JP7461268B2 - 車両の自己診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、操舵制御に必要なパラメータを検出するセンサデバイスのばらつきを自己診断する車両の自己診断装置に関する。
周知のように、操舵支援機能として、自動車が走行車線を認識し、車線中央を走行するように操舵支援を行う車線中央維持(ALK:Active Lane Keep)制御や、自車両が区画線(白線)から逸脱すると予測した場合に、積極的な操舵介入により自車両を区画線(白線)に沿って走行するように操舵制御する車線逸脱防止(LDP:Lane Departure Prevention)制御が知られている。
この種の操舵支援機能は各種センサから得られるパラメータを用いて車両旋回状態を推定し、それぞれの機能に合った適切な制御出力を生成している。例えば、特許文献1(特開2019-162918号公報)には、自車両が走行する目標進行路を車線中央に設定し、カメラやレーダ等のセンサデバイスによって認識した車両前方の走行環境に基づいて、自車両が目標進行路に沿って走行するように、電動パワーステアリング(EPS:Electric Power Steering)モータを所定に駆動させて、運転者の操舵操作を支援する操舵支援制御が開示されている。
この場合、自車両の旋回状態を推定する方法としては、例えば、操舵角センサやEPSモータの回転角等から取得した操舵角に基づいて旋回状態を推定する方法、又は、ヨーレートセンサで検出したヨーレートに基づいて旋回状態を推定する方法、或いは、カメラ等の撮像デバイスで取得した自車両が走行する車線の曲率(車線曲率)と、この車線曲率に対する自車両のヨー角(対車線ヨー角)とに基づいて旋回状態を推定する方法等が知られている。更に、横加速度センサで検出した横加速度に基づいて旋回状態を推定することも可能である。
特開2019-162918号公報
ところで、自車両の旋回状態を推定するに際し、各種センサデバイスにはばらつきが存在する。すなわち、図8に示すように、自車両が直線路を走行車線に沿って走行していたとしても、操舵角センサで検出した操舵角やカメラで撮像した画像に基づいて取得した対車線ヨー角がゼロでないことがある。そのため、走行中に操舵支援機能を継続させるには、使用しているセンサデバイスが正しい値を出力しているのか否かを常時監視する必要がある。
例えば、操舵支援機能としてのLDP制御では、図9に示すような操舵制御の目標となる台形波の横加速度に基づく車線逸脱抑制制御パターン(以下、「制御パターン」と略称)に基づき、図10に示すような車線逸脱抑制の軌跡(予測進行路)を描き、それに沿った操舵角をEPS装置に指示し、EPSモータを駆動させて、自車両の走行を制御している。因みに、図9の初期横加速度aoは対車線横加速度(=予測横加速度-実横加速度)であり、標準横加速度astdは横加速度を一定(横加速度≠0)にした状態で旋回させる横加速度、終了横加速度aeは車線逸脱抑制制御終了時の横加速度である。更に、この制御パターンには、初期横加速度aoから標準横加速度astdに至る切り増しジャーク(加加速度)ja、及び標準横加速度astdから終了横加速度aeへ至る切り戻しジャークjdが設定されている。
そして、初期横加速度aoが標準横加速度astdを超えていた場合には、既に自車両には逸脱抑制に必要な旋回成分が発生しているので操舵介入は行わない。この初期横加速度aoは、カメラ等のセンサデバイスで認識した車線曲率から換算した予測横加速度と操舵角センサで検出した操舵角から推定した実横加速度の差分、すなわち対車線横加速度(=予測横加速度-実横加速度)である。
このセンサデバイスには定常偏差があり誤った車線曲率が検出された場合、実際には初期横加速度aoが標準横加速度astdを超えていないのに、超えていると誤判定すると、LDP制御による操舵介入が実行されなくなる。又、操舵角センサにおいても、舵角中立学習にずれがあり誤った中立点を推定した場合には同様の課題が生じる。
本発明は、上記事情に鑑み、操舵支援を実行させる際に必要とするパラメータを検出するセンサデバイスのばらつきを検出し、当該ばらつきが許容値を超えているか否かを正しく検出することのできる車両の自己診断装置を提供することを目的とする。
