JP7453899B2 - 転がり軸受保持構造及びこれを使用する回転機械 - Google Patents

転がり軸受保持構造及びこれを使用する回転機械 Download PDF

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Description

本発明は、転がり軸受保持構造及びこれを使用する回転機械に関する。
転がり軸受保持構造の転がり軸受に給油する給油方法の一つとして、転がり軸受の一方の側面から潤滑油を供給し、転がり軸受の他方の側面から潤滑油を排出する方法がある。この方法においては、転がり軸受は、転がり軸受の回転により、潤滑油が攪拌され、軸受損失が発生する。
こうした技術分野の背景技術として、特開2008-185112号公報(以下、特許文献1)がある。
特許文献1には、外輪と、内輪と、複数の玉と、合成樹脂製冠形保持器と、内輪と外輪との間に設置されるシールド板と、を有し、軸方向から潤滑油が供給され、シールド板が、玉に対して潤滑油の供給方向の上流側に設置され、合成樹脂製冠形保持器の円環部が、玉に対して潤滑油の供給方向の下流側に設置される玉軸受(転がり軸受)が記載されている(特許文献1の要約参照)。そして、特許文献1には、潤滑油が攪拌され、発生するトルク(転がり軸受における軸受損失)を低減することが記載されている(特許文献1の0007参照)。
特開2008-185112号公報
特許文献1には、軸方向から潤滑油が供給され、シールド板が、玉に対して潤滑油の供給方向の上流側に設置される転がり軸受が記載されている。
しかし、特許文献1には、転がり軸受が支持する回転軸を軸方向に拘束する必要がある、転がり軸受保持構造及びこれを使用する回転機械は記載されていない。
そこで、本発明は、少ない部材で、転がり軸受が支持する回転軸を軸方向に拘束すると共に、転がり軸受における軸受損失を低減する転がり軸受保持構造及びこれを使用する回転機械を提供する。
上記した課題を解決するため、本発明の転がり軸受保持構造は、回転軸を支持し、内輪と転動体と外輪とを有する転がり軸受と、転がり軸受を内包するハウジングと、転がり軸受の内輪を回転軸に固定する内輪押えと、転がり軸受の外輪をハウジングに固定する外輪押さえと、を有し、転がり軸受の軸方向の一方向側のハウジングには、転がり軸受に供給される潤滑油が溜まる給油側油溜りが形成される。
そして、外輪押さえは、転がり軸受と給油側油溜りとの間に設置され、給油側油溜りと転がり軸受との間で潤滑油を流通させる切欠きを有し、外輪押さえの内径は、内輪の肩の外径よりも小さく形成され、外輪押さえは、転がり軸受側であって、その内径部分に、テーパ部が形成されることを特徴とする。
また、本発明の回転機械は、上記した転がり軸受保持構造を有することを特徴とする。
本発明によれば、少ない部材で、転がり軸受が支持する回転軸を軸方向に拘束すると共に、転がり軸受における軸受損失を低減する転がり軸受保持構造及びこれを使用する回転機械を提供することができる。
なお、上記した以外の課題、構成及び効果については、下記する実施例の説明により、明らかにされる。
実施例1に記載する転がり軸受保持構造21の概略構成を説明する断面図である。 実施例2に記載する転がり軸受保持構造22の概略構成を説明する断面図である。 実施例2に記載する切欠きを有する外輪押さえ110を説明する正面図である。 図3に記載するC-C´における外輪押さえ110を説明する断面図である。 実施例2に記載する切欠きを有する外輪押さえ110が設置される転がり軸受保持構造22の概略構成を説明する断面図である。 実施例1に記載する転がり軸受保持構造21を使用する回転機械100の概略構成を説明する断面図である。
以下、本発明の実施例を、図面を使用し、説明する。なお、各図面において、実質的に同一又は類似の構成には、同一の符号を付し、説明が重複する場合には、その説明を省略する場合がある。
