JP7467882B2 - 真空ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、電源装置一体型の真空ポンプに関する。
真空ポンプであるターボ分子ポンプは、各種真空処理装置に用いられる。電源一体型のターボ分子ポンプは、ポンプ本体および電源装置を備える。特許文献1に記載されたターボ分子ポンプでは、電源装置を構成する各部品を冷却するためにポンプ本体と電源装置との間に水冷装置が設けられる。
一方、ターボ分子ポンプにより排気されるガスの種類によってはポンプ本体の内部に生成物が付着する。そこで、ポンプ本体の内部の温度を生成物が付着しない程度に保持するためにポンプ本体にヒータが設けられる(例えば特許文献2参照)。それにより、生成物の付着物による排気性能の低下が抑制される。
特開2014-148977号公報 特開2013-079602号公報
ターボ分子ポンプにおいて、ポンプ本体と水冷装置とを接続するためにポンプ本体に接続板が設けられる場合がある。このような構造において、ポンプ本体と水冷装置との間での熱の移動を抑制するために接続板と水冷装置との間に断熱板が設けられる。
しかしながら、断熱板が設けられた場合でも、ポンプ本体と水冷装置との間で接続板および断熱板を通して熱の移動が生じることがある。その結果、ポンプ本体の温度は、所望の温度まで上がりにくい。
本発明の目的は、ポンプ本体の温度を短時間で所望の温度まで上昇させることが可能な真空ポンプを提供することである。
本発明の一局面に従う真空ポンプは、ポンプ本体と、前記ポンプ本体に設けられたヒータと、前記ポンプ本体に電力を供給する電源装置と、前記ポンプ本体と前記電源装置との間で、前記電源装置に設けられ、前記電源装置を冷却する冷却器と、前記ポンプ本体と前記冷却器との間に設けられた板状の接続板と、前記冷却器と前記接続板との間に配置された第1の断熱板と、前記ポンプ本体と前記接続板との間に配置された第2の断熱板とを備える。
本発明の他の局面に従う真空ポンプは、ポンプ本体と、前記ポンプ本体に設けられたヒータと、前記ポンプ本体に電力を供給する電源装置と、前記ポンプ本体と前記電源装置との間で、前記電源装置に設けられ、前記電源装置を冷却する冷却器と、前記ポンプ本体と前記冷却器との間に設けられた板状の接続板と、前記冷却器と前記接続板との間に配置された第1の断熱板とを備え、前記冷却器および前記接続板のうち少なくとも一方は、前記第1の断熱板が嵌め込まめる第1の嵌め込み領域を有し、前記冷却器と前記接続板との間に第1の隙間が形成され、前記第1の断熱板の厚みは前記第1の隙間の厚みよりも大きい。
本発明によれば、真空ポンプにおいて、ポンプ本体の温度を短時間で所望の温度まで上昇させることが可能になる。
第1の実施の形態に係るターボ分子ポンプの模式的正面図である。 図1のターボ分子ポンプのA-A線断面図である。 図1のターボ分子ポンプの一部の拡大断面図である。 第2の実施の形態に係るターボ分子ポンプの模式的正面図である。 図4のターボ分子ポンプのB-B線断面図である。 図4のターボ分子ポンプの一部の拡大断面図である。 ターボ分子ポンプの他の例を示す一部の拡大断面図である。 ターボ分子ポンプのさらに他の例を示す一部の拡大断面図である。 比較例に用いられたターボ分子ポンプの一部の拡大断面図である。 実施例1,2および比較例の結果を示す図である。
以下、実施の形態に係る真空ポンプについて、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態では、真空ポンプとしてターボ分子ポンプを例に説明する。
(1)第1の実施の形態
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るターボ分子ポンプの模式的正面図である。図2は、図1のターボ分子ポンプのA-A線断面図である。図1に示すように、ターボ分子ポンプ100は、電源装置1、冷却器2、第1の断熱板3、接続板4、第2の断熱板5、ポンプ本体6およびヒータ7を備える。
電源装置1は、電源装置筐体1aを備える。電源装置筐体1aは、電源回路基板および温度センサ等を収容する。この電源装置1は、ポンプ本体6およびヒータ7に電力を供給する。本実施の形態では、図2に示すように、電源装置筐体1aは、八角柱の外形を有する。
図1に示すように、冷却器2は、電源装置筐体1aの上面上に設けられる。冷却器2は、水冷ジャケット2aを備える。水冷ジャケット2aの内部に冷却水配管が設けられる。また、水冷ジャケット2aの外部には、冷却水入口2bおよび冷却水出口2cが形成される。冷却水入口2bに冷却水が供給されると、冷却水は、冷却水配管を通って冷却水出口2cから排出される。これにより、電源装置1が冷却される。本実施の形態では、図2に示すように、冷却器2は、八角柱の外形を有する。