本発明は、自車両の操舵制御に必要なパラメータを検出する第1~第3センサデバイスと、前記第1センサデバイスから前記パラメータとして検出した操舵角に基づいて前記自車両の旋回状態を推定する第1旋回推定部と、前記第2センサデバイスから前記パラメータとして検出した前記自車両の挙動に基づいて前記自車両の旋回状態を推定する第2旋回推定部と、前記第3センサデバイスから前記パラメータとして検出した車線曲率と前記自車両の該車線曲率に対する対車線ヨー角とに基づいて前記自車両の旋回状態を推定する第3旋回推定部とを備える車両の自己診断装置であって、前記第1~第3旋回推定部で推定した前記自車両の各旋回状態を示す信号から第1~第3オフセット成分をそれぞれ抽出するオフセット抽出部と、前記第1~第3オフセット成分の最大値と最小値に基づいて最大乖離量を算出するオフセット乖離量算出部と、前記オフセット乖離量算出部で算出した前記最大乖離量と所定しきい値とを比較し、該最大乖離量が該しきい値を超えている場合、前記第1~第3センサデバイス間にばらつきありと判定する比較部とを更に有する。
本発明によれば、操舵角と車両の挙動と対車線ヨー角とから自車両の旋回状態を各々推定し、推定した各旋回状態を示す信号から第1~第3オフセット成分をそれぞれ抽出し、第1~第3オフセット成分の最大値と最小値に基づいて最大乖離量を算出し、算出した最大乖離量と所定しきい値を比較して第1~第3センサデバイス間にばらつきがあるか否かを判定するようにしたので、操舵支援機能を実行させる際に必要とするパラメータを検出するセンサデバイスのばらつきが許容値を超えているか否かを正しく検出することができる。
操舵支援装置を搭載する車両の要部概略構成図 カメラユニットの機能ブロック図 (a)は操舵角から旋回状態を推定する態様を示す説明図、(b)はヨーレートから旋回状態を推定する態様を示す説明図、(c)はカメラで撮像した画像から旋回状態を推定する態様を示す説明図 車線曲率に対する対車線ヨー角と操舵角との関係を示す説明図 操舵旋回成分推定部とヨーレート旋回成分推定部と認識旋回成分推定部の構成図 各旋回成分に対するリミッタ処理部とローパスフィルタ処理部の構成図 各旋回成分に対するDCオフセット成分抽出部と抽出したDCオフセット成分に基づいてセンサばらつきを判定するセンサばらつき判定部との構成図 従来の直線路走行時における操舵角と対車線ヨー角のばらつきを示す説明図 横加速度に基づく車線逸脱抑制制御パターンを示すタイムチャート 従来の車線逸脱抑制制御による予測進行路を示す説明図
以下、図1~図7に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1において、車両(自車両)Mには、左右前輪FL,FRと左右後輪RL,RRとが配設されており、この左右前輪FL,FRが、ラック&ピニオン機構等のステアリング機構1にタイロッド2を介して連設されている。又、このステアリング機構1に、先端にハンドル3を固設するステアリング軸4が連設されている。このステアリング軸4に電動パワーステアリング(EPS:Electric Power Steering)モータ5が図示しない伝達機構を介して連設されている。
又、自車両Mには操舵支援部としての操舵支援ユニット11が搭載されている。この操舵支援ユニット11はCPU、ROM、RAMなどを備えたマイクロコンピュータ、及び、その周辺機器で構成されており、ROMにはシステム毎に設定されている動作を実現するための制御プログラムやテーブル、マップ等の固定データ等が記憶されており、周知の車線維持(ALK:Active Lane Keep)制御や車線逸脱防止(LDP:Lane Departure Prevention)制御を実行する。
この操舵支援ユニット11の入力側に、操舵トルクセンサ12、自車両Mの車速(自車速)を検出する車速センサ13、車体に発生する挙動であるヨーレート及び横加速度を検出する第2センサデバイスとしてのヨーレートセンサ14、ステアリング軸4の回転角から操舵角θstを検出する第1センサデバイスとしての操舵角センサ15等、自車両Mの挙動を検出するセンサ類が接続されている。ここで、操舵トルクセンサ12はステアリング軸4に取り付けられてハンドル3に付与される操舵トルクを検出する。
