JP7452388B2 - バッテリー制御装置、方法、プログラム、及び車両 - Google Patents

バッテリー制御装置、方法、プログラム、及び車両 Download PDF

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Description

本開示は、バッテリーを制御するバッテリー制御装置などに関する。
バッテリーは経年使用によって性能が劣化するため、交換が可能なようにバッテリーが設けられているシステムがある。このようなシステムでは、誤ったバッテリーが接続されないように、接続されたバッテリーの種類を判定することが行われる。例えば、先行文献1乃至3には、バッテリーの特性(電圧、電流、内部抵抗、SOCなど)を用いてバッテリーの種類を判定する技術が提案されている。
特開2015-210991号公報 特開平10-162866号公報 特開2014-070629号公報
バッテリーの特性は、温度や電池セルの劣化などの様々な要因によって変化する。このため、バッテリーの特性に基づいてバッテリーの種類を判定する方法では、特性が近いバッテリーが複数あるような場合に種類を誤って判定してしまう虞がある。よって、バッテリーの種類を判定する技術について、さらなる検討の余地がある。
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、バッテリーの種類を判定する精度を向上させることができるバッテリー制御装置などを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、バッテリーの種類に応じて出力される識別電圧をバッテリーから取得し、この取得した識別電圧に基づいてバッテリーの種類を識別する第1識別部と、バッテリーの種類を特定する識別情報をバッテリーから取得し、この取得した識別情報に基づいてバッテリーの種類を識別する第2識別部と、第1識別部の識別結果と第2識別部の識別結果とに基づいて、バッテリーの種類を判定する判定部とを備える、バッテリー制御装置である。
また、本開示技術の他の一態様は、バッテリーの種類に応じて出力される識別電圧をバッテリーから取得し、その取得した識別電圧に基づいてバッテリーの種類を識別する第1ステップと、バッテリーの種類を特定する識別情報をバッテリーから取得し、その取得した識別情報に基づいてバッテリーの種類を識別する第2ステップと、第1ステップの識別結果と第2ステップの識別結果とに基づいて、バッテリーの種類を判定する第3ステップとを含む、バッテリー制御装置のコンピューターが実行するバッテリー制御方法や、バッテリー制御装置のコンピューターに実行させる制御プログラムである。
上記本開示のバッテリー制御装置などによれば、異なる2つの識別手法を用いてバッテリーの種類を識別し、その2つの識別結果に基づいてバッテリーの種類を判定するため、バッテリーの種類を判定する精度を向上させることができる。
実施形態に係るバッテリー制御装置とその周辺部の機能ブロック図 バッテリー制御装置に記憶された種類情報の一例を示す図 バッテリー制御装置が行う第1例のバッテリー判定制御(第1フェーズ)の処理フローチャート バッテリー制御装置が行う第1例のバッテリー判定制御(第2フェーズ)の処理フローチャート バッテリー制御装置が行う第2例のバッテリー判定制御の処理フローチャート バッテリー制御装置が行う第2例のバッテリー判定制御の処理フローチャート バッテリー制御装置が行う第3例のバッテリー判定制御(第1フェーズ)の処理フローチャート バッテリー制御装置が行う第3例のバッテリー判定制御(第2フェーズ)の処理フローチャート バッテリー制御装置が行う第3例のバッテリー判定制御(第2フェーズ)の処理フローチャート 実施形態に係るバッテリー判定制御によるバッテリー交換による組み合わせの不整合の検出性を示す図
本開示のバッテリー制御装置は、識別電圧に基づいて識別したバッテリーの種類と、識別情報に基づいて識別したバッテリーの種類とに基づいて、バッテリーの種類を判定する。このように、異なる複数の識別結果からバッテリーの種類を判定するため、種類を判定する精度が向上する。
本開示のバッテリー制御装置は、一例として、冗長的な構成の電源システムを採用して手動運転と自動運転とを切り替え可能とした車両などに搭載することができる。以下、本開示の一実施形態について、手動運転と自動運転とを切り替え可能な車両に搭載された場合を例に挙げて、図面を参照しながら詳細に説明する。
<実施形態>
[構成]
図1は、本開示の一実施形態に係るバッテリー制御装置10とその周辺部の機能ブロック図である。図1に例示した機能ブロックは、バッテリー制御装置10と、バッテリーパック20とを、備える。バッテリーパック20は、CAN(Controller Area Network)などの車内ネットワークを介してバッテリー制御装置10と通信可能に接続され、バッテリー制御装置10によって制御される。
(1)バッテリーパック
バッテリーパック20は、交換可能にバッテリー制御装置10と接続されている。このバッテリーパック20は、バッテリー21と、記憶部22と、識別電圧発生部23と、バッテリー監視部24と、を備える。
バッテリー21は、鉛蓄電池やリチウムイオン電池などの充放電可能に構成された二次電池である。バッテリー21は、バッテリー制御装置10の制御に基づいて、ECU(Electronic Control Unit)と呼ばれる電子機器や電装部品などの装置(図示せず)に、自らが蓄えている電力を供給することが可能である。手動運転と自動運転とを切り替え可能な車両に適用する場合には、バッテリー21を、自動運転時にメインバッテリーをバックアップするサブバッテリーとして用いることができる。
記憶部22は、同じバッテリーパック20に内蔵されるバッテリー21に関する情報として、少なくとも「識別情報」及び「IG-ON積算時間」を記憶する。記憶部22には、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの不揮発性メモリを使用することができる。
識別情報は、バッテリー21の種類を特定することができる情報であり、バッテリー21の種類に応じて予め付与される固有の値である。この識別情報は、バッテリーパック20の製造時などに内蔵するバッテリー21と対応付けて記憶部22に記憶される。識別情報には、例えば識別ID(Identification)を用いることができる。
積算時間は、バッテリー21を内蔵したバッテリーパック20が車両に搭載されてから現時点までの期間のうち、車両の電源システムが動作した時間であるイグニッションオン(IG-ON)の時間(又はREADY-ONの時間)を累積的に計時した情報である。このIG-ON積算時間は、例えば、電源システムが停止したイグニッションオフ(IG-OFF)のタイミング(又はREADY-OFFのタイミング)で新しい値に更新される。
