JP7452472B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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本開示は、例えば、レーダ装置に使用されるアンテナ装置であり、そのレーダ反射断面積(RCS:Radar Cross Section)を低減させる機能を有するアンテナ装置に関するものである。
ミサイルや航空機等に搭載されるレーダ用アンテナは、その探知距離性能を高めるため、ターゲットからの電波の到来方向に対して正対させて設置されることが多い。そのため、レーダ用アンテナとして、例えば、パッチアレーアンテナのような平面アンテナを用いる場合、ターゲットからの電波の到来方向に対して大きなRCSを有することになり、ターゲットから自身の位置を検出されやすくなる。したがって、ターゲットから自身の位置を検出されないように、アンテナ装置のRCSを小さくすることが求められている。
アンテナ装置のRCSを低減する方法として、例えば、特許文献1に示すように、アンテナ装置の前に周波数選択面(FSS:Frequency Selective Surface)を備え、アンテナ装置自身が放射する周波数帯のみ透過させ、その他の周波数帯は反射させる遮蔽板を持つ方法が知られている。
特開2001-298322号公報
上述したような、従来のアンテナ装置は、自身のアンテナ装置から送信する電波の周波数帯から十分離れた周波数帯では、FSSを有する遮蔽板の遮蔽効果によりアンテナ装置のRCSを低減することができる。しかしながら、自身のアンテナ装置から送信される電波の周波数帯では、FSSを有する遮蔽板を電波が透過するため、アンテナ装置のRCSを低減することができない。またアンテナ装置から放射される電波の周波数帯近傍においても、FSSを有する遮蔽板による遮蔽効果が十分ではなく、アンテナ装置のRCSが低減できない問題があった。
本開示は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、自身のアンテナ装置から放射される電波の周波数帯及びその近傍の周波数帯を含め、RCSを低減することができるアンテナ装置を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示のアンテナ装置は、外部から到来する電波と正対する方向に向けて配置される第1の基板と、外部から到来する電波に対して、第1の基板の前面に傾斜をなして配置される第2の基板と、第1の基板と第2の基板の間に充填され、外部から到来する電波を吸収する電波吸収体と、第2の基板から外部に対して電波を放射し、外部から到来する電波を到来方向とは異なる方向に反射する、第2の基板の正面視において離散的に配列された複数のアンテナ部と、を備えることを特徴とする。
本開示によるアンテナ装置によれば、自身のアンテナ装置から放射される電波の周波数帯及びその近傍の周波数帯を含め、RCSを低減することができる。
実施の形態1に係るアンテナ装置の正面図である。 実施の形態1に係るアンテナ装置の断面図である。 実施の形態2に係るアンテナ装置の正面図である。 実施の形態2に係るアンテナ装置の断面図である。 実施の形態3に係るアンテナ装置の正面図である。 実施の形態3に係るアンテナ装置の断面図である。 実施の形態4に係るアンテナ装置の正面図である。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。な
お、以下に説明される実施の形態により本開示が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1、図2を参照して、本開示の実施の形態1に係るアンテナ装置10について説明する。図1は実施の形態1に係るアンテナ装置10の正面図である。図2は、図1におけるA-A線での、実施の形態1に係るアンテナ装置10の断面図である。
アンテナ装置10は、第1の基板30、電波吸収体40、第2の基板50、地導体60、を有する。第1の基板30、及び、第2の基板50は、誘電体基板であり、例えば、基板の材質としては、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、セラミック、PPE(ポリフェニレンエーテル)等が挙げられるが、特に材質がこれらに限定されるものではない。また第1の基板30および第2の基板の構造は、単層基板、又は、多層基板であってもよい。
