面60B側に配置される。図1の例では、第2配線層20は、絶縁層66の他方側の面上に配置され、絶縁層64Bによって覆われるように基板本体62内に埋設される。本明細書では、第2配線層20が四層目の配線層とされる。
図5は、コイル部品1のうち、第2配線層20のみを上方から見た構成を簡略的に示す説明図(平面図)である。図5では、第2配線層20以外の部分は省略されている。図5のように、第2配線層20は、コイル状に巻き回された構成をなす配線層である。第2配線層20は、基板60の厚さ方向と直交する所定の仮想平面上に配置され、この仮想平面に沿うように巻き回されてなる。
第2配線層20は、環状に設けられる複数の環状パターン22A,22Bを備える。図5の例では、第2配線層20は、2周分(2巻分)の環状パターン22A,22Bを備えており、この環状パターンの数(周数)が巻き数に相当する。つまり、第2配線層20の巻き数(ターン数)は2である。第2配線層20の巻き数は、第1配線層10の巻き数よりも小さい。
第2配線層20を構成する複数の環状パターン22A,22Bにおいて、最も内側に配置される環状パターン22Aは、第1環状パターンの一例に相当する。環状パターン22Bは、環状パターン22A(第1環状パターン)よりも外側において環状に設けられる。環状パターン22Bは、第2環状パターンの一例に相当する。環状パターン22B(第2環状パターン)の少なくとも一部は、環状パターン22A(第1環状パターン)の少なくとも一部よりも幅が大きい。具体的には、複数の環状パターン22A,22Bは、外側となるにつれて幅が大きくなっている。
環状パターン22Aは、一定幅で続く第2導体パターンを1以上備える。具体的には、環状パターン22Aは、所定幅W4で直線状に構成される複数の直線状パターン23A,23B,23C,23Dを含む。直線状パターン23A,23B,23C,23Dは、第2の直線状パターンの一例に相当し、第2導体パターンの一例に相当する。直線状パターン23A,23B,23C,23Dは一体的な導体パターンである。環状パターン22Aは、直線状パターン23A,23B,23C,23Dが多角形状(具体的には、四角形状)且つ枠状に連続した構成をなす。
環状パターン22Bは、環状パターン22Aの端部から続く導体パターンである。環状パターン22Bは、一定幅で続く第1導体パターンを1以上備える。具体的には、環状パターン22Bは、所定幅W5で直線状に構成される複数の直線状パターン24A,24B,24C,24Dを含む。直線状パターン24A,24B,24C,24Dは、第2の直線状パターンの一例に相当し、第2導体パターンの一例に相当する。直線状パターン24A,24B,24C,24Dは一体的な導体パターンである。環状パターン22Bは、直線状パターン24A,24B,24C,24Dが多角形状(具体的には、四角形状)且つ枠状に連続した構成をなす。環状パターン22Bは、環状パターン22Aを囲むように環状パターン22Aの外側に配置される。環状パターン22Bの全体の長さは、環状パターン22Aの全体の長さよりも大きい。環状パターン22Bの全体の面積は、環状パターン22Aの全体の面積よりも大きい。
第2配線層20では、幅W4、W5の関係が、W4≦W5となっており、W4<W5であることがより望ましい。第2配線層20は、環状パターン22Bの端部に接続される連続部27を備える。
図1のように、中間配線層40は、基板60において第2配線層20よりも第1板面60A(一方面)側に配置され、第1配線層10よりも第2板面60B(他方面)側に配置される配線層である。中間配線層40は、中間配線層30よりも第2板面60B(他方面)側に配置される。図1の例では、中間配線層40は、絶縁層66内に埋設される。本明細書では、中間配線層40が三層目の配線層とされる。図4は、コイル部品1のうち、中間配線層40のみを上方から見た構成を簡略的に示す説明図(平面図)である。図4では、中間配線層40以外の部分は省略されている。
図4のように、中間配線層40は、コイル状に巻き回された構成をなす配線層である。中間配線層40は、基板60の厚さ方向と直交する所定の仮想平面上に配置され、この仮想平面に沿うように巻き回されてなる。図4のように、中間配線層40は、第2配線層20(図5)と同一の形状をなす。
