JP7452817B2 - 電子体温計セット及び情報処理方法 - Google Patents

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Description

本開示は電子体温計セット及び情報処理方法に関する。
従来、体温計と、体温計を収容可能なケースとにより構成される体温計セットが知られている。例えば、特許文献1には、体温計が加熱ケースに収容された状態で体温計を加熱する体温計セットが記載されている。
実用新案登録第3141400号公報
電子体温計を、ケースとともに使用することにより、電子体温計を単独で用いる場合と比較して、電子体温計の機能を改善又は補填し得る。
本開示は、電子体温計の機能を改善又は補填可能な電子体温計セット及び情報処理方法を提供することを目的とする。
本開示の第1の態様としての電子体温計セットは、電子体温計と、前記電子体温計を収容可能なケースと、を含む電子体温計セットであって、前記電子体温計は、エンドキャップの温度を検出する温度計測部と、前記温度計測部で検出された温度に基づいて被測定者の検温の処理を実行する体温計制御部と、前記検温の処理に関する情報を前記ケースに送信する体温計通信部と、を備え、前記ケースは、前記電子体温計から前記情報を受信するケース通信部と、受信した前記情報に基づいて報知を行う報知部と、を備える。
本開示の1つの実施形態として、前記報知部は情報を表示する表示部を含んで構成される。
本開示の1つの実施形態として、前記報知部は、前記検温の進捗状況、前記検温の終了通知、及び前記検温の結果の少なくともいずれかを報知する。
本開示の1つの実施形態として、前記体温計通信部と前記ケース通信部とは、前記電子体温計が前記ケースに収容されていない状態において通信可能な状態となり、前記電子体温計が前記ケースに収容されている状態において通信しない状態となる。
本開示の1つの実施形態として、前記ケースは、前記電子体温計に電力を供給する給電部をさらに備え、前記電子体温計は、前記給電部から供給される電力を受電する受電部をさらに備える。
本開示の1つの実施形態として、前記電子体温計が前記ケースに収容された状態において、前記給電部から前記受電部に電力が供給される。
本開示の第2の態様としての情報処理方法は、電子体温計と前記電子体温計を収容可能なケースとを含む電子体温計セットにより実行される情報処理方法であって、前記電子体温計が、エンドキャップの温度を検出するステップと、前記電子体温計が、前記検出された温度に基づいて被測定者の検温の処理を実行するステップと、前記電子体温計が、前記検温の処理に関する情報を前記ケースに送信するステップと、前記ケースが、前記電子体温計から前記情報を受信するステップと、前記ケースが、受信した前記情報に基づいて報知を行うステップと、を含む。
本開示によれば、電子体温計の機能を改善又は補填可能な電子体温計セット及び情報処理方法を提供することができる。
一実施形態に係る電子体温計を裏側から見た外観斜視図である。 図1に例示される電子体温計を表側から見た外観斜視図である。 一実施形態に係るケースを表示部側から見た外観斜視図である。 ケースに電子体温計が収容された状態の電子体温計セットの外観斜視図である。 一実施形態に係る電子体温計セットの概略構成を示す機能ブロック図である。 図5の電子体温計セットによる検温の処理の一例を示すシーケンス図である。 図5の電子体温計が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図5のケースが実行する処理の一例を示すフローチャートである。 ケースによる他の外部装置との通信の状態を示す概略図である。
以下、本開示に係る電子体温計セット及び情報処理方法の実施形態について、図面を参照して説明する。各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
本実施形態に係る電子体温計セットは、電子体温計と、当該電子体温計を収容するケースとにより構成されている。
図1及び図2は、一実施形態に係る電子体温計の外観斜視図である。具体的には、図1は裏側から見た外観斜視図であり、図2は表側から見た外観斜視図である。なお、本明細書では、電子体温計1をケースに収容した際に、ケースに接触する側を、電子体温計1の裏側とし、その反対側を電子体温計1の表側とする。
図1及び図2に示されるように、本実施形態に係る電子体温計1は、本体ハウジング2と、尾部ハウジング3と、エンドキャップ4と、内部構造8とを備える。本体ハウジング2の一面(表面)には、体温計表示部7を設けてもよい。本体ハウジング2と、尾部ハウジング3と、エンドキャップ4とは、体温計筐体10と総称される。体温計筐体10は、内部構造8を収容する。
図3は、一実施形態に係るケースを表示部側から見た外観斜視図である。図3に示すように、本実施形態に係るケース21は、ケース筐体22と、ケース筐体22に設けられた表示部23及び操作入力部24を備える。ケース21には、ケース筐体22の一部に、電子体温計を収容可能に形成された収容溝25が設けられている。収容溝25は、体温計筐体10の少なくとも一部を収容する。好ましくは、体温計筐体10の容積の1/4~2/3が、収容溝25内に収容される。電子体温計1は、裏側が収容溝25を形成する面に接触するように収容溝25に収容されることにより、図4に示すようにケース21に収容することができる。すなわち、電子体温計1は、体温計表示部7と反対の側面が収容溝25に面するように、ケース21に収容される。例えば、電子体温計1と、ケース21とは、一方に磁石、他方に強磁性体、例えば鉄板を備えることで、磁石によるマグネット吸着で電子体温計1がケース21に収容されてよい。ケース21は、さらに、収容溝25、表示部23、操作入力部24を覆う蓋部を備えてもよいし、該蓋部を着脱式としてもよい。なお、蓋部の取付け方法としては、従来公知の手段を用いることができる。
