JP7466484B2 - 回路遮断器の端子装置および回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器の端子装置および回路遮断器 Download PDF

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Description

本開示は、回路遮断器の端子装置および回路遮断器に関する。
従来、回路遮断器の端子装置として、圧着端子が接続されるねじ端子を有する端子装置が知られており、かかる端子装置では、圧着端子に挿通された端子ねじがねじ端子のねじ穴にねじ込まれることで、圧着端子がねじ端子に固定される。
この種の端子装置では、特許文献1の図6に記載されているように、電線がかしめられるかしめ部が互いに干渉しないように圧着端子を重ね合わせることで、圧着端子を最大2つまで接続可能である。
特開2005-149820号公報
しかしながら、上記従来の圧着端子の接続構造では、圧着端子を最大2つまでしか接続できないため、3つ以上の圧着端子を端子装置に接続可能にするためには、同一の接続構造を複数配置する必要があり、端子装置が大きくなるといった課題がある。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、端子装置の大型化を抑制しつつ3つ以上の圧着端子を接続することができる回路遮断器の端子装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示における回路遮断器の端子装置は、固定端子と、可動端子とを備える。固定端子は、回路遮断器の本体部に固定され、端子ねじが挿通される。可動端子は、固定端子への端子ねじの挿通方向で固定端子が対向する領域を挿通方向に沿って移動可能に配置され、固定端子に挿通された端子ねじと係合可能なねじ穴が形成される。固定端子は、固定端子と端子ねじの頭部との間に配置される圧着端子に当接する第1当接面を有する第1当接部と、固定端子と可動端子との間に配置される圧着端子に当接する第2当接面を有する第2当接部と、を備え、第1当接面と第2当接面との間の距離は、第1当接面に当接する圧着端子のかしめ部と第2当接面に当接する圧着端子のかしめ部とが干渉しない距離である。
本開示によれば、端子装置の大型化を抑制しつつ3つ以上の圧着端子を接続することができる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる圧着端子が接続される前の回路遮断器の内部構成を示す図 実施の形態1にかかる端子装置の固定端子の斜視図 実施の形態1にかかる端子装置の固定端子の平面図 実施の形態1にかかる端子装置の固定端子の側面図 実施の形態1にかかる端子装置の可動端子の斜視図 実施の形態1にかかる端子装置の可動端子の平面図 実施の形態1にかかる端子装置の可動端子の側面図 図6に示すVIII-VIII線に沿った断面図 実施の形態1にかかる回路遮断器の端子装置への圧着端子の接続作業の様子の一例を示す図 実施の形態1にかかる圧着端子が接続された後の回路遮断器の内部構成の第1の状態を示す図 実施の形態1にかかる圧着端子が接続された後の回路遮断器の内部構成の第2の状態を示す図 実施の形態1にかかる圧着端子が接続された後の回路遮断器の内部構成の第3の状態を示す図 実施の形態1にかかる圧着端子が接続された後の回路遮断器の内部構成の第4の状態を示す図 実施の形態1にかかる圧着端子が接続された後の回路遮断器の内部構成の第5の状態を示す図 実施の形態1にかかる可動端子が設けられていない端子装置の内部構成の一例を示す図
以下に、実施の形態にかかる回路遮断器の端子装置および回路遮断器を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる圧着端子が接続される前の回路遮断器の内部構成を示す図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる回路遮断器100は、本体部1と、端子装置2とを備える。
本体部1は、本体側筐体11と、開閉機構部12と、過負荷検出部13と、過電流検出部14と、消弧室15とを備える。本体側筐体11は、樹脂などの絶縁部材で形成されており、本体側筐体11の内部空間には、開閉機構部12、過負荷検出部13、過電流検出部14、および消弧室15が収納される。開閉機構部12は、電路の開閉を行う。例えば、開閉機構部12は、不図示の操作ハンドルへの操作に基づいて、不図示の固定接点と可動接点とを離隔させて電路を閉状態から開状態にしたり、固定接点と可動接点とを接触させて電路を開状態から閉状態にしたりする。