先ず、実施例1に記載する転がり軸受保持構造21の概略構成を説明する。
図1は、実施例1に記載する転がり軸受保持構造21の概略構成を説明する断面図である。
実施例1に記載する転がり軸受保持構造(転がり軸受保持装置)21は、転がり軸受が支持する回転軸を軸方向に拘束する(回転軸の軸方向変位を拘束する)必要がある回転機械(例えば、スクリュー圧縮機など)に使用される。
転がり軸受保持構造21は、回転軸1を支持する転がり軸受10a及び転がり軸受10b、転がり軸受10a及び転がり軸受10bを内包するハウジング2、転がり軸受10a及び転がり軸受10bを回転軸1の軸方向に拘束する内輪押さえ12、転がり軸受10a及び転がり軸受10bを回転軸1の軸方向に拘束する外輪押さえ11、を有する。
なお、内輪押さえ12は、内輪9a及び内輪9bを回転軸1に固定し、外輪押さえ11は、外輪7a及び外輪7bをハウジング2に固定する。
転がり軸受10a及び転がり軸受10bの軸方向の一方向側のハウジング2には、転がり軸受10a及び転がり軸受10bに供給される潤滑油が溜まる給油側油溜り3が形成される。そして、給油側油溜り3には、これに連通し、転がり軸受保持構造21の鉛直方向下方に、給油孔4が形成される。
転がり軸受10a及び転がり軸受10bの軸方向の他方向側のハウジング2には、転がり軸受10a及び転がり軸受10bから排出される潤滑油が溜まる排油側油溜り5が形成される。そして、排油側油溜り5には、これに連通し、転がり軸受保持構造21の鉛直方向下方に、排油孔6が形成される。
つまり、転がり軸受保持構造21は、転がり軸受10a及び転がり軸受10bの軸方向の一方向側から給油され、転がり軸受10a及び転がり軸受10bの軸方向の他方向側から排油される。
そして、内輪押さえ12と外輪押さえ11とは、転がり軸受10aと給油側油溜り3との間に設置される。つまり、内輪押さえ12と外輪押さえ11とは、転がり軸受10aに対する給油側に設置される。
転がり軸受10aは、回転軸1に設置される内輪9aと、ハウジング2に設置される外輪7aと、内輪9aと外輪7aとの間で回転する球状の玉である転動体8aと、を有する。
転がり軸受10bは、回転軸1に設置される内輪9bと、ハウジング2に設置される外輪7bと、内輪9bと外輪7bとの間で回転する球状の玉である転動体8bと、を有する。
なお、実施例1では、転がり軸受10aが給油側油溜り3側に、転がり軸受10bが排油側油溜り5側に、設置される。
回転軸1には、転がり軸受10a及び転がり軸受10bの取付部となる、段差が形成される。また、回転軸1には、転がり軸受10a及び転がり軸受10bを軸方向に押える内輪押さえ12が設置される。
そして、転がり軸受10aの内輪9a及び転がり軸受10bの内輪9bは、この段差に設置され、この段差と内輪押さえ12とに挟まれ、互いに密着するように設置される。なお、内輪押さえ12は、ねじ込み又は焼き嵌めなどにより、回転軸1に固定される。
ハウジング2には、転がり軸受10a及び転がり軸受10bの取付部となる、段差が形成される。また、ハウジング2には、転がり軸受10a及び転がり軸受10bを軸方向に押える外輪押さえ11が設置される。
そして、転がり軸受10aの外輪7a及び転がり軸受10bの外輪7bは、この段差に設置され、この段差と外輪押さえ11とに挟まれ、互いに密着するように設置される。なお、外輪押さえ11は、ねじ込み又は焼き嵌めなどにより、ハウジング2に固定される。
なお、外輪7a及び外輪7b並びに内輪9a及び内輪9bは、これら間で、転動体8a及び転動体8bを保持するため、内輪9aは、給油側油溜り3側が、排油側油溜り5側よりも、その外径(転動体8a側)が大きく、内輪9bは、排油側油溜り5側が、給油側油溜り3側よりも、その外径(転動体8b側)が大きく、外輪7aは、排油側油溜り5側が、給油側油溜り3側よりも、その内径(転動体8a側)が小さく、外輪7bは、給油側油溜り3側が、排油側油溜り5側よりも、その内径(転動体8b側)が小さく、形成される。