図5は、一実施形態に係る電子体温計セットの概略構成を示す機能ブロック図である。図5に示すように、電子体温計セット41は、電子体温計1と、ケース21とを含んで構成されている。電子体温計1と、ケース21とは、有線又は無線により情報通信可能に接続することができるように構成されている。また、電子体温計1と、ケース21とは、接触又は非接触で、ケース21から電子体温計1に電力を供給可能に接続することができるように構成されている。
図5に示すように、電子体温計1は、体温計表示部7と、体温計制御部11と、記憶部12と、温度計測部13と、体温計通信部14と、受電部15と、体温計報知部16と、バッテリ17とを備える。電子体温計1が備える各機能ブロックには、バッテリ17から電力が供給される。
本明細書において、図1及び図2に示すように、電子体温計1の長軸方向をZ軸方向とする。Z軸の正の方向は電子体温計1の先端方向(すなわちエンドキャップ4側の方向)であり、Z軸の負の方向は尾部ハウジング3側の方向を指す。本明細書において、電子体温計1の厚み方向をY軸方向とする。Y軸の正の方向は、電子体温計1の表側の方向である。本明細書において、電子体温計1の長軸方向(Z軸方向)及び厚み方向(Y軸方向)に直交する方向をX軸方向とする。X軸方向は、本体ハウジング2の幅方向となる。
本体ハウジング2は、例えば、ブチレン・スチレン樹脂等の、耐衝撃性を有する熱可塑性樹脂で構成されてよい。尾部ハウジング3は、例えば、ハイインパクトスチロール樹脂等の、耐衝撃性を有する熱可塑性樹脂で構成されてよい。本体ハウジング2は、エンドキャップ4と反対側に開口部を有し、尾部ハウジング3によって封止される。尾部ハウジング3は、超音波融着又は接着剤等により、本体ハウジング2に取り付けられる。なお、尾部ハウジング3は、締結部材により本体ハウジング2に取り付けられてもよい。この場合、締結部材は、ボルト又はビス等の螺合部材であってよい。ただし、本体ハウジング2はこの構成に限られない。例えば、本体ハウジング2をZ方向に2分割して(すなわち、体温計表示部7側と、体温計表示部7側の反対の底面側)、それらを上下方向に融着することで形成してもよい。この場合、尾部ハウジング3は、本体ハウジング2の形成時に同時に成形される。
エンドキャップ4は、エンドキャップ4の内部に配置された温度計測部13を保護する。温度計測部13は、エンドキャップ4の温度を検出する。エンドキャップ4は、温度計測部13に対して被測定者の体温が伝導しやすいように、例えばステンレス等の金属部材に被覆された態様で構成される。エンドキャップ4は、被測定者が電子体温計1を腋に挟んで体温を測定する場合に、被測定者の腋下に接触する部材である。
なお、本明細書において、被測定者は、電子体温計1を用いて体温を測定する対象となる者であり、被測定者等は、被測定者の他、被測定者による体温の測定を補助する者等を含む。例えば、被測定者等には、被測定者の家族や医療従事者等が含まれる。
再び図5を参照すると、体温計表示部7は、体温計制御部11による制御に基づき、各種情報を表示する。体温計表示部7は、情報を表示可能な表示デバイスを含んで構成されている。表示デバイスは、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro-Luminescence Display)、又は無機ELディスプレイ(IELD:Inorganic Electro-Luminescence Display)等とすることができる。
体温計制御部11は、電子体温計1の各機能部をはじめとして、電子体温計1の全体を制御及び管理する。体温計制御部11は、少なくとも1つのプロセッサを含んで構成される。体温計制御部11は、制御手順を規定したプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ又は各機能の処理に特化した専用のプロセッサで構成される。このようなプログラムは、記憶部12又は電子体温計1の外部の記憶媒体に記憶されている。
本実施形態において、体温計制御部11は、温度計測部13で検出される温度に基づいて被測定者の検温の処理を実行する。また、体温計制御部11は、検温の処理に関する情報を、体温計通信部14を介してケース21に送信する。検温の処理に関する情報は、電子体温計1が実行する検温の処理に関連する情報である。検温の処理に関する情報は、例えば、検温の進捗状況を示す情報、検温が終了したことを示す情報、及び検温の結果に関する情報を含んでよい。検温の進捗状況を示す情報は、検温の進行の程度を表す情報である。また、検温の結果に関する情報は、電子体温計1が温度計測部13で検出した温度から算出した被測定者の体温である。体温計制御部11が実行する処理の詳細については、後述する。
記憶部12は、半導体メモリ又は磁気メモリ等で構成することができる。記憶部12は、例えば、各種情報、及び電子体温計1を動作させるためのプログラム等を記憶する。記憶部12は、ワークメモリとしても機能してもよい。