一方、符号21は第3センサデバイスとしてのカメラユニットであり、メインカメラ22aとサブカメラ22bとからなるステレオカメラで構成された車載カメラ22を有し、更に、図2に示すように、画像処理部23、及び車線認識部24が内蔵されている。両カメラ22a,22bは、例えば車内前部のルームミラー上方であって、フロントガラスに近接する位置の車幅方向中央から左右に等間隔を開けて水平な状態で設置されている。又、この各カメラ22a,22bはカラーCCDやカラーCMOSを搭載したカラー撮像素子が設けられており、この両カラー撮像素子によって自車両Mが走行している車線(走行車線)、及びそれを区画する左右の区画線等、進行方向前方の走行環境の三次元カラー画像が撮影される。
画像処理部23は、各カメラ22a,22bで撮影した一対のアナログ画像を所定輝度階調のデジタル画像に変換し、メインカメラ22aの出力信号から基準画像データを生成し、又、サブカメラ22bの出力信号から比較画像データを生成する。そして、この基準画像データ及び比較画像データとの視差に基づいて両画像中の同一対象物の距離データ(自車両から対象物までの距離)を取得する。
又、車線認識部24はマイクロコンピュータを主体に構成されており、画像処理部23から送信される基準画像データと比較画像データとに基づいて生成した仮想道路平面上に、パターンマッチング等の手法で認識した、走行車線の左右を区画する区画線を設定し、距離データに基づいて左右区画線の内側エッジ間の距離(車線幅)を検出する。この車線情報が操舵支援ユニット11で読込まれる。又、この操舵支援ユニット11の出力側にEPSモータ5が接続されている。
操舵支援ユニット11は車線認識部24から送信された車線情報に基づき、ALK制御においては、自車両Mが車線中央を走行するようEPSモータ5に対して操舵信号を出力する。その際、操舵支援ユニット11は、操舵角センサ15で検出した操舵角θstと車線情報に基づいて取得した車線曲率1/Rに基づき、この車線曲率1/Rに対する自車両Mのヨー角(対車線ヨー角)Ψを算出する(図4参照)。そして、この対車線ヨー角Ψがゼロになるように、EPSモータ5を駆動させる。これにより、自車両Mを車線曲率1/Rlに沿って走行させることができる。
又、操舵支援ユニット11がLDP制御を行うに際しては、先ず、車線情報に基づいて取得した車線曲率から換算した横加速度と、操舵角センサ15で検出した操舵角θstから推定した横加速度との差分から対車線横加速度を求め、これを初期横加速として設定する。そして、この初期横加速度を、図9に示す制御パターンの初期横加速度aoに設定し、この操舵パターンに従って、EPSモータ5を駆動させ、積極的な操舵介入により自車両Mを区画線に沿って走行させるような横加速度を発生させることで車線逸脱を抑制させる。
ところで、操舵支援ユニット11が操舵制御を行うに際して取得するヨーレートセンサ14、操舵角センサ15、カメラユニット21等のセンサデバイスにはばらつきが存在する。各センサデバイス間のはらつきが許容範囲を超えた場合、操舵支援ユニット11では、適正な操舵制御を実行することが困難になる。
そのため、操舵支援ユニット11の入力側に、センサデバイスから出力される検出値が正しいか否かを常時監視する自己診断装置31が接続されている。そして、自己診断装置31は各センサデバイスのばらつきが許容値を超えている場合、操舵支援ユニット11にセンサ拒否信号を送信する。操舵支援ユニット11は自己診断装置31からセンサ拒否信号を受信した場合、ALK制御やLDP制御を代表とする運転支援機能を中断する旨を運転車に報知する。
ところで、各センサデバイスから得られる値は単位も次元も相違しているので、各センサデバイス間のばらつきが許容値内か否かを調べるには、先ず、単位や次元を一致させる必要がある。そのため、自己診断装置31では、各センサデバイス14,15,21の検出値を同じ単位で比較できるように、これらのパラメータから旋回成分である横加速度を抽出し、各横加速度からDCオフセット成分を抽出し、その最大・最小の最大偏差(最大乖離量)が許容値以内か否かを調べる。
本実施形態で比較するセンサデバイスからの出力値は、図3(a)に示すように操舵角センサ15やEPSモータ5の回転角等で取得した操舵角、同図(b)に示すようにヨーレートセンサ14で検出したヨーレート、同図(c)に示すようにカメラユニット21で認識した車線曲率と自車両Mの前後方向のなす角(対車線ヨー角)であり、これらを旋回状態を示す単位及び次元である横加速度に変換する。