識別電圧発生部23は、バッテリー21の種類に応じて出力される識別電圧を発生するための構成である。識別電圧は、バッテリー21の種類を特定することができる情報であり、バッテリー21の種類に応じて予め設定されている電圧値である。典型的には、この識別電圧発生部23として、所定の供給電圧を複数の抵抗素子によって分圧することで識別電圧を発生する分圧回路が用いられる。このため、識別電圧は、識別電圧発生部23で発生し得る異常を考慮して、バッテリー制御装置10においてバッテリー21の種類が誤判断されることがない電圧の範囲に設定される。識別電圧の設定例を以下に示す。
供給電圧が4.5Vであり、後述するバッテリー監視部24が有する識別電圧を検出する検出端子の開放時電圧が1.5Vである場合に、2種類のバッテリー21を識別するために設定される識別電圧の一例を説明する。まず、識別電圧発生部23の分圧出力がバッテリー監視部24の検出端子に入力されないという異常を想定し、例えば検出誤差のマージンを含めた「開放時電圧1.5V±0.2V」を設定範囲から除外する。次に、識別電圧発生部23の分圧出力が供給電圧に短絡するという異常を想定し、例えば検出誤差のマージンを含めた「供給電圧4.5V-0.5V」を設定範囲から除外する。さらに、識別電圧発生部23の分圧出力がグランドに短絡するという異常を想定し、例えば検出誤差のマージンを含めた「グランド電圧0V+0.5V」を設定範囲から除外する。そして、除外されなかった設定範囲「0.5V~1.3V、1.7V~4.0V」を使用して、2種類のバッテリー21を識別する識別電圧が設定される。一例として、第1種類のバッテリー21の識別電圧を「2.2V±0.5V」と設定し、第2種類のバッテリー21の識別電圧を「3.45V±0.5V」と設定することができる。このように設定すれば、識別電圧発生部23で何らかの異常が発生した場合に、バッテリー制御装置10においてバッテリー21の種類を誤判断してしまうことを回避することができる。
バッテリー監視部24は、バッテリー21の状態(電圧、電流、及び温度など)を監視する。また、バッテリー監視部24は、記憶部22から識別情報やIG-ON積算時間を読み出したり、記憶部22が記憶するIG-ON積算時間を更新したりすることができる。また、バッテリー監視部24は、識別電圧発生部23が出力する識別電圧を取得することができる。このバッテリー監視部24は、典型的には、各種センサー(図示せず)が検出するバッテリー21の電圧、電流、及び温度を取得する取得部や、ADポートを介して識別電圧発生部23から識別電圧を取得するADコンバーターや、通信ポートを介してバッテリー制御装置10と通信を行う通信部などの機能を集積した回路(IC)として構成され得る。バッテリー21の状態、識別電圧、識別情報、及びIG-ON積算時間などは、バッテリー監視部24からバッテリー制御装置10へ送信される。
(2)バッテリー制御装置
バッテリー制御装置10は、バッテリーパック20の制御を司る電子機器である。このバッテリー制御装置10は、典型的にはマイコンなどのプロセッサ、メモリ、及び入出力インターフェースなどを含んだECU(又はDCDCコンバーター)として構成され、メモリに格納されたプログラムをプロセッサが読み出して実行することによって、後述する記憶部11、識別判定部12、及び動作制御部13の各機能を実現する。
記憶部11は、バッテリー制御装置10に接続することができるバッテリーパック20に関する情報として、少なくとも「種類情報」及び「照合結果」を記憶する。
種類情報は、バッテリー制御装置10に接続されるバッテリーパック20が予め定められた正規のバッテリーパックである否かを判定する照合処理に用いられる情報である。この種類情報には、制御対象である正規のバッテリーパックに内蔵されるバッテリー21の種類が1つ以上登録されており、登録された種類ごとにその種類に対応する識別情報及び識別電圧が紐付けられた情報である。この種類情報の一例を図2に示す。
図2に例示する種類情報では、バッテリー制御装置10の制御対象となる正規のバッテリーパックが、種類a及び種類bのいずれかのバッテリー21を内蔵するバッテリーパックであることを示している。種類aのバッテリー21を内蔵するバッテリーパック20は、識別情報として「ID000a」が付与されており、範囲「Va±a1」の識別電圧が出力されるように設定されている。種類bのバッテリー21を内蔵するバッテリーパック20は、識別情報として「ID000b」が付与されており、範囲「Vb±b1」の識別電圧が出力されるように設定されている。また、種類情報では、正規のバッテリーパックの接続時に許可される動作である「許可対象動作」を規定することができる。図2の例では、種類a又は種類bのバッテリー21を内蔵するバッテリーパック20がバッテリー制御装置10に接続された場合には、車両に対して第1動作を許可できることが規定されている。なお、正規のバッテリーパック20が内蔵するバッテリー21の種類の数や、各種類に対応する許可対象動作の数や内容は、図2で例示されたものに限定されない。
照合結果は、後述する識別判定部12で行われる照合処理の結果である。照合結果は、典型的には、バッテリーの種類である。この照合結果は、識別判定部12で照合が行われるたびに更新される。
なお、この記憶部11は、種類情報を記憶するROM(Read-Only Memory)などの不揮発性メモリと、照合結果を記憶するSRAM(Static Random Access Memory)などの揮発性メモリとに、分けて構成することができる。
識別判定部12は、第1識別部、第2識別部、及び判定部の機能を含み、バッテリー制御装置10に接続されるバッテリーパック20の種類を識別して、この識別した種類に基づいてバッテリーパック20が正規のバッテリーパックであるか否かを判定するための照合処理を実施する。そして、識別判定部12は、次に示す第1識別部で行われる第1識別による識別結果と第2識別部で行われる第2識別による識別結果とに基づいて、判定部がバッテリーパック20の種類を判定する。
第1識別部で行われる第1識別は、バッテリー制御装置10に接続されるバッテリーパック20から識別電圧発生部23が発生する識別電圧を取得し、この取得した識別電圧に対応するバッテリー21の種類を記憶部11に記憶された種類情報に基づいて識別する方法である。例えば、図2の例では、バッテリーパック20から取得された識別電圧が「Va」であった場合は、バッテリーパック20に内蔵されるバッテリー21の種類が「a」であると識別される。
第1識別部で行われる第2識別は、バッテリー制御装置10に接続されるバッテリーパック20から記憶部22が記憶する識別情報を取得し(読み出し)、この取得した識別情報に対応するバッテリー21の種類を記憶部11に記憶された種類情報に基づいて識別する方法である。例えば、図2の例では、バッテリーパック20から取得された識別情報が「ID000a」であった場合は、バッテリーパック20に内蔵されるバッテリー21の種類が「a」であると識別される。
