JP7467963B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤに関する。
従来、タイヤのサイド部に微細な突起を形成して、それ以外の領域とのコントラストを高めることが行われている。また、下記特許文献1には、タイヤの外面のパターン領域において、見る角度を変えた場合のパターン部分の見え方の均一性を高める技術が開示されている。
特開2016-215698号公報
近年、タイヤの外観のさらなる向上が求められている。より具体的には、タイヤの特定の箇所について、より黒く見せたいというニーズがある。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、タイヤの外表面の特定の箇所をより黒く見せることを主たる課題としている。
本発明は、タイヤであって、前記タイヤの外表面の少なくとも一部に装飾部を有し、前記装飾部には、タイヤ外方に突出した複数の微小突起が形成され、前記微小突起は、突起根本を画定する外縁と、頂部と、前記外縁と前記頂部との間を延びる斜面とを含み、前記外縁は、平面視において、前記頂部から離れる側に凸となる凸縁部と、前記頂部に近づく向きに凸となる凹縁部とを交互に含み、前記斜面は、前記頂部と前記凸縁部との間を延びる第1稜線と、前記頂部と前記凹縁部との間を延びる第2稜線とを含む。
本発明のタイヤにおいて、前記斜面は、前記第1稜線を含む凸部と、前記第2稜線を含む凹部とを前記外縁の外周方向に交互に含むのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記凸縁部は、それぞれ、前記頂部から最も離れた外側頂点を含み、前記第1稜線は、前記外側頂点に連なっているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1稜線の長さは、前記外側頂点から前記頂部までの距離の50%以上であるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1稜線は、前記頂部に連なっているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記凹縁部は、それぞれ、前記頂部に最も近い内側頂点を含み、前記第2稜線は、前記内側頂点に連なっているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第2稜線の長さは、前記内側頂点から前記頂部までの距離の50%以上であるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第2稜線は、前記頂部に連なっているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記斜面は、複数の前記第1稜線及び複数の前記第2稜線を含み、複数の前記第1稜線及び複数の前記第2稜線は、1か所に交わる向きに延びているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記頂部は、平面状であるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記斜面は、複数の前記第1稜線を含み、前記第1稜線の長さは、互いに異なるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記斜面は、複数の前記第2稜線を含み、前記第2稜線の長さは、互いに異なるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記微小突起の最大の高さは、0.20~0.50mmであるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記外縁は、3~20個の前記凸縁部を含むのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記装飾部は、1mm2あたり1~10個の前記微小突起を含むのが望ましい。
本発明では、上記の構成を採用したことによって、タイヤの外表面の特定の箇所をより黒く見せることができる。