図5~図7に自己診断装置31の回路構成を示す。この自己診断装置31は、第1旋回推定部としての舵角旋回成分推定部32、第2旋回推定部としてのヨーレート旋回成分推定部33、第3旋回推定部としての認識旋回成分推定部34、第1~第3リミッタ処理部35a~35c、第1~第3ローパスフィルタ(LPF)処理部36a~36c、抽出一時停止判断部37、抽出値リセット判断部38、第1~第3DCオフセット成分抽出部39a~39c、オフセット乖離量算出部及び比較部として機能を備えるセンサばらつき判定部40を備えている。
自己診断装置31では、先ず、各旋回成分推定部32~34において、各センサデバイス14,15,21の検出値を第1~第3推定横加速度a1~a3にそれぞれ変換する。
すなわち、舵角旋回成分推定部32は、操舵角θstと自車速Vsとに基づき予め設定されている変換マップMapを検索して、自車両Mの旋回曲率1/Rm[1/m](図4参照)を設定する。この変換マップMapには操舵角θstと自車速Vsに基づき規定した旋回曲率1/Rm[1/m]が記憶されている。そして、旋回曲率1/Rmと、二乗された自車速Vsとを乗算して、操舵角θstに基づく第1推定横加速度a1を算出する(a1=(1/Rm)・Vs2[m/s])。
又、ヨーレート旋回成分推定部33は、ヨーレートセンサ14で検出したヨーレートω[rad/s]と自車速Vs[m/s]とを乗算して、第2推定横加速度a2を算出する(a2=ω/Vs[m/s])。
又、認識旋回成分推定部34は、カメラユニット21で認識した車線曲率1/Rlと自車速Vsとを乗算して車線ヨーレートωlを算出する(ωl=(1/Rl)・Vs[rad/s])。更に、カメラユニット21で認識した、車線に対する自車両Mの方向を示す対車線ヨー角Ψを微分して対車線ヨーレートωΨ[rad/s]を推定する。そして、車線ヨーレートωlと対車線ヨーレートωΨとを加算し(ωl+ωΨ)、この値(ωl+ωΨ)に自車速Vsを乗算して第3推定横加速度a3を算出する(a3=(ωl+ωΨ)・Vs[m/s])。
次いで、各旋回成分推定部32~34で求めた第1~第3推定横加速度a1~a3の信号は、第1~第3リミッタ処理部35a~35cにおいて、リミット処理されて、不必要な過大な出力が抑制される。
その後、第1~第3リミッタ処理部35a~35cで所定にリミット処理が施された第1~第3推定横加速度a1~a3の信号は、第1~第3LPF回路36a~36cにて、予め設定されているカットオフ周波数(Max_Limt)以上の高周波のノイズ成分が除去される。
次いで、高周波ノイズが所定に除去された第1~第3推定横加速度a1~a3の信号は、
第1~第3DCオフセット成分抽出部39a~39cにおいて、カットオフ周波数の充分に低いLPF回路により直流化される。このLPF回路を通すことで、第1~第3推定横加速度a1~a3の信号に含まれている定常偏差に相当する第1~第3DCオフセット成分DC1~DC3(電圧)が抽出される。
その後、抽出された第1~第3DCオフセット成分DC1~DC3は、ばらつき判定部40において、先ず、第1~第3DCオフセット成分DC1~DC3のオフセット乖離量を求め、その中から最大オフセット値(電圧)と最小オフセット値(電圧)を算出する。
次いで、最大オフセット値と最小オフセット値との最大偏差(最大乖離量)を算出し、この最大偏差と予め設定されているしきい値(許容値)とを比較する。そして、最大偏差がしきい値以下の場合は、センサデバイス14,15,21間にばらつき無しと判定する。又、最大偏差がしきい値を超えている場合は、センサデバイス14,15,21間にばらつきありと判定する。
センサデバイス14,15,21間にばらつきありと判定した場合、自己診断装置31は、操舵支援ユニット11に対してセンサ拒否信号を送信する。第1~第3推定横加速度a1~a3が正常であれば、DCオフセットは0に近い値(しきい値以下)を示す。しかし、第1~第3推定横加速度a1~a3の中の一つが飛び抜けて大きく偏位している場合には、ばらつきありと判定する。
操舵支援ユニット11は自己診断装置31からばらつき検出信号を受信した場合、運転席前方に配置されているメーターパネルに設けられている操舵スタンバイ灯の表示をOFFにすると共に、運転者に操舵介入を抑制或いは禁止する旨を報知して操舵の引き継ぎを促す。
