JP7467845B2 - Rfタグラベルおよびこれを貼付した商品 - Google Patents

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Description

本発明は,小売店で販売されている商品の商品管理に用いるRFタグラベルに関する発明である。
小売店で販売されている商品の中には,金属製の缶やペットボトルを容器に用いた飲料水(例えば,缶コーヒー),プラスチック製のボトルを容器に用いた生活用品(例えば,台所洗剤),蒸着フィルムを用いた袋を容器に用いた食品(例えば,ポテトチップス)など,無線通信を阻害させる特性を有する商品が多種・多数あり,小売店で販売されている商品の商品管理にRFタグラベルを用いる場合,小売店で販売されている全ての商品に対応できる万能性がRFタグラベルに求められる。
無線通信を阻害させる特性を有する商品に対応させたRFタグラベルとして,例えば,特許文献1において,放射素子とマッチング回路からなる部分アンテナと金属筐体とでダイポールアンテナを形成するように構成されたRFタグラベルが開示されているが,金属面をアンテナの一部として機能させるRFタグラベルを金属以外の面に貼り付けると,RFIDタグラベルの通信性能が著しく低下してしまう。
RFタグラベルと商品を離間させれば,RFタグラベルは商品の影響を受けなくなるため,ペットボトル飲料水などに貼られるアテンションシール(アイキャッチシール,POPシール)のように,RFタグラベルの一部を商品から離間させて貼り付けるようにすれば,小売店で販売されている全ての商品に対応できる万能性を実現し易いと考えられる。
一部を商品から離間した状態で貼り付けることのできるRFタグラベルとして,例えば,特許文献2では,第1放射素子,第2放射素子,第1放射素子と第2放射素子と接続し共振周波数を調整するためのインダクタンス素子を有するアンテナをRFタグラベルに実装し,第1放射素子を商品から離間させた状態で,第1放射素子よりもサイズが大きい第2放射素子の部分のみを商品の金属面に貼り付けることができるようにした発明が開示されている。
更に,特許文献3では,小売物品の金属体に接着される接着領域及び小売物品から突出する突出領域を有するラベル部と,ICチップが接続している整合回路と,ミアンダ状である第1アンテナ部及び第2アンテナ部を有するアンテナを有するRFタグを備え, RFタグの整合回路および第1アンテナ部をラベル部の突出領域に設け,RFタグの第2アンテナ部をラベル部の接着領域に設けたRFタグラベル(小売物品用アテンション)が開示されている。特許文献3では,ラベル部の接着領域に設ける第2アンテナ部の形状に制約はなく,線状の第2アンテナ部や板状の第2アンテナ部などが特許文献3の図で図示されている。
特開2012-104985号公報 特開2019-016330号公報 WO2018/012427
特許文献2,3で開示されている発明は,第2放射素子や第2アンテナ部を設けた領域を貼り付けた商品の金属面を補助アンテナ(ブースターアンテナ)として利用する発明であるが,特許文献2,3で開示したRFタグラベルを液体入りボトルやガラスなどの絶縁体容器に貼付すると,金属面に貼付したときよりもRFタグラベルの通信性能が低下してしまうことがある。
そこで,本発明は,金属面を有する商品に貼付しても,液体入りボトルや絶縁体容器に貼付しても良好な通信性能が得られるRFタグラベルを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1発明は,UHF帯を利用するRFタグラベルであって,メアンダ素子,ICチップと接続している整合回路および,導波線路を介して前記整合回路と接続している面状素子を縦方向に順に並べた構造のアンテナを実装したインレイを備え,前記インレイの裏面に積層した粘着剤層により,商品に貼付する領域となる貼付領域と一部を商品から突出させる領域となる非貼付領域に分離され,前記貼付領域に該当する前記インレイの裏面側に粘着剤層が露出しており,前記面状素子は前記貼付領域に配置され,前記メアンダ素子と前記整合回路は前記非貼付領域に配置されており,前記貼付領域と前記非貼付領域の境を示す切り欠きを加工し,前記アンテナの広帯域化を図るために,前記非貼付領域に配置する前記メアンダ素子の長さをλ/4に合わせ,前記導波線路を利用して,前記面状素子の側の経路長をλ/4に合わせられるように,前記貼付領域に配置する前記面状素子のサイズを,縦方向の長さが40~60mm,横方向の長さが10~30mmの範囲としたことを特徴とするRFタグラベルである。