過負荷検出部13は、過負荷を検出すると開閉機構部12に作用して開閉機構部12に電路を閉状態から開状態にさせ、回路遮断器100を閉状態からトリップ状態にする。過電流検出部14は、過電流を検出すると開閉機構部12に作用して開閉機構部12に電路を閉状態から開状態にさせ、回路遮断器100を閉状態からトリップ状態にする。消弧室15は、固定接点と可動接点との間に生じるアークを消弧する。
端子装置2は、電源側と負荷側とに設けられる。電源側の端子装置2は、図1における右側の端子装置2であり、負荷側の端子装置2は、図1における左側の端子装置2である。端子装置2は、端子側筐体21と、端子ねじ22と、固定端子23と、可動端子24と、端子カバー25と、絶縁壁26とを備える。
端子側筐体21は、樹脂などの絶縁部材で形成されており、絶縁壁26および本体側筐体11と一体的に形成される。なお、端子側筐体21は、本体側筐体11に着脱自在に構成されてもよい。この場合、端子装置2は、本体部1と着脱自在に構成されてもよい。端子側筐体21の内部空間には、端子ねじ22、固定端子23、および可動端子24が収納される。
端子ねじ22は、ドライバーなどが挿入される駆動部が形成された頭部22aと、螺旋状のねじ山が形成されたねじ部22bとを備える。固定端子23は、回路遮断器100内部で本体部1に固定され、過電流検出部14に電気的に接続される。なお、固定端子23は、本体部1に直接的に固定されてもよく、端子側筐体21または他の部材を介して本体部1に固定されてもよい。
図2は、実施の形態1にかかる端子装置の固定端子の斜視図であり、図3は、実施の形態1にかかる端子装置の固定端子の平面図であり、図4は、実施の形態1にかかる端子装置の固定端子の側面図である。
図2および図4に示すように、固定端子23は、第1当接部30と、第2当接部31と、接続部32とを備える。第1当接部30は、L字状に形成されており、かかる第1当接部30には、図2および図3に示すように、第1当接面30aと、穴部30bと、切欠部30cとが形成される。
第1当接面30aは、固定端子23と端子ねじ22の頭部22aとの間に配置される不図示の圧着端子に当接する。穴部30bは、図1に示す状態で端子ねじ22が挿通される。切欠部30cは、穴部30bに連続しており、端子ねじ22が挿入可能である。かかる切欠部30cを介して端子ねじ22を穴部30bへ移動させることで、端子ねじ22を穴部30bに容易に配置させることができる。
特に、切欠部30cは、図2に示すようにL字状に形成されているため、図1に示す上下方向に加えて図1に示す上下方向に対して傾斜した方向からも端子ねじ22を切欠部30cに挿入することができる。そのため、端子ねじ22を切欠部30cに容易に挿入することができ、切欠部30cが第1当接部30と平行な領域だけに形成される場合に比べて、端子ねじ22を穴部30bに容易に配置させることができる。
第2当接部31は、第2当接面31aと、穴部31bとを有する。第2当接面31aは、第1当接面30aと平行な面であり、固定端子23と可動端子24との間に配置される不図示の圧着端子に当接する。第1当接面30aと第2当接面31aとの間の距離Dは、第1当接面30aに当接する圧着端子のかしめ部と第2当接面31aに当接する圧着端子のかしめ部とが干渉しない距離である。穴部31bは、端子ねじ22のねじ部22bが挿通される。
第2当接部31の一端部には第1当接面30aが連続し、第2当接部31の他端部には、接続部32が連続する。接続部32は、過電流検出部14に電気的に接続される。
図1に戻って、端子装置2の説明を続ける。端子装置2の可動端子24は、固定端子23への端子ねじ22の挿通方向である上下方向で固定端子23が対向する領域を移動可能に端子側筐体21の内部に配置される。
図5は、実施の形態1にかかる端子装置の可動端子の斜視図であり、図6は、実施の形態1にかかる端子装置の可動端子の平面図であり、図7は、実施の形態1にかかる端子装置の可動端子の側面図であり、図8は、図6に示すVIII-VIII線に沿った断面図である。
図5、図6、および図8に示すように、可動端子24は、ねじ穴が形成された金属部材41がインサート成形によって樹脂などの絶縁部材40の内部に埋め込まれて形成される。金属部材41は、例えば、ナットであるが、内周にねじ穴が形成される金属部材であればよく、ナットに限定されない。絶縁部材40は、図5および図7に示すように、当接面40aと、ガイド部40bと、円筒部40cとを有する。