そして、実施例1では、外輪押さえ11の内径(円形中空(ドーナツ状)断面の内側の直径)を、図1にΦdとして示す、転がり軸受10aの外輪7aの肩(外輪肩)の内径(給油側油溜り3側の外輪7aの内径)よりも、小さく形成する。
なお、外輪押さえ11の内径を、転がり軸受10aの内輪9aの肩(内輪肩)の外径(給油側油溜り3側の内輪9aの外径)よりも、大きく形成する。
これにより、少ない部材で、転がり軸受10a及び転がり軸受10bが支持する回転軸1を軸方向に拘束すると共に、転がり軸受10a及び転がり軸受10bにおける軸受損失を低減することができる。
また、外輪押さえ11の内径を、図1にΦd1として示す、転動体8a及び転動体8bのピッチ円径(転動体8a及び転動体8bの中心が回転軸1の中心軸を中心に描く円の直径)よりも、小さく形成することが好ましい。なお、この場合も、外輪押さえ11の内径は、転がり軸受10aの内輪9aの肩の外径よりも、大きく形成される。
これにより、少ない部材で、転がり軸受10a及び転がり軸受10bが支持する回転軸1を軸方向に拘束すると共に、転がり軸受10a及び転がり軸受10bにおける軸受損失を更に低減することができる。
なお、潤滑油は、図示されない油ポンプや機器の高圧部から供給され、給油孔4を流通し、給油側油溜り3に、矢印Aに示すように流入し、給油側油溜り3に滞留する。そして、給油側油溜り3に滞留する潤滑油は、転がり軸受10a、転がり軸受10b、排油側油溜り5、排油孔6を流通し、図示されない機器の低圧部に、矢印Bに示すように流出する。
なお、給油側油溜り3に滞留する潤滑油は、回転機械100の始動時から、給油孔4を流通し、給油側油溜り3に流入し、徐々に、その潤滑油の量が増加する。そして、給油側油溜り3に滞留する潤滑油の油面が、下方の外輪押さえ11の内径を越えるようになれば、潤滑油が、転がり軸受10a及び転がり軸受10bに供給される。
回転軸1の回転に伴い、内輪9a及び内輪9bや転動体8a及び転動体8bは、回転する。内輪9a及び内輪9bは、回転軸1の回転速度と同じ速度で回転する。一方、転動体8a及び転動体8bは、回転軸1の回転速度よりも遅い速度で回転し、回転軸1の周りを公転運動する。
そして、内輪9a及び内輪9bや転動体8a及び転動体8bの回転運動により、潤滑油にも運動エネルギーが与えられる(潤滑油に運動エネルギーが奪われる)。この潤滑油に与えられる(この潤滑油に奪われる)運動エネルギーが、転がり軸受10a及び転がり軸受10bにおける軸受損失となる。
また、この潤滑油に与えられる運動エネルギーは、給油側油溜り3と転がり軸受10aとの間の開口部(給油側油溜り3から転がり軸受10aに潤滑油が流通する流通路)の面積が大きいほど、大きくなる。
そこで、実施例1では、外輪押さえ11の内径を、転がり軸受10aの外輪7aの肩の内径よりも、小さく形成する。また、外輪押さえ11の内径を、転動体8a及び転動体8bのピッチ円径よりも、小さく形成する。そして、外輪押さえ11の内径を、転がり軸受10aの内輪9aの肩の外径よりも、大きく形成する。
これにより、給油側油溜り3と転がり軸受10aとの間の開口部の面積が小さくなり、内輪9a及び内輪9bや転動体8a及び転動体8bの回転運動により、潤滑油に与えられる運動エネルギーを小さくすることができる。
つまり、これにより、潤滑油の機能を維持すると共に、転動体8a及び転動体8bと潤滑油とが接触する面積を小さくすることができ、転がり軸受10a及び転がり軸受10bにおける軸受損失を低減することができる。