温度計測部13は、エンドキャップ4の温度を検出する。温度計測部13は、温度を検出する温度センサを含んで構成される。温度計測部13は、公知の電子温度計における温度計測部と同様の構成を有していてよい。温度計測部13は、検出した温度の情報を体温計制御部11に出力可能に構成されている。
体温計通信部14は、電子体温計1とケース21とが有線又は無線により情報通信可能に接続された状態で、外部の装置であるケース21と情報の送受信を行う。例えば、体温計通信部14は、検温の処理に関する情報を、ケース21に送信する。
体温計通信部14は、例えばインターネット等のネットワークを介してケース21と情報通信可能に接続されてもよく、特定の通信規格により情報通信可能に接続されていてもよい。電子体温計1と、ケース21とは、常に情報通信可能に接続されていてもよく、所定の条件下において情報通信可能に接続されてもよい。
受電部15は、接触又は非接触で、ケース21から電子体温計1に電力を供給可能に接続された状態で、ケース21から供給される電力を受電する。具体的には、受電部15は、ケース21が備える後述する給電部35から供給される電力を受電する。受電部15は、所定の条件下において、給電部35から電力を受電可能となるように構成されていてよい。例えば、受電部15は、電子体温計1がケース21に収容された状態において、給電部35からの電力が受電可能となるように構成されていてよい。この場合、受電部15は、電子体温計1がケース21に収容されていない状態において、電力が受電できないように構成されていてよい。
体温計報知部16は、被測定者等に情報を報知する。体温計報知部16は、音、振動又は画像等により情報を報知可能である。体温計報知部16は、例えばスピーカを含んで構成され、音により情報を報知してよい。体温計報知部16は、例えば振動子を含んで構成され、振動により情報を報知してもよい。体温計報知部16は、体温計表示部7を含んで構成されていてもよい。この場合、体温計表示部7が体温計報知部16としても機能し、画像を表示することにより情報を報知してもよい。体温計報知部16は、例えば上述したように、検温の進捗状況、検温の終了通知、及び検温の結果の少なくともいずれかを報知する。
ケース21は、ケース制御部31と、記憶部32と、報知部33と、ケース通信部34と、給電部35と、表示部23と、操作入力部24と、を備える。ケース21が備える各機能ブロックには、電力が供給される。電力は、ケース筐体22内に設けられた、図示しないバッテリから供給されてよい。あるいは、電力は、外部電力源から、電源ケーブルを介してケース21に供給されてもよい。
ケース制御部31は、ケース21の各機能部をはじめとして、ケース21の全体を制御及び管理する。ケース制御部31は、少なくとも1つのプロセッサを含んで構成される。ケース制御部31は、制御手順を規定したプログラムを実行するCPU等のプロセッサ又は各機能の処理に特化した専用のプロセッサで構成される。このようなプログラムは、記憶部32又はケース21の外部の記憶媒体に記憶されている。
本実施形態において、ケース制御部31は、電子体温計1から受信した情報に基づいて、報知部33から報知を行う。例えば、ケース制御部31は、検温の進捗状況、検温の終了通知、及び検温の結果の少なくともいずれかを報知する。検温の進捗状況、検温の終了通知、及び検温の結果は、それぞれ、上述した電子体温計1が送信する、検温の進捗状況を示す情報、検温が終了したことを示す情報、及び検温の結果に関する情報に対応する。ケース制御部31は、検温の進捗状況を示す情報に基づいて検温の進捗状況を報知し、検温が終了したことを示す情報に基づいて検温の終了通知を報知し、検温の結果に関する情報に基づいて検温の結果を報知する。
なお、ケース制御部31は、検温の進捗状況、検温の終了通知、及び検温の結果の少なくともいずれかを報知すればよいが、本実施形態では、ケース制御部31が、検温の進捗状況、検温の終了通知、及び検温の結果の全てを報知するとして、以下説明する。ケース制御部31が実行する処理の詳細については、後述する。
記憶部32は、半導体メモリ又は磁気メモリ等で構成することができる。記憶部32は、例えば、各種情報、及びケース21を動作させるためのプログラム等を記憶する。記憶部32は、ワークメモリとしても機能してもよい。記憶部32は、例えば、電子体温計1から受信した、被測定者の検温の結果を記憶してよい。記憶部32は、例えば、被測定者の検温の結果を、履歴として記憶することができる。
報知部33は、被測定者等に情報を報知する。報知部33は、音、振動又は画像等により情報を報知可能である。報知部33は、例えばスピーカを含んで構成され、音により情報を報知してよい。報知部33は、例えば振動子を含んで構成され、振動により情報を報知してもよい。報知部33は、表示部23を含んで構成されていてもよい。この場合、表示部23が報知部33としても機能し、画像を表示することにより情報を報知してもよい。報知部33は、例えば上述したように、検温の進捗状況、検温の終了通知、及び検温の結果の少なくともいずれかを報知する。
ケース通信部34は、電子体温計1とケース21とが有線又は無線により情報通信可能に接続された状態で、外部の装置である電子体温計1と情報の送受信を行う。例えば、ケース通信部34は、電子体温計1が送信した、検温の進捗状況を示す情報、検温が終了したことを示す情報、及び検温の結果に関する情報を受信する。
