JP7456332B2 - スイッチング回路及び工作機械 - Google Patents

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Description

本技術は、電源から負荷への供給電圧を制御するスイッチング回路及び該スイッチング回路を備える工作機械に関する。
従来、マイクロコンピュータに接続した低電圧検出回路がある。低電圧検出回路は、電源からの電圧が所定電圧よりも低くなった場合、低電圧検出信号を出力する。低電圧検出信号の出力時、マイクロコンピュータは停止する。即ち、電源からマイクロコンピュータへの入力電圧が下がり、マイクロコンピュータが誤作動することを防止できる(特許文献1参照)。マイクロコンピュータの停止後、電圧低下の原因を除去し、電源の電圧が高くなった場合、マイクロコンピュータは自動的に再起動する。
特許第4562638号公報
マイクロコンピュータは機械に搭載する。マイクロコンピュータの停止後、作業者は機械の安全を確認する。作業者の確認中に、マイクロコンピュータが自動的に起動した場合、機械が動作し、作業者に危害が及ぶおそれがある。
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、負荷に供給する電圧が、負荷が正常に動作可能な電圧よりも低くなった場合、負荷への電圧入力を遮断し、遮断状態を維持するスイッチング回路及び工作機械を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係るスイッチング回路は、電源に接続する入力端子と、負荷に接続する出力端子とを有するスイッチング素子と、前記電源の起動時に、前記入力端子及び出力端子を接続する第一接続信号を出力する起動回路と、前記第一接続信号によって前記入力端子及び出力端子が接続した後、前記出力端子からの出力電圧に基づく前記入力端子及び出力端子を接続する第二接続信号を出力する出力回路とを備え、前記出力端子からの出力電圧が閾値電圧以下である場合、前記出力回路は前記第二接続信号の出力を停止し、前記第二接続信号の出力が停止した場合、前記スイッチング素子は前記入力端子及び出力端子の接続を遮断し、前記起動回路は前記第一接続信号の出力を停止している。
本開示においては、第一接続信号によって入力端子及び出力端子が接続した後、第二接続信号によって、入力端子及び出力端子の接続は継続する。起動回路からの第一接続信号の入力がない場合でも、入力端子及び出力端子は接続状態を保持し、負荷への電力供給を維持する。出力端子からの出力電圧が低下し、第二接続信号の出力が停止した場合、スイッチング素子は入力端子及び出力端子の接続を遮断する。起動回路は第一接続信号を出力せず、スイッチング素子は遮断状態を維持する。
本開示の一実施形態に係るスイッチング回路は、前記出力回路は、前記出力電圧を下げる降圧回路を備える。
本開示においては、出力電圧が下がった場合、降圧回路によって、第二接続信号を生成する為の電圧を小さくして、第二接続信号の出力を確実に停止し、スイッチング素子を確実に遮断状態にすることができる。
本開示の一実施形態に係るスイッチング回路は、前記スイッチング素子は、異常発生時に、前記入力端子及び出力端子の接続を遮断する遮断回路を有し、前記起動回路は、前記電源の起動時にパルス波を出力する微分回路を有する。
本開示においては、異常発生時、例えば過電流が流れた場合に、遮断回路は入力端子及び出力端子の接続を強制的に遮断する。このとき電源から微分回路への電圧入力を維持する。微分回路はパルス波を出力しない。即ち微分回路は第一接続信号の非出力状態を維持する。また強制的な遮断によって、第二接続信号の出力も停止する。故に、スイッチング素子は、入力端子及び出力端子の接続を遮断し、前記接続の遮断状態を維持する。
本開示の一実施形態に係るスイッチング回路は、前記微分回路と前記スイッチング素子との間に、前記パルス波及び第二接続信号が入力するパルス整形回路が設けてあり、前記パルス整形回路の出力信号に基づいて、前記スイッチング素子の駆動を制御する。
本開示においては、電源の起動時に、パルス波がパルス整形回路に入力し、更に第二接続信号がパルス整形回路に入力して、入力端子及び出力端子の接続状態が継続する。また入力端子及び出力端子の接続後、第二接続信号の入力が停止した場合、入力端子及び出力端子の接続を遮断し、前記接続の遮断状態を維持する。