当接面40aは、固定端子23と可動端子24との間に配置される不図示の圧着端子に当接する。ガイド部40bは、可動端子24の図1における上下方向の移動をガイドする。円筒部40cは、円筒状に形成され、円筒部40cの内部には金属部材41が埋め込まれる。
図1に戻って、端子装置2の説明を続ける。端子カバー25は、端子側筐体21の内部空間に配置された端子ねじ22および固定端子23などへの人の指の接触を防止するために設けられている。かかる端子カバー25は、一端部が端子側筐体21に回転可能に支持されており、端子側筐体21の内部空間を図1における上方から覆うことができる。
図9は、実施の形態1にかかる回路遮断器の端子装置への圧着端子の接続作業の様子の一例を示す図であり、図10は、実施の形態1にかかる圧着端子が接続された後の回路遮断器の内部構成の第1の状態を示す図である。図11は、実施の形態1にかかる圧着端子が接続された後の回路遮断器の内部構成の第2の状態を示す図である。図12は、実施の形態1にかかる圧着端子が接続された後の回路遮断器の内部構成の第3の状態を示す図である。図13は、実施の形態1にかかる圧着端子が接続された後の回路遮断器の内部構成の第4の状態を示す図である。図14は、実施の形態1にかかる圧着端子が接続された後の回路遮断器の内部構成の第5の状態を示す図である。
図9に示す例では、端子装置2への4つの圧着端子50の接続作業の様子を示している。各圧着端子50は、穴が形成された平板状の端子部50aと、電線51の端部がかしめられるかしめ部50bとを備える。かしめ部50bは、電線51の芯線が挿入可能に円筒状に形成され、電線51の芯線が挿入された状態で不図示のかしめ具によってかしめられる。
端子装置2へ4つの圧着端子50を接続させる場合、2つの圧着端子50をかしめ部50bが互いに干渉しないようにかしめ部50bを互いに逆向きにして重ね合わせた状態で端子部50aが固定端子23と可動端子24との間に位置するように2つの圧着端子50を固定端子23と可動端子24との間に配置する。
また、4つの圧着端子50のうちの残り2つの圧着端子50はかしめ部50bが互いに干渉しないようにかしめ部50bを互いに逆向きにして重ね合わせた状態で端子部50aの穴に端子ねじ22のねじ部22bを挿入した後、端子ねじ22のねじ部22bを切欠部30cに挿入する。そして、端子ねじ22のねじ部22bを穴部30bに位置させ、端子ねじ22のねじ部22bを第2当接部31の穴部31bに挿通する。
その後、固定端子23と可動端子24との間に配置された2つの圧着端子50の端子部50aに形成された穴部に端子ねじ22のねじ部22bを挿通する。そして、端子ねじ22のねじ部22bを可動端子24の金属部材41に形成されたねじ穴にねじ込む。
これにより、可動端子24が端子ねじ22の軸方向に上昇し、図10に示すように、可動端子24と固定端子23との間の2つの圧着端子50が可動端子24と固定端子23とに挟まれて固定され、2つの圧着端子50が固定端子23に接続される。また、図10に示すように、残りの2つの圧着端子50は固定端子23と端子ねじ22の頭部22aとの間で固定端子23と端子ねじ22の頭部22aとに挟まれて固定され、残りの2つの圧着端子50が固定端子23に接続される。
このように、端子装置2は、固定端子23の図10における下方に、上下方向に沿って移動可能な可動端子24を配置することで4つの圧着端子50を固定端子23に接続することができる。端子装置2では、図10における上下方向の領域を有効に利用することができ、これにより、端子ねじ22の挿通方向の長さは端子ねじ22の挿通方向と直交する方向にねじ端子を2つ配置した端子装置に比べて、端子装置2の大型化を抑制することができる。
端子装置2に接続される圧着端子50は、4つ未満であってもよい。例えば、図11および図12に示すように、端子装置2に接続される圧着端子50の数は、3つであってもよく、図13に示すように、端子装置2に接続される圧着端子50の数は、2つであってもよく、図14に示すように、端子装置2に接続される圧着端子50の数は、1つであってもよい。
図11に示す例では、固定端子23と端子ねじ22の頭部22aとの間に1つの圧着端子50が固定され、固定端子23と可動端子24との間で2つの圧着端子50が固定されている。図12に示す例では、固定端子23と端子ねじ22の頭部22aとの間に2つの圧着端子50が固定され、固定端子23と可動端子24との間で1つの圧着端子50が固定されている。
図13に示す例では、固定端子23と可動端子24との間で2つの圧着端子50が固定されているが、固定端子23と端子ねじ22の頭部22aとの間には圧着端子50が固定されていない。図14に示す例では、固定端子23と端子ねじ22の頭部22aとの間で1つの圧着端子50が固定されているが、固定端子23と可動端子24との間には圧着端子50は固定されていない。