本発明のタイヤの一実施形態のサイドウォール部の斜視図である。 微小突起の拡大斜視図である。 図2の微小突起の拡大平面図である。 図3のA-A線断面図である。 微小突起の外縁の外側頂点と内側頂点とを仮想直線で結んだときの概略図である。 図3のB-B線断面図である。 図3のC-C線断面図である。 本発明の他の実施形態の微小突起の拡大斜視図である。 図8の微小突起の拡大平面図である。 本発明の他の実施形態の微小突起の拡大平面図である。 本発明の他の実施形態の微小突起の拡大平面図である。 比較例の微小突起の拡大斜視図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図1は、本発明の一実施形態を示すタイヤ1のサイドウォール部3を示す斜視図である。図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用の空気入りタイヤとして好適に使用される。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではなく、重荷重用の空気入りタイヤや、タイヤの内部に加圧された空気が充填されない非空気式タイヤに用いられても良い。
図1では、正規状態のタイヤ1が示されている。正規状態とは、各種の規格が定められた空気入りタイヤの場合、タイヤが正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填され、しかも、無負荷の状態である。各種の規格が定められていないタイヤや、非空気式タイヤの場合の場合、前記正規状態は、タイヤの使用目的に応じた標準的な使用状態であって無負荷の状態を意味する。本明細書において、特に断りがない場合、タイヤ各部の寸法等は、前記正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、視認可能な外表面の少なくとも一部に装飾部6を具える。視認可能な外表面とは、正規状態のタイヤ1において、外部から目視できる面である。上述の外表面は、例えば、トレッド部2、サイドウォール部3及びビード部4の外表面を含む。本実施形態では、サイドウォール部3の外表面に、装飾部6が形成されている。
本実施形態の装飾部6は、例えば、タイヤ外方に***した***部7によって構成された文字部分を含んでいる。***部7の頂面7aは、例えば、平滑な面で形成されている。このような頂面7aは、照射される光を反射して、文字部分を明るく見せるのに役立つ。文字部分は、例えば、タイヤ1のメーカ名、商品名、サイズ等を表す文字、記号などであるマーク(例えば標章)として形成されている。
装飾部6は、文字部分をより明るく見せるために、文字部分の周辺において、タイヤ外方に突出した複数の微小突起が形成されている。なお、図1において、発明が理解され易いように、微小突起が配された領域8が着色されている。本実施形態の装飾部6は、例えば、1mm2あたり1~10個の微小突起を含む。
図2は、1つの微小突起10の拡大斜視図が示されている。図3には、1つの微小突起10の拡大平面図が示されている。図2及び図3に示されるように、微小突起10は、突起根本を画定する外縁11と、頂部12と、外縁11と頂部12との間を延びる斜面13とを含む。
図3に示されるように、外縁11は、平面視において、頂部12から離れる側に凸となる凸縁部16と、頂部12に近づく向きに凸となる凹縁部17とを交互に含む。
図2に示されるように、斜面13は、頂部12と凸縁部16との間を延びる第1稜線21と、頂部12と凹縁部17との間を延びる第2稜線22とを含む。本発明では、上記の構成を採用したことによって、タイヤの外表面の特定の箇所をより黒く見せることができる。その理由としては、上述の微小突起10に光が入射すると、第1稜線21及び第2稜線22の間の面に当たった光は多方向に散乱するように反射するため、前記領域がより黒く見せることができると推察される。また、上述の微小突起10は、様々な方向からの光の入射に対しても、多方向に散乱するように光を反射させるため、安定して高いコントラストを発揮することができると推察される。以下、このような作用を散乱効果という場合がある。
上述の作用効果により、図1に示されるように、複数の微小突起10が配された領域8と、文字部分の頂面7aとのコントラストが大きくなるため、文字部分が目立ち、ひいてはタイヤの外観が向上する。
以下、本実施形態のさらに詳細な構成が説明される。互いに隣り合う複数の微小突起10について、各微小突起10の外縁11の形状は、ランダムに変化しているのが望ましい。また、隣り合う2つの微小突起10の外縁11間の距離は、一定又はランダムに変化するのが望ましい。また、2つの微小突起10の頂部12間の距離は、例えば、0.30~2.0mmとされる。これにより、優れた散乱効果が得られる。