上述した課題を解決する第2発明は,UHF帯を利用するRFタグラベルを貼付した商品であって,前記商品は金属面を有し,前記RFタグラベルは,メアンダ素子,ICチップと接続している整合回路,および,導波線路を介して前記整合回路と接続している面状素子を縦方向に順に並べた構造のアンテナを実装したインレイを備え,前記インレイの裏面に積層した粘着剤層により,前記商品に貼付する領域となる貼付領域と一部を前記商品から突出させる領域となる非貼付領域に分離され,前記貼付領域に該当する前記インレイの裏面側に粘着剤層が露出しており,前記面状素子は前記貼付領域に配置され,前記メアンダ素子と前記整合回路は前記非貼付領域に配置されており,前記貼付領域と前記非貼付領域の境を示す切り欠きを加工し,前記アンテナの広帯域化を図るために,前記非貼付領域に配置する前記メアンダ素子の長さをλ/4に合わせ,前記導波線路を利用して,前記面状素子の側の経路長をλ/4に合わせられるように,前記貼付領域に配置する前記面状素子のサイズを,縦方向の長さが40~60mm,横方向の長さが10~30mmの範囲とした構造になっており,前記貼付領域の裏面側に形成した前記粘着剤層を用いて,前記商品の金属面と前記貼付領域が重なり,前記商品の金属面から離間するように前記非貼付領域が貼付されていることを特徴とする商品である。
上述した課題を解決する第3発明は,UHF帯を利用するRFタグラベルを貼付した商品であって,前記商品には液体が充填され,前記RFタグラベルは,メアンダ素子,ICチップと接続している整合回路,および、導波線路を介して前記整合回路と接続している面状素子を縦方向に順に並べた構造のアンテナを実装したインレイを備え,前記インレイの裏面に積層した粘着剤層により,前記商品に貼付する領域となる貼付領域と一部を前記商品から突出させる領域となる非貼付領域に分離され,前記貼付領域に該当する前記インレイの裏面側に粘着剤層が露出しており,前記面状素子は前記貼付領域に配置され,前記メアンダ素子と前記整合回路は前記非貼付領域に配置されており,前記貼付領域と前記非貼付領域の境を示す切り欠きを加工し,前記アンテナの広帯域化を図るために,前記非貼付領域に配置する前記メアンダ素子の長さをλ/4に合わせ,前記導波線路を利用して,前記面状素子の側の経路長をλ/4に合わせられるように,前記貼付領域に配置する前記面状素子のサイズを,縦方向の長さが40~60mm,横方向の長さが10~30mmの範囲とした構造になっており,前記貼付領域の裏面側に形成した前記粘着剤層を用いて,液体が充填されている前記商品の箇所と前記貼付領域が重なり,液体が充填されている前記商品の箇所から前記非貼付領域が離間するように貼付されていることを特徴とする商品である。
液体入りボトルや絶縁体容器に貼付しても良好な通信性能が得られるようにするために,本発明では,インレイに実装するアンテナに面状素子を含ませ,面状素子と金属面が容量結合できるようにすると共に,アンテナの広帯域化を図っている。なお,本発明において,面状素子のサイズを規定しているのは,半波長ダイポールアンテナの構造にアンテナを合わせるためである。
本実施形態に係るRFタグラベルを説明する図。 本実施形態に係るインレイを説明する図。 RFタグラベルを貼付した商品を説明する第1図。 RFタグラベルを貼付した商品を説明する第2図。 RFタグラベルを貼付した商品を説明する第3図。 RFタグラベルを貼付した商品を説明する第4図。 RFタグラベルを貼付した商品を説明する第5図。
ここから,本発明に係る実施形態について記載する。本実施形態は,本発明の理解を容易にするためのものであり,本発明は,本実施形態に限定されるものではない。また,特に断りのない限り,図面は,本発明の理解を容易にするために描かれた模式的な図である。
図1は,本実施形態に係るRFタグラベル1を説明する図で,図1(a)は,RFタグラベル1の表面を説明する図,図1(b)は,RFタグラベル1の層構成を説明する図,図1(c)は,RFタグラベル1の裏面を説明する図である。
図1(a)で図示したように,本実施形態に係るRFタグラベル1は,無線信号の送受信に用いるアンテナ11とこれに電気的に接続したICチップ113を有している。図1(b)で図示したように,RFタグラベル1は,表面から順に,RFタグラベル1の表面になる表層シート12と,表層シート12の裏面に形成した接着剤層13と,アンテナ11とICチップ113を実装したインレイ10と,インレイ10の裏面に形成した粘着剤層14を積層した構成になっている。