図1に示すように、冷却器2の上面上には、第1の断熱板3を介して接続板4が設けられる。第1の断熱板3は、例えば断熱効果を有する樹脂材料で形成される。本実施の形態では、図2に示すように、第1の断熱板3は、八角形状の外縁および八角形状の内縁を有する。第1の断熱板3は一定の幅w1を有する。接続板4は、例えば金属により形成される。本実施の形態では、接続板4は八角形状を有する。
電源装置1、冷却器2、第1の断熱板3および接続板4は、平面視で同一の外形および同一の寸法を有する。したがって、電源装置1、冷却器2、第1の断熱板3および接続板4の側面は面一に形成される。
図1に示すように、接続板4の上面上には、第2の断熱板5を介してポンプ本体6が設けられる。第2の断熱板5は、例えば、断熱効果を有する樹脂材料で形成される。また、図2に示すように、第2の断熱板5は、幅w2の円環形状を有する。図1のポンプ本体6は、円筒状のケーシング6aを備える。ケーシング6aは、例えば金属により形成され、ロータおよびモータ等を収容する。接続板4は、ボルト等によりケーシング6aに連結される。ケーシング6aの外周面6bには、ヒータ7が設けられる。ヒータ7は、ケーシング6aの内部に生成物が付着しないようにポンプ本体6を加熱する。
本実施の形態では、第2の断熱板5およびポンプ本体6のケーシング6aは、平面視で同一の外形および同一の寸法を有する。したがって、第2の断熱板5およびポンプ本体6の外周面6bは面一に形成される。接続板4の中心から外縁までの長さの最小値は、第2の断熱板5およびケーシング6aの半径よりも長い。それにより、接続板4は、平面視で、ポンプ本体6の外周面6bから外方へ全周にわたって突出する突出部40を有する。ポンプ本体6の外周面6bから接続板4の外縁までの長さの最小値(突出部40の最小幅)はw3である。
図3は、図1のターボ分子ポンプ100の一部の拡大断面図である。第1の断熱板3の下面と冷却器2の上面2uとが接触し、第1の断熱板3の上面と接続板4の下面4dとが接触している。冷却器2の上面2uと接続板4の下面4dとの間に、第1の断熱板3の内周面3aにより取り囲まれる隙間GP1が形成される。隙間GP1は厚みt1を有する。隙間GP1は、第1の空気断熱層として働く。
第2の断熱板5の下面と接続板4の上面4uとが接触し、第2の断熱板5の上面とポンプ本体6の下面6dとが接触している。接続板4の上面4uとポンプ本体6の下面6dとの間に、第2の断熱板5の内周面5aにより取り囲まれる隙間GP2が形成される。隙間GP2は、厚みt2を有する。隙間GP2は、第2の空気断熱層として働く。
本実施の形態では、ポンプ本体6の外周面6bと第1の断熱板3の内縁との間の距離D1は、突出部40の最小幅w3の1/2以上である。図3の例では、第1の断熱板3の内周面3aは、突出部40の最小幅w3の中間点Cよりも外方に位置する。
第1の実施の形態に係るターボ分子ポンプ100によれば、冷却器2と接続板4との間に配置された第1の断熱板3により、冷却器2と接続板4との間での熱の移動が抑制される。また、ポンプ本体6と接続板4との間に配置された第2の断熱板5により、ポンプ本体6と接続板4との間での熱の移動が抑制される。それにより、ヒータ7により加熱されたポンプ本体6から接続板4を通して冷却器2に移動する熱の量が低減される。
また、隙間GP1および隙間GP2がそれぞれ第1および第2の空気断熱層として働く。一般的に、空気の熱伝導率は、樹脂等の固体材料の熱伝導率よりも小さい。それにより、冷却器2とポンプ本体6との間での熱の移動が隙間GP1の第1の空気断熱層および隙間GP2の第2の空気断熱層により十分に抑制される。
さらに、第1の断熱板3が冷却器2と接続板4の突出部40との間に配置されるので、ポンプ本体6から第2の断熱板5、接続板4および第1の断熱板3を経由して冷却器2に至る経路が長くなる。それにより、ポンプ本体6から第1の断熱板3を通して冷却器2に移動する熱の量がさらに低減される。また、冷却器2と接続板4の突出部40を除く中央部との間に隙間GP1が形成される。したがって、ポンプ本体6と冷却器2との間の最短経路での熱の移動が十分に抑制される。
また、第1の断熱板3の幅w1が接続板4の突出部40の最小幅w3と比べて十分に小さい。すなわち、第1の断熱板3の面積が小さい。さらに、第1の断熱板3とポンプ本体6の外周面6bとの距離が十分に長い。それにより、第1の断熱板3を経由する熱の移動が十分に抑制される。