本開示の一実施形態に係るスイッチング回路は、前記出力端子と、前記電源及び入力端子の間の配線とを接続する放電回路を備える。
本開示においては、電源からの電力供給を停止した場合、負荷に溜まった電荷が放電回路に入力する。放電回路は、負荷に溜まった不要な電荷を消費する。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、上述のスイッチング回路を備える。
本開示においては、上述のスイッチング回路と同様な作用を生む。
本開示の一実施形態に係るスイッチング回路及び工作機械にあっては、第一接続信号によって入力端子及び出力端子が接続した後、第二接続信号によって、入力端子及び出力端子の接続は継続する。起動回路からの第一接続信号の入力がない場合でも、入力端子及び出力端子は接続状態を保持し、負荷への電力供給を維持する。出力端子からの出力電圧が低下し、第二接続信号の出力が停止した場合、スイッチング素子は入力端子及び出力端子の接続を遮断する。起動回路は第一接続信号を出力せず、スイッチング素子は遮断状態を維持する。故に、第二接続信号の入力時、即ち正常電圧の入力時には、負荷の動作を維持し、第二接続信号の入力停止時、即ち出力端子からの出力電圧の低下時には、負荷の動作を停止して、停止状態を維持し、作業者の安全を確保することができる。
工作機械の略示斜視図である。 工作機械用カバーを設けた工作機械を略示する斜視図である。 制御盤のブロック図である。 スイッチング回路の回路図である。 電源の起動時における電源の出力電圧、微分回路の出力電圧、パルス整形回路の出力電圧を示すタイミングチャートである。 電源から制御部に電力を供給している場合であって、スイッチング素子に過電流が流れたときにおける電源の出力電圧、微分回路の出力電圧、パルス整形回路の出力電圧を示すタイミングチャートである。 電源からの電力供給が停止した場合における電源の出力電圧、微分回路の出力電圧、パルス整形回路の出力電圧を示すタイミングチャートである。 変更例に係るスイッチング回路の回路図である。
以下本発明を実施の形態に係る工作機械を示す図面に基づいて説明する。以下の説明では図に示す上下前後左右を使用する。図1は工作機械100の略示斜視図、図2は工作機械用カバー1を設けた工作機械100を略示する斜視図である。工作機械100は基台20、固定台21、Y方向移動装置22、X方向移動装置26、立柱28、Z方向移動装置30、主軸ヘッド32、工具交換装置10、主軸モータ35、ワーク保持部120等を備える。基台20は床面上に固定する。固定台21は前後方向に長い平面視矩形状の箱形をなし、基台20上に設ける。ワーク保持部120は固定台21の前部に設ける。固定台21は、Y方向移動装置22を固定する。Y方向移動装置22はY方向駆動モータ(図示略)及びY方向駆動モータが駆動するボールねじ機構(図示略)を備える。
Y方向移動装置22のボールねじ機構にX方向移動装置26が設けてある。X方向移動装置26はX方向駆動モータ(図示略)及びX方向駆動モータが駆動するボールねじ機構(図示略)を備える。X方向移動装置26のボールねじ機構に立柱28が設けてある。X方向移動装置26及びY方向移動装置22は、立柱28をX方向(左右方向)及びY方向(前後方向)に移動可能に支持する。
Z方向移動装置30は立柱28の前面に設ける。Z方向移動装置30はZ方向駆動モータ(図示略)及びZ方向駆動モータが駆動するボールねじ機構(図示略)を備える。主軸ヘッド32はZ方向移動装置30に設ける。立柱28は、Z方向移動装置30を介して主軸ヘッド32をZ方向(上下方向)に移動可能に支持する。主軸モータ35は主軸ヘッド32の上部に設ける。主軸ヘッド32は、上下を軸方向とした主軸(図示略)を支持する。主軸モータ35は主軸を軸回りに回転する。工具交換装置10は、工具交換モータ12によって駆動し、主軸に装着する工具を交換する。