実施例1に記載する転がり軸受保持構造21は、回転軸1を支持し、内輪(9a及び9b)と転動体(8a及び8b)と外輪(7a及び7b)とを有する転がり軸受(10a及び10b)と、転がり軸受(10a及び10b)を内包するハウジング2と、転がり軸受(10a及び10b)の内輪(9a及び9b)を回転軸1に固定する内輪押え12と、転がり軸受(10a及び10b)の外輪(7a及び7b)をハウジング2に固定する外輪押さえ11と、を有する。
そして、転がり軸受(10a及び10b)の軸方向の一方向側のハウジング2には、転がり軸受(10a及び10b)に供給される潤滑油が溜まる給油側油溜り3が形成され、転がり軸受(10a及び10b)の軸方向の他方向側のハウジング2には、転がり軸受(10a及び10b)から排出される潤滑油が溜まる排油側油溜り5が形成される。
そして、実施例1では、特に、外輪押さえ11は、転がり軸受10aと給油側油溜り3との間に設置され、外輪押さえ11の内径は、転がり軸受10aの外輪7aの肩の内径よりも小さく、転がり軸受10aの内輪8aの肩の外径よりも大きく形成される。
実施例1によれば、少ない部材で(部品点数を抑制し)、転がり軸受10a及び転がり軸受10bが支持する回転軸1を軸方向に拘束すると共に、転がり軸受10a及び転がり軸受10bにおける軸受損失を低減する転がり軸受保持構造21を提供することができる。
次に、実施例1に記載する転がり軸受保持構造21を使用する回転機械100の概略構成を説明する。
図6は、実施例1に記載する転がり軸受保持構造21を使用する回転機械100の概略構成を説明する断面図である。
回転機械100は、例えば、スクリュー圧縮機などであり、太さが相違する2本の回転軸1(太い)及び回転軸1a(細い)、回転軸1に設置されるスクリュー部31、回転軸1aに設置されるスクリュー部31a、を有する。
そして、回転機械100は、回転軸1の両端に転がり軸受を有し、回転軸1aの両端に転がり軸受を有する。つまり、2本の回転軸1及び回転軸1aは、それぞれ、その両端が、転がり軸受により、支持される。
また、スクリュー部31とスクリュー部31aとは接触し、例えば、回転軸1に設置されるスクリュー部31が時計回りに回転することにより、回転軸1aに設置されるスクリュー部31aが反時計回りに回転する。
なお、実施例1では、回転軸1の一方端を支持するために、転がり軸受保持構造21を使用する。
特に、スクリュー圧縮機などの回転機械100は、回転軸1が軸方向に変位すると、圧縮空気の漏れが増加し、回転機械100の効率が低下する。
そこで、実施例1では、回転機械100に、実施例1に記載する転がり軸受保持構造21を、使用する。つまり、回転軸1の一方端に、転がり軸受保持構造21を設置する。
これにより、回転軸1は軸方向に拘束される(例えば、圧縮空気の漏れを抑制する)と共に、潤滑油に与えられる運動エネルギーを小さくすることができ、転がり軸受における軸受損失を低減することができる。
そして、更に、回転軸1は軸方向に拘束されると共に、転がり軸受における軸受損失が低減されるため、回転機械100の機械損失が低減され、回転機械100の効率低下が抑制される。
実施例1によれば、機械損失を低減し、効率低下を抑制する回転機械100を提供することができる。このため、実施例1によれば、効率の高い回転機械100を提供することができる。
次に、実施例2に記載する転がり軸受保持構造22の概略構成を説明する。
図2は、実施例2に記載する転がり軸受保持構造22の概略構成を説明する断面図である。
なお、図2において、図1と同一の符号を付した部分は、実施例1と同様である。このため、実施例2の説明においては、実施例1と相違する部分を中心に説明する。
実施例1に記載する転がり軸受保持構造21では、外輪押さえ110の内径を、転がり軸受10aの外輪7aの肩の内径よりも、小さく形成する。また、外輪押さえ110の内径を、転動体8a及び転動体8bのピッチ円径よりも、小さく形成する。そして、外輪押さえ110の内径を、転がり軸受10aの内輪9aの肩の外径よりも、大きく形成する。