これらの結果、ポンプ本体6の温度を短時間で所望の温度まで上昇させることが可能である。
(2)第2の実施の形態
図4は、本発明の第2の実施の形態に係るターボ分子ポンプ100の模式的正面図である。図5は、図4のターボ分子ポンプ100のB-B線断面図である。図4のターボ分子ポンプ100が図1のターボ分子ポンプ100と異なるのは以下の点である。
図4のターボ分子ポンプ100は、図1の第2の断熱板5を有さない。それにより、接続板4はポンプ本体6のケーシング6aと一体化されている。また、図4の接続板4の下面4dには、嵌め込み領域4aが形成される。嵌め込み領域4aの詳細については後述する。嵌め込み領域4aには、第1の断熱板3の上面が嵌め込まれる。
図5に示すように、嵌め込み領域4aは、接続板4の最外周に沿って形成される。この嵌め込み領域4aは、外側面が開放された八角形の環状凹部である。嵌め込み領域4aは、第1の断熱板3と同じ幅w1を有する。
図6は、図4のターボ分子ポンプ100の一部の拡大断面図である。第1の断熱板3は、厚みt3を有する。接続板4の嵌め込み領域4aに第1の断熱板3が嵌め込まれた状態で、第1の断熱板3の下面と冷却器2の上面2uとが接触し、第1の断熱板3の上面と接続板4の嵌め込み領域4aの下面とが接触している。それにより、冷却器2の上面2uと接続板4の下面4dとの間に、第1の断熱板3の内周面3aにより取り囲まれる隙間GP1が形成される。第1の断熱板3の厚みt3は、隙間GP1の厚みt1よりも大きい。
第2の実施の形態に係るターボ分子ポンプ100によれば、第1の断熱板3の厚みt3が隙間GP1の厚みt1よりも大きい。言い換えると、嵌め込み領域4aを設けたことで、ターボ分子ポンプ100の全高を大きくすることなく、第1の断熱板3の厚みt3を大きくすることができる。それにより、接続板4と冷却器2との間での熱の移動量が第1の断熱板3により十分に低減される。
また、隙間GP1が第1の空気断熱層として働くので、冷却器2と接続板4との間での熱の移動量が第1の空気断熱層により十分に低減される。それにより、ヒータ7により加熱されたポンプ本体6から接続板4を通して冷却器2に移動する熱の量が低減される。
また、第1の断熱板3の幅w1が接続板4の突出部40の最小幅w3と比べて十分に小さい。すなわち、第1の断熱板3の面積が小さい。さらに、第1の断熱板3とポンプ本体6の外周面6bとの距離が十分に長い。それにより、第1の断熱板3を経由する熱の移動が十分に抑制される。
これらの結果、ポンプ本体6の温度を短時間で所望の温度まで上昇させることが可能である。
(3)他の実施の形態
(a)図7は、ターボ分子ポンプ100の他の例を示す一部の拡大断面図である。図7のターボ分子ポンプ100が、図3のターボ分子ポンプ100と異なるのは以下の点である。図7のターボ分子ポンプ100には、冷却器2の上面2uに嵌め込み領域2d(環状の凹部)が形成される。嵌め込み領域2dには、第1の断熱板3の下面が嵌め込まれる。また、ポンプ本体6の下面6dに嵌め込み領域6c(環状の凹部)が形成される。嵌め込み領域6cには、第2の断熱板5の上面が嵌め込まれる。
第1の断熱板3は厚みt3を有する。冷却器2の嵌め込み領域2dに第1の断熱板3が嵌め込まれた状態で、第1の断熱板3の下面と冷却器2の嵌め込み領域2dの上面とが接触し、第1の断熱板3の上面と接続板4の下面4dとが接触している。それにより、冷却器2の上面2uと接続板4の下面4dとの間に、第1の断熱板3の内周面3aにより取り囲まれる隙間GP1が形成される。第1の断熱板3の厚みt3は、隙間GP1の厚みt1よりも大きい。
また、第2の断熱板5は、厚みt4を有する。ポンプ本体6の嵌め込み領域6cに第2の断熱板5が嵌め込まれた状態で、第2の断熱板5の下面と接続板4の上面4uとが接触し、第2の断熱板5の上面とポンプ本体6の嵌め込み領域6cの下面とが接触している。それにより、接続板4の上面4uとポンプ本体6の下面6dとの間に、第2の断熱板5の内周面5aにより取り囲まれる隙間GP2が形成される。第2の断熱板5の厚みt4は、隙間GP2の厚みt2よりも大きい。
図7のターボ分子ポンプ100によれば、隙間GP1は第1の空気断熱層として働く。それにより、冷却器2と接続板4との間での熱の移動量が低減される。隙間GP2は、第2の空気断熱層として働く。それにより、接続板4とポンプ本体6との間での熱の移動量が低減される。
また、第1の断熱板3が嵌め込み領域2dに嵌め込まれることにより、第1の断熱板3の厚みt3が隙間GP1の第1の空気断熱層の厚みt1よりも大きくなる。言い換えると、嵌め込み領域2dを設けたことで、ターボ分子ポンプ100の全高を大きくすることなく、第1の断熱板3の厚みt3を大きくすることができる。それにより、冷却器2と接続板4との間での熱の移動量がさらに低減される。