ケース通信部34は、例えばインターネット等のネットワークを介して電子体温計1と情報通信可能に接続されてもよく、特定の通信規格により情報通信可能に接続されていてもよい。体温計通信部14とケース通信部34とは、例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線、NFC(Near Field Communication)、無線LAN(Local Area Network)、有線LAN若しくはその他任意の通信媒体又はこれらの任意の組み合わせにより通信を行うことができる。
電子体温計1とケース21とは、体温計通信部14とケース通信部34とにより常に情報通信可能に接続されていてもよく、所定の条件下において情報通信可能に接続されてもよい。例えば、体温計通信部14とケース通信部34とは、電子体温計1がケース21に収容されていない状態において通信可能な状態となり、電子体温計1がケース21に収容されている状態において通信しない状態となってよい。これにより、電子体温計1とケース21とは、電子体温計1がケース21から取り出された、電子体温計により検温が行われることが想定される状態でのみ、通信可能となる。これにより、必要のない場合には通信を行わずに電力消費を抑え、必要な場合に通信ができるようになる。
給電部35は、接触又は非接触で、ケース21から電子体温計1に電力を供給可能に接続された状態で、電子体温計1に電力を給電する。給電部35は、電子体温計1の受電部15に電力を供給する。給電部35は、所定の条件下において、受電部15に電力を供給可能となるように構成されていてよい。例えば、給電部35は、電子体温計1がケース21に収容された状態において、受電部15に電力が供給可能となるように構成されていてよい。この場合、給電部35は、電子体温計1がケース21への収容が不完全な状態において、電力を給電できないように構成されていてよい。
例えば、接触式の給電を行う場合、電子体温計1とケース21とは、接点6と、それに対応するポゴピン26とから構成されるコンタクト部を介して電気的に接続される。電子体温計1の裏面と、ケース21の収容溝25とに、それぞれ接点6と、それに対応するポゴピン26とが設けられており、電子体温計1がケース21に収容された状態において、電子体温計1の接点6と、ケース21のポゴピン26の可動部とが接触することにより、接点6及びポゴピン26を介して、ケース21の給電部35から電子体温計1の受電部15に電力が供給されてよい。また、電子体温計1の裏面にポゴピンが、ケース21の収容溝25に接点が、それぞれ設けられていてもよい。ただし、ケース21から電子体温計1への電力の供給方法は、これに限られず、公知の電力の供給方法が用いられてよい。
表示部23は、ケース制御部31による制御に基づき、各種情報を表示する。表示部23は、情報を表示可能な表示デバイスを含んで構成されている。表示デバイスは、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro-Luminescence Display)、又は無機ELディスプレイ(IELD:Inorganic Electro-Luminescence Display)等とすることができる。
操作入力部24は、被測定者等からの操作入力を受け付ける。操作入力部24は、例えば図3に一例として示すように、操作ボタンにより構成されていてよい。操作入力部24は、例えば操作キーにより構成されていてもよい。また、操作入力部24は、例えばタッチスクリーンにより構成されていてもよい。ケース制御部31は、操作入力部24に入力された操作に基づき、処理を実行する。
次に、電子体温計セット41が実行する検温の処理の一例について、図6を参照しながら説明する。図6のシーケンスの開始時点において、電子体温計1は、ケース21に収容された状態であるとする。このとき、電子体温計1及びケース21の電源はオフの状態であり、電子体温計1とケース21との間の通信は確立されていない状態であるとする。ここで電子体温計1がオフの状態とは、温度計測部13、体温計通信部14、及び体温計表示部7の動作を停止した状態をいう。このとき、体温計制御部11は、後述する、電子体温計1のケース21からの取り出しを検出するために電子体温計1のコンタクト部での検出動作を維持するが、動作周波数を低下させた低消費電力モードの状態にあってよい。また、電子体温計1がオフの状態において、停止する動作は、電子体温計1をケース21に収容した状態で実現する機能に応じて適宜選択されてよい。例えば、電子体温計1がオフの状態において、体温計表示部7が充電状態を表示してもよいし、直前に測定した体温を表示してもよい。ケース21がオフの状態とは、表示部23、ケース通信部34の動作を停止した状態をいう。このとき、ケース制御部31は、後述する、電子体温計1のケース21からの取り出しを検出するためにケース21のコンタクト部での検出動作を維持するが、動作周波数を低下させた低消費電力モードの状態にあってよい。また、オフの状態において、停止する動作は、電子体温計1をケース21に収容した状態で実現する機能に応じて適宜選択されてよい。例えば、オフの状態において、表示部23が電子体温計1の充電状態を表示してもよいし、直前に測定した体温を表示してもよい。