アンテナ素子20は、第2の基板50上に複数個配置され、第2の基板50の正面視において離散的に配列されている。アンテナ素子20は、第2の基板から外部に対して電波を放射し、各アンテナ素子20が放射した電波は空間的に合成されて1つのビームとしてターゲットの方向に向けて放射される。アンテナ素子20としては、例えば、パッチアンテナを適用するが、ホーンアンテナなど、他のアンテナでもよい。
なお、アンテナ素子20は図示していない線路によって給電される。線路は、同軸ケーブルでもよいし、給電できる線路であれば、その材質、方法は限定されない。例えば、第1の基板30の裏面、すなわち、電波吸収体40が充填されていない側の面に給電用の回路を設け、第2の基板50、電波吸収体40、及び、地導体60をそれぞれ貫通する線路と給電用の回路、及び、各アンテナ素子を電気的に接続してもよい。線路が貫通する場所、及び、経路は特に限定されない。
実施の形態1においてアンテナ素子20はアンテナ部に相当する。アンテナ素子20は、第2の基板50が誘電体多層基板である場合、基板を構成する金属箔、例えば銅箔を、エッチング等によりパターニングして形成されてもよい。電波に対する反射率が高い金属箔により、アンテナ素子20は、外部から到来する電波を反射する。金属箔として、銅箔等を挙げたが、特に銅箔に限定されるものではなく他の材質の金属箔であってもよい。
図1、図2に示されるアンテナ素子20は、模式的に示されたものであり、その形状は方形に限られず、また数、配置もアンテナ装置10の性能に応じて適宜選択されればよく、当該開示に限定されない。以降の実施の形態においても同様である。
地導体60は、第1の基板30の裏面に形成される。地導体60は、アンテナ素子20とセットで使用することにより、アンテナ素子20から電波を放射するための電界をつくる。
図2の電波1000aは外部から到来する電波を示している。第1の基板30は、この外部から到来する電波1000aの方向に対して正対する方向、すなわち、外部から到来する電波1000aの入射方向に対して第1の基板30の面が垂直となる方向に向けて配置される。電波1000bは、外部から到来した電波1000aのアンテナ素子20によって反射されなかった部分であり、第2の基板50を透過して、電波吸収体40に吸収され、熱に変換される。電波1000cは、電波1000aがアンテナ素子20に当たり電波1000aが到来した方向とは別方向に反射された電波である。
電波吸収体40は、第1の基板30と第2の基板50の間に充填され、外部から到来した電波1000aのアンテナ素子20によって反射されなかった部分である電波1000bを吸収する。電波吸収体40の材質としては、例えば、発泡スチロール、発泡ウレタン、導電性繊維など、一般的に知られている電波を吸収し反射波を減らす物質を用いることができる。
第2の基板50は、外部から到来する電波1000aの到来方向に対し、第1の基板30の前面に配置され、かつ、第1の基板30に対して角度θだけ傾斜をなして配置される。第2の基板50は、例えば、電波吸収体40上に接着剤によって貼り付けることにより、傾斜をなして配置される。第2の基板50上に配置されるアンテナ素子20も同様に、第1の基板30に対して角度θだけ傾斜をなして配置される。この傾斜により、アンテナ素子20に当たった外部から到来する電波1000aの一部分は、電波1000aが到来した方向とは別方向に、電波1000cとして反射される。外部から到来する電波1000aの内、アンテナ素子20に反射されない部分は電波1000bとして第2の基板50を透過して電波吸収体40に吸収される。これにより、自身のアンテナ装置から送信される電波の周波数帯及びその近傍の周波数帯を含め、アンテナ装置のRCSを低減することができる。なお、電波1000aの一部は第2の基板50上でも電波到来方向とは異なる方向に反射されるが、第2の基板50の材質、構造により反射率は異なるため、図示してはいない。以降の実施の形態においても同様とする。
以上説明した実施の形態1におけるアンテナ装置10によれば、外部から到来する電波1000aと正対する方向に向けて配置される第1の基板30と、外部から到来する電波1000aに対して、第1の基板30の前面に傾斜をなして配置される第2の基板50と、第1の基板30と第2の基板50の間に充填され、外部から到来する電波1000aを吸収する電波吸収体と、第2の基板から外部に対して電波を放射し、外部から到来する電波1000aを到来方向とは異なる方向に反射する、第2の基板50の正面視において離散的に配列された複数のアンテナ部と、を備える構成としている。これにより、自身のアンテナ装置10から放射される電波の周波数帯及びその近傍の周波数帯を含め、アンテナ装置10のRCSを低減することができる。
実施の形態2.