また、第2の断熱板5が嵌め込み領域6cに嵌め込まれることにより、第2の断熱板5の厚みt4が隙間GP2の第2の空気断熱層の厚みt2よりも大きくなる。言い換えると、嵌め込み領域6cを設けたことで、ターボ分子ポンプ100の全高を大きくすることなく、第2の断熱板5の厚みt4を大きくすることができる。それにより、接続板4とポンプ本体6との間での熱の移動量がさらに低減される。
(b)図8は、ターボ分子ポンプ100のさらに他の例を示す一部の拡大断面図である。図8のターボ分子ポンプ100が図7のターボ分子ポンプ100と異なるのは以下の点である。図8のターボ分子ポンプ100には、冷却器2の上面2uに第1の嵌め込み領域2dが形成されずに、接続板4の下面4dに嵌め込み領域4a(環状の凹部)が形成される。嵌め込み領域4aには、第1の断熱板3の上面が嵌め込まれる。また、ポンプ本体6の下面6dに第2の嵌め込み領域6cが形成されずに、接続板4の上面4uに嵌め込み領域4b(環状の凹部)が形成される。嵌め込み領域4bには、第2の断熱板5の下面が嵌め込まれる。図8のターボ分子ポンプ100の他の部分の構成は、図7のターボ分子ポンプ100の構成と同様である。
図8のターボ分子ポンプ100によれば、図7のターボ分子ポンプ100と同様の効果が得られる。また、図8のターボ分子ポンプ100によれば、嵌め込み領域4aおよび嵌め込み領域4bの両方が接続板4に形成されるので、ターボ分子ポンプ100の製造工程の数が低減される。
(c)上記実施の形態において、第1の嵌め込み領域は、冷却器2の上面2uまたは接続板4の下面4dのいずれか一方に形成されるが、本発明はこれに限定されない。第1の嵌め込み領域は、冷却器2の上面2uおよび接続板4の下面4dの両方に形成されてもよい。
(d)上記実施の形態において、第2の嵌め込み領域は、接続板4の上面4uまたはポンプ本体6の下面6dのいずれか一方に形成されるが、本発明はこれに限定されない。第2の嵌め込み領域は、接続板4の上面4uまたはポンプ本体6の下面6dの両方に形成されてもよい。
(e)上記実施の形態において、第1の断熱板3および第2の断熱板5は、樹脂材料により形成されるが、本発明はこれに限定されない。第1の断熱板3および第2の断熱板5は、断熱効果を有するゴム材料等の他の材料により形成されてもよい。
(f)上記実施の形態において、電源装置1、冷却器2、第1の断熱板3および接続板4は、平面視で同一の八角形状を有するが、本発明はこれに限定されない。電源装置1、冷却器2、第1の断熱板3および接続板4は、平面視で同一または異なる楕円形状または四角形状等の他の形状を有してもよい。
(g)上記実施の形態において、第1の断熱板3は、接続板4の最外周に沿って配置されるが、第1の断熱板3は接続板4の最外周よりも内方に配置されてもよい。この場合、嵌め込み領域4aおよび嵌め込み領域2dは、外縁および内縁に側面を有する環状の凹部であってもよい。
(h)上記実施の形態において、嵌め込み領域4aおよび嵌め込み領域2dは、平面視でポンプ本体6の外周面6bを取り囲むようにケーシング6aの全周にわたって連続的に設けられているが、嵌め込み領域4aおよび嵌め込み領域2dは、断続的に設けられてもよい。また、嵌め込み領域6cおよび嵌め込み領域4bは、ポンプ本体6の外周面6bに沿って連続的に設けられているが、嵌め込み領域6cおよび嵌め込み領域4bは、断続的に設けられてもよい。
(i)上記実施の形態において、真空ポンプがターボ分子ポンプ100である場合が示されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、本発明はジークバーンポンプまたはHolweckポンプ等のドラッグポンプ(ネジ溝ポンプ)のみを備えた真空ポンプにも適用可能であり、またはターボ分子ポンプおよびドラッグポンプの組み合わせからなる真空ポンプにも適用可能である。
(4)実施例および比較例
ターボ分子ポンプ100のポンプ本体6の外周面6bの温度変化を比較するために以下に示すシミュレーションおよび実機試験を行った。実施例1では、図6のターボ分子ポンプ100を用いた。実施例2では、図7のターボ分子ポンプ100を用いた。
実施例1および実施例2のポンプ本体6における隙間GP1の厚みt1は3mmであり、第1の断熱板3の厚みt3は5mmである。また、実施例2のポンプ本体6における隙間GP2の厚みt2は3mmであり、第2の断熱板5の厚みt4は5mmである。