被測定者等は、電子体温計1を用いて被測定者の体温を測定しようとする場合、まず、電子体温計1をケース21から取り出す。電子体温計1がケース21から取り出されると、コンタクト部(接点6とポゴピン26と)が接触していない状態となる。電子体温計1は、接点6がポゴピン26と接触しない状態になったことを検出すると、電子体温計1の電源をオンの状態にする(ステップS1)。また、ケース21は、ポゴピン26が接点6と接触していない状態になったことを検出すると、ケース21の電源をオンの状態にする(ステップS1)。このとき、接点6とポゴピン26との接触の状態の検出に使用されるコンタクト部は、接触式の給電を行う場合に使用されるコンタクト部と共通としてもよいし、別途独立して設けてもよい。コンタクト部を共通とした場合には、電子体温計1では、受電部15の受電電流あるいは受電電圧を、ケース21では、給電部35の給電電流あるいは給電電圧を測定することにより、接点6とポゴピン26との接触状態を検出することができる。コンタクト部を別途独立して設けた場合には、従来公知の技術を利用することができ、例えば、体温計1とケース21のそれぞれのコンタクト部において、相手方のコンタクト部が印加する、あらかじめ設定された電気的特性(電圧、電流、インピーダンス)を測定することにより、接点6とポゴピン26との接触状態を検出することができる。また、コンタクト部の接点6とポゴピン26に圧力センサをそれぞれ設け、接点6またはポゴピン26の接触により発生する圧力を測定することにより、接点6とポゴピン26との接触状態を検出することができる。また、体温計1の体温計筐体10の内部と、ケース21のケース筐体22の内部に、体温計1がケース21に収容された状態において、互いに相手方の磁石の磁界が検出できるように、コンタクト部として磁石とホール素子を設置することで、体温計1がケース21に収容された状態を検出することができる。この場合、コンタクト部の磁石は、体温計1をケース21に収容する際の吸着に使用する磁石と共通としてもよい。
なお、電子体温計1及びケース21は、必ずしも、接点6とポゴピン26とが接触していない状態となったことを検出した場合に、電源をオンの状態にしなくてもよい。電子体温計1及びケース21は、他の判断基準に基づいて電源をオンの状態にしてもよい。例えば、電子体温計1は、所定の振動を検出した場合に電源をオンの状態にしてもよく、電子体温計1が操作ボタンを備える場合には、操作ボタンに対する所定の入力操作を検出した場合に電源をオンの状態にしてもよい。ケース21も同様に、例えば、操作入力部24に対する所定の入力操作を検出した場合に、電源をオンの状態にしてもよい。ここで電源がオンの状態とは、電源がオフの状態で停止していた動作を実施することである。電源がオフの状態で電子体温計1の体温計制御部11、ケース21のケース制御部31が低消費電力モードにあるときは、低消費電力モードから通常モードにすることを、電源をオンの状態とすることと取り扱ってよい。
電子体温計1及びケース21の電源がオンの状態になると、電子体温計1とケース21との間で通信が確立される(ステップS2)。これにより、電子体温計1とケース21とが情報通信可能に接続された状態となる。
そして、電子体温計1は、被測定者の検温を開始する(ステップS3)。電子体温計1は、例えばエンドキャップ4の温度上昇を検出した場合に、電子体温計1が被測定者の腋に挟まれたとして、検温を開始してよい。
電子体温計1は、検温を行っている間、検温の進捗状況を示す情報を、体温計通信部14を介してケース21に送信する(ステップS4)。
ケース21は、電子体温計1から検温の進捗状況を示す情報を受信すると、検温の進捗状況を報知部33から報知する(ステップS5)。ケース21は、例えば表示部23に検温の進捗状況を表示することにより、進捗状況を報知できる。進捗状況は、例えば、検温開始から、予想される検温終了までの時間のうち、どの程度の割合まで検温が終了したか、又は検温終了までどの程度の割合が残っているかを示す情報であってよい。進捗状況は、予想される検温終了までの残り時間であってもよい。
電子体温計1とケース21とは、電子体温計1による検温が終了するまで、ステップS4とステップS5とを繰り返す。この間、電子体温計1の体温計表示部7にも検温の進捗状況を表示させてもよい。その際は、表示部23と体温計表示部7との表示内容を同一にしてもよいし、異なっていてもよい。
電子体温計1は、被測定者の体温の算出が終了すると、検温を終了する(ステップS6)。
そして、電子体温計1は、検温が終了したことを示す情報を、体温計通信部14を介してケース21に送信する(ステップS7)。
ケース21は電子体温計1から検温が終了したことを示す情報を受信すると、検温の終了通知を報知部33から報知する(ステップS8)。被測定者等は、報知部33の報知により、検温が終了したことを認識できる。
電子体温計1は、検温の結果に関する情報を、体温計通信部14を介してケース21に送信する(ステップS9)。
ケース21は、電子体温計1から検温の結果に関する情報を受信すると、検温の結果を報知部33から報知する(ステップS10)。例えば、ケース21は、検温の結果としての被測定者の体温を、表示部23に数値として表示することにより、検温の結果を報知することができる。なお、電子体温計1の体温計表示部7にも、検温結果としての被測定者の体温を表示させてもよい。
被測定者等が、電子体温計1をケース21に収容すると、電子体温計1とケース21との通信が切断される(ステップS11)。例えば、電子体温計1及びケース21は、接点6とポゴピン26とが接触した状態となったことを検出した場合に、通信を切断してよい。