図2に示すように、工作機械100は機械本体の大部分を囲む工作機械用カバー1を備える。工作機械用カバー1が基台20の上側に設けてある。工作機械用カバー1は、上下方向に延設し、工作機械100の機械本体の前後左右を夫々覆う矩形の前壁5、左壁6、右壁7及び後壁8を備える。また工作機械100の上側を覆い、左右方向及び前後方向に平行な矩形の天井9を備える。後壁8には、工作機械100の動作を制御する制御部81(図3参照)、X方向駆動モータ、Y方向駆動モータ、Z方向駆動モータへの供給電力を調整するアンプ82(図3参照)等を有する制御盤80が設けてある。
前壁5の中央部には縦長矩形の開口51が設けてあり、該開口51の右隣には、作業者が指令を入力するための操作盤54が設けてある。開口51には、縦長矩形の右扉52及び左扉53が左右方向に移動可能に並設してある。
図3は、制御盤80のブロック図である。制御盤80は、制御部81、アンプ82、スイッチング回路83等を備える。制御部81は、例えばFPGAを備える。なおFPGAに代えてCPU又はMPUを使用してもよい。制御部81は、X方向駆動モータ、Y方向駆動モータ、Z方向駆動モータの駆動指令をアンプ82に出力する。電源40と制御部81との間にスイッチング回路83が設けてある。スイッチング回路83は、電源40と制御盤80との接続を制御する。
図4は、スイッチング回路83の回路図である。スイッチング回路83は、入力部83a及び出力部83bを備える。入力部83aは電源40に接続し、出力部83bは制御部81に接続する。入力部83aから電源40の電圧を入力し、出力部83bから制御部81に電圧を出力する。
スイッチング回路83は、スイッチング素子84、微分回路85、パルス整形回路86、降圧回路87、放電回路88等を備える。スイッチング素子84は、Nチャネル型のMOSFET及び遮断回路84dを有する。MOSFETのゲート84aは遮断回路84dに接続する。MOSFETのドレイン84bは、配線89aを介して入力部83aに接続する。MOSFETのソース84cは、配線89bを介して出力部83bに接続する。配線89aは、コンデンサ83eを介してグランド接続する。配線89bは、コンデンサ83fを介してグランド接続する。ドレイン84bは入力端子を構成し、ソース84cは出力端子を構成する。
ゲート84aに高電圧、換言すれば閾値電圧よりも高い電圧が入力した場合、ドレイン84b及びソース84cを接続する。ゲート84aに低電圧、換言すれば閾値電圧以下の電圧が入力した場合、ドレイン84b及びソース84cの接続を遮断する。
ここで、降圧回路87からの出力電圧によって、閾値電圧よりも高い電圧がゲート84aに入力した場合、降圧回路87からの電圧の出力は、第二接続信号の出力に対応する。降圧回路87からの出力電圧によって、閾値電圧以下の電圧がゲート84aに入力した場合、降圧回路87からの電圧の出力は、第二接続信号の出力の停止に対応する。
所定電流以上の電流がスイッチング素子84に流れた場合、即ち過電流が流れた場合、遮断回路84dはゲート84aへの電圧入力を強制的に停止し、ドレイン84b及びソース84cの接続を遮断する。
入力部83aと遮断回路84dの間に微分回路85とパルス整形回路86が設けてある。微分回路85は、コンデンサ85a、抵抗85bを備える。コンデンサ85aの一端は入力部83aに接続する。コンデンサ85aの他端は、抵抗85bの一端に接続する。抵抗85bの他端はグランド接続してある。微分回路85は、電源40の起動時にパルス波を出力する。パルス波は第一接続信号に対応する。
パルス整形回路86は、NPNトランジスタ861、二つの抵抗862、863、PNPトランジスタ864、四つの抵抗865、866、867、868を備える。NPNトランジスタ861のベース861aは、抵抗862を介して、コンデンサ85aの他端及び抵抗85bの一端に接続し、更に、抵抗863を介してグランド接続してある。ベース861aは、直列接続した二つの抵抗862、863の間に接続し、抵抗862、863によって分圧した電圧が入力する。抵抗862の一端は、後述の配線89cに接続し、他端は抵抗863に接続する。微分回路85は起動回路を構成する。
NPNトランジスタ861のエミッタ861bはグランド接続してある。NPNトランジスタ861のコレクタ861cは抵抗865を介して、PNPトランジスタ864のベース864aに接続する。ベース864aは抵抗866を介して、ドレイン84bに接続する。ベース864aは、直列接続した二つの抵抗865、866の間に接続し、抵抗865、866によって分圧した電圧がベース864aに入力する。