動作制御部13は、識別判定部12によって実施される識別及び照合から判定された結果(判定部の判定結果)であるバッテリー21の種類と、記憶部11に記憶された種類情報とに基づいて、予め定めた許可対象動作の実行可否を制御する。例えば、図2の例では、識別判定部12において判定されたバッテリー21の種類が「a」又は「b」であった場合には、第1動作の実行が許可され、バッテリー21の種類が「a」及び「b」以外であった場合には、第1動作の実行が許可されない(禁止される)。第1動作は、例えば手動運転と自動運転とを切り替え可能な車両に適用する場合には、手動運転から自動運転への移行の動作とすることができる。
また、動作制御部13は、バッテリーパック20が交換されたか否かを判断することができる判断部として機能する。この判断は、バッテリーパック20の記憶部22に記憶されるIG-ON積算時間を用いて行われる。通常、バッテリーパック20を交換することなく使い続けた場合、車両の電源システムの動作時間が積算されるため、IG-ON積算時間は前回値から必ず増加することになる。しかし、ある時点でバッテリーパック20が新品と交換されるとその新品のバッテリーパック20のIG-ON積算時間がゼロであるため、交換前のバッテリーパック20のIG-ON積算時間以上を継続して電源システムを動作させ続けない限り、新品のバッテリーパック20のIG-ON積算時間は前回値(交換前のバッテリーパック20のIG-ON積算時間)から減少することになる。よって、動作制御部13は、IG-ON積算時間の減少の発生を判断して、バッテリーパック20が交換されたか否かを判断する。
[制御]
次に、図3、図4、図5A、図5B、図6、図7A、及び図7Bをさらに参照して、本実施形態に係るバッテリー制御装置10が実行するバッテリーパック20に内蔵されるバッテリー21の種類を判定するバッテリー判定制御を説明する。
(1)第1例のバッテリー判定制御
図3及び図4は、第1例のバッテリー判定制御の処理手順を示すフローチャートである。この第1例では、2つのフェーズでバッテリー判定制御を実行する。
まず図3を参照する。図3に示すバッテリー判定制御の第1フェーズは、車両の電源システムがオン(IG-ON、READY-ONなど)になって動作状態になると開始される。なお、このバッテリー判定制御を開始した直後は、許可対象動作(例えば、手動運転から自動運転への移行を行う第1動作)は禁止された状態である。
ステップS301:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、バッテリーパック20の識別電圧発生部23が発生する識別電圧を、バッテリー監視部24を介して取得する。取得された識別電圧は、記憶部11に記憶される。識別電圧が取得されると、ステップS302に処理が進む。
ステップS302:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、前回の照合結果として記憶部11に記憶されたバッテリー21の種類と、記憶部11が記憶する種類情報に登録されている種類とを照合し、双方の種類が一致するか否かを判断する。なお、本バッテリー判定制御を最初に実行する際など前回の照合結果が記憶部11にまだ記憶されていない場合には、双方の種類が一致しないと判断される。双方の種類が一致する場合は(S302、はい)、ステップS303に処理が進み、双方の種類が一致しない場合は(S302、いいえ)、ステップS305に処理が進む。
ステップS303:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、バッテリーパック20が交換されたか否かの確認を要求する「パック確認要求」を「なし」に設定する。この設定は、例えば、予め定められた要求フラグを立てないことによって可能である。パック確認要求がなしに設定されると、ステップS304に処理が進む。
ステップS304:バッテリー制御装置10の動作制御部13は、許可対象動作を許可する。許可対象動作が許可されると、本第1例のバッテリー判定制御の第1フェーズが終了する。
ステップS305:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、バッテリーパック20が交換されたか否かの確認を要求する「パック確認要求」を「あり」に設定する。この設定は、例えば、予め定められた要求フラグを立てることによって可能である。パック確認要求がありに設定されると、ステップS306に処理が進む。
ステップS306:バッテリー制御装置10の動作制御部13は、許可対象動作を禁止する。また、許可対象動作の禁止の際には、バッテリーパック20(又はバッテリー21)をバッテリー制御装置10から電気的に切り離してもよい。許可対象動作が禁止されると、本第1例のバッテリー判定制御の第1フェーズが終了する。
次に図4を参照する。図4に示すバッテリー判定制御の第2フェーズは、車両の電源システムがオフ(IG-OFF、READY-OFFなど)になって停止状態になると開始される。
ステップS401:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、パック確認要求があり/なしどちらに設定されているのかを判断する。この判断は、第2フェーズでバッテリー21の種類の照合を行う必要があるのか否かを判断するために行われる。パック確認要求がありに設定されている場合は(S401、あり)、ステップS402に処理が進み、パック確認要求がなしに設定されている場合は(S401、なし)、ステップS408に処理が進む。
ステップS402:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、バッテリーパック20の記憶部22に記憶されている識別情報を、バッテリー監視部24を介して取得する(読み出す)。識別情報が取得されると、ステップS403に処理が進む。
ステップS403:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、バッテリーパック20から取得した識別電圧に基づいて、バッテリーパック20が内蔵するバッテリー21の種類を識別する(第1識別)。具体的には、識別判定部12は、記憶部11が記憶する種類情報に基づいて識別電圧に対応する種類を特定することで、バッテリー21の種類を識別する。識別電圧に基づいて識別されたバッテリー21の種類を、以下「第1識別による種類」という。識別結果として第1識別による種類が得られると、ステップS404に処理が進む。