中間配線層40は、環状に設けられる複数の環状パターン42A,42Bを備える。図4の例では、中間配線層40は、2周分(2巻分)の環状パターン42A,42Bを備えており、この環状パターンの数(周数)が巻き数に相当する。中間配線層40の巻き数は、第1配線層10の巻き数よりも小さい。中間配線層40を構成する複数の環状パターン42A,42Bにおいて、環状パターン42Aは、最も内側に配置される。環状パターン42Bは、環状パターン42Aよりも外側において環状に設けられる。環状パターン42Bの少なくとも一部は、環状パターン42Aの少なくとも一部よりも幅が大きい。
環状パターン42Aは、一定幅で続く導体パターンを1以上備える。具体的には、環状パターン42Aは、所定幅W14で直線状に構成される直線状パターン43A,43B,43C,43Dを含む。直線状パターン43A,43B,43C,43Dは一体的な導体パターンである。環状パターン42Aは、直線状パターン43A,43B,43C,43Dが多角形状(具体的には、四角形状)且つ枠状に連続した構成をなす。
環状パターン42Bは、環状パターン42Aの端部から続く導体パターンである。環状パターン42Bは、一定幅で続く導体パターンを1以上備える。環状パターン42Bは、所定幅W15で直線状に構成される直線状パターン44A,44B,44C,44Dを含む。直線状パターン44A,44B,44C,44Dは一体的な導体パターンである。環状パターン42Bは、直線状パターン44A,44B,44C,44Dが多角形状(具体的には、四角形状)且つ枠状に連続した構成をなす。環状パターン42Bは、環状パターン42Aを囲むように環状パターン42Aの外側に配置される。環状パターン42Bの全体の長さは、環状パターン42Aの全体の長さよりも大きい。環状パターン42Bの全体の面積は、環状パターン42Aの全体の面積よりも大きい。
中間配線層40では、幅W14、W15の関係が、W14≦W15となっており、W14<W15であることがより望ましい。第2配線層20と中間配線層40の幅の関係は、W4=W14であり、W5=W15である。
中間配線層40は、最も外側に配置された環状パターン42Bの端部から連続する連続部47を備える。この連続部47と、第2配線層20において最も外側に配置された環状パターン22Bの端部から連続する連続部27とは、層間に設けられる導体部であるビア28によって互いに電気的に接続され、互いに同電位となるように構成されている。図4、図5では、ビア28は、二点鎖線によって概念的に示される。一方、第2配線層20における最も内側の環状パターン22Aの端部側の部位と中間配線層40における最も内側の環状パターン42Aの端部側の部位とは、層間に設けられる導体部であるビア19によって互いに電気的に接続され、互いに同電位となるように構成されている。図4、図5では、ビア19は、二点鎖線によって概念的に示される。つまり、第2配線層20と中間配線層40は、ビア28とビア19との間で並列に接続されている。このように構成されるため、コイル状に構成された第2配線層20の両端とコイル状に構成された中間配線層40の両端とがそれぞれ電気的に接続され、並列接続されたコイル構造をなしている。中間配線層40は、他の配線層の一例に相当する。具体的には、中間配線層40は、第2配線層20に並列に接続される第2の他の配線層の一例に相当する。
更に、第1配線層10(第一層)と中間配線層30(第二層)とが並列に接続された複数層のコイル状部分における内側の端部側部分と、第2配線層20(第四層)と中間配線層40(第三層)とが並列に接続された複数層のコイル状部分における内側の端部側部分とが、ビア19によって電気的に接続されている。このコイル部品1は、四層の配線層の電気的接続を確保しつつ、ビア19のサイズを抑えやすい。