図9は、比較例において用いられたターボ分子ポンプ100aの一部の拡大断面図である。図9に示すように、接続板4は、冷却器2の上面上に厚みt5を有する断熱板30を介して設けられる。ポンプ本体6は、接続板4の上面上に設けられる。断熱板30の幅w4は、突出部40の最小幅w3の1/2よりも大きい。具体的には、比較例の断熱板30の上面および下面の面積は、実施例1,2の第1の断熱板3の上面および下面の面積よりも約3割大きい。
断熱板30の下面と冷却器2の上面2uとが接触し、断熱板30の上面と接続板4の下面4dとが接触している。それにより、冷却器2の上面2uと接続板4の下面4dとの間に、断熱板30の内周面3aにより取り囲まれる隙間GP1が形成される。隙間GP1の厚みはt5である。比較例のターボ分子ポンプ100aにおける隙間GP1の厚みt5および断熱板30の厚みt5は3mmである。比較例のターボ分子ポンプ100aの他の部分の構成は、実施例1のターボ分子ポンプ100の構成と同様である。
シミュレーションでは、設計ソフトウェアを用いて下記の解析条件でポンプ本体6のケーシング6aの温度を算出した。実機試験では、上記の構成を有するターボ分子ポンプ100,100aを用いてポンプ本体6のケーシング6aの温度を測定した。
解析条件として、ヒータ7の発熱量は300Wとされ、放熱は13W/m・Kの外観部対流とされた。また、冷却器2の水冷ジャケット2aの温度は25℃に固定された。実機試験は、解析条件とほぼ同じ条件で行われた。ただし、実機試験において、ヒータ7は、ポンプ本体6のケーシング6aの温度が90℃を超えないように制御された。
図10は、実施例1,2および比較例の結果を示す図である。比較例のシミュレーションでは、ポンプ本体6のケーシング6aの温度は71.3℃となった。また、比較例の実機試験では、ポンプ本体6のケーシング6aの温度は70.0℃となった。
これに対して、実施例1のシミュレーションでは、ポンプ本体6のケーシング6aの温度は84.7℃となった。また、実施例1の実機試験では、ポンプ本体6のケーシング6aの温度は85.0℃となった。実施例2のシミュレーションでは、ポンプ本体6のケーシング6aの温度は95.0℃となった。また、実施例2の実機試験では、ポンプ本体6のケーシング6aの温度は90.0℃となった。
実施例1および比較例の結果から、第1の断熱板3の厚みt3を大きくし、第1の断熱板3の面積を小さくすることにより、ポンプ本体6のケーシング6aの温度をより高い温度まで上昇させることが可能であることが確認された。
実施例2および比較例の結果から、第1の断熱板3の厚みt3を大きくし、第1の断熱板3の面積を小さくし、かつ、ポンプ本体6と接続板4との間に第2の断熱板5を設けることにより、ポンプ本体6のケーシング6aをさらに高い温度まで上昇させることが可能であることが確認された。
(5)請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明する。上記実施の形態では、ターボ分子ポンプ100が真空ポンプの例であり、嵌め込み領域2dおよび嵌め込み領域4aが第1の嵌め込み領域の例であり、嵌め込み領域6cおよび嵌め込み領域4bが第2の嵌め込み領域の例であり、隙間GP1が第1の隙間の例であり、隙間GP2が第2の隙間の例であり、ポンプ本体6の下面6dが第1面の例であり、冷却器2の上面2uが対向面または第2面の例であり、平面視が第1の方向視の例である。
(6)態様
上述した複数の例示的な実施の形態は以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(第1項)一態様に係る真空ポンプは、
ポンプ本体と、
前記ポンプ本体に設けられたヒータと、
前記ポンプ本体に電力を供給する電源装置と、
前記ポンプ本体と前記電源装置との間に設けられた冷却器と、
前記ポンプ本体と前記冷却器との間に設けられた接続板と、
前記冷却器と前記接続板との間に配置された第1の断熱板と、
前記ポンプ本体と前記接続板との間に配置された第2の断熱板とを備えてもよい。
第1項に記載の真空ポンプによれば、電源装置が冷却器により冷却され、ポンプ本体がヒータにより加熱される。この場合、冷却器と接続板との間に配置された第1の断熱板により、冷却器と接続板との間での熱の移動が抑制される。また、ポンプ本体と接続板との間に配置された第2の断熱板により、ポンプ本体と接続板との間での熱の移動が抑制される。それにより、ヒータにより加熱されたポンプ本体から接続板を通して冷却器に移動する熱の量が低減される。その結果、ポンプ本体の温度を短時間で所望の温度まで上昇させることが可能である。
(第2項)第1項に記載の真空ポンプは、