ステップS404:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、バッテリーパック20から取得した識別情報に基づいて、バッテリーパック20が内蔵するバッテリー21の種類を識別する(第2識別)。具体的には、識別判定部12は、記憶部11が記憶する種類情報に基づいて識別情報に対応する種類を特定することで、バッテリー21の種類を識別する。識別情報に基づいて識別されたバッテリー21の種類を、以下「第2識別による種類」という。識別結果として第2識別による種類が得られると、ステップS405に処理が進む。
ステップS405:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、記憶部11に記憶された第1識別による種類(第1識別の識別結果)と第2識別による種類(第2識別の識別結果)とを照合し、双方の種類(識別結果)が一致するか否かを判断する。第1識別による種類と第2識別による種類とが一致する場合は(S405、はい)、ステップS406に処理が進み、第1識別による種類と第2識別による種類とが一致しない場合は(S405、いいえ)、ステップS407に処理が進む。
ステップS406:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、第1識別による種類と第2識別による種類とが一致するため、この一致したバッテリー21の種類を照合結果として記憶部11に記憶する。照合結果が記憶部11に記憶されると、本第1例のバッテリー判定制御の第2フェーズが終了する。
ステップS407:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、第1識別による種類と第2識別による種類とが一致しないため、予め定めた不一致又は不明であることを示す種類を照合結果として記憶部11に記憶する。この不一致又は不明であることを示す種類には、例えば、バッテリー制御装置10に接続可能なバッテリーパック20が内蔵するバッテリー21のいずれにも該当しない所定の種類が用いられる。種類情報が図2の例である場合には、種類「c」を照合結果として記憶することができる。なお、双方の種類が一致しないことを、文字表示や音声出力などによって外部に報知するようにしてもよい。照合結果が記憶部11に記憶されると、本第1例のバッテリー判定制御の第2フェーズが終了する。
ステップS408:バッテリー制御装置10の動作制御部13は、バッテリーパック20において、車両のイグニッションオンの時間を積算したIG-ON積算時間の記憶部22への書き込みが完了したか否かを判断する。IG-ON積算時間の書き込みが完了した場合は(S408、はい)、ステップS409に処理が進み、IG-ON積算時間の書き込みが完了していない場合は(S408、いいえ)、書き込みが完了するまでステップS408の判断を続ける。
ステップS409:バッテリー制御装置10の動作制御部13は、バッテリーパック20の記憶部22からIG-ON積算時間を読み出し、この今回読み出したIG-ON積算時間(今回値)が前回読み出したIG-ON積算時間(前回値)よりも減少しているか否かを判断する。IG-ON積算時間(前回値)は、IG-ON積算時間(今回値)がバッテリーパック20から新たに読み出されるまで、バッテリー制御装置10(の記憶部11など)に記憶しておけばよい。IG-ON積算時間の今回値が前回値よりも減少している場合は(S409、はい)、ステップS402に処理が進み、IG-ON積算時間の今回値が前回値よりも減少していない場合は(S409、いいえ)、本第1例のバッテリー判定制御の第2フェーズが終了する。
上述した第1例のバッテリー判定制御は、例えば、車両の電源システムが停止した期間にのみ、バッテリー制御装置10がバッテリーパック20の記憶部22にアクセスできる仕様である場合に好適である。バッテリー制御装置10は、電源システムがオフ(第2フェーズ)であるときに記憶部22から識別情報を取得し、第1識別による種類と第2識別による種類との照合結果を前もって記憶部11に記憶しておく。このため、次に電源システムがオン(第1フェーズ)になったときに、バッテリー制御装置10は、記憶部11から照合結果を素早く読み出して種類情報との照合を実行してバッテリー21の種類を判定することができる。よって、第1例のバッテリー判定制御では、電源システムの起動ごとにバッテリー監視部24によるA/D変換処理や通信処理、及び識別判定部12による識別処理を行う必要がなくなり、電源システムの起動後から識別判定部12がバッテリー21の種類を判定するまでの時間(立ち上がり時間)が遅延することを防止できる。
また、第1例のバッテリー判定制御によれば、第1識別による種類と第2識別による種類との照合一致に加え、さらにこの照合一致した種類と種類情報に予め登録された種類との照合一致を判断する。このため、識別電圧又は識別情報の一方に関わる部品に故障や不具合(例えばA/D値のズレ)などが生じた場合でも、バッテリー21の種類を誤って判定してしまうことを防止できる。
(2)第2例のバッテリー判定制御
図5A及び図5Bは、第2例のバッテリー判定制御の処理手順を示すフローチャートである。この第2例では、1つのフェーズでバッテリー判定制御を実行する。図5Aの処理と図5Bの処理とは、結合子X及びYでそれぞれ結ばれる。
図5A及び図5Bを参照する。図5A及び図5Bに示すバッテリー判定制御は、車両の電源システムがオン(IG-ON、READY-ONなど)になって動作状態になると開始される。なお、このバッテリー判定制御を開始した直後は、許可対象動作(例えば、手動運転から自動運転への移行を行う第1動作)は禁止された状態である。
ステップS501:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、バッテリーパック20の識別電圧発生部23が発生する識別電圧を、バッテリー監視部24を介して取得する。取得された識別電圧は、記憶部11に記憶される。識別電圧が取得されると、ステップS502に処理が進む。
ステップS502:バッテリー制御装置10の動作制御部13は、バッテリーパック20の記憶部22からIG-ON積算時間を読み出し、この今回読み出したIG-ON積算時間(今回値)が前回読み出したIG-ON積算時間(前回値)よりも減少しているか否かを判断する。IG-ON積算時間の今回値が前回値よりも減少している場合は(S502、はい)、ステップS505に処理が進み、IG-ON積算時間の今回値が前回値よりも減少していない場合は(S502、いいえ)、ステップS503に処理が進む。