また、電子体温計1がケース21に収容されると、電子体温計1及びケース21は、電源をオフの状態にする(ステップS12)。
そして、ケース21は、給電部35から電力を供給する(ステップS13)。電子体温計1はケース21から供給される電力を、受電部15で受電し、電子体温計1内に設けられたバッテリ17に蓄電する。
図7は、図6のシーケンスを参照して説明した検温の処理において、電子体温計1が実行する処理の具体的な一例を示すフローチャートである。図7に示すフローは、電子体温計1の体温計制御部11により実行される。図7のフローの開始時点において、電子体温計1は、ケース21に収容された状態であり、電源がオフの状態であるとする。
まず、体温計制御部11は、電子体温計1がケース21から取り出されたか否かを判定する(ステップS21)。具体的には、体温計制御部11は、接点6がポゴピン26と接触していない状態となったか否かを判定する。
体温計制御部11は、電子体温計1がケース21から取り出されていないと判定した場合(ステップS21のNo)、電子体温計1がケース21から取り出されたと判定するまでステップS21を繰り返す。
体温計制御部11は、電子体温計1がケース21から取り出されたと判定した場合(ステップS21のYes)、電子体温計1の電源をオンの状態にする(ステップS22)。
そして、体温計制御部11は、体温計通信部14における、ケース21との通信を確立する(ステップS23)。
体温計制御部11は、所定の条件が満たされた場合に検温を開始する。検温を開始するための所定の条件、及び、検温の方法については、従来公知の電子体温計と同様であってよい。例えば、体温計制御部11は、エンドキャップ4の温度上昇を検出したか否かを判定する(ステップS24)。具体的には、体温計制御部11は、温度計測部13から取得した温度が上昇しているか否かを判定する。体温計制御部11は、例えば温度計測部13から取得した温度が、予め設定された所定温度以上上昇した場合に、温度上昇を検出したと判定することができる。
体温計制御部11は、エンドキャップ4の温度上昇を検出していないと判定した場合(ステップS24のNo)、エンドキャップ4の温度上昇を検出したと判定するまで、ステップS24を繰り返す。
体温計制御部11は、エンドキャップ4の温度上昇を検出したと判定した場合(ステップS24のYes)、被測定者の検温を開始する(ステップS25)。
体温計制御部11は、ステップS25で被測定者の検温を開始すると、検温の進捗状況を示す情報を、体温計通信部14からケース21に送信する(ステップS26)。ケース21では、電子体温計1から送信される検温の進捗状況を示す情報に基づき、検温の進捗状況が報知される。
そして、体温計制御部11は、被測定者の検温が終了したか否かを判定する(ステップS27)。検温が終了したか否かの判定基準は、予測の検温を行うか、実測の検温を行うかに応じて、適宜定めることができる。予測の検温が行われる場合、体温計制御部11は、被測定者の体温の予測が成立した場合に、検温が終了したと判定できる。被測定者の体温の予測が成立した場合とは、被測定者の体温を所定以上の精度で予測できたと判定した場合をいい、具体的には、従来公知の予測検温の方法を用いることができる。実測の検温が行われる場合、体温計制御部11は、検温開始から所定時間(例えば4分)が経過した後に温度低下が見られた場合に実測の検温が終了したと判定できる。この場合、実測の検温結果は、検温開始から所定時間の間に体温計制御部11が観測した最高温度である。あるいは、体温計制御部11は、実測の検温において、温度計測部13から取得した温度が一定時間変化せず、平衡に達したと判定した場合に、検温が終了したと判定してもよい。
体温計制御部11は、被測定者の検温が終了していないと判定した場合(ステップS27のNo)、ステップS26に移行して、被測定者の検温を継続する。
体温計制御部11は、被測定者の検温が終了したと判定した場合(ステップS27のYes)、検温を終了し、検温が終了したことを示す情報を、体温計通信部14からケース21に送信する(ステップS28)。ケース21では、電子体温計1から送信される検温が終了したことを示す情報に基づき、検温の終了通知が報知される。
そして、体温計制御部11は、検温の結果に関する情報を、体温計通信部14からケース21に送信する(ステップS29)。ケース21では、電子体温計1から送信される検温の結果に関する情報に基づき、検温の結果が報知される。
次に、体温計制御部11は、電子体温計1がケース21に収容されたか否かを判定する(ステップS30)。具体的には、体温計制御部11は、接点6がポゴピン26と正しく接触している状態となったか否かを判定する。
体温計制御部11は、電子体温計1がケース21に収容されていないと判定した場合(ステップS30のNo)、電子体温計1がケース21に収容されたと判定するまでステップS30を繰り返す。
体温計制御部11は、電子体温計1がケース21に収容されたと判定した場合(ステップS30のYes)、体温計通信部14を介したケース21との通信を切断する(ステップS31)。
また、体温計制御部11は、電子体温計1の電源をオフの状態にする(ステップS32)。
体温計制御部11は、ケース21の給電部35から供給される電力を受電部15から受電することにより電力供給を受ける(ステップS33)。体温計制御部11は供給された電力を、電子体温計1内のバッテリ17に蓄電する。