このように、端子装置2では、圧着端子50の数が3本以下の場合、固定端子23と端子ねじ22の頭部22aとの間および固定端子23と可動端子24との間で圧着端子50の接続先を任意に選択することができる。そのため、回路遮断器100に接続する配線の自由度が上がり、複数の回路遮断器100を隣接して設置した場合においても配線が容易となる。
端子装置2では、可動端子24を有することから、図10における上下方向の長さが長くなり、端子装置2の図10における下方に設けられる排気流路17が狭くなる。かかる排気流路17は、可動接点と固定接点との間に生じるアークが消弧室15で消弧される際に生じるガスである遮断ガスを本体部1の本体側筐体11に形成された排気口16から回路遮断器100の外部に排出するための遮断ガスの流路である。
ここで、可動端子24が設けられない端子装置について説明する。図15は、実施の形態1にかかる可動端子が設けられていない端子装置の内部構成の一例を示す図である。図15に示す端子装置2Aでは、図15に示すように、可動端子24が設けられておらず、本体部1Aのうち端子装置2Aの下方の領域は、図10に示す本体部1のうち端子装置2の下方の領域よりも広く、端子装置2Aの排気流路17Aは、図10に示す排気流路17よりも太い。
図10に示すように、電源側の端子装置2には、絶縁壁26が形成されており、かかる絶縁壁26によって可動端子24の図1における上下方向の移動が規制される。そして、絶縁壁26の図1における上方において端子側筐体21には排気口60が設けられており、これにより、消弧室15から排気口60までの排気流路61が形成される。
可動端子24は、端子装置2に圧着端子50が接続される際に、図10に示すように、上方に移動されるため、可動端子24と絶縁壁26との間に排気流路61の一部が形成される。また、可動端子24は、金属部材41が埋め込まれる絶縁部材40の円筒部40cが円筒状に形成されており、絶縁部材40の外周に排気流路61の一部が形成される。
このように、回路遮断器100では、本体部1の排気流路17に加えて、端子装置2にも排気流路61が設けられることから、可動端子24によって排気流路17が細くなった場合であっても、遮断ガスの排気性能を適切に確保することができる。
また、電源側の端子装置2において、可動端子24は、金属部材41がインサート成形によって樹脂などの絶縁部材40の内部に埋め込まれて形成される。これにより、端子装置2に形成される排気流路61に流れる遮断ガスによる可動端子24への影響を抑制することができる。
さらに、可動端子24は、金属部材41が絶縁部材40に覆われているため、金属部材41への遮断ガスの影響を抑制することができる。なお、図10に示す例では、電源側の端子装置2と負荷側の端子装置2には、互いに同一構成の可動端子24が設けられているが、負荷側の端子装置2では遮断ガスの排気を行わないため、負荷側の可動端子24は、絶縁部材を用いて構成しなくてもよい。
したがって、負荷側の端子装置2における可動端子24は、例えば、方形の金属製板部材にバーリング加工によるフランジを形成し、かかるフランジに端子ねじ22と係合するねじ穴が形成される構造であってもよい。なお、負荷側の可動端子24は、コストなどの観点から、電源側の可動端子24と同じにするか、上述したようにバーリング加工などによって形成される可動端子にするかを選択することが好ましい。
以上のように、実施の形態1にかかる回路遮断器100の端子装置2は、固定端子23と、可動端子24とを備える。固定端子23は、回路遮断器100の本体部1に固定され、端子ねじ22が挿通される。可動端子24は、固定端子23への端子ねじ22の挿通方向で固定端子23が対向する領域を挿通方向に沿って移動可能に配置され、固定端子23に挿通された端子ねじ22と係合可能なねじ穴が形成される。これにより、回路遮断器100の端子装置2では、固定端子23と端子ねじ22の頭部22aとの間と固定端子23と可動端子24との間の各々には複数の圧着端子50が接続することができ、端子装置2の大型化を抑制しつつ3つ以上の圧着端子50を接続することができる。
また、固定端子23は、第1当接部30と、第2当接部31とを備える。第1当接部30は、固定端子23と端子ねじ22の頭部22aとの間に配置される圧着端子50に当接する第1当接面30aを有する。第2当接部31は、固定端子23と可動端子24との間に配置される圧着端子50に当接する第2当接面31aを有する。第1当接面30aと第2当接面31aとの間の距離Dは、第1当接面30aに当接する圧着端子50のかしめ部50bと第2当接面31aに当接する圧着端子50のかしめ部50bとが干渉しない距離である。これにより、回路遮断器100の端子装置2では、端子装置2の大型化を抑制しつつ4つの圧着端子50を接続することができる。