前記冷却器および前記接続板のうち少なくとも一方は、前記第1の断熱板が嵌め込まれる第1の嵌め込み領域を有し、
前記冷却器と前記接続板との間に第1の隙間が形成され、
前記第1の断熱板の厚みは前記第1の隙間の厚みよりも大きくてもよい。
第2項に記載の真空ポンプによれば、冷却器と接続板との間に形成される第1の隙間が第1の空気断熱層として働く。一般的に、空気の熱伝導率は、固体材料の熱伝導率よりも小さい。それにより、冷却器と接続板との間での熱の移動量が第1の空気断熱層により十分に低減される。また、第1の断熱板が第1の嵌め込み領域に嵌め込まれることにより、第1の断熱板の厚みが第1の隙間の厚みよりも大きい。それにより、冷却器と接続板との間での熱の移動量が第1の断熱板により十分に低減される。
(第3項)第1項または第2項に記載の真空ポンプは、
前記ポンプ本体および前記接続板のうち少なくとも一方は、前記第2の断熱板が嵌め込まれる第2の嵌め込み領域を有し、
前記ポンプ本体と前記接続板との間に第2の隙間が形成され、
前記第2の断熱板の厚みは前記第2の隙間の厚みよりも大きくてもよい。
第3項に記載の真空ポンプによれば、ポンプ本体と接続板との間に形成される第2の隙間が第2の空気断熱層として働く。それにより、冷却器と接続板との間での熱の移動量が第2の空気断熱層により十分に低減される。また、第2の断熱板が第2の嵌め込み領域に嵌め込まれることにより、第2の断熱板の厚みが第2の隙間の厚みよりも大きい。それにより、ポンプ本体と接続板との間での熱の移動量が第2の断熱板により十分に低減される。
(第4項)第1項~第3項のいずれか一項に記載の真空ポンプは、
前記ポンプ本体は、前記接続板に対向する第1面を有するとともに外周面を有し、
前記冷却器は、前記接続板に対向する第2面を有し、
前記接続板は、前記第1面に垂直な第1の方向視において、前記ポンプ本体の前記外周面から外方に突出する突出部を有し、
前記第1の断熱板は、前記突出部と前記冷却器の前記第2面との間に配置されてもよい。
第4項に記載の真空ポンプによれば、第1の断熱板が冷却器と接続板の突出部との間に配置されるので、ポンプ本体から第2の断熱板、接続板および第1の断熱板を経由して冷却器に至る経路が長くなる。それにより、ポンプ本体から第1の断熱板を通して冷却器に移動する熱の量がさらに低減される。また、冷却器と接続板の突出部を除く中央部との間に隙間が形成される。この構成によれば、冷却器と接続板の中央部との間の隙間が空気断熱層として働くので、冷却器と接続板との間での熱の移動量が十分に低減される。したがって、ポンプ本体と冷却器との間の最短経路での熱の移動が十分に抑制される。
(第5項)第4項に記載の真空ポンプは、
前記突出部は、前記第1の方向視において、前記ポンプ本体の前記外周面を少なくとも部分的に取り囲むように形成され、
前記第1の断熱板は、前記第1の方向視において、前記ポンプ本体の前記外周面を少なくとも部分的に取り囲むように連続的または断続的に設けられ、
前記第2の断熱板は、前記第1の方向視において、前記ポンプ本体の前記外周面に沿って連続的または断続的に設けられてもよい。
第5項に記載の真空ポンプによれば、冷却器と接続板の中央部との間に隙間が形成され、かつポンプ本体と接続板の中央部との間に隙間が形成される。冷却器と接続板の中央部との間の隙間は第1の空気断熱層として働き、ポンプ本体と接続板の中央部との間の隙間は第2の空気断熱層として働く。それにより、ポンプ本体と冷却器との間の最短経路での熱の移動が第1および第2の空気断熱層により十分に抑制される。また、ホンプ本体の周方向においてポンプ本体と冷却器との間での熱の移動が第1および第2の断熱板により十分かつ均一に抑制される。
(第6項)他の態様に係る真空ポンプは、
ポンプ本体と、
前記ポンプ本体に設けられたヒータと、
前記ポンプ本体に電力を供給する電源装置と、
前記ポンプ本体と前記電源装置との間に設けられた冷却器と、
前記ポンプ本体と前記冷却器との間に設けられた接続板と、
前記冷却器と前記接続板との間に配置された第1の断熱板とを備え、
前記冷却器および前記接続板のうち少なくとも一方は、前記第1の断熱板が嵌め込まめる第1の嵌め込み領域を有し、
前記冷却器と前記接続板との間に第1の隙間が形成され、
前記第1の断熱板の厚みは前記第1の隙間の厚みよりも大きくてもよい。