図1(c)で図示したように,本実施形態に係るRFタグラベル1は,インレイ10の裏面に積層した粘着剤層14により,商品に貼付する領域となる貼付領域1aと,商品と貼付させない非貼付領域1bに分離されており,このことを実現するために,粘着剤層14は,貼付領域1aに該当するインレイ10の裏面側にのみ露出している。図1(b)では,貼付領域1aの裏面にのみ粘着剤層14が形成されているが,RFタグラベル1は,特許文献2で開示した発明を適用して,貼付領域1aの裏面にある粘着剤層14のみを露出させた形態でもよい。
RFタグラベル1の貼付領域1aを商品に貼付することを考慮すると,貼付領域1aと非貼付領域1bの境を目視で確認できることが望ましい。本実施形態では,貼付領域1aと非貼付領域1bの境を示す切り欠き15をRFタグラベル1に加工しているが,貼付領域1aと非貼付領域1bの境を示す手法は任意でよい。
図2は,本実施形態に係るインレイ10を説明する図である。インレイ10は,無線信号の送受信に用いるアンテナ11とこれに電気的に接続したICチップ113をインレイベース100に実装したシート状の媒体である。
インレイベース100は,RFタグラベル1と同じサイズのシートで,PETなどのプラスチック樹脂や紙で形成できる。
本実施形態において,インレイ10に実装したアンテナ11は,UHF帯の無線信号を送受信できるように設計されている。RFタグに割り当てられたUHF帯の帯域は国ごとに異なるが,日本において,RFタグに割り当てられたUHF帯の帯域は920MHz帯である。
インレイ10に実装するアンテナ11は,メアンダ素子110,ICチップ113と接続させたループ状の整合回路111および面状素子112を一列に並べた構造になっており,面状素子112と整合回路111は導波線路114によって接続している。インレイ10に実装するアンテナ11に含ませた面状素子112は貼付領域1aに配置され,メアンダ素子110と整合回路111は非貼付領域1bに配置されている。アンテナ11は,導電性インクを用いた印刷や金属箔のエッチング加工することで,インレイベース100の上に形成できる。
インレイ10に実装するアンテナ11に面状素子112を含ませているのは,金属面を有する商品に貼付しても,液体入りボトルや絶縁体容器に貼付しても良好な通信性能が得られるようにするためである。
インレイ10に実装するアンテナ11に面状素子112を含ませることで,金属面が表面にある商品の場合,面状素子112が配置されている貼付領域1aを商品の金属面に貼付すると,金属面と面状素子112は容量結合する。商品の金属面と面状素子112が容量結合すれば,面状素子112と容量結合した商品の金属面がアンテナ11の一部として機能し,良好な通信性能を得ることができる。
また,面状素子112の形状を矩形にすることで,面状素子112内において電流が流れる経路は一つに限定されず,様々な長さの複数の経路が面状素子112内に存在することになり,アンテナ11の広帯域化を図ることができる。アンテナ11の広帯域化を図ることができれば,液体入りボトルや絶縁体容器に貼付した際に,アンテナ11が利用する帯域が変化しても,良好な通信性能を得ることができる。
面状素子112のサイズが大きいほど,アンテナ11の帯域は広くなるが,UHF帯におけるアンテナ11の効率を高めるには,給電点に対してλ/4のアンテナ子が両側に接続された半波長ダイポールアンテナの構造にアンテナ11を合わせることが必要になる(λは波長を意味する)。UHF帯の場合,λ/4は約80mmになるため,本発明では,面状素子112のサイズを,縦方向の長さが40~60mm,横方向の長さが10~30mmの範囲にしている。面状素子112は,ICチップ113が接続している整合回路111と導波線路114を介して接続しているため,面状素子112のサイズを上述の範囲に収めれば,導波線路114を利用して,面状素子112側の経路長(アンテナ長)をλ/4に合わせることができる。
本実施形態のインレイ10に実装したアンテナ11において,非貼付領域1bに配置するアンテナ素子は,導体を多段で折り返した形状のメアンダ素子110になっている。半波長ダイポールアンテナの構造にアンテナ11を合わせるために,メアンダ素子110の経路長はλ/4(UHF帯の場合は約80mm)になるが,導体を多段で折り返した形状のメアンダ素子110することで,メアンダ素子110を配置する非貼付領域1bの縦方向の長さを短くできる。