このように、本実施形態では、単位や次元の異なる複数のセンサデバイスの出力値を同じ単位や次元に変換して、それぞれのDCオフセット値(オフセット乖離量)を求め、この各DCオフセット値の最大値と最小値とから最大偏差を求め、この最大偏差がしきい値を超えている場合は、センサデバイスにばらつきありと判定するようにしたので、操舵支援を実行させる際に必要とするパラメータを検出するセンサデバイスのばらつきが許容値を超えているか否かを正しく検出することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限るものではなく、例えばばらつき検出の対象となるセンサデバイスはヨーレートセンサ14、操舵角センサ15、カメラユニット21以外であっても良く、又4つ以上であっても良い。
1…ステアリング機構、
2…タイロッド、
3…ハンドル、
4…ステアリング軸、
5…EPSモータ、
11…操舵支援ユニット、
12…操舵トルクセンサ、
13…車速センサ、
14…ヨーレートセンサ、
15…操舵角センサ、
21…カメラユニット、
22…車載カメラ、
22a…メインカメラ、
22b…サブカメラ、
23…画像処理部、
24…車線認識部、
31…自己診断装置、
32…舵角旋回成分推定部、
33…ヨーレート旋回成分推定部、
34…認識旋回成分推定部、
35a~35c…第1~第3リミッタ処理部、
36a~36c…第1~第3LPF処理部、
37…抽出一時停止判断部、
38…抽出値リセット判断部、
40…センサばらつき判定部、
Map…変換マップ、
FL,FR…左右前輪、
M…車両(自車両)、
RL,RR…左右後輪、
1/Rl…車線曲率、
1/Rm…旋回曲率、
Vs…自車速、
ae…終了横加速度、
ao…初期横加速度、
astd…標準横加速度、
ja…切り増しジャーク、
jd…切り戻しジャーク、
Ψ…対車線ヨー角、
θst…操舵角、
ω…ヨーレート、
ωl…車線ヨーレート、
ωΨ…対車線ヨーレート

Claims (5)

  1. 自車両の操舵制御に必要なパラメータを検出する第1~第3センサデバイスと、
    前記第1センサデバイスから前記パラメータとして検出した操舵角に基づいて前記自車両の旋回状態を推定する第1旋回推定部と、
    前記第2センサデバイスから前記パラメータとして検出した前記自車両の挙動に基づいて前記自車両の旋回状態を推定する第2旋回推定部と、
    前記第3センサデバイスから前記パラメータとして検出した車線曲率と前記自車両の該車線曲率に対する対車線ヨー角とに基づいて前記自車両の旋回状態を推定する第3旋回推定部と、
    を備える車両の自己診断装置であって、
    前記第1~第3旋回推定部で推定した前記自車両の各旋回状態を示す信号から第1~第3オフセット成分をそれぞれ抽出するオフセット抽出部と、
    前記第1~第3オフセット成分の最大値と最小値に基づいて最大乖離量を算出するオフセット乖離量算出部と、
    前記オフセット乖離量算出部で算出した前記最大乖離量と所定しきい値とを比較し、該最大乖離量が該しきい値を超えている場合、前記第1~第3センサデバイス間にばらつきありと判定する比較部とを、
    更に有することを特徴とする車両の自己診断装置。
  2. 前記自車両が走行中の車線を逸脱すると推定した場合、該車線の左右を区画する区画線に沿って走行するような操舵介入を行う操舵支援部を更に備え、
    前記操舵支援部は、前記比較部で前記第1~第3センサデバイス間にばらつきありと判定した場合、操舵介入を抑制又は禁止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両の自己診断装置。
  3. 前記第1~第3旋回推定部で推定する前記各旋回状態は単位及び次元が一致している
    ことを特徴とする請求項1或いは2に記載の車両の自己診断装置。
  4. 前記旋回状態は横加速度であることを特徴とする請求項3に記載の車両の自己診断装置。
  5. 前記第1~第3オフセット成分はカットオフ周波数の低いローパスフィルタ回路を通過させて生成したDCオフセット成分である
    ことを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の車両の自己診断装置。
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