第6項に記載の真空ポンプによれば、電源装置が冷却器により冷却され、ポンプ本体がヒータにより加熱される。第1の断熱板が第1の嵌め込み領域に嵌め込まれるとともに、冷却器と接続板との間に第1の隙間が形成される。上記の構成では、第1の断熱板の厚みが第1の隙間の厚みよりも大きい。それにより、接続板と冷却器との間での熱の移動量が第1の断熱板により十分に低減される。また、第1の隙間が第1の空気断熱層として働くので、冷却器と接続板との間での熱の移動量が第1の空気断熱層により十分に低減される。それにより、ヒータにより加熱されたポンプ本体から接続板を通して冷却器に移動する熱の量が低減される。その結果、ポンプ本体の温度を短時間で所望の温度まで上昇させることが可能である。
(第7項)第6項に記載の真空ポンプは、
前記ポンプ本体は外周面を有し、
前記冷却器は、前記接続板に対向する対向面を有し、
前記接続板は、前記対向面に垂直な第1の方向視において、前記ポンプ本体の前記外周面から外方に突出するように形成された突出部を有し、
前記第1の嵌め込み領域は、前記冷却器および前記突出部のうち少なくとも一方に設けられ、
前記第1の断熱板は、前記第1の嵌め込み領域に嵌め込まれるように前記冷却器と前記突出部との間に配置されてもよい。
第7項に記載の真空ポンプによれば、第1の断熱板が冷却器と接続板の突出部との間に配置されるので、ポンプ本体から接続板および第1の断熱板を経由して冷却器に至る経路が長くなる。それにより、ポンプ本体から第1の断熱板を通して冷却器に移動する熱の量がさらに低減される。また、第1の隙間は冷却器と接続板の突出部を除く中央部との間に形成される。それにより、冷却器と接続板の中央部との間の第1の隙間が空気断熱層として働くので、接続板の中央部と冷却器との間での熱の移動量が十分に低減される。したがって、ポンプ本体と冷却器との間の最短経路での熱の移動が十分に抑制される。
(第8項)第7項に記載の真空ポンプは、
前記突出部は、前記第1の方向視において、前記ポンプ本体の前記外周面を少なくとも部分的に取り囲むように形成され、
前記第1の嵌め込み領域は、前記第1の方向視において、前記ポンプ本体の前記外周面を少なくとも部分的に取り囲むように、前記冷却器および前記突出部のうち少なくとも一方に連続的または断続的に設けられ、
前記第1の断熱板は、前記第1の嵌め込み領域に嵌め込まれるように前記冷却器と前記突出部との間に配置されてもよい。
第8項に記載の真空ポンプによれば、ホンプ本体の周方向においてポンプ本体と冷却器との間での熱の移動が第1の断熱板により十分かつ均一に抑制される。
(第9項)第4項、第5項、第7項または第8項に記載の真空ポンプは、
前記第1の方向視において、前記第1の断熱板の幅は、前記突出部の最小幅の2分の1以下であってもよい。
第9項に記載の真空ポンプによれば、冷却器と接続板の突出部との間に配置された第1の断熱板の幅が突出部に比べて十分に小さいので、冷却器と接続板との間で第1の断熱板を経由する熱の移動が十分に抑制される。
(第10項)第9項に記載の真空ポンプは、
前記第1の方向視において、前記第1の断熱板の内縁部と前記ポンプ本体の前記外周面との間の距離は、前記突出部の前記最小幅の2分の1以上であってもよい。
第10項に記載の真空ポンプによれば、第1の断熱板とポンプ本体の外周面との間の距離が十分に長いので、ポンプ本体から接続板および第1の断熱板を通して冷却器に移動する熱の量が十分に低減される。
1…電源装置,1a…電源装置筐体,2…冷却器,2a…水冷ジャケット,2b…冷却水入口,2c…冷却水出口,2d,4a,4b,6c…嵌め込み領域,2u,4u…上面,3…第1の断熱板,3a…内周面,4…接続板,4d,6d…下面,5…第2の断熱板,5a…内周面,6…ポンプ本体,6a…ケーシング,6b…外周面,7…ヒータ,30…断熱板,40…突出部,100,100a…ターボ分子ポンプ

Claims (10)

  1. ポンプ本体と、
    前記ポンプ本体に設けられたヒータと、
    前記ポンプ本体に電力を供給する電源装置と、
    前記ポンプ本体と前記電源装置との間で、前記電源装置に設けられ、前記電源装置を冷却する冷却器と、
    前記ポンプ本体と前記冷却器との間に設けられた、前記ポンプ本体と前記冷却器とを接続するための金属製の板状の接続板と、
    前記冷却器と前記接続板との間に配置された第1の断熱板と、
    前記ポンプ本体と前記接続板との間に配置された第2の断熱板とを備える、真空ポンプ。
  2. 前記冷却器および前記接続板のうち少なくとも一方は、前記第1の断熱板が嵌め込まれる第1の嵌め込み領域を有し、
    前記冷却器と前記接続板との間に第1の隙間が形成され、
    前記第1の断熱板の厚みは前記第1の隙間の厚みよりも大きい、請求項1記載の真空ポンプ。
  3. 前記ポンプ本体および前記接続板のうち少なくとも一方は、前記第2の断熱板が嵌め込まれる第2の嵌め込み領域を有し、