本構成では、第2配線層20の少なくとも一部は、第1配線層10の少なくとも一部よりも幅が大きい。具体的には、第2配線層20及び中間配線層40のそれぞれの一部の幅が、第1配線層10及び中間配線層30のそれぞれの一部の幅よりも大きい。例えば、第2配線層20におけるいずれの第2導体パターンの一定幅も、第1配線層10におけるいずれの第1導体パターンの一定幅よりも大きくなっている。より具体的には、第2配線層20における複数の第2の直線状パターン(直線状パターン23A~23D、24A~24D)のいずれもが、第1配線層10における複数の第1の直線状パターン(直線状パターン13A~13D、14A~14D,15A~15D)のいずれよりも幅が大きい。更に、第2配線層20における複数の第2の直線状パターン(直線状パターン23A~23D、24A~24D)のいずれもが、第1配線層10に並列に接続された中間配線層30における複数の直線状パターン(直線状パターン33A~33D、34A~34D,35A~35D)のいずれよりも幅が大きい。更には、第2配線層20に並列に接続された中間配線層40における複数の直線状パターン(直線状パターン43A~43D、44A~44D)のいずれもが、第1配線層10における複数の第1の直線状パターン(直線状パターン13A~13D、14A~14D,15A~15D)のいずれよりも幅が大きい。更には、中間配線層40における複数の直線状パターン(直線状パターン43A~43D、44A~44D)のいずれもが、第1配線層10に並列に接続された中間配線層30における複数の直線状パターン(直線状パターン33A~33D、34A~34D,35A~35D)のいずれよりも幅が大きい。より具体的には、コイル部品1は、W1≦W2≦W3≦W4≦W5となっており、望ましくは、W1<W2<W3<W4<W5であるとよい。
2.効果の例
コイル部品1では、基板60の第2板面60B(他方面)側に配置された第2配線層20の少なくとも一部が、基板60の第1板面60A(一方面)側に配置された第1配線層10の少なくとも一部よりも幅が大きい。よって、このコイル部品1は、基板60の第1板面60A(一方面)側では1巻当たりの配線層のサイズを抑えやすく、第2板面60B(他方面)側では配線層の抵抗値を抑えやすい。
コイル部品1は、少なくとも一定幅で続く第1導体パターン及び第2導体パターンの部分において、基板60の第2板面60B(他方面)側に配置された第2配線層20の幅を、基板60の第1板面60A(一方面)側に配置された第1配線層10の幅よりも大きく確保することができる。
コイル部品1では、第1配線層10は、第2配線層20よりも巻き数が大きい。コイル部品1は、導体の幅が相対的に抑えられる第1配線層10では、巻き数を相対的に大きくしてインダクタンスを大きくすることができるため、基板60の第1板面60A(一方面)側の配線層では、インダクタンスの増大を優先することができる。一方で、このコイル部品1は、巻き数が相対的に小さい第2配線層20では、導体幅を大きくして抵抗値を抑えることができるため、基板60の第2板面60B(他方面)側の配線層では、抵抗値の低減を優先することができる。
コイル部品1では、基板60の第1板面60A(一方面)が放熱部80に支持される面であるため、基板60の第1板面60A(一方面)側において放熱を促進することができる。第1配線層10が基板60の第1板面60A側に配置される構成は、第1板面60A側において配線層のサイズが抑えられやすいが、その反面、第1配線層10での発熱が懸念される。これに対し、コイル部品1は、第1板面60A(一方面)側において放熱を促進することができるため、基板60の第1板面60A側において配線層のサイズを抑えつつ、発熱も抑えることができる。
コイル部品1では、第1配線層10及び第2配線層20は、環状に設けられる第1環状パターンと、第1環状パターンよりも外側において環状に設けられる第2環状パターンと、を有する。そして、第2環状パターンの少なくとも一部は、第1環状パターンの少なくとも一部よりも幅が大きい。このコイル部品1は、経路が長くなりやすい外側の第2環状パターンの幅をより大きく確保し、抵抗値が大きくなりやすい外側の第2環状パターンの抵抗値を抑えることができる。

コイル部品1では、他の配線層として中間配線層30,40が設けられる。このコイル部品1は、第1配線層10を含むコイル状の並列接続部分と、第2配線層20を含むコイル状の並列接続部分の各々において、抵抗値を抑えることができる。
<他の実施形態>