一方、実施例2に記載する転がり軸受保持構造22では、外輪押さえ110の内径を、図2にΦd2として示す、転がり軸受10aの内輪9aの肩(内輪肩)の外径(給油側油溜り3側の内輪9aの外径)よりも、小さく形成する。なお、外輪押さえ110の内径は、外輪押さえ110と内輪押さえ12と接触を回避するため、内輪押さえ12の外径よりも、大きく形成される。
そして、転がり軸受保持構造22では、外輪押さえ110に、図2には図示されない、給油側油溜り3と転がり軸受10aとの間で潤滑油を流通させる(給油側油溜り3から転がり軸受10aに流通させる、又は、転がり軸受10aから給油側油溜り3に流通させる)貫通孔や切欠きを形成する。
なお、この貫通孔や切欠きは、外輪押さえ110の下半分に形成されることが好ましい。また、特に、切欠きは、外輪押さえ110の内径側から外径側に向かって、内径側に切り込まれる。
つまり、実施例2では、特に、外輪押さえ110は、転がり軸受10aと給油側油溜り3との間に設置され、給油側油溜り3と転がり軸受10aとの間で潤滑油を流通させる貫通孔や切欠きを有し、外輪押さえ110の内径は、転がり軸受10aの内輪9aの肩の外径よりも小さく、内輪押さえ12の外径よりも大きく形成される。
なお、外輪押さえ110には、外輪押さえ110と内輪9aと接触を回避するため、転がり軸受10a側であって、外輪押さえ110の内径部分に、テーパ部が形成される。このテーパ部は、回転軸1の軸方向であって、内径側から外径側に向かって広がり、給油側油溜り3側から転がり軸受10a側に向かって広がる。
また、外輪押さえ110と内輪9aと接触を回避するため、外輪押さえ110と内輪9aとの間に、微小な隙間を形成してもよい。
実施例2によれば、給油側油溜り3と転がり軸受10aとの間の開口部は、外輪押さえ110と内輪9aと接触を回避するためのテーパ部又は/及び微小な隙間と、外輪押さえ110に形成される潤滑油を流通させる貫通孔や切欠きと、になる。
これにより、給油側油溜り3と転がり軸受10aとの間の開口部の面積を小さくすることができ、潤滑油に与えられる運動エネルギーを小さくすることができ、転がり軸受10a及び転がり軸受10bにおける軸受損失を低減することができる。
次に、実施例2に記載する切欠きを有する外輪押さえ110を説明する。
図3は、実施例2に記載する切欠きを有する外輪押さえ110を説明する正面図である。
この外輪押さえ110は、外輪押さえ110の下半分(鉛直方向下方半分)の内径側に下切欠き13と、外輪押さえ110の上半分(鉛直方向上方半分)の内径側に上切欠き14と、が形成される。そして、下切欠き13と上切欠き14とは、対向するように形成されることが好ましい。また、下切欠き13は、外輪押さえ110の下半分の内径側の最下端に形成され、上切欠き14は、外輪押さえ110の上半分の内径側の最上端に形成されることが好ましい。
下切欠き13と上切欠き14とは、外輪押さえ110の内径側から外径側に向かって、内径側に切り込まれる。
そして、下切欠き13の切り込み長さ(径方向長さ:外周縁)、及び、上切欠き14の切り込み長さ(径方向長さ:外周縁)は、それぞれ、転がり軸受10aの内輪9aの肩の外径(Φd2)よりも大きい。
更に、下切欠き13の切り込み長さ、及び、上切欠き14の切り込み長さは、それぞれ、転動体8a及び転動体8bのピッチ円径(Φd1)以上であり、転がり軸受10aの外輪7aの肩の内径(Φd)以下であることが好ましい。
そして、下切欠き13の切り込み幅(周方向長さ)、及び、上切欠き14の切り込み幅(周方向長さ)は、それぞれ、内輪9a上を回転する(内輪9aの円周上に設置される)転動体8aの直径の1倍~1.5倍であることが好ましい。つまり、転動体8aの直径をLとする場合、下切欠き13の切り込み幅、及び、上切欠き14の切り込み幅は、それぞれ、L~1.5Lであることが好ましい。