PNPトランジスタ864のエミッタ864bはドレイン84bに接続する。PNPトランジスタ864のコレクタ864cは、直列接続した二つの抵抗867、868を介してグランド接続してある。二つの抵抗867、868の間に、配線89dを介して、遮断回路84dは接続する。二つの抵抗867、868によって分圧した電圧が、遮断回路84dを介してゲート84aに入力する。配線89dは、コンデンサ83dを介してグランド接続してある。
降圧回路87は、抵抗87aとツェナーダイオード87bを備える。抵抗87aの一端は配線89bに接続する。降圧回路87及び配線89bは出力回路を構成する。抵抗87aの他端は、ツェナーダイオード87bのカソードに接続する。ツェナーダイオード87bのアノードは、抵抗862の一端と、コンデンサ85aの他端及び抵抗85bの一端とを接続する配線89cに接続する。ダイオード83cのカソードは配線89cに接続する。ダイオード83cのアノードはグランド接続する。
放電回路88は抵抗88a、ダイオード88bを備える。抵抗88aの一端は配線89bに接続し、他端はダイオード88bのアノードに接続する。ダイオード88bのカソードは配線89aに接続する。
図5は、電源40の起動時における電源40の出力電圧、微分回路85の出力電圧、パルス整形回路86の出力電圧を示すタイミングチャートである。図5において、時点T1は電源40が起動した時点を示す。電源40が起動した場合、換言すれば、電源40から入力部83aに入力する電圧が、低電圧(L)から高電圧(H)に切り替わった場合、微分回路85はパルス信号を出力する。低電圧は、例えばグランド電圧である。
高電圧のパルス信号は、ベース861aに入力し、エミッタ861b及びコレクタ861cは接続する。即ち、NPNトランジスタ861は駆動する。NPNトランジスタ861の駆動によって、ベース864aに高電圧が入力し、エミッタ864b及びコレクタ864cは接続する。即ち、PNPトランジスタ864は駆動する。
PNPトランジスタ864の駆動によって、配線89d及び遮断回路84dを介して、ゲート84aに高電圧が入力する。遮断回路84dは、閾値電流よりも大きい電流、即ち、過電流がスイッチング素子84に流れた場合、ドレイン84b及びソース84cの接続を強制的に遮断する。尚、電源40の起動時に、閾値電流よりも大きい突入電流が生じても、コンデンサ83dを設けてあるので、遮断回路84dに突入電流はスイッチング素子84に流れない。
微分回路85が出力するパルス信号又はPNPトランジスタ864がゲート84aに出力する高電圧は、入力端子及び出力端子を接続する信号に対応する。
ゲート84aへの高電圧入力によって、ドレイン84b及びソース84cは接続し、入力部83a及び出力部83bは接続する。出力部83bの出力電圧は、抵抗87a及びツェナーダイオード87bを介して、ベース861aに入力する。尚、出力部83bの出力電圧は、ツェナーダイオード87bの降伏電圧以上である。
抵抗87a及びツェナーダイオード87bを介して、ベース861aに入力する電圧は、出力端子からの出力電圧に基づく入力端子及び出力端子を接続する信号に対応する。
微分回路85からベース861aへのパルス波の入力後、電源40は定電圧を出力するので、微分回路85からベース861aに高電圧は入力しない。上述したように、パルス波の入力後、出力部83bからベース861aへの電圧入力が継続し、スイッチング素子84はドレイン84b及びソース84cの接続状態を保持する。電源40から制御部81への電力供給が継続する。
図6は、電源40から制御部81に電力を供給している場合であって、スイッチング素子84に過電流が流れたときにおける電源40の出力電圧、微分回路85の出力電圧、パルス整形回路86の出力電圧を示すタイミングチャートである。図6において、時刻T2は、遮断回路84dがドレイン84b及びソース84cの接続を遮断した時刻を示す。