図8は、図6のシーケンスを参照して説明した検温の処理において、ケース21が実行する処理の具体的な一例を示すフローチャートである。図8に示すフローは、ケース21のケース制御部31により実行される。図8のフローの開始時点において、電子体温計1は、ケース21に収容された状態であり、ケース21の電源がオフの状態であるとする。
まず、ケース制御部31は、電子体温計1がケース21から取り出されたか否かを判定する(ステップS41)。具体的には、ケース制御部31は、ポゴピン26が接点6と接触していない状態となったか否かを判定する。
ケース制御部31は、電子体温計1がケース21から取り出されていないと判定した場合(ステップS41のNo)、電子体温計1がケース21から取り出されたと判定するまでステップS41を繰り返す。
ケース制御部31は、電子体温計1がケース21から取り出されたと判定した場合(ステップS41のYes)、ケース21の電源をオンの状態にする(ステップS42)。
そして、体温計制御部11は、体温計通信部14における、ケース21との通信を確立する(ステップS43)。
その後、電子体温計1が検温を開始すると、電子体温計1から、検温の進捗状況を示す情報が送信される。ケース制御部31は、ケース通信部34を介して、電子体温計1から検温の進捗状況を示す情報を受信したか否かを判定する(ステップS44)。
ケース制御部31は、検温の進捗状況を示す情報を受信したと判定した場合(ステップS44のYes)、受信した検温の進捗状況を示す情報に基づいて、検温の進捗状況を報知部33から報知する(ステップS45)。そして、ステップS46に移行する。
ケース制御部31は、検温の進捗状況を示す情報を受信していないと判定した場合(ステップS44のNo)、ステップS45を実行せずに、ステップS46に移行する。
ケース制御部31は、ケース通信部34を介して、電子体温計1から検温が終了したことを示す情報を受信したか否かを判定する(ステップS46)。電子体温計1において検温が終了した場合、電子体温計1から、検温が終了したことを示す情報が送信される。
ケース制御部31は、検温が終了したことを示す情報を受信していないと判定した場合(ステップS46のNo)、ステップS44に移行する。
ケース制御部31は、検温が終了したことを示す情報を受信したと判定した場合(ステップS46のYes)、検温が終了したことを示す情報に基づいて、検温の終了通知を報知部33から報知する(ステップS47)。
ケース制御部31は、ケース通信部34を介して、電子体温計1から検温の結果に関する情報を受信したか否かを判定する(ステップS48)。電子体温計1において検温が終了すると、電子体温計1から、検温の結果に関する情報が送信される。
ケース制御部31は、検温の結果に関する情報を受信していないと判定した場合(ステップS48のNo)、検温の結果に関する情報を受信したと判定するまでステップS48を繰り返す。
ケース制御部31は、検温の結果に関する情報を受信したと判定した場合(ステップS48のYes)、検温の結果に関する情報に基づいて、検温の結果を報知部33から報知する(ステップS49)。
次に、ケース制御部31は、電子体温計1がケース21に収容されたか否かを判定する(ステップS50)。具体的には、ケース制御部31は、コンタクト部の接触状態、すなわち、ポゴピン26が接点6と接触している状態となったか否かを判定する。
ケース制御部31は、電子体温計1がケース21に収容されていないと判定した場合(ステップS50のNo)、電子体温計1がケース21に収容されたと判定するまでステップS50を繰り返す。
ケース制御部31は、電子体温計1がケース21に収容されたと判定した場合(ステップS50のYes)、ケース通信部34を介した電子体温計1との通信を切断する(ステップS51)。
また、ケース制御部31は、ケース21の電源をオフの状態にする(ステップS52)。
ケース制御部31は、給電部35から電子体温計1に電力を供給する(ステップS53)。このようにして、電子体温計1がケース21に収容されている状態で、ケース21から電子体温計1に給電が行われる。
このように、本実施形態に係る電子体温計セット41では、電子体温計1が被測定者の検温を行い、検温の処理に関する情報をケース21に送信する。ケース21は、受信した検温の処理に関する情報に基づき、報知部33から報知を行う。電子体温計1が単独で報知を行う場合には、電子体温計1に搭載可能な体温計表示部7の大きさの制約や、報知部33に供給可能な電力の制約等から、被測定者等が情報を認知しにくい場合がある。しかしながら、本実施形態のように、ケース21の報知部33が報知を行うことにより、これらの制約が緩和され、より被測定者等が認知しやすい態様で、情報を報知することができる。このようにして、電子体温計セット41は、電子体温計1を単体で用いる場合と比較して、その機能を改善又は補填することができる。
上記実施形態では、電子体温計1が体温計表示部7を備えるとして説明したが、電子体温計1の形態はこれに限られない。電子体温計1は、体温計表示部7を備えない形態としても実施可能である。