また、第1当接面30aおよび第2当接面31aの各々は、端子ねじ22が挿通される穴部30bと、切欠部30cとを有する。切欠部30cは、第1当接面30aに形成された穴部30bに連続し、端子ねじ22が挿通方向に対して斜めの方向から挿入可能である。これにより、回路遮断器100の端子装置2では、端子ねじ22を容易に穴部30bに挿通することができる。
また、可動端子24は、ねじ穴が形成された金属部材41がインサート成形によって絶縁部材40の内部に埋め込まれて形成される。これにより、回路遮断器100の端子装置2は、電源側に配置される場合であっても、端子装置2に形成される排気流路61に流れる遮断ガスによる可動端子24への影響を抑制することができる。
また、端子装置2は、回路遮断器100の消弧室15で生じる遮断ガスを排出する排気口60を備える。これにより、端子装置2では、本体部1の排気流路17が細くなった場合であっても、遮断ガスの排気性能を適切に確保することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1A 本体部、2,2A 端子装置、11 本体側筐体、12 開閉機構部、13 過負荷検出部、14 過電流検出部、15 消弧室、16,60 排気口、17,17A,61 排気流路、21 端子側筐体、22 端子ねじ、22a 頭部、22b ねじ部、23 固定端子、24 可動端子、25 端子カバー、26 絶縁壁、30 第1当接部、30a 第1当接面、30b,31b 穴部、30c 切欠部、31 第2当接部、31a 第2当接面、32 接続部、40 絶縁部材、40a 当接面、40b ガイド部、40c 円筒部、41 金属部材、50 圧着端子、50a 端子部、50b かしめ部、51 電線、100 回路遮断器、D 距離。

Claims (5)

  1. 回路遮断器の本体部に固定され、端子ねじが挿通される固定端子と、
    前記固定端子への前記端子ねじの挿通方向で前記固定端子が対向する領域を前記挿通方向に沿って移動可能に配置され、前記固定端子に挿通された前記端子ねじと係合可能なねじ穴が形成される可動端子と、を備え
    前記固定端子は、
    前記固定端子と前記端子ねじの頭部との間に配置される圧着端子に当接する第1当接面を有する第1当接部と、
    前記固定端子と前記可動端子との間に配置される圧着端子に当接する第2当接面を有する第2当接部と、を備え、
    前記第1当接面と前記第2当接面との間の距離は、
    前記第1当接面に当接する圧着端子のかしめ部と前記第2当接面に当接する圧着端子のかしめ部とが干渉しない距離である
    ことを特徴とする回路遮断器の端子装置。
  2. 回路遮断器の本体部に固定され、端子ねじが挿通される固定端子と、
    前記固定端子への前記端子ねじの挿通方向で前記固定端子が対向する領域を前記挿通方向に沿って移動可能に配置され、前記固定端子に挿通された前記端子ねじと係合可能なねじ穴が形成される可動端子と、を備え、
    前記固定端子は、
    前記固定端子と前記端子ねじの頭部との間に配置される圧着端子に当接する第1当接面を有する第1当接部と、
    前記固定端子と前記可動端子との間に配置される圧着端子に当接する第2当接面を有する第2当接部と、を備え、
    前記第1当接面および前記第2当接面の各々は、
    前記端子ねじが挿通される穴部と、
    前記第1当接面に形成された穴部に連続し、前記端子ねじが前記挿通方向に対して斜めの方向から挿入可能な切欠部と、を備える
    ことを特徴とする回路遮断器の端子装置。
  3. 前記可動端子は、
    ねじ穴が形成された金属部材がインサート成形によって絶縁部材の内部に埋め込まれて形成される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の回路遮断器の端子装置。
  4. 前記回路遮断器の消弧室で生じるガスを排出する排気口を備える
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の回路遮断器の端子装置。
  5. 請求項1からのいずれか1つに記載の回路遮断器の端子装置を備える
    ことを特徴とする回路遮断器。
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