電源40から制御部81に電力を供給している場合であって、スイッチング素子84に過電流が流れたとき、遮断回路84dはドレイン84b及びソース84cの接続を遮断する。出力部83bの出力電圧は低下する。出力部83bの出力電圧は降圧回路87に入力する。出力部83bの出力電圧は抵抗87aによって降下する。出力部83bの出力電圧がツェナーダイオード87bの降伏電圧よりも低くなった場合、ベース861aへの電流の入力が停止して、NPNトランジスタ861は停止し、PNPトランジスタ864は停止し、パルス整形回路86は低電圧を出力し(図6参照)、ゲート84aに低電圧、例えばグランド電圧を入力する。スイッチング素子84はドレイン84b及びソース84cの接続を遮断する。
電源40からの入力電圧は定電圧なので、微分回路85はパルス波を出力しない。故に、スイッチング素子84はドレイン84b及びソース84cの遮断状態を維持する。電源40からの電圧入力が続いていても、ドレイン84b及びソース84cの遮断状態を維持するので、過電流の原因となった障害、例えば短絡を除去した場合でも、制御部81は自動的に復帰しない。尚、電源40からの電力供給を停止し、電力供給を再開すれば、微分回路85はパルス波を出力し、制御部81は復帰する。
図7は、電源40からの電力供給が停止した場合における電源40の出力電圧、微分回路85の出力電圧、パルス整形回路86の出力電圧を示すタイミングチャートである。図7において、時点T3は電源40からの電力供給が停止した時点を示す。電源40からの電力供給が停止した場合、出力部83bの出力電圧は低下する。出力部83bの出力電圧がツェナーダイオード87bの降伏電圧よりも低くなった場合、ベース861aへの電流の入力が停止して、NPNトランジスタ861は停止し、PNPトランジスタ864は停止し、パルス整形回路86は低電圧を出力し(図7参照)、ゲート84aに低電圧、例えばグランド電圧を入力する。スイッチング素子84はドレイン84b及びソース84cの接続を遮断する。
このとき、微分回路85は負のパルス波を配線89cに出力する(図7参照)。配線89cはダイオード83cを介して、グランドに接続しているので、負のパルス波は直ちに消滅する。制御部81に貯まった電荷が出力部83bからスイッチング回路83に入力した場合、電荷は放電回路88に入り、放電回路88は電荷を消費する。尚、電源40からの電力供給を再開すれば、微分回路85はパルス波を出力し、制御部81は復帰する。
図8は、変更例に係るスイッチング回路83Aの回路図である。上述の実施の形態においては、降圧回路87は、配線89bと配線89cの間に設けてあるが、配線89bと配線89dの間に設けてもよい(図8参照)。この場合、ソース84cからの出力電圧は、降圧回路87及び遮断回路84dを介して、ゲート84aに入力する。降圧回路87及び遮断回路84dを介して、ゲート84aに入力する電圧は、出力端子からの出力電圧に基づく入力端子及び出力端子を接続する信号に対応する。
実施の形態に係る工作機械100及びスイッチング回路83、83Aにあっては、微分回路85からのパルス波の出力(第一接続信号)によって、ドレイン84b及びソース84cが接続した後、ソース84cからの出力電圧(第二接続信号)によって、ドレイン84b及びソース84cの接続状態は継続する。微分回路85からのパルス波の入力がない場合でも、スイッチング素子84は、ドレイン84b及びソース84cの接続状態を保持し、制御部81への電力供給を維持する。出力電圧が低下し、ゲート84aへの入力電圧が閾値電圧以下になった場合(第二接続信号の出力が停止した場合)、スイッチング素子84は接続を遮断し、遮断状態を維持する。故に、ゲート84aへの第二接続信号の入力時、即ち正常電圧の入力時には、制御部81の動作を維持し、ゲート84aへの第二接続信号の入力停止時には、即ちゲート84aへの入力電圧の低下時には、制御部81の動作を停止して、停止状態を維持し、作業者の安全を確保することができる。
またスイッチング回路83は降圧回路87を介して、配線89bを配線89cに接続するので、ソース84cの出力電圧が降下した場合、ベース861aへの入力電圧(第二接続信号を生成する為の電圧)を下げて、ゲート84aに入力する電圧を閾値電圧よりも確実に低くし、スイッチング素子84を確実に遮断状態にすることができる。またスイッチング回路83Aにおいて、ソース84cは降圧回路87を介してゲート84aに接続する。ソース84cの出力電圧が降下した場合、ゲート84aに入力する電圧を閾値電圧よりも確実に低くし、スイッチング素子84を確実に遮断状態にすることができる。動作保証外の低い電圧によって、制御部81が駆動することを防止することができる。