これにより、潤滑油に与えられる運動エネルギーを小さくすることができ、転がり軸受10a及び転がり軸受10bにおける軸受損失を低減することができる。
なお、給油側油溜り3に滞留する潤滑油は、回転機械100の始動時から、給油孔4を流通し、給油側油溜り3に流入し、徐々に、その潤滑油の量が増加する。そして、給油側油溜り3に滞留する潤滑油の油面が、下切欠き13の下端部(径方向の外径側)を越えるようになれば、潤滑油が、転がり軸受10a及び転がり軸受10bに供給される。
これにより、回転機械100の始動時から、潤滑油が、転がり軸受10a及び転がり軸受10bに供給されやすくなり、転がり軸受10a及び転がり軸受10b、つまり、回転機械100の信頼性が向上する。
次に、図3に記載するC-C´における外輪押さえ110を説明する。
図4は、図3に記載するC-C´における外輪押さえ110を説明する断面図である。
なお、図4において、外輪押さえ110の上側は、給油側油溜り3側であり、外輪押さえ110の下側は、転がり軸受10a側である。また、図4において、外輪押さえ110の左側(C)は、回転軸1の回転方向の上流側であり、外輪押さえ110の右側(C´)は、回転軸1の回転方向の下流側である。
外輪押さえ110は、下切欠き13と上切欠き14とを有する。
下切欠き13には、図4に示すように、その上流側であって、給油側油溜り3側に、回転軸1の回転方向の上流側から回転軸1の回転方向の下流側に向かって、内部に傾斜するテーパ状の傾斜部41が、形成される。つまり、外輪押さえ110の給油側油溜り3側の壁面は、回転軸1の回転方向に向かって、転がり軸受10a側に近づくような形状(傾斜部41)を有する。
また、下切欠き13には、図4に示すように、その下流側であって、転がり軸受10a側に、回転軸1の回転方向の下流側から回転軸1の回転方向の上流側に向かって、内部に傾斜するテーパ状の傾斜部42が、形成される。つまり、外輪押さえ110の転がり軸受10a側の壁面は、回転軸1の回転逆方向に向かって、給油側油溜り3側に近づくような形状(傾斜部42)を有する。
これにより、潤滑油に与えられる運動エネルギーを小さくすることができ、転がり軸受10a及び転がり軸受10bにおける軸受損失を低減することができると共に、給油側油溜り3から転がり軸受10aに潤滑油を流入しやすくすることができる。
また、上切欠き14には、図4に示すように、その上流側であって、転がり軸受10a側に、回転軸1の回転方向の上流側から回転軸1の回転方向の下流側に向かって、内部に傾斜するテーパ状の傾斜部43が、形成される。つまり、外輪押さえ110の転がり軸受10a側の壁面は、回転軸1の回転方向に向かって、給油側油溜り3側に近づくような(転がり軸受10a側から離れるような)形状(傾斜部43)を有する。
これにより、潤滑油に与えられる運動エネルギーを小さくすることができ、転がり軸受10a及び転がり軸受10bにおける軸受損失を低減することができると共に、転がり軸受10aから給油側油溜り3に潤滑油を流出しやすくすることができる。
次に、実施例2に記載する切欠きを有する外輪押さえ110が設置される転がり軸受保持構造22の概略構成を説明する。
図5は、実施例2に記載する切欠きを有する外輪押さえ110が設置される転がり軸受保持構造22の概略構成を説明する断面図である。
外輪押さえ110は、下切欠き13の回転軸1の回転方向の上流側において、外輪押さえ110の給油側油溜り3側の壁面は、回転軸1の回転方向に進むにつれ、転がり軸受10a側に近づくような形状(傾斜部41)を有し、下切欠き13の回転軸1の回転方向の下流側において、外輪押さえ110の転がり軸受10a側の壁面は、回転軸1の回転逆方向に進むにつれ、給油側油溜り3側に近づくような形状(傾斜部42)を有する。
このため、回転機械100の運転中は、図4及び図5の矢印Dに示すように、潤滑油は、給油側油溜り3から転がり軸受10aに流入される。そして、転がり軸受10a及び転がり軸受10bを冷却するために十分な潤滑油を、転がり軸受10a及び転がり軸受10bに供給することができる。