ステップS503:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、前回の照合結果として記憶部11に記憶されたバッテリー21の種類と、記憶部11が記憶する種類情報に登録されている種類とを照合し、双方の種類が一致するか否かを判断する。なお、本バッテリー判定制御を最初に実行する際など前回の照合結果が記憶部11にまだ記憶されていない場合には、双方の種類が一致しないと判断される。双方の種類が一致する場合は(S503、はい)、ステップS504に処理が進み、双方の種類が一致しない場合は(S503、いいえ)、ステップS505に処理が進む。
ステップS504:バッテリー制御装置10の動作制御部13は、許可対象動作を許可する。許可対象動作が許可されると、本第2例のバッテリー判定制御が終了する。
ステップS505:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、バッテリーパック20の記憶部22に記憶されている識別情報を、バッテリー監視部24を介して取得する(読み出す)。識別情報が取得されると、ステップS506に処理が進む。
ステップS506:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、バッテリーパック20から取得した識別電圧に基づいて、バッテリーパック20が内蔵するバッテリー21の種類を識別する(第1識別)。識別結果として識別電圧に基づいて識別されたバッテリー21の種類(第1識別による種類)が得られると、ステップS507に処理が進む。
ステップS507:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、バッテリーパック20から取得した識別情報に基づいて、バッテリーパック20が内蔵するバッテリー21の種類を識別する(第2識別)。識別結果として識別情報に基づいて識別されたバッテリー21の種類(第2識別による種類)が得られると、ステップS508に処理が進む。
ステップS508:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、記憶部11に記憶された第1識別による種類(第1識別の識別結果)と第2識別による種類(第2識別の識別結果)とを照合し、双方の種類(識別結果)が一致するか否かを判断する。第1識別による種類と第2識別による種類とが一致する場合は(S508、はい)、ステップS509に処理が進み、第1識別による種類と第2識別による種類とが一致しない場合は(S508、いいえ)、ステップS510に処理が進む。
ステップS509:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、第1識別による種類と第2識別による種類とが一致するため、この一致したバッテリー21の種類を照合結果として記憶部11に記憶する。照合結果が記憶部11に記憶されると、ステップS511に処理が進む。
ステップS510:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、第1識別による種類と第2識別による種類とが一致しないため、予め定めた不一致又は不明であることを示す種類を照合結果として記憶部11に記憶する。この不一致又は不明であることを示す種類には、例えば、バッテリー制御装置10に接続可能なバッテリーパック20が内蔵するバッテリー21のいずれにも該当しない所定の種類が用いられる。照合結果が記憶部11に記憶されると、ステップS512に処理が進む。
ステップS511:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、前回の照合結果として記憶部11に記憶されたバッテリー21の種類と、記憶部11が記憶する種類情報に登録されている種類とを照合し、双方の種類が一致するか否かを判断する。双方の種類が一致する場合は(S511、はい)、ステップS504に処理が進み、双方の種類が一致しない場合は(S511、いいえ)、ステップS512に処理が進む。
ステップS512:バッテリー制御装置10の動作制御部13は、許可対象動作を禁止する。また、許可対象動作の禁止の際には、バッテリーパック20(又はバッテリー21)をバッテリー制御装置10から電気的に切り離してもよい。許可対象動作が禁止されると、本第2例のバッテリー判定制御が終了する。
上述した第2例のバッテリー判定制御は、例えば、車両の電源システムの状態に関わらず、バッテリー制御装置10がバッテリーパック20の記憶部22にアクセスできる仕様である場合に好適である。バッテリー制御装置10は、前回の電源システムがオンであるときに第1識別による種類と第2識別による種類との照合結果を前もって記憶部11に記憶しておく。このため、次回に電源システムがオンになったときに、バッテリー制御装置10は、記憶部11から照合結果を素早く読み出して種類情報との照合を実行してバッテリー21の種類を判定することができる。よって、第2例のバッテリー判定制御では、電源システムの起動ごとにバッテリー監視部24によるA/D変換処理や通信処理、及び識別判定部12による識別処理を行う必要がなくなり、電源システムの起動後から識別判定部12がバッテリー21の種類を判定するまでの時間(立ち上がり時間)が遅延することを防止できる。
(3)第3例のバッテリー判定制御
上述した第1例及び第2例のバッテリー判定制御は、バッテリー21の交換作業時にバッテリーパック20が車両から外されて、バッテリー制御装置10の記憶部11(SRAMなど)が記憶する照合結果がリセット(クリア)されることを前提とした制御である。それに対して、この第3例のバッテリー判定制御は、バッテリーパック20を車両から外すことなく、バッテリー21が交換される場合、つまりバッテリー制御装置10の記憶部11が記憶する照合結果がリセットされないことを想定した制御である。
図6、図7A、及び図7Bは、第3例のバッテリー判定制御の処理手順を示すフローチャートである。この第2例では、2つのフェーズでバッテリー判定制御を実行する。図7Aの処理と図7Bの処理とは、結合子T、U、V、及びWでそれぞれ結ばれる。
まず図6を参照する。図6に示すバッテリー判定制御の第1フェーズは、車両の電源システムがオン(IG-ON、READY-ONなど)になって動作状態になると開始される。なお、このバッテリー判定制御を開始した直後は、許可対象動作(例えば、手動運転から自動運転への移行を行う第1動作)は禁止された状態である。
ステップS601:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、バッテリーパック20の識別電圧発生部23が発生する識別電圧を、バッテリー監視部24を介して取得する。取得された識別電圧は、記憶部11に記憶される。識別電圧が取得されると、ステップS602に処理が進む。