また異常発生時、例えば過電流が流れた場合に、遮断回路84dはドレイン84b及びソース84cの接続を遮断する。電源40から微分回路85への電圧入力を維持する。微分回路85はパルス波を出力しない。即ち微分回路85は第一接続信号の非出力状態を維持する。故に、スイッチング素子84は、ドレイン84b及びソース84cの接続を遮断し、前記接続の遮断状態を維持する。電源40からの電力供給が継続している場合でも、制御部81の停止状態を維持し、作業者の安全を確保することができる。
また電源40の起動時に、パルス波がパルス整形回路86に入力し、更に第二接続信号がパルス整形回路86に入力して、ドレイン84b及びソース84cの接続状態が継続する。またドレイン84b及びソース84cの接続後、第二接続信号の入力が停止した場合、ドレイン84b及びソース84cの接続を遮断し、前記接続の遮断状態を維持する。
また電源40からの電力供給を停止した場合、制御部81に溜まった電荷が放電回路88に入力する。放電回路88は、制御部81に溜まった不要な電荷を消費し、スイッチング回路83を不要な電荷から保護することができる。
上述の実施の形態においては、微分回路85とスイッチング素子84との間に、パルス整形回路86を設けている。これは、微分回路85からのパルス波の出力期間(高電圧の出力期間)が短いので、パルス波をスイッチング素子84に直接入力しても、スイッチング素子84が駆動しない可能性があるからである。パルス波の出力期間が、スイッチング素子84が駆動できる期間である場合には、配線89cをスイッチング素子84に直接接続してもよい。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
40 電源
80 制御盤
81 制御部(負荷)
83 スイッチング回路
84 スイッチング素子
84a ゲート
84b ドレイン(入力端子)
84c ソース(出力端子)
84d 遮断回路
85 微分回路(起動回路)
86 パルス整形回路
87 降圧回路(出力回路)
88 放電回路
89b 配線(出力回路)
100 工作機械

Claims (6)

  1. 電源に接続する入力端子と、負荷に接続する出力端子とを有するスイッチング素子と、
    前記電源の起動時に、前記入力端子及び出力端子を接続する第一接続信号を出力する起動回路と、
    前記第一接続信号によって前記入力端子及び出力端子が接続した後、前記出力端子からの出力電圧に基づく前記入力端子及び出力端子を接続する第二接続信号を出力する出力回路と
    を備え、
    前記出力端子からの出力電圧が閾値電圧以下である場合、前記出力回路は前記第二接続信号の出力を停止し、
    前記第二接続信号の出力が停止した場合、前記スイッチング素子は前記入力端子及び出力端子の接続を遮断し、前記起動回路は前記第一接続信号の出力を停止している
    スイッチング回路。
  2. 前記出力回路は、前記出力電圧を下げる降圧回路を備える
    請求項1に記載のスイッチング回路。
  3. 前記スイッチング素子は、異常発生時に、前記入力端子及び出力端子の接続を遮断する遮断回路を有し、
    前記起動回路は、前記電源の起動時にパルス波を出力する微分回路を有する
    請求項1又は2に記載のスイッチング回路。
  4. 前記微分回路と前記スイッチング素子との間に、前記パルス波及び第二接続信号が入力するパルス整形回路が設けてあり、
    前記パルス整形回路の出力信号に基づいて、前記スイッチング素子の駆動を制御する
    請求項3に記載のスイッチング回路。
  5. 前記出力端子と、前記電源及び入力端子の間の配線とを接続する放電回路を備える
    請求項1から4のいずれか一つに記載のスイッチング回路。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載のスイッチング回路を備える工作機械。
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