このように、電子体温計1が体温計表示部7を備えない場合、電子体温計1は、被測定者の検温を行い、検温の処理に関する情報をケース21に送信する。ケース21は、受信した検温の処理に関する情報に基づき、報知部33から報知を行う。そのため、電子体温計セット41では、電子体温計1が体温計表示部7を備えない場合、電子体温計1から報知を行わないため、電子体温計1は報知を行うための機構(表示を含む報知部)を有さないか、あるいは、報知用ブザーを省略することができる。これにより、電子体温計1が消費する電力は、電子体温計1が報知部を有する場合と比較して少なくなる。つまり、電子体温計1は、より小型のバッテリで動作することができる。このように、電子体温計1は、報知部を備えなくてよいため、小型のバッテリを使用することができる。このため、電子体温計1を小型化することができる。一方で、ケース21が報知を行うことにより、電子体温計1が報知を行う場合(電子体温計1が体温計表示部7を備える場合)と比較して、例えばより大音量での音による報知を行ったり、より大型の表示デバイスを用いた表示を行ったりしやすくなる。これにより、被測定者等がより認識しやすい態様で報知を行うことができる。このようにして、電子体温計セット41は、電子体温計1を単体で用いる場合と比較して、その機能を改善又は補填することができる。
上記実施形態において、ケース21は電子体温計1と通信可能に接続されると説明したが、ケース21は、さらに他の外部装置と通信可能に接続されてもよい。例えば、図9に概略図として示すように、ケース21は、他の外部機器51と通信可能に接続されてよい。外部機器51は、例えば、スマートフォン、タブレット、又はコンピュータ等により構成されている。ケース21は、ケース通信部34からネットワークを介して外部機器51と通信可能に接続されてよい。ケース21は、例えば被測定者等による操作入力部24への所定の入力操作に基づいて、外部機器51と接続されてよい。ケース21は、外部機器51と接続された状態で、例えば記憶部32に記憶された被測定者の検温の結果の履歴のデータを外部機器51に送信する。これにより、検温の結果の履歴が外部機器51で閲覧可能になる。
本開示に係る電子体温計セット41は、上述した実施形態で特定された構成に限定されず、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部又はステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
本発明は、電子体温計セット及び情報処理方法に関する。
1:電子体温計
2:本体ハウジング
3:尾部ハウジング
4:エンドキャップ
6:接点
7:体温計表示部
8:内部構造
10:体温計筐体
11:体温計制御部
12、32:記憶部
13:温度計測部
14:体温計通信部
15:受電部
16:体温計報知部
17:バッテリ
21:ケース
22:ケース筐体
23:表示部
24:操作入力部
25:収容溝
26:ポゴピン
31:ケース制御部
33:報知部
34:ケース通信部
35:給電部
41:電子体温計セット
51:外部機器

Claims (7)

  1. 電子体温計と、前記電子体温計を収容可能なケースと、を含む電子体温計セットであって、
    前記電子体温計は、
    エンドキャップの温度を検出する温度計測部と、
    前記温度計測部で検出された温度に基づいて被測定者の検温の処理を実行する体温計制御部と、
    前記検温の進捗状況を含む前記検温の処理に関する情報を前記ケースに送信する体温計通信部と、
    を備え、
    前記ケースは、
    前記電子体温計から前記情報を受信するケース通信部と、
    受信した前記情報に基づいて、前記検温の進捗状況を含む報知を行う報知部と、
    を備える、電子体温計セット。
  2. 前記報知部は情報を表示する表示部を含んで構成される、請求項1に記載の電子体温計セット。
  3. 前記報知部は、前記検温の終了通知、及び前記検温の結果の少なくともいずれかを報知する、請求項1又は2に記載の電子体温計セット。
  4. 前記体温計通信部と前記ケース通信部とは、前記電子体温計が前記ケースに収容されていない状態において通信可能な状態となり、前記電子体温計が前記ケースに収容されている状態において通信しない状態となる、請求項1から3のいずれか一項に記載の電子体温計セット。
  5. 前記ケースは、前記電子体温計に電力を供給する給電部をさらに備え、
    前記電子体温計は、前記給電部から供給される電力を受電する受電部をさらに備える、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の電子体温計セット。
  6. 前記電子体温計が前記ケースに収容された状態において、前記給電部から前記受電部に電力が供給される、請求項5に記載の電子体温計セット。
  7. 電子体温計と前記電子体温計を収容可能なケースとを含む電子体温計セットにより実行される情報処理方法であって、
    前記電子体温計が、エンドキャップの温度を検出するステップと、
    前記電子体温計が、前記検出された温度に基づいて被測定者の検温の処理を実行するステップと、
    前記電子体温計が、前記検温の進捗状況を含む前記検温の処理に関する情報を前記ケースに送信するステップと、
    前記ケースが、前記電子体温計から前記情報を受信するステップと、
    前記ケースが、受信した前記情報に基づいて、前記検温の進捗状況を含む報知を行うステップと、
    を含む、情報処理方法。
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