アンテナ11の整合回路111は,ICチップ113と接続した状態におけるアンテナ11の共振周波数を所定周波数近傍に調整するための素子である。ICチップ113の入力端子間にはキャパシタンスが存在するため,本実施形態では,整合回路111をループ形状にすることで,ICチップ113の入力端子間に存在するキャパシタンスを打ち消している。
これまで説明したRFタグラベル1は,小売店で販売されている商品に貼付し,在庫管理等の商品管理に利用できる。
図3は,RFタグラベル1を貼付した商品を説明する第1図,図4は,RFタグラベル1を貼付した商品を説明する第2図,図5は,RFタグラベル1を貼付した商品を説明する第3図,図6は,RFタグラベル1を貼付した商品を説明する第4図,そして,図7は,RFタグラベル1を貼付した商品を説明する第5図である。
図3では,RFタグラベル1を貼付した商品を,金属缶を用いた缶飲料2としている。金属缶を用いた缶飲料2の場合,貼付領域1aが缶飲料2と重なり,非貼付領域1bが缶飲料2の上部に突出して缶飲料2の金属面から離間するように,RFタグラベル1は缶飲料2に貼付される。この場合,RFタグラベル1の貼付領域1aに配置されている面状素子112は,缶飲料2の金属缶と容量結合し,缶飲料2の金属缶はアンテナ11の一部として機能する。また,RFタグラベル1の非貼付領域1bに配置されているメアンダ素子110は,缶飲料2から離間しているので,金属缶の影響を受けず,半波長ダイポールアンテナのアンテナ素子として正常に機能する。
図4では,金属容器とプラスチックを用いた商品の一例としてスプレー缶3を図示している。図4で図示したスプレー缶3において,本体30は金属面(例えば,アルミ)を有しており,キャップ31にはプラスチック(例えば,PET)が用いられている。このようなスプレー缶3の場合,貼付領域1aが本体30と,非貼付領域1bがキャップ31とそれぞれ重なるように,RFタグラベル1はスプレー缶3に貼付される。この場合,RFタグラベル1の貼付領域1aに配置されている面状素子112は,本体30が有する金属面と容量結合し,本体30の金属面がアンテナ11の一部として機能する。また,本体30の金属面から離間しているメアンダ素子110は半波長ダイポールアンテナのアンテナ素子として正常に機能する。
図5では,液体入りボトルの一例として,液体(飲料水になる)を充填したPETボトル飲料4を図示している。PETボトル飲料4の容器の素材にはPETが用いられている。PETボトル飲料4の胴部40は柱状(四角柱や円柱)で,PETボトル飲料4の肩部41は,キャップ43が取り付けられた首部42の下端から胴部40の上端にかけて徐々に大きくなる形状になっている。このようなPETボトル飲料4の場合,胴部40の上側と貼付領域1aが重なり,肩部41から首部42かけて非貼付領域1bが離間するように,RFタグラベル1はPETボトル飲料4に貼付される。液体が充填されている箇所になる胴部40と重なっている貼付領域1aに配置した面状素子112は飲料水の影響を受けることになるが,アンテナ11は広帯域化が図られているため,PETボトル飲料4に貼付したRFタグラベル1が受ける液体の影響は小さくなる。また,RFタグラベル1の非貼付領域1bに配置されているメアンダ素子110は,液体が充填されている箇所(胴部40や肩部41)から離間しているので液体の影響を殆ど受けず,半波長ダイポールアンテナのアンテナ素子として正常に機能する。
図6では,液体を充填した容器を用いた商品の一例として,液体(ソースになる)が充填されているソース容器5を図示している。図6で図示したソース容器5において,ソース容器5の本体50とキャップ51にはプラスチック(例えば,PET)が用いられている。このようなソース容器5の場合,貼付領域1aが本体50と,非貼付領域1bがキャップ51とそれぞれ重なるように,RFタグラベル1はソース容器5に貼付される。この場合,RFタグラベル1の貼付領域1aに配置されている面状素子112は,液体が充填されている本体50と重なるが,アンテナ11は広帯域化が図られているため,ソース容器5に貼付したRFタグラベル1が受ける液体の影響は小さくなる。また,RFタグラベル1の非貼付領域1bに配置されているメアンダ素子110は,液体が充填されている本体50から離間しているので液体の影響を殆ど受けず,半波長ダイポールアンテナのアンテナ素子として正常に機能する。