図3、4を参照して、本開示の実施の形態におけるアンテナ装置10について説明する。実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付してその説明を省略し、実施の形態1と異なる構成について説明する。
図3は実施の形態2に係るアンテナ装置10の正面図である。但し、説明のために破線でアンテナ装置10の正面側からは見えないキャビティ80、第2のアンテナ素子90を模式的に示している。図4は、図3におけるA-A線での、実施の形態2に係るアンテナ装置10の断面図である。実施の形態2においては、アンテナ素子20、キャビティ80、非励振素子70を合わせたものがアンテナ部に相当する。
アンテナ素子20は、第2の基板50上に複数個配置される。実施の形態1と同様に、複数のアンテナ素子20は、第2の基板50の正面視において離散的に配列されている。電波吸収体40には、アンテナ素子20の各々に対して、アンテナ素子20から放射される電波が通過するキャビティ80が形成される。キャビティ80を通過した電波は、第2の基板50から外部に向けて放射される。キャビティ80は、電波が通る空洞を意味し、図3では、キャビティ80は円筒形状としているが、多角柱状または角錐形状でも同様の効果を得ることができる。また、キャビティ80が形成された位置と一致する位置には、非励振素子70が第2の基板50上に配置される。付加的な構成として、キャビティ80の開口面積は少なくともアンテナ素子20を収納できる程度に広く、また非励振素子70の面積と同程度、又は、非励振素子70の面積よりも小さくすることが好ましい。非励振素子70の面積に比べてキャビティ80の開口面積が大きい場合、非励振素子70で反射されず、電波吸収体40にも吸収されなかった電波1000aの一部は第2の基板50を透過し、キャビティ80内に浸透する。このような電波はキャビティ80の底面で反射し、再度第2の基板50を透過して電波到来方向に戻る可能性がある。キャビティ80の開口面積を非励振素子70の面積と同程度、又は、非励振素子70の面積よりも小さくすることで、この影響を抑制することができる。
各アンテナ素子20は、非励振素子70よりも小さく、各キャビティ80の底面となる第1の基板30上に配置される。そのため、非励振素子70と第2の基板50によりキャビティ80の開口が塞がれることにより、アンテナ素子20の前面は保護される。アンテナ素子20は、実施の形態1と同様に、例えば、パッチアンテナを適用するが、ホーンアンテナなど、他のアンテナでもよい。アンテナ素子20単体で電波を放射する場合と比較し、非励振素子70は、アンテナ素子20と一緒に使用することで、第2の基板50から外部に放射される電波の指向性を高め、広帯域化を図ることが可能である。
実施の形態1と同様に、第2の基板50は、第1の基板30に対して角度θだけ傾斜をなして配置される(図4中の角度θの表示は省略している)。このため、第2の基板50上に配置される非励振素子70も第1の基板30に対して角度θだけ傾斜をなして配置されることになる。非励振素子70は、この傾斜により外部から到来する電波1000aの内、非励振素子70に当たった部分を到来方向とは異なる方向に電波1000cとして反射する。
非励振素子70は、例えば、第2の基板50が誘電体多層基板である場合、基板を構成する金属箔、例えば銅箔を、エッチング等によりパターニングして形成されてもよい。電波に対する反射率が高い金属箔により、非励振素子70は、外部から到来する電波を反射する。金属箔の材質の一例として、銅箔が挙げられるが、特に材質はこれに限定されない。
非励振素子70は、第2の基板50に対して角度θで傾斜して取り付けられた第1の基板30上に取り付けられているため、外部から到来する電波1000aの内、非励振素子70に当たった部分を、到来方向とは別方向に、電波1000cとして反射する。外部から到来する電波1000aの内、非励振素子70に当たらなかった部分の電波は第2の基板50を透過し、電波吸収体40により吸収されることから、低RCS化が図られる。
以上説明した実施の形態2におけるアンテナ装置10によれば、アンテナ部は、電波を放射し、第1の基板30上に配置される複数のアンテナ素子20と、アンテナ素子20に対して電波吸収体40に形成され、アンテナ素子20から放射される電波が通過するキャビティ80と、キャビティ80が形成された位置と一致する位置で、第2の基板50上に配置され、外部から到来する電波1000aを到来方向とは異なる方向に反射する非励振素子70と、を備える構成としている。これにより、自身のアンテナ装置から放射される電波の周波数帯及びその近傍の周波数帯を含めてアンテナ装置のRCSを低減すると同時に、外部に放射する電波の広帯域化を図ることができる。
実施の形態3.