一方、転がり軸受10a及び転がり軸受10bに過剰に潤滑油が供給されると、内輪7a及び内輪7bと外輪9a及び外輪9bとに挟まれる空間に占める潤滑油の割合が大きくなり、転動体8a及び転動体8bが潤滑油を攪拌することにより発生する、転がり軸受10a及び転がり軸受10bにおける軸受損失が大きくなる場合がある。
そこで、外輪押さえ110は、上切欠き13の回転軸1の回転方向の上流側において、外輪押さえ110の転がり軸受10a側の壁面は、回転軸1の回転方向に進むにつれ、給油側油溜り3側に近づくような形状(傾斜部43)を有する。
このため、回転機械100の運転中は、図4及び図5の矢印Eに示すように、潤滑油は、転がり軸受10aから給油側油溜り3に流出される。これにより、内輪7a及び内輪7bと外輪9a及び外輪9bとに挟まれる空間に占める潤滑油の割合を低減することができ、転動体8a及び転動体8bが潤滑油を攪拌することにより発生する、転がり軸受10a及び転がり軸受10bにおける軸受損失を低減することができる。
そして、転がり軸受保持構造22は、給油側油溜り3と排油孔6とを連通するバイパス孔15を有してもよい。なお、バイパス孔15は、図示上、転がり軸受保持構造22の最下端に形成されているが、バイパス孔15の形成位置は、必ずしも転がり軸受保持構造22の最下端に限定されるものではない。
ここで、潤滑油の流れを簡単に説明する。
潤滑油は、回転機械100の運転中も、矢印Aに示すように、給油孔4を流通し、給油側油溜り3に流入する。
給油側油溜り3に滞留する潤滑油は、矢印Dに示すように、外輪押さえ110の下切欠き13を流通し、転がり軸受10a及び転がり軸受10bに供給される。転がり軸受10a及び転がり軸受10bに供給される潤滑油は、転動体8a及び転動体8bにより攪拌され、攪拌損失により、潤滑油に運動エネルギーが与えられ、温度が上昇する。
温度が上昇した潤滑油の一部は、矢印Eに示すように、外輪押さえ110の上切欠き14を流通し、給油側油溜り3に流出する。一方、温度が上昇した潤滑油の残部は、排油側油溜り5を流通し、矢印Bに示すように、排油孔6から流出する。
そして、外輪押さえ110の上切欠き14を流通し、給油側油溜り3に流出した潤滑油と給油孔4から流入する潤滑油とは混合され、矢印Dに示すように、外輪押さえ110の下切欠き13を流通し、転がり軸受10a及び転がり軸受10bに供給される。
これにより、内輪7a及び内輪7bと外輪9a及び外輪9bとに挟まれる空間に占める潤滑油の割合を低減すると共に、転がり軸受10a及び転がり軸受10bに、絶えず、温度が低い潤滑油を供給することができる。
また、給油側油溜り3に滞留する潤滑油の一部は、矢印Fに示すように、バイパス孔15を流通し、矢印Bに示すように、排油孔6から流出される。つまり、外輪押さえ110の上切欠き14を流通し、給油側油溜り3に流出した潤滑油と給油孔4から流入する潤滑油との一部は、バイパス孔15を流通し、矢印Bに示すように、排油孔6から流出される。
なお、バイパス孔15を流通する潤滑油の量は、概ね、外輪押さえ110の上切欠き14を流通し、給油側油溜り3に流出した潤滑油と同等である。
これにより、回転機械100の運転中において、給油側油溜り3に滞留する潤滑油の量を適正に維持すると共に、転がり軸受10a及び転がり軸受10bに、絶えず、温度が低い潤滑油を供給することができる。
実施例2によれば、少ない部材で、転がり軸受10a及び転がり軸受10bが支持する回転軸1を軸方向に拘束すると共に、転がり軸受10a及び転がり軸受10bにおける軸受損失を低減する転がり軸受保持構造22を提供することができる。