図7では,絶縁体容器を用いた商品の一例として化粧品6を図示している。図7で図示した化粧品6において,化粧品6の本体60と蓋61には絶縁体である硝子が用いられている。このような化粧品6の場合,貼付領域1aが本体60と,非貼付領域1bの少なくとも一部が蓋61とそれぞれ重なるように,RFタグラベル1は化粧品6に貼付される。この場合,RFタグラベル1の貼付領域1aに配置されている面状素子112は,硝子の影響を受けずに,半波長ダイポールアンテナのアンテナ素子として正常に機能する。また,RFタグラベル1の非貼付領域1bに配置されているメアンダ素子110も,硝子の影響を受けずに,半波長ダイポールアンテナのアンテナ素子として正常に機能する。
1 RFタグラベル
10 インレイ
11 アンテナ
110 メアンダ素子
111 整合回路
112 面状素子
113 ICチップ
114 導波線路
14 粘着剤層

Claims (3)

  1. UHF帯を利用するRFタグラベルであって,
    メアンダ素子,ICチップと接続している整合回路および,導波線路を介して前記整合回路と接続している面状素子を縦方向に順に並べた構造のアンテナを実装したインレイを備え,前記インレイの裏面に積層した粘着剤層により,商品に貼付する領域となる貼付領域と一部を商品から突出させる領域となる非貼付領域に分離され,前記貼付領域に該当する前記インレイの裏面側に粘着剤層が露出しており,前記面状素子は前記貼付領域に配置され,前記メアンダ素子と前記整合回路は前記非貼付領域に配置されており,前記貼付領域と前記非貼付領域の境を示す切り欠きを加工し,前記アンテナの広帯域化を図るために,前記非貼付領域に配置する前記メアンダ素子の長さをλ/4に合わせ,前記導波線路を利用して,前記面状素子の側の経路長をλ/4に合わせられるように,前記貼付領域に配置する前記面状素子のサイズを,縦方向の長さが40~60mm,横方向の長さが10~30mmの範囲としたことを特徴とするRFタグラベル。
  2. UHF帯を利用するRFタグラベルを貼付した商品であって,
    前記商品は金属面を有し,
    前記RFタグラベルは,メアンダ素子,ICチップと接続している整合回路,および,導波線路を介して前記整合回路と接続している面状素子を縦方向に順に並べた構造のアンテナを実装したインレイを備え,前記インレイの裏面に積層した粘着剤層により,前記商品に貼付する領域となる貼付領域と一部を前記商品から突出させる領域となる非貼付領域に分離され,前記貼付領域に該当する前記インレイの裏面側に粘着剤層が露出しており,前記面状素子は前記貼付領域に配置され,前記メアンダ素子と前記整合回路は前記非貼付領域に配置されており,前記貼付領域と前記非貼付領域の境を示す切り欠きを加工し,前記アンテナの広帯域化を図るために,前記非貼付領域に配置する前記メアンダ素子の長さをλ/4に合わせ,前記導波線路を利用して,前記面状素子の側の経路長をλ/4に合わせられるように,前記貼付領域に配置する前記面状素子のサイズを,縦方向の長さが40~60mm,横方向の長さが10~30mmの範囲とした構造になっており,
    前記貼付領域の裏面側に形成した前記粘着剤層を用いて,前記商品の金属面と前記貼付領域が重なり,前記商品の金属面から離間するように前記非貼付領域が貼付されていることを特徴とする商品。
  3. UHF帯を利用するRFタグラベルを貼付した商品であって,
    前記商品には液体が充填され,
    前記RFタグラベルは,メアンダ素子,ICチップと接続している整合回路,および、導波線路を介して前記整合回路と接続している面状素子を縦方向に順に並べた構造のアンテナを実装したインレイを備え,前記インレイの裏面に積層した粘着剤層により,前記商品に貼付する領域となる貼付領域と一部を前記商品から突出させる領域となる非貼付領域に分離され,前記貼付領域に該当する前記インレイの裏面側に粘着剤層が露出しており,前記面状素子は前記貼付領域に配置され,前記メアンダ素子と前記整合回路は前記非貼付領域に配置されており,前記貼付領域と前記非貼付領域の境を示す切り欠きを加工し,前記アンテナの広帯域化を図るために,前記非貼付領域に配置する前記メアンダ素子の長さをλ/4に合わせ,前記導波線路を利用して,前記面状素子の側の経路長をλ/4に合わせられるように,前記貼付領域に配置する前記面状素子のサイズを,縦方向の長さが40~60mm,横方向の長さが10~30mmの範囲とした構造になっており,
    前記貼付領域の裏面側に形成した前記粘着剤層を用いて,液体が充填されている前記商品の箇所と前記貼付領域が重なり,液体が充填されている前記商品の箇所から前記非貼付領域が離間するように貼付されていることを特徴とする商品。
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