図5、6を参照して、本開示の実施の形態におけるアンテナ装置について説明する。実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付してその説明を省略し、実施の形態1、2と異なる構成について説明する。本実施の形態においては、アンテナ素子20、スロット100、マイクロストリップ線路110を合わせたものがアンテナ部に相当する。
図5は実施の形態3に係るアンテナ装置10の正面図である。図6は、図1におけるA-A線での、実施の形態3に係るアンテナ装置10の断面図である。図5において、正面視では見えない、スロット100の断面も説明のために記載している。
第2の基板50は第1の基板30に対して角度θだけ傾斜をなして配置される。第2の基板50上に電波を放射するアンテナ素子20が複数個配置される。実施の形態1と同様に、複数のアンテナ素子20は、第2の基板50の正面視において離散的に配列されている。アンテナ素子20が配置される位置と一致した位置に、各アンテナ素子20に対応してスロット100が電波吸収体40に形成される。スロット100は、アンテナ素子20に給電するための電波を伝送する金属壁で囲われた空洞である。図5におけるスロット100は、空洞の断面であり、四角形であるが、その形状は方形に限られない。また前述の実施の形態と同様に、アンテナ素子20の数、配置、形状も図示される開示に限定されない。
第1の基板30の裏面に、すなわち、電波吸収体40が充填される側と反対側の面に、アンテナ素子20に給電するためのマイクロストリップ線路110が形成される。第1の基板30の表面に、すなわち、電波吸収体40が充填される側の面に、地導体60が配置される。スロット100は電波吸収体40と地導体60を貫通し、第1の基板30と第2の基板とを接合する。これにより、マイクロストリップ線路110が形成された第1の基板30で発生した電波はスロット100内を伝送し、第2の基板50上のアンテナ素子20を給電する。このような、アンテナ素子20と、スロット100と、第1の基板30と、第2の基板50と、マイクロストリップ線路110を有するアンテナは、マイクロストリップアンテナと呼ばれる。
第2の基板50上のアンテナ素子20が角度θだけ第1の基板30に対して傾斜しているので、第1の基板30の面に対して垂直に入射する外部から到来する電波1000aの一部はアンテナ素子20により電波1000cとして反射される。外部から到来する電波1000aの内、アンテナ素子20に反射されない部分は電波1000bとして第2の基板50を透過して電波吸収体40に吸収される。これにより、自身のアンテナ装置から放射される電波の周波数帯及びその近傍の周波数帯を含め、アンテナ装置のRCSを低減することができる。また、アンテナ素子20の面積に比べてスロット100の開口面積は通常小さいことから、外部から到来する電波1000aが、スロット100内に浸透する影響は小さく、RCSを低減することができる。
実施の形態3のアンテナ装置10は、アンテナ素子20とマイクロストリップ線路110が地導体60により分離される構造であることから、マイクロストリップ線路110からの不要放射による放射指向性の劣化が生じにくく、更に、マイクロストリップ線路110とアンテナ素子20とのハンダ付けなどによる物理的な接続部分が存在しないことから機械的に強固な構造となり、アンテナ装置10の信頼性が向上する。
以上説明した実施の形態3におけるアンテナ装置10によれば、アンテナ部は、電波を放射し、第2の基板50上に配置される複数のアンテナ素子20と、アンテナ素子20の各々に対して電波吸収体40に形成されるスロット100と、電波吸収体40が充填される側と反対側の第1の基板30の面上に形成され、スロット100を介してアンテナ素子20に給電するマイクロストリップ線路と、を備える構成としている。これにより、自身のアンテナ装置から放射される電波の周波数帯及びその近傍の周波数帯を含め、アンテナ装置のRCSを低減することができる。
実施の形態4.