図4には、図3のA-A線断面図が示されている。図4に示されるように、微小突起10は、頂部12が最も高い部分として構成されている。微小突起10の最大の高さh1は、例えば、0.20~0.50mmである。また、図3に示されるように、平面視における微小突起10の最大の長さL1は、例えば、1.0~2.0mmである。
図4に示されるように、外縁11は、装飾部6の基準面6bとの境界となる。また、図3に示されるように、外縁11は、実質的にループ状に形成される。なお、外縁11は、例えば、微小突起10の外面と基準面6bとが滑らかに連続する部分を含んでも良い。
外縁11に含まれる凸縁部16の個数N1は、例えば、望ましくは3個以上、より望ましくは5個以上、さらに望ましくは7個以上であり、望ましくは20個以下、より望ましくは15個以下、さらに望ましくは11個以下である。外縁11に含まれる凹縁部17の個数N2も同様である。これにより、加硫時の成形性(以下、「加硫成形性」という場合がある。)が確保されつつ、優れた散乱効果が発揮される。
各凸縁部16は、頂部12から最も離れた外側頂点16tを含んでいる。各凹縁部17は、頂部12に最も近い内側頂点17tを含んでいる。これにより、外側頂点16tと内側頂点17tとが外縁11の外周方向に交互に設けられている。
図5には、外側頂点16tと内側頂点17tとを仮想直線aで結んだときの概略図が示されている。図5に示されるように、外縁11は、複数の第1角部16a及び複数の第2角部17aを含んでいる。第1角部16aは、2つの内側頂点17tとこれらの間の位置する1つの外側頂点16tとを結ぶ2つの仮想直線aで形成される。第1角部16aの角度θ1は、例えば、30~50°である。第2角部17aは、2つの外側頂点16tとこれらの間の位置する1つの内側頂点17tとを結ぶ2つの仮想直線aで形成される。第2角部17aの角度θ2は、例えば、70~110°である。さらに望ましい態様として、本実施形態の外縁11の全体について、第1角部16aの角度θ1の平均値A1は、第2角部17aの角度θ2の平均値A2よりも小さい。前記平均値A1は、前記平均値A2の0.35~0.55倍であるのが望ましい。これにより、高い散乱効果を発揮しつつ、加硫成形性が向上する。
図3に示されるように、外縁11は、不規則に曲がりながらその外周方向に延びるのが望ましい。これにより、さらに優れた散乱効果が発揮される。したがって、例えば、複数の微小突起10が設けられた領域に割れ等の損傷が発生した場合でも、この損傷部分が目立つのを防ぐことができる。
散乱効果をさらに高めるために、外縁11は、0.05mm以下の微細な振幅を伴って外周方向に延びるのがより望ましい(図示省略)。
図2に示されるように、斜面13は、第1稜線21を含む凸部13aと、第2稜線22を含む凹部13bとを外縁11の外周方向に交互に含んでいる。第1稜線21は、頂部12から外縁11まで凸部13aの頂点をつないだ線である。第2稜線22は、1つの凸部13aの一面と、この凸部13aと隣り合う凸部13aの一面との間に配される。第2稜線22は、これらの面の境界となる線であり、頂部12と外縁11との間で凹部13bの底部を延びる。
図6には、図3のB-B線断面図が示されている。図6に示されるように、第1稜線21と直交する断面において、第1稜線21は、凸部13aの両面で構成された角部の頂点に相当する。第1稜線21は、略円形に曲がった角部の頂点に相当するものでも良い。第1稜線21を含む角部の曲率半径r1は、例えば、0.01~0.03mmとされるのが望ましい。
図7には、図3のC-C線断面図が示されている。図7に示されるように、第2稜線22と直交する断面において、第2稜線22は、凹部13bの底部に相当する。底部は、例えば、略円形に曲がっているものでも良い。この場合、第2稜線22を含む底部の曲率半径r2は、例えば、0.01~0.1mmとされるのが望ましい。
図2に示されるように、斜面13は、複数の第1稜線21及び複数の第2稜線22を含んでいる。平面視において、第1稜線21及び第2稜線22は、それぞれ、直線状に延びている。但し、このような態様に限定されるものではなく、第1稜線21及び第2稜線22は、湾曲して延びるものでも良い。
図3に示されるように、複数の第1稜線21及び複数の第2稜線22は、1か所に交わる向きに延びている。本実施形態では、第1稜線21及び第2稜線22のそれぞれが頂部12で交わっている。これにより、頂部12付近で優れた散乱効果が発揮される。