ステップS602:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、前回の照合結果として記憶部11に記憶されたバッテリー21の種類と、上記ステップS601で取得した識別電圧から判定されるバッテリー21の種類とを照合し、双方の種類が一致するか否かを判断する。識別電圧によるバッテリー21の種類の判定は、記憶部11が記憶する種類情報に基づいて識別電圧に対応する種類を特定することで行うことが可能である。双方の種類が一致する場合は(S602、はい)、ステップS603に処理が進み、双方の種類が一致しない場合は(S602、いいえ)、ステップS604に処理が進む。
ステップS603:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、バッテリーパック20が交換されたか否かの確認を要求する「第1パック確認要求」を「なし」に設定する。この設定は、例えば、予め定められた要求フラグを立てないことによって可能である。第1パック確認要求がなしに設定されると、ステップS605に処理が進む。
ステップS604:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、バッテリーパック20が交換されたか否かの確認を要求する「第1パック確認要求」を「あり」に設定する。この設定は、例えば、予め定められた要求フラグを立てることによって可能である。第1パック確認要求がありに設定されると、ステップS605に処理が進む。
ステップS605:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、前回の照合結果として記憶部11に記憶されたバッテリー21の種類と、記憶部11が記憶する種類情報に登録されている種類とを照合し、双方の種類が一致するか否かを判断する。なお、本バッテリー判定制御を最初に実行する際など前回の照合結果が記憶部11にまだ記憶されていない場合には、双方の種類が一致しないと判断される。双方の種類が一致する場合は(S605、はい)、ステップS606に処理が進み、双方の種類が一致しない場合は(S605、いいえ)、ステップS608に処理が進む。
ステップS606:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、第1パック確認要求とは異なるバッテリーパック20が交換されたか否かの確認を要求する「第2パック確認要求」を「なし」に設定する。この設定は、例えば、予め定められた要求フラグを立てないことによって可能である。第2パック確認要求がなしに設定されると、ステップS607に処理が進む。
ステップS607:バッテリー制御装置10の動作制御部13は、許可対象動作を許可する。許可対象動作が許可されると、本第3例のバッテリー判定制御の第1フェーズが終了する。
ステップS608:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、第1パック確認要求とは異なるバッテリーパック20が交換されたか否かの確認を要求する「第2パック確認要求」を「あり」に設定する。この設定は、例えば、予め定められた要求フラグを立てることによって可能である。第2パック確認要求がありに設定されると、ステップS609に処理が進む。
ステップS609:バッテリー制御装置10の動作制御部13は、許可対象動作を禁止する。また、許可対象動作の禁止の際には、バッテリーパック20(又はバッテリー21)をバッテリー制御装置10から電気的に切り離してもよい。許可対象動作が禁止されると、本第3例のバッテリー判定制御の第1フェーズが終了する。
次に図7A及び図7Bを参照する。図7A及び図7Bに示すバッテリー判定制御の第2フェーズは、車両の電源システムがオフ(IG-OFF、READY-OFFなど)になって停止状態になると開始される。
ステップS701:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、第1パック確認要求があり/なしどちらに設定されているのかを判断する。この判断は、第2フェーズでバッテリー21の種類の照合を行う必要があるのか否かを判断するために行われる。第1パック確認要求がありに設定されている場合は(S701、あり)、ステップS702に処理が進み、第1パック確認要求がなしに設定されている場合は(S701、なし)、ステップS704に処理が進む。
ステップS702:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、バッテリーパック20の記憶部22に記憶されている識別情報を、バッテリー監視部24を介して取得する(読み出す)。識別情報が取得されると、ステップS703に処理が進む。
ステップS703:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、前回の照合結果として記憶部11に記憶されたバッテリー21の種類と、上記ステップS702で取得した識別情報から判定されるバッテリー21の種類とを照合し、双方の種類が一致するか否かを判断する。識別情報によるバッテリー21の種類の判定は、記憶部11が記憶する種類情報に基づいて識別情報に対応する種類を特定することで行うことが可能である。双方の種類が一致する場合は(S703、はい)、ステップS709に処理が進み、双方の種類が一致しない場合は(S703、いいえ)、ステップS710に処理が進む。
ステップS704:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、第2パック確認要求があり/なしどちらに設定されているのかを判断する。この判断は、第2フェーズでバッテリー21の種類の照合を行う必要があるのか否かを判断するために行われる。第2パック確認要求がありに設定されている場合は(S704、あり)、ステップS705に処理が進み、第2パック確認要求がなしに設定されている場合は(S704、なし)、ステップS711に処理が進む。
ステップS705:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、バッテリーパック20の記憶部22に記憶されている識別情報を、バッテリー監視部24を介して取得する(読み出す)。識別情報が取得されると、ステップS706に処理が進む。
ステップS706:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、バッテリーパック20から取得した識別電圧に基づいて、バッテリーパック20が内蔵するバッテリー21の種類を識別する(第1識別)。具体的には、識別判定部12は、記憶部11が記憶する種類情報に基づいて識別電圧に対応する種類を特定することで、バッテリー21の種類を識別する。識別電圧に基づいて識別されたバッテリー21の種類を、以下「第1識別による種類」という。識別結果として第1識別による種類が得られると、ステップS707に処理が進む。