    前記ポンプ本体と前記接続板との間に第2の隙間が形成され、
    前記第2の断熱板の厚さは前記第2の隙間の厚さよりも大きい、請求項1または2記載の真空ポンプ。
  4. ポンプ本体と、
    前記ポンプ本体に設けられたヒータと、
    前記ポンプ本体に電力を供給する電源装置と、
    前記ポンプ本体と前記電源装置との間で、前記電源装置に設けられ、前記電源装置を冷却する冷却器と、
    前記ポンプ本体と前記冷却器との間に設けられた板状の接続板と、
    前記冷却器と前記接続板との間に配置された第1の断熱板と、
    前記ポンプ本体と前記接続板との間に配置された第2の断熱板とを備え、
    前記ポンプ本体は、前記接続板に対向する第1面を有するとともに外周面を有し、
    前記冷却器は、前記接続板に対向する第2面を有し、
    前記接続板は、前記第1面に垂直な第1の方向視において、前記ポンプ本体の前記外周面から外方に突出する突出部を有し、
    前記第1の断熱板は、前記突出部と前記冷却器の前記第2面との間に配置された、真空ポンプ。
  5. 前記突出部は、前記第1の方向視において、前記ポンプ本体の前記外周面を少なくとも部分的に取り囲むように形成され、
    前記第1の断熱板は、前記第1の方向視において、前記ポンプ本体の前記外周面を少なくとも部分的に取り囲むように連続的または断続的に設けられ、
    前記第2の断熱板は、前記第1の方向視において、前記ポンプ本体の前記外周面に沿って連続的または断続的に設けられた、請求項4記載の真空ポンプ。
  6. ポンプ本体と、
    前記ポンプ本体に設けられたヒータと、
    前記ポンプ本体に電力を供給する電源装置と、
    前記ポンプ本体と前記電源装置との間で、前記電源装置に設けられ、前記電源装置を冷却する冷却器と、
    前記ポンプ本体と前記冷却器との間に設けられた、前記ポンプ本体と前記冷却器とを接続するための金属製の板状の接続板と、
    前記冷却器と前記接続板との間に配置された第1の断熱板とを備え、
    前記冷却器および前記接続板のうち少なくとも一方は、前記第1の断熱板が嵌め込まめる第1の嵌め込み領域を有し、
    前記冷却器と前記接続板との間に第1の隙間が形成され、
    前記第1の断熱板の厚みは前記第1の隙間の厚みよりも大きい、真空ポンプ。
  7. ポンプ本体と、
    前記ポンプ本体に設けられたヒータと、
    前記ポンプ本体に電力を供給する電源装置と、
    前記ポンプ本体と前記電源装置との間で、前記電源装置に設けられ、前記電源装置を冷却する冷却器と、
    前記ポンプ本体と前記冷却器との間に設けられた板状の接続板と、
    前記冷却器と前記接続板との間に配置された第1の断熱板とを備え、
    前記冷却器および前記接続板のうち少なくとも一方は、前記第1の断熱板が嵌め込まめる第1の嵌め込み領域を有し、
    前記冷却器と前記接続板との間に第1の隙間が形成され、
    前記第1の断熱板の厚みは前記第1の隙間の厚みよりも大きく、
    前記ポンプ本体は外周面を有し、
    前記冷却器は、前記接続板に対向する対向面を有し、
    前記接続板は、前記対向面に垂直な第1の方向視において、前記ポンプ本体の前記外周面から外方に突出するように形成された突出部を有し、
    前記第1の嵌め込み領域は、前記冷却器および前記突出部のうち少なくとも一方に設けられ、
    前記第1の断熱板は、前記第1の嵌め込み領域に嵌め込まれるように前記冷却器と前記突出部との間に配置された、真空ポンプ。
  8. 前記突出部は、前記第1の方向視において、前記ポンプ本体の前記外周面を少なくとも部分的に取り囲むように形成され、
    前記第1の嵌め込み領域は、前記第1の方向視において、前記ポンプ本体の前記外周面を少なくとも部分的に取り囲むように、前記冷却器および前記突出部のうち少なくとも一方に連続的または断続的に設けられ、
    前記第1の断熱板は、前記第1の嵌め込み領域に嵌め込まれるように前記冷却器と前記突出部との間に配置された、請求項7記載の真空ポンプ。
  9. 前記第1の方向視において、前記第1の断熱板の幅は、前記突出部の最小幅の2分の1以下である、請求項4、5、7または8記載の真空ポンプ。
  10. 前記第1の方向視において、前記第1の断熱板の内縁部と前記ポンプ本体の前記外周面との間の距離は、前記突出部の前記最小幅の2分の1以上である、請求項9記載の真空ポンプ。
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