第1稜線21は、凸縁部16の外側頂点16tに連なっているのが望ましい。また、第1稜線21は、頂部12に連なっているのが望ましい。第1稜線21の長さは、外側頂点16tから頂部12までの距離の望ましくは50%以上、より望ましくは70%以上である。本実施形態の第1稜線21は、外側頂点16tから頂部12まで延びている。これにより、優れた散乱効果が発揮される。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではない。
第1稜線21の長さは、例えば、0.15~0.80mmとされる。また、各第1稜線21の長さは、互いに異なるのが望ましい。さらに望ましい態様では、各第1稜線21の長さは、外縁11の外周方向にランダムに変化している。このような第1稜線21の配置は、装飾部6が損傷した場合でも、その損傷部分が目立つのを抑制でき、良好な外観を長期に亘って維持することができる。
1つの微小突起10において、第1稜線21の最大の長さに対する、第1稜線21の最小の長さの比率R1は、例えば、60%~80%である。これにより、加硫成形性が維持されつつ、上述の効果が得られる。
第2稜線22は、凹縁部17の内側頂点17tの近傍まで延びているのが望ましい。なお、「近傍まで延びる」とは、第2稜線22の端と内側頂点17tとの距離が、平面視における微小突起10の最大の長さの10%以下である態様を意味する。また、第2稜線22は、凹縁部17の内側頂点17tに連なっているのがより望ましい。また、第2稜線22は、頂部12に連なっているのが望ましい。第2稜線22の長さは、内側頂点17tから頂部12までの距離の望ましくは50%以上、より望ましくは70%以上である。本実施形態の第2稜線22は、内側頂点17tから頂部12まで延びている。これにより、優れた散乱効果が発揮される。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではなく、第2稜線22は、例えば、凹部13bの途中で途切れるものでも良い。
第2稜線22の長さは、例えば、0.05~0.60mmとされる。また、各第2稜線22の長さは、互いに異なるのが望ましい。さらに望ましい態様では、各第2稜線22の長さは、外縁11の外周方向にランダムに変化している。
1つの微小突起10において、第2稜線22の最大の長さに対する、第2稜線22の最小の長さの比率R2は、例えば、40%~60%である。さらに望ましい態様では、前記比率R2は、第1稜線21の前記比率R1よりも小さいのが望ましい。これにより、加硫成形性が維持されつつ、高いコントラストが得られる。
図8には、本発明の他の実施形態の微小突起10の拡大斜視図である。図8において、上述された構成には、同一の符号が付され、ここでの説明は省略されている。図8に示されるように、この実施形態の頂部12は、平面状である。このような微小突起10は、加硫成形時のおける頂部12の欠けを抑制でき、優れた加硫成形性が得られる。
図9には、図8の微小突起10の拡大平面図が示されている。図10及び図11には、頂部12が平面状である他の実施形態が示されている。図9~図11に示されるように、頂部12が平面状の場合、その形状は、例えば、略円形状、矩形状、及び、角部分が円弧状とされた矩形状など、種々の形状が採用され得る。
頂部12の面積は、例えば、1.2×10-3mm2~1.5×10-1mm2とされる。このような頂部12は、優れた加硫成形性及び高いコントラストを発揮するのに役立つ。
以上、本発明の一実施形態のタイヤが詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
図2又は図8に示される微小突起が配された装飾部を有するタイヤが試作された。比較例として、図12に示される複数の微小突起を有するタイヤが試作された。図12に示されるように、比較例の微小突起aは、頂部bが平面状である略円錐形状である。比較例のタイヤは、微小突起の形状を除き、実施例のタイヤと実質的に同じ構成を具えている。各テストタイヤの装飾部のコントラスト、装飾部損傷時の外観、及び、加硫成形性がテストされた。テスト方法は、以下の通りである。
<装飾部のコントラスト>
装飾部のコントラストが、検査員の目視により評価された。結果は、比較例を100とする評点であり、数値が大きい程、装飾部のコントラストが優れていることを示す。
<装飾部損傷時の外観>
ドラム試験機上で一定の縦荷重を負荷して一定の速度で一定の距離、各テストタイヤを走行させた。これにより、各テストタイヤの装飾部に5~10個/400mm2の微細な損傷を発生させた。この状態における装飾部の外観が、検査員の目視により評価された。結果は、比較例を100とする評点であり、数値が大きい程、装飾部損傷時の外観が優れていることが示される。