ステップS707:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、バッテリーパック20から取得した識別情報に基づいて、バッテリーパック20が内蔵するバッテリー21の種類を識別する(第2識別)。具体的には、識別判定部12は、記憶部11が記憶する種類情報に基づいて識別情報に対応する種類を特定することで、バッテリー21の種類を識別する。識別情報に基づいて識別されたバッテリー21の種類を、以下「第2識別による種類」という。識別結果として第2識別による種類が得られると、ステップS708に処理が進む。
ステップS708:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、記憶部11に記憶された第1識別による種類(第1識別の識別結果)と第2識別による種類(第2識別の識別結果)とを照合し、双方の種類(識別結果)が一致するか否かを判断する。第1識別による種類と第2識別による種類とが一致する場合は(S708、はい)、ステップS709に処理が進み、第1識別による種類と第2識別による種類とが一致しない場合は(S708、いいえ)、ステップS710に処理が進む。
ステップS709:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、第1識別による種類と第2識別による種類とが一致するため、この一致したバッテリー21の種類を照合結果として記憶部11に記憶する。照合結果が記憶部11に記憶されると、本第3例のバッテリー判定制御の第2フェーズが終了する。
ステップS710:バッテリー制御装置10の識別判定部12は、第1識別による種類と第2識別による種類とが一致しないため、予め定めた不一致又は不明であることを示す種類を照合結果として記憶部11に記憶する。この不一致又は不明であることを示す種類には、例えば、バッテリー制御装置10に接続可能なバッテリーパック20が内蔵するバッテリー21のいずれにも該当しない所定の種類が用いられる。種類情報が図2の例である場合には、種類「c」を照合結果として記憶することができる。なお、双方の種類が一致しないことを、文字表示や音声出力などによって外部に報知するようにしてもよい。照合結果が記憶部11に記憶されると、本第3例のバッテリー判定制御の第2フェーズが終了する。
ステップS711:バッテリー制御装置10の動作制御部13は、バッテリーパック20において、車両のイグニッションオンの時間を積算したIG-ON積算時間の記憶部22への書き込みが完了したか否かを判断する。IG-ON積算時間の書き込みが完了した場合は(S711、はい)、ステップS712に処理が進み、IG-ON積算時間の書き込みが完了していない場合は(S711、いいえ)、書き込みが完了するまでステップS711の判断を続ける。
ステップS712:バッテリー制御装置10の動作制御部13は、バッテリーパック20の記憶部22からIG-ON積算時間を読み出し、この今回読み出したIG-ON積算時間(今回値)が前回読み出したIG-ON積算時間(前回値)よりも減少しているか否かを判断する。IG-ON積算時間(前回値)は、IG-ON積算時間(今回値)がバッテリーパック20から新たに読み出されるまで、バッテリー制御装置10(の記憶部11など)に記憶しておけばよい。IG-ON積算時間の今回値が前回値よりも減少している場合は(S712、はい)、ステップS705に処理が進み、IG-ON積算時間の今回値が前回値よりも減少していない場合は(S712、いいえ)、本第3例のバッテリー判定制御の第2フェーズが終了する。
図8に、バッテリーパック20が外されることなくバッテリー21の種類がセルAからセルBに切り替わるケースにおいて、第1例及び第2例のバッテリー判定制御と第3例のバッテリー判定制御との比較による組み合わせの不整合の検出性を示す。図8では、ケース<1>:バッテリー21が交換されかつ識別情報が書き換えられた正しい組み合わせの場合、ケース<2>:バッテリー21は交換されたが識別情報は書き換えられない誤った組み合わせの場合、及びケース<3>:バッテリー21は交換されずに識別情報が書き換えられた誤った組み合わせの場合のそれぞれについて、判定内容を示している。
第1例及び第2例のバッテリー判定制御では、ケース<1>及びケース<2>は正しくバッテリー21の種類を判定することができるが、ケース<3>では正しくバッテリー21の種類を判定することができない。これに対して、第3例のバッテリー判定制御は、ケース<3>でも正しくバッテリー21の種類を判定することができる。
<作用・効果>
上述した本開示の一実施形態に係るバッテリー制御装置は、識別電圧に基づいて識別(第1識別)したバッテリーの種類と、識別情報に基づいて識別(第2識別)したバッテリーの種類とに基づいて、バッテリーの種類を判定する。このように、異なる複数の識別結果からバッテリーの種類を判定するため、種類を判定する精度が向上する。
また、本実施形態に係るバッテリー制御装置は、識別電圧に基づいて識別(第1識別)したバッテリーの種類と、識別情報に基づいて識別(第2識別)したバッテリーの種類とが一致しない場合、及び双方の種類が一致してもその一致した種類が記憶部に記憶された種類情報に登録されているバッテリーの種類と一致しない場合には、第1動作の実行を許可しない。これにより、バッテリーの種類が判定できなかったり、正規ではないバッテリーが接続されたりした場合に、そのバッテリーを使用した動作をさせないようにすることができる。
また、本実施形態に係るバッテリー制御装置は、第1識別による種類と第2識別による種類とが一致し、かつ、その一致した種類が記憶部に記憶された種類情報に登録されているバッテリーの種類と一致した場合には、その後にバッテリーが交換されたことを判断するまで、原則識別処理を実施しない。これにより、バッテリー制御装置の処理負荷を軽減することができる。
さらに、本実施形態に係るバッテリー制御装置は、第3例のバッテリー判定制御を採用することで、例えば車載のオーディオシステムやナビゲーションシステムのメモリ内容が消去されてしまうことを避けるためバッテリーパックを外さずにバッテリーセルだけを交換するといった作業がなされた場合など、記憶部11が記憶する「照合結果」がバッテリー交換の作業時にリセット(クリア)されない場合であっても、バッテリーの種類を正しく判定する精度を向上させることができる。
以上、本開示の一実施形態を説明したが、本開示は、バッテリー制御装置、プロセッサとメモリとを備えたバッテリー制御装置が実行するバッテリー制御方法、バッテリー制御方法を実行するための制御プログラム、制御プログラムを記憶したコンピューター読み取り可能な非一時的記憶媒体、及びバッテリー制御装置を含めた電源システムを搭載した車両として捉えることが可能である。
本開示のバッテリー制御装置は、バッテリーを搭載した車両などに利用可能である。
10 バッテリー制御装置
11 記憶部
12 識別判定部