そして、実施例2に記載する転がり軸受保持構造22も、回転機械100に使用することができ、実施例2によれば、回転軸1は軸方向に拘束されると共に、転がり軸受における軸受損失が低減されるため、回転機械100の機械損失が低減され、回転機械100の効率低下が抑制され、効率の高い回転機械100を提供することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために、具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を有するものに限定されるものではない。
また、ある実施例の構成の一部を、他の実施例の構成の一部に置換することもできる。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を追加することもできる。また、各実施例の構成の一部について、それを削除し、他の構成の一部を追加し、他の構成の一部と置換することもできる。
1、1a…回転軸、2…ハウジング、3…給油側油溜り、4…給油孔、5…排油側油溜り、6…排油孔、7a、7b…外輪、8a、8b…転動体、9a、9b…内輪、10a、10b…転がり軸受、11、110…外輪押さえ、12…内輪押さえ、13…下切欠き、14…上切欠き、15…バイパス孔、21、22…転がり軸受保持構造、31、31a…スクリュー部、41、42、43…傾斜部、100…回転機械。

Claims (9)

  1. 回転軸を支持し、内輪と転動体と外輪とを有する転がり軸受と、前記転がり軸受を内包するハウジングと、前記転がり軸受の内輪を前記回転軸に固定する内輪押さえと、前記転がり軸受の外輪を前記ハウジングに固定する外輪押さえと、を有し、前記転がり軸受の軸方向の一方向側のハウジングには、前記転がり軸受に供給される潤滑油が溜まる給油側油溜りが形成される転がり軸受保持構造であって、
    前記外輪押さえは、前記転がり軸受と前記給油側油溜りとの間に設置され、前記給油側油溜りと前記転がり軸受との間で潤滑油を流通させる切欠きを有し、前記外輪押さえの内径は、前記内輪の肩の外径よりも小さく形成され
    前記外輪押さえは、転がり軸受側であって、その内径部分に、テーパ部が形成されることを特徴とする転がり軸受保持構造。
  2. 請求項1に記載する転がり軸受保持構造であって、
    前記外輪押さえの内径は、前記内輪押さえの外径よりも大きく形成されることを特徴とする転がり軸受保持構造。
  3. 請求項1に記載する転がり軸受保持構造であって、
    前記切欠きの切り込み長さは、前記内輪の肩の外径よりも大きく形成されることを特徴とする転がり軸受保持構造。
  4. 請求項3に記載する転がり軸受保持構造であって、
    前記切欠きの切り込み長さは、前記転動体のピッチ円径以上であり、前記外輪の肩の内径以下であることを特徴とする転がり軸受保持構造。
  5. 請求項1に記載する転がり軸受保持構造であって、
    前記切欠きは、前記外輪押さえの下半分の内径側に形成される下切欠きと、前記外輪押さえの上半分の内径側に形成される上切欠きと、によりなることを特徴とする転がり軸受保持構造。
  6. 請求項5に記載する転がり軸受保持構造であって、
    前記下切欠きは、その上流側の給油側油溜り側に、内部に傾斜するテーパ状の傾斜部を有することを特徴とする転がり軸受保持構造。
  7. 請求項5に記載する転がり軸受保持構造であって、
    前記下切欠きは、その下流側の転がり軸受側に、内部に傾斜するテーパ状の傾斜部を有することを特徴とする転がり軸受保持構造。
  8. 請求項5に記載する転がり軸受保持構造であって、
    前記上切欠きは、その上流側の転がり軸受側に、内部に傾斜するテーパ状の傾斜部を有することを特徴とする転がり軸受保持構造。
  9. 請求項1に記載する転がり軸受保持構造を有する回転機械。
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