図7を参照して、本開示の実施の形態におけるアンテナ装置10について説明をする。実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付してその説明を省略し、実施の形態1、2、3と異なる構成について説明する。
図7は実施の形態4に係るアンテナ装置10の正面図である。図7において、第2の基板50は、正面視において不規則な配列で配置された複数のアンテナ素子20を有し、不規則配置された複数のアンテナ素子20から電波を放射する。放射する電波は、メインローブとグレーティングローブに分類される。メインローブとは、ターゲットに指向する電波の成分を意味し、グレーティングローブは、ターゲットに指向する電波とは別方向の電波を意味し、電波のビーム品質の観点からグレーティングローブの成分は極力少なくすることが望ましい。
アンテナ素子20を、第2の基板50上に不規則な配列で配置することにより、グレーティングローブを抑えることができ、メインローブの指向性が向上する。アンテナ素子20を不規則な配列で配置する方法として、一部のアンテナ素子20を不規則に配置し、残りを規則的に配置することでもよいし、アンテナ素子20全てを不規則な配列で配置してもよい。なお、実施の形態2、3に関しても、アンテナ部を第2の基板50の正面視において不規則な配列で配置することができる。
以上説明した実施の形態4におけるアンテナ装置10によれば、複数のアンテナ部は、第2の基板の正面視において、不規則的な配列で配置される構成をしている。これにより、自身のアンテナ装置から放される電波の周波数帯及びその近傍の周波数帯を含め、RCSを低減し、かつ、第2の基板50から外部に放射する電波のサイドローブを抑えることができ、メインローブの指向性が向上する。
10 アンテナ装置
20 アンテナ素子
30 第1の基板
40 電波吸収体
50 第2の基板
60 地導体
70 非励振素子
80 キャビティ
100 スロット
110 マイクロストリップ線路
1000a 電波
1000b 電波
1000c 電波

Claims (4)

  1. 外部から到来する電波と正対する方向に向けて配置される第1の基板と、
    前記外部から到来する電波に対して、前記第1の基板の前面に傾斜をなして配置される第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板の間に充填され、前記外部から到来する電波を吸収する電波吸収体と、
    前記第2の基板から外部に対して電波を放射し、前記外部から到来する電波を到来方向とは異なる方向に反射する、前記第2の基板の正面視において離散的に配列された複数のアンテナ部と、を備えることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記アンテナ部は、
    電波を放射し、前記第1の基板上に配置されるアンテナ素子と、
    前記アンテナ素子に対して前記電波吸収体に形成され、前記アンテナ素子から放射される電波が通過するキャビティと、
    前記キャビティが形成された位置と一致する位置で、前記第2の基板上に配置され、前記外部から到来する電波を到来方向とは異なる方向に反射する非励振素子と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記アンテナ部は、
    電波を放射し、前記第2の基板上に配置されるアンテナ素子と、
    前記アンテナ素子に対して前記電波吸収体に形成されるスロットと、
    前記電波吸収体が充填される側と反対側の前記第1の基板の面上に形成され、前記スロットを介して前記アンテナ素子に給電するマイクロストリップ線路と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 複数の前記アンテナ部は、前記第2の基板の正面視において、不規則的な配列で配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
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