<加硫成形性>
各テストタイヤを一定数量生産したときの、加硫成形時の不良率が測定された。結果は、比較例を100とする指数であり、数値が小さい程、前記不良率が小さいことを示す。
テストの結果が表1に示される。
Figure 0007467963000001
テストの結果、実施例のタイヤは、タイヤの外表面の特定の箇所をより黒く見せることができ、ひいては装飾部において優れたコントラストを発揮していることが確認できた。
さらに、実施例のタイヤは、装飾部損傷時の外観及び加硫成形性にも優れていることが確認できた。
1 タイヤ
6 装飾部
10 微小突起
11 外縁
12 頂部
13 斜面
16 凸縁部
17 凹縁部
21 第1稜線
22 第2稜線

Claims (14)

  1. タイヤであって、
    前記タイヤの外表面の少なくとも一部に装飾部を有し、
    前記装飾部には、タイヤ外方に突出した複数の微小突起が形成され、
    前記微小突起は、突起根本を画定する外縁と、頂部と、前記外縁と前記頂部との間を延びる斜面とを含み、
    前記外縁は、平面視において、前記頂部から離れる側に凸となる凸縁部と、前記頂部に近づく向きに凸となる凹縁部とを交互に含み、
    前記斜面は、前記頂部と前記凸縁部との間を延びる第1稜線と、前記頂部と前記凹縁部との間を延びる第2稜線とを含み、
    前記斜面は、複数の前記第1稜線を含み、
    前記第1稜線の長さは、互いに異なる、
    タイヤ。
  2. タイヤであって、
    前記タイヤの外表面の少なくとも一部に装飾部を有し、
    前記装飾部には、タイヤ外方に突出した複数の微小突起が形成され、
    前記微小突起は、突起根本を画定する外縁と、頂部と、前記外縁と前記頂部との間を延びる斜面とを含み、
    前記外縁は、平面視において、前記頂部から離れる側に凸となる凸縁部と、前記頂部に近づく向きに凸となる凹縁部とを交互に含み、
    前記斜面は、前記頂部と前記凸縁部との間を延びる第1稜線と、前記頂部と前記凹縁部との間を延びる第2稜線とを含み、
    前記斜面は、複数の前記第2稜線を含み、
    前記第2稜線の長さは、互いに異なる、
    タイヤ。
  3. 前記斜面は、前記第1稜線を含む凸部と、前記第2稜線を含む凹部とを前記外縁の外周方向に交互に含む、請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 前記凸縁部は、それぞれ、前記頂部から最も離れた外側頂点を含み、
    前記第1稜線は、前記外側頂点に連なっている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤ。
  5. 前記第1稜線の長さは、前記外側頂点から前記頂部までの距離の50%以上である、請求項4に記載のタイヤ。
  6. 前記第1稜線は、前記頂部に連なっている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のタイヤ。
  7. 前記凹縁部は、それぞれ、前記頂部に最も近い内側頂点を含み、
    前記第2稜線は、前記内側頂点に連なっている、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のタイヤ。
  8. 前記第2稜線の長さは、前記内側頂点から前記頂部までの距離の50%以上である、請求項7に記載のタイヤ。
  9. 前記第2稜線は、前記頂部に連なっている、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のタイヤ。
  10. 前記斜面は、複数の前記第1稜線及び複数の前記第2稜線を含み、
    複数の前記第1稜線及び複数の前記第2稜線は、1か所に交わる向きに延びている、請求項1ないし9のいずれか1項に記載のタイヤ。
  11. 前記頂部は、平面状である、請求項1ないし10のいずれか1項に記載のタイヤ。
  12. 前記微小突起の最大の高さは、0.20~0.50mmである、請求項1ないし11のいずれか1項に記載のタイヤ。
  13. 前記外縁は、3~20個の前記凸縁部を含む、請求項1ないし12のいずれか1項に記載のタイヤ。
  14. 前記装飾部は、1mm 2 あたり1~10個の前記微小突起を含む、請求項1ないし13のいずれか1項に記載のタイヤ。
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