13 動作制御部
20 バッテリーパック
21 バッテリー
22 記憶部
23 識別電圧発生部
24 バッテリー監視部

Claims (6)

  1. バッテリーの種類に応じて出力される識別電圧を前記バッテリーから取得し、前記取得した識別電圧に基づいて前記バッテリーの種類を識別する第1識別部と、
    前記バッテリーの種類を特定する識別情報を前記バッテリーから取得し、前記取得した識別情報に基づいて前記バッテリーの種類を識別する第2識別部と、
    前記第1識別部の識別結果と前記第2識別部の識別結果とに基づいて、前記バッテリーの種類を判定する判定部と、
    制御対象である前記バッテリーの種類及び前記判定部が判定した前記バッテリーの種類を記憶する記憶部と、
    前記判定部の判定結果に基づいて第1動作の実行を制御する制御部と、
    前記バッテリーが交換されたか否かを判断する判断部と、を備え
    前記判定部は、
    前記第1識別部の識別結果と前記第2識別部の識別結果とが一致する場合、前記第1識別部及び前記第2識別部が識別した種類を前記バッテリーの種類と判定し、
    前記第1識別部の識別結果と前記第2識別部の識別結果とが一致しない場合、前記バッテリーの種類が不明であると判定し、
    前記制御部は、
    前記判定部が判定した前記バッテリーの種類が、前記記憶部に記憶された前記バッテリーの種類と一致する場合、前記第1動作の実行を許可し、
    前記判定部が判定した前記バッテリーの種類が、前記記憶部に記憶された前記バッテリーの種類と一致しない場合、前記第1動作の実行を許可せず、
    前記判定部が判定した前記バッテリーの種類が、前記記憶部に記憶された前記バッテリーの種類と一致する場合、前記判断部で前記バッテリーが交換されたと判断されると、前記第2識別部が前記バッテリーの種類を識別する、
    バッテリー制御装置。
  2. 前記バッテリーは車両に搭載されており、
    車両の電源システムが動作している期間に、前記第1識別部が前記バッテリーの種類の識別を実行し、
    車両の電源システムが動作していない期間に、前記第2識別部が前記バッテリーの種類の識別を実行する、
    請求項1に記載のバッテリー制御装置。
  3. 前記バッテリーは車両に搭載されており、
    車両の電源システムが動作している期間に、前記第1識別部及び前記第2識別部の双方が前記バッテリーの種類の識別を実行する、
    請求項1又は2に記載のバッテリー制御装置。
  4. バッテリー制御装置のコンピューターが実行するバッテリー制御方法であって、
    バッテリーの種類に応じて出力される識別電圧を前記バッテリーから取得し、前記取得した識別電圧に基づいて前記バッテリーの種類を識別する第1ステップと、
    前記バッテリーの種類を特定する識別情報を前記バッテリーから取得し、前記取得した識別情報に基づいて前記バッテリーの種類を識別する第2ステップと、
    前記第1ステップの識別結果と前記第2ステップの識別結果とに基づいて、前記バッテリーの種類を判定する第3ステップと、
    制御対象である前記バッテリーの種類を記憶する記憶部に、前記第3ステップで判定した前記バッテリーの種類を記憶する第4ステップと、
    前記第3ステップの判定結果に基づいて第1動作の実行を制御する第5ステップと、
    前記バッテリーが交換されたか否かを判断する第6ステップと、を含み、
    前記第3ステップでは、
    前記第1ステップの識別結果と前記第2ステップの識別結果とが一致する場合、前記第1ステップ及び前記第2ステップで識別した種類を前記バッテリーの種類と判定し、
    前記第1ステップの識別結果と前記第2ステップの識別結果とが一致しない場合、前記バッテリーの種類が不一致であることを示す所定の種類を前記バッテリーの種類と判定し、
    前記第5ステップでは、
    前記第3ステップで判定した前記バッテリーの種類が、前記記憶部に記憶された前記バッテリーの種類と一致する場合、前記第1動作の実行を許可し、
    前記第3ステップで判定した前記バッテリーの種類が、前記記憶部に記憶された前記バッテリーの種類と一致しない場合、前記第1動作の実行を許可せず、
    前記第2ステップでは、前記3ステップで判定した前記バッテリーの種類が、前記記憶部に記憶された前記バッテリーの種類と一致する場合、前記第6ステップで前記バッテリーが交換されたと判断されると、前記バッテリーの種類を識別する、
    バッテリー制御方法。
  5. バッテリー制御装置のコンピューターに実行させる制御プログラムであって、
    バッテリーの種類に応じて出力される識別電圧を前記バッテリーから取得し、前記取得した識別電圧に基づいて前記バッテリーの種類を識別する第1ステップと、
    前記バッテリーの種類を特定する識別情報を前記バッテリーから取得し、前記取得した識別情報に基づいて前記バッテリーの種類を識別する第2ステップと、
    前記第1ステップの識別結果と前記第2ステップの識別結果とに基づいて、前記バッテリーの種類を判定する第3ステップと、
    制御対象である前記バッテリーの種類を記憶する記憶部に、前記第3ステップで判定した前記バッテリーの種類を記憶する第4ステップと、
    前記第3ステップの判定結果に基づいて第1動作の実行を制御する第5ステップと、
    前記バッテリーが交換されたか否かを判断する第6ステップと、を含み、
    前記第3ステップでは、
    前記第1ステップの識別結果と前記第2ステップの識別結果とが一致する場合、前記第1ステップ及び前記第2ステップで識別した種類を前記バッテリーの種類と判定し、
    前記第1ステップの識別結果と前記第2ステップの識別結果とが一致しない場合、前記バッテリーの種類が不一致であることを示す所定の種類を前記バッテリーの種類と判定し、
    前記第5ステップでは、
    前記第3ステップで判定した前記バッテリーの種類が、前記記憶部に記憶された前記バッテリーの種類と一致する場合、前記第1動作の実行を許可し、
    前記第3ステップで判定した前記バッテリーの種類が、前記記憶部に記憶された前記バッテリーの種類と一致しない場合、前記第1動作の実行を許可せず、
    前記第2ステップでは、前記3ステップで判定した前記バッテリーの種類が、前記記憶部に記憶された前記バッテリーの種類と一致する場合、前記第6ステップで前記バッテリーが交換されたと判断されると、前記バッテリーの種類を識別する、
    制御プログラム。
  6. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のバッテリー制御装置を搭載した車両。
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