本開示は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。更に、上述した実施形態は、次のように変更されてもよい。
上述の実施形態では、コイル部品1は、基板60の第1板面60A(一方面)が放熱部80に直接接触して放熱部80に支持される構成であったが、基板60の第1板面60A(一方面)が他部材を介して間接的に放熱部80に支持されてもよい。この場合の他部材は、樹脂部材であってもよく、金属部材であってもよく、その他の材料であってもよい。この場合の他部材は、第1板面60Aの全体に設けられていてもよく、一部分のみに設けられていてもよい。
上述された実施形態では、第1配線層10と放熱部80との間に絶縁層が介在したが、この構成に限定されない。例えば、第1配線層10が放熱部80に直接接触する構成であってもよい。
図5の例では、第2配線層20の巻き数は2であるが、第2配線層の巻き数が3以上である場合でも、第2配線層を構成する複数の環状パターンは、外側となるにつれて幅が大きくなっているとよい。
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された範囲内又は特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 :コイル部品
3 :コイル部
10 :第1配線層(配線層)
12A :環状パターン(第1環状パターン)
12B :環状パターン(第2環状パターン)
12C :環状パターン(第2環状パターン)
20 :第2配線層(配線層)
22A :環状パターン(第1環状パターン)
22B :環状パターン(第2環状パターン)
30 :中間配線層(配線層、他の配線層)
32A :環状パターン
32B :環状パターン
32C :環状パターン
40 :中間配線層(配線層、他の配線層)
42A :環状パターン
42B :環状パターン
60 :基板
60A :第1板面(一方面)
60B :第2板面(他方面)
61 :配線部
62 :基板本体
64A :絶縁層
64B :絶縁層
66 :絶縁層
80 :放熱部
81 :第1放熱材
82 :第2放熱材

Claims (3)

  1. コイル部が基板に設けられたコイル部品であって、
    前記コイル部は、前記基板において積層された複数の配線層を備え、
    前記複数の配線層は、前記基板の一方面側において巻き回された構成をなす第1配線層と、前記第1配線層よりも前記基板の他方面側において巻き回された構成をなす第2配線層と、前記基板において前記第2配線層よりも前記一方面側に配置され、前記第1配線層よりも前記他方面側に配置される中間配線層と、を有し、
    前記第2配線層の少なくとも一部は、前記第1配線層の少なくとも一部に対して厚さが同じで且つ幅が大きく、
    前記第1配線層は、前記第2配線層よりも巻き数が大きく、
    前記中間配線層は、前記第2配線層よりも巻き数が大きく、
    前記第1配線層と前記中間配線層とが並列に設けられ、
    前記基板の前記一方面は、放熱部に接触しつつ前記放熱部に支持される面であり、
    前記放熱部における前記一方面に接触する放熱材は、前記基板を構成する絶縁層よりも熱伝導率が大きいコイル部品。
  2. 前記第1配線層は、一定幅で続く第1導体パターンを1以上備え、
    前記第2配線層は、一定幅で続く第2導体パターンを1以上備え、
    前記第2配線層におけるいずれの前記第2導体パターンの一定幅も、前記第1配線層におけるいずれの前記第1導体パターンの一定幅よりも大きい請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記第1配線層及び前記第2配線層の少なくともいずれかの配線層は、環状に設けられる第1環状パターンと、前記第1環状パターンよりも外側において環状に設けられる第2環状パターンと、を有し、
    前記第2環状パターンの少なくとも一部は、前記第1環状パターンの少なくとも一部よりも幅が大きい請求項1又は請求項2に記